JP6743449B2 - 画像形成装置、画像形成方法および制御プログラム - Google Patents
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Description
なお、想定している出力物は、包装紙のように一定パターンを繰り返す画像であり、印刷後に任意の長さで切り取って使用する。このようなケースでは、画像データーはパターンの1周期分が入力され、入力画像を1ページとして、連続紙上でページの間隔なしでリピート出力を行う必要がある。
また、特許文献2では、複数の画像を集約する出力で、画像毎にスクリーン処理し、スクリーン処理が終わった画像を一枚の転写紙に出力する際に、画像ごとに独立してスクリーン処理されるため、画像と画像との間に余白がないように集約するケースで、スクリーンの不連続性が出力物上に出てしまうことを課題としている。特許文献2では、この課題に対し、ディザマトリクスは固定でポインタを変更してスクリーン処理を行うか、ディザマトリクス自体を書き換えるものとしている。しかし、ページを連続して出力する場合に発生する上記課題を解決することを目的としていない。
ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成部と、
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、同一画像をリピート印刷し、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、当該リピートの切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、リピートの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、複数のスクリーン位相で処理した画像を記憶部に格納し、ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択して画像形成することを特徴とする。
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、切り替わりの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御し、
前記制御部は、画像端部に白画像を付加するパディング機能を有し、
パディングの対象となった画像にスクリーン処理する場合、パディングした画像から白画像を消去し、その後、スクリーン処理を行い、
前記スクリーン処理では、切り替わり前の画像の画素数として、白画素数を引いた値を用いることを特徴とする。
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、切り替わりの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御し、
前記制御部は、画像端部に白画像を付加するパディング機能を有し、
パディングの対象となった画像にスクリーン処理する場合、パディングした画像にスクリーン処理を行い、その後、白画像を消去し、
前記スクリーン処理では、切り替わり前の画像の画素数として、白画素数を引いた値を用いることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、パディングした画像を回転した場合、回転した画像にスクリーン処理を行い、その後、白画像を除去し、
スクリーン処理では、回転角に応じて画像副走査画素数を算出して切り替わり前の画像の画素数とすることを特徴とする。
ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、全てのスクリーン位相で処理した画像を記憶部に格納し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択して画像形成することを特徴とする。
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行って画像形成を行い、
画像形成では同一画像をリピート印刷し、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、当該リピートの切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、リピートの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御することを特徴とする。
全てのスクリーン位相で処理した画像を保持し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択し、
前記選択の順序の画像により画像形成を行うことを特徴とする。
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、画像形成を行うステップと、
ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、当該リピートの切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、リピートの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を行うステップと、
