JP6743573B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具に関する。
車両の走行方向に応じて光の出射方向を変化させる車両用灯具が知られている。このような車両用灯具は、例えば光源ユニットにスイブル装置の回転軸を連結させ、回転軸と光源ユニットとを一体で回転させる構成である。車両が走行する場合、鉛直方向の振動が生じることがある。当該振動による光源ユニットのブレを抑制するため、従来では、板バネ等の弾性部材の弾性力により光源ユニットを下方に押し付けることで振動を抑える構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−49862号公報
上記構成において、スイブル装置の回転軸は、軸受によって回転可能に支持される。しかしながら、上記構成では、光源ユニットの重量と弾性部材による弾性力とが下方に加えられるため、軸受に大きな面圧が掛かった状態となる。このため、摩擦係数が低く、かつ耐摩耗性の高い材料で軸受を形成する必要があり、部品コストが高くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、光源ユニットの振動を抑制し、部品コストの低減化を図ることが可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用灯具は、光を出射し、前記光の出射方向に交差して設定される所定の回転軸の軸回り方向に回転可能な光源ユニットと、前記光源ユニットに対して鉛直方向の下方に配置され前記光源ユニットを前記軸回り方向に回転させる駆動装置を保持するブラケット下部と、前記光源ユニットに対して前記鉛直方向の上方に配置され前記ブラケット下部に連結されるブラケット上部とを有し、前記ブラケット上部のうち前記回転軸上の位置に平面状の支持面が前記鉛直方向の上方に向けて設けられたブラケットと、前記光源ユニットのうち前記回転軸上の位置から前記回転軸に沿って前記鉛直方向の上方に延びて設けられ前記支持面に対して前記鉛直方向の上方に突出するシャフトと、前記シャフトに対して前記軸回り方向に相対的に回転可能な状態かつ前記軸線方向への移動が規制された状態で前記シャフトに装着される基部と、前記基部から前記シャフトの径方向に突出するフランジ部を有し、前記フランジ部のうち前記鉛直方向の下面には平面状の第1面が設けられ、前記第1面が前記支持面に接した状態で前記ブラケットに支持されて前記シャフト及び前記光源ユニットを吊り下げるベアリングと、前記ブラケットに着脱可能に設けられ、前記ブラケットとの間で前記ベアリングを保持して前記ベアリングの前記径方向への移動を規制するベアリング保持部と、前記ブラケット及び前記ベアリング保持部の少なくとも一方に設けられ、前記ベアリング保持部が前記ブラケットに装着された状態で前記フランジ部のうち前記鉛直方向の上側の第2面に接触可能な接触部と、を備える。
また、前記第2面は、平面状であり、前記接触部は、前記第2面に対して面接触可能な平面状の接触面を有してもよい。
また、前記接触部は、前記ベアリング保持部に設けられてもよい。
また、前記接触部は、前記第2面の周縁部に接触してもよい。
また、前記ブラケットは、前記光の出射方向及び前記軸線方向に直交する仮想線を中心として回転可能に設けられてもよい。
また、前記光源ユニットは、光源ユニット本体と、前記光源ユニット本体を支持し、前記シャフトが固定され、前記駆動装置に接続された支持フレームと、を有してもよい。
本発明によれば、光源ユニットの振動を抑制し、部品コストの低減化を図ることが可能な車両用灯具を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具の一例を示す斜視図である。 図2は、車両用灯具の正面図である。 図3は、図2におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。 図4は、図3の要部を拡大して示す図である。 図5は、ベアリング等が装着された状態のブラケット上部を示す斜視図である。 図6は、ベアリング等が取り外された状態のブラケット上部を示す斜視図である。 