JP6744865B2 - 医療装置用弁体及び医療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カテーテル等の導入部材を生体内に導入する場合に使用される医療装置に組み付けられる医療装置用弁体、及び医療装置に関する。
カテーテルによって血管内の治療を行う場合に使用される医療装置の一例として、Yコネクタが知られている。Yコネクタは、血管からの出血を抑制するための弁体を備えている。特許文献1は、止血弁を備えたYコネクタを開示する。Yコネクタは、本体ユニット、及び、止血弁を備える。本体ユニットには、ガイドワイヤを挿通させるための挿通孔が設けられている。止血弁は、挿通孔を塞ぐように本体ユニットに組み付けられる。止血弁にはスリットが形成されている。止血弁は、スリットを通過するガイドワイヤに密着する。止血弁は、ガイドワイヤとの間の隙間からの血液の流出を抑制する。
特開2014−39771号公報
血液の流出を適切に抑制するために、止血弁のスリットの隙間は小さい方が好ましい。理由は、スリットの隙間が小さい程、挿通孔に挿通されるガイドワイヤやカテーテル等(以下、「導入部材」という。)に止血弁が強く密着するためである。一方、止血弁が導入部材に強く密着した場合、導入部材は止血弁に対して移動し難くなる。この場合、ユーザが導入部材を血管内に導入するときの操作性が低下する場合がある。
本発明の目的は、ユーザが医療装置を用いて導入部材を生体内に導入するときの血液の流出を適切に抑制し、且つ、導入部材の操作性を向上できる医療装置用弁体、及び医療装置を提供することである。
本発明の第1態様に係る医療装置用弁体は、生体内に導入部材を導入するために使用される医療装置に組み付けられる医療装置用弁体であって、対向する第1面及び第2面を有する基礎部と、前記基礎部に設けられたスリットとを備え、前記スリットは、前記第1面から前記第2面に向けて、前記第1面と前記第2面との間の長さである基礎長よりも短い第1長分延びる第1スリット、及び、前記第2面から前記第1面に向けて、前記基礎長よりも短い第2長分延びる第2スリットを有し、且つ、前記第1スリットと前記第2スリットとのそれぞれの少なくとも一部分が連結部で連結し、前記導入部材は、前記生体内に導入される場合、前記連結部を通過して前記第1面側から前記第2面側に向けて移動し、前記医療装置に組み付けられていない単体状態で、前記第2スリットの隙間が前記第1スリットの隙間よりも小さく、前記単体状態で、前記第2スリットの隙間が0であり、前記第1スリットの隙間が0よりも大きいことを特徴とする。
医療装置用弁体は、単体状態で隙間の大きさが異なる第1スリット及び第2スリットを有する。導入部材は、第1スリットと第2スリットとの連結部を、第1面側から第2面側に移動することによって、生体内に導入される。基礎部は、相対的に隙間が小さい第2スリットが設けられた第2面側で、導入部材に強く密着する。このため、医療装置用弁体は、基礎部と導入部材との間の隙間から生体内の血液が流出することを適切に抑制できる。医療装置用弁体は、相対的に隙間が大きい第1スリットが設けられた第1面側における、基礎部と導入部材との密着性を弱めることができる。このため、医療装置用弁体は、ユーザが導入部材を第1面側から第2面側に向けて移動させる場合の操作性を向上できる。
、基礎部は、第2スリットが設けられた第2面側で導入部材に更に強く密着する。このため、医療装置用弁体は、基礎部と導入部材との間の隙間から生体内の血液が流出することを、更に適切に抑制できる。
第1態様において、前記第1スリットは、前記第1面に沿って直線状に延び且つ第1点で交わる複数の第1延設部を有し、前記第2スリットは、前記第2面に沿って直線状に延び且つ第2点で交わる複数の第2延設部を有し、前記複数の第1延設部及び前記複数の第2延設部が互い違いに配置されてもよい。この場合、医療装置用弁体は、基礎部と導入部材との隙間が形成されることを適切に抑制できる。
第1態様において、前記複数の第1延設部は、前記第1点から放射状に延び且つ互いのなす角度が90度である4つの第1延設部であり、前記複数の第2延設部は、前記第2点から放射状に延び且つ互いのなす角度が90度である4つの第2延設部であり、前記第1面及び前記第2面の対向する方向から前記スリットを見たときに、前記第1点及び前記第2点の位置は一致し、且つ、前記4つの第1延設部及び前記4つの第2延設部は等角度で配置されてもよい。この場合、医療装置用弁体は、基礎部と導入部材との隙間が形成されることを適切に抑制しつつ、ユーザが導入部材を第1面側から第2面側に向けて移動させる場合の操作性を向上できる。
第1態様において、前記第2長は、前記第1長よりも長くてもよい。この場合、医療装置用弁体は、基礎部における第2スリットが設けられた部分の弾性力を、第1スリットが設けられた部分の弾性力よりも大きくできる。従って、基礎部は、弾性力が相対的に大きい第2スリットが設けられた第2面側で、導入部材に強く密着する。このため、医療装置用弁体は、基礎部と導入部材との間の隙間から生体内の血液が流出することを更に適切に抑制できる。弾性力が相対的に小さい第1スリットが設けられた第1面側での、基礎部と導入部材との密着性は弱くなる。このため、医療装置用弁体は、ユーザが導入部材を第1面側から第2面側に向けて移動させる場合の操作性を更に向上できる。
第1態様において、前記第1スリットと前記第2スリットとのそれぞれの一部は、前記第1面及び前記第2面の対向する方向において重複してもよい。この場合、医療装置用弁体は、第1スリットと第2スリットとを連結部で適切に連結できる。
