JP4451803B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具の灯体と反射板との取付部の構成に関する。
従来、照明器具において反射板を備えるものが広く使用されている。反射板は、光源から放射される光を反射して所望の配光を得るために設けられる。
上記のような照明器具の中には、灯体への取付部の中心軸周りに反射板の取付角度を調整できるようにしたものがある。このような照明器具は、主に、所望の配光を得るために反射板の取付角度を調整できるようにしている。たとえば、楕円状の反射光を生じる反射板や、矩形状の反射光を生じる反射板等がある。とくに、スポットライト装置等のように、局所的に光を当てるために使用される照明器具では、配光の調整が重要である。
従来から、配光を調整できるように反射板を灯体に取り付ける方法が提案されている。
特許文献1においては、フードを反射板内に挿入して、フードのガイドピン固着孔と反射板の長孔を合わせ、ガイドピンに段部の反対側から弾性手段を挿入して、そのガイドピンを段部を外側として反射板に取り付ける方法が提案されている。
また、特許文献2においては、反射板と灯体との間にコイルスプリングを入れて、反射板を灯体に押し込み、両者に設けられた係止手段によって反射板を灯体に相対回転可能に取り付ける方法が提案されている。
特開平8−7621号公報 特開2000−149645号公報
しかし、特許文献1に係る構造のものにおいては、スプリングやスペーサを挟んでガイドピンを三箇所に取り付けなければならないなど、構造が複雑で取り付けるのに手間がかかる。
また、特許文献2に係る構造のものにおいては、反射板の取付角度を90度ずつしか変更することができない。さらに、反射板を灯体に取り付ける際に、コイルスプリングが反射板の後端円筒部にはまり込んでしまい、うまく取り付けられないというトラブルが起きやすい。
加えて、従来技術では、構造の複雑さや、反射板の支持強度を確保するために、取付部のコンパクト化が容易ではない。
そこで、本発明においては、単純でコンパクトに製作できる構成で、反射板を灯体に簡単に取り付けることができ、かつ、取り付けてから簡単に反射板の角度を調整して、配光の微調整ができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、反射板を有する照明器具であって、前記反射板の後端部に設けられ、外周に溝が形成される円筒部と、前記円筒部の前記溝に設けられる溝突部と、反射板取付具と、前記反射板取付具の内側に設けられる内突部と、を具備し、前記反射板取付具を前記円筒部にはめ合わせ、かつ前記内突部を前記円筒部の前記溝に係合させることにより、前記反射板取付具を前記反射板に取り付けた照明器具を提供する。
請求項2においては、前記反射板取付具は、外周面から内周面に貫通する貫通孔を有し、前記内突部は該貫通孔に挿入される照明器具を提供する。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に係る照明器具においては、単純でコンパクトに製作できる構成により、反射板取付具の中心軸に関する反射板4の回転角度を微調整することができる。しかも、安価に製作できるとともに、簡単に組み立てることができる。そして、反射板を、反射板取付具を介して灯体に固定した状態で、反射光を見ながら反射板を回転させて取付角度を簡単に微調整することができる。また、反射板を灯体へ取り付ける際には、反射板を持って、反射板と反射板取付具とを一体的に灯体へ取り付けることができる。つまり、簡単に反射板を灯体へ取り付けることができる。
請求項2においては、内突部を、貫通孔を通して、外側から反射板取付具に簡単に取り付けることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る照明器具の全体的な構成を示す側面図、図2は本発明に係る照明器具の正面図である。図3は反射板円筒部の側面図、正面図、及び斜視図である。図4は反射板取付具の正面図、側面図、及び斜視図である。
図5は本発明に係る照明器具の全体的な構成を示す斜視図である。図6は反射板円筒部に反射板取付具を取り付けた状態を示す正面図、側面図、斜視図、及び断面図である。図7は溝突部が係合ネジに突き当たる状態を示す正面図である。図8は本発明に係る照明器具の断面側面図である。図9は異なる構成による反射板取付具の正面図、及び側面図である。
