JP2018195922A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺の原稿に対する画像読み取りを容易に行うことを可能にする。
【解決手段】画像読取装置2は、原稿給送部(原稿送り装置)20によって搬送される原稿の搬送長さを検出する長さ検出部53と、原稿の搬送長さが予め定められた長さとなったことを長さ検出部53が検出する毎に、記憶部(データ記憶部)76に、ページを異ならせて、画像データを記憶させる制御部51と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、原稿を読み取る画像読取装置、及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に長尺の原稿を読み取る技術に関する。
画像読取装置は、原稿の画像を読み取るものであって、スキャナーとも称され、単独で又は画像形成装置等に搭載されて用いられ、読み取った原稿の画像データを出力する。例えば、下記特許文献1〜2には、原稿の読み取り動作を複数に分けて行い、これらの複数の読み取り動作による複数の画像データを一つの画像データに合成して印刷する技術が提案されている。つまり、特許文献1には、A4の原稿サイズに対応する読込領域を用いて、A3の原稿サイズの原稿に対し、第1の読み取り動作と第2の読み取り動作を行う。そして、第1及び第2の読み取り動作で得られた画像データを、一つの画像データに合成し、合成した画像データに基づいてA3のサイズの印刷物を得ることが記載されている。また、特許文献2には、A4原稿台上にA3原稿の右半分を置いて読み取り動作を行った後、当該A4原稿台上にA3原稿の左半分を置いて読み取り動作を行う。そして、これら2回の読み取り動作で得られた画像データを、約70%に縮小して合成し、合成した画像データを基に、A4用紙に対してA3原稿の70%に縮小して印刷した印刷物を得ることが記載されている。
特開2008−245001号公報 特開平8−88740号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、A3の原稿サイズを超えるような長尺の原稿に対しては、読み取り動作を容易に行うことができない。つまり、上記のような従来技術では、長尺の原稿に対する読み取り動作を行う場合は、読み取り対象の原稿が予め定められた規定長さを超えると、用紙ジャムが発生したとして、当該読み取り動作を中止し、更に中止するまでに読み取りで得られた画像データを消去していた。このため、ユーザーは、例えば、長尺の原稿を、読み取り動作が可能となる上記規定長さ以下に切断して、当該長尺の原稿の読み取り動作を、切断した長尺の原稿の部分毎に分けて行う必要があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、長尺の原稿に対する画像読み取りを容易に行うことを可能にする。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、予め定められた搬送原稿読取位置に原稿を搬送する原稿送り装置と、前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿を当該搬送原稿読取位置で読み取る原稿読取部と、前記原稿読取部で読み取られた画像データを記憶するデータ記憶部と、前記原稿送り装置によって搬送される原稿の搬送長さを検出する長さ検出部と、前記原稿の搬送長さが予め定められた長さとなったことを前記長さ検出部が検出する毎に、前記データ記憶部に、ページを異ならせて、前記画像データを記憶させる制御部と、を備えるものである。
また、本発明の別の一局面にかかる画像形成装置は、上記画像読取装置と、記録媒体に対して、前記画像読取装置により読み取りで得られた画像データに基づく印刷処理を行う印刷部と、を備えるものである。
本発明によれば、長尺の原稿に対する画像読み取りを容易に行うことを可能にする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。 図1に示した画像読取装置の要部を説明する図である。 画像形成装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 画像形成装置での処理の流れを示すフローチャートである。 画像形成装置の表示部に表示される表示画面の一例を示した図である。 (A)は、予め定められた長さ検出前における、画像データの書き込み動作を説明する図であり、(B)は、予め定められた長さ検出後における、画像データの書き込み動作を説明する図である。 画像メモリーに記憶された画像データの具体的な処理方法を説明する図である。
以下、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。図2は、図1に示した画像読取装置の要部を説明する図である。
