JP6745386B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームグラウンドを簡易な構成にすること。【解決手段】電力変換装置10は、半導体素子50と、前記半導体素子50を制御する制御回路61を備えた制御回路用基板60と、前記半導体素子50を収容するとともに前記制御回路用基板60を配置した樹脂製ケース40と、前記樹脂製ケース40を収容した導電性を有する筐体20と、を含む。電力変換装置10は、前記制御回路用基板60前記筐体20との間を電気的に接続する導電性部材70を有する。前記導電性部材70は、少なくとも一部を前記樹脂製ケース40に埋設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置の改良技術に関する。
ハイブリッド車両や電動車両に搭載される電力変換装置は、例えばバッテリとモータとの間に配置されており、バッテリに貯えられている電力を制御してモータへ供給する。このような電力変換装置では、電気回路の基準電位を決めるために、導電性を有している筐体に回路基板を電気的に接続している。この筐体は、フレームグラウンドの機能を有する。フレームグラウンドの技術は各種提案されてきた(例えば、特許文献1)。
特許文献1で知られている回路基板は、電気回路に配線が施された配線基板を導電性のケースに収納し、配線基板の外周側端面の一部分に金属メッキが施されたメッキ側端部を有し、メッキ側端部と電気回路のグラウンドとケースとが導電部材によって電気的に接続されている、というものである。この導電部材は、バネ性を有しており、ケースの内壁面に片持ち固定されている。導電部材の自由端は、メッキ側端部に弾性を有して接触している。
特開2013−162083号公報
特許文献1で知られている技術では、フレームグラウンドの構成が複雑であり、改良の余地がある。
本発明は、簡易な構成によって、フレームグラウンドを構成することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、
半導体素子と、
前記半導体素子を制御する制御回路を備えた制御回路用基板と、
前記半導体素子を収容するとともに前記制御回路用基板を配置した樹脂製ケースと、
前記樹脂製ケースを収容した導電性を有する筐体と、
を含む電力変換装置において、
前記制御回路用基板と前記筐体との間を電気的に接続する導電性部材を有し、
前記導電性部材は、少なくとも一部を前記樹脂製ケースに埋設されており、
前記半導体素子を冷却する導電性のヒートシンクを有し、
前記ヒートシンクは、前記樹脂製ケースと一体成形品であって、前記筐体の内部且つ内底面に重ねられており、
前記導電性部材の一端部は、前記ヒートシンクと共に、固定部材によって前記筐体に固定されることで、前記筐体に電気的に接続且つ固定されている、
ことを特徴とする電力変換装置が提供される。
請求項2に係る発明では、前記樹脂製ケースは、平面視矩形状の構成であり、前記導電性部材の前記一端部が前記筐体に固定される部位は、前記平面視矩形状である前記樹脂製ケースの縁である。
請求項3に係る発明では、前記導電性部材の他端部は、前記制御回路用基板に対して半田部分により固定されている。
請求項4に係る発明では、前記電力変換装置は、前記制御回路用基板を前記樹脂製ケースに固定する固定部材を、更に有している。前記固定部材は、前記半田部分の近傍に位置している。
請求項5に係る発明では、前記導電性部材は、バスバーによって構成されており、
前記バスバーのなかの、前記他端部を含む一部は、他の部分よりも細く構成されている。
請求項1に係る発明では、制御回路用基板と筐体とを電気的に接続している、フレームグラウンド用の導電性部材は、少なくとも一部を樹脂製ケースに埋設されている。例えば、樹脂製ケースを成型時に、この樹脂製ケースに導電性部材を一体成型することができる。このため、樹脂製ケースに対して、導電性部材を確実に固定することができるとともに、簡易な構成によって、フレームグラウンドを構成することができる。しかも、電力変換装置を組み立てるときに、樹脂製ケースに対する導電性部材の位置決めをする必要はない。
請求項2に係る発明では、矩形状である樹脂製ケースの縁の部位で、導電性部材の一端部を筐体に固定している。このため、導電性部材の固定位置とは関係なく、半導体素子を収容する樹脂製ケースの内部のスペースや、制御回路用基板の配置スペースを十分に確保することができる。
請求項3に係る発明では、フレームグラウンド用の導電性部材の他端部を、フロー半田等の半田工程によって制御回路用基板に確実に且つ容易に固定することができる。
請求項4に係る発明では、制御回路用基板を樹脂製ケースに固定する固定部材が、半田部分の近傍に位置しているので、制御回路用基板が振動した場合や半田工程の場合に、半田部分に過大な外力がかかりにくい。このため、半田部分の信頼性を高めることができる。
請求項5に係る発明では、導電性部材を構成しているバスバーのなかの、他端部を含む一部は、他の部分よりも細い。このため、フロー半田等の半田工程において、バスバーを予め加熱するときに、このバスバーから筐体へ放熱しにくい。この結果、半田付けの仕上がりが良好となるので、半田付け部分の品質を高めることができる。