図7は、ベアリング保持部の一例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る車両用灯具の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、水平面に平行な面に配置された車両に車両用前照灯が取り付けられた状態における方向であって、運転席から正面を見た場合における方向を示す。したがって、本実施形態では、上下方向は鉛直方向であり、前後方向及び左右方向は水平面に平行な方向(水平方向)となる。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具100の一例を示す斜視図である。図2は、車両用灯具100の正面図である。図3は、図2におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。
図1から図3に示すように、車両用灯具100は、光源ユニット10と、シャフト20と、ベアリング30と、ブラケット40と、スイブル装置50と、ベアリング保持部60と、接触部70とを備える。
光源ユニット10は、光源ユニット本体11と、支持フレーム12とを有する。光源ユニット本体11は、図3に示すように、光源13と、リフレクタ14と、投影レンズ15と、ヒートシンク16と、レンズホルダ17とを有する。
光源13は、本実施形態において、例えばLEDやOEL、OLED(有機EL)などの半導体型光源である。光源13は、発光面からランバーシアン分布を形成するように光を出射する。
リフレクタ14は、光源13の鉛直方向の上方に配置される。リフレクタ14は、例えばヒートシンク16に支持される。リフレクタ14は、反射面14aを有している。反射面14aは、光源13からの光を車両の前方に向けて反射する。反射面14aは、例えば楕円を基調とする自由曲面、あるいは回転楕円面等の形状である。
投影レンズ15は、リフレクタ14に対して車両の前方に配置される。投影レンズ15は、レンズ焦点(図示せず)と、レンズ軸(図示せず)とを有する。投影レンズ15のレンズ焦点は、リフレクタ14の基準焦点と一致もしくはほぼ一致する。投影レンズ15のレンズ軸は、リフレクタ14の基準光軸と一致もしくはほぼ一致する。投影レンズ15は、反射面14aからの反射光を車両の前方に照射する。なお、リフレクタ14と投影レンズ15との間にシェードが配置されてもよい。
ヒートシンク16は、光源13で生じる熱を外部に放熱する。ヒートシンク16は、基部16aと、複数のフィン16bとを有する。レンズホルダ17は、投影レンズ15を保持する。
支持フレーム12は、光源ユニット本体11を支持する。支持フレーム12は、光源ユニット本体11と一体で設けられる。例えば、支持フレーム12は、ボルト等の固定部材により光源ユニット本体11に固定される。支持フレーム12は、所定の回転軸AXを中心として回転可能に設けられる。
支持フレーム12は、一体で設けられたフレーム下部12a、フレーム側部12b、フレーム側部12c及びフレーム上部12dを有する。フレーム下部12aは、光源ユニット本体11の下方に配置される。フレーム下部12aは、出力軸挿入部12eを有する。出力軸挿入部12eは、回転軸AX上の位置に配置される。出力軸挿入部12eには、後述のスイブル装置50の出力軸52が挿入される。フレーム側部12b及びフレーム側部12cは、それぞれフレーム下部12aに接続され、光源ユニット本体11の両側部に配置される。フレーム上部12dは、光源ユニット本体11の上方に配置される。
シャフト20は、支持フレーム12のフレーム上部12dに配置される。シャフト20は、支持フレーム12と一体で設けられる。シャフト20は、回転軸AX上の位置に配置される。シャフト20は、例えば円柱状であり、中心軸が回転軸AXに一致している。このため、シャフト20は、光源ユニット本体11及び支持フレーム12と一体で、回転軸AXの軸線周りに回転する。
図4は、図3の要部を拡大して示す図であり、シャフト20及びその近傍の構成を示している。図4に示すように、シャフト20は、埋設部21と、突出部22とを有する。埋設部21は、シャフト20のうち支持フレーム12に埋設される部分である。埋設部21は、溝部21aを有する。溝部21aは、埋設部21の外周面に一周に亘って設けられる。溝部21aが設けられることで、アンカー効果によりシャフト20が抜けにくくなっている。例えば、支持フレーム12にシャフト20をインサート成形することにより、上記構成を実現可能である。
