JP6543538B2 - ホルダ部材に装着突部を設けた塗布具 - Google Patents
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Description
また、上記口部側部分が、その復元変形力によって装着突部及び装着部材を軸線方向に押圧する。これにより、塗布部材が装着突部と装着部材との間で軸線方向にしっかりと固定され、塗布部材をホルダ部材に対してより強固に装着できる。
さらに、塗布部材をホルダ部材内に挿入して装着突部上に押し付けた状態で、塗布部材をホルダ部材に対して相対的に周方向に回転させて装着突部に対して捩じ込むことなどにより、塗布部材が装着突部から抜けにくいようにしつつ、ホルダ部材への塗布部材の装着容易性を向上させる。
また、塗布部材をホルダ部材内に挿入して装着突部上に押し付けた状態で、塗布部材をホルダ部材に対して相対的に周方向に回転させて装着突部に対して捩じ込むことなどにより、塗布部材が装着突部から抜けにくいようにしつつ、ホルダ部材への塗布部材の装着容易性を向上させる。
この場合では、塗布具の使用に際して、扁平形状を呈する胴部を短手方向で指で挟み込みかつ塗布部材を被塗布部に押し当てた状態で胴部の短手方向に塗布具を移動させることから、間欠部を上記短手方向からずらした方向に開口させることで、この塗布時に、塗布部材のうち装着突部よりも上記軸方向に沿う口部側の部分が間欠部を通して引き出されにくくなる。これにより、塗布部材をホルダ部材からより強固に装着できる。
また、本発明にかかる塗布具によれば、塗布部材のうち上記口部側部分のうちの少なくとも一部を上記先端側部分よりも硬くすることによって、同様に上記口部側部分が装着突部から抜け出されにくくなり、塗布部材をホルダ部材に対してより強固に装着できる。
これら口部3、装着部材11、ホルダ部材12、塗布部材13及びカバー部材14は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この共通軸を中心軸Oと称し、図1において中心軸Oに沿って容器本体2から塗布部材13に向かう方向を上方、その逆方向を下方とする。また、中心軸Oから見た平面視で中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸O回りで周回する方向を周方向と称する。
容器本体2の口部3の頂壁部16の中央部には、容器本体2内に収容された例えば液剤などの内容物を容器本体2外に流通させる開口部2Aが形成されている。また、口部3の外周面には、径方向外側に向けて突出する第1取付突部3Aが全周にわたって突設されている。さらに、口部3の外周面のうち第1取付突部3Aよりも上方には、上下方向に延在する第1リブ部3Bが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ホルダ部材12の上側部分における上下方向の中央部分には、図1から図4に示すように、径方向内側に向けて突出する平面視で円環状の装着突部31が突設されている。
装着突部31には、周方向の延在を分断する2つの間欠部32が形成されている。間欠部32は、周方向に間隔をあけて形成されており、装着突部31を2つの突出部分33に分断する。間欠部32は、径方向のうち扁平形状を呈する胴部15の長手方向に開口しており、上記短手方向Aに対して交差する方向に開口している。
腕部34は、平面視で矩形状をなす板状の基部36と、基部36の周方向外端部から上方に突出し、周方向からの側面視で三角形状をなす板状の補強部37と、を有する。補強部37の上下方向の幅は、径方向外側から内側に向かうにしたがって漸次狭くなっており、補強部37の上縁は、径方向外側から内側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜している。
接続部35は、基部36の先端同士を接続しており、ホルダ部材12の内周面から離間して位置する。また、接続部35の内周縁には、径方向内側に向けて突出する係止突部35Aが周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では5つ)形成されている。
また、ホルダ部材12の下側部分の内周面のうち第2取付突部12Aよりも下方に位置する部分には、図1、図2及び図4に示すように、上下方向に延在する第4リブ部12Bが周方向に間隔をあけて複数形成されている。第4リブ部12Bは、周方向で隣り合う2つの第2リブ部22A間に配設されており、ホルダ部材12が外筒部22に対して周方向に回転することを規制する。
塗布部材13の下側部分の外周面には、装着突部31が嵌合される例えばスリットなどの装着凹部13Bが全周にわたって形成されている。装着凹部13Bは、スリットに限らず、溝であってもよい。
天壁部41の中央部の下面には、延長筒部25の内側に配設され、延長筒部25の環状突出部25Aに当接する円柱状の栓柱部43が下方へ延設されている。栓柱部43が環状突出部25Aに当接することにより、連通孔21A及び延長筒部25の内側を通した内容物の容器本体から外部への流通が遮断される。
周壁部42の下端部の内周面には、外筒部22の雄ネジ部22Bと螺合する雌ネジ部42Aが形成されている。
また、塗布部材13をホルダ部材12内に挿入して装着突部31上に押し付けた状態で、塗布部材13をホルダ部材12に対して相対的に周方向に回転させて装着突部31に対して捩じ込むことにより、塗布部材13を装着突部31から抜けにくいようにさせつつ、塗布部材13がホルダ部材12に容易に取り付けられる。
さらに、間欠部32を上記短手方向Aからずらした方向に開口させることで、塗布部材13を被塗布部に押し当てた状態で塗布具1をスライド移動させることによって塗布したときに、塗布部材13のうち装着突部31よりも下側の部分が間欠部32から引き出されにくくなる。
