JP6372221B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents
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Description
このような要望に対し、引用文献1では、連続印刷における印刷単位間の隙間を最小限にするため、データ作成部が第1の印刷単位と第2の印刷単位との間隔を空白データとして生成し、該空白データを第1の画像データに付加した第1の画像空白データを生成し、印刷部は第1の画像データに基づく印刷処理に引き続き、空白データに基づく仮想印刷処理を行い、更に第2の画像データに基づく印刷処理を間断なく行うことで、第1の印刷単位と前記第2の印刷単位との間隔を最小限まで狭くすることが可能な技術が提案されている。
このような要求に対して、引用文献1で具体的に示される実施形態では、光学センサで連続紙上のラベルの先頭位置を検出し、検出されたラベルの先頭位置に合わせて画像データの出力が開始されるように画像データの余白量を調整することで、ラベル位置に合わせた印刷を行い、用紙の収縮や蛇行などの影響も排除して位置ずれを補正している。しかし、引用文献1で示された技術では、連続紙上にあらかじめ印刷位置を示すマークをつけておく必要があり、さらに、光学センサ等のマークを検知するための装置が必要となる等、手間とコストがかかるという問題がある。
前記画像形成部を制御し、ページ間の画像の画像間隔が所定間隔に設定されて前記所定間隔を標準にして前記連続紙上に複数ページで画像を印刷実行する制御部とを備え、
前記制御部は、前ページまでの画像間隔変動に応じて、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行うものであって、
前ページまでの画像間隔変動量を累積し、累積値が所定の閾値を超えないように、前記累積値が、前記閾値よりは小さい所定値に達するまでは、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損または面付け時の面付け画像間隔量の調整を行わず、前記累積値が前記所定値に達すると、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行うことを特徴とする。
ページ間の画像の画像間隔が所定間隔に設定されて前記所定間隔を基準にして前記連続紙上に複数ページで画像を印刷実行するステップと、
前ページまでの画像間隔変動に応じて、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行う画像間隔補正ステップと、を有し、
前記画像間隔補正ステップでは、前ページまでの画像間隔変動量を累積し、累積値が所定の閾値を超えないように、前記累積値が、前記閾値よりは小さい所定値に達するまでは、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損または面付け時の面付け画像間隔量の調整を行わず、前記累積値が前記所定値に達すると、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行うことを特徴とする。
画像形成システム1は、図1に示すように、画像形成装置100を備え、画像形成装置100の前段側には給紙調整部300が接続され、給紙調整部300の前段側に連続紙給紙部200が接続されている。また、画像形成装置100の用紙排出側には排紙調整部400が接続され、排紙調整部400の用紙排出側には排紙部500が接続されている。
給紙調整部300は、連続紙給紙部200と画像形成装置100との間の微小な速度差および寄りを吸収するためのバッファ機能を有する。排紙調整部400は、排紙部500とプリンタの間の微小な速度差および寄りを吸収するためのバッファ機能を有する。
なお、この実施形態では、連続紙としてロール紙を使用しているが、連続紙がロール紙に限定されるものではなく、用紙が連続しているものであればよい。連続紙はロール紙の形態で提供されるものでもよく、例えば、交互に折り曲げられた形態から給紙されるものであってもよい。
また、画像形成装置本体100A内には、シート用紙を給紙する給紙トレイ12を有している。画像形成部15では、ロール紙Sやシート用紙に画像を印刷することができる。なお、画像形成装置100は、給紙トレイを備えないものであってもよい。
なお、上記した各感光体は、図示しない駆動モータによって回転駆動され、中間転写ベルト16も同じく図示しない駆動モータによって回転駆動される。なお、本実施形態としては、画像形成装置がモノクロなどの単色の画像形成を行うものであってもよい。
搬送路30は、用紙を給紙、搬送するものであり、用紙搬送部の一部を構成する。搬送路30では、連続紙給紙部200に収容されているロール紙Sが給紙され、搬送ローラ31、レジストローラ32を経て、画像形成部15にロール紙が搬送される。