本発明の第2態様に係る医療装置は、第1態様に係る医療装置用弁体と、前記導入部材を挿通可能であり、基端側から先端側に向けて延びる挿通孔を有する本体部と、前記医療装置用弁体を支持する支持部であって、前記挿通孔と交差する位置に、前記第1面が前記基端側を向き且つ前記第2面が前記先端側を向いた状態で前記医療装置用弁体を支持し、且つ、前記医療装置用弁体に対して力を加えることによって、前記医療装置用弁体を支持する支持部とを備えた医療装置であって、前記医療装置用弁体は、前記支持部からの力に応じ、前記基礎部が前記先端側に向けて凸状に変形し、前記第1スリットの隙間は、前記基礎部が凸状に変形することに応じて、前記単体状態の前記第1スリットの隙間よりも小さくなり、前記第2スリットの隙間は、前記基礎部が凸状に変形することに応じて、前記単体状態の前記第2スリットの隙間よりも大きくなることを特徴とする。
医療装置は、医療装置用弁体の基礎部が先端側に向けて凸状に変形した状態で、医療装置用弁体を支持する。基礎部は、円周部から中心部に向けて先端側に傾斜する。基礎部の傾斜方向は、導入部材が生体内に導入されるときの導入部材の移動方向と一致する。基礎部が凸状に変形することに応じて、第2スリットの隙間は相対的に大きくなる。従って、医療装置は、ユーザが生体内に導入部材を移動させる場合の操作性を向上できる。このため、ユーザは、医療装置を使用して生体内に導入部材を容易に導入できる。基礎部が凸状に変形することに応じて、第1スリットの隙間は相対的に小さくなる。従って、医療装置は、生体内に導入部材が導入されるときに、医療装置用弁体において基礎部と導入部材との間の隙間から生体内の血液が流出することを適切に抑制できる。
Yコネクタ1の側面図である。 Yコネクタ1の断面図である。 主管部材2、キャップ部材3、止血弁5、弁保持部材6、オープナ7、及びローテータ8の断面図である。 止血弁5の側面図である。 止血弁5を基端側から見た平面図である。 止血弁5を先端側から見た平面図である。 組み付け状態における止血弁5の断面図である。 止血弁5の製造方法を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態であるYコネクタ1について、図面を参照して説明する。図1の上下方向を、「延伸方向」という。図1の上側を基端側といい、下側を先端側という。Yコネクタ1は、主管部材2、キャップ部材3、固定弁4(図2、図3参照)、止血弁5(図2、図3参照)、弁保持部材6(図2、図3参照)、オープナ7、及び、ローテータ8を主な構成要素とする。
<主管部材2>
主管部材2は略Y字状を有する。主管部材2は、ポリカーボネート等の合成樹脂材料により形成されている。主管部材2は、メインブランチ21及びサブブランチ26を有する。メインブランチ21は、延伸方向に沿って直線状に延びる。メインブランチ21は、断面形状が円形を有する管状である。図2、図3に示すように、メインブランチ21は、第1部分22、第2部分23、第3部分24、及び、メイン孔21Hを有する。
第1部分22は、延伸方向に亘って断面の外径が略同一である。第2部分23は、第1部分22の基端部から基端側に向けて延びる。図3に示すように、第2部分23は、テーパー部23A及び拡径部23Bを有する。テーパー部23Aは、第1部分22の基端部から外側に向けてテーパー状に延びる。拡径部23Bは、テーパー部23Aの基端部から基端側に向けて延びる。拡径部23Bの外周面にねじ溝231が形成されている。第2部分23は、後述する固定弁4を収容する。第3部分24は、第1部分22の先端部から先端側に向けて延びる。第3部分24は、第1部分22よりも断面の外径が小さい。
メイン孔21Hは、延伸方向に沿って延びる貫通孔である。メイン孔21Hのうち、第1部分22及び第3部分24に設けられた部分の径は同一である。メイン孔21Hのうち、第2部分23に設けられた部分の径は、第1部分22及び第3部分24に設けられた部分の径よりも大きい。詳細には、メイン孔21Hは、第2部分23のテーパー部23Aで、基端側に向かうに従って大きくなる。メイン孔21Hのうち第2部分23の拡径部23Bに設けられた部分の径は、第1部分22に設けられた部分の径の略2倍である。
サブブランチ26は、メインブランチ21の第1部分22の延伸方向の略中心よりも先端側の部分に接続する。サブブランチ26は、メインブランチ21との接続部分から、延伸方向と直交する方向に対して基端側に傾斜した方向に延びる。サブブランチ26は、直線状に延びる。サブブランチ26は、断面形状が円形を有する管状の部材である。サブブランチ26はサブ孔26Hを有する。メインブランチ21のメイン孔21Hと、サブブランチ26のサブ孔26Hとは連通する。
<キャップ部材3>
キャップ部材3は、主管部材2の第2部分23に接続される。図2に示すように、キャップ部材3は、後述する止血弁5及び弁保持部材6を収容する。キャップ部材3は有底筒状を有する。キャップ部材3は、透明性を有する合成樹脂により形成されている。図3に示すように、キャップ部材3は、周壁部31、底部32、及び、突出部33を有する。
周壁部31は、断面形状が円形を有する筒状の部材である。底部32は、周壁部31の基端部を覆う。突出部33は、底部32の中心から基端側に突出する。周壁部31の内周面で囲まれた部分に、キャップ孔34が形成される。突出部33は、延伸方向に沿って延びるキャップ孔35を有する。キャップ孔34、35は連通する。周壁部31の内周面に、ねじ山31Aが形成されている。
キャップ部材3は、メインブランチ21のねじ溝231にねじ山31Aが螺合されることによって、主管部材2に組み付けられる。キャップ部材3が主管部材2に組み付けられた状態で、キャップ孔34、35とメイン孔21Hとのそれぞれの中心は、同一軸線(以下、「軸線91A」という。)上に配置される。
