JP6216285B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の広い範囲を透光領域として使用することができる入力装置に関する。
静電容量方式の入力装置として、特許文献1に記載のタッチパネルが提案されている。この入力装置では、透明基板の表面に、インジウム・スズ酸化物(ITO)などで形成された複数の透明導電パターン電極と、それぞれの透明導電パターン電極の側部に接続された下層配線部ならびに上層配線部とが形成されている。下部配線部と上部配線部は、銅、銀、金などの金属材料で形成されている。
透明基板は、透明導電パターン電極が配列している面の両側部で折り曲げられているが、このときの折り曲げ線は、下部配線部と上部配線部が形成されている部分に設定されている。そして、透明基板で折り曲げられた両側面が前記下部配線部と前記上部配線部の配線領域とされている。
特開2013−186633号公報
特許文献1に記載の入力装置は、透明導電パターン電極が配列している面の両側部で透明基板を折り曲げ、透明基板の折曲げられた両側面を、下部配線部と上部配線部の配線領域とすることで、平面で見たときに下部配線部と上部配線部が広く現れないようして、狭額縁化が図ることが可能となっている。
しかし、透明導電パターン電極を構成するITOは非常に脆い導電材料であるため、透明導電パターン電極が形成されている部分で透明基板を折り曲げることができず、銅、銀、金などの金属で形成された下部配線部と上部配線部が存在する部分で、透明基板が折り曲げられている。
この構造であると、平面で見たときに、透明導電パターン電極の側部に、金属材料で形成された下部配線部と上部配線部の一部が残ってしまう。そのため、透明導電パターン電極が形成されている領域の周囲に、下部配線部と上部配線部の一部を覆うためにある程度の幅寸法を有する額縁を配置することが必要となって、額縁を極限まで狭くしようとするのに限界が生じる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、基板において、透光領域を可能な限り広げることができ、基板の前方に加飾部と称される額縁を設ける必要がなくなり、または最少限の額縁を設ければ足りる構造の入力装置を提供することを目的としている。
本発明は、透光性の基板の表面に、可撓性透光導電材料層で形成された複数の電極部と、それぞれの電極部から連続して前記可撓性透光導電材料層で形成された複数の透光配線部と、前記可撓性透光導電材料層の上に非透光性の低抵抗材料層が重ねられて形成されてそれぞれの前記透光配線部と連続する複数の非透光配線部と、前記非透光配線部に接続された配線用コネクタ部と、が設けられた入力装置において、
前記基板は、領域境界部を挟んで一方の側が透光領域に他方の側が非透光領域に区分され、前記透光領域は、前記基板の複数の辺と前記領域境界部に囲まれた全域が透光性で、前記透光領域に、前記電極部と前記透光配線部とが形成され、前記非透光領域に、前記非透光配線部と前記配線用コネクタ部とが形成されて、前記透光配線部と前記非透光配線部との境界が前記領域境界部に一致しており、
前記透光領域の少なくとも前記電極部が形成されている面が透光性のパネルに接着され、前記透光領域と前記パネルとの接着面から前記基板の面の向きを変えるための曲げ部が、前記透光領域内に設定されて、前記透光領域の前記曲げ部から前記領域境界部までの部分とこれに連続する前記非透光領域とが、前記パネルから離れる方向に延びていることを特徴とするものである。
本発明は、前記透光領域と前記パネルとの接着面から離れた位置に回路基板が設けられて、前記配線用コネクタ部が前記回路基板に接続されており、前記パネルと前記回路基板との間に前記非透光領域が配置されているものである。
本発明の入力装置は、前記基板が、端辺と、前記端辺と直交する2つの側辺を有し、前記端辺と前記2つの側辺とで囲まれた領域に前記透光領域が形成されており、2つ前記側辺が対向する部分に前記曲げ部が設定されているものである。
あるいは、前記基板が、端辺と、前記端辺と直交する2つの側辺と、2つの前記側辺の対向寸法よりも幅寸法が細くされた細幅部とを有しており、前記領域境界部と前記曲げ部とが前記細幅部に設定されているものである。
本発明の入力装置は、前記可撓性透光導電材料層が、導電性ナノ材料を含んでいるものである。または、前記可撓性透光導電材料層は、金属線が網目状に形成されたものである。
本発明は、透光性の基板の少なくとも3辺で囲まれた領域の全域が透光性材料で形成された透光領域となり、さらに透光領域に曲げ部が設定されている。この入力装置では、透光性の基板において前記3辺とさらに前記曲げ部とで囲まれた領域が、非透光配線部が存在せずに透光性材料のみで形成された透光領域となっている。