画像が転写された用紙は、定着部18で熱と圧力とを加えることにより用紙上のトナー像が定着され、画像形成装置100外に排出される。
排紙調整部400を経た連続紙は、搬送路30によって排紙部500に至り、ロールに巻回されて保持される。
画像形成装置100は、主要な構成として、制御ブロック部110とスキャナー部130と操作表示部140とプリンター部150とを有するコピア本体と、LANを通して外部機器(例えば端末(PC)2)との間で入出力される画像データを処理する画像処理部(プリント&スキャナーコントローラ)160とを備えている。
なお、制御部は、画像形成装置本体100A内に設置されるものに限定されず、画像形成装置に備えるものとして画像形成装置本体100A外に設置されるものであってもよい。また、制御部は、画像形成装置100外に備えられるものであってもよく、例えば画像形成装置などとネットワークで接続されたサーバーなどに備えられて画像形成装置などを制御するものであってもよい。
先ず、画像形成システム1において画像データを蓄積する手順について説明する。
画像形成装置100に備えられたスキャナー部130で原稿の画像を読み取り、画像データを生成する場合、スキャナー部130において原稿からCCD131により原稿の画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU113から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、圧縮/伸長IC117において所定の方法によって圧縮され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。また、印刷データをHDD119に格納する場合、圧縮された印刷データをDRAM制御IC111およびコントローラIC118を介して転送し、HDD119に格納する。
画像メモリー162の印刷データは、DRAM制御IC161、PCIバス112、DRAM制御IC111を介してページメモリー122に一旦格納される。印刷データがページ記述データである場合、コントローラ制御部163によってRIP処理により印刷データをラスターイメージとすることができる。
画像形成がなされたロール紙Sは、定着搬送ローラを経て搬送路30によって順次、排紙調整部400へと搬送され、さらに下流側の排紙部500でロールに巻き取られる。
また、制御CPU113では、2または3枚以上の画像を面付けして1ページの画像として印刷実行させることができる。その際に、面付け画像間隔として所定の面付け画像間隔を基準にして印刷を行う。所定の面付け画像間隔は、不揮発メモリー115などに不揮発に記憶しておく。また、面付け画像間隔は、操作表示部140を通して操作者が設定できるようにしてもよい。
画像間隔が変動する場合、制御CPU113において用紙の線速が明らかであるので、画像出力開始信号を発行した時点や画像出力完了信号を検出した時点などを基準にして用紙上の画像の位置によって制御CPU113により変動量を算出することができる。
本実施形態では、この画像間隔の変動を画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損または面付け時の面付け画像間隔への画像間隔変動量の反映の1以上により画像間隔の変動の累積を防止することができる。
コントローラーやスキャナなどから入力された画像データをA、B、C、・・・とし、全ての画像データは、内部的に集約機能を用いて2枚を1ページの画像データとして出力する。このとき、余白を減らすため、ページの長さは1枚目の画像先端から2枚目の画像後端とする。
このとき、AB間の基準画像間隔は基準面付け画像間隔となるように面付けを行いA、Bを1枚の画像データとして出力する。
なお、基準画像間隔、基準面付け画像間隔が上記数値に限定されるものではなく、画像間隔の変動量も上記に限定されるものではない。以下、同様である。
すなわち、基準は、画像形成部自身が出力した1枚目の画像である。変動量の算出にセンサーを用いず、ソフト上のある処理をした時刻を用いる点で特徴がある。
ここで、面付け後画像CDの連続紙への出力は、画像間隔を最小とするためCDの出力準備処理が完了次第開始するが、ソフトウェアによる処理であるため、常に同じ処理時間で出力準備処理が完了するものではなく、基準画像間隔に対し、ms単位の変動が発生する。基準画像間隔は、前記したように、画像処理ソフトによる次ページ出力準備処理時間の平均値(ms)×線速(mm/ms)によって決定され、基準画像間隔と基準面付け画像間隔とは同じ値に設定されている。ただし、本発明としては、基準画像間隔と基準面付け画像間隔とが同じ数値である必要はない。
この処理時間の変動は画像間隔の変動として連続紙上に出現する。図3のBC間における小さい矢印がBC間の画像間隔変動量を示しており、図では画像間隔が基準画像間隔よりも大きくなっている。