図1において、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、画像読取装置2、定着部13、給紙部14、及び印刷部12等を備えて構成されている。
画像読取装置2は、原稿読取部30と、原稿読取部30の上方に配置された原稿給送部20とを備えている。原稿給送部20は、例えばADF(Automatic document feeder:自動原稿送り装置)により構成されており、原稿読取部30に対して、開閉自在に設けられている。尚、原稿給送部20は、特許請求の範囲における原稿送り装置の一例である。
図2に示すように、原稿給送部20は、読取処理対象となる原稿Gが載置される原稿載置台21、原稿排出トレイ22、ピックアップローラー25、搬送ローラー26、および排紙ローラー27などを備えている。また、原稿給送部20には、ピックアップローラー25から排紙ローラー27までの原稿Gの搬送路28が形成されている。
すなわち、原稿給送部20は、ピックアップローラー25により原稿載置台21に載置された原稿束から一枚ずつ原稿を繰り出し、搬送ローラー26により当該繰り出された原稿を、後述する第1のコンタクトガラス32の主面に向けて搬送する。第1のコンタクトガラス32に搬送された原稿は、予め定められた搬送原稿読取位置HRで後述するスキャナー34により読み取られ、その後、排出ローラー27により原稿排出トレイ22へ排出される。
また、原稿給送部20には、搬送路28での用紙ジャム(紙詰まり)の発生を検出するために、複数、例えば第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3が設けられている。これらの第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3は、例えば光学センサー等からなり、搬送路28上での異なる位置に設けられて当該搬送路28を搬送されている原稿Gの有無を検出して、後述の制御部等に検出結果を出力する。
原稿読取部30は、箱形の筐体31を備えている。筐体31の上面(原稿給送部20が閉じられた状態で原稿給送部20に対向する面)には、第1のコンタクトガラス32及び第2のコンタクトガラス33が設置されている。第1のコンタクトガラス32は、原稿搬送読取用のコンタクトガラスであって、原稿給送部20から原稿が搬送される。第2のコンタクトガラス33は、原稿固定読取用のコンタクトガラスであって、原稿が載置される。第2のコンタクトガラス33の上方に設けられた原稿給送部20は、第1のコンタクトガラス32の主面及び第2のコンタクトガラス33の主面に対して開閉自在に設けられており、当該原稿給送部20により第2のコンタクトガラス33に載置された原稿が固定される。
第1のコンタクトガラス32の主面及び第2のコンタクトガラス33の主面とは反対側の下面側には、副走査方向に移動可能なスキャナー34が設けられている。スキャナー34は、主走査方向に延伸されたCIS(Contact Image Sensor)方式のイメージセンサーを内蔵している。
原稿固定読取では、スキャナー34が副走査方向に往復移動して、第2のコンタクトガラス33に載置された原稿を読み取る。一方、原稿搬送読取では、スキャナー34を第1のコンタクトガラス32の裏面における予め定められた位置(搬送原稿読取位置)HRに固定して、原稿給送部20により第1のコンタクトガラス32の主面に向けて搬送された原稿を読み取る。当該原稿の読み取りにより得られた画像データは、後述の画像メモリー等に記憶される。
また、本実施形態の画像読取装置2では、後述の操作受付部に対するユーザーの操作指示に応じて、上記原稿搬送読取において、例えばA3のサイズを超える、長尺の原稿Gの読み取り動作(長尺スキャン処理)を行う。
図1に戻って、印刷部12は、原稿読取部30で読み取られた画像データや情報処理装置1からの印刷ジョブなどに基づいて、給紙部14から供給される記録紙Pにトナー像を形成する。
印刷部12の画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkは、感光体ドラム122と、感光体ドラム122の表面を均一に帯電させる帯電装置と、感光体ドラム122の表面を露光して、その表面に静電潜像を形成する露光装置(LSU;Laser scanning units)123と、感光体ドラム122の表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、1次転写ローラー126とをそれぞれ備えている。