突出部22は、シャフト20のうち支持フレーム12から回転軸AXに沿って上方に延びて設けられ、ブラケット上部44の支持面46a(後述)の上方に突出する。突出部22は、第1縮径部23と、第2縮径部24と、拡径部25とを有する。第1縮径部23は、シャフト20の外周面20aに対して径が小さくなっている部分である。第1縮径部23は、断面視において、外周面20aに対して段状に形成される。第1縮径部23は、後述のベアリング30が装着される。
第2縮径部24は、第1縮径部23に対して突出方向の先端側に設けられる。第2縮径部24は、第1縮径部23に対して径が小さくなっている部分である。第2縮径部24は、断面視において、第1縮径部23に対して段状に形成される。第2縮径部24は、後述のワッシャ33が装着される。
拡径部25は、突出部22のうち突出方向の先端に設けられる。拡径部25は、支持面46aよりも上方に配置される。拡径部25は、第2縮径部24に対して径が大きくなっている部分である。拡径部25は、断面視において、第2縮径部24に対して段状に形成される。拡径部25の径は、例えば第1縮径部23の径よりも小さい。拡径部25は、突出部22の突出方向の先端に力を加えて塑性変形させることで形成することができる。
ベアリング30は、円筒状の基部31と、円環状かつ板状のフランジ部32とを有する。ベアリング30は、基部31がシャフト20の第1縮径部23に装着される。ベアリング30は、シャフト20に対して回転軸AXの軸回り方向に相対的に回転可能な状態で配置される。
ベアリング30は、第1縮径部23に装着された状態において、段面23aとの間に隙間が形成されるように、回転軸AXの軸線方向の寸法が設定されている。また、ベアリング30は、基部31の外径がシャフト20の外径よりも大きくなっている。このため、ベアリング30が第1縮径部23に装着された状態において、基部31の外周面31aがシャフト20の外周面20aよりも径方向の外側に配置される。
フランジ部32は、平板状であり、シャフト20の径方向の外側に突出する。フランジ部32は、上方から見て円形に形成される。フランジ部32は、平面状の第1面32a及び第2面32bを有する。第1面32aは、光源ユニット10側に配置される。第2面32bは、第1面32aとは反対側に配置される。
ベアリング30の上方には、ワッシャ33が設けられる。ワッシャ33は、円環状かつ板状に形成される。ワッシャ33は、第2縮径部24に装着される。ワッシャ33は、例えばシャフト20の段面24a及びフランジ部32の第2面32bに接触する。ワッシャ33は、外径がフランジ部32の外径よりも小さくなっている。ワッシャ33は、内径が第2縮径部24の径よりも大きくなっている。このため、ワッシャ33の内周面33aと第2縮径部24との間には、隙間C1が形成される。また、ワッシャ33は、内径が拡径部25の径よりも小さくなっている。このため、ワッシャ33は、拡径部25によってシャフト20の先端側への移動が規制される。
図1及び図2に示すように、ブラケット40は、一体で設けられたブラケット下部41、ブラケット側部42、ブラケット側部43及びブラケット上部44を有する。ブラケット下部41は、光源ユニット10の下方に配置される。ブラケット側部42、43は、光源ユニット10の側方に配置され、ブラケット下部41に支持される。ブラケット側部42及びブラケット側部43は、光源ユニット10を挟んで配置される。
ブラケット上部44は、光源ユニット10の上方に配置され、ブラケット側部42とブラケット側部43との間に架設される。ブラケット上部44は、ブラケット側部42及びブラケット側部43により、ブラケット下部41に連結される。ブラケット上部44は、例えば水平面に平行に配置される。ブラケット上部44は、ベアリング装着部45を有する。ベアリング装着部45は、ベアリング30が装着される部分である。
図5及び図6は、ブラケット上部44の一例を示す斜視図である。図5は、ベアリング30等が装着された状態を示している。図6は、ベアリング30等が取り外された状態を示している。図5及び図6に示すように、ベアリング装着部45は、フランジ支持部46と、基部支持部47とを有する。
フランジ支持部46は、ベアリング30のうちフランジ部32を支持する。フランジ支持部46は、ブラケット上部44の上面44aのうち後方の端辺に段状に形成される。フランジ支持部46は、上方から見て例えば半円状に形成される。フランジ支持部46は、半円の中心が回転軸AXに一致する位置に形成される。フランジ支持部46の径は、フランジ部32の径よりも大きくなっている。