<弁保持部材6>
図2に示すように、弁保持部材6はキャップ部材3に収容される。弁保持部材6は、後述する止血弁5を収容する。弁保持部材6は円筒状を有する。弁保持部材6は、透明性を有する合成樹脂により形成されている。図3に示すように、弁保持部材6は、第1部分61、及び、第2部分62を有する。第1部分61及び第2部分62は、断面形状が円形を有する筒状である。第2部分62は、第1部分61に対して基端側に配置される。
第1部分61は、保持孔63を有する。保持孔63は、第1部分61を延伸方向に貫通する。保持孔63の先端側には、基端側に向けて径が大きくなる向きのテーパー63Aが形成されている。第2部分62は、保持孔64、65、及び、ねじ溝62Bを有する。保持孔64、65は、第2部分62を延伸方向に貫通する。保持孔64は、第2部分62の先端側に設けられる。保持孔64の先端部は、第1部分61の保持孔63に連通する。保持孔64の径は、キャップ部材3のキャップ孔35よりも大きい。保持孔65は、第2部分62の基端側に設けられる。保持孔65の先端部は、保持孔64に連通する。保持孔65の径は、保持孔64の径よりも大きい。
保持孔64、65の連通部分に段差62Aが形成される。段差62Aは、保持孔64、65を繋ぐ平面である。段差62Aの平面は基端側を向く。保持孔64、65、及び、段差62Aには、後述する止血弁5が嵌る。段差62Aの最も内側の部分、言い換えれば、段差62Aのうち保持孔64に接続する部分に、突出部65Aが設けられる。突出部65Aは、段差62Aから基端側に向けて突出する。突出部65Aの形状は、延伸方向から見たときに環状である。突出部65Aの基端部は湾曲する。突出部65Aは、弁保持部材6の第2部分62の基端部よりも基端側に突出しない。ねじ溝62Bは、第2部分62の外周面に設けられる。
弁保持部材6は、キャップ部材3のねじ山31Aがねじ溝62Bに螺合されることによって、キャップ部材3に組み付けられる。弁保持部材6がキャップ部材3に組み付けられた状態で、キャップ孔34、35と、保持孔63、64、65のそれぞれの中心は、軸線91A上に配置される。主管部材2及びキャップ部材3は、キャップ部材3に弁保持部材6が組み付けられた後、メインブランチ21のねじ溝231にねじ山31Aが螺合されることによって組み付けられる。主管部材2にキャップ部材3が組み付けられた状態で、キャップ部材3に組み付けられた弁保持部材6の第1部分61は、主管部材2の第2部分23の拡径部23Bの内側に配置される。
<固定弁4>
図2に示すように、固定弁4は、主管部材2の第2部分23に収容される。固定弁4は円筒状を有する。固定弁4は、弾性を有する合成樹脂により形成されている。図3に示すように、固定弁4は、本体部41を有する。本体部41は円柱状である。本体部41の先端側の外周面に、基端側に向けて径が大きくなる向きのテーパー41Aが形成されている。本体部41は固定孔42を有する。固定孔42は、本体部41を延伸方向に貫通する。固定孔42の径は、主管部材2のメイン孔21Hの径と略同一である。
固定弁4は、主管部材2に収容された状態でキャップ部材3が主管部材2に螺合されることによって、主管部材2及びキャップ部材3に組み付けられる。詳細には次の通りである。固定弁4が収容された状態の主管部材2のねじ溝231とキャップ部材3のねじ山31Aとが螺合される。キャップ部材3に対して主管部材2が基端側に移動する。固定弁4は、キャップ部材3に収容された状態の弁保持部材6と、主管部材2の第2部分23のテーパー部23Aとによって、延伸方向両側から挟まれる。固定弁4は、主管部材2の第2部分23の内周面に密着する。固定弁4の固定孔42は、主管部材2のメイン孔21H及び弁保持部材6の保持孔63と連通する。
<止血弁5(単体状態)>
図2に示すように、止血弁5は、弁保持部材6に保持される。Yコネクタ1に組み付けられていない状態(以下、「単体状態」という。)の止血弁5について、図4から図6を参照して説明する。止血弁5は、円形板状を有する。止血弁5は、弾性材料により形成されている。弾性材料の具体例として、シリコンゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴムなどの他の合成ゴム、ラテックスゴムなどの天然ゴム、オレフィン系エラストマ(例えば、ポリスチレンエラストマ、ポリプロピレンエラストマ)、ポリアミドエラストマ、スチレン系エラストマ、ポリウレタン、ウレタン系エラストマ、フッ素樹脂系エラストマ等が挙げられる。この中でも特にシリコンゴムが好ましい。
止血弁5は、第1基礎部51及び第2基礎部52を有する。第1基礎部51及び第2基礎部52は、それぞれ、円形板状である。第1基礎部51及び第2基礎部52のそれぞれの各面は、延伸方向を向く。第1基礎部51は、第2基礎部52に対して基端側に配置される。第1基礎部51の径は、第2基礎部52の径よりも大きい。第1基礎部51の径は、弁保持部材6の保持孔65の径と略同一である。第2基礎部52の径は、弁保持部材6の保持孔64の径と略同一である。第1基礎部51の先端側の面と、第2基礎部52の基端側の面とは接触する。第1基礎部51のうち、第2基礎部52と接触する面と反対側の面を、「第1面51A」という。第2基礎部52のうち、第1基礎部51と接触する面と反対側の面を、「第2面52A」という。第1面51A及び第2面52Aは平行である。第1面51A及び第2面52Aは、中心部が凹んでいる。詳細には、第1面51Aは、第1基礎部51の円周部から中心点51Cに向けて、先端側に傾斜する。第2面52Aは、第2基礎部52の円周部から中心点52Cに向けて、基端側に傾斜する。第2面52Aの傾斜角度は、第1面51Aの傾斜角度よりも大きい。第1基礎部51の中心点51Cと、第2基礎部52の中心点52Cとのそれぞれの位置は、第1面51Aと第2面52Aとの対向する方向、即ち、延伸方向からみたときに、一致する。
