JP6746546B2 - アナログ/デジタル変換回路及び無線通信機 - Google Patents

アナログ/デジタル変換回路及び無線通信機 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、アナログ/デジタル変換回路及び無線通信機に関する。
アナログ/デジタル変換回路(以下、「AD変換回路」とも表記する)の1つとして逐次比較型AD変換回路が知られている。逐次比較型AD変換回路におけるAD変換動作は、入力アナログ信号のサンプリング期間と、サンプリングした入力アナログ信号の変換期間(逐次比較期間)とを含む。AD変換回路の処理速度を向上するためには、変換期間の短縮が重要となる。
特許第5561010号公報
処理速度を向上できるアナログ/デジタル変換回路及び無線通信機を提供する。
実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路は、サンプリングしたアナログ信号とデジタルコードとに基づいてアナログ電圧を生成するデジタル/アナログ変換回路と、デジタル/アナログ変換回路が出力するアナログ電圧が入力され、第1クロック信号に基づいてデジタル出力する比較回路と、入力クロック信号から、第1クロック信号を生成するクロック生成回路と、比較回路のデジタル出力に基づいて、デジタルコードを生成するDAC制御回路と、を含む。クロック生成回路は、入力クロック信号が第1論理レベルの場合、第1クロック信号の周期を第1周期とし、入力クロック信号が第2論理レベルの場合、第1クロック信号の周期を第1周期より短い第2周期とする。
図1は、第1実施形態に係る無線通信機の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路のブロック図である。 図3は、第1実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の動作を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 図5は、第2実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の備えるCMP_C生成回路の回路図である。 図6は、第2実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の備えるCLK_C生成回路の動作を示すフローチャートである。 図7は、第3実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の備えるCLK_C遅延回路の回路図である。 図8は、第4実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の備える第1可変遅延反転回路の回路図である。 図9は、第4実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の備える第2可変遅延反転回路の回路図である。 図10は、第4実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路の動作を示すタイミングチャートである。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路(以下、「AD変換回路」とも表記する)及び無線通信機について説明する。以下、AD変換回路が逐次比較型AD変換回路である場合について説明する。
1.1 無線通信機の全体構成について
まず、無線通信機の全体構成について説明する。無線通信機1は、デジタル信号処理回路10、受信回路11、送信回路12、入出力回路13、及びアンテナ14を含む。
受信回路11は、外部機器から受信した高周波信号(以下、「アナログ信号」とも表記する)をデジタル信号に変換して、デジタル信号処理回路10に送信する。受信回路11は、低雑音増幅回路(LNA、low noise amplifier)20、ローパスフィルタ(LPF、low pass filter)21、増幅回路(AMP)22、及びAD変換回路23を含む。
低雑音増幅回路20は、アンテナ14及び入出力回路13を介して受信した微弱なアナログ信号を比較的低雑音で増幅する。
ローパスフィルタ21は、低雑音増幅回路20で増幅されたアナログ信号に対して、遮断周波数よりも低い周波数成分を減衰させる。
増幅回路22は、ローパスフィルタ21でフィルタリングされたアナログ信号を、AD変換回路23で処理するために必要な振幅(電圧)まで増幅させる。
AD変換回路23は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、デジタル信号処理回路10に送信する。
デジタル信号処理回路10は、受信回路11から受信したデジタル信号に基づいて、各種処理を行う。また、デジタル信号処理回路10は、各種処理の結果に基づいて、デジタル信号を送信回路12に送信する。
送信回路12は、図示せぬデジタル/アナログ変換回路を含み、デジタル信号処理回路10から受信したデジタル信号をアナログ信号に変換して、入出力回路13に送信する。
入出力回路13は、アンテナ14を介して受信した信号を受信回路11に送信する。また入出力回路13は、送信回路12から受信した信号を、アンテナ14を介して、外部機器に送信する。
1.2 AD変換回路の構成について
次に、AD変換回路23の構成について、図2を用いて説明する。図2の例は、8ビットのデジタル信号を生成する差動信号入力型の逐次比較型AD変換回路23を示している。なお、AD変換回路23が生成するデジタル信号のビット数は任意に設定できる。更に、AD変換回路23は、単相信号入力型の逐次比較型AD変換回路であっても良い。
AD変換回路23では、アナログ信号の電圧Vaと参照電圧Vrefに基づく電圧との逐次比較がMSB(最上位ビット)からLSB(最下位ビット)まで順に行われ、デジタル信号が生成される。参照電圧Vrefは、アナログ信号の電圧Vaの判定を行う際の基準となる電圧である。例えば、MSBの判定において、電圧Vaが1/2Vref以上の場合((Va−(1/2)Vref)≧0)、MSBは“High”(“H”)レベル(“1”データ)とされ、電圧Vaが(1/2)Vrefよりも低い場合((Va−(1/2)Vref)<0))、MSBは“Low”(“L”)レベル(“0”データ)とされる。次の上位ビットの判定では、“1”データの場合、電圧Vaと((1/2)+(1/4))Vrefとの比較が行われ、“0”データの場合、電圧Vaと((1/2)−(1/4))Vrefとの比較が行われる。LSB(最下位ビット)まで同様の判定が行われる。従って、MSBからLSBに向かってデジタル変換が進むと、参照電圧Vrefに基づく比較電圧の変動量は(1/2)Vref、(1/2)Vref、…、(1/2)Vref(nはビット数)と小さくなる。
