JP6769266B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、形成されたトナー像を用紙に転写し、転写されたトナー像を加熱定着することで、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
上記の画像形成装置では、トナー像を用紙に転写する転写ローラーの直前にレジストローラーが配置されている。このレジストローラーのニップラインに用紙の先端を突き当てた後、レジストローラーの直前に配置されたループローラーなどにより所定時間用紙を送り込むことで用紙にループが形成される。
用紙を搬送する際、部品精度のばらつきや経時変化等により、用紙に片寄りや曲りが発生することがある。用紙に片寄りや曲りが発生した状態でループを形成した場合、ループにねじれが発生するため、用紙に紙しわが発生したり、用紙に対する画像形成位置がずれたりする等の問題が生じる。
そこで、上記の課題を解決すべく、用紙に形成されるループの用紙幅方向に異なる少なくとも2箇所のループ高さを検出する検出部を備え、検出されたループ高さの差に基づいてループのねじれを検出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術によれば、ループのねじれを検出した際、ループローラーの軸方向両端部の圧接力を調整することで、ループを調整することができる。
特開2015−118138号公報
ところで、長尺紙を搬送する場合、ループローラーの上下流にそれぞれ設けられた搬送ローラーが圧着(ニップ)した状態で搬送が行われるため、用紙のコシが強くなる。上記特許文献1記載の技術は、1組のループローラーでループを調整する構成であるため、用紙のコシに抗する力が不十分であり、複数の搬送ローラーがニップした状態において、ループを調整することが困難であった。結果として、用紙に発生した片寄りや曲りを補正することができないという課題がある。
本発明は、搬送ローラーがニップした状態であっても、用紙に発生した片寄りや曲りを補正して紙しわの発生や画像形成位置のずれを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
長尺紙に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置において、
第1搬送ローラーと、
第1搬送ローラーよりも搬送方向上流側に搬送方向に隣接して配置され、前記長尺紙に各々ループを形成する上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーと、
前記上流側第2搬送ローラーよりも搬送方向上流側に配置され、前記長尺紙の片寄り量を検出する片寄り量検出部と、
前記第1搬送ローラーよりも搬送方向上流側であって、前記上流側第2搬送ローラーよりも搬送方向下流側に配置され、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの少なくとも一方により形成されたループの幅方向の2か所のループ量を検出するループ量検出部と、
前記片寄り量検出部により検出された片寄り量と前記ループ量検出部により検出された2か所のループ量の差分とに基づいて、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの回転速度を制御する速度制御部と、
を備え、
前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの各々は、搬送方向と直交する方向に並べて配置された手前ローラー及び奥ローラーからなり、
前記速度制御部は、前記片寄り量と前記2か所のループ量の差分とに基づいて、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの各々を構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記速度制御部は、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの各々を構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度を個別に制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記速度制御部は、前記片寄り量又は前記2か所のループ量の差分が所定の閾値を超えた場合、前記上流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度差が、前記下流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度差よりも大きくなるように制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、