本発明による電力変換装置のフレームグラウンド用の導電性部材周りの断面図である。 図1に示されるヒートシンク、樹脂製ケース及び制御回路用基板の組立状態の斜視図である。 図2の3部の拡大図である。 図3に示されるヒートシンク、樹脂製ケース及び制御回路用基板の分解した斜視図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1に示されるように、電力変換装置10は、例えばバッテリとモータとの間に配置されており、バッテリに貯えられている電力を制御してモータへ供給するために、ハイブリッド車両や電動車両に搭載される。
この電力変換装置10は、導電性を有する有底の筐体20と、この筐体20の内部且つ内底面21に重ねられた導電性を有する平板状のヒートシンク30と、このヒートシンク30の上面31に一体に形成されてなるとともに筐体20に収容された矩形状の樹脂製ケース40と、この樹脂製ケース40に収容された半導体素子50と、樹脂製ケース40の上部に配置された制御回路用基板60(第1基板60)と、少なくとも1つの第1導電性部材70と、複数の第2導電性部材80(図2参照)と、を含む。
筐体20とヒートシンク30とに囲まれた冷媒路32には、冷媒が流れる。つまり、ヒートシンク30は冷媒路32のリッドの機能を兼ねる。筐体20の上部開口は、カバー22によって塞がれている。
上述のように、ヒートシンク30と樹脂製ケース40は、一体成形品(例えばモールド成型品)であることが好ましい。
図1及び図2に示されるように、樹脂製ケース40は、この樹脂製ケース40を筐体20に向かって見て矩形状(略矩形、略正方形を含む)、つまり平面視矩形状の構成である。さらに樹脂製ケース40は、上下方向に開放された枠状の部材であって、外枠の周壁41と、この周壁41によって囲まれている内部を仕切る仕切壁(図示せず)とからなる。
ヒートシンク30は、樹脂製ケース40と同様に、この樹脂製ケース40を筐体20に向かって見て矩形状(略矩形、略正方形を含む)、つまり平面視矩形状の構成である。樹脂製ケース40の下端部の縁41a(周壁41の縁41a)には、この縁41aの全周囲または一部にフランジ42が一体に設けられている。このフランジ42は、樹脂製ケース40の縁41aから外方へ、ヒートシンク30の上面31に沿って延びている。さらに、このフランジ42は、樹脂製ケース40と共にヒートシンク30の上面31に一体に形成されてなる。
このフランジ42には、導電性を有する複数の鍔付き環状のカラー43が一体に設けられている。ヒートシンク30とフランジ42とは、導電性を有する複数の固定部材44(第1固定部材44)によって、筐体20の内底面21に固定されている。筐体20に対し、ヒートシンク30とフランジ42とが複数の固定部材44によって固定される部位は、平面視矩形状である樹脂製ケース40の少なくとも四隅に、位置していることが好ましい。この複数の固定部材44は、例えばカラー43を挿通したボルトによって構成される。
図1に示されるように、半導体素子50は、例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等の発熱性が高いパワー半導体であり、半導体素子用基板51(第2基板51)に実装されている。この半導体素子用基板51は、ヒートシンク30の上面31に設けられている(実装されている)。このため、半導体素子50をヒートシンク30によって冷却することができる。例えば、半導体素子50とフリーホイールダイオード(環流ダイオード)との組み合わせによって、パワーモジュールが構成される。
制御回路用基板60は、半導体素子50を制御する複数の制御回路61を備えている。つまり、この制御回路用基板60の板面60aには、半導体素子50のスイッチングを制御するための複数の制御回路61(スイッチング制御回路61)が設けられている。例えば、半導体素子50がIGBTである場合には、制御回路用基板60に設けられるスイッチング制御回路61は、IGBTのゲートを駆動するゲートドライバ回路によって構成される。
さらに、この制御回路用基板60の板面60aには、図1、図3及び図4に示されるように、少なくとも1つのフレームグラウンド用端子62と、複数の信号用端子63と、が設けられている。フレームグラウンド用端子62は、制御回路61の電圧の基準(基準電位)を決めるために、制御回路61と筐体20とを電気的に接続する端部である。複数の信号用端子63は、制御回路61と半導体素子50とを電気的に接続する端部である。制御回路用基板60は、フレームグラウンド用端子62と複数の信号用端子63とに位置する、複数の挿通孔64を有している。この複数の挿通孔64は、各端子62,63を個別に貫通している。
第1導電性部材70は、筐体20と制御回路用基板60とを電気的に接続している、いわゆる「フレームグラウンド用の導電性部材」となる。より詳しく述べると、この第1導電性部材70は、一端部70aを筐体20に電気的に接続されるとともに、他端部70bを制御回路用基板60のフレームグラウンド用端子62に電気的に接続されている。以下、第1導電性部材70のことを、適宜「フレームグラウンド用の導電性部材70」と言い換える。