第1基礎部51の円周部の厚さを、第1基礎長といい、T1と表記する。第2基礎部52の円周部の厚さを、第2基礎長といい、T2と表記する。第1基礎長T1は、第2基礎長T2よりも大きい。第1基礎部51と第2基礎部52とを総称して、「基礎部50」という。基礎部50の円周部における厚さを、基礎長といい、T0と表記する。基礎長T0は、第1基礎長T1と第2基礎長T2とを加算した値と等しい。
図5に示すように、止血弁5は第1スリット56を有する。第1スリット56は、第1面51Aから第2面52A側に向けて延びる。第1スリット56の深さを、第1スリット長といい、T3(図4参照)と表記する。第1スリット長T3は、第1基礎長T1よりも小さい。第1スリット56は、第1面51Aから、第1基礎部51の内部まで延び、第1基礎部51を延伸方向に貫通しない。第1スリット56の隙間は、0.13mmである。第1スリット56は、第1延設部56A、56B、56C、56Dを有する。第1延設部56A〜56Dは、第1面51Aに沿って直線状に延びる。第1延設部56A〜56Dは、中心点51Cから第1基礎部51の円周部に向けて放射状に延びる。第1延設部56A〜56Dは、90度ずつ等間隔に配置される。基礎部50のうち、第1スリット56の第1延設部56A〜56Dで分割された4つの部分を、それぞれ、「第1弁部561」という。
図6に示すように、止血弁5は第2スリット57を有する。第2スリット57は、第2面52Aから第1面51A側に向けて延びる。第2スリット57の深さを、第2スリット長といい、T4(図4参照)と表記する。第2スリット長T4は、第2基礎長T2よりも大きく、基礎長T0よりも小さい。第2スリット長T4は、第1スリット長T3よりも大きい。第2スリット57は、第2面52Aから、第2基礎部52を貫通して更に基端側の第1基礎部51の内部まで延びる。第2スリット57の隙間は、0mmである。第2スリット57の隙間は、第1スリット56の隙間よりも小さい。第2スリット57は、第2延設部57A、57B、57C、57Dを有する。第2延設部57A〜57Dは、第2面52Aに沿って直線状に延びる。第2延設部57A〜57Dは、中心点52Cから第2基礎部52の円周部に向けて放射状に延びる。第2延設部57A〜57Dは、90度ずつ等間隔に配置される。基礎部50のうち、第2スリット57の第2延設部57A〜57Dで分割された4つの部分を、それぞれ、「第2弁部571」という。
以下、第1スリット56のうち、中心点51Cに対応する部分を、「連結部56E」という。第2スリット57のうち、中心点52Cに対応する部分を、「連結部57E」という。第1スリット56及び第2スリット57は、連結部56E、57Eで連結する。つまり、第1スリット56及び第2スリット57は、連結部56E、57Eにおいて止血弁5の基礎部50を延伸方向に貫通する。
図5、図6に示すように、第1スリット56の第1延設部56A〜56Dと、第2スリット57の第2延設部57A〜57Dは、延伸方向から見たときに互い違いに配置される。第2スリット57の第2延設部57Aは、基端側からみた状態で第1スリット56の第1延設部56Aを反時計回りに45度回転した位置に配置される。第2スリット57の第2延設部57B〜57Dについても同様に、基端側からみた状態で第1スリット56の第1延設部56B〜57Dを反時計回りに45度回転した位置に配置される。このため、第1延設部56A〜56D及び第2延設部57A〜57Dは、中心点51C、52Cから、基礎部50の円周部に向けて放射状に延びる。第1延設部56A〜56D及び第2延設部57A〜57Dは、延伸方向から見たときに45度ずつ等間隔に配置される。第1延設部56A〜56D及び第2延設部57A〜57Dは、基端側から見たときに、反時計回りの向きで、56A、57A、56B、57B、56C、57C、56D、57Dの順に配列される。
図4に示すように、第1スリット56の第1スリット長T3と第2スリット57の第2スリット長T4とを加算した値は、基礎部50の基礎長T0よりも僅かに大きい。つまり、第1スリット56の先端部の一部と、第2スリット57の基端部の一部とは、延伸方向において重複する。
<止血弁5(組み付け状態)>
図7に示すように、止血弁5は、キャップ部材3、及び、弁保持部材6に組み付けられる。以下、キャップ部材3及び弁保持部材6に組み付けられた状態を、「組み付け状態」という。止血弁5は、キャップ部材3及び弁保持部材6に対して、次のように組み付けられる。
弁保持部材6の保持孔64、65内に、止血弁5が保持される。止血弁5の第1基礎部51は、基端側の保持孔65の内側に嵌められる。第1基礎部51の径は、保持孔65の径と略同一であるので、第1基礎部51は保持孔65に内側から密着する。止血弁5の第2基礎部52は、先端側の保持孔64の内側に嵌められる。第2基礎部52の径は、保持孔64の径と略同一であるので、第2基礎部52は保持孔64に内側から密着する。弁保持部材6の突出部65Aは、止血弁5の第1基礎部51の先端側の面のうち、第2基礎部52に近接する部分に、先端側から接触する。止血弁5のうち突出部65Aと接触する部分は、基端側に凹む。