腕部111は、周方向からの側面視で三角形状をなす板状部材である。腕部111の上下方向の幅は、径方向外側から内側に向かうにしたがって漸次狭くなり、腕部111の上縁は、径方向外側から内側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜している。
接続部112は、腕部111の先端同士を接続しており、ホルダ部材101の内周面から離間して位置する。
ホルダ部材101の内周面に形成されている第2取付突部101Aには、図5に示すように、周方向の延在を分断する3つの間欠部が形成されている。
装着突部の形状は、適宜変更されてもよい。例えば、装着突部は、間欠部によって2つの突出部分に分断されているが、間欠部が形成されていなくてもよく、間欠部が1つや4つ以上形成されてもよい。間欠部を複数形成する場合には、周方向に等間隔を開けて形成されてもよく、等間隔を開けて形成されていなくてもよい。
また、間欠部は、胴部の短手方向に対して交差する方向に開口してもよく、胴部の短手方向に対して平行な方向に開口してもよい。間欠部を複数形成する場合には、一部の間欠部のみが胴部の短手方向に対して交差する方向に開口してもよい。さらに、間欠部の周方向の幅は、例えば1mm以上4mm以下としてもよく、1mm未満や4mmより大きくてもよい。
さらに、第1及び第3実施形態にかかる突出部分の腕部は、基部及び補強部を有しているが、補強部の周方向の幅を適宜変更してもよく、第2実施形態にかかる突出部分のように、基部全体が周方向からの側縁視で三角板状をなす構成とされてもよい。第2実施形態にかかる突出部分についても同様である。また、接続部は、ホルダ部材の内周面から径方向内側に離間して配置されているが、ホルダ部材の内周面に接していてもよい。さらに、突出部分は、周方向の全幅にわたって、ホルダ部材の内周面に接し、上面が径方向外側から内側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜する形状など、他の形状をなしてもよい。また、全ての突出部分の上下方向の位置を揃える必要はない。
容器本体は、胴部を扁平形状としたチューブ状としているが、円筒状など、他の形状であってもよい。
装着部材とホルダ部材とは、別体として形成されているが、一体に形成されてもよい。
ホルダ部材の中心軸線は、容器本体の中心軸線と一致している必要はなく、容器本体の中心軸線と平行であっても、角度をなしていてもよい。
ホルダ部材の形状は、筒状であれば、円筒状に限らず、角筒状など、他の形状であってもよい。同様に、塗布部材の形状は、円柱状に限らず、角柱状など、他の形状であってもよい。
第1及び第2実施形態にかかる塗布部材の口部側部分を第3実施形態にかかる塗布部材の口部側部分のように例えば接着剤によって硬化してもよい。また、塗布部材は、容器本体内から流出させた内容物を被塗布部に塗布できれば、スポンジに限らず、他の部材で形成されてもよい。
装着部材には、塗布部材の貫通孔内に挿入される延長筒部が設けられているが、延長筒部が設けられていなくてもよく、塗布部材に貫通孔が形成されていなくてもよい。また、装着部材に延長筒部を設けない替わりに、カバー部材の栓柱部が連通孔を閉塞する構成としてもよい。
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着部材と、
前記装着部材に配設され、前記連通孔をその軸線方向に直交する径方向の外側から囲繞する筒状のホルダ部材と、
前記ホルダ部材の内側に配設され、内容物を被塗布部に塗布する塗布部材と、
を備え、
前記ホルダ部材の内周面には、その内側に向けて突出し、前記塗布部材の外周面に形成された装着凹部に嵌合される環状の装着突部が設けられ、
前記塗布部材のうち前記装着凹部よりも前記軸線方向に沿う前記口部側に位置する部分が、前記装着突部と前記装着部材とにより前記軸線方向に圧縮変形した状態で挟まれており、
前記装着突部には、前記軸線回りに周回する周方向の延在を分断する間欠部が形成されていることを特徴とする塗布具。 - 内容物が収容される容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着部材と、
前記装着部材に配設され、前記連通孔をその軸線方向に直交する径方向の外側から囲繞する筒状のホルダ部材と、
前記ホルダ部材の内側に配設され、内容物を被塗布部に塗布する塗布部材と、
を備え、
前記ホルダ部材の内周面には、その内側に向けて突出し、前記塗布部材の外周面に形成された装着凹部に嵌合される環状の装着突部が設けられ、
前記塗布部材のうち前記装着凹部よりも前記軸線方向に沿う前記口部側に位置する部分の少なくとも一部が、当該塗布部材のうち前記装着凹部よりも前記軸線方向に沿って前記口部から離間する側に位置する部分よりも硬く、
前記装着突部には、前記軸線回りに周回する周方向の延在を分断する間欠部が形成されていることを特徴とする塗布具。 - 前記容器本体の胴部が、前記軸線に直交する横断面視で扁平形状に形成され、
前記間欠部が、前記軸線方向から見た平面視で径方向のうち前記胴部の短手方向に対して交差する方向に開口することを特徴とする請求項1または2に記載の塗布具。
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JP2015171522A JP6543538B2 (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | ホルダ部材に装着突部を設けた塗布具 |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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