フランジ支持部46は、支持面46aを有する。支持面46aは、回転軸AXに直交する平面状である。支持面46aは、上方に向けて設けられる。フランジ支持部46は、支持面46aにフランジ部32の第1面32aを載置した状態でフランジ部32を支持する。支持面46aは、第1面32aのうち例えば半分の領域を支持可能である。本実施形態において、支持面46a及び第1面32aは共に平面状である。このため、第1面32aが支持面46aに支持された状態では、支持面46aは第1面32aに面接触する。
基部支持部47は、ベアリング30のうち基部31を支持する。基部支持部47は、支持面46aとブラケット上部44の下面44bとの間を貫通して設けられる。基部支持部47は、上方から見て例えば半円状に形成される。基部支持部47は、半円の中心軸が回転軸AXに一致する位置に形成される。基部支持部47は、支持面47aを有する。支持面47aは、例えば円筒面の一部である。支持面47aは、基部31とほぼ同一の径を有する。基部支持部47は、支持面47aに基部31の外周面が接触した状態で基部31を支持する。
ブラケット上部44は、ベアリング保持部60の一部を挿入する挿入穴48を有する。挿入穴48は、ブラケット上部44の後面44cに設けられる。挿入穴48は、ベアリング保持部60の一部を挿入可能である。挿入穴48は、例えば奥側に至るほど径が小さくなっている。挿入穴48は、ベアリング装着部45を挟む位置に配置される。
ブラケット上部44は、光源ユニット10がフランジ部32に対して鉛直方向の下方に配置された状態で支持面46aにより第1面32aを支持する。これにより、ベアリング30は、第1面32aが支持面46aに接した状態で、ブラケット上部44に支持されてシャフト20及び光源ユニット10を吊り下げる。光源ユニット10が吊り下げられた状態において、光源ユニット10の重量は、拡径部25、ワッシャ33及びフランジ部32を介して支持面46aに作用する。したがって、光源ユニット10の重量は、支持面46aを介してブラケット上部44によって支持される。
また、本実施形態では、拡径部25とフランジ部32との間にワッシャ33が設けられるため、拡径部25を介して直接フランジ部32に重量が作用する場合に比べて、当該重量がフランジ部32のうちワッシャ33に接触する領域に分散して作用する。このため、拡径部25とフランジ部32との間の面圧が低くなるため、摩耗が低減できる。
スイブル装置50は、駆動源51と、出力軸52とを有する。駆動源51は、ブラケット40のブラケット下部41に支持される。駆動源51は、回転軸AXを中心として光源ユニット10を回転させるための駆動力を発生させる。出力軸52は、駆動源51に接続され、回転軸AX上の位置に配置される。出力軸52は、回転軸AXの軸回り方向に回転可能となっている。出力軸52は、ブラケット下部41から上方に突出し、支持フレーム12の出力軸挿入部12eに挿入される。出力軸52は、出力軸挿入部12eに挿入された状態で、支持フレーム12に一体に連結される。本実施形態において、出力軸52及びシャフト20は、同一の回転軸AXの軸線上に配置され、かつ回転軸AXの軸回り方向に回転可能である。
また、本実施形態では、光源ユニット10が吊り下げ支持されるため、スイブル装置50の出力軸52には光源ユニット10の重量はほとんど作用しない。この場合、光源ユニット10の重量の影響を考慮しなくてもよいため、出力軸52側には、光源ユニット10の重量を受ける軸受が不要となる。
ベアリング保持部60は、ブラケット40のブラケット上部44に着脱可能に設けられる。ベアリング保持部60は、ブラケット上部44との間でベアリング30を保持する。ベアリング保持部60は、ブラケット上部44との間でベアリング30を保持することにより、回転軸AXの軸回り方向へのベアリング30の回転を規制し、かつ、径方向へのベアリング30の移動を規制する。
図7は、ベアリング保持部60の一例を示す斜視図である。図7は、ベアリング保持部60のうち装着面61a側から見た場合の構成を示している。図7に示すように、ベアリング保持部60は、本体部61と、突起部62と、基部支持部63と、フランジ収容部64と、接触部70とを有する。