弁保持部材6がキャップ部材3にねじ込まれる。キャップ部材3のねじ山31Aと弁保持部材6のねじ溝62Bとが螺合されることに応じ、キャップ部材3に対して弁保持部材6が基端側に移動する。弁保持部材6の第2部分62の基端部は、キャップ部材3の底部32に先端側から密着する。止血弁5の第1基礎部51は、弁保持部材6の第2部分62の段差62Aと、キャップ部材3の底部32とによって、延伸方向両側から挟まれる。止血弁5のうち弁保持部材6の突出部65Aと接触する部分は、基端側に更に凹む。止血弁5は組み付け状態となる。
組み付け状態において、止血弁5は、第1基礎部51が延伸方向両側から挟まれて圧縮される。第1基礎部51の径方向の外側への広がりは、弁保持部材6の保持孔65によって規制される。第1基礎部51は、径方向の外側に広がろうとする力に反発する力として、第1基礎部51の円周部から中心部に向かう方向の力を保持孔65から受ける。止血弁5の中心点51C、52C(図4〜図6参照)は、基端側又は先端側に撓もうとする。弁保持部材6の保持孔64は、キャップ部材3のキャップ孔35の径よりも大きい。このため、止血弁5の中心点51C、52Cは、弁保持部材6の保持孔64側に対応する先端側に向けて撓み、基端側に撓まない。止血弁5は、基礎部50の円周部から中心点51C、52Cに向けて凸状に変形する。止血弁5の第1面51A及び第2面52Aは、基礎部50の円周部から中心点51C、52Cに向けて先端側に傾斜する。
止血弁5の変形に応じ、第1スリット56(図5参照)の隙間は閉塞する。組み付け状態における第1スリット56の隙間の大きさは、単体状態における第1スリット56の隙間の大きさよりも小さくなる。一方、第2スリット57(図6参照)の隙間は開放する。組み付け状態における第2スリット57の隙間の大きさは、単体状態における第2スリット57の隙間の大きさよりも大きくなる。
止血弁5は、突出部65Aが先端側から接触することによって、移動が規制される。突出部65Aは、止血弁5の第1基礎部51が延伸方向両側から挟まれたときに、止血弁5が保持孔64内に脱落することを抑制する。突出部65Aの基端部は湾曲しているので、突出部65Aが止血弁5に接触しても、突出部65Aによって止血弁5は損傷しない。
<オープナ7>
図2、図3に示すように、オープナ7は、筒部71、及び、フランジ部72を有する。筒部71は円筒状を有する。筒部71は延伸方向に延びる。筒部71の外径は、キャップ部材3のキャップ孔35よりも僅かに小さい。筒部71は、キャップ部材3の突出部33の基端部から、先端側に向けてキャップ孔35に挿通される。筒部71は、キャップ部材3に対して延伸方向に移動可能に保持される。筒部71の先端部に、突起部71Aが設けられる。突起部71Aは、キャップ部材3から筒部71が抜けることを防止する。キャップ部材3に対して筒部71が最も基端側に移動した状態で、筒部71の先端部は、止血弁5の第1面51Aから基端側に離隔する。
フランジ部72は、筒部71の基端部に設けられる。フランジ部72は、円形板状を有する。フランジ部72の外径は、キャップ部材3の周壁部31の外径と略同一である。フランジ部72は、筒部71がキャップ部材3に対して先端側に移動したとき、キャップ部材3の突出部33の基端部に接触する。詳細は後述するが、オープナ7が先端側に移動したとき、筒部71の先端部は、止血弁5の連結部56E、57E(図5、図6参照)を開放する。オープナ7は、オープナ孔73を有する。オープナ孔73は、筒部71及びフランジ部72の中心を、延伸方向に貫通する。オープナ孔73の中心は軸線91Aを通る。
<ローテータ8>
ローテータ8は、主管部材2のメインブランチ21の第3部分24に先端側から取り付けられる。ローテータ8は、Yコネクタ1をガイディングカテーテル(図示外)に接続するための部材である。ローテータ8は、内孔8A及び外孔8Bを有する。内孔8Aは、メインブランチ21のメイン孔21Hに連通する。外孔8Bは、内孔8Aの周囲に形成される。外孔8Bの内壁に、ガイディングカテーテルを装着するための溝81が形成される。
主管部材2、キャップ部材3、固定弁4、弁保持部材6、オープナ7、及び、ローテータ8が組み付けられた状態で、メイン孔21H、キャップ孔34、35、保持孔63、64、65、固定孔42、及び、オープナ孔73は一体に連通する。メイン孔21H、キャップ孔34、35、保持孔63、64、65、固定孔42、及び、オープナ孔73を、「挿通孔91」という。
<Yコネクタ1の使用方法>
Yコネクタ1の使用方法について説明する。カテーテルやガイドワイヤ等の導入部材が、オープナ7のオープナ孔73から挿入され、挿通孔91内に導入される。導入部材の導入の過程で、導入部材の先端部が止血弁5の第1基礎部51に基端側から接触する。上記のように、止血弁5は、基礎部50の円周部から中心点51C、52Cに向けて先端側に傾斜している。導入部材が基端側から先端側に移動することに応じて、止血弁5の中心点51C、52Cは、先端側に向けて更に撓む。止血弁5は、連結部56E、57Eを開放する。
導入部材は、開放した連結部56E、57Eを通過する。第1基礎部51の4つの第1弁部561、及び、第2基礎部52の4つの第2弁部571は、導入部材の側面に密着する。これによって、挿通孔91を介して止血弁5の先端側から基端側に向けて血液等が漏れることが抑制される。導入部材は更に先端側に移動し、ローテータ8に至る。導入部材は、ローテータ8に装着されたガイディングカテーテル内に導入され、ガイディングカテーテルを介して体内に導入される。
体内の治療対象の位置に導入部材が到達した場合を例示する。この場合、主管部材2のサブブランチ26に、液剤供給器等の機器が接続され、造影剤等の液剤が供給される。供給された液剤は、メインブランチ21のメイン孔21Hを介して、ガイディングカテーテル内に入り、治療対象の位置に投与される。
