JP2021170713A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像補正をした後に連続して画像を形成する場合において、シートに形成された画像間に余白が生じないように画像形成をすることで、画像形成処理の生産性を向上させる画像形成装置を提供する。【解決手段】複数ページの画像を連続したシートに形成する画像形成装置であって、画像を記憶する画像メモリーと、画像データを複数の画素の情報として画像メモリーに書き込む書き込み部と、書き込まれた画像データを読み出す読み出し部と、読み出した画像データに基づきシートに画像形成する画像形成部と、シートの搬送方向と画像データの第2方向とのズレを補正する補正量を取得する補正量取得部とを備える。書き込み部は補正量に基づき画像データを変形させ画像メモリーに書き込み、画像メモリーの一部に画像データの画素と隣接するページの画像データの画素とを第1方向の同じラインに書き込む。【選択図】図6

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置において、文字やイメージ(以下、画像と称する。)をシートに形成する際にシートの正しい位置に画像が形成されるように、画像データを補正した後にシートに対して画像形成処理をする画像形成装置がある。
画像形成装置は、画像形成する前の画像データを、シートに形成される画像に生じる位置のズレや歪みを相殺する方向に補正することで、シートの正しい位置に画像を形成する。
たとえば、各種の要因により副走査方向に傾きが生じる画像がシートに形成される場合、画像形成装置は、画像データの段階で角度や方向が副走査方向の傾きに対して反対側になるよう、画像を変形させる補正をする。このような補正を、スキュー(skew)補正と呼ぶ。
また、副走査方向に歪みが生じ、凹凸形状が生じた画像がシートに形成される場合、画像形成装置は、同様に、画像データの段階で副走査方向に歪みに対して逆方向に歪むように画像を補正する。このような補正を、ボウ(bow)補正と呼ぶ。スキュー補正とボウ補正とを総称して、スキューボウ補正と呼ぶことがある。
特許文献1では、画像形成する前の画像データの段階で、画素単位以下で補正させた後に、さらに画素単位、ブロック単位で補正を行うことでスキューボウ補正を実現する方法が開示されている。
特開2009−141544号公報
しかしながら、特許文献1では、枚葉紙と呼ばれる一定の大きさに断裁されたシートに印刷する枚葉印刷に対してスキューボウ補正を適用することが開示されているが、ロール紙などの連続したシートにページごとの画像を繰り返して印刷する輪転印刷に対してスキューボウ補正を適用することについては何らの考慮がされていない。
ロール紙などのシートに繰り返して画像形成する輪転印刷では、画像形成装置は、生産性向上の観点から、画像と画像の間で余白が生じないようにすることが望ましい。言い換えれば、画像と画像の間で不要な余白が生じてしまうことで、画像形成装置は、1つのロール紙に形成することができる画像の数が少なくなる。
本開示は、係る実情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、画像補正をした後に連続して画像を形成する場合において、シートに形成された画像間に余白が生じないように画像形成をすることで、画像形成処理の生産性を向上させる画像形成装置を提供する。
本開示のある局面に従う画像形成装置は、複数ページの画像を連続したシートに形成する画像形成装置であって、シートに形成する画像をページ単位で記憶する画像メモリーと、複数ページの画像から画像メモリーに記憶させる画像データを、第1方向および第2方向に並ぶ複数の画素の情報として画像メモリーに書き込む書き込み部と、画像メモリーに書き込まれた画像データを読み出す読み出し部と、読み出し部で読み出した画像データに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部にシートを搬送する搬送方向と画像データの第2方向とのズレを補正するための補正量を取得する補正量取得部と、を備える。
当該画像形成装置が備える書き込み部は、補正量取得部で取得した補正量に基づき画像メモリーに記憶させる画像データを変形させて画像メモリーに書き込み、画像メモリーの一部において、当該画像データの画素の情報と隣接するページの画像データの画素の情報とを第1方向の同じラインに書き込む。
本開示の画像形成装置では、画像補正をした後に連続して画像を形成する場合に、画像メモリーの一部において、隣接するページの画像データの画素の情報を同じラインに書き込むことで、シートに形成された画像間に余白が生じないように画像形成をすることで、画像形成処理の生産性を向上させる。
本実施の形態にかかる画像形成処理を説明するための概略図である。 画像形成装置が備える機能を示すブロック図である。 スキュー補正の手法を示す概略図である。 補正処理をせずに画像メモリー内に画像データを書き込む例を示す図である。 スキュー補正をして画像メモリー内に画像データを書き込む例を示す図である。 スキュー補正において次のページを連続して書き込む例を示す図である。 空白の領域が生じる比較例を示す図である。 シート上に形成される画像を比較した例である。 ブロックごとに書き込む例を示す図である。 ボウ補正の手法を示す概略図である。 ボウ補正をして画像メモリー内に画像データを書き込む例を示す図である。 ボウ補正において次のページを連続して書き込む例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、図面の寸法比率は、説明の便宜上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<全体構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像形成処理を説明するための概略図である。
本実施の形態に係る画像形成装置300は、一定周期で連続紙であるシートPに画像を繰り返し印刷するために使用され、たとえば、図1に示される画像形成システム1に適用される。
画像形成システム1は、給紙装置100と、給紙調整装置200と、画像形成装置300と、排紙調整装置400と、後処理装置500と、台紙排紙装置600とを備える。
本実施の形態において、シートPは、ロール紙の形態をとる連続したラベルシートである。シートPは、給紙装置100から連続した状態のまま、画像形成装置300へ搬送され、後処理装置500で所定の形状にカットされる。
画像形成装置300が備える画像形成部330をシートPが通過する際に、シートPの搬送方向は、画像形成部330に対してシートPの副走査方向に対して傾く場合がある。副走査方向に傾く場合とは、シートPの搬送方向がずれたことにより、シートPの面内において水平方向に傾いた状態を指す。
連続したシートPが傾いているもかかわらず画像形成処理をした場合、シート上に形成される画像は、シートP上に傾いた状態で形成される。
また、画像形成部330をシートPが通過する際に、シートPは、シートPの面内における垂直方向に対して搬送路からずれた状態で搬送される場合がある。垂直方向に対して搬送路からずれた状態とは、たとえば、搬送されるシートPが両端で十分に引っ張られないことで地面と水平にならず、シートPの面に膨らみ、または凹みが生じた状態で搬送される状態である。
すなわち、シートPを横から見たときに、シートPの面の全てが搬送路上に位置せず、膨らんだ部分などが一部ずれている状態を示す。垂直方向に対して搬送路からずれた状態でシートPが搬送されたとき、シート上に形成される画像は、歪んだ状態で形成され得る。