そのため、この入力装置を使用した電子機器では、基板の前方に加飾部(額縁部)を設ける必要がなく、または加飾部を設けたとしてもわずかな幅寸法で済むため、表示パネルによる画像表示領域と、操作領域を、広い面積に設定することができる。
また、可撓性透光導電材料層として電性ナノ材料を含んでいるもの、または金属線が網目状に形成されたものを使用すると、この導電材料層が形成されている透光領域で基板を曲げても、導電材料層が破損することが生じにくくなる。
本発明の第1の実施の形態の入力装置を搭載した電子機器の分解斜視図である。 図1に示す電子機器の断面図である。 図1に示す入力装置の平面図である。 (A)は、図3に示す入力装置の電極部の断面図、(B)は透光配線部およ 非透光配線部の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の入力装置の平面図である。
図1に示す電子機器1は、携帯電話機、携帯用情報処理端末装置、ゲーム装置などとして使用される。
図1と図2に示すように、電子機器1は筐体3を有している。筐体3は本体ケース部3aとパネル部3bとが組み合わされて構成されている。本体ケース部3aは合成樹脂材料で形成されている。本体ケース部3aは、上方が開口する箱形状に形成されているが、図2では本体ケース部3aの外形線のみが示されている。
パネル部3bは、本体ケース部3aの開口部を覆うものである。パネル部3bは、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの透光性樹脂材料で形成されている。パネル部3bは、透光窓部4と、透光窓部4を囲む加飾部(額縁部)5とを有している。透光窓部4は、前記透光性樹脂材料のみで形成されている。加飾部5は、パネル部3bの内面などに着色部6が形成されており、光が実質的に透過できない構造となっている。
図1と図2に示すように、パネル部3bの内側に透光性の基板11が設置され、筐体3の内部には、基板11の端部が接合される回路基板8が収納されている。筐体3の内部に、液晶表示パネルまたはエレクトロルミネッセンス表示パネルなどの表示パネル7が収納されている。表示パネル7の表示画像は、基板11と前記透光窓部4を透過して、パネル部3bの外側から目視可能である。
本明細書での透光性とは、表示パネル7の表示内容を透視できる程度に光が透過する状態を意味しており、例えば全光線透過率が60%以上であり、好ましくは、全光線透過率が80%以上である。
透光性の基板11はその一部が前記パネル部3bの内面に高透明性接着剤(OCA)を介して接着されている。本実施の形態では、前記基板11と回路基板8ならびにパネル部3bとで静電容量型の入力装置10が構成されている。あるいは、筐体3とは別にガラス板などで形成されたパネルが使用され、このパネルに前記基板11が接着され、パネルと基板11と回路基板8とで入力装置10が構成されてもよい。あるいは、基板11と回路基板8のみで入力装置10が構成されてもよい。
基板11は、可撓性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやPC(ポリカーボネート)フィルムなどの透光性の樹脂フィルムで形成されている。
図3に示すように、基板11は、上端辺11aと、上端辺11aと直交する右側辺11bならびに左側辺11cを有している。基板11は、上端辺11aと対向する下端辺11dを有しており、下端辺11dの途中部分に、右側辺11bと左側辺11cとの対向間隔よりも幅寸法が狭く形成された細幅部11eが一体に形成されている。
基板11の表面には、複数の個別電極部12と複数のコモン電極部13が規則的に配列して形成されている。個別電極部12とコモン電極部13は、図示上下方向において互い違いに配置されている。
それぞれの個別電極部12からは個別配線部14が延びており、それぞれの個別配線部14が、基板11の細幅部11eに配列している個別配線用コネクタ部15に接続されている。それぞれの個別配線部14は、個別電極部12から延び出る透光配線部14aと、透光配線部14aに続く非透光配線部14bとを有しており、非透光配線部14aが個別配線用コネクタ部15に接続されている。
図3に示すように、左側の4個のコモン電極部13は、1本のコモン配線部16に接続されており、右側の4個のコモン電極部13は、1本のコモン配線部16に接続されている。それぞれのコモン配線部16は、細幅部11eに形成されたコモン配線用コネクタ部17に接続されている。それぞれのコモン配線部16は、コモン電極部13から延び出る透光配線部16aと、透光配線部16aに続く非透光配線部16bとを有しており、非透光配線部16bがコモン配線用コネクタ部17に接続されている。
図4(A)は、個別電極部12とコモン電極部13が形成されている部分での基板11の拡大断面図である。図4(B)は、個別配線部14を配線長に沿う中心線で切断した拡大断面図である。