AD変換回路23は、デジタル/アナログ変換回路(以下、「DAC」と表記する)30a及び30b、比較回路31、逐次比較レジスタ32、DAC制御回路33、及びCLK生成回路34を含む。DAC30a及び30bは、差動入力信号のアナログ電圧Va+及びアナログ電圧Va−にそれぞれ対応しており、同様の構成をしている。
DAC30aの3つの入力端子は、AD変換回路23のアナログ電圧Va+入力端子(または「アナログ信号入力端子」と表記する)及び参照電圧VrefH入力端子、及び参照電圧VrefL入力端子にそれぞれ接続される。参照電圧VrefHは、高電圧側の参照電圧であり、参照電圧VrefLは低電圧側の参照電圧である。参照電圧VrefHとVrefLとの電位差が、電圧Vrefに相当する。DAC30aの出力端子は、比較回路31の非反転入力端子(+端子)に接続される。DAC30aは、アナログ信号のアナログ電圧Va+をサンプリングし、アナログ電圧Va+を一時的に保持する(蓄える)。また、DAC30aは、逐次比較の際、DAC制御回路33から受信した8ビットのデジタル信号S_dacに基づいて、比較するビット毎に異なるアナログ電圧を生成する。DAC30aは、生成したアナログ電圧と、サンプリングした電圧Va+とを合成し、この合成電圧を比較回路31に出力する。DAC30aは、複数のサンプリング回路40、並びにスイッチング素子44を含む。なお、サンプリング回路40の個数は、AD変換回路23がAD変換するビット数に基づいて決定される。例えば、8ビットのAD変換に対応して、8つのサンプリング回路40が設けられる。
各サンプリング回路40は、容量素子41並びにスイッチング素子42及び43を含む。複数のサンプリング回路40に含まれる容量素子41は、それぞれ容量値が異なる。例えば、8ビットのAD変換回路23の場合、容量素子41の容量値は、デジタル信号S_dacに基づいて、(1/2)Vref、(1/2)Vref、…、(1/28)Vrefの電圧が生成できるように設定される。容量素子41の第1電極は、スイッチング素子42の出力端子に接続され、容量素子41の第2電極は、DAC30aの出力端子に接続される。
スイッチング素子42の第1入力端子には電圧VrefHが印加され、スイッチング素子42の第2入力端子に電圧VrefLが印加される。スイッチング素子42は、スイッチング素子43がオフ状態の場合に、信号S_dacに応じて、第1入力端子あるいは第2入力端子を選択する。
スイッチング素子43は、入力端子がアナログ電圧Va+入力端子に接続され、出力端子が容量素子41の第1電極に接続される。スイッチング素子43は、CLK生成回路34から受信したサンプリングクロック信号CLK_Sに応じて、アナログ電圧Va+入力端子と各サンプリング回路40とを接続する。
スイッチング素子44は、CLK生成回路34から受信したクロック信号(不図示)に応じて、電圧Vcom(例えば接地電圧VSS)を印加する。
例えば、DAC30aがアナログ信号をサンプリングする際は、各サンプリング回路40において、スイッチング素子43がオン状態とされ、スイッチング素子42は、第1及び第2入力端子が選択されていない状態にされる。そして、スイッチング素子44はオン状態とされる。これにより、各サンプリング回路40の容量素子41がアナログ電圧Va+で充電される。
また、DAC30aがデジタル信号S_dacに応じてアナログ電圧を生成する場合、各サンプリング回路40のスイッチング素子43はオフ状態とされる。そして、デジタル信号S_dacに応じて、スイッチング素子42は第1及び第2入力端子のいずれか1つを選択する。
DAC30bは、DAC30aと同じ構成をしているため説明を省略する。異なる点は、DAC30bの入力端子がAD変換回路23のアナログ電圧Va−入力端子に接続され、DAC30bの出力端子が、比較回路31の反転入力端子(−端子)に接続される点である。
比較回路31は、差動出力型の比較回路であり、正側デジタル信号(電圧Vop)及び負側デジタル信号(電圧Von)を出力する。比較回路31の各出力端子は、逐次比較レジスタ32及びCLK_C生成回路35に接続される。比較回路31は、ビット毎にDAC30aの出力電圧とDAC30bの出力電圧とを比較し、その比較結果を逐次比較レジスタ32及びCLK_C生成回路35に送信する。比較回路31は、CLK_C生成回路35から受信したコンパレータクロック信号CLK_Cが例えば“H”レベルの場合、比較を行う。
逐次比較レジスタ32は、比較回路31から受信した8ビットのデジタル信号を一時的に保持する。逐次比較レジスタ32に保持された8ビットのデジタル信号は、DAC制御回路33及びAD変換回路23の出力端子に送信される。
DAC制御回路33は、8ビットのデジタル信号S_dacをDAC30a及び30bに送信して、DAC30a及び30bを制御する。より具体的には、DAC制御回路33は、逐次比較レジスタ32から受信した各ビットのデジタル信号(逐次比較の結果)に基づいて、デジタル信号S_dacを生成し、DAC30a及び30bにデジタル信号S_dacを送信する。
CLK生成回路34は、例えばマスタークロック信号MCLK(すなわち入力クロック信号)に基づいて、サンプリングクロック信号CLK_S及びコンパレータクロック信号CLK_Cを生成する。マスタークロック信号MCLKは、AD変換回路23が外部機器(無線通信機1内の他の回路を含む)から受信した入力クロック信号である。CLK生成回路34は、CLK_C生成回路35を含む。