そこで、本実施の形態の画像形成装置300は、シートPに生じる傾きおよび歪みを画像処理によってスキューボウ補正をする。すなわち、画像形成装置300は、傾きおよび歪みを補正するための補正量を取得し、当該補正量に基づいて、画像データに対してスキューボウ補正をすることで、シートP上に適切な画像を形成する。
以下で、図1における画像形成システム1全体の構成を説明するため、給紙装置100から台紙排紙装置600までの各装置を処理の流れに沿って説明する。
給紙装置100は、後続の各装置に対してシートPを連続して給紙する。給紙装置100は、支持軸110と複数のローラーとを備える。支持軸110は、回転自在に配置されており、ロール状のシートPが取付けられるように構成される。支持軸110に取り付けられるシートPは、複数のローラーを経由して給紙調整装置200へ搬送される。
給紙調整装置200は、シートPの搬送速度などを調整する。給紙調整装置200は、給紙装置100と画像形成装置300との間に位置する。給紙調整装置200は、複数のローラーを備える。給紙調整装置200は、給紙装置100から搬送されたシートPを連続的にたるませて保持した後に、画像形成装置300に搬送する。
これにより、給紙調整装置200は、給紙装置100における搬送速度と画像形成装置300における搬送速度との間の微小な速度差および微小な傾きを吸収する。
画像形成装置300は、搬送されるシートPに繰り返し画像を形成する。画像形成装置300は、制御部310と、給紙搬送部320と、画像形成部330と、定着部340と、排紙搬送部350と、操作パネル360と、給紙トレイ部370と、原稿読み取り部380と、通信インターフェース390とを備える。
制御部310は、CPU312および記憶部314を備える。CPU312は、プログラムにしたがって各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサー等から構成される制御回路である。画像形成装置300の各機能は、対応するプログラムをCPU312が実行することにより発揮される。
記憶部314は、各種プログラムおよび各種データを記憶する。記憶部314は、ROM(リードオンリーメモリー)、RAM(ランダムアクセスメモリー)、画像メモリーを含む。記憶部314は、書き換え可能な不揮発性半導体メモリー(たとえば、フラッシュメモリー)、ハードディスクドライブ装置等が適宜組み合わされて構成されてもよい。
画像形成装置300では、たとえば、CPU312は、ROMに記憶されているプログラムを必要に応じて読み出す。CPU312は、プログラムの実行に必要なデータを一時記憶する作業領域としてRAMを使用する。
給紙搬送部320は、給紙調整装置200から搬送されるシートPを、画像形成部330へ搬送する。給紙搬送部320は、たとえば、モーターによって駆動される複数のローラーを備える。
給紙搬送部320は、傾きセンサー322を含む。傾きセンサー322は、画像形成部330に搬送されるシートPの傾き量を検出する。傾きセンサー322による検出結果は、スキュー補正に使用される場合がある。
画像形成部330は、帯電、露光、現像、転写および定着工程を含む電子写真式プロセス等の作像プロセスを用いて、シートP上に画像を形成する。画像形成部330は、記憶部314が記憶する画像データが示す画像を、CPU312の指示により、シートに対して形成する。
本実施の形態の画像形成装置300では、画像形成処理の形態は、電子写真式プロセスを利用する形態に限定されず、インパクト方式、熱転写方式、インクジェット方式などを適宜適用してもよい。
画像形成部330は、感光体ドラム332と、中間転写ベルト334と、転写ローラー336とを備える。
感光体ドラム332は、有機光導電体(Organic Photo Conductor:OPC)を含むポリカーボネイト等の樹脂からなる感光層を有する像担持体である。感光体ドラム332は、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色および黒色(K)の各色に対応して設けられており、静電潜像を形成するために使用される。
中間転写ベルト334は、トナー像をシートPへと転写する。中間転写ベルト334は、継ぎ目のない無端ベルトである。中間転写ベルト334は、複数のローラーによって、駆動、走行が可能なように支持される。
感光体ドラム332に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト334上に逐次転写される。すなわち、画像形成部330は、各色(Y)、(M)、(C)、(K)の層が重畳したトナー像(カラー画像)を、中間転写ベルト334上に形成する。
転写ローラー336は、中間転写ベルト334上に形成されたトナー像をシートPに転写する。
画像形成部330は、感光体ドラム332および中間転写ベルト334を備えるタンデム式に限定されず、単一の感光体ドラムを用いるロータリー式を適用することも可能である。
定着部340は、定着ローラー342および加圧ローラー344を備える。定着部340は、定着ローラー342と加圧ローラー344との間(ニップ部)を、シートP上に転写されたトナー像が通過する際に、圧力および熱を加え、トナー像をシートPに溶融定着させる。
排紙搬送部350は、たとえば、モーターによって駆動される複数のローラーを有し、定着部340から搬送されるシートPを、排紙調整装置400へ搬送する。
操作パネル360は、表示部および入力受付部として機能する。操作パネル360は、ディスプレイ部362およびキーボード部364を備える。
ディスプレイ部362は、機器構成、印刷ジョブの進行状況、エラーの発生状況、現在変更可能な設定、ユーザーの注意を促すための警告等を表示する。ディスプレイ部362は、接触した指やペンの位置によって指示を入力可能に構成されるタッチパネルを備える。
キーボード部364は、シートのサイズを指定する選択キー、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー、文字入力するためのキーボード等からなる複数のキーを備える。
給紙トレイ部370は、枚葉紙(カット紙)を収容している複数の給紙トレイと、給紙トレイから枚葉紙を一枚ずつ搬送経路に送り出すために使用される複数のローラーとを備える。このように、本実施の形態の画像形成システム1では、連続紙であるシートPのみならず、枚葉紙にも画像形成処理をすることが可能である。
原稿読み取り部380は、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)382およびスキャナー384を備える。スキャナー384は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーを有し、自動原稿送り装置382から送られるシートの画像データを生成するために使用される。
通信インターフェース390は、LANボードからなる拡張装置であり、ネットワークを経由してデータの送受信を実行するための通信機能を画像形成装置300に追加することができる。画像形成装置300は、通信インターフェース390を介して、たとえば、印刷ジョブをデータとして受信する。
ネットワークは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、およびFDDI(Fiber−Distributed Data Interface)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続する構内情報通信網(LAN:Local Area Network)や、LAN同士を専用線で接続した広域情報通信網(WAN:Wide Area Network)や、インターネットや、これらの組み合わせ等の各種のネットワークからなる。ネットワークプロトコルは、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)である。