前記速度制御部は、前記片寄り量及び前記2か所のループ量の差分が所定の閾値以下であった場合、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーのいずれか一方の回転速度を制御することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記速度制御部は、前記片寄り量に基づいて、前記上流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度を制御した後、前記下流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度の大小関係が、前記上流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度の大小関係と逆転するように制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記片寄り量と前記2か所のループ量の差分とに基づいて、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラー以外の搬送ローラーの圧着・離間を制御するニップ制御部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、搬送ローラーがニップした状態であっても、用紙に発生した片寄りや曲りを補正して紙しわの発生や画像形成位置のずれを抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 ループ調整機構の構成を示す正面図である。 ループ調整機構の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 紙種毎に設定された閾値を示すテーブルの一例を示す図である。 上流側ループローラーのうち、手前ローラーの回転速度よりも奥ローラーの回転速度が遅くなるように制御する様子の一例を示す図である。 下流側ループローラーのうち、手前ローラーの回転速度よりも奥ローラーの回転速度が遅くなるように制御する様子の一例を示す図である。 用紙のループ量と上流側ループローラー及び下流側ループローラーの速度制御量との関係を示すテーブルの一例を示す図である。 上流側ループローラーのうち、手前ローラーの回転速度よりも奥ローラーの回転速度が速くなるように制御する様子の一例を示す図である。 用紙の奥側に曲りを発生させた様子の一例を示す図である。 下流側ループローラーのうち、手前ローラーの回転速度よりも奥ローラーの回転速度が遅くなるように制御する様子の一例を示す図である。 用紙の片寄り量と上流側ループローラー及び下流側ループローラーの速度制御量との関係を示すテーブルの一例を示す図である。 上流側ループローラーよりも搬送方向上流側に配置された搬送ローラーのニップ状態を保持する様子の一例を示す図である。 上流側ループローラーよりも搬送方向上流側に配置された搬送ローラーや搬送方向下流側に配置されたレジストローラーを離間した様子の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置Gは、図1に示すように、画像形成部20を備え、当該画像形成部20によりトナー等の色材を用いて用紙上に画像を形成する。画像形成装置Gは、長尺紙(連続紙)に対して画像形成を行うことができるように構成されている。なお、長尺紙とは、長手方向が所定長よりも長い用紙のことであり、一般に、長手方向の長さが数m〜数十mの長さの用紙のことである。以下、長尺紙のことを、単に用紙と称することがある。
画像形成装置Gは、図1及び図2に示すように、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、通信部15、画像生成部16、画像読取部17、画像メモリー18、画像処理部19、画像形成部20、ニップ調整部30及びループ調整機構40を備えて構成されている。
制御部11は、CPU、RAM等を備えて構成され、記憶部12から各種プログラムを読み出して実行することにより、各部を制御する。例えば、制御部11は、画像生成部16又は画像読取部17により生成され、画像メモリー18に保持された原画像を、画像処理部19により画像処理させて、画像処理後の原画像に基づいて、画像形成部20により用紙上に画像を形成させる。
記憶部12は、制御部11により読み取り可能なプログラム、プログラムの実行時に用いられるファイル等を記憶している。記憶部12としては、ハードディスク等の大容量メモリーを用いることができる。
操作部13及び表示部14は、図1に示すように、ユーザーインターフェイスとして画像形成装置Gの上部に設けられている。
操作部13は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、制御部11に出力する。操作部13としては、キーパッド、表示部14と一体に構成されたタッチパネル等を用いることができる。
表示部14は、制御部11の指示にしたがって操作画面等を表示する。表示部14としては、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等を用いることができる。
通信部15は、ネットワーク上の外部装置、例えばユーザー端末、サーバー、他の画像形成システム等と通信する。通信部15は、ユーザー端末からネットワークを介して、画像を形成する指示内容がページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたベクトルデータを受信する。
画像生成部16は、通信部15により受信したベクトルデータをラスタライズ処理し、ビットマップ形式の原画像を生成する。原画像は、各画素がC(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の4色の画素値を有する。画素値は画像の濃淡を表すデータ値であり、例えば8bitのデータ値は0〜255階調の濃淡を表す。