導入部材の導入過程において、止血弁5よりも先端側にエアーが混入した場合、又は、導入部材の複雑な動作が行われる場合を例示する。この場合、ユーザは、オープナ7を先端側に移動させる操作を行う。オープナ7の筒部71は、止血弁5の連結部56E、57Eに挿通される。連結部56E、57Eは開放する。止血弁5の4つの第1弁部561及び4つの第2弁部571は、導入部材から離れ、オープナ7の筒部71の側面に密着する。この状態で、止血弁5よりも先端側に混入したエアーが抜かれる。又、導入部材の移動が止血弁5によって阻害されない状態となるので、ユーザによる導入部材の複雑な操作が可能となる。
オープナ7が先端側に移動した状態で、止血弁5は、先端側に凸状に変形する。オープナ7は、基端側に向かう方向の力を止血弁5から受ける。従って、ユーザによるオープナ7を先端側に移動させる操作が解除された場合、オープナ7は、止血弁5から受ける力によって基端側に移動し、元の状態に戻る。
Yコネクタ1に対して導入部材を固定させて使用される場合を例示する。この場合、ユーザは、主管部材2に対してキャップ部材3を螺合させる。キャップ部材3に対して主管部材2が基端側に移動する。固定弁4は、弁保持部材6と、主管部材2の第2部分23のテーパー部23Aとによって、延伸方向両側から強く挟まれる。固定孔42は、本体部41が延伸方向両側から圧縮されることに応じて、内側に拡張する。固定孔42の径は縮小する。固定孔42に挿通された導入部材は、固定孔42の径が縮小することによって圧迫され、固定弁4に対して延伸方向に移動不能となる。これによって、ユーザは、Yコネクタ1に対して導入部材を固定させることができる。
<止血弁5の製造方法>
図8を参照し、止血弁5の製造方法について説明する。はじめに、金型による成形加工によって基礎部50が製造される(S1)。成形加工の方法の具体例の一つとして、射出成形が挙げられる。具体的には次の通りである。型締め工程によって、金型が締められる(S11)。射出工程によって、加熱溶融された弾性体材料が金型に射出される(S13)。保圧、冷却工程によって、弾性材料が冷却するまで保持される(S15)。型開き工程によって、金型が開放される(S17)。取出し工程によって、基礎部50が取り出される(S19)。
基礎部50は、第2スリット57を有さないことを除き、図4〜図6の止血弁5における基礎部50と同一である。基礎部50は、第1基礎部51及び第2基礎部52を有する。第1スリット56は、第1基礎部51の第1面51Aから、第2基礎部52の第2面52Aに向けて、第1スリット長T3の深さ分延びる。第1スリット56の隙間は、0.13mmである。第1スリット56は、中心点51Cから放射状に延びる第1延設部56A〜56Dを有する。この時点で、第2基礎部52の第2面52Aに第2スリット57は設けられない。
次に、S1の工程によって製造された基礎部50に、第2スリット57として、中心点52Cから放射状に延びる第2延設部57A〜57Dが形成される(S2)。第2延設部57A〜57Dは、第2基礎部52の第2面52Aに刃で切れ込みを入れることによって形成される。第2スリット57は、第2基礎部52の第2面52Aから、第1基礎部51の第1面51Aに向けて、第2スリット長T4の深さ分延びる。第2スリット57は刃で形成されるので、第2スリット57の隙間は0mmとなる。第1スリット56の最も深い部分の一部と、第2スリット57の最も深い部分の一部とは、第1面51Aと第2面52Aとの対向方向において重複する。基礎部50を対向方向に貫通する連結部56E、57Eが形成される。
<本実施形態の主たる作用、効果>
以上説明したように、止血弁5は、単体状態で、隙間の大きさが異なる第1スリット56及び第2スリット57を有する。導入部材は、第1スリット56と第2スリット57との連結部56E、57Eを、第1面51A側から第2面52A側に移動することによって、生体内に導入される。基礎部50は、隙間が0mmである第2スリット57が設けられた第2面52A側で、導入部材に強く密着する。このため、第2基礎部52の4つの第2弁部571と導入部材との間の隙間から、第2面52A側から第1面51A側に向けて生体内の血液が流出することを適切に抑制できる。又、隙間が1.3mmである第1スリット56が設けられた第1面51A側における、第2基礎部52の4つの第1弁部561と導入部材との密着性は、第2基礎部52の4つの第2弁部571と導入部材との密着性よりも弱くなる。このため、止血弁5は、ユーザが導入部材を第1面51A側から第2面52A側に向けて移動させる場合の操作性を向上できる。
第1スリット56は、中心点51Cから放射状に延びる第1延設部56A〜56Dを有する。第2スリット57は、中心点52Cから放射状に延びる第2延設部57A〜57Dを有する。第1延設部56A〜56D及び第2延設部57A〜57Dは、それぞれ、90度ずつ等間隔に配置される。第1延設部56A〜56D及び第2延設部57A〜57Dは、延伸方向からみたときに互い違いに配置される。第1延設部56A〜56D及び第2延設部57A〜57Dは、延伸方向から見たときに45度ずつ等間隔に配置される。この場合、第1基礎部51のうち第1延設部56A〜56Dによって分割された4つの第1弁部561と、第2基礎部52のうち第2延設部57A〜57Dによって分割された4つの第2弁部571とは、導入部材に対して、互い違いに且つ等間隔で接触する。この場合、基礎部50と導入部材との隙間の形成を効果的に抑制できるので、止血弁5は、隙間から生体内の血液が流出することを適切に抑制できる。