CLK_C生成回路35は、マスタークロック信号MCLKに基づいて、コンパレータクロック信号CLK_Cを生成する。より具体的には、例えば、CLK_C生成回路35は、8ビットのAD変換に対応して、8つの“H”(high)レベルのパルスを生成する。このとき、CLK_C生成回路35は、例えばマスタークロック信号MCLKの立ち下がりのタイミングで、パルスとパルスとの間の期間(以下、「セトリング期間」と呼ぶ)、すなわち次のパルスを生成するまでの遅延量を変動させる。なお、CLK_C生成回路35は、遅延量に関わらず、“H”レベルのパルスの長さを一定とする。コンパレータクロック信号CLK_Cが“H”レベルのパルスを出力するタイミング(“H”レベルに立ち上がってから次に“H”レベルに立ち上がるまでの期間)をコンパレータクロック信号CLK_Cの1周期とすると、CLK_C生成回路35は、マスタークロック信号MCLKに基づいて、コンパレータクロック信号CLK_Cの周期を変動させる。
セトリング期間に、DAC30a及び30bでは、次のビットのAD変換のための容量素子41の充放電が行われる。これにより、DAC30a及び30bの出力電圧は、セトリング期間に収束される。
1.3 AD変換動作の全体の流れについて
次に、AD変換動作の全体の流れについて、図3を用いて説明する。なお、図3の例は、1サイクルのAD変換動作を示している。
図3に示すように、まず、AD変換回路23は、アナログ信号をサンプリングする(ステップS1)。より具体的には、CLK生成回路34は、サンプリング期間、サンプリングクロック信号CLK_Sを“H”レベルにする。DAC30a及び30bは、“H”レベルのサンプリングクロック信号CLK_Sに基づいて、アナログ入力信号(アナログ電圧Va+及びVa−)をそれぞれ取り込む。
サンプリングが終了すると、CLK_C生成回路35は、コンパレータクロック信号CLK_Cのパルス信号を生成する(ステップS2)。より具体的には、CLK生成回路34は、例えばマスタークロック信号MCLK立ち上がりのタイミングに応じてサンプリングクロック信号CLK_Sを“L”レベルにする。そして、CLK_C生成回路35は、サンプリングクロック信号CLK_Sが“L”レベルにされた後、コンパレータクロック信号CLK_Cのパルスを生成し、比較回路31に送信する。比較回路31は、“H”レベルのコンパレータクロック信号CLK_Cを受信すると、DAC30a及び30bから受信したアナログ電圧の比較を行い、その結果を逐次比較レジスタ32及びCLK_C生成回路35に送信する。
コンパレータクロック信号CLK_Cのパルス数が規定数(例えば8ビットの場合、8回)に達していない場合(ステップS3_No)、CLK_C生成回路35は、セトリング期間を設定する。
より具体的には、CLK_C生成回路35は、マスタークロック信号MCLKが“H”レベルの場合(ステップS4_Yes)、パルス生成後のセトリング期間を第1セトリング期間ST1にする(ステップS4)。他方で、CLK_C生成回路35は、マスタークロック信号MCLKが“L”レベルの場合(ステップS4_Yes)、パルス生成後のセトリング期間を第2セトリング期間ST2にする(ステップS6)。第1セトリング期間ST1と第2セトリング期間ST2とは、LT1>LT2の関係にある。すなわち、第2セトリング期間ST2の方が、第1セトリング期間ST1よりも、次のパルスを生成するまでの遅延量が小さい。よって、マスタークロック信号MCLKが“L”レベルになると、CLK_C生成回路35は、コンパレータクロック信号CLK_Cのパルス周期を短くする。マスタークロック信号MCLKが“H”レベルの場合のコンパレータクロック信号CLK_Cの周期を第1周期とし、マスタークロック信号MCLKが“L”レベルの場合のコンパレータクロック信号CLK_Cの周期を第2周期とすると、第1周期>第2周期の関係にある。
AD変換回路23は、設定されたセトリング期間経過後、ステップS2に戻り、コンパレータクロック信号CLK_Cのパルスを生成する。
そして、コンパレータクロック信号CLK_Cのパルス数が規定数に達した場合(ステップS3_Yes)、AD変換回路23は、1サイクルのAD変換動作を終了する。
1.4 AD変換動作時の各信号について
次に、AD変換動作時の各信号について、図4を用いて説明する。図4の例は、1サイクルのAD変換におけるAD変換回路の動作期間(以下、「ADC動作期間」と呼ぶ)を抜粋して示している。また、図4の例では、比較回路の非反転入力端子と反転入力端子の電位差(参照符号“Comp_IN”)、すなわち、DAC30a及び30bの出力電圧の電位差の一例を示しているが、アナログ信号と各ビットの比較結果により、波形は異なる。
図4に示すように、時刻t0において、AD変換回路23は、サンプリング動作を開始する。より具体的には、CLK生成回路34は、CLK_C生成回路35においてコンパレータクロック信号CLK_Cの発振(パルス生成)を終了させ、サンプリングクロック信号CLK_Sを“H”レベルにする。DAC30a及び30bは、サンプリングクロック信号CLK_Sに基づいて、アナログ信号のサンプリングを開始する。以下、時刻t0〜t1の期間を「サンプリング期間」と呼ぶ。
時刻t1において、AD変換回路23はサンプリングを終了する。より具体的には、マスタークロック信号MCLKが“H”レベルに立ち上がると、あるいは、クロック信号CLKBが立ち下がると、CLK生成回路34は、サンプリングクロック信号CLK_Sを“L”レベルとする。DAC30a及び30bは、サンプリングクロック信号CLK_Sに基づいて、アナログ信号のサンプリングを終了する。
時刻t1〜t2の期間、DAC30aでは、サンプリングした電圧Va+と、MSBに対応したデジタル信号S_dacに基づいて生成された電圧(1/2)Vrefと、を合成したアナログ電圧が生成される。DAC30bも同様に、サンプリングした電圧Va−と、デジタル信号S_dacに基づいて生成された電圧(1/2)Vrefと、を合成したアナログ電圧が生成される。そして、DAC30a及び30bの出力電圧は、時刻t1〜t2の期間にそれぞれ収束する。例えば、図4の例では、DAC30a及びDAC30bの出力電圧の電位差Comp_INは、正電圧側に収束する。
時刻t2において、AD変換回路23は、逐次比較を開始する。時刻t2〜t4の期間に、AD変換回路23は、例えば8ビットの逐次比較を実行する。以下、時刻t2〜t4の期間を「変換期間(逐次比較期間)」と呼ぶ。