図4(A)(B)に示すように、個別電極部12と個別配線部14は、可撓性透光導電材料層31によって形成されている。同様に、コモン電極部13とコモン配線部16も可撓性透光導電材料層31で形成されている。
本明細書での可撓性透光導電材料層31とは、可撓性の基板11の表面にこの導電材料層を所定のパターンで形成した状態で、基板11を、曲率半径(R)が10mm以下となる湾曲部において90度まで曲げたときに、導電材料層が破損せずに、配線抵抗値の上昇を10%以内に保つことができる材料で形成された導電材料層、と定義できる。
可撓性透光導電材料層31は、導電性ナノ材料を含む導電層や、金属線が網目状で形成されたもの、などで形成される。
導電性ナノ材料は、Ag、Au、Ni、Cu、Pd、Pt、Rh、Ir、Ru、Os、Fe、Co、Snから選択される1種類以上で構成される金属ナノワイヤであり、平均短軸径は1nmよりも大きく500nm以下である。または、導電性ナノ材料は、カーボンナノチューブなどのカーボン繊維である。導電性ナノ材料は、分散剤で分散された状態で、基板11の表面の全域に塗工され、透明な熱可塑性樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリメチルメタクリレート)や、熱・光・電子線・放射線で硬化する透明硬化性樹脂(例えば、メラミンアクリレート、ウレタンアクリレート、イソシアネート、エポキシ樹脂)などで基板11の表面に定着されて透光性導電材料層31が形成される。
可撓性透光導電材料層31は、基板11の表面の全域に形成され、その後にエッチングなどの手段で不要部分が除去され、個別電極部12と個別配線部14、ならびにコモン電極部13とコモン配線部16が形成される。
網目状の金属線は、基板11の表面に金、銀、銅などの金属材料を網目状に印刷して形成されたもの、または一定の膜厚で前記金属材料を形成した後に、エッチングで網目状に形成されたものであり、個別電極部12と個別配線部14、ならびにコモン電極部13とコモン配線部16以外の部分で網目状の金属線が除去されて形成される。
図4(B)に示すように、個別配線部14の透光配線部14aは、可撓性透光導電材料層31が露出して形成されており、その下の基板11と共に光を透過する。非透光配線部14bでは、可撓性透光導電材料層31に非透光性の低抵抗材料層32が積層されており、非透光性となっている。低抵抗材料層32は銀ペーストや銅箔層など、可撓性透光導電材料層31よりも面積抵抗や比抵抗が低い材料で形成されている。さらに、個別配線用コネクタ部15では、低抵抗材料層32の上に、金などの接合金属層33が形成されている。
コモン配線部16の透光配線部16aと非透光配線部16bならびにコモン配線用コネクタ部17の構造は、前記透光配線部14aと非透光配線部14bならびに個別配線用コネクタ部15の構造と同じである。
図3に示すように、基板11は、上端辺11aと2つの側辺11b,11cとで囲まれた透光領域21と、この透光領域21に対して図示下方向に連なる非透光領域22とに区分することができる。第1の実施の形態では、透光領域21と非透光領域22とを区分する領域境界部23が、右側辺11bと左側辺11cとが対向する広幅部に位置している。
透光領域21には、前記個別電極部12と個別配線部14の透光配線部14aならびに、前記コモン電極部13とコモン配線部16のうちの透光配線部16aが配置されている。透光領域21は、上端辺11aと2つの側辺11b,11cならびに領域境界部23で囲まれた四角形の領域が、全て透光性材料で形成されている。透光領域21は、非透光配線部14b,16bが形成されておらず、全域が透光性である。
非透光領域22は、個別配線部14の非透光配線部14bとコモン配線部16のちの非透光配線部16b、ならびにコネクタ部15,17が形成されており、部分的に非透光性である。
図2に示すように、基板11の透光領域21が、パネル部3bの内側にOCAを介して接着されている。基板11の非透光領域22は、パネル部3bに接着されておらず、基板11の一部が折り曲げられて、前記電極部12,13が形成されている面に対して前記非透光配線部14b,16bが形成されている面の向きが変えられている。そして、非透光領域22に形成されたコネクタ部15,17が、筐体3の内部に配置された回路基板8に半田付けされて接続されている。
図2と図3に、基板11がパネル部3bの内面から離れる境界部、すなわち透光領域21がパネル部3bに接着されている接着領域の端部である接着境界部が符号25で示されている。本明細書では、この接着境界部25が、基板11の曲げ部である。接着境界部(曲げ部)25は、基板11の透光領域21内に設定されている。すなわち、接着境界部25は、透光領域境界部23よりも、上端辺11aに近い側に位置している。