なお、本出願においては、図1における紙面左側を照明器具の正面側(前方側)、右側を背面側(後方側)とする。
図1(a)、図5(a)に示すように、本実施形態に係る照明器具100は、灯体1、反射板4、反射板取付具8を具備する。図1(a)〜(c)及び図5(a)〜(c)に示すように、本実施形態に係る照明器具100の組み立ては、まず反射板4に反射板取付具8を取り付けたうえで、反射板取付具8を灯体1に取り付けることにより行われる。
図1及び図5に示すように、灯体1は略円筒形状であり、前端は開口している。灯体1の内部には、電球3を挿し込んで固定するためのソケット2が設けられている。図5(a)、(b)、及び図8(図2の正面図におけるA矢視断面図)に示すように、灯体1の内周面において、ソケット2の手前側には、反射板取付具8を取り付けるためのネジ山11が設けられている。一方、後端部は閉じられており、ソケット2から外部へ給電線等を引き出すための小孔が設けられている。
反射板4は、電球3から放射される光の一部を反射する。図1、図2、及び図5(a)に示すように、反射板4は同心円椀状の反射板本体部16を有する。本実施例では、反射された光が楕円状に拡がる反射板4が用いられるが、反射板4の中心軸周りの取付角度によって、反射光の配光が変化するものであれば、一方向に集光させたり、多方向に分散させたりしてその反射配光の形状や特徴等は限定するものではない。
反射板本体部16の後端部には、反射板円筒部5が設けられている。反射板4はガラス製であり、反射板本体部16と反射板円筒部5とは一体的に製作されている。なお、反射板4には、ガラスの他、金属、プラスチック等、任意の材料を用いることができる。
図3に反射板円筒部の構造を示す。図3(a)、(b)は、それぞれ、反射板円筒部5の側面図及び正面図を示す。図3(c)は、反射板円筒部5を斜め前方より見た斜視図を示す。図3(a)〜(c)に示すように、反射板円筒部5の前端部と後端部にはそれぞれ、正面視において反射板円筒部5の孔と同心円状に、前鍔部14と後鍔部15が設けられている。前鍔部14の外径は後鍔部15の外径よりも大きく、また、図6に示すように、前鍔部14の外径は反射板取付具8の内径よりも大きく、反射板取付具8の外径よりも小さくして、後述する段付部13の端面に当接できるようにしている。後鍔部15の外径は反射板取付具8の内径に略一致させて反射板取付具8内に挿入できるようにしている。
反射板円筒部5の外周面において、前鍔部14と後鍔部15とに挟まれた部分は、周溝6を形成している。この周溝6上には、溝突部7が設けられている。つまり、前鍔部14と後鍔部15との間に周溝6の一部を埋める溝突部7が形成されて、後述するように反射板4を回転させた時のストッパーとなるようにしている。
反射板円筒部5には、鉄製の反射板取付具8が取り付けられる。図4に反射板取付具8の構造を示す。図4(a)、(b)は、それぞれ、反射板取付具8の正面図及び側面図である。図4(c)は、反射板取付具8を斜め前方より見た斜視図である。なお、反射板取付具8は、鉄製に限らず、アルミニウム等、他の金属を用いて製作することもできる。また、プラスチック製、木製等、様々な材料で製作することが可能である。
反射板取付具8は円筒形状である。反射板取付具8には、その外周面から内周面へ弦方向に貫通する一対のネジ孔9a・9aが設けられている。該ネジ孔9a・9aの位置は図6(d)に示すように、反射板取付具8に反射板円筒部5をはめ込んだ状態で後鍔部15の直前に位置するように設けられる。こうして、係合ネジ9・9をネジ孔9a・9aに挿入して該係合ネジ9・9により内突部を形成して、反射板4の抜け止めとなるようにしている。また、反射板取付具8の後端部外周面には、灯体1に設けられたネジ山11に対応したネジ溝12が切られている。さらに、反射板取付具8の前端には周方向に段付部13が設けられている。なお、反射板取付具8の後端部には、反射板円筒部5の後鍔部15を覆い隠すように後端部円環板17が設けられている。後端部円環板17は、電球3を挿し通すための孔を有する。