突起部62は、本体部61の装着面61aに設けられ、挿入穴48に挿入される。突起部62は、挿入方向の先端側が細くなっており、装着面61a側の寸法が挿入穴48の開口部側の径よりも大きくなっている。このため、突起部62を挿入穴48に圧入することで、ベアリング保持部60をブラケット上部44に装着可能である。また、突起部62が挿入穴48に圧入されることにより、ベアリング保持部60がブラケット上部44に対して位置決めされる。突起部62は、挿入穴48に挿入された状態で、ねじ等の固定部材によりブラケット上部44に固定される。
基部支持部63は、ベアリング30のうち基部31を支持する。基部支持部63は、支持面63aを有する。支持面63aは、例えば円筒面の一部である。支持面63aは、基部31とほぼ同一の径を有する。支持面63aは、ベアリング保持部60がブラケット上部44に装着された装着状態において、基部31の外周面31aに接触すると共に、当該外周面31aを押圧する。したがって、ベアリング30の基部31は、ブラケット上部44側の基部支持部47(支持面47a)と、ベアリング保持部60側の基部支持部63(支持面63a)とで挟まれた状態となる。このため、ベアリング30は、回転軸AXの軸回り方向への回転、及び回転軸AXに直交する平面方向への移動が規制される。本実施形態では、基部31の外周面31aがシャフト20の外周面20aよりも径方向の外側に配置される。このため、基部支持部63は、シャフト20に接触することなく、ベアリング30の基部31を支持可能となる。
フランジ収容部64は、基部支持部63と接触部70との間に形成されたスリット状の空間を含む。フランジ収容部64は、ベアリング保持部60がブラケット上部44に装着される場合、フランジ部32の第1面32aが基部支持部63の上面63bに対向し、第2面32bが接触部70に対向した状態でフランジ部32を収容する。また、基部支持部63の上面63bは、ベアリング保持部60がブラケット上部44に装着される場合、第1面32aとの間に隙間を空けた状態で配置される。
接触部70は、フランジ部32の第2面32bに接触する。本実施形態では、接触部70は、ベアリング保持部60の一部として設けられる。接触部70は、接触面71を有する。接触面71は、例えば平面状である。本実施形態では、接触面71は、例えば第2面32bの周縁部に接触するが、これに限定するものではない。接触面71は、第2面32bの周縁部に対応して湾曲した帯形状を有する。接触面71が第2面32bと面接触することにより、フランジ部32の第1面32aが支持面46aに接触し、第2面32bが接触面71に接触した状態となる。したがって、フランジ部32が支持面46aと接触面71とで挟まれた状態となり、上下方向への移動が規制された状態となる。
制御装置80は、車両用灯具100の動作を統括的に制御する(図1参照)。制御装置80は、例えばエンジンコントロールユニット等のマイクロコントローラが用いられる。制御装置80は、例えば車両に設けられる操舵角センサの検出信号が入力される。制御装置80は、操舵角センサ等の検出装置から検出信号が入力された場合、スイブル装置50に対して制御信号を出力する。
上記の車両用灯具100において、制御装置80は、例えば操舵角センサの検出信号が入力された場合、スイブル装置50に制御信号を出力する。この制御信号により、スイブル装置50は、駆動源51が作動し、出力軸52が回転する。出力軸52の回転により、光源ユニット10及びシャフト20が出力軸52と一体で回転軸AXの軸回り方向に回転する。これにより、車両の走行方向に応じて光の出射方向が変化する。
以上のように、本実施形態に係る車両用灯具100は、光源ユニット10及びシャフト20がベアリング30によりブラケット上部44に吊り下げ支持され、ベアリング保持部60がブラケット上部44に装着された状態で、接触部70がフランジ部32の第2面32bに接触する。このため、フランジ部32は第1面32a及び第2面32bの両面が保持された構成となる。この構成により、フランジ部32の鉛直方向への移動が規制される。また、車両用灯具100は、互いに平面状である第1面32aと支持面46aとが面接触した状態で、接触部70がフランジ部32の第2面32bに接触する構成であるため、第1面32aが支持面46aに対して傾く方向へのフランジ部32の揺動が規制される。これにより、光源ユニット10の振動を確実に抑制できる。