カラー印刷を行う場合、印刷部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkにおいては、画像データ等に基づき、帯電、露光及び現像の工程によりそれぞれの感光体ドラム122上に各色のトナー像を形成し、各色のトナー像をそれぞれの一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125は、それぞれの感光体ドラム122の周面に当接した状態で駆動ローラー125Aによって駆動されて無端走行している。この中間転写ベルト125上に転写される各色成分のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。2次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125との間のニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写させる。この後、定着部13が、記録紙P上のトナー像を熱圧着により記録紙Pに定着させ、この記録紙Pが排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の記録紙Pが積載されて収容された給紙カセット14aと、印刷部12での印刷処理対象となる図略の記録紙がセットされる手差しトレイ14bとを備えている。また、給紙部14には、給紙カセット14a内の最上層の記録紙Pに押し当てられるピックアップローラー16が設けられており、給紙部14は、ピックアップローラー16を回転させることにより、給紙カセット14aから記録紙Pを1枚ずつ引出して、印刷部12に至る搬送路190に当該記録紙Pを供給する。
図3は、画像形成装置の要部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット50、給紙部14、画像読取装置2、印刷部12、画像メモリー61、画像処理部62、第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、第3原稿検出センサーS3、表示部71、タッチパネル72、操作部73、ファクシミリ通信部74、ネットワークインターフェイス部75、及び記憶部76がバスによって相互に接続された構成を有する。給紙部14、画像読取装置2、印刷部12、第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3に関しては既に説明したので、その説明を省略する。
画像メモリー61は、原稿読取装置2の原稿読取部30による読取で得られた原稿Gの画像データを一時的に記憶したり、印刷部12のプリント対象となる印刷処理用のデータを一時的に保存したりする領域である。
画像処理部62は、画像メモリー61から原稿読取部30で読み取られた画像データを読み出して画像処理する。例えば、画像処理部62は、原稿読取部30により読み取られた画像データが印刷部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
表示部71は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等から構成される。
表示部71の前面には、タッチパネル72が配置されている。タッチパネル72は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルであって、タッチパネル72上におけるユーザーによる接触(タッチ)をその接触位置とともに検知する。タッチパネル72は、ユーザーによる接触を検知すると、その接触点の座標位置を示す検知信号を後述の制御部などに出力する。
操作部73は、ユーザーにより操作され、この操作に応じて画像形成動作や画像読取動作等の実行指示等を受け付ける。なお、タッチパネル72と操作部73とは、特許請求の範囲における操作受付部の一例である。
ファクシミリ通信部74は、ユーザーにより上記操作受付部に対して指定された相手先のファクシミリ装置に対して、ファクス送信処理を行う。
ネットワークインターフェイス部75は、LANボード等の通信モジュールを有しており、上記制御部等の制御のもと、当該ネットワークインターフェイス部75に接続されたネットワークを通じて、情報処理装置及びサーバー等との間で種々のデータ通信を行う。
記憶部76は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量の記憶装置である。尚、記憶部76は、特許請求の範囲におけるデータ記憶部の一例である。
制御ユニット50は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御ユニット50は、制御部51、表示制御部52、及び長さ検出部53を備えている。