前記第1導電性部材70は、導電性を有しているL字状の部材(例えばL字状に屈曲した板材)から成る、バスバー(ピン)である。より具体的には、この第1導電性部材70は、樹脂製ケース40のフランジ42に設けられた横板部71と、この横板部71の端から起立した縦板部72と、から成る。第1導電性部材70の少なくとも一部、つまり縦板部72の下半分と横板部71とは、樹脂製ケース40に埋設されている。
詳しくは、横板部71は樹脂製ケース40のなかの、フランジ42に埋設している。但し、横板部71のなかの先端部71aは、固定部材44を挿通可能な環状の平板に構成されており、この先端部71aの下面(ヒートシンク30の上面31側の面)は、樹脂製ケース40から露出している。この先端部71aは、第1導電性部材70の一端部70aを構成する。
この先端部71aのなかの、樹脂製ケース40から露出した下面と、ヒートシンク30の上面31とは、互いに重なり合って電気的に接続している。この先端部71aは、フランジ42及びヒートシンク30と共に、固定部材44によって筐体20に固定される。この結果、第1導電性部材70の一端部70aは、筐体20に電気的に接続且つ固定される。
縦板部72の下半分72aは、樹脂製ケース40の周壁41に埋設されている。縦板部72の上半分72b、つまり上端部72bは、樹脂製ケース40の上(周壁41の上端)から上方へ突出している。この上端部72bは、縦板部72のなかの、上端(先端)から制御回路用基板60よりも下位までの範囲である。この上端部72bは、第1導電性部材70の他端部70bを構成する。
この上端部72bは、下半分72aよりも細く構成(例えば幅狭に構成)されている。従って、第1導電性部材70のなかの、少なくとも他端部70bを含む一部は、他の部分71,72aよりも細く構成されている。
上端部72aは、フレームグラウンド用端子62に位置している挿通孔64を挿通するとともに、フレームグラウンド用端子62に対して、図1に示される半田部分65(半田付け部65、半田層65ともいう)により固定されている。この結果、第1導電性部材70の他端部70bは、制御回路用基板60に対して半田部分65により固定されている。
図1及び図3に示されるように、制御回路61が、フレームグラウンド用端子62と第1導電性部材70とヒートシンク30とを介して筐体20に接続されることにより、筐体20をフレームグラウンドとして用いて、制御回路61の電圧の基準(基準電位)を決めることができる。
図3及び図4に示されるように、前記複数の第2導電性部材80は、制御回路用基板60と半導体素子50(図1参照)とを電気的に接続している、いわゆる「制御信号用の導電性部材」となる。より詳しく述べると、複数の第2導電性部材80は、図示せぬ一端部を半導体素子50に電気的に接続されるとともに、他端部80aを制御回路用基板60の複数の信号用端子63に電気的に接続されている。第2導電性部材80の個数は、信号用端子63の個数と同じである。第2導電性部材80のことを、適宜「制御信号用の導電性部材80」と言い換える。
複数の第2導電性部材80は、全て同じ構成であって、それぞれ導電性を有している細長い板材から成るバスバー(ピン)によって構成される。第2導電性部材80の下半分は、樹脂製ケース40に埋設されている。第2導電性部材80の上半分80a、つまり他端部80aは、樹脂製ケース40の上(周壁41の上端)から上方へ突出しており、第2導電性部材80のなかの他の部分よりも細く構成されている。
複数の他端部80aは、複数の信号用端子63に位置している複数の挿通孔64を挿通するとともに、複数の信号用端子63に対して個別に半田部分65(半田付け部65、半田層65ともいう)により固定されている。
図1及び図2に示されるように、制御回路用基板60は、樹脂製ケース40に固定部材91(第2固定部材91)によって固定されている。この固定部材91は、少なくともいずれか1つの半田部分65の近傍に位置している。詳しく述べると、樹脂製ケース40は、周壁41の上端から上方へ突出した複数のボス92を有する。制御回路用基板60は、ボス92の上端面に複数の固定部材91によって固定される。制御回路用基板60の四隅には、複数の固定部材91を挿通可能な複数の貫通孔66が形成されてなる。この固定部材91は、ボス92の上端面にネジ止めするビスによって構成される。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
図1〜図4に示されるように、電力変換装置10は、
半導体素子50と、
前記半導体素子50を制御する制御回路61を備えた制御回路用基板60と、
前記半導体素子50を収容するとともに前記制御回路用基板60を配置した樹脂製ケース40と、
前記樹脂製ケース40を収容した導電性を有する筐体20と、を含み、
前記制御回路用基板60と前記筐体20との間を電気的に接続する導電性部材70(第1導電性部材70)を有し、
前記導電性部材70は、少なくとも一部を前記樹脂製ケース40に埋設されている。