より具体的には、CLK_C生成回路35は、時刻t2〜t3の期間、“H”レベルのマスタークロック信号MCLK(“L”レベルのクロック信号CLKB)に基づいて、第1セトリング期間ST1を設定する。図4の例では、CLK_C生成回路35は、4つのパルスを、第1セトリング期間ST1を挟んで生成する。また、CLK_C生成回路35は、時刻t3〜t4の期間、“L”レベルのマスタークロック信号MCLK(“H”レベルのクロック信号CLKB)に基づいて、第2セトリング期間ST2を設定する。そして、CLK_C生成回路35は、例えば4つのパルスを、第2セトリング期間ST2を挟んで生成する。すなわち、MSBを含む上位4ビットの変換では、セトリング期間が比較的長い第1セトリング期間ST1が設定され、LSBを含む下位4ビットの変換では、セトリング期間が比較的短い第2セトリング期間ST2が設定される。なお、第1セトリング期間ST1及び第2セトリング期間ST2に対応するビット数は、それぞれ任意に設定できる。
各ビットの変換において、DAC30a及び30bの出力電圧、すなわち電位差Comp_INは、第1セトリング期間ST1または第2セトリング期間ST2が経過するまでに収束する。このとき、AD変換がMSBからLSBへと遷移していくのにともない、DAC30a及び30bの出力電圧の変動量は小さくなる、すなわち電位差Comp_Inの変動幅は小さくなる。このため、電位差Comp_Inが収束するまでに必要な期間(安定化期間)は短くなる。
時刻t4において、AD変換回路23は、1サイクル目のAD変換動作を終了し、時刻t0と同様に、2回目のAD変換動作を開始する。時刻t0〜t4の期間が、1サイクルのADC動作期間に相当する。
時刻t5において、時刻t4と同様に、AD変換回路23はサンプリングを終了する。時刻t1〜t5の期間は、マスタークロック信号MCLKの1周期を示している。
1.5 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、受信回路にAD変換回路を含む無線通信機において、処理速度を向上できる。以下、本効果につき説明する。
逐次比較型AD変換器では、MSBからLSBまで順に逐次比較を行う場合、AD変換がMSBからLSBへと遷移していくのにともない、DACの出力電圧の変動幅は小さくなる。このため、AD変換がMSBからLSBへと遷移していくのに従って、DACの出力電圧が収束するまでに必要な安定化期間は短くなる。これに対し、逐次比較型AD変換器では、AD変換するビットにかかわらず一定の周期で逐次比較が実行される場合が多い。この場合、DACの出力電圧の安定化期間が比較的短い下位ビットの変換においては、セトリング期間、すなわちコンパレータクロック信号の周期が過剰に長く設定されている状態となる。1サイクルのAD変換動作において、コンパレータクロック信号の周期、すなわち変換期間(逐次比較期間)が長いとその分だけサンプリング期間が減少するため、AD変換回路の処理速度を向上させることが困難となる。
これに対し、本実施形態に係る構成では、AD変換回路23がCLK_C生成回路35を含む。そして、CLK_C生成回路35は、マスタークロック信号MCLKに基づいて、コンパレータクロック信号CLK_Cにおけるセトリング期間の長さ、すなわち、次のパルスを生成するまでの遅延量を変えることができる。これにより、コンパレータクロック信号CLK_Cの周期を変えることができる。より具体的には、例えばマスタークロック信号MCLKの立ち下がりのタイミングに応じてセトリング期間を短くすることができる。従って、DACの出力電圧の安定化期間が比較的短い下位ビットのAD変換において、セトリング期間、すなわちコンパレータクロック信号CLK_Cの周期を短くすることにより、変換期間を短くできる。よって、1サイクルのAD変換動作を短くすることができ、処理能力を向上することができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係るAD変換回路及び無線通信機について説明する。第2実施形態では、第1実施形態におけるCLK_C生成回路35の具体例を示す。以下、第1実施形態と異なる点についてのみ、説明する。
2.1 CLK_C生成回路の構成について
CLK_C生成回路35について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、CLK_C生成回路35は、比較検出回路50、CLK_C遅延回路51、CLK_C出力回路52、及びカウンタ53を含む。
比較検出回路50の2つの入力端子には、電圧Vop及び電圧Vonが印加される。また、比較検出回路50の出力端子から検出信号S_dtが出力される。例えば、比較検出回路50は、電圧Vop及び電圧Vonをモニタリングし、比較回路31における比較動作が実行されている期間(電圧Vopと電圧Vonに差がある場合)、検出信号S_dtを“H”レベルにし、比較動作が実行されていない期間(電圧Vopと電圧Vonに差がない場合)、検出信号S_dtを“L”レベルにする。
CLK_C遅延回路51の3つの入力端子には、検出信号S_dt、マスタークロック信号MCLK、コンパレータクロック信号CLK_Cがそれぞれ入力される。CLK_C遅延回路51の出力端子から遅延信号S_dlyが出力される。CLK_C遅延回路51は、マスタークロック信号MCLK及びコンパレータクロック信号CLK_Cに基づいて、検出信号S_dtを遅延させた遅延信号S_dlyを出力する。より具体的には、例えば、CLK_C遅延回路51は、コンパレータクロック信号CLK_Cが“H”レベルに立ち上がるタイミングで、マスタークロック信号MCLKを取り込む。そして、CLK_C遅延回路51は、マスタークロック信号MCLKが“H”レベルの場合、“L”レベルの検出信号S_dtを第1遅延期間(第1セトリング期間ST1)遅延させた“L”レベルの遅延信号S_dlyを出力し、マスタークロック信号MCLKが“L”レベルの場合、“L”レベルの検出信号S_dtを第2遅延期間(第2セトリング期間ST2)遅延させた“L”レベルの遅延信号S_dlyを出力する。また、CLK_C遅延回路51は、マスタークロック信号MCLKに関わらず、“H”レベルの検出信号S_dtを一定の遅延量で遅延させて“H”レベルの遅延信号S_dlyを出力する。このときの遅延量が、コンパレータクロック信号CLK_Cにおける“H”レベルの期間(パルスの長さ)に相当する。