制御ユニット50は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU、ASICである。この制御ユニット50は、上記記憶部76等に記憶された長尺読取実行プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部51、表示制御部52、及び長さ検出部53として機能する。尚、制御部51、表示制御部52、及び長さ検出部53は、上記長尺読取実行プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部51は、画像形成装置1の全体的な動作を司るものであり、給紙部14、原稿読取装置2、印刷部12、画像メモリー61、画像処理部62、第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、第3原稿検出センサーS3、表示部71、タッチパネル72、操作部73、ファクシミリ通信部74、ネットワークインターフェイス部75、及び記憶部76等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
表示制御部52は、表示部71による表示動作を制御する機能を有する。
また、制御部51は、上記第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3の各検出結果を使用して、原稿給送部20での原稿Gの用紙ジャムの発生を判別する。つまり、制御部51は、いずれかの原稿検出センサー(例えば、第3原稿検出センサーS3)において、原稿Gが無いことが予め定められた設定時間以上継続して検出され、かつ、残りの原稿検出センサー(第1原稿検出センサーS1及び第2原稿検出センサーS2)において、原稿Gが有ることが上記設定時間以上継続して検出された場合、搬送路28において、原稿Gの用紙ジャムが発生したと判別する。そして、制御部51は、原稿Gの読み取り動作を中止させる。また、制御部51は、用紙ジャムが発生したと判別して、原稿Gの読み取り動作を中止させた場合、記憶部76に記憶されている画像データを消去させる。
長さ検出部53は、原稿給送部20によって搬送される原稿の搬送長さを検出する。例えば、長さ検出部53は、第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3において、原稿Gが有ることを検出している検出時間と、原稿給送部20の搬送路28での原稿Gの予め定められている搬送速度とを乗算することにより、原稿Gの搬送長さを算出する。また、長さ検出部53は、第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3での各算出した搬送長さが予め定められた長さ(例えば、1.7m)となったことを判別したときに、当該原稿の搬送長さが予め定められた長さとなったと検出する。
また、長さ検出部53は、原稿Gの搬送長さが上記予め定められた長さとなったことを検出する毎に、上記搬送長さが予め定められた長さとなったことを示す旨の検出信号を制御部51に出力する。制御部51は、長さ検出部53から上記検出信号を受け取ると、原稿読取部30での原稿Gの読み取り動作を中止させることなく、記憶部76において、ページを異ならせて、画像データを記憶させる。
また、制御部51は、記憶部76に記憶されている複数のページの画像データに基づく印刷処理の指示を上記操作受付部が受け付けた場合、一枚の記録紙に対して、複数のページの画像データについて、ページ順に、かつ、画像に隙間を生じさせることなく、当該印刷処理を印刷部12に行わせる。
また、制御部51は、記憶部76に記憶可能な最大のデータ量まで画像データを記憶させたことを判別した場合、原稿読取部30での原稿Gの読み取り動作を中止させる。
次に、図4を参照して、本実施形態の画像形成装置1の動作について具体的に説明する。図4は、画像形成装置での処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、長尺の原稿に対する読み取り処理(長尺スキャン処理)について主に説明する。
制御部51は、ユーザーにより、長尺スキャン処理の実行を指示する要求を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S1)。例えば、制御部51は、画像形成装置1が動作を実行していない待機状態にある場合に表示制御部52が、図5に示すように、ユーザーに処理動作の指示を促す表示を表示部71に行わせたときに、長尺スキャン処理キー72Aがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、長尺スキャン処理の実行を指示する要求が行われたかどうかを判別する。制御部51は、長尺スキャン処理キー72Aが指定されたことをタッチパネル72が検出していなければ(S1でNO)、S2には進まず、画像形成装置1を待機状態とする。
一方、制御部51は、ユーザーにより長尺スキャン処理キー72Aが指定され、タッチパネル72により受け付けられたことを検出した場合(S1でYES)、長尺スキャン処理の実行が要求されたと判断する。そして、制御部51は、記憶部76の記憶領域に対する、画像データの読み取り動作を開始させる(S2)。すなわち、制御部51は、画像読取装置2の原稿給送部20を動作させることにより、ユーザーによって原稿載置台21に載置された長尺原稿を搬送原稿読取位置HRに順次搬送させるとともに、画像読取装置2の原稿読取部30を動作させることにより、当該搬送原稿読取位置HRで順次搬送された長尺原稿を読み取らせる。そして、制御部51は、記憶部76の第1ページ目の記憶領域に対して、読み取りで得られた長尺原稿の画像データを書き込ませる。