画像形成システム1では、画像形成装置300をシートPへの画像形成処理専用とする場合、給紙トレイ部370および原稿読み取り部380を画像形成装置300から省略することが可能である。
排紙調整装置400は、シートPの搬送速度などを調整する。排紙調整装置400は、画像形成装置300と後処理装置500との間に位置する。排紙調整装置400は、複数のローラーを備える。排紙調整装置400は、給紙装置100から搬送されたシートPを連続的にたるませて保持した後に、後処理装置500に搬送する。
これにより、排紙調整装置400は、画像形成装置300における搬送速度と後処理装置500における搬送速度との間の微小な速度差および微小な傾きを吸収する。
後処理装置500は、画像形成されたシートPの後処理をする。後処理装置500は、ラベルカッター510と、剥離ローラー520と、支持軸530とを備える。ラベルカッター510は、シートPに印刷された画像に沿ってシートを、一定周期で切り抜く後処理をする。
ラベルカッター510は、画像形成装置300における画像形成の周期と同期して切り抜く後処理をする。これにより、画像形成システム1では、ラベルカッター510による後処理を簡易化することができる。
画像形成システム1では、シートを切り抜く機構は、ラベルカッター510に限定されず、たとえば、レーザーによるカット、型(ダイ)によるカット、可動刃によるカット等を適宜適用してもよい。
剥離ローラー520は、シートPから不要部分Pwを剥離する。不要部分Pwとは、シートPにおける切り抜かれた領域(ラベル側)の外周を占めている部分である。支持軸530は、回転自在に配置されており、不要部分Pwが剥離されたシートPを格納する。
台紙排紙装置600は、支持軸630および複数のローラーを備える。支持軸630は、回転自在に配置されている。シートPから剥離された不要部分Pwは、複数のローラーを経由して、支持軸630に格納される。
なお、シートPの後処理を別途実施する場合、排紙調整装置400、後処理装置500および台紙排紙装置600を、画像形成システム1から省略することが可能である。
<画像形成装置が備えるスキューボウ補正を実行する機能>
画像形成装置300は、シートP上に形成する画像データに対してスキューボウ補正を実行する機能を備えている。図2は、画像形成装置300がスキューボウ補正を実行する機能を示すブロック図である。画像形成装置300が備える機能は、図2で示すブロックに従い制御部310で実行され、シートP上に形成する画像データに対してスキューボウ補正を実行する。
制御部310は、入力画像処理部10と、補正量取得部20と、書き込み部30と、画像メモリー40と、読み出し部50と、を含む。
入力画像処理部10は、外部装置またはスキャナー384などから、シートP上に形成する画像データを、受け付ける。入力画像処理部10は、受け付けた画像データに対して、ラスタライズなどの処理をする。入力画像処理部10は、ラスタライズなどの処理をした画像データを、書き込み部30へと送る。
補正量取得部20は、スキューボウ補正をするための補正量を取得する。補正量とは、形成した画像に生じた傾きまたは歪みを補正するための量を示す。
補正量は、スキュー補正をする場合、画像形成部330にシートPを搬送する搬送方向と画像データの副走査方向とのズレを示す値である。すなわち、補正量は、シートPの面内における副走査方向に対する水平方向の傾きである。
また、補正量は、後述で説明するボウ補正の場合、形成された画像の歪み量である。補正量は、後述で説明するテーブルに記憶される。
本実施の形態では、補正量取得部20は、操作パネル360を介してユーザーが入力した角度に基づいて、補正量を取得する。
当該角度から補正量を取得する方法については、後述で説明する。画像形成装置300は、1つの印刷ジョブが実行される間、同じ補正量を使用することが可能である。補正量取得部20は、取得した補正量を、書き込み部30へと送る。
書き込み部30は、画像データと補正量とを受け付ける。書き込み部30は、補正量に基づいて、画像データを変形させて、画像メモリー40に書き込む。書き込み方法については、後述で詳細に説明する。書き込み部30は、書き込みアドレス生成部30aを備える。
書き込みアドレス生成部30aは、入力画像処理部10から受け付けた画像データの画素のそれぞれにおいてアドレスを生成する。アドレスとは、画素の情報を記憶させる画像メモリー40上の仮想的な位置を意味する。
書き込み部30は、書き込みアドレス生成部30aが生成したアドレスを、読み出し部50が画像データを読み出すための書き込み情報を、読み出し部50へと送る。書き込み情報とは、書き込み部30が画像メモリー40に書き込んでいる経過を示す情報である。書き込み部30は、たとえば、書き込みが終了した画素のアドレスを書き込み情報として読み出し部50へと送る。
画像メモリー40は、書き込み部30が書き込んだ画像データを記憶する。読み出し部50は、画像メモリー40に書き込まれた画像データを順次読み出す。読み出し部50は、読み出しアドレス生成部50aを備える。読み出しアドレス生成部50aは、画像メモリー40から画像データを読み出すための読み出しアドレスを生成する。画像形成部330は、読み出し部50が読み出した画像データに基づいて、画像をシートPに形成する。
<スキュー補正>
図3は、スキュー補正の手法を示す概略図である。図3(a1)および図3(a2)は、スキュー補正をしなかった場合の処理の流れを示す。図3(b1)、図3(b1’)および図3(b2)は、スキュー補正をした場合の処理の流れを示す。
図3(a1)は、書き込み部30が入力画像処理部10から受け付けた画像データを示す。図3(a1)で示される副走査方向とは、シートPの搬送方向である。図3(a1)で示される主走査方向とは、副走査方向に直交する方向である。
図3(a2)は、スキュー補正をせずに画像形成した場合のシートP上に形成された画像を示している。図3(a2)が示す画像は、画像形成部330が、シートPの搬送方向が傾いた状態で画像形成をした結果、形成される角度Ag1の傾きを持った画像を示す。
そこで、画像形成装置300は、図3(b1)から図3(b2)が示す手法でスキュー補正をする。図3(b1)は、図3(a1)と同じ画像データを示す。
画像形成装置300は、傾きを相殺するために、当該画像データを補正する。画像形成装置300は、図3(b1)が示す画像データを、図3(a2)で生じた傾きである角度Ag1と鏡面となる傾きである角度Ag2を有する図3(b1’)のような画像データへと変形させる補正処理をする。当該補正処理を、スキュー補正と呼ぶ。
このように、画像形成装置300は、スキュー補正をした画像データを、傾いたシートPに対して画像形成することで、図3(b2)が示すように、画像を適切な形状で形成することができる。適切な形状とは、図3(b1)で示す画像データと同様の形状を意味し、図3では、傾きのない長方形の形状である。
ここで、図2に戻り、補正量取得部20の補正量の取得方法について説明する。ユーザーは、図3(a2)で示すシートP上の画像の傾きを示す角度Ag1を、画像形成装置300に入力する。
たとえば、シートP上に傾いて形成された画像をスキャンし、スキャンした画像と元の画像データとを、ディスプレイ部362で比較させることで、画像形成装置300は、図3(a2)の画像の傾きである角度Ag1を取得できるようにしてもよい。
補正量取得部20は、角度Ag1を受け付け、生じた傾きを相殺して画像形成するための補正量を取得する。具体的には、補正量取得部20は、角度Ag1から角度Ag2を算出する。
補正量取得部20は、角度Ag2に基づいて、図3(b1)が示す画像データが、図3(b1’)が示す画像データとなるための、各画素の移動量を算出する。補正量取得部20は、各画素の移動量を、スキュー補正をするための補正量として取得し、テーブルに保持する。