CLK_C出力回路52の3つの入力端子には、遅延信号S_dly、CLK生成回路34から受信した変換開始信号S_st、及びカウンタ53の出力信号S_ctが入力される。CLK_C出力回路52の出力端子からコンパレータクロック信号CLK_Cが出力される。CLK_C出力回路52は、変換開始信号S_stが例えば“H”レベルとされると、コンパレータクロック信号CLK_Cの1回目のパルスの生成を開始する。その後、CLK_C出力回路52は、遅延信号S_dlyに基づいてパルスの生成を繰り返す。また、CLK_C出力回路52は、カウンタ53から、例えば、“H”レベルの出力信号S_ctを受信するとパルスの生成を終了する。
カウンタ53は、CLK_C出力回路52から出力されるコンパレータクロック信号CLK_Cのパルス数をカウントする。より具体的には、カウンタ53は、変換開始信号S_stを受信すると、出力信号S_ctを“L”レベルとし、カウント数をリセットしてカウントを開始する。そしてカウンタ53は、パルスのカウント数が規定値(例えば8ビットの場合、8回)に達すると、出力信号S_ctを“H”レベルとする。
2.2 CLK_C生成回路の動作について
次に、CLK_C生成回路35の動作について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、まず、CLK_C出力回路52は、“H”レベルの変換開始信号S_stを受信すると(ステップS11)、“H”レベルのコンパレータクロック信号CLK_Cを出力する(ステップS12)。CLK_C遅延回路51は、コンパレータクロック信号CLK_Cが“H”レベルに立ち上がるタイミングで、マスタークロック信号MCLKを取り込む。
比較回路31は、“H”レベルのコンパレータクロック信号CLK_Cを受信すると、比較動作を開始する(ステップS13)。
比較検出回路50は、比較回路31が比較動作を開始すると電圧Vop及びVonに基づいて、“H”レベルの検出信号S_dtを出力する(ステップS14)。
CLK_C遅延回路51は、“H”レベルの検出信号S_dtを一定期間遅延させた“H”レベルの遅延信号S_dlyを出力する(ステップS15)。
CLK_C出力回路52は、“H”レベルの遅延信号S_dlyを受信すると、“L”レベルのコンパレータクロック信号CLK_Cを出力する(ステップS16)。
比較回路31は、“L”レベルのコンパレータクロック信号CLK_Cを出力すると、比較動作を終了する(ステップS17)。
比較検出回路50は、比較回路31が比較動作を終了すると電圧Vop及びVonに基づいて、“L”レベルの検出信号S_dtを出力する(ステップS18)。
CLK_C遅延回路51は、マスタークロック信号MCLKが“H”レベルの場合(ステップS19_Yes)、“L”レベルの検出信号S_dtを受信してから第1セトリング期間ST1経過後、“L”レベルの遅延信号S_dlyを出力する(ステップS20)。他方で、CLK_C遅延回路51は、マスタークロック信号MCLKが“L”レベルの場合(ステップS19_No)、“L”レベルの検出信号S_dtを受信してから第2セトリング期間ST2経過後、“L”レベルの遅延信号S_dlyを出力する(ステップS21)。
コンパレータクロック信号CLK_Cのパルス数が規定数に達していない場合(ステップS22_No)、ステップS2に戻り、CLK_C出力回路52は、“H”レベルのコンパレータクロック信号CLK_Cを出力する。他方で、コンパレータクロック信号CLK_Cのパルス数が規定数に達した場合(ステップS22_Yes)、カウンタ53は、信号S_ctを“H”レベルとする。CLK_C出力回路52は、“H”レベルの信号S_ctを受信すると、パルスの生成を終了する。
2.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成を第1実施形態に適用できる。これにより、第1実施形態と同様の効果が得られる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係るAD変換回路及び無線通信機について説明する。第3実施形態では、第2実施形態で説明したCLK_C遅延回路51について説明する。以下、第1及び第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
3.1 CLK_C遅延回路の構成について
CLK_C遅延回路51について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、CLK_C遅延回路51は、インバータ61、フリップフロップ回路62、並びに第1乃至第4可変遅延反転回路63〜66を含む。なお、可変遅延反転回路の個数は、遅延信号S_dlyを反転させないようにするため、偶数個であれば、任意に設定可能である。
インバータ61の入力端子には、マスタークロック信号MCLKが入力され、インバータ61の出力端子はフリップフロップ回路62のデータ入力端子Dに接続される。
フリップフロップ回路62のクロック信号入力端子には、コンパレータクロック信号CLK_Cが入力される。フリップフロップ回路62のデータ出力端子Qからは信号CDSBが出力され、反転データ出力端子からは信号CDSが出力される。フリップフロップ回路62は、コンパレータクロック信号CLK_Cが“L”レベルから“H”レベルに立ち上がるタイミングでマスタークロック信号の反転信号(クロック信号CLKB)を取り込む。より具体的には、コンパレータクロック信号CLK_Cが“H”レベルに立ち上がるタイミングで、マスタークロック信号MCLKが“H”レベルの場合(クロック信号CLKBが“L”レベルの場合)、信号CDSBは、“L”レベルとされ、信号CDSは“H”レベルとされる。また、マスタークロック信号MCLKが“L”レベルの場合(クロック信号CLKBが“H”レベルの場合)、信号CDSBは、“H”レベルとされ、信号CDSは“L”レベルとされる。なお、マスタークロック信号MCLKと、信号CLK_Cは非同期である。
第1可変遅延反転回路63は、入力信号を反転して出力する際、“L”レベルから“H”レベルに反転する速度を可変にできる。第1可変遅延反転回路63は、インバータ63a及び可変抵抗回路(または可変抵抗素子)63bを含む。
インバータ63aの入力端子には、検出信号S_dtが入力され、インバータ63aの出力端子は、第2可変遅延反転回路64のインバータ64aの入力端子に接続される。インバータ63aの電源電圧端子は、可変抵抗回路63bを介して電源電圧線に接続される。インバータ63aの接地電圧端子は、接地されている。
可変抵抗回路63bは、信号CDSに基づいて、抵抗値を変化させる。例えば、可変抵抗回路63bは、信号CDSが“H”レベルの場合、高抵抗状態にされ、信号CDSが“L”レベルの場合、低抵抗状態にされる。