続いて、制御部51は、第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3の各検出結果を用いることにより、これら第1原稿検出センサーS1、第2原稿検出センサーS2、及び第3原稿検出センサーS3のうち、いずれかの原稿検出センサーにおいて、長尺原稿が無いことが検出されたか否かを判別する(S3)。そして、制御部51は、いずれかの原稿検出センサー、例えば第3原稿検出センサーS3において、長尺原稿が無いことが検出されたことを判別した場合(S3でYES)、残りの第1原稿検出センサーS1及び第2原稿検出センサーS2において、長尺原稿が無いことが検出されたか否かを判別する(S4)。
続いて、制御部51は、第1原稿検出センサーS1及び第2原稿検出センサーS2において、長尺原稿が無いことが検出されたことを判別した場合(S4でYES)、搬送路28を搬送される長尺原稿が存在しないと判断して、処理は終了される。
一方、制御部51は、第1原稿検出センサーS1及び第2原稿検出センサーS2において、長尺原稿が無いことが検出されない、つまり長尺原稿が有ることが検出されたことを判別した場合(S4でNO)、第3原稿検出センサーS3において、長尺原稿が無いことが検出された時点からの経過時間、及び第1原稿検出センサーS1及び第2原稿検出センサーS2において、長尺原稿が有ることが検出された時点からの経過時間がそれぞれ予め定められた設定時間以上継続しているか否かを判別する(S5)。制御部51は、上記設定時間以上継続していないことを判別すれば(S5でNO)、処理は上記S3に戻って処理をやり直す。
一方、制御部51は、上記設定時間以上継続していることを判別すれば(S5でYES)、用紙ジャムが搬送路28において発生(この例では、第2原稿検出センサーS2と第3原稿検出センサーS3との間の搬送路28において発生)したと判別する(S6)。そして、制御部51は、原稿読取部30での長尺原稿の読み取り動作(長尺スキャン処理)を中止させ(S7)、更に、この中止させた時点までに、記憶部76に書き込まれた長尺原稿の画像データを消去させる(S8)。
また、制御部51は、上述のいずれかの原稿検出センサーにおいて、長尺原稿が無いことが検出されなければ(S3でNO)、搬送路28に長尺原稿が存在して当該長尺原稿に対するスキャン処理が継続されていると判断する。そして、長さ検出部53は、全ての第1〜第3原稿検出センサーS1〜S3の検出結果を用いて、第1〜第3の原稿検出センサーS1〜S3の各設置位置で長尺原稿の搬送長さが予め定められた長さとなったことが検出されたか否かについて検出する(S9)。つまり、長さ検出部53は、全ての第1〜第3原稿検出センサーS1〜S3のそれぞれの検出結果に基づいて算出した、長尺原稿の搬送長さが予め定められた長さとなったか否かを検出する。
そして、長さ検出部53は、上記搬送長さが予め定められた長さとなったことを検出しなければ(S9でNO)、処理は上記S3に戻って処理をやり直す。
一方、長さ検出部53は、全ての第1〜第3原稿検出センサーS1〜S3のそれぞれの検出結果に基づいて算出した、長尺原稿の搬送長さが予め定められた長さとなったことを検出すれば(S9でYES)、上記搬送長さが予め定められた長さとなったことを示す旨の検出信号を制御部51に出力する。制御部51は、長さ検出部53から上記検出信号を受け取ると、記憶部76に対して、ここまでに書き込んだ画像データを1ページ分の画像データとして書き込む書き込み動作を終了させる(S10)。
続いて、制御部51は、原稿読取部30での長尺原稿の読み取り動作を中止させることなく、記憶部76において、ページを異ならせて、原稿読取部30により読み取らせた画像データの書き込み動作を行わせて、当該画像データを記憶させる。(S11)。すなわち、制御部51は、引き続いて原稿読取部30により読み取られた画像データを記憶部76の第2ページ目の記憶領域に対して書き込ませる。
そして、制御部51は、記憶部76に記憶可能な最大のデータ量まで長尺原稿の画像データを記憶させたか否かを判別する(S12)。制御部51は、上記画像データにより、記憶部76に記憶可能な最大のデータ量まで記憶させたことを判別すれば(S12でYES)、長尺スキャン処理の継続は不可能であると判断して、処理を終了する。
一方、制御部51は、記憶部76に記憶可能な最大のデータ量まで画像データを記憶させたことを判別しなければ(S12でNO)、原稿読取部30での長尺原稿の読み取り動作が終了したか否かを検出し、長尺スキャン処理が終了したか否かについて判別する(S13)。そして、制御部51は、長尺スキャン処理が終了したことを判別しなければ(S13でNO)、処理は上記S3に移る。