<画像メモリーへの書き込み>
図4は、補正処理をせずに画像メモリー40内に画像データを書き込む例を示す図である。以下では、書き込み部30の書き込み方法を説明するため、スキュー補正しない書き込み例を説明する。すなわち、図4で示す例では、画像形成装置300は、ユーザーから角度Ag1を受け付けない。
図4では、画像メモリー40が記憶する領域を、二次元で表現した仮想領域を示している。画像メモリー40は、画像データを画素単位で記憶する。当該仮想領域上の画素が記憶される位置は、水平アドレスHAと垂直アドレスVAとから特定することができる。
水平アドレスHAは、画像メモリー40内の仮想的な領域内の水平方向の位置を示すアドレスである。画像メモリー40内での水平方向は、本実施の形態において、第1方向と称する。
垂直アドレスVAは、画像メモリー40内の仮想的な領域内での垂直方向の位置を示すアドレスである。画像メモリー40内での垂直方向は、本実施の形態において、第2方向と称する。
また、以下では、方向を説明する際に単に図面においての上下左右で説明する場合がある。すなわち、第2方向を単に下方向と、第2方向と逆方向を単に上方向と、第1方向を単に右方向と、第1方向と逆方向を単に左方向と呼称する場合がある。
たとえば、本実施の形態では、水平アドレスHA「0x6」と垂直アドレスVA「0x20」とが示す位置を、アドレス「0x26」と表現する。
たとえば、アドレス「0x26」には、画素「126」が記憶されている。画素「126」は、ページP1の画像データが含む画素のうちの1つである。
画素「100」は、ページP1の画像データの左上端の画素の情報である。画像メモリー40は、画素「100」を、当該左上端の画素を表現するためのRGBの数値として記憶する。
補正テーブルCTは、補正量取得部20が取得した補正量を示すテーブルである。図4で示すように、補正テーブルCTは、水平方向(第1方向)に並ぶ画素ごとに垂直方向(第2方向)への移動量を示す値を記憶する。
上述の通り、図4では、スキュー補正をしない例を示しているため、補正テーブルCTが記憶する数値は、全て「0」となる。
書き込み部30は、図3(a1)で示す画像データのうち最も左上端に位置する画素を始点とし、主走査方向に並ぶ画素のラインごとに書き込む。図3(a1)が示す主走査方向は、画像メモリー40上の水平方向(第1方向)に対応し、副走査方向は、垂直方向(第2方向)に対応する。
垂直アドレスVA「0x00」上のラインに並ぶ画素は、図3(a1)で示す画像データのうち最も上端に主走査方向に並ぶ画素である。
以下では、書き込み部30の画素の書き込み順序を説明する。書き込み部30は、ページP1が含む画素のうち、左上端の画素である画素「100」から書き始める。
その後、書き込み部30は、画素「101」、画素「102」、画素「103」の順で書き込む。書き込み部30は、画素「10F」を書き込んだ後、画素「110」を書き込む。書き込み部30は、その後、画素「111」、画素「112」、画素「113」の順で書き込んでいく。このように、書き込み部30は、上から下に画素のラインを書き込み、左から右にライン上の画素を書き込む。
書き込み部30は、画素「15F」まで書き込むことで、ページP1の画像データの書き込みを終了する。すなわち、ページP1は、画素「100」から画素「15F」までの画素で構成される。終端ラインELは、ページP1の終端を示すラインである。
このように、書き込み部30は、入力画像処理部10から受け付けた画像データを画像メモリー40に書き込む。読み出し部50は、図4のように書き込まれたページP1の画像データを読み出し、画像形成部330へと送る。画像形成部330は、読み出し部50から受け付けた画像データを、搬送されるシートP上へと書き込む。
<スキュー補正をして書き込む例>
図5は、スキュー補正をして画像メモリー40内に画像データを書き込む例を示す図である。
画像形成装置300は、操作パネル360を介してユーザーから形成された画像の傾きである角度Ag1を受け付ける。補正量取得部20は、角度Ag1に基づいて補正量を取得し、補正テーブルCTに記憶させる。
書き込み部30は、左上端の画素である画素「100」から始まり、画素「101」、画素「102」、画素「103」の順で、ページP1を構成する画素を、垂直アドレスVA「0x20」上に書き込んでいく。
書き込み部30は、各画素を書き込む際に、スキュー補正をするため、補正テーブルCTが記憶する移動量を示す数値を参照する。
参照した数値が「+1」である場合、書き込み部30は、対応する画素を、第2方向に1画素分ずらして書き込む。参照した数値が「0」の場合、書き込み部30は、前回書き込んだ画素と同一の垂直アドレスVA上に、画素を書き込む。参照した数値が「−1」である場合、書き込み部30は、対応する画素を、第2方向と逆方向に1画素分ずらして書き込む。
書き込み部30は、画素「106」を書き込む際、補正テーブルCTから対応する数値を参照する。補正テーブルCTの水平アドレスHA「0x6」上に記憶されている数値「−1」は、同一の水平アドレス上に位置する画素「106」と対応する。書き込み部30は、数値「−1」を参照する。
参照した数値が「−1」であるため、書き込み部30は、画素「106」を1画素分上にずらした垂直アドレスVA「0x10」上に画素に書き込む。
続いて、書き込み部30は、画素「107」を書き込む際に、補正テーブルCTの水平アドレスHA「0x7」と対応する数値を参照する。参照した数値が「0」であるため、書き込み部30は、画素「107」を、画素「106」と同一の垂直アドレスVA「0x10」上に書き込む。よって、画素「107」は、画素「106」の右隣に位置する画素として書き込まれる。
書き込み部30は、同じ手順を繰り返し画像データが含む全ての画素を書き込む。画素「10C」は、対応する補正テーブルCTの数値が「−1」であるため、垂直アドレスVA「0x00」上にずらして書き込まれる。
このように、書き込み部30が補正テーブルCTに基づいて各画素を書き込むことによって、画像形成装置300では、図3(b1’)で示すような角度Ag2の傾きを有する画像データを書き込むことができる。
ページP1の最も第2方向側の画素である画素「150」から画素「155」の6つの画素である。これらの画素が垂直アドレスVA「0x50」上に書き込まれているため、ページP1の終端を示す終端ラインELは、垂直アドレスVA「0x50」と垂直アドレスVA「0x60」との間に位置する。
このように、画像メモリー40には、複数の画素が第2方向にずらして書き込まれるため、終端ラインELよりも上の位置に、ページP1の画像データが書き込まれない空白の領域が発生する。
図5では、アドレス「0x4C」からアドレス「0x4F」およびアドレス「0x56」からアドレス「0x5F」が示す領域が、画素が書き込まれない空白の領域となる。
画像メモリー40は、当該空白の領域に画素が書き込まれないため、初期値のデータを保持したまま記憶する。
書き込み部30は、初期値のデータが画像形成されることを防ぐために、空白の領域に対して初期値からダミーデータを上書きすることができる。ダミーデータとは、たとえば、白色の画像を形成するデータである。
これにより、画像形成装置300は、仮に読み書き処理に異常が発生し、空白の領域のデータが読み出し部50に誤って読み出されたとしても、白色の画像をシート上に形成するのみに留まり、予期しない画像を形成することを防ぐことができる。
しかしながら、本実施の形態においては、後述で説明するとおり、書き込み部30は、ページP1の書き込みを終えた後、空白の領域に対して、次のページであるページP2の画像データを書き込む。
