JP2013235410A - タッチパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】各種電子機器に用いられるタッチパネルに関し、背面の表示素子の表示が見易く、確実な操作が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】上導電層13または下導電層15の少なくとも一方の外周縁部を、5mm以下の直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成することによって、上導電層13や下導電層15の外形が小さな直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成され、上導電層13や下導電層15の外周縁部が見えづらくなるため、背面の表示素子の表示が見易く、容易で確実な操作が可能なタッチパネルを得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】上導電層13または下導電層15の少なくとも一方の外周縁部を、5mm以下の直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成することによって、上導電層13や下導電層15の外形が小さな直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成され、上導電層13や下導電層15の外周縁部が見えづらくなるため、背面の表示素子の表示が見易く、容易で確実な操作が可能なタッチパネルを得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に各種電子機器の操作に用いられるタッチパネルに関するものである。
近年、携帯電話や電子カメラ等の各種電子機器の高機能化や多様化が進むなか、液晶表示素子等の表示素子の前面に光透過性のタッチパネルを装着し、このタッチパネルを通して背面の表示素子の表示を見ながら、指等でタッチパネルに触れ操作することによって、機器の様々な機能の切換えを行うものが増えており、使い易く確実な操作を行えるものが求められている。
このような従来のタッチパネルについて、図4を用いて説明する。
なお、この図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
図4は従来のタッチパネルの分解斜視図であり、同図において、1はフィルム状で光透過性の上基板で、上面には酸化インジウム錫等の光透過性で略帯状の、複数の上導電層2が前後方向に配列形成されている。
また、3は同じくフィルム状で光透過性の下基板で、上面には酸化インジウム錫等の光透過性で略帯状の複数の下導電層4が、上導電層2とは直交方向の左右方向に配列形成されている。
さらに、5は板状またはフィルム状で光透過性のカバー基板で、下基板3上面に上基板1、上基板1上面にカバー基板5が重ねられると共に、これらが各々接着剤(図示せず)等によって貼り合わされて、タッチパネルが構成されている。
そして、このように構成されたタッチパネルが、液晶表示素子等の表示素子の前面に配置されて電子機器に装着されると共に、複数の上導電層2や下導電層4の端部が、フレキシブル配線板やコネクタ(図示せず)等を介して、機器の電子回路(図示せず)に電気的に接続される。
以上の構成において、電子回路から複数の上導電層2や下導電層4へ順次電圧が印加された状態で、タッチパネル背面の表示素子の表示に応じて、カバー基板5上面を指等で触れて操作すると、この操作した箇所の上導電層2と下導電層4の間の静電容量が変化するため、これによって操作された箇所を電子回路が検出し、機器の様々な機能の切換えが行われる。
つまり、例えば複数のメニュー等が背面の表示素子に表示された状態で、所望のメニュー上のカバー基板5上面に指等を触れると、この指に電荷の一部が導電して、操作した箇所のタッチパネルの上導電層2と下導電層4の間の容量が変化し、これを電子回路が検出することによって、所望のメニューの選択等が行えるように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、上記従来のタッチパネルにおいては、複数の上導電層2や下導電層4が光透過性に形成されてはいるが、上基板1や下基板3とは光の反射率等が異なるため、タッチパネルへの光の当り方やカバー基板5を見る角度によっては、外形が略帯状で一定の幅の上導電層2や下導電層4の、長手方向の外周縁部2Aや4Aが直線状の筋となって見えてしまい、背面の表示素子のメニュー等の表示が見づらくなってしまう場合があるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、背面の表示素子の表示が見易く、確実な操作が可能なタッチパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、上導電層または下導電層の少なくとも一方の外周縁部を、5mm以下の直線部が連結された凹凸状に形成してタッチパネルを構成したものであり、上導電層や下導電層の外形が小さな直線部が連結された凹凸状に形成され、上導電層や下導電層の外周縁部が見えづらくなるため、背面の表示素子の表示が見易く、容易で確実な操作が可能なタッチパネルを得ることができるという作用を有するものである。
以上のように本発明によれば、背面の表示素子の表示が見易く、確実な操作が可能なタッチパネルを実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
なお、これらの図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるタッチパネルの断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、11はガラスやポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート等の板状またはフィルム状で光透過性のカバー基板で、この下面には紫外線硬化性のアクリレート系樹脂や、熱硬化性のエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等の上接着層12が設けられている。
図1は本発明の一実施の形態によるタッチパネルの断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、11はガラスやポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート等の板状またはフィルム状で光透過性のカバー基板で、この下面には紫外線硬化性のアクリレート系樹脂や、熱硬化性のエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等の上接着層12が設けられている。
そして、上接着層12下面には酸化インジウム錫や酸化錫等の光透過性で略帯状の、複数の上導電層13が前後方向に配列形成されると共に、この上導電層13下面には上接着層12と同様の下接着層14が積層形成されている。