一方、制御部51は、長尺スキャン処理が終了したことを判別すれば(S13でYES)、長尺原稿に対する画像データの記憶部76への書き込み動作が終了した(つまり、長尺原稿の全ての画像データが記憶部76に記憶された)と判断して、処理を終了する。
ここで、図6(A)及び図6(B)を参照して、本実施形態の画像形成装置1での長尺原稿の画像データの書き込み動作について具体的に説明する。図6(A)は、予め定められた長さ検出前における、画像データの書き込み動作を説明する図であり、図6(B)は、予め定められた長さ検出後における、画像データの書き込み動作を説明する図である。
例えば、制御部51は、図6(A)に示すように、時点T1で上記S2を行わせる。すなわち、制御部51は、時点T1で原稿読取部30に長尺原稿LGに対する読み取り動作を行わせて、この読み取りで得られた画像データD1を、記憶部76の第1ページ目の第1記憶領域76aへの書き込み動作を開始させる。その後、制御部51は、時点T2で長尺原稿LGの搬送長さが予め定められた長さとなったことを長さ検出部53が検出すると(上記S9)、第1記憶領域76aへの長尺原稿の画像データD1の書き込み動作を終了させる。このため、第1記憶領域76aには、時点T1から時点T2までに原稿読取部30に読み取りで得られた画像データD1が書き込まれて保持される。
続いて、制御部51は、図6(B)に示すように、時点T2直後では原稿読取部30での長尺原稿LGの読み取り動作を時点T2から継続させるとともに、この継続させた読み取り動作により得られた長尺原稿LGの画像データD2を、記憶部76の第2ページ目の第2記憶領域76bに対する書き込み動作を行わせる。そして、制御部51は、時点T3で長尺原稿LGに対する長尺スキャン処理の終了を判別すると(上記S13)、第2記憶領域76bへの長尺原稿の画像データD2の書き込み動作を終了させる。このため、第2記憶領域76bには、時点T2直後から時点T3までに原稿読取部30に読み取りで得られた画像データD2が書き込まれて保持される。そして、記憶部76には、長尺原稿LGの全ての画像データ(つまり、画像データD1と画像データD2)が保持される。
また、制御部51は、記憶部76に記憶可能な最大のデータ量まで長尺原稿LGの画像データを記憶させたことを判別しなければ、長さ検出部53が長尺原稿LGの搬送長さが予め定められた長さとなったことを検出する毎に、長尺原稿LGの画像データを、記憶部76において、ページを異ならせて、その記憶領域に記憶させる。例えば、制御部51は、第2記憶領域76bに対して、画像データの書き込み動作を行わせている際に、上記搬送長さが予め定められた長さとなったことが検出された場合、図略の第3ページ目の第3記憶領域に対し、上記画像データの書き込み動作を開始させる。
次に、図7を参照して、本実施形態の画像形成装置1での長尺原稿の画像データに対する動作について具体的に説明する。図7は、画像メモリーに記憶された画像データの具体的な処理方法を説明する図である。
例えば、制御部51は、図5に示した表示画面において、プリント処理キーが指定され、タッチパネル72により受け付けられたことを検出した場合、表示制御部52は、当該プリント処理の対象となる画像データ等の指定を促す表示を表示部71に行わせる(図示せず)。そして、制御部51は、記憶部76に保持されている上記長尺原稿LGのプリント処理が指定され、タッチパネル72により受け付けられたことを検出した場合、図7に示すように、第1ページ目の第1記憶領域76aに記憶されている画像データD1及び第2ページ目の第2記憶領域76bに記憶されている画像データD2のページ順に、かつ、画像に隙間を生じさせることなく、プリント処理(印刷処理)を印刷部12に行わせて、画像データD1及び画像データD2からなる印刷物D3をユーザーに提供する。
例えば、制御部51は、上記長尺原稿LGのコピー処理が上記操作受付部に受け付けられた場合、記憶部76に保持されている当該長尺原稿LGの画像データのページ数と、上記予め定められた長さとを乗算することにより、印刷処理に必要な記録紙の長さ(例えば、3.4m=2ページx1.7m)を算出する。また、表示制御部52は、例えば、上記算出された長さと当該長さを有する記録紙を手差しトレイ14bにセットすることを指示するメッセージを表示部71に表示させることにより、長尺原稿LGのコピー処理についての準備をユーザーに通知する。その後、制御部51は、長尺原稿LGのコピー処理の実行の指示を操作受付部が受け付けた場合、第1ページ目の第1記憶領域76aに記憶されている画像データD1及び第2ページ目の第2記憶領域76bに記憶されている画像データD2を、このページ順に、かつ、連続して、読み出す。そして、制御部51は、印刷部12において、手差しトレイ14bからの一枚の記録紙に対し、読み出した画像データD1及び画像データD2を隙間を生じさせることなく印刷処理させて、一枚の印刷物D3としてユーザーに提供する。