反射板4に反射板取付具8を取り付ける際には、図5(a)、(b)に示すように、まず反射板取付具8を反射板円筒部5にはめ合わせ、それからネジ孔9a・9aに二本の係合ネジ9・9をねじ込む。すると、図6(a)に示すように、係合ネジ9・9は、正面視において、周溝6内で弦方向に挿入される。かつ、係合ネジ9・9は、正面視において、反射板円筒部5の中心軸を挟んで互いに略平行に配置される。
また、図4(a)、(c)に示すように、反射板取付具8の内周面において、挿入された係合ネジ9・9のそれぞれの先端部が突き当たる位置に、ネジ孔9b・9bが設けられている。係合ネジ9・9の先端部はネジ孔9b・9bに挿入されて支持される。これにより、係合ネジ9・9がネジ孔9a・9aを支点にぶれたり曲がったりすることが防がれる。
ここで、反射板取付具8に対する反射板4の移動制限について説明する。図6(a)、(b)は、それぞれ、反射板取付具8を反射板円筒部5に取り付けた状態での正面図及び側面図である。図6(c)は、斜め前方より見た斜視図である。図6(d)は、図6(a)におけるB矢視断面側面図である。
反射板取付具8は、反射板4を軸方向に動かないように支持する。詳述すると、図6(b)〜(d)に示すように、反射板4が後方へ移動しようとすると、反射板4の前鍔部14が反射板取付具8の段付部13に突き当たる。これにより、反射板4の軸方向後方への移動が止められる。一方、反射板4が前方へ移動しようとすると、後鍔部15が係合ネジ9・9に突き当たるために、反射板4の軸方向前方への移動が止められる。図6(b)、(d)に示すように、前鍔部14が反射板取付具8の前端部に突き当たった状態において、後鍔部15と係合ネジ9・9との間隙はわずかしかない。その結果、反射板4は軸方向に移動することができない。なお、上記のように、係合ネジ9・9は弦方向に平行に設けられているために、後鍔部15を安定的に支持することができる。
また、図6(a)〜(d)に示すように、反射板取付具8の内周面と後鍔部15との間隙はわずかしかないので、反射板取付具8は反射板4を径方向にも動かないように支持する。
以上のように、反射板4は、反射板取付具8によって、該反射板取付具8に対して軸方向と径方向の移動ができないように支持されている。これにより、反射板4は、反射板取付具8に対して中心軸周りの回転移動のみ許される。
ここで、図6(a)の状態から反射板4を左に回転させていくと、図7(a)に示すように、周溝6に設けられた溝突部7が右側の係合ネジ9に突き当たる。逆に、反射板4を右に回転させていくと、図7(b)に示すように、溝突部7が左側の係合ネジ9に突き当たる。したがって、反射板4の回転できる範囲は制限される。本実施形態においては、反射板4が略90度の範囲で回転できるように、溝突部7が係合ネジ9・9に突き当たる位置が決められている。このように、係合ネジ9・9の挿入位置と溝突部7の周方向の大きさを適当に決めることによって、反射板4の回転範囲を所望の範囲に制限することができる。
次に、反射板4の灯体1への取り付けについて説明する。以下に説明するように、反射板4は、反射板取付具8を反射板円筒部5に取り付けた状態で、灯体1に取り付けることができる。
図5(b)に示すように、反射板4を持って、灯体1の前端開口に反射板取付具8の後端を当て、その状態で反射板4を周方向右側に回す。すると、反射板取付具8は回らずに、まず反射板4だけが回る。これは、反射板取付具8と灯体1との間の最大静止摩擦力が、反射板4と反射板取付具8との間の最大静止摩擦力よりも大きいためである。
反射板4をそのまま回すと、図7(b)に示すように、溝突部7が左側の係合ネジ9に突き当たる。すると、反射板4とともに反射板取付具8も一体的に回りだす。したがって、さらに反射板4を回すことによって、反射板取付具8のネジ溝12を灯体1のネジ山11にねじ込むことができる。
図5(c)に示すように、反射板取付具8を灯体1にねじ込んで固定すると、反射板4と反射板取付具8との間の最大静止摩擦力は小さいので、反射板取付具8は灯体1に固定されたままの状態で、反射板4だけ反射板取付具8と灯体1に対して上述の回転可能範囲(約90度)内で自由に回転させることができる。
反射板4は、手で持って支えると軽く回すことができる。一方、手を離すと、反射板4自体の重量によって、反射板円筒部5の一部が反射板取付具8に密着する。これにより両者の間に摩擦力が発生するため、反射板4は自然に回ることはなく、所望の角度で固定される。