スクリーン処理された画像に基づいて画像形成を行うステップと、を前記制御部に実行させることを特徴とする。
全てのスクリーン位相で処理した画像を保持し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択するステップと、
前記選択の順序の画像により画像形成を行うステップと、を前記制御部に実行させることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態における画像形成装置1の機械的概略を示すものである。
画像形成装置1は、画像形成部を備える画像形成装置本体10を備え、画像形成装置本体10の前段側には給紙調整部300が接続され、給紙調整部300の前段側に給紙部200が接続されている。また、画像形成装置本体10の用紙排出側には排紙調整部400が接続され、排紙調整部400の用紙排出側には排紙部500が接続されている。画像形成部は後述するように画像形成装置本体10A内に設置されている。
給紙調整部300は、給紙部200と画像形成装置本体10との間の微小な速度差および寄りを吸収するためのバッファ機能を有する。排紙調整部400は、画像形成装置本体10と排紙部500との間の微小な速度差および寄りを吸収する為のバッファ機能を有する。
画像形成装置本体10上部には、操作者の操作を受けるとともに、情報を表示する操作表示部140を有している。操作表示部140は、印刷動作および設定変更の受け付け、各種情報の表示を行うことができる。操作表示部140は、操作を行う操作部と表示を行う表示部とが別体で構成されていてもよく、タッチパネルLCDなどのように操作部と表示部とが一体に構成されているものであってもよい。
搬送路22は、用紙を給紙、搬送するものであり、搬送ローラー23などの複数のローラーが設けられている。
搬送路22では、給紙部200に収容されているロール紙が給紙され、画像形成部110に至る。搬送ローラー23を介して、二次転写ローラー110Cにロール紙が搬送される。
二次転写ローラー110Cで画像が転写されたロール紙は、定着部110Dの定着ローラーで圧着されて搬送されつつ熱と圧力とを加えることによりロール紙上のトナー像が定着され、画像形成装置本体10外に排出される。
画像形成装置1は、主要な構成として、制御ブロック100とスキャナー部130と操作表示部140とプリンター部150とを有するデジタルコピアと、ネットワーク2を通して外部装置3との間で入出力される画像データーを処理する画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160とを備えている。
制御CPU113には、RTC(日時データー発生装置)125が接続されており、日時データーを制御CPU113に送信することができる。
操作表示部140では、画像形成装置本体10、給紙部200に対する各種の設定を行い、設定に基づいて制御部によって画像形成とロール紙の搬送が制御される。
さらに、制御CPU113には、LAN制御部127およびLANインターフェース128が接続されており、LANインターフェース128には、前記したネットワーク2やその他のネットワークなどを接続することができる。ネットワーク2には、前記した外部装置3などが接続するようにしてもよい。
管理装置では、直接、画像形成装置を制御するようにしてもよく、また、画像形成装置に制御内容の指示を行って、この指示内容によって画像形成装置が動作するように制御してもよい。
先ず、画像形成装置1において画像データーを蓄積する手順について説明する。
スキャナー部130で原稿の画像を読み取り、画像データーを生成する場合、スキャナー部130において原稿からCCD131により原稿の画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU113から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデーター処理がなされ、データー処理された画像データーは、圧縮/伸長IC117において所定の方法によって圧縮され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ121やHDD119に格納される。圧縮メモリ121やHDD119に格納された画像データーは、制御CPU113によってジョブとして管理することができる。
画像メモリ162のデーターは、DRAM制御IC161、PCIバス112、DRAM制御IC111を介してページメモリ122に一旦格納される。ページメモリ122に格納されたデーターは、DRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117に順次送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ121や、さらにコントローラーICを通してHDD119に格納され、上記と同様に制御CPU113による管理がなされる。
複写機として使用する場合、操作表示部140上で設定された印刷条件(プリントモード)等の情報を通知し、制御CPU113で設定情報を作成する。作成された設定情報は制御CPU113内のRAMに格納することができる。