基板11は、上端辺11aと2つの側辺11b,11cとさらに接着境界部(曲げ部)25で囲まれた部分がパネル部3bに接着されており、この接着部分は全体が透光領域21である。そのため、パネル部3bに接着された基板11と加飾部5とを重ねずに、上端辺11aと2つの側辺11b,11cならびに接着境界部(曲げ部)25を、パネル部3bの透光窓部4の縁部に一致させるように、基板11とパネル部3bとを位置決めして接着することが可能である。この状態で、非透光配線部14b,16bがパネル部3bの透光窓部4に現れることは無い。
また、パネル部3bに接着される基板の各辺を加飾部5と重ねる場合であっても、その重ね幅を広くする必要はない。
そのため、パネル部3bの加飾部5の幅寸法を小さくして、透光窓部4の面積を可能な限り広くして、いわゆる狭額縁構造の入力装置10を構成することが可能になる。
基板11は、接着境界部(曲げ部)25を起点とする湾曲部26によって基板面の向きが変えられるが、透光配線部14a,16aが可撓性透光導電材料層31で形成されているため、曲げの起点となる接着境界部25が透光配線部14a,16aに設定されていても、この曲げにより透光配線部14a,16aが破損する可能性が低くなる。また、透光配線部14a,16aが可撓性透光導電材料層31で形成されているため、透光配線部14a,16aを含む領域に湾曲部26が設定されていても、湾曲部26の曲率半径Rを10mm以下に設定することが可能である。
上記構造の入力装置10の動作について説明する。
この入力装置10は、複数の個別配線用コネクタ部15がマルチプレクサによって駆動回路に順番に接続され、個別電極部12に順番にパルス状の駆動電極が印加される。また、コモン配線用コネクタ部17が検知回路に接続されて、コモン電極部13が検知電極に設定される。個別電極部12と、コモン電極部13との間に容量が形成されているため、いずれかの個別電極部12にパルス状の駆動電圧が与えられると、パルスの立ち上がりと立下りに合わせてコモン電極部13に、相互の結合容量に基づく電位が現れる。
パネル部3bの透光窓部4の前方に導電体である指や手が接近すると、個別電極部12からの電界が指や手に吸収されて、電極部の相互の結合容量が低下するため、コモン電極部13に出現する電位が変化する。コモン電極部13に出現する電位の変化と、どの個別電極部12に駆動電圧が与えられているかの情報から、指や手が接近している位置を検知することができる。
逆に、コモン電極部13にパルス状の駆動電圧を与え、個別電極部12を順番に検知回路に切替えて接続することによっても、指や手がどの位置に接近したかを検知することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態における入力装置101を模式的に示した平面図である。
第2の実施の形態の入力装置101に使用されている透光性の基板111は、図3に示したものと同様に、上端辺111aならびに右側辺111bと左側辺111cを有し、さらに下端辺111dの途中に細幅部111eが設けられている。
図5に示す基板111の表面に複数の独立電極部41が一定の面積で同じピッチで形成されている。それぞれの独立電極部41には、独立配線部42が延び出ており、それぞれの独立配線部42が、細幅部111eに形成されたコネクタ部43に接続されている。それぞれの独立配線部42は、独立電極部41と一体の透光配線部42aと、これに続く非透光配線部42bを有しており、非透光配線部42bがコネクタ部43に接続されている。
独立電極部41と独立配線部42は、第1の実施の形態の入力装置10と同じ可撓性透光導電材料層31で形成されている。透光配線部42aは、可撓性透光導電材料層31が露出して透光性となっており、非透光配線部42bでは、可撓性透光導電材料層31に低抵抗材料層32が重ねられて、非透光性となっている。
図5に示す基板111では、透光領域21と非透光領域22とを区分する領域境界部23が、細幅部111eの途中に位置している。したがって、独立電極部41と透光配線部42aを有する透光領域21は、上端辺111aと2つの側辺111b,111cとで囲まれる領域のみならず細幅部111eの一部まで含まれている。非透光配線部42bを有する非透光領域22は、細幅部111eの残りの部分に形成されている。
この基板111は、右側辺111bと左側辺111cが形成されている部分の全域が、パネル部3bの内面に接着される。パネル部3bに対する接着領域の端部である接着境界部(曲げ部)25は、基板111の下端辺111dと一致する位置か、それよりも細幅部111e側に設定される。
図2に示したのと同様に、基板111は接着境界部(曲げ部)25から筐体3の内部に曲げられるが、第2の実施の形態では細幅部111eが、筐体3の内部に曲げられて回路基板8に接続される。