そのため、本実施の形態の画像形成装置300では、空白の領域にダミーデータを書き込んだとしても、ページP2の画像データを書き込む際に、ダミーデータは再度上書きされることとなる。
そこで、本実施の形態の画像形成装置300は、ページP1を書き込む際に、空白の領域にダミーデータを書き込まない。これにより、画像形成装置300は、上書きされることで無駄となってしまうダミーデータの書き込み処理を省略することができ、処理の簡略化による画像形成処理のパフォーマンスの向上および消費電力の低下を実現することができる。
このように、書き込み部30は、補正テーブルCTに基づいて、画像データを変形させて画像メモリー40へ書き込む。これにより、図3(b1’)が示す傾きを相殺する方向に傾いた画像データを書き込むことができ、画像形成部330は、図3(b2)が適切な画像を形成することができる。
<スキュー補正における次ページの書き込み>
図6は、スキュー補正において次のページを連続して書き込む例を示す図である。書き込み部30は、ページP2の画像データとページP1の画像データとの間に空白の領域ができないように、ページP2を画像メモリー40へ書き込む。
画像形成装置300は、隣接するページの画像データの画素を第1方向の同じラインに書き込むことで、空白の領域ができないようにする。ラインとは、同一の垂直アドレスVA上に並んだ複数の画素を意味する。
本実施の形態において、画像形成装置300は、ページP2を書き込む方法として、3つの書き込み方法を適宜選択することができる。
以下では、図6を用いて、これらの書き込み方法について説明する。画像形成装置300は、書き込み方法を、組み合わして使用してもよい。
(1.後端位置および補正量から次のページを書き込む方法)
以下では、ページP1の後端位置と補正テーブルCTとに基づいて、ページP2を書き込む方法を示す。
書き込み部30は、ページP2の書き込みを始める際に、ページP1の後端位置を取得する。後端位置とは、ページP1が含む画素のうち、終端ラインELの最も近い画素であって、水平アドレスHA「0x0」上の画素を意味する。
書き込み部30は、画素「150」アドレスをページP1の後端位置として取得する。
書き込み部30は、画素「150」のアドレスと、補正テーブルCTとに基づいて、ページP2の画像データを書き込む。
書き込み部30は、画素「150」の1画素分下のアドレスを、ページP2の画像データの書き込み開始位置とする。すなわち、書き込み部30は、アドレス「0x60」に、ページP2の左上端の画素である画素「200」を書き込む。
書き込み部30は、補正テーブルCTを参照しつつ、画素「201」、画素「202」、画素「203」の順で第1方向に向かって書き込んでいく。書き込み部30は、画素「206」を書き込む際に、対応する補正テーブルCTの数値が「−1」であることから、1画素分上に画素をずらして、書き込む。
書き込み部30は、ページP1を書き込んだ手順と同じ手順でページP2を書き込んでいき、画素「255」を書き終えることでページP2の書き込み処理を終了する。
このように、画像形成装置300は、ページP1で最後に書き込んだ第1方向のラインに並ぶ画素のうちで最も始めに書き込んだ画素である画素「150」のアドレスと、補正テーブルCTが記憶する補正量とに基づいて、ページP1の画像データとページP2の画像データとの間に空白の領域が生じさせることなく、ページP2を書き込むことができる。
(2.記憶させた画素の位置に基づいて次のページを書き込む方法)
画像形成装置300は、上述の方法とは別の方法で空白の領域ができないようにページP2を書き込むことができる。書き込み部30は、記憶部314にページP1の画素の位置情報であるアドレスを記憶させることで、ページP1の画像データとページP2の画像データとの間に空白の領域を作ることなく、ページP2を書き込む。
図5において、書き込み部30は、入力画像処理部10から受け付けた画像データの最も下端のラインの画素を書き込む際に、それぞれの画素を書き込んだアドレスを記憶部314に記憶させる。
すなわち、書き込み部30は、画素「150」から画素「155」と、画素「156」から画素「15B」と、画素「15C」から画素「15F」とが含む各画素が書き込まれたアドレスを、記憶部314に記憶させる。
記憶部314は、たとえば、画素「150」がアドレス「0x50」に書き込まれているという情報を記憶する。
書き込み部30は、ページP2を書き込む際に、記憶部314が記憶するページP1の画素のアドレスを参照する。
書き込み部30は、ページP2の水平アドレスHA「0x0」に位置する画素「200」を書き込む際に、記憶部314が記憶するページP1の水平アドレスHA「0x0」に書き込まれた画素である画素「150」のアドレスを参照する。
書き込み部30は、ページP2の画素を、参照したページP1の画素の1画素分下にずらして書き込む。
たとえば、書き込み部30は、画素「150」が垂直アドレスVA「0x50」に書き込まれているため、画素「200」を1画素分下にずらした垂直アドレスVA「0x60」上に書き込む。
書き込み部30は、同様に画素「151」のアドレスを参照することで、画素「201」を、画素「151」を1画素分下にずらしたアドレスに書き込む。書き込み部30は、同じ手順を繰り返して、画素「200」から画素「205」を画像メモリー40上に書き込む。
書き込み部30は、画素「206」を書き込む際に、画素「156」のアドレスを参照する。画素「156」が垂直アドレスVA「0x40」上に書き込まれているため、書き込み部30は、垂直アドレスVA「0x50」上に、画素「206」を書き込む。
書き込み部30は、同じ手順を繰り返し、画素「20F」までの画素を書き込む。これにより、書き込み部30は、ページP2の画像データを、空白の領域ができないように画像メモリー40に書き込むことができる。これによれば、書き込み部30は、2ページ目以降において補正テーブルを参照する必要がない。
(3.画素が書き込まれていない領域に基づいて次のページを書き込む方法)
画像形成装置300は、上述の方法とは別の方法で空白の領域ができないようにページP2を書き込むことができる。
書き込み部30は、画像メモリー40の空白の領域を監視することにより、ページP2の書き込み位置を定める。図5に戻り、ページP1の画像データを書き終えた時点で、書き込み部30は、ページP1が書き込まれた領域よりも下の領域内で、ページP1が書き込まれていないアドレスを取得する。
すなわち、書き込み部30は、アドレス「0x4C」からアドレス「0x4F」と、アドレス「0x56」からアドレス「0x5F」を、空白の領域として取得する。また、書き込み部30は、終端ラインELよりも第2方向側に位置する領域を全て空白の領域として取得する。
書き込み部30は、画素「200」を書き込む際に、画素「200」に対応する水平アドレスHA「0x0」上の空白の領域のうちの最も第2方向と逆方向側に位置するアドレスを書き込み位置とする。すなわち、書き込み部30は、アドレス「0x60」が、画素「200」の書き込み位置であると算出する。これにより、書き込み部30は、画素「200」を、アドレス「0x60」に書き込むことができる。
同様に、書き込み部30は、画素「201」を書き込む際に、水平アドレスHA「0x1」の空白の領域のうちで最も上側に位置するアドレスを算出し、画素「201」を書き込む。これにより、書き込み部30は、画素「201」を、アドレス「0x61」に書き込むことができる。書き込み部30は、同じ手順で画素「205」までを書き込む。
書き込み部30は、画素「206」を書き込む際に、水平アドレスHA「0x1」の空白の領域のうちで最も上側に位置するアドレスは、垂直アドレスVA「0x50」上にある。書き込み部30は、画素「206」を、アドレス「0x56」に書き込む。
これにより、書き込み部30は、ページP2の画像データを、空白の領域ができないように画像メモリー40に詰めて書き込むことができる。