インバータ63aは、可変抵抗回路63bの抵抗値を変化させることにより、電源電圧端子に流れる電流量が調整できる。よって、インバータ63aは、出力信号が“L”レベルから“H”レベルに反転する速度を調整できる。より具体的には、可変抵抗回路63bが高抵抗状態のときに電源電圧端子に流れる電流量は、可変抵抗回路63bが低抵抗状態のときに電源電圧端子に流れる電流量よりも少なくなる。従って、インバータ63aの出力信号が“L”レベルから“H”レベルに反転する速度は、可変抵抗回路63bが高抵抗状態にある場合(信号CDSが“H”レベルの場合)よりも可変抵抗回路63bが低抵抗状態にある場合(信号CDSが“L”レベルの場合)の方が速くなる。
第2可変遅延反転回路64は、入力信号を反転して出力する際、“H”レベルから“L”レベルに反転する速度を可変にできる。第2可変遅延反転回路64は、インバータ64a及び可変抵抗回路(または可変抵抗素子)64bを含む。
インバータ64aの出力端子は、第3可変遅延反転回路65のインバータ65aの入力端子に接続される。インバータ64aの電源電圧端子は、電源電圧線に接続される。インバータ64aの接地電圧端子は、可変抵抗回路64bを介して接地されている。
可変抵抗回路64bは、信号CDSBに基づいて、抵抗値を変化させる。例えば、可変抵抗回路64bは、信号CDSBが“H”レベルの場合、低抵抗状態にあり、信号CDSBが“L”レベルの場合、高抵抗状態にある。
インバータ64aは、可変抵抗回路64bの抵抗値を変化させることにより、接地電圧端子に流れる電流量を調整できる。よって、インバータ64aは、出力信号が“H”レベルから“L”レベルに反転する速度を調整できる。より具体的には、可変抵抗回路64bが高抵抗状態のときに接地電圧端子に流れる電流量は、可変抵抗回路64bが低抵抗状態のときに接地電圧端子に流れる電流量よりも少なくなる。従って、インバータ64aの出力信号が“H”レベルから“L”レベルに反転する速度は、可変抵抗回路64bが高抵抗状態にある場合(信号CDSBが“L”レベルの場合)よりも可変抵抗回路64bが低抵抗状態にある場合(信号CDSBが“H”レベルの場合)の方が速くなる。
第3可変遅延反転回路65の構成は、第1可変遅延反転回路63の回路構成と同じである。第3可変遅延反転回路65は、入力信号を反転して出力する際、“L”レベルから“H”レベルに反転する速度を可変にできる。第3可変遅延反転回路65は、インバータ65a及び可変抵抗回路(または可変抵抗素子)65bを含む。インバータ65aの出力端子は、第4可変遅延反転回路66のインバータ66aの入力端子に接続される。
第4可変遅延反転回路66の構成は、第2可変遅延反転回路64の回路構成と同じである。第4可変遅延反転回路64は、入力信号を反転して出力する際、“H”レベルから“L”レベルに反転する速度を可変にできる。第4可変遅延反転回路66は、インバータ66a及び可変抵抗回路(または可変抵抗素子)66bを含む。インバータ66aの出力端子からは、遅延信号S_dlyが出力される。
従って、上記構成であれば、マスタークロック信号MCLKが“H”レベルの場合、信号CDSは“H”レベルとされ、信号CDSBは“L”レベルとされる。このとき、第1乃至第4可変抵抗回路63b〜66bは高抵抗状態とされる。これにより、検出信号S_dtが“L”レベルの場合、遅延量が大きくなり、第1セトリング期間ST1経過後、“L”レベルの遅延信号S_dlyが出力される。また、マスタークロック信号MCLKが“L”レベルの場合、信号CDSは“L”レベルとされ、信号CDSBは“H”レベルとされる。このとき、第1乃至第4可変抵抗回路63b〜66bは低抵抗状態とされる。これにより、検出信号S_dtが“L”レベルの場合、遅延量が小さくなり、第2セトリング期間ST2経過後、“L”レベルの遅延信号S_dlyが出力される。また、検出信号S_dtが“H”レベルの場合、マスタークロック信号MCLK、すなわち信号CDS及びCDSBの状態に関わらず、検出信号S_dtが一定期間遅延されて、遅延信号S_dlyが出力される。
3.2 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成を第1及び第2実施形態に適用できる。これにより、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係るAD変換回路及び無線通信機について説明する。第4実施形態では、第3実施形態で説明した第1乃至第4可変遅延反転回路63〜66について説明する。以下、第1乃至第3実施形態と異なる点についてのみ説明する。
4.1 第1可変遅延反転回路の構成について
第1可変遅延反転回路63について、図8を用いて説明する。なお、第3可変遅延反転回路65も同じ構成である。
図8に示すように、第1可変遅延反転回路63において、インバータ63aは、pチャネルMOSトランジスタ(または、「PMOSトランジスタ」と表記する)71及びnチャネルMOSトランジスタ(または、「NMOSトランジスタ」と表記する)72を含む。
PMOSトランジスタ71のソースは、可変抵抗回路63bを介して電源電圧線に接続され、PMOSトランジスタ71のドレインは、NMOSトランジスタ72のドレイン及びインバータ63aの出力端子に接続される。PMOSトランジスタ71のゲート及びNMOSトランジスタ72のゲートはインバータ63aの入力端子に接続される。NMOSトランジスタ72のソースは接地される(接地電圧配線に接続される)。
可変抵抗回路63bは、PMOSトランジスタ73、並びに抵抗素子74及び75を含む。
PMOSトランジスタ73のソースは、抵抗素子75の一端及び電源電圧線に接続され、PMOSトランジスタ73のドレインは、抵抗素子75の他端及び抵抗素子74の一端に接続される。PMOSトランジスタ73のゲートには、信号CDSが入力される。抵抗素子74の他端は、PMOSトランジスタ71のソースに接続される。
例えば、信号CDSが“H”レベルの場合、PMOSトランジスタ73はオフ状態にある。この場合、電源電圧線から、抵抗素子75及び74を介して、インバータ63aに電流が流れる。抵抗素子74の抵抗値をR1とし、抵抗素子75の抵抗値をR2とする。すると、可変抵抗回路63bにおける合成抵抗はR1+R2となり、可変抵抗回路63bは、高抵抗状態にある。従って、インバータ63aにおいて、電源電圧端子に流れる電流量は、比較的少なくなる。