反射板4を灯体1から外すときは、反射板4を持って、取り付けるときと反対向き(左向き)に回す。すると、取り付けるときと同様に、まず反射板4だけが回って、図7(a)に示すように、溝突部7が右側の係合ネジ9に突き当たる。そして、さらに反射板4を回すと、反射板取付具8もいっしょに回って灯体1から外れる。
係合ネジ9・9の役割をまとめると、係合ネジ9・9は、反射板円筒部5の後鍔部15に突き当たることにより、反射板4が軸方向前方に動いて反射板取付具8から抜けるのを阻止する役割を果たす。また、反射板4を灯体1に取り付ける際、及び灯体1から取り外す際には、溝突部7が係合ネジ9・9に突き当たることにより、反射板取付具8を反射板4と一体的に回転させる役割を果たす。さらに、反射板4を灯体1に取り付けた状態では、溝突部7が係合ネジ9・9に突き当たることにより、反射板4の反射板取付具8に対する回転可能範囲を制限する役割を果たす。
以上のように、反射板4は、反射板取付具8を取り付けた状態で、反射板4自体を持って回すことにより、簡単に灯体1に取り付けたり外したりすることができる。
また、反射板4を灯体1に固定した状態で、反射板4を回すだけでその取付角度を調整することができる。しかも、配光の調節をする際に電球を取り外す必要がなく、光を見ながら配光を微調整することができる。
以上のように、本発明に係る照明器具は、単純でコンパクトに製作できる構成で、簡単に組み立てることができるとともに、組み立てた後に配光の微調整をたやすく行うことができる。
なお、反射板取付具の構成は上述したものに限定されるものではない。ここで、図9(a)〜(c)に、異なる構成による反射板取付具108を示す。図において、反射板取付具8と同一の部材には同じ符号を付している。図9(a)、(c)に示すように、反射板取付具108は、上述の反射板取付具8の内周壁に切欠10・10を設けて、係合ネジ9・9を、より径方向外側に挿入できるようにしたものである。また、ネジ孔109a・109aもそれに応じた位置に設けられている。図9(b)は、反射板取付具108に係合ネジ9・9を挿入した状態を示している。係合ネジ9・9は、切欠10・10の側面および底面に密着して支持されるため、ネジ孔109a・109aを支点にしてぶれたり曲がったりすることがなく、安定的に固定される。以上のように、両係合ネジ9・9の間隔をより広くとったことにより、反射板取付具108は、より大きな周溝部厚みを有する反射板円筒部に取り付けることができる。つまり、より強度の高い反射板円筒部を挿入できるので、より重い反射板を取り付けることができる。
また、反射板取付具108においては、図9(a)〜(c)に示すように、上述の後端部円環板17上にワッシャ―19を置く。ワッシャ―19は側面視において波板状の形状であり、前後方向に弾性を有する。反射板円筒部5に反射板取付具108を取り付けると、反射板円筒部5の後鍔部15はワッシャ―19と係合ネジ9・9に前後から挟まれて押さえつけられる。これにより、反射板円筒部5を反射板取付具108に固定する力が増し、反射板4の取付角度が自然にぶれたりすることが防がれる。
なお、本実施形態においては、係合ネジ9・9を用いた簡単な構成によって、反射板取付具8を反射板4の周溝6に係合させるための係合突部を形成した。しかし、係合突部を形成する方法は、本実施形態に係る方法に限定されるものではない。たとえば、係合ネジを3本以上用いて、それぞれのネジを、弦方向ではなく、径方向に挿入することにより、安定的に反射板4を支持することもできる。また、ネジを用いる代わりに、ピンを挿入してピンの外端部を反射板取付具8の外周面に圧着させる方法でもよい。通常、反射板取付具8を反射板4に一度取り付けると、それ以後に外す必要はあまりないので、照明器具の製作工程や、現場での取り付け作業に応じて、都合のよい方法を採用すればよい。
また、本実施形態においては、反射板取付具8の外周面と灯体1の内周面とが円形であり、反射板取付具8を灯体1にねじ込んで取り付ける構成である。しかし、反射板取付具8の灯体1への取付方法は、本実施形態のような方法に限定されるものではない。たとえば、ネジ山11、ネジ溝12の代わりに、係止片を設けて結合する方法でもよい。また、反射板取付具8外縁は矩形や楕円等、あらゆる形状でよく、灯体1はその形状に応じた取付部を有していればよい。