第1延設部及び第2延設部のそれぞれの数が4つ未満になると、導入部材に接触する第1弁部及び第2弁部の接触面積が小さくなる。この場合、基礎部50と導入部材との間に隙間が発生し易くなって血液が漏れやすくなる場合がある。一方、第1延設部及び第2延設部のそれぞれの数が4よりも大きくなると、導入部材に接触する第1弁部及び第2弁部の接触面積が大きくなる。この場合、導入部材の操作性が悪化する場合がある。これに対し、止血弁5の第1延設部56A〜56D、及び、第2延設部57A〜57Dのそれぞれの数は4つである。これによって、止血弁5は、基礎部50と導入部材との間に隙間が形成されることを適切に抑制しつつ、ユーザが導入部材を第1面51A側から第2面52A側に向けて移動させる場合の操作性を維持できる。
第2スリット57の深さである第2スリット長T4は、第1スリット56の深さである第1スリット長T3よりも大きい。この場合、基礎部50における第2スリット57が設けられた部分の弾性力を、第1スリット56が設けられた部分の弾性力よりも大きくできる。従って、基礎部50は、弾性力が相対的に大きい第2スリット57が設けられた第2面52A側で、導入部材に強く密着する。このため、止血弁5は、基礎部50と導入部材との間の隙間から生体内の血液が流出することを更に適切に抑制できる。止血弁5は、弾性力が相対的に小さい第1スリット56が設けられた第1面51A側での、基礎部50と導入部材との密着性を弱めることができる。このため、止血弁5は、ユーザが導入部材を第1面51A側から第2面52A側に向けて移動させる場合の操作性を更に向上できる。
第1スリット長T3と第2スリット長T4とを加算した値は、基礎部50の基礎長T0よりも大きい。第1スリット56と第2スリット57とのそれぞれの一部は、延伸方向において重複する。この場合、止血弁5は、第1スリット56と第2スリット57とを連結部56E、57Eにおいて適切に連結できるので、第1スリット56及び第2スリット57を介して基礎部50を貫通させることができる。
Yコネクタ1は、止血弁5の基礎部50が先端側に向けて凸状に変形した状態で、止血弁5を支持する。止血弁5の基礎部50は、円周部から中心部に向けて先端側に傾斜する。基礎部50の傾斜方向は、導入部材が生体内に導入されるときの導入部材の移動方向と一致する。基礎部50が凸状に変形することに応じて、第2スリット57の隙間の大きさは大きくなる。従って、4つの第2弁部571と導入部材との密着性は弱められ、導入部材は移動し易くなる。このためユーザは、Yコネクタ1を使用して生体内に導入部材を容易に導入できる。又、基礎部50が凸状に変形することに応じて、第1スリット56の隙間は小さくなる。従って、止血弁5は、Yコネクタ1を使用して生体内に導入部材を導入するときに、基礎部50と導入部材との間の隙間から生体内の血液が流出することを、第1面51A側で抑制できる。
止血弁5が製造される場合、初めに、第1面51Aに第1スリット56が射出成型によって形成され、第2面52Aに第2スリット57が形成されていない基礎部50が製造される(S1)。その後、基礎部50の第2面52Aに第2スリット57が形成される。なお、第2スリット57は、第2面52Aに刃で切れ込みを入れることによって形成される(S2)。刃で切れ込みを入れる方法で第2スリット57を形成させることによって、止血弁5は、第2スリット57の隙間を0mmとすることができる。従って、上記の製造方法によって、隙間が0mmの第2スリット57を、基礎部50の第2面52Aに容易に形成できる。なお、第1スリット56は、射出成形によって形成される。この場合、基礎部50の製造と同時に第1スリット56を形成できるので、製造工程を簡易化できる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。止血弁5の基礎部50の形状は、円形板状に限定されない。例えば基礎部50は、円柱、角柱、円錐台、角錐台等であってもよい。止血弁5において、第2スリット57の深さである第2スリット長T4は、第1スリット56の深さである第1スリット長T3よりも大きい。これに対し、第2スリット長T4と第1スリット長T3とは同一であってもよいし、第1スリット長T3の方が第2スリット長T4より大きくてもよい。単体状態における第2スリット57の隙間は、0mmに限定されず、第1スリット56の隙間よりも小さい任意の値であればよい。第1スリット56の隙間は、0.13mmに限定されず、第2スリット57よりも大きい任意の値であればよい。
第1スリット56は、中心点51Cから放射状に延びる第1延設部56A〜56Dを有する。第2スリット57は、中心点52Cから放射状に延びる第2延設部57A〜57Dを有する。複数の第1延設部、及び、複数の第2延設部の数は4つに限定されず、2、3、5以上の何れかの数でもよい。複数の第1延設部、及び、複数の第2延設部は、異なる間隔で配置されてもよい。複数の第1延設部、及び、複数の第2延設部の少なくとも何れかは、延伸方向から見たときに同じ位置に配置されてもよい。第1スリット56の第1スリット長T3と、第2スリット57の第2スリット長T4とを加算した長さは、基礎部50の厚さである基礎長T0と同一であってもよい。第1スリット56及び第2スリット57に加えて、他のスリット、孔などが形成されてもよい。複数の第1延設部56A〜56Dは、第1面51Aに沿って曲折しながら、中心点51Cから放射状に延びてもよい。複数の第2延設部57A〜57Dは、第2面52Aに沿って曲折しながら、中心点52Cから放射状に延びてもよい。中心点51C、52Cに貫通孔が設けられてもよい。