また、信号CDSが“L”レベルの場合、PMOSトランジスタ73はオン状態にある。この場合、電源電圧線から、PMOSトランジスタ73及び抵抗素子74を介して、インバータ63aに電流が流れる。PMOSトランジスタ73のオン抵抗をRon_p1とすると、可変抵抗回路63bの合成抵抗は、R1+Ron_p1となる。抵抗値R2とRon_p1とは、R2>Ron_p1の関係にあるため、可変抵抗回路63bは、低抵抗状態にある。従って、インバータ63aにおいて、電源電圧端子に流れる電流量は、信号CDSが“H”レベルの場合よりも多くなり、出力信号が“L”レベルから“H”レベルに反転する速度は速くなる。
マスタークロック信号MCLKとコンパレータクロック信号CLK_Cとは非同期であるため、フリップフロップ回路62において、出力信号がメタステイブル状態になる場合がある。すなわち、信号CDSが“L”レベルと“H”レベルの中間にある場合、PMOSトランジスタ73は、弱いオン状態になる。弱いオン状態にあるときのPMOSトランジスタ73のオン抵抗をRon_p2とすると、オン抵抗Ron_p1とRon_p2とは、Ron_p1<Ron_p2の関係にある。このときの可変抵抗回路63bの合成抵抗は、R1+(R2+Ron_p2)/(R2・Ron_p2)となる。従って、インバータ63aにおいて、電源電圧端子に流れる電流量は、信号CDSが“H”レベルの場合よりも多くなり、信号CDSが“L”レベルの場合よりも少なくなる。これにより、インバータ63aの出力信号が“L”レベルから“H”レベルに反転する速度は、信号CDSが“H”レベルの場合よりも速くなり、信号CDSが“L”レベルの場合よりも遅くなる。
4.2 第2可変遅延反転回路の構成について
第2可変遅延反転回路64について、図9を用いて説明する。なお、第4可変遅延反転回路66も同じ構成である。
図9に示すように、インバータ64aは、インバータ63aと同様に、PMOSトランジスタ76及びNMOSトランジスタ77を含む。
PMOSトランジスタ76のソースは、電源電圧線に接続され、PMOSトランジスタ76のドレインは、NMOSトランジスタ77のドレイン及びインバータ64aの出力端子に接続される。PMOSトランジスタ76のゲート及びNMOSトランジスタ77のゲートはインバータ64aの入力端子に接続される。NMOSトランジスタ77のソースは可変抵抗回路64bを介して接地される。
可変抵抗回路64bは、NMOSトランジスタ78、並びに抵抗素子79及び80を含む。
抵抗素子79の一端は、NMOSトランジスタ77のソースに接続される。抵抗素子79の他端は、NMOSトランジスタ73のドレイン及び抵抗素子80の一端に接続される。NMOSトランジスタ78のソース及び抵抗素子80の他端は接地される。NMOSトランジスタ78のゲートには、信号CDSBが入力される。
例えば、信号CDSBが“L”レベルの場合、NMOSトランジスタ73はオフ状態にある。この場合、インバータ64aから、抵抗素子79及び80を介して、接地電圧配線に電流が流れる。従って、可変抵抗回路64bは、高抵抗状態にある。これにより、インバータ64aにおいて、接地電圧端子に流れる電流量は、比較的少なくなる。
また、信号CDSBが“H”レベルの場合、NMOSトランジスタ78はオン状態にある。この場合、インバータ64aから、抵抗素子79及びNMOSトランジスタ78を介して接地電圧配線に電流が流れる。従って、可変抵抗回路64bは、低抵抗状態にある。これにより、インバータ64aにおいて、接地電圧端子に流れる電流量は、信号CDSBが“L”レベルの場合よりも多くなり、出力信号が“H”レベルから“L”レベルに反転する速度は速くなる。
また、信号CDSBが“L”レベルと“H”レベルの中間にある場合、NMOSトランジスタ78は、弱いオン状態になる。従って、インバータ64aにおいて、接地電圧端子に流れる電流量は、信号CDSBが“L”レベルの場合よりも多くなり、信号CDSBが“H”レベルの場合よりも少なくなる。これにより、インバータ64aの出力信号が“H”レベルから“L”レベルに反転する速度は、信号CDSBが“L”レベルの場合よりも速くなり、信号CDSBが“H”レベルの場合よりも遅くなる。
4.3 AD変換動作時の各信号について
次に、AD変換動作時の各信号について、図10を用いて説明する。図10の例は、第1実施形態の図4と同様に、1サイクルのAD変換におけるADC動作期間を抜粋して示している。また、図10の例では、信号CDSBが追加されている。以下、第1実施形態の図4と異なる点についてのみ説明する。
図10に示すように、時刻t0において、AD変換回路23は、サンプリング動作を開始する。より具体的には、CLK生成回路34は、サンプリングクロック信号CLK_Sを“H”レベルにする。また、CLK_C生成回路35において、CLK_C出力回路52は、カウンタ53の出力信号S_ctに基づいて、コンパレータクロック信号CLK_Cの発振を終了させる。CLK_C遅延回路51内のフリップフロップ回路62の出力信号CDSBは、“L”レベルとされる。
時刻t2〜t3の期間、CLK_C生成回路35は、コンパレータクロック信号CLK_Cの1〜3回目のパルス生成後に第1セトリング期間ST1を設定する。
時刻t3において、マスタークロック信号MCLKは“H”レベルから“L”レベルに遷移する。例えば、マスタークロック信号MCLKの遷移期間に、CLK_C出力回路52がコンパレータクロック信号CLK_Cの4回目のパルスを出力する。すると、フリップフロップ回路62は、遷移期間のマスタークロック信号MCLKと取り込むため、メタステイブルな状態になる。このため、出力信号CDSBは不安定となる。この場合、CLK_C遅延回路51は、コンパレータクロック信号CLK_Cの4回目のパルス後のセトリング期間を第2セトリング期間ST2より長く、第1セトリング期間ST1よりも短い期間とする(以下、「第3セトリング期間ST3」と呼ぶ)。第1乃至第3セトリング期間WT1〜WT3は、WT2<WT3<WT1の関係にある。
時刻t3〜t4の期間、CLK_C生成回路35は、“L”レベルのマスタークロック信号MCLKに対応して、コンパレータクロック信号CLK_Cの5〜7回目のパルス後に第2セトリング期間ST2を設定する。