画像形成装置300は、シートP上にページごとの画像を繰り返して形成するため、全てのページの間において、空白の領域ができないように、画像データを書き込むことができる。
このように、本実施の形態の画像形成装置300は、上述で説明したいずれかの方法または、それらの組み合わせによって、ページP1の画像データとページP2の画像データとの間に空白の領域ができないように、ページP2の画像データを書き込むことができる。すなわち、画像形成装置300は、画像メモリー40上の一部において、隣接するページP1とページP2との画像データが含む画素の情報を、同一の第1方向のライン上に書き込む。
組み合わせる例として、たとえば、画像形成装置300は、全ての方法を用いて、書き込みアドレスを算出し、それらの整合性を照合する。画像形成装置300は、整合性がとれない場合は、なんらかの異常が発生したとして、操作パネル360に異常を意味する画像を表示する。
<比較例>
図7は、空白の領域が生じる比較例を示す図である。当該比較例では、書き込み部30は、ページP2の画素「200」を、垂直アドレスVA「0x80」上に書き込んでいる。そのため、図7では、画像メモリー40上において、ページP1の画像データとページP2の画像データとの間に空白の領域が生じたまま、書き込み処理が終了している。
<シートP上に形成される画像>
図8は、シートP上に形成される画像を比較した例である。図8(a)は、画像形成装置300が図6で示すように、空白の領域ができないように画像データを書き込んだときに形成される画像の例である。
図8(b)は、画像形成装置300が図7で示すように、空白の領域を生じさせて画像データを書き込んだときに形成される画像の例である。
図6では、空白の領域ができないように画像データを書き込んだため、シートP上に形成される画像のページ間において、余白は生じない。一方で、図7では、空白の領域が生じている。そのため、図8(b)が示すように、シートP上に形成される画像のページ間には、余白W1が生じる。
このように、本実施の形態の画像形成装置300は、隣接するページの画像データが含む画素を第1方向のラインに同居させて、画像メモリー40上に書き込むことにより、シートP上に形成される画像のページ間で余白を生じさせずに、スキュー補正をすることができる。
これにより、画像形成装置300は、画像補正をした後に連続して画像を形成する場合において、シートPに形成された画像間に余白が生じないように画像形成をすることで、画像形成処理の生産性を向上させることができる。
<ブロックごとの書き込み>
図9は、ブロックごとに書き込む例を示す図である。上述の通り、書き込み部30が画像メモリー40に画像データを画素ごとに書き込む例を説明した。
以下では、書き込み部30が画像メモリー40に画像データをブロックごとに書き込む例を説明する。
書き込み部30は、補正テーブルCTを参照することにより、画像メモリー40に書き込む最適な画素のまとまりを示すブロックの単位を算出する。
図9で示すように、画素「150」から画素「155」の6つの画素は、画像メモリー40上で同一の垂直アドレス上に、まとまって位置して記憶される。
書き込み部30は、画素「150」から画素「155」を1つのブロックB1として算出する。また、書き込み部30は、同様に画素「156」から画素「15B」を1つのブロックB2として算出する。さらに、書き込み部30は、同様に画素「15C」から画素「15F」を1つのブロックB3として算出する。
書き込み部30は、算出したブロックを、全ての画素に適用する。すなわち、書き込み部30は、画素「100」から画素「105」までをブロックB1として、まとめて書き込む。
書き込み部30は、画素「106」から画素「10B」までをブロックB2として、まとめて書き込む。書き込み部30は、画素「10C」から画素「10F」までをブロックB3として、まとめて書き込む。
書き込み部30は、同様に他の画素についてもブロック単位で画像メモリー40に書き込む。
これにより、書き込み部30は、ページP1の画像データを書き込む際に、画素ごとではなく、ブロックごとに、ブロックB1、ブロックB2、ブロックB3の順で書き込むことができ、書き込み処理の速度を向上することができる。書き込み部30は、後述するボウ補正の場合であっても、ブロック単位での書き込みをすることができる。
<読み出し処理>
以下では、画像形成装置300が備える読み出し部50について説明する。図2に戻り、画像形成装置300では、書き込み部30が補正することにより、変形させて書き込んだ画像データを読み出し部50が読み出す。
読み出し部50は、画像メモリー40が記憶する各画素を、第1方向のラインごとに読み出す。
たとえば、読み出し部50は、図4で垂直アドレスVA「0x00」のライン上に位置する画素「100」から画素「10F」までの16つの画素を、一度に読み出す。その後、読み出し部50は、垂直アドレスVA「0x01」のライン上に位置する画素を読み出す。
図9では、読み出し部50は、垂直アドレスVA「0x00」上の画素のラインを読み出す場合、画素「10C」、画素「10D」、画素「10E」、画素「10F」を一度に読み出す。
読み出し部50は、続いて、垂直アドレスVA「0x01」のラインに位置する画素「106」から画素「11F」までの10の画素を一度に読み出す。読み出し部50は、さらに、垂直アドレスVA「0x02」のラインに位置する画素「100」から画素「12F」までの16つの画素を一度に読み出す。
このように、読み出し部50は、ラインごとに画素を一度にまとめて読み出すことで、読み出し処理の速度を向上することができる。
しかしながら、読み出し部50が読み出すラインの画素を、書き込み部30が書き込み中であった場合、読み出し部50は、書き込み部30が書き込む前のデータを読み出すこと可能性が生じる。
そのため、読み出し部50は、書き込み部30から受け付ける書き込み情報に基づいて、読み出しを開始する。
上述の通り、書き込み情報とは、書き込み部30が書き込んでいる経過を示す情報であり、たとえば、書き込みが終了した画素のアドレスを動的に示す情報である。この場合、書き込み部30は、画素を書き込む度に、書き込んだ画素のアドレスを読み出し部50へ送る。
読み出し部50は、水平アドレスHA「0xF」上に位置する画素が書き込まれたという書き込み情報を取得したときに、対応する第1方向のラインの画素の読み出しを開始する。
これにより、読み出し部50は、書き込み部30が画像データを書き込んでいないにもかかわらず、第1方向のラインの画素の読み出しを開始することがなく、予期しないデータを読み出すことを防止する。
書き込み部30は、書き込み情報として画素ごとのアドレスを送るのではなく、水平アドレスHA「0xF」上に位置する画素が書き込まれたときのみ、書き込み情報を送ることとしてもよい。これによれば、書き込み部30は、書き込み情報を送信する処理回数を削減することができ、書き込み処理の速度を向上させる。
<余白を作成する設定>
上述の通り、本実施の形態の画像形成装置300は、空白の領域ができないように画像データを書き込むことで、図8(a)で示すように、形成された画像のページ間に余白を生じさせない。
しかしながら、画像形成装置300は、ユーザーの用途によっては、ページ間の余白を完全に無くさずに、余白を生じさせて画像形成をすることを望む場合がある。
そこで、本実施の形態の画像形成装置300は、ユーザーの設定によって余白を生じさせるように、画像を形成することができる。
すなわち、画像形成装置300は、操作パネル360を介して、ユーザーから余白情報を受け付ける。余白情報とは、余白を生じさせて画像形成処理をするという命令であり、余白の幅情報を含む。