組み付け状態における止血弁5の形状は、単体状態と同一であってもよい。即ち、止血弁5は、弁保持部材6によって保持された状態で、中心点51C、52Cが先端側に向けて撓まなくてもよい。組み付け状態における、第1スリット56及び第2スリット57の隙間の大きさは、単体状態における隙間の大きさと同一であってもよい。
単体状態で止血弁5が弁保持部材6に保持され、組み付け状態で止血弁5の外側への変形が弁保持部材6によって規制されるという条件を満たす範囲で、第1基礎部51の径は変更可能である。このため、第1基礎部51の径は、弁保持部材6の保持孔65の径よりも僅かに小さくてもよいし、僅かに大きくてもよい。
止血弁5は、第2スリット57が形成されていない状態の基礎部50が初めに製造され(S1)、次いで、刃で切れ込みを入れることによって第2スリット57が形成される(S2)。これに対し、初めに、第1スリット56及び第2スリット57が形成されていない基礎部50が形成されてもよい。次いで、刃で切れ込みを入れることによって、第1スリット56及び第2スリット57が形成されてもよい。基礎部50の成形方法は、金型による成形加工に限定されない。例えば、基礎部50は、削り出し加工によって形成されてもよい。
組み付け状態における止血弁5は、第1基礎部51が延伸方向両側から挟まれて圧縮されることに応じ、弁保持部材6の保持孔65に内側から接触する。止血弁5は、円周部から中心部に向かう方向の力を保持孔65から受ける。この力に応じて止血弁5の中心点51C、52Cが先端側に向けて撓むことによって、止血弁5は凸状に変形する。これに対し、弁保持部材6は、止血弁5の中心点51C、52Cに対して先端側に向かう方向の力を止血弁5に直接的に付与した状態で、止血弁5を保持してもよい。止血弁5は、弁保持部材6から受ける力に応じて、中心点51C、52Cを先端側に向けて撓ませてもよい。この場合、止血弁5は、弁保持部材6の保持孔65に接触しなくてもよい。
<その他>
止血弁5は本発明の「医療装置用弁体」の一例である。Yコネクタ1は本発明の「医療装置」の一例である。中心点51Cは本発明の「第1点」に対応する。中心点52Cは本発明の「第2点」に対応する。弁保持部材6は本発明の「支持部」の一例である。主管部材2は本発明の「本体部」の一例である。

Claims (6)

  1. 生体内に導入部材を導入するために使用される医療装置に組み付けられる医療装置用弁体であって、
    対向する第1面及び第2面を有する基礎部と、
    前記基礎部に設けられたスリットと
    を備え、
    前記スリットは、前記第1面から前記第2面に向けて、前記第1面と前記第2面との間の長さである基礎長よりも短い第1長分延びる第1スリット、及び、前記第2面から前記第1面に向けて、前記基礎長よりも短い第2長分延びる第2スリットを有し、且つ、前記第1スリットと前記第2スリットとのそれぞれの少なくとも一部分が連結部で連結し、
    前記導入部材は、前記生体内に導入される場合、前記連結部を通過して前記第1面側から前記第2面側に向けて移動し、
    前記医療装置に組み付けられていない単体状態で、前記第2スリットの隙間が前記第1スリットの隙間よりも小さく、
    前記単体状態で、前記第2スリットの隙間が0であり、前記第1スリットの隙間が0よりも大きいことを特徴とする医療装置用弁体。
  2. 前記第1スリットは、前記第1面に沿って直線状に延び且つ第1点で交わる複数の第1延設部を有し、
    前記第2スリットは、前記第2面に沿って直線状に延び且つ第2点で交わる複数の第2延設部を有し、
    前記複数の第1延設部及び前記複数の第2延設部が互い違いに配置されたことを特徴とする請求項1に記載の医療装置用弁体。
  3. 前記複数の第1延設部は、前記第1点から放射状に延び且つ互いのなす角度が90度である4つの第1延設部であり、
    前記複数の第2延設部は、前記第2点から放射状に延び且つ互いのなす角度が90度である4つの第2延設部であり、
    前記第1面及び前記第2面の対向する方向から前記スリットを見たときに、前記第1点及び前記第2点の位置は一致し、且つ、前記4つの第1延設部及び前記4つの第2延設部は等角度で配置されたことを特徴とする請求項に記載の医療装置用弁体。
  4. 前記第2長は、前記第1長よりも長いことを特徴とする請求項1からの何れかに記載の医療装置用弁体。
  5. 前記第1スリットと前記第2スリットとのそれぞれの一部は、前記第1面及び前記第2面の対向する方向において重複する請求項1からの何れかに記載の医療装置用弁体。
  6. 請求項1からの何れかに記載の前記医療装置用弁体と、
    前記導入部材を挿通可能であり、基端側から先端側に向けて延びる挿通孔を有する本体部と、
    前記医療装置用弁体を支持する支持部であって、
    前記挿通孔と交差する位置に、前記第1面が前記基端側を向き且つ前記第2面が前記先端側を向いた状態で前記医療装置用弁体を支持し、且つ、
    前記医療装置用弁体に対して力を加えることによって、前記医療装置用弁体を支持する支持部と
    を備えた医療装置であって、
    前記医療装置用弁体は、
    前記支持部からの力に応じ、前記基礎部が前記先端側に向けて凸状に変形し、
    前記第1スリットの隙間は、前記基礎部が凸状に変形することに応じて、前記単体状態の前記第1スリットの隙間よりも小さくなり、
    前記第2スリットの隙間は、前記基礎部が凸状に変形することに応じて、前記単体状態の前記第2スリットの隙間よりも大きくなることを特徴とする医療装置。
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