また、車両用灯具100は、光源ユニット10を下方に押し付ける弾性部材を設ける必要が無いため、弾性部材が設けられる構成に比べて、光源ユニット10に対して下方に加えられる力が小さくなる。つまり、ベアリング30に加えられる力は、光源ユニット10の重量が主となる。このため、ベアリング30は、所期の摩擦係数及び耐摩耗性が得られる材料であれば、弾性部材が設けられる構成に比べて、摩擦係数が高い材料や耐摩耗性が低い材料についても用いることができる。このため、部品コストの低減化を図ることができる。
また、本実施形態に係る車両用灯具100は、第2面32bが平面状であり、第2面32bに対して面接触可能な平面状の接触面71を接触部70が有する。このため、フランジ部32は、互いに平面状である第2面32bと接触面71とが隙間なく接触した状態となる。これにより、フランジ部32の上下方向への移動をより確実に規制することができる。
また、本実施形態に係る車両用灯具100は、接触部70がベアリング保持部60に設けられる。このため、ベアリング保持部60側について接触部70が配置されるように設計変更を行うことで、ブラケット上部44については既存の構成のまま、上記効果を得ることができる。これにより、設計変更に要する手間やコストを抑制することができる。
また、本実施形態に係る車両用灯具100は、接触部70が第2面32bの周縁部に接触する構成である。これにより、接触部70がワッシャ33に干渉することなく、第2面32bに接触することができる。このため、シャフト20とベアリング30との間の相対的な回転を確実に行わせることができる。
また、本実施形態に係る車両用灯具100は、光源ユニット10が光源ユニット本体11及び支持フレーム12を有し、支持フレーム12にシャフト20が固定され、かつスイブル装置50の出力軸52が固定される。このため、車両用灯具100の組み立てを容易に行うことができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、ブラケット40が車両に固定される場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、ブラケット40が、光の出射方向及び回転軸AXの軸線方向に直交する仮想線を中心として回転可能に設けられてもよい。
この場合、車両用灯具100は、互いに平面状である第1面32aと支持面46aとが面接触した状態で、接触部70がフランジ部32の第2面32bに接触する構成であるため、ブラケット40が回転する場合においても、第1面32aが支持面46aに対して傾く方向へのフランジ部32の揺動が規制される。したがって、光源ユニット10の振動を確実に抑制できる。
また、上記実施形態では、接触部70がベアリング保持部60に設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、例えばブラケット上部44に接触部70が設けられた構成であってもよい。また、接触部70がベアリング保持部60及びブラケット上部44の両側に設けられた構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ベアリング30の外径がシャフト20の外径よりも大きい構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、ベアリング30の外径とシャフト20の外径とが同一であってもよい。また、ベアリング30の外径がシャフト20の外径よりも小さい構成であってもよい。
また、上記実施形態では、シャフト20及び出力軸52が支持フレーム12に固定された構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、シャフト20及び出力軸52のうち少なくとも一方が光源ユニット本体11に直接固定された構成であってもよい。
また、上記実施形態では、接触部70が第2面32bに接触する平面状の接触面71を有する構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、接触部70は、第2面32bに対して少なくとも一直線上にない3つの点で接触する構成であってもよい。また、接触部70は、第2面32bとの接触部分の形状が直線状、曲線状、又はこれらを組み合わせた形状であってもよい。