また、このとき、EF間の面付け画像間隔調整量Ddを以下の式で決定する。EFの場合、DdはC(BC間)の画像間隔変動量と一致することになるため、EF間の画像間隔DEFを以下の式で決定することで、Cの画像間隔変動の影響を面付け画像間隔(EF間)の調整で排除することができる。
画像間隔変動量Dd(mm)=(TCD−TAB)×L−Y−Db
EF間面付け画像間隔DEF(mm)=Db−Dd
ここで、Dbは基準画像間隔(mm)、Lは線速(mm/s)、YはABの面付け後画像副走査方向の長さ(mm)である。ここで、前記の通り、TABとTCDには画像出力開始時刻を用いる。すなわち、センサーを用いることなくTABとTCDを測定することができる。
図3で、ロール紙Sの側方に記載したE〜Fは、基準画像間隔と基準面付け画像間隔で形成された場合の画像の位置関係および画像間隔変動の内容を示しており、実際の画像の位置とずれが生じるものの、間隔変動の累積が抑えられている。
先ず、ジョブに基づいて、画像出力を開始する。ループ開始時の初期値の設定として、iの始値を1、終値N、増値として2が設定される(ステップs1)。すなわち、枚数Nで面付け数は2となる。
次に、N−iが0か否かを判定する(ステップs2)。N−iが0の場合、iが奇数で終値であり、i枚目の画像を面付けすることなく出力する(ステップs4)。次いで、iが終値であるかを判定する(ステップs10)。この場合、iは終値であり、ループを終了する。
Dd=(Ti−2−Ti−4)×L−Yi−4−Db …(1)
ただし、Dbは基準画像間隔(mm)、Lは線速(mm/s)、Yi−4は、i−4枚目、i−3枚目の面付け後画像副走査方向の長さ(mm)である。
画像書き込み完了時間を用いて画像の面付け間隔の調整を行って、連続紙へ出力された画像の出力状態を図5に示す。
画像間隔変動量は、前記実施形態と同様にして算出することができ、面付け画像間隔の調整によって画像間隔変動を抑える補正処理を行うことができる。この場合も基準画像間隔、基準面付け画像間隔は17mmに設定し、変動の最大値は±0.4mmと予想することができる。
コントローラーやスキャナなどから入力された画像データをA、B、C、・・・とし、全ての画像データは、内部的に集約機能を用いて3枚を1枚の画像データとして出力する。このとき、余白を減らすため、ページの長さは1枚目の画像先端から3枚目の画像後端とする。
このとき、AB、BC間の基準画像間隔は基準面付け画像間隔となるように面付けを行いA、B、Cを1枚の画像データとして出力する。
ここで、面付け後画像DEFの連続紙への出力は、画像間隔を最小とするためDEFの出力準備処理が完了次第開始するが、ソフトウェアによる処理であるため、常に同じ処理時間で出力準備処理が完了するものではなく、基準画像間隔に対し、ms単位の変動が発生する。この処理時間の変動は画像間隔の変動として連続紙上に出現する。図6のCD間における小さい矢印がCD間の画像間隔変動量を示しており、図では画像間隔が基準画像間隔よりも大きくなっている。
また、このとき、GH間の面付け画像間隔調整量Ddを以下の式で決定する。GHの場合、DdはD(CD間)の画像間隔変動量と一致することになるため、GH間の画像間隔DGHを以下の式で決定することで、Dの画像間隔変動の影響を面付け画像間隔(GH間)の調整で排除することができる。
画像間隔変動量Dd(mm)=(TDEF−TABC)×L−Y−Db
FH間面付け画像間隔DFH(mm)=Db−Dd
ここで、Dbは基準画像間隔(mm)、Lは線速(mm/s)、YはABCの面付け後画像副走査方向の長さ(mm)である。ここで、前記の通り、TABCとTDEFには画像出力開始時刻を用いる。
なお、HI間の面付け画像間隔は、基準面付け間隔によって固定値とすることができる。ただし、本発明としては、HIの面付け画像間隔の調整をGHの面付け画像間隔の調整とともに行うようにしてもよい。
ジョブに基づいて、画像出力を開始する。ループ開始時の初期値の設定として、iの始値を1、終値N、増値としてMが設定される(ステップs20)。すなわち、Nは出力予定の画像枚数で、面付け数はMとなる。
次に、N−iが0か否かを判定する(ステップs21)。N−iが0の場合、iが奇数で終値であり、i枚目の画像を面付けすることなく出力し(ステップs23)、iが終値であるかを判定する(ステップs32)。この場合、iは終値であり、ループを終了し、画像出力を完了する。
Dd=(Ti−M−Ti−2M)×L−Yi−2M−Db …(2)
Dbは基準画像間隔(mm)、Lは線速(mm/s)、Yi−2Mは(i−2M)枚目から(i−M−1)枚目までの面付け後画像副走査方向の長さ(mm)である。
次に、Jの始値をi+2、終値をi+M−1、増値を1に設定し(ステップs28)、ループを開始する。次に、j−1枚目、j枚目の画像を基準画像間隔Dbと同じ面付け画像間隔で面付けして画像を出力する(ステップs29)。次に、j値が終値になったかを判定し(ステップs30)、j値が終値になっていなければ、jに1を加算してステップs29に移行して、ステップs29、s30を繰り返す。ステップs30で、jが終値になると、ループを終了する。この手順において、各ページの2枚目以降の画像と次の画像との間の面付け画像間隔は、基準面付け画像間隔が選択される。