次に、本発明に係る照明器具を、天井に設置するスポットライト装置に取り付けて使用する実施例を示す。
図10は、本実施例に係るスポットライト装置の全体構成を示す側面図である。図11は、本実施例に係るスポットライト装置の斜視図である。図12は照明器具からの配光の概略を示す図である。
図10に示すように、本実施例に係るスポットライト装置250は、本発明に係る照明器具200を具備する。また、スポットライト装置250は、電源部251と、該電源部251の底面端部から下方に垂直に設けられるアーム252とを具備する。アーム252の下端部には照明器具取付部253が設けられている。そして、該照明器具取付部253に、照明器具200が取り付けられる。電源部251の上端部を、天井に取り付けたスポットライト装置取付具254に装着することにより、スポットライト装置250は天井に固定される。
電源部251は、内部に、照明器具200に電力を供給するための機器を備える。電源部251の外部より内部に電源線を引き込み、前記機器によって変圧等が行われる。それから、アーム252の内部、及び照明器具取付部253を介して、給電線が照明器具200の内部に引き込まれ、ソケット202に接続される。
照明器具200の構成について説明する。本実施例において使用する照明器具200は上記実施形態における照明器具100とほぼ同一の構成である。
図10に示すように、照明器具200は、上記実施形態に係る照明器具100と同様に、灯体201、反射板204、及び反射板取付具208で構成される。灯体201の後端部には、アーム取付部220が設けられている。アーム取付部220以外の構成は、上記の灯体1の構成と同一であり、内部にソケット202を備え、該ソケットに電球203が取り付けられる。また、灯体201の内周面には後述の反射板取付具208を取り付けるためのネジ山が設けられている。
本実施例に係るスポットライト装置250に取り付けられる照明器具200においては、反射光が略楕円状に拡がる反射板204が用いられる。反射板204はガラス製であり、反射板本体部216と、反射板円筒部205から成る。反射板円筒部205は、反射板本体部216の後端部に一体的に形成される。
反射板円筒部205の構成は、上記の実施形態に係る反射板円筒部5の構成と同一である。前鍔部214及び後鍔部215を有するとともに、両者に挟まれて周溝206が形成されている。そして、周溝206には溝突部207が設けられている。
反射板本体部216は略同心円椀状の形状であるが、反射面に偏光用の溝加工が施されている。これにより、電球203から放射された光は、反射板204によって反射されると、反射板204の中心軸に関して略楕円状に拡がる。
本実施例において使用する反射板取付具208は、上記の実施形態の反射板取付具8と同一の構成であり、二つのネジ孔209a・209aを有する。反射板取付具208の反射板204への取り付けも、同様に、反射板取付具208を反射板円筒部205へはめ当てたうえで、ネジ孔209a・209aに二本の係合ネジ209・209を挿入することによって行われる。
反射板取付具208の灯体201への取付方法も、上記実施形態において説明した方法と同一である。反射板取付具208の外周面後端部に、灯体201の前記ネジ山に対応したネジ溝212が切られており、反射板204を持って、灯体201に当てて回すことにより、反射板取付具208が灯体201にねじ込まれる。
次に、照明器具200のアーム252への取り付けについて説明する。灯体側のアーム取付部220の円筒部を、アーム252側の照明器具取付部253の円孔に挿入する。これにより、照明器具200は照明器具取付部253で支持され、その中心軸周りに回転することができる。
図11に示すように、本実施例においては、アーム252はその軸方向周りに360度回転させることができる。また、照明器具200は、照明器具取付部253の中心軸周りに、下方側の180度の範囲で回転させることができる。これにより、反射板204の正面は、照明器具取付部253より下方のあらゆる方向に向けることができる。