このように、制御回路用基板60と筐体20とを電気的に接続している、フレームグラウンド用の導電性部材70は、少なくとも一部を樹脂製ケース40に埋設されている。例えば、樹脂製ケース40を成型時に、この樹脂製ケース40に導電性部材70を一体成型することができる。このため、樹脂製ケース40に対して、導電性部材70を確実に固定することができるとともに、簡易な構成によって、フレームグラウンドを構成することができる。しかも、電力変換装置10を組み立てるときに、樹脂製ケース40に対する導電性部材70の位置決めをする必要はない。
さらには、前記導電性部材70の一端部70aは、前記筐体20に対して電気的に接続且つ固定されている。このため、筐体20に対して導電性部材70の一端部70aを確実に固定することができる。
さらには、前記樹脂製ケース40は、前記樹脂製ケース40を前記筐体20に向かって見て矩形状の構成であり(図2参照)、前記導電性部材70の前記一端部70aが前記筐体20に固定される部位は、前記矩形状である前記樹脂製ケース40の縁41a(つまり、縁41aに設けられたフランジ42)である。
このように、矩形状である樹脂製ケース40の縁41aの部位で、導電性部材70の一端部70aが筐体20に固定されている。このため、導電性部材70の固定位置とは関係なく、半導体素子50を収容する樹脂製ケース40の内部のスペースや、制御回路用基板60の配置スペースを十分に確保することができる。
さらには、前記導電性部材70の他端部70bは、前記制御回路用基板60に対して半田部分65により固定されている。このため、フレームグラウンド用の導電性部材70の他端部70bを、フロー半田等の半田工程によって制御回路用基板60に確実に且つ容易に固定することができる。
さらには、前記電力変換装置10は、前記制御回路用基板60を前記樹脂製ケース40に固定する固定部材91(第2固定部材91)を有している。前記固定部材91は、前記半田部分65の近傍(例えば、フレームグラウンド用端子62を固定する半田部分65の近傍)に位置している。
このように、制御回路用基板60を樹脂製ケース40に固定する固定部材91が、半田部分65の近傍に位置しているので、制御回路用基板60が振動した場合や半田工程の場合に、半田部分65に過大な外力がかかりにくい。このため、半田部分65の信頼性を高めることができる。
さらには、前記導電性部材70は、バスバーによって構成されており、
前記バスバー70(導電性部材70)のなかの、前記他端部70bを含む一部は、他の部分71,72aよりも細く構成されている。
このように、導電性部材70を構成しているバスバーのなかの、他端部70bを含む一部は、他の部分71,72aよりも細い。このため、フロー半田等の半田工程において、バスバーを予め加熱するときに、このバスバーから筐体20へ放熱しにくい。この結果、半田付けの仕上がりが良好となるので、半田付け部分の品質を高めることができる。
本発明は、車両に搭載される電力変換装置に好適である。
10…電力変換装置、20…筐体、40…樹脂製ケース、50…半導体素子、60…制御回路用基板、61…制御回路、70…フレームグラウンド用の導電性部材、70a…一端部、70b…他端部、91…固定部材。

Claims (5)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子を制御する制御回路を備えた制御回路用基板と、
    前記半導体素子を収容するとともに前記制御回路用基板を配置した樹脂製ケースと、
    前記樹脂製ケースを収容した導電性を有する筐体と、
    を含む電力変換装置において、
    前記制御回路用基板と前記筐体との間を電気的に接続する導電性部材を有し、
    前記導電性部材は、少なくとも一部を前記樹脂製ケースに埋設されており、
    前記半導体素子を冷却する導電性のヒートシンクを有し、
    前記ヒートシンクは、前記樹脂製ケースと一体成形品であって、前記筐体の内部且つ内底面に重ねられており、
    前記導電性部材の一端部は、前記ヒートシンクと共に、固定部材によって前記筐体に固定されることで、前記筐体に電気的に接続且つ固定されている、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記樹脂製ケースは、平面視矩形状の構成であり、
    前記導電性部材の前記一端部が前記筐体に固定される部位は、前記平面視矩形状である前記樹脂製ケースの縁である、ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記導電性部材の他端部は、前記制御回路用基板に対して半田部分により固定されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御回路用基板を前記樹脂製ケースに固定する固定部材を、更に有しており、
    前記固定部材は、前記半田部分の近傍に位置している、ことを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記導電性部材は、バスバーによって構成されており、
    前記バスバーのなかの、前記他端部を含む一部は、他の部分よりも細く構成されている、ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電力変換装置。
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