また、面付け時の面付け画像間隔の調整は、1dot単位で任意に制御することができる。以上のように、画像間隔の変動量は、面付け画像間隔へフィードバックすることで、画像間隔の変動を一定範囲に抑えることができる。
連続紙へ出力した画像を後処理機などで断裁する場合、後処理機自体の断裁位置ズレなどが存在するため、画像の縁にはある程度(例えば、1mm程度)の断裁代を入れておくことがある。この断裁代は断裁後に欠損することになる。
すなわち、断裁代がある場合、画像間隔変動が存在しない場合であっても、断裁後の画像縁は必ず欠損が生じることになる。よって、連続紙への画像出力時は、断裁を前提とし、断裁代を有する場合、画像間隔が大きくなった変動を抑制するために、画像欠損を生じさせて画像を形成しても影響は少ない。したがって、出力準備処理時間の変動による画像間隔変動量を、画像を欠損させる処理によって補正することができる。
この実施形態でも、基準画像間隔、基準面付け画像間隔は17mmとし、画像間隔の変動量を±0.4mmとして予測する。
画像Aと画像Bとが基準画像間隔を超えた画像間隔変動が生じた場合、断裁代の範囲内で画像を欠損させるように、画像Bの後の画像Cを形成し、画像A、B間の画像間隔変動を吸収する。この欠損は、上記したように支障がない。
また、画像Bの形成に際し、基準画像間隔よりも小さくなる画像間隔変動が生じた場合、次の画像における画像Dの画像形成開始タイミングを遅延させることで、画像間隔変動を吸収することができる。
ただし、画像Cの出力準備処理時間の変動によって発生する画像間隔変動の影響は受けることになるが、ページ切り替え一回分のみに制限することができる。図8の画像C先端区の点線領域が欠損領域を示している。
Dで画像間隔が長くなる変動は、次ページ以降のページで画像欠損を行うことで変動を解消することができる。
すなわち、画像間隔の変動量をタイミングや画像欠損へフィードバックすることで画像間隔の変動を一定範囲、かつ集約よりも狭い範囲に抑えることができる。
次に、iが1または2か、3以上かを判定する(ステップs41)。iが1または2の場合(ステップs41、i=1または2)、すなわち、2ページまでの場合、i枚目の画像を出力し(ステップs42)、画像出力開始時刻Tiを記録し(ステップs43)、iが終値かを判定する。iが終値の場合、画像出力を完了する。iが終値でない場合、iに1を加算し、ステップs41に戻る。
Dd=(Ti−1−Ti−2)×L−Yi−2−Db …(3)
Dbは基準画像間隔(mm)、Lは線速(mm/s)、Yi−2はi−2枚目の画像面付け後画像副走査方向の長さ(mm)である。
T=(Yi−2+Db)/L×1000−(Ti−1−Ti−2) …(4)
ただし、Dbは基準画像間隔(mm)、Lは線速(mm/s)、Yi−2はi−2枚目の画像面付け後画像副走査方向の長さ(mm)である。
なお、上記では出力開始タイミングの遅延や欠損量は、時間(ms)ではなく、dot数で指定することができる。dot数によれば、1dot単位で任意に制御でき時間指定よりも細かく調整できる。
しかし、この方法によらず、画像間隔の変動量を蓄積し、その蓄積量が閾値を超えないように補正処理を行うようにしてもよい。なお画像間隔のばらつきの最大値は予測可能であるため、最大値の変動が生じた場合に閾値を超えない所定値を設定しておき、蓄積量がこの所定値に達した際に変動量の補正処理を行うようにしてもよい。
Dd=(Ti−M−Ti−2M)×L−Yi−2M−Db …(5)
Dbは基準画像間隔(mm)、Lは線速(mm/s)、Yi−2Mは、(i−2M)枚目から(i−M−1)枚目までの面付け後画像副走査方向の長さ(mm)である。
上記処理においても、各ページの画像間隔の変動が、面付け画像間隔の調整によって吸収される。なお、この実施形態では、各ページの1枚目の画像と2枚目の画像との間の面付け画像間隔で画像間隔の変動を調整し、その他の面付け時の画像間隔は固定値としたが、いずれの面付け画像間隔で調整を行うかは本発明としては特に限定されるものではなく、各ページの2つ以上の面付け画像間隔で調整を行うようにしてもよく、各ページで面付け画像間隔の調整数を異なるものとしてもよい。
この実施形態によれば、画像間隔変動を一定の範囲内に抑えることができる上に、画像間隔変動の調整を少なくすることができ、制御部に対する処理負担を軽減することができる。
2 端末(PC)
3 LAN
18 定着ローラ
15 画像形成部
30 搬送路
31 搬送ローラ
113 制御CPU
115 不揮発メモリー
119 HDD
140 操作表示部
141 LCD
150 プリンター部
100 画像形成装置
200 給紙部
300 給紙調整部
400 排紙調整部
600 排紙部
Claims (14)