また、この下接着層14下面には、上導電層13と同様の光透過性で略帯状の複数の下導電層15が、上導電層13とは直交方向の左右方向に配列形成されると共に、下導電層15下面にはポリエチレンテレフタレート等のフィルム、またはアクリル系樹脂等の保護層16が形成されている。
さらに、上導電層13の前後端や下導電層15の右端には、一端がこれらに接続され他端が上接着層12や下接着層14外周右端に延出する、銀やカーボン、銅箔等の上電極や下電極(図示せず)が延出形成されている。
なお、複数の上導電層13と下導電層15は、複数の方形部が帯状に連結されて形成されると共に、これらの間には、略方形の複数の空隙部が設けられ、これらが上接着層12や下接着層14によって積重された状態では、各々の方形部が各々の空隙部に上下で交互に重なるように形成されている。
また、上導電層13や下導電層15の外周縁部は、図3(a)の部分平面図に示すように、長さ5mm以下の複数の直線部13Aや13Bが連結され、凹凸状に形成されると共に、この前後方向に配列形成された複数の上導電層13と、これとは直交方向の左右方向に配列形成された下導電層15が、下接着層14を介して所定の間隙を空けて対向配置されて、タッチパネルが構成されている。
そして、このように構成されたタッチパネルが、液晶表示素子等の表示素子の前面に配置されて電子機器に装着されると共に、複数の上導電層13と下導電層15が上電極や下電極、フレキシブル配線板やコネクタ(図示せず)等を介して、機器の電子回路(図示せず)に電気的に接続される。
以上の構成において、電子回路から複数の上導電層13と下導電層15へ順次電圧が印加された状態で、タッチパネル背面の表示素子の表示に応じて、カバー基板11上面を指等で触れて操作すると、この操作した箇所の上導電層13と下導電層15の間の静電容量が変化するため、これによって操作された箇所を電子回路が検出し、機器の様々な機能の切換えが行われる。
つまり、例えば複数のメニュー等が背面の表示素子に表示された状態で、所望のメニュー上のカバー基板11上面に指等を触れると、この指に電荷の一部が導電して、操作した箇所のタッチパネルの上導電層13と下導電層15の間の容量が変化し、これを電子回路が検出することによって、所望のメニューの選択等が行われるように構成されている。
また、上導電層13や下導電層15の外形が、5mm以下の直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成されているため、タッチパネルを操作する際に、これらの外周縁部が筋となって見え、背面の表示素子のメニュー等の表示の視認を妨げることのないようになっている。
すなわち、上導電層13や下導電層15の外周縁部を、5mm以下の小さな寸法の直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成することによって、これらと上接着層12や下接着層14の光の反射率等が多少異なっていた場合でも、上導電層13や下導電層15の外周縁部が見えづらくなるため、背面の表示素子の表示が見易くなり、容易で確実に操作が行えるように構成されている。
なお、以上の説明では、上導電層13と下導電層15の両方の外周縁部を、5mm以下の直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成した構成について説明したが、上導電層13または下導電層15の一方のみを、5mm以下の直線部が連結された凹凸状に形成した構成としても、本発明の実施は可能である。
また、上導電層13や下導電層15の外形形状を、図3(b)や図3(c)に示すような、複数の角形部や三角部が帯状に連結された形状に形成し、これらの5mm以下の直線部13Cや13D、13E、13F等を連結して、凹凸状に形成した構成としてもよい。
さらに、以上の説明では、カバー基板11下面の上接着層12下面に上導電層13を、この下面の下接着層14下面に下導電層15を形成した構成について説明したが、背景技術の項で説明したように、フィルム状の上基板や下基板の上面に上導電層13や下導電層15を形成し、これらを接着剤で貼り合わせた構成としても、本発明の実施は可能である。
このように本実施の形態によれば、上導電層13または下導電層15の少なくとも一方の外周縁部を、5mm以下の直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成することによって、上導電層13や下導電層15の外形が小さな直線部13Aや13B等が連結された凹凸状に形成され、上導電層13や下導電層15の外周縁部が見えづらくなるため、背面の表示素子の表示が見易く、容易で確実な操作が可能なタッチパネルを得ることができるものである。
本発明によるタッチパネルは、背面の表示素子の表示が見易く、確実な操作が可能なものを得ることができるという有利な効果を有し、主に各種電子機器の操作用として有用である。
11 カバー基板
12 上接着層
13 上導電層
13A、13B、13C、13D、13E、13F 直線部
14 下接着層
15 下導電層
16 保護層
12 上接着層
13 上導電層
13A、13B、13C、13D、13E、13F 直線部
14 下接着層
15 下導電層
16 保護層
Claims (1)
- 所定方向に配列された略帯状で複数の上導電層と、この上導電層と所定の間隙を空けて直交方向に配列された略帯状で複数の下導電層からなり、上記上導電層または下導電層の少なくとも一方の外周縁部を、5mm以下の直線部が連結された凹凸状に形成したタッチパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012107248A JP2013235410A (ja) | 2012-05-09 | 2012-05-09 | タッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012107248A JP2013235410A (ja) | 2012-05-09 | 2012-05-09 | タッチパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013235410A true JP2013235410A (ja) | 2013-11-21 |
Family
ID=49761492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012107248A Pending JP2013235410A (ja) | 2012-05-09 | 2012-05-09 | タッチパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013235410A (ja) |
-
2012
- 2012-05-09 JP JP2012107248A patent/JP2013235410A/ja active Pending
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