また、上記実施形態では、支持面46aに接触する平面状の第1面32aがフランジ部32の下側の全体に亘って設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば支持面46aに接触する第1面32aがフランジ部32の下側の一部に設けられた構成であってもよい。
C1 隙間
AX 回転軸
10 光源ユニット
11 光源ユニット本体
12 支持フレーム
12a フレーム下部
12b,12c フレーム側部
12d フレーム上部
12e 出力軸挿入部
13 光源
14 リフレクタ
14a 反射面
15 投影レンズ
16 ヒートシンク
16a 基部
16b フィン
17 レンズホルダ
20 シャフト
20a,31a 外周面
21 埋設部
21a 溝部
22 突出部
23 第1縮径部
23a,24a 段面
24 第2縮径部
25 拡径部
30 ベアリング
31 基部
32 フランジ部
32a 第1面
32b 第2面
33 ワッシャ
33a 内周面
40 ブラケット
41 ブラケット下部
42,43 ブラケット側部
44 ブラケット上部
44a 上面
44b 下面
44c 後面
45 ベアリング装着部
46 フランジ支持部
46a,47a 支持面
47 基部支持部
48 挿入穴
50 スイブル装置
51 駆動源
52 出力軸
60 ベアリング保持部
61 本体部
61a 装着面
62 突起部
63 基部支持部
63a 支持面
64 フランジ収容部
70 接触部
71 接触面
80 制御装置
100 車両用灯具

Claims (6)

  1. 光を出射し、前記光の出射方向に交差して設定される所定の回転軸の軸回り方向に回転可能な光源ユニットと、
    前記光源ユニットに対して鉛直方向の下方に配置され前記光源ユニットを前記軸回り方向に回転させる駆動装置を保持するブラケット下部と、前記光源ユニットに対して前記鉛直方向の上方に配置され前記ブラケット下部に連結されるブラケット上部とを有し、前記ブラケット上部のうち前記回転軸上の位置に平面状の支持面が前記鉛直方向の上方に向けて設けられたブラケットと、
    前記光源ユニットのうち前記回転軸上の位置から前記回転軸に沿って前記鉛直方向の上方に延びて設けられ前記支持面に対して前記鉛直方向の上方に突出するシャフトと、
    前記シャフトに対して前記軸回り方向に相対的に回転可能な状態かつ前記軸線方向への移動が規制された状態で前記シャフトに装着される基部と、前記基部から前記シャフトの径方向に突出するフランジ部を有し、前記フランジ部のうち前記鉛直方向の下側には平面状の第1面が設けられ、前記第1面が前記支持面に接した状態で前記ブラケットに支持されて前記シャフト及び前記光源ユニットを吊り下げるベアリングと、
    前記ブラケットに着脱可能に設けられ、前記ブラケットとの間で前記ベアリングを保持して前記ベアリングの前記径方向への移動を規制するベアリング保持部と、
    前記ブラケット及び前記ベアリング保持部の少なくとも一方に設けられ、前記ベアリング保持部が前記ブラケットに装着された状態で前記フランジ部のうち前記鉛直方向の上側の第2面に接触可能な接触部と、
    を備える車両用灯具。
  2. 前記第2面は、平面状であり、
    前記接触部は、前記第2面に対して面接触可能な平面状の接触面を有する請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記接触部は、前記ベアリング保持部に設けられる請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記接触部は、前記第2面の周縁部に接触する請求項1に記載の車両用灯具。
  5. 前記ブラケットは、前記光の出射方向及び前記軸線方向に直交する仮想線を中心として回転可能に設けられる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  6. 前記光源ユニットは、
    光源ユニット本体と、
    前記光源ユニット本体を支持し、前記シャフトが固定され、前記駆動装置に接続された支持フレームと、を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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