画像形成装置300は、余白の幅情報として、たとえば、「5ミリ」という情報を受け付ける。書き込み部30は、「5ミリ」という余白の幅情報を受け付けた場合、ページ間に5ミリの余白が生じるように、画像データを画像メモリー40に書き込む。
すなわち、書き込み部30は、図7で示すように空白の領域を生じさせて画像データを書き込む。書き込み部30は、空白の領域に白色の画像を形成するダミーデータを書き込む上書き処理をする。
書き込み部30は、次のページが存在する場合、次のページの画素が書き込まれる領域に関しては、ダミーデータを上書きしない。これにより、無駄な上書き処理を省略することができ、書き込み部30は、書き込み処理の速度を向上させることができる。
また、画像形成装置300は、余白の幅情報として、たとえば、「−5ミリ」という情報を受け付けることができる。書き込み部30は、「−5ミリ」という余白の幅情報を受け付けた場合、ページを書き込み始めるときに、前のページの後端を上書きするようにして、次のページを書き込む。
これによれば、前に書き込んだページの画像データの後端部分に不要な情報を含む場合、次のページを上書きして書き込むことで、不要な情報を上書きすることができる。
余白情報は、予め定められた画像のページ間でのみ余白を生じさせるといった設定を含んでもよい。たとえば、ユーザーは部数ごとに画像形成処理をする場合、部数間のみ、余白を生じさせるという設定をすることができる。
このように、本実施の形態の画像形成装置300は、操作パネル360を介して、ユーザーが余白の有無を設定することが可能であり、ユーザーの要望に柔軟に対応することができる。
<ボウ補正について>
以下では、画像形成装置300がボウ補正をする場合について説明する。上述でスキュー補正を説明する際に既に説明した事項については、繰り返さない。図10は、ボウ補正の手法を示す概略図である。
図10で示すように、ボウ補正とは、シートP上に形成される画像の歪みを補正することを意味する。図10(a1)は、書き込み部30が入力画像処理部10から受け付けた画像データを示している。図10(a2)は、シートP上に形成された画像であり、歪みが生じている。
画像形成装置300は、図10(b1’)が示すように、歪みを相殺する方向に画像データを変形させて、画像メモリー40に書き込む補正処理をする。当該補正処理を、ボウ補正と呼ぶ。
このように、画像形成装置300は、ボウ補正をした画像データを、図10(b2)が示すように、適切な形状で、画像を形成することができる。
ボウ補正をする場合、補正量取得部20は、形成された画像の歪み具合を、補正量として受け付ける。たとえば、画像形成装置300は、試し打ちによってシートP上に形成された歪んだ画像を、スキャンする。画像形成装置300は、スキャンした画像と元の画像データとをディスプレイ部362で並べて比較させることで、ユーザーに歪みが生じている位置を入力させる。
また、制御部310は、スキャンした画像と元の画像データとをデータ上で比較し、スキャンした画像が含む画素をいずれの量だけ移動させれば、元の画像データと同じ画像に変形するかを自動で計算してもよい。
さらに、補正量取得部20は、図示しない距離センサーによって、搬送されるシートPの搬送路上からのずれ量を検出し、当該ずれ量を補正量として取得してもよい。上述の通り、シートPが搬送路からずれて膨らむことなどが、形成された画像に歪みが生じる原因となる。制御部310は、当該ずれの量からシートPがどれほど膨らんでいるかを距離センサーで検出し、シートP上に生じる画像の歪みを推定してもよい。
これにより、画像形成装置300は、相殺する方向に画像データを歪ませることができる。
図11は、ボウ補正をして画像メモリー40内に画像データを書き込む例を示す図である。補正量取得部20は、画像の歪み具合を取得し、図11で示す補正テーブルCTに保持する。
書き込み部30は、補正テーブルCTに基づいて、ページP1の画像データを書き込みことで、図11で示すように、相殺する方向に歪ませて画像データを書き込む。
これにより、画像形成装置300は、図10(b1’)が示すようにボウ補正をすることができ、シートP上に形成される画像は、図10(b2)のような適切な画像が形成される。
図12は、ボウ補正において次のページを連続して書き込む例を示す図である。書き込み部30は、上述で説明した3つの書き込み方法のいずれを適用しても空白の領域ができないように書き込むことが可能である。また、書き込み部30は、3つの書き込み方法を組み合わせて、次のページを書き込んでもよい。
このように、本実施の形態の画像形成装置300は、隣接するページの画像データが含む画素を第1方向のラインに同居させて、画像メモリー40上に書き込むことにより、シートP上に形成される画像のページ間で余白を生じさせずに、ボウ補正をすることができる。
これにより、書き込み部30は、スキュー補正のみならずボウ補正をする場合であっても空白の領域ができないように次のページの画像データを書き込むことができ、シートPに形成された画像間に余白が生じないように画像形成をすることで、画像形成処理の生産性を向上させることができる。
<小括>
本実施の形態の画像形成装置300は、複数ページの画像を連続したシートPに形成する画像形成装置である。画像形成装置300は、シートPに形成する画像をページ単位で記憶する画像メモリー40と、複数ページの画像から画像メモリー40に記憶させる画像データを、第1方向および第2方向に並ぶ複数の画素の情報として画像メモリー40に書き込む書き込み部30と、画像メモリー40に書き込まれた画像データを読み出す読み出し部50と、読み出し部50で読み出した画像データに基づいてシートに画像を形成する画像形成部330と、画像形成部330にシートを搬送する搬送方向と画像データの第2方向とのズレを補正するための補正量を取得する補正量取得部20と備える。
書き込み部30は、補正量取得部20で取得した補正量に基づき画像メモリー40に記憶させる画像データを変形させて画像メモリー40に書き込み、画像メモリー40の一部において、当該画像データの画素の情報と隣接するページの画像データの画素の情報とを第1方向の同じラインに書き込む。
これによれば、画像形成装置300は、画像補正をした後に連続して画像を形成する場合に、画像メモリー40の一部において、隣接するページの画像データの画素の情報を同じラインに書き込むことで、シートPに形成された画像間に余白が生じないように画像形成をすることで、画像形成処理の生産性を向上させる。
また、補正量取得部20で取得した補正量は、シートの搬送方向に対する画像データの第2方向の傾き量であり、書き込み部30は、画像メモリー40に書き込んだページの後端位置と傾き量とに基づいて、次に画像メモリー40に書き込むページの画像データの画素の位置を算出する。
これによれば、書き込み部30は、前のページの後端位置と補正量とから、空白の領域ができないように次のページを書き込むことができる。
さらに、書き込み部30で書き込んだ画像データの画素の位置を記憶する記憶部314をさらに備え、書き込み部30は、画像メモリー40に書き込んだページの最後のラインに含まれる画素の位置を記憶部314に記憶させ、次に画像メモリー40に書き込むページの画像データを記憶部314に記憶させた画素の位置に基づいて書き込む。
これによれば、書き込み部30は、補正量によらずとも、記憶させた画素のアドレスに基づいて、空白の領域ができないように次のページを書き込むことができる。
また、書き込み部30は、画像データを変形させたことで第1方向のラインに当該画像データの画素の情報が書き込まれない領域に、隣接するページの画像データの画素の情報を詰めて書き込む。
これによれば、書き込み部30は、画像データの画素の情報が書き込まれない領域である空白の領域に基づいて、次のページの画像データを詰めて書き込むことができる。