プリンターとして用いる場合、印刷条件は、外部装置3内のプリンタドライバで設定することができる。ここで設定された印刷条件は、画像と同様に(外部装置3→ LAN IF165→ 画像メモリ162→ DRAM制御IC161(コントローラー)→ DRAM制御IC111(本体)→ ページメモリ122に格納される。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、印刷条件を、操作表示部140を通して設定し、この設定によって制御CPU113では印刷の制御を行うことができる。画像形成部110では各感光体110Aに書き込まれたトナー像が中間転写ベルトに転写された後、二次転写ローラーによって給紙部200によって供給されるロール紙に転写され、定着部で定着される。画像形成がなされた用紙は、搬送路22によって排紙調整部400へと搬送される。複数の予約ジョブがある場合、上記画像出力が設定順番に従って順次行われる。
次に、画像の処理や出力における動作を、図3のシステム構成に基づいて説明する。図3に示すシステム構成は、メモリと画像形成部周辺の構成を示すものである。
画像Gは、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160を通したデーターの取得やスキャナー部130によるスキャナーによって取得され、メモリASICによって伝送される。
メモリASICは、DRAM制御IC111などに含まれる構成としたり、図示しない構成としたりすることができる。例えば、DRAM制御ICと画像メモリ(DRAM)120との間に設けることができる。メモリASICの伝送先には、プリントASICがあり、プリントASICの画像データーを一時保存する一時バッファが備えられている。
プリントASICは、書き込み処理部123やDRAM制御IC111などに含む構成としたり、図示しない構成としたりすることができる。
プリントASICでは、メモリASICから転送された画像Gに対し、スクリーン処理が行われ、ページ毎の画像データーがY、M、C、Kの色毎に一時バッファY、一時バッファM、一時バッファC、一時バッファKに一時格納される。画像形成の実行では、プリントASICを通して一時バッファに保存された画像データーが色ごとに読み出しが行われ、レーザーの制御に用いられ、例えば、LD154によって感光体への書き込みが実行される。
枚葉の用紙では、一時バッファからの読み出しはカット紙とカット紙の間で一時停止しながら動作させる。連続転写媒体上にページを連続して画像形成する場合は、一時バッファからの読み出しが停止することなく動作し続けることになるが、「背景」で説明したように、連続紙上に出力する全ての画像データーをページメモリ上に配置することはできないため、一時バッファへの書き込みはページ毎に行う。
具体的には、ディザ行列をM行×N列とし、ページpの画像副走査サイズをYp、全ページ数をPとした場合に図4、5のフローで印刷を行う。P=2、M=6、Y1=Y2=1000のときは図6のようなディザ行列が適用され、ページ切り替わりでディザ行列の連続性が保持される。
図4のフローチャートでは、ページ数をP、入力画像の副走査方向合計画素数をY、ページpの副走査方向画素数をYpとするように変数を設定する。
先ず、マトリクスとして、初期ディザ行列Dの設定を行う(ステップs1)。なお、スクリーン処理におけるマトリクスがディザ行列に限定されるものではない。
次に、1ページ目の画像を入力する。この際にYをY1とする。(ステップs2)
次に、一時バッファからの画像データーの読み出しと、画像形成とを開始する(ステップs3)。
ステップs5では、ページの切り替わりに応じてディザ行列を更新し、次いでステップs6でpページ目の画像を入力し、pを一つ増分させてステップs4に戻る。
ステップs4では、pがPに至ると、ループを抜けてステップs8に移行し、一時バッファからの画像データーの読み出しと画像形成の終了を行い、処理を終了する。
この手順では、ディザ行列の行数をM、総ページ数をPとし、処理しているページ番号をp(ただし、pは2〜P)、ページpにおける画像の副走査方向サイズ(画素数)をYpとした変数を設定する。
次に、Y=Y+Ypを求める(ステップs5B)。「+」は、加算を示す演算式である。
次に、初期ディザ行列DをS行シフトした行列を設定し(ステップs5C)、処理を終了する。
初期のディザ行列は、p=1で用いられたものである。各ページで適用されたディザ行列は、図6の右側に示されている。p=1では、繰り返しディザ行列が適用され、最後の1000ライン目ではディザ行列の4行目までが適用されている。ページの切り替わりでは、従来は、初期のディザ行列に更新されて使用されるが、本実施形態では、初期のディザ行列の5行目から開始されて、次のディザ行列と合わせて初期のディザ行列と同じ行数が確保される。2ページ目のディザ行列は図6の左側に示されている。
次に、他の実施形態を図7〜図9に基づいて説明する。
画像形成装置の解像度が向上するに伴い増加する画像データーサイズを抑制するため、画像データーを圧縮することがある。ここで、画像圧縮アルゴリズムは様々あるが、ブロック単位で圧縮を行うようなアルゴリズムでは、画像サイズをブロックサイズの整数倍にしなければならない。しかし、原稿データーはブロックサイズの制限を考慮していないため、整合を取るためにブロックサイズとなるように画像データーの端部に白画素を加えることがある(以降、白画素をパディングと呼び、白画像付加をパディング処理とする)。