また、制御部51は、例えば、図5に示した表示画面において、ファクシミリ通信処理キーが指定され、タッチパネル72により受け付けられたことを検出した場合、表示制御部52は、当該ファクシミリ通信処理の対象となる画像データ等の指定を促す表示を表示部71に行わせる(図示せず)。そして、制御部51は、記憶部76に保持されている上記長尺原稿LGのファクシミリ通信処理が指定され、タッチパネル72により受け付けられたことを検出した場合、図7に示すように、第1ページ目の第1記憶領域76aに記憶されている画像データD1及び第2ページ目の第2記憶領域76bに記憶されている画像データD2の順番で、かつ、連続して、ファクシミリ通信処理をファクシミリ通信部74に行わせる。
以上のように本実施形態では、長さ検出部53は、原稿給送部(原稿送り装置)20によって搬送される原稿Gの搬送長さを検出する。制御部51は、原稿Gの搬送長さが予め定められた長さとなったことを長さ検出部53が検出する毎に、記憶部(データ記憶部)76に、ページを異ならせて、画像データを記憶させる。これにより、本実施形態では、上記従来例と異なり、長尺の原稿の読み取り動作を行う場合に、当該長尺の原稿について切断などを行う必要がない。このため、本実施形態では、上記従来例と異なり、長尺の原稿に対する画像読み取りを容易に行うことが可能になる。
なお、上記実施形態において、図1乃至図7を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 画像読取装置
12 印刷部
20 原稿給送部(原稿送り装置)
28 搬送路
30 原稿読取部
51 制御部
53 長さ検出部
72 タッチパネル(操作受付部)
73 操作部(操作受付部)
76 記憶部(データ記憶部)
S1 第1原稿検出センサー
S2 第2原稿検出センサー
S3 第3原稿検出センサー

Claims (6)

  1. 予め定められた搬送原稿読取位置に原稿を搬送する原稿送り装置と、
    前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿を当該搬送原稿読取位置で読み取る原稿読取部と、
    前記原稿読取部で読み取られた画像データを記憶するデータ記憶部と、
    前記原稿送り装置によって搬送される原稿の搬送長さを検出する長さ検出部と、
    前記原稿の搬送長さが予め定められた長さとなったことを前記長さ検出部が検出する毎に、前記データ記憶部に、ページを異ならせて、前記画像データを記憶させる制御部と、を備える画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記データ記憶部に記憶可能なデータ量まで前記画像データを記憶させたとき、前記原稿読取部での前記原稿の読み取り動作を中止させる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿の搬送路上での異なる位置に設けられて当該原稿の有無を検出する複数の原稿検出センサーを更に備え、
    前記長さ検出部は、全ての各前記原稿検出センサーにおいて、前記原稿が有ることを検出している検出時間と、前記原稿送り装置の前記搬送路での前記原稿の予め定められた搬送速度とを乗算することにより、前記原稿の搬送長さを算出し、前記全ての原稿検出センサーでの算出した搬送長さが前記予め定められた長さとなったことを判別したときに、当該原稿の搬送長さが前記予め定められた長さとなったと検出する請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、いずれかの前記原稿検出センサーにおいて、前記原稿が無いことが予め定められた設定時間以上継続して検出され、かつ、残りの前記原稿検出センサーにおいて、前記原稿が有ることが前記設定時間以上継続して検出された場合、前記搬送路において、前記原稿の用紙ジャムが発生したと判別し、前記原稿の読み取り動作を中止させる請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置と、
    記録媒体に対して、前記画像読取装置により読み取りで得られた画像データに基づく印刷処理を行う印刷部と、を備える画像形成装置。
  6. ユーザーからの操作指示を受け付ける操作受付部を更に備え、
    前記制御部は、前記データ記憶部に記憶されている複数のページの前記画像データに基づく印刷処理の指示を前記操作受付部が受け付けた場合、一枚の記録紙に対して、前記複数のページの前記画像データについて、ページ順に、かつ、画像に隙間を生じさせることなく、前記印刷処理を前記印刷部に行わせる請求項5に記載の画像形成装置。
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