本実施例に係るスポットライト装置250においては、上記のように反射板204を所望の方向に向けたうえで、さらに、反射板204を回して簡単に配光の調整を行うことができる。本実施例においては、略90度の範囲内で、反射板204の固定角度を任意の角度に調整することができる。しかも、電球をつけたまま、反射光の投映形状を見ながら反射板204を回すことができるので、配光の微調整を簡単に行うことができる。
図12(a)は、反射板4を、正面視において最も左側に回して固定した場合に、反射光の中心軸に垂直な仮想平面上に投映される反射光の概略形状を示している。一方、図12(b)は、反射板4を、正面視において最も右側に回して固定した場合に投映される反射光の概略形状を示している。図12(b)における投映光は、図12(a)における楕円状投映光の長軸と短軸がちょうど入れ替わっている。両者の範囲の任意の角度で配光を調整することができる。
以上のように、本実施例に係るスポットライト装置250は、本発明に係る照明器具200を用いることにより、単純な構成で、簡単に配光の微調整を行うことができる。
なお、本実施例においては、楕円配光を有する反射板を具備するスポットライト装置に本発明に係る照明器具を適用する例を示したが、本発明に係る照明器具は、その他にも、様々な目的で適用することができる。
たとえば、反射光が矩形状に拡がる反射板を用いる照明器具にも適用できる。また、反射板の回転軸に対して略垂直方向に光を反射する反射板を用いる照明器具にも適用できる。このように、本発明に係る技術は、反射板の回転軸に関して非同心円状に反射光が拡がる反射板を有する、あらゆる照明器具に適用して、配光の調整を行うことができる。
また、光の一部を透過する反射板にステンドグラス様の模様を施し、反射板から漏れ出る光を楽しんだり、壁等に投映される模様を楽しんだりするような照明器具がある。そのような照明器具においても、本発明に係る技術を適用することにより、反射板の取り付け角度を調整して所望の模様配置を得ることができる。
以上に本発明に係る照明器具の実施例を示した。なお、本発明に係る照明器具は、上述した構成のものに限らず、本発明を特徴付ける思想に基づいて自由に構成することができることは当業者によって容易に理解できよう。
本発明に係る照明器具は、非同心円状の配光を有する反射板を具備するスポットライト装置等に適用することができる。
本発明に係る照明器具の全体的な構成を示す側面図。 本発明に係る照明器具の正面図。 反射板円筒部の側面図、正面図、及び斜視図。 反射板取付具の正面図、側面図、及び斜視図。 本発明に係る照明器具の全体的な構成を示す斜視図。 反射板円筒部に反射板取付具を取り付けた状態を示す正面図、側面図、斜視図、及び断面図。 溝突部が係合ネジに突き当たる状態を示す正面図。 本発明に係る照明器具の断面側面図。 異なる構成による反射板取付具の正面図、及び側面図。 本実施例に係るスポットライト装置の全体構成を示す側面図。 本実施例に係るスポットライト装置の斜視図。 照明器具からの配光の概略を示す図。
符号の説明
1 灯体
2 ソケット
3 電球
4 反射板
5 反射板円筒部
6 周溝
7 溝突部
8 反射板取付具
9・9 係合ネジ
9a・9a ネジ孔
10・10 切欠
11 ネジ山
12 ネジ溝
13 段付部
14 前鍔部
15 後鍔部
16 反射板本体部
17 後端部円環板

Claims (2)

  1. 反射板を有する照明器具であって、
    前記反射板の後端部に設けられ、外周に溝が形成される円筒部と、
    前記円筒部の前記溝に設けられる溝突部と、
    反射板取付具と、
    前記反射板取付具の内側に設けられる内突部と、を具備し、
    前記反射板取付具を前記円筒部にはめ合わせ、かつ前記内突部を前記円筒部の前記溝に係合させることにより、前記反射板取付具を前記反射板に取り付けた照明器具。
  2. 前記反射板取付具は、外周面から内周面に貫通する貫通孔を有し、前記内突部は該貫通孔に挿入される、請求項1に記載の照明器具。
JP2005104855A 2005-03-31 2005-03-31 照明器具 Expired - Fee Related JP4451803B2 (ja)

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