パディングを考慮したシステム構成を図7に示す。
このシステム構成においてディザ行列の連続性を維持しようとした場合も前記実施形態1と同じようにディザ行列をページ切り替わりでシフトさせればよい。ただし、実施形態1と異なりページメモリ上の画像サイズではなく、トリミング後の画像サイズを用いる点、回転角を考慮している点が異なる。
なお、この手順では、総ページ数をP、入力画像の副走査方向合計画素数をY、ページpの回転角をRp、ページpの回転前画像のXサイズ(画素数)をXp、ページpの回転前画像のYサイズ(画素数)をYp、ページpのX方向パディング画素数をWxp、ページpのY方向パディング画素数をWypとした変数を設定する。
次に、画像の回転角について判定する(ステップs11)。
回転角が0度または180度の場合、1ページ目の画像入力として、副走査方向の合計画素数Yを、Y1−Wy1により求める(ステップs12)。回転角が90度または270度の場合、1ページ目の画像入力として、副走査方向の画素数Yを、X1−Wx1により求める(ステップs13)。
さらに、2ページ目から1ずつ増加させてページを切り替えて、ページ番号がページ数Pに至るまでステップs15から、ステップs16、ステップs17、ステップs18に至るループ処理を行う(ステップs15、s18)。ステップs15では、pがPに至るとループ処理を終了し、ステップs19に移行する。
ステップs16では、ページの切り替わりに応じてディザ行列を更新し、次いでステップs17でpページ目の画像を入力し、pを一つ増分させてステップs15に戻る。
ステップs15では、pがPに至ると、ループを抜けてステップs19に移行し、一時バッファからの画像データーの読み出しと画像形成の終了を行い(ステップs19)、処理を終了する。
この手順では、ディザ行列の行数をM、総ページ数をPとし、処理しているページ番号をp(ただし、pは2〜P)、ページpの回転角をRp、ページpの回転前画像のXサイズ(画素数)をXp、ページpの回転前画像のYサイズ(画素数)をYp、ページpのX方向パディング画素数をWxp、ページpのY方向パディング画素数をWypとした変数を設定する。
次に、画像の回転角について判定する(ステップs11)。
回転角が0度または180度の場合、Y=Y+Yp−Wypの算出を行い、回転後の副走査方向画素数を算出する(ステップs16C)。
回転角が90度または270度の場合、Y=Y+Xp−Wxpの算出を行い、回転後の副走査方向画素数を算出する(ステップs16D)。
ステップs16Cまたはステップs16Dの後、初期ディザ行列DをS行シフトした行列を設定し(ステップs16E)、処理を終了する。
実施形態2では、パディング処理をした画像から白画像を除去するトリミング後に、スクリーン処理を行うシステム構成を前提としたが、本実施形態ではスクリーン処理後にトリミングを行うシステム構成を前提とする。システム構成を図10に示す。
このシステムでは、図10に示すように、メモリASICで、画像の圧縮や必要に応じて回転や集約がなされ、プリントASICで、圧縮された画像の伸長、スクリーン処理、その後に、白画像を除去するトリミングが行われる。
スクリーン処理後にトリミングを行う構成においては、スクリーン処理を行った画素数よりも一時バッファに書き込まれる画素数が少なくなること、回転角が180/270度ではパディングが画像先頭に移動することを考慮する必要がある。特徴的な点として、180度と270度の場合にYの計算式が1ページ目と2ページ目以降で異なっている。これは、180度と270度では図13のようにパディングが画像先頭に配置されるためであり、画像先頭にパディングが存在する場合、トリミングの影響はページp自身に及ぶ。
なお、この手順では、総ページ数をP、入力画像の副走査方向合計画素数をY、ページpの回転角をRp、ページpの回転前画像のXサイズ(画素数)をXp、ページpの回転前画像のYサイズ(画素数)をYp、ページpのX方向パディング画素数をWxp、ページpのY方向パディング画素数をWypとする。
次に、画像の回転角について判定する(ステップs21)。回転角による画像の状態は、図13に示している。
回転角が0度の場合、1ページ目の画像入力として、副走査方向の画素数Yを、Y1−Wy1により求める(ステップs22)。回転角が180度の場合、1ページ目の画像入力として、副走査方向の画素数Yを、Y1とする(ステップs23)。回転角が90度の場合、1ページ目の画像入力として、副走査方向の合計画素数Yを、X1−Wx1により求める(ステップs24)。回転角が270度の場合、1ページ目の画像入力として、副走査方向の合計画素数Yを、X1とする(ステップs25)。
ステップs22−s25のいずれかの後、一時バッファからの読み出しと画像形成を開始する(ステップs26)。
ステップs28では、ページの切り替わりに応じてディザ行列を更新し、次いでステップs29でpページ目の画像を入力し、pを一つ増分させてステップs27に戻る。
ステップs27ではpがPに至ると、ループを抜けてステップs31に移行し、一時バッファからの画像データーの読み出しと画像形成の終了を行い、処理を終了する。