この実施の形態では、上端辺111aと側辺111b,111cならびに接着境界部(曲げ部)25で囲まれる領域が、非透過配線部42bが存在しない透光領域21であり、この部分がパネル部3bに接着されるため、加飾部5を基板111に重ねる必要が無く、また重ねてもその重ね幅を細くでき、透光窓部4を広い面積に設定することができる。
また、可撓性透光導電材料層31で形成された透光配線部42aに接着境界部(曲げ部)25を設定することで、基板111の曲げ部において導電材料層の破損を防止できるようになり、基板111を自由に曲げて配置することが可能になる。
図5に示す入力装置101は、個々の独立電極部41を順番に駆動回路に接続して順番に駆動電極部とし、駆動電極部に隣接する独立電極部41を検知回路に接続することで、電極間の相互容量の変化に基づいて、指や手を検知することができる。あるいは、個々の独立電極部41に個別に駆動電圧を与え、駆動電圧を与えた独立電極部41からの電流変化を検知することで、自己容量の変化を検出でき、これにより指や手の接近を検知することができる。
なお、図3に示す実施の形態では、透光領域21が長方形であるが、透光領域21が正方形や台形であってもよく、透光境界部23と共に透光領域21を規定している基板11の辺が3辺11a,11b,11cではなく4辺や5辺であってもよい。図5に示す実施の形態では、細幅部111eを除く部分が長方形に限られず、正方形や台形、さらには5角形以上の多角形であってもよい。
1 電子機器
3 筐体
3b パネル部
4 透光窓部
5 加飾部
7 表示パネル
8 回路基板
10 入力装置
11 基板
11a 上端辺
11b,11c 側辺
11e 細幅部
12 個別電極部
13 コモン電極部
14 個別配線部
14a 透光配線部
14b 非透光配線部
16 コモン配線部
16a 透光配線部
16b 非透光配線部
15 個別配線用コネクタ部
17 コモン配線用コネクタ部
21 透光領域
22 非透光領域
23 領域境界部
25 接着境界部(曲げ部)
31 可撓性透光導電材料層
32 低抵抗材料層
41 独立電極部
42 独立配線部
42a 透光配線部
42b 非透光配線部
43 コネクタ部
101 入力装置
111 基板

Claims (6)

  1. 透光性の基板の表面に、可撓性透光導電材料層で形成された複数の電極部と、それぞれの電極部から連続して前記可撓性透光導電材料層で形成された複数の透光配線部と、前記可撓性透光導電材料層の上に非透光性の低抵抗材料層が重ねられて形成されてそれぞれの前記透光配線部と連続する複数の非透光配線部と、前記非透光配線部に接続された配線用コネクタ部と、が設けられた入力装置において、
    前記基板は、領域境界部を挟んで一方の側が透光領域に他方の側が非透光領域に区分され、前記透光領域は、前記基板の複数の辺と前記領域境界部に囲まれた全域が透光性で、前記透光領域に、前記電極部と前記透光配線部とが形成され、前記非透光領域に、前記非透光配線部と前記配線用コネクタ部とが形成されて、前記透光配線部と前記非透光配線部との境界が前記領域境界部に一致しており、
    前記透光領域の少なくとも前記電極部が形成されている面が透光性のパネルに接着され、前記透光領域と前記パネルとの接着面から前記基板の面の向きを変えるための曲げ部が、前記透光領域内に設定されて、前記透光領域の前記曲げ部から前記領域境界部までの部分とこれに連続する前記非透光領域とが、前記パネルから離れる方向に延びていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記透光領域と前記パネルとの接着面から離れた位置に回路基板が設けられて、前記配線用コネクタ部が前記回路基板に接続されており、前記パネルと前記回路基板との間に前記非透光領域が配置されている請求項1記載の入力装置。
  3. 前記基板は、端辺と、前記端辺と直交する2つの側辺を有し、前記端辺と前記2つの側辺とで囲まれた領域に前記透光領域が形成されており、2つ前記側辺が対向する部分に前記曲げ部が設定されている請求項1または2記載の入力装置。
  4. 前記基板は、端辺と、前記端辺と直交する2つの側辺と、2つの前記側辺の対向寸法よりも幅寸法が細くされた細幅部とを有しており、前記領域境界部と前記曲げ部とが前記細幅部に設定されている請求項1または2記載の入力装置。
  5. 前記可撓性透光導電材料層は、導電性ナノ材料を含んでいる請求項1ないし4のいずれかに記載の入力装置。
  6. 前記可撓性透光導電材料層は、金属線が網目状に形成されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の入力装置。
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