さらに、読み出し部50は、書き込み部30から書き込みの経過を示す書き込み情報を受け付け、画像メモリー40の第1方向のラインにおいて、書き込み情報に基づいて、当該ラインの全てに画素の情報が書き込まれたか否かを判断し、当該ラインの全てに画素の情報が書き込まれたと判断した後に、当該ラインに書き込まれた画素の情報を読み出す。
これによれば、読み出し部50は、書き込み部30が書き込む前のデータを読み出すことを防止し、読み出し処理をすることができる。
また、書き込み部30は、補正量に基づいて画像メモリー40の第1方向に並ぶ複数の画素の情報をまとめて書き込むブロック単位を算出し、算出したブロック単位で画像メモリー40に画像データを書き込む。
これによれば、書き込み部30は、ブロック単位でまとめて画素を書き込むことができ、書き込み処理の速度およびパフォーマンスが向上する。
さらに、読み出し部50は、画像メモリー40の第1方向のラインごとに画像データを読み出す。
これによれば、読み出し部50は、第1方向のラインごとに画像データをまとめて読み出すことができ、読み出し処理の速度およびパフォーマンスが向上する。
また、ユーザーからの入力を受け付ける操作パネル360をさらに備え、操作パネル360は、シートPに形成される画像のページ間の余白を示す幅を受け付け、書き込み部30は、操作パネル360から受け付けた幅に基づいて、画像データを画像メモリー40に書き込む。
これによれば、画像形成装置300は、ユーザーの設定によって余白を調節することが可能であり、ユーザーの要望に柔軟に対応することができる。
さらに、書き込み部30は、ページの書き込みを終了したときに、画像メモリー40のうち当該ページの画素が記憶されていない位置に、ダミーデータを上書きして記憶させる上書き処理をし、当該ページの次のページが存在する場合、上書き処理をせずに次のページの書き込みを開始する。
これによれば、画像形成装置300は、余白情報を受け付け、ダミーデータを書き込む場合であっても、不要なダミーデータの書き込み処理を省略することができ、書き込み処理の速度およびパフォーマンスが向上する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成システム、10 入力画像処理部、20 補正量取得部、30 書き込み部、50 読み出し部、40 画像メモリー、100 給紙装置、200 給紙調整装置、300 画像形成装置、310 制御部、314 記憶部、320 給紙搬送部、322 傾きセンサー、330 画像形成部、332 感光体ドラム、334 中間転写ベルト、336 転写ローラー、340 定着部、342 定着ローラー、344 加圧ローラー、350 排紙搬送部、360 操作パネル、362 ディスプレイ部、364 キーボード部、370 給紙トレイ部、380 原稿読み取り部、382 自動原稿送り装置、384 スキャナー、390 通信インターフェース、400 排紙調整装置、500 後処理装置、510 ラベルカッター、520 剥離ローラー、600 台紙排紙装置、Ag1,Ag2 角度、B1,B2,B3 ブロック、CT 補正テーブル、EL 終端ライン、HA 水平アドレス、P シート、P1,P2 ページ、Pw 不要部分、VA 垂直アドレス、W1 余白。

Claims (9)

  1. 複数ページの画像を連続したシートに形成する画像形成装置であって、
    シートに形成する画像をページ単位で記憶する画像メモリーと、
    複数ページの画像から前記画像メモリーに記憶させる画像データを、第1方向および第2方向に並ぶ複数の画素の情報として前記画像メモリーに書き込む書き込み部と、
    前記画像メモリーに書き込まれた画像データを読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部で読み出した画像データに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部にシートを搬送する搬送方向と画像データの前記第2方向とのズレを補正するための補正量を取得する補正量取得部と、を備え、
    前記書き込み部は、
    前記補正量取得部で取得した補正量に基づき前記画像メモリーに記憶させる画像データを変形させて前記画像メモリーに書き込み、
    前記画像メモリーの一部において、当該画像データの画素の情報と隣接するページの画像データの画素の情報とを前記第1方向の同じラインに書き込む、画像形成装置。
  2. 前記補正量取得部で取得した補正量は、シートの搬送方向に対する画像データの前記第2方向の傾き量であり、
    前記書き込み部は、前記画像メモリーに書き込んだページの後端位置と前記傾き量とに基づいて、次に前記画像メモリーに書き込むページの画像データの画素の位置を算出する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記書き込み部で書き込んだ画像データの画素の位置を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記書き込み部は、
    前記画像メモリーに書き込んだページの最後のラインに含まれる画素の位置を前記記憶部に記憶させ、
    次に前記画像メモリーに書き込むページの画像データを前記記憶部に記憶させた画素の位置に基づいて書き込む、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記書き込み部は、画像データを変形させたことで前記第1方向のラインに当該画像データの画素の情報が書き込まれない領域に、隣接するページの画像データの画素の情報を詰めて書き込む、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記読み出し部は、
    前記書き込み部から書き込みの経過を示す書き込み情報を受け付け、
    前記画像メモリーの前記第1方向のラインにおいて、前記書き込み情報に基づいて、当該ラインの全てに画素の情報が書き込まれたか否かを判断し、当該ラインの全てに画素の情報が書き込まれたと判断した後に、当該ラインに書き込まれた画素の情報を読み出す、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記書き込み部は、
    補正量に基づいて前記画像メモリーの前記第1方向に並ぶ複数の画素の情報をまとめて書き込むブロック単位を算出し、
    算出したブロック単位で前記画像メモリーに画像データを書き込む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記読み出し部は、前記画像メモリーの前記第1方向のラインごとに画像データを読み出す、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. ユーザーからの入力を受け付ける入力受付部をさらに備え、
    前記入力受付部は、シートに形成される画像のページ間の余白を示す幅を受け付け、
    前記書き込み部は、前記入力受付部から受け付けた幅に基づいて、画像データを前記画像メモリーに書き込む、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記書き込み部は、
    ページの書き込みを終了したときに、前記画像メモリーのうち当該ページの画素が記憶されていない位置に、予め定められたデータを上書きして記憶させる上書き処理をし、
    当該ページの次のページが存在する場合、前記上書き処理をせずに次のページの書き込みを開始する、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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