この手順では、ディザ行列の行数をM、総ページ数をPとし、処理しているページ番号をp(ただし、pは2〜P)、ページpの回転角をRp、ページpの回転前画像のXサイズ(画素数)をXp、ページpの回転前画像のYサイズ(画素数)をYp、ページpのX方向パディング画素数をWxp、ページpのY方向パディング画素数をWypとする変数に設定する。
回転角度が180度の場合、副走査方向の合計画素数Yを、Y−Wypで算出する(ステップs28B)。回転角度が0度または90度の場合、Yに対する算出は行わず、ステップs28Dに移行する。回転角度が270度の場合、副走査方向の合計画素数Yを、Y−Wxpで算出する(ステップs28C)。
ステップs28B、ステップs28C、またはステップs28Aで回転角度が0度または90度の場合、S=Y%Mを算出する(ステップs28D)。%は剰余を求める演算式である。すなわち、Y=10、M=6では、Y%MとなるSは4となる。
次に、初期ディザ行列DをS行シフトした行列を設定し(ステップs28E)、さらに、画像の回転角度の判定をする(ステップs28F)。
実施形態1〜3ではページメモリにスクリーン未処理の画像データーを保存し、出力時にスクリーン処理を行うシステム構成を前提としている。そのため、予めスクリーン処理された画像データーをページメモリに保存し、出力時のスクリーン処理を行わずに出力するシステム構成では実現できない。
本実施形態4では、コントローラー内部、スキャナー内部、あるいはメモリASICからページメモリへの書き込み時にスクリーン処理を行うシステム構成を前提とする。
なお、前提として、入力された画像データーは常に全てのディザ行列パターンを保持するとしている。これは、他の画像データーの後に連続して出力されるようなケースがあり得るためで、画像サイズがディザ行列のちょうど整数倍になっているようなケースであっても、前ページの画像サイズによってはディザ行列をシフトさせた画像データーが必要になる場合があり得るためである。なお、回転を考慮する場合は、ディザ行列をX方向にシフトした画像も入力しておけばよい。
次に、2ページ目から1ずつ増加させてページを切り替えて、ページ番号がページ数Pに至るまで、ステップs42から、ステップs43、ステップs44、ステップs45、ステップs46に至るループ処理を行う(ステップs42、s46)。ステップs42では、pがPに至るとループ処理を終了し、ステップs47に移行する。
ステップs44では、Y=Y+Ypを求める。
次いで、初期ディザ行列をS行シフトした行列でスクリーン処理されたpページ画像を選択し(ステップs45)、pに一つ増分させてステップs42に戻る。ステップs42では、pがPに至ると、ループを抜け、ステップs47に移行する。ステップs47では、一時バッファからの画像データーの読み出しと画像形成の終了を行い、処理を終了する。
実施形態1〜3では1枚の画像で切り替わりが行われる前提としていた。本実施形態では、複数の画像を集約して1画像とする場合や、同一の画像をリピートして画像の切り替わりが行われる場合を想定する。具体的には、1画像の画像サイズYpとして集約後の画像サイズを用いればよい。
なお、実施形態1〜3に記載したシステム構成の通り、集約後にスクリーン処理を行うため、切り替わりの際の画像同士の境界においてスクリーンの連続性が途切れることはない。
実施形態1〜3、5ではディザ行列自体を更新していたが、本実施形態ではディザ行列は固定とし、ディザ行列の参照を開始する行指定のみを更新する。ディザ行列全体を更新するのに比べ、行指定の方が、データー量が小さいため、ページ切り替わりの処理時間短縮が期待される。ただし、プリントASICが行指定に対応する必要がある。
2 ネットワーク
3 外部装置
22 搬送路
30 外部装置制御部
31 操作表示部
110 画像形成部
113 制御CPU
140 操作表示部
Claims (14)
- ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成部と、
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、同一画像をリピート印刷し、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、当該リピートの切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、リピートの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、複数のスクリーン位相で処理した画像を記憶部に格納し、ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択して画像形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成部と、
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、切り替わりの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御し、
前記制御部は、画像端部に白画像を付加するパディング機能を有し、