4.4 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成を第1乃至第3実施形態に適用できる。これにより、第1乃至第3実施形態と同様の効果が得られる。
更に本実施形態に係る構成であれば、CLK_C生成回路35がマスタークロック信号MCLKに基づいてコンパレータクロック信号CLK_Cを制御する場合において、コンパレータクロック信号CLK_Cのパルスの周期が不定となるのを抑制できる。より具体的には、CLK_C遅延回路51におけるフリップフロップ回路62の出力がメタステイブルな状態にあっても、コンパレータクロック信号CLK_Cのセトリング期間を制御できる。よって、AD変換回路におけるAD変換動作の信頼性を向上できる。
5.変形例等
上記実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路は、サンプリングしたアナログ信号(Va)とデジタルコード(S_dac)とに基づいてアナログ電圧を生成するデジタル/アナログ変換回路(30)と、デジタル/アナログ変換回路が出力するアナログ電圧が入力され、第1クロック信号(CLK_C)に基づいてデジタル出力する比較回路(31)と、入力クロック信号(MCLK)から、第1クロック信号を生成するクロック生成回路(35)と、比較回路のデジタル出力(Vop, Von)に基づいて、デジタルコードを生成するDAC制御回路(33)と、を含む。クロック生成回路は、入力クロック信号が第1論理レベル(“H”)の場合、第1クロック信号の周期を第1周期とし、入力クロック信号が第2論理レベル(“L”)の場合、第1クロック信号の周期を第1周期より短い第2周期とする。
上記実施形態を適用することにより、処理能力を向上できるAD変換回路を提供できる。
なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態において、DACは、図2に示す構成に限定されない。容量素子を用いた他の構成でも良く、例えば、容量素子の代わりに抵抗素子を用いた構成でも良い。
更に、上記実施形態において、逐次比較型AD変換回路は、図2に示す構成に限定されない。更には、AD変換回路は、逐次比較型AD変換回路に限定されない。
更に、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…無線通信機、10…デジタル信号処理回路、11…受信回路、12…送信回路、13…入出力回路、14…アンテナ、20…低雑音増幅回路、21…ローパスフィルタ、22…増幅回路、23…AD変換回路、30…デジタル/アナログ変換回路、31…比較回路、32…逐次比較レジスタ、33…DAC制御回路、34…CLK生成回路、35…CLK_C生成回路、40…サンプリング回路、41…容量素子、42〜44…スイッチング素子、50…比較検出回路、51…CLK_C遅延回路、52…CLK_C出力回路、53…カウンタ、61、63a、64a、65a、66a…インバータ、62…フリップフロップ回路、63〜66…可変遅延反転回路、63b、64b、65b、66b…可変抵抗回路、71〜73、76〜78…トランジスタ、74、75、79、80…抵抗素子。

Claims (6)

  1. サンプリングしたアナログ信号とデジタルコードとに基づいてアナログ電圧を生成するデジタル/アナログ変換回路と、
    前記デジタル/アナログ変換回路が出力する前記アナログ電圧が入力され、第1クロック信号に基づいてデジタル出力する比較回路と、
    入力クロック信号から、前記第1クロック信号を生成するクロック生成回路と、
    前記比較回路の前記デジタル出力に基づいて、前記デジタルコードを生成するDAC制御回路と
    を備え、前記クロック生成回路は、前記入力クロック信号が第1論理レベルの場合、前記第1クロック信号の周期を第1周期とし、前記入力クロック信号が第2論理レベルの場合、前記第1クロック信号の前記周期を前記第1周期より短い第2周期とするアナログ/デジタル変換回路。
  2. 前記クロック生成回路は、前記比較回路の前記デジタル出力と、前記入力クロック信号とに基づいて、前記第1クロック信号のパルス後のセトリング期間を制御する可変遅延回路を含む請求項1記載のアナログ/デジタル変換回路。
  3. 前記可変遅延回路は、
    入力端子に前記デジタル出力に基づく第1信号が入力され、電源電圧端子が第1可変抵抗回路を介して電源電圧線に接続され、接地電圧端子が接地された第1インバータ回路と、
    入力端子が前記第1インバータ回路の出力端子に接続され、電源電圧端子が前記電源電圧線に接続され、接地電圧端子が第2可変抵抗回路を介して接地された第2インバータ回路と、
    データ入力端子に前記入力クロック信号に基づく第2信号が入力され、クロック入力端子に前記第1クロック信号が入力され、前記第1可変抵抗回路を制御する第3信号、及び前記第2可変抵抗回路を制御する第4信号を出力するフリップフロップ回路と
    を含む請求項2記載のアナログ/デジタル変換回路。
  4. 前記第1可変抵抗回路は、
    一端が前記第1インバータ回路の電源電圧端子に接続された第1抵抗素子と、
    一端が前記第1抵抗素子の他端に接続され、他端が前記電源電圧線に接続された第2抵抗素子と、
    前記第2抵抗素子に並列に接続され、前記第3信号に基づいて制御される第1スイッチ回路と
    を含む請求項3記載のアナログ/デジタル変換回路。
  5. 前記第2可変抵抗回路は、
    一端が前記第2インバータ回路の接地電圧端子に接続された第3抵抗素子と、
    一端が前記第3抵抗素子の他端に接続され、他端が接地された第4抵抗素子と、
    前記第4抵抗素子に並列に接続され、前記第4信号に基づいて制御される第2スイッチ回路と
    を含む請求項3記載のアナログ/デジタル変換回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項記載のアナログ/デジタル変換回路を含む受信回路と、
    前記受信回路から送信されたデジタル信号を処理する処理回路と、
    前記処理回路から送信されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力する送信回路とを備える無線通信機。
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