- ジョブの画像データに基づいて連続紙上に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御し、ページ間の画像の画像間隔が所定間隔に設定されて前記所定間隔を標準にして前記連続紙上に複数ページで画像を印刷実行する制御部とを備え、
前記制御部は、前ページまでの画像間隔変動に応じて、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行うものであって、
前ページまでの画像間隔変動量を累積し、累積値が所定の閾値を超えないように、前記累積値が、前記閾値よりは小さい所定値に達するまでは、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損または面付け時の面付け画像間隔量の調整を行わず、前記累積値が前記所定値に達すると、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行うことを特徴とする画像形成システム。 - 前記制御部は、前ページまでの画像間隔変動に応じて、現ページにおいて、画像データの出力開始タイミングの遅延と画像先端の欠損とを行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、2ページ目までは、画像データの出力開始タイミングの遅延および画像先端の欠損をいずれも行わず、面付けの場合には、面付け画像間隔を予め決定した固定値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、面付けを行う場合、面付け時に使用する画像データを2枚とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、面付けを行う場合、面付け時に使用する画像データが3枚以上のとき、1枚目の画像データと2枚目の画像データの面付け画像間隔のみを可変とし、3枚目以降の画像データの面付け画像間隔を予め決定した固定値とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、未出力の画像枚数が3枚となった場合、3枚の画像データを1ページに面付けすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、未出力の画像枚数が1枚となった場合は面付けせずに出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、画像データの出力開始タイミングの遅延あるいは画像先端の欠損のいずれを選択対象にするかを、前ページ出力時の画像間隔変動量に基づいて決定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、画像間隔が狭まって画像間隔変動量が負となった場合は、画像データの出力開始タイミングの遅延を選択対象にし、画像間隔が広がって画像間隔変動量が正となった場合は、画像先端の欠損を選択対象にすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、画像データの出力開始タイミングの遅延あるいは画像先端の欠損を選択する場合、遅延量または画像先端の欠損量を、画像間隔変動量の絶対値に基づいて決定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、前記画像間隔変動量を、画像出力開始信号を発行した時点を基準にして算出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、前記画像間隔変動量を、画像出力完了信号を検出した時点を基準にして算出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の画像形成部と、請求項1〜12のいずれかに記載の制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
- ジョブの画像データに基づいて連続紙上に画像を形成する画像形成方法であって、
ページ間の画像の画像間隔が所定間隔に設定されて前記所定間隔を基準にして前記連続紙上に複数ページで画像を印刷実行するステップと、
前ページまでの画像間隔変動に応じて、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行う画像間隔補正ステップと、を有し、
前記画像間隔補正ステップでは、前ページまでの画像間隔変動量を累積し、累積値が所定の閾値を超えないように、前記累積値が、前記閾値よりは小さい所定値に達するまでは、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損または面付け時の面付け画像間隔量の調整を行わず、前記累積値が前記所定値に達すると、現ページにおいて画像データの出力開始タイミングの遅延、画像先端の欠損および面付け時の面付け画像間隔量の調整の1以上を行うことを特徴とする画像形成方法。
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