パディングの対象となった画像にスクリーン処理する場合、パディングした画像から白画像を消去し、その後、スクリーン処理を行い、
前記スクリーン処理では、切り替わり前の画像の画素数として、白画素数を引いた値を用いることを特徴とする画像形成装置。 - ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成部と、
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、切り替わりの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御し、
前記制御部は、画像端部に白画像を付加するパディング機能を有し、
パディングの対象となった画像にスクリーン処理する場合、パディングした画像にスクリーン処理を行い、その後、白画像を消去し、
前記スクリーン処理では、切り替わり前の画像の画素数として、白画素数を引いた値を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、パディングした画像を回転した場合、回転した画像にスクリーン処理を行い、その後、白画像を除去し、
スクリーン処理では、回転角に応じて画像副走査画素数を算出して切り替わり前の画像の画素数とすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 白画像を付加する画像が、RIP処理を行ったものであることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、パディングした画像を圧縮し、圧縮した画像のデーターを記憶部に格納することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記記憶部から圧縮された画像のデーターを読み出して、画像を伸長し、その後、白画像消去またはスクリーン処理に供することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御して画像形成を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、全てのスクリーン位相で処理した画像を記憶部に格納し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択して画像形成することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、画像データーの入力時に前記スクリーン処理を行い、前記スクリーン処理では、全てのスクリーン位相で処理されるように、画像の各切り替わり時にスクリーン処理を行うことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
- ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成方法であって、
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行って画像形成を行い、
画像形成では同一画像をリピート印刷し、前記スクリーン処理に際し、ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、当該リピートの切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、リピートの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を制御することを特徴とする画像形成方法。 - ジョブに基づいて連続媒体に画像を形成する画像形成方法であって、
全てのスクリーン位相で処理した画像を保持し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択し、
前記選択の順序の画像により画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。 - ジョブに基づいて連続媒体に画像形成を行う画像形成部を制御する制御部で実行される制御プログラムであって、
ジョブの画像にマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、画像形成を行うステップと、
ジョブの副走査方向のリピートの切り替わり時に、当該リピートの切り替わり前の画像の画像副走査画素数と、スクリーン処理におけるマトリクスの行数とに基づいて、リピートの境界でスクリーン位相が連続するようにスクリーン処理を行うステップと、
スクリーン処理された画像に基づいて画像形成を行うステップと、を前記制御部に実行させることを特徴とする制御プログラム。 - ジョブに基づいて連続媒体に画像形成を行う画像形成部を制御する制御部で実行される制御プログラムであって、
全てのスクリーン位相で処理した画像を保持し、ジョブの副走査方向の画像の切り替わり時に、切り替わり前のスクリーン位相に連続するスクリーン位相となる画像を選択するステップと、
前記選択の順序の画像により画像形成を行うステップと、を前記制御部に実行させることを特徴とする制御プログラム。
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