画像読取部17は、図1に示すように、自動原稿送り装置、スキャナー等からなり、原稿台上にセットされた原稿面を読み取って、ビットマップ形式の原画像を生成する。画像読取部17により生成された原画像は、各画素がR(赤)、G(緑)及びB(青)の3色の画素値を有する。この原画像は、図示しない色変換部によって、C、M、Y及びKの4色の画素値を有する原画像に色変換される。
画像メモリー18は、画像生成部16又は画像読取部17により生成された原画像を一時的に保持するバッファーメモリーである。画像メモリー18としては、DRAM(Dynamic RAM)等を用いることができる。
画像処理部19は、画像メモリー18から原画像を読み出して、濃度補正処理、中間調処理等の画像処理を施す。濃度補正処理は、原画像の各画素の画素値を、用紙上に形成された画像の濃度が目標の濃度と一致するように補正した画素値に変換する処理である。中間調処理は、中間調を疑似的に再現するための処理であり、例えば誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。
画像形成部20は、画像処理部19により画像処理された原画像の各画素の4色の画素値に応じて、C、M、Y及びKの4色からなる画像を用紙上に形成する。
画像形成部20は、図1に示すように、4つの書込みユニット21、中間転写ベルト22、2次転写ローラー対23、定着装置24、給紙トレイ25等を備えている。
4つの書込みユニット21は、中間転写ベルト22のベルト面に沿って直列(タンデム)に配置され、C、M、Y及びKの各色の画像を形成する。各書込みユニット21は形成する画像の色が異なるだけで構成は同じであり、図1に示すように、光走査装置2a、感光体2b、現像部2c、帯電部2d、クリーニング部2e及び1次転写ローラー2fを備えて構成されている。
画像形成時、各書込みユニット21では、帯電部2dにより感光体2bを帯電させた後、原画像に基づいて光走査装置2aにより出射した光束で感光体2b上を走査し、静電潜像を形成する。現像部2cによりトナー等の色材を供給して現像すると、感光体2b上に画像が形成される。
4つの書込みユニット21の感光体2b上にそれぞれ形成した画像を、それぞれの1次転写ローラー2fにより、中間転写ベルト22上に順次重ねて転写(1次転写)する。これにより、中間転写ベルト22上には各色からなる画像が形成される。中間転写ベルト22は、複数のローラーに巻き回されて回動する像担持体である。1次転写後、クリーニング部2eにより感光体2b上に残留する色材を除去する。
画像形成部20では、回動する中間転写ベルト22上の画像が2次転写ローラー対23の位置に至るタイミングに合わせて、長尺紙用の給紙装置(図示省略)又は給紙トレイ25から用紙を給紙する。2次転写ローラー対23は、対をなす一方のローラーが中間転写ベルト22に圧接し、他方が中間転写ベルト22を巻き回す複数のローラーのうちの1つを構成している。2次転写ローラー対23の圧接により、中間転写ベルト22から用紙上に画像を転写(2次転写)すると、定着装置24に用紙を搬送して定着処理を施し、画像形成装置Gの外部(例えば長尺紙を巻き取る巻取装置、カット紙用の排紙トレイ等)へ排紙する。定着処理は、定着ローラー対241により用紙を加熱及び加圧して画像を用紙に定着させる処理である。用紙の両面に画像を形成する場合、反転経路26に用紙を搬送して用紙面を反転させた後、2次転写ローラー対23の位置へ再度用紙を給紙する。
ニップ調整部30は、制御部11の制御により、用紙を搬送する各種搬送ローラー(搬送ローラー50、上流側ループローラー41、下流側ループローラー42、レジストローラー43等)の離間動作及び圧接動作を行わせることで、各種搬送ローラーのニップ状態を制御する。
ループ調整機構40は、図3及び図4に示すように、搬送ローラー50の搬送方向下流側に配置され、搬送方向と直交する方向(用紙の幅方向)に並べて配置された2つのローラー41a、41bからなる上流側ループローラー(上流側第2搬送ローラー)41と、上流側ループローラー41の搬送方向下流側に配置され、用紙の幅方向に並べて配置された2つのローラー42a、42bからなる下流側ループローラー(下流側第2搬送ローラー)42と、下流側ループローラー42の搬送方向下流側に配置されたレジストローラー(第1搬送ローラー)43と、上流側ループローラー41を構成する2つのローラー41a、41bの各々を独立して駆動する駆動部44a、44bと、下流側ループローラー42を構成する2つのローラー42a、42bの各々を独立して駆動する駆動部45a、45bと、搬送ローラー50及び上流側ループローラー41間に配置された片寄りセンサー(片寄り量検出部)46と、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42間に配置された第1ループ検出センサー(ループ量検出部)47と、下流側ループローラー42及びレジストローラー43間に配置された第2ループ検出センサー(ループ量検出部)48と、を備えて構成されている。なお、図3及び図4に示す符号Pは、搬送される用紙(長尺紙)を示している。
上流側ループローラー41は、制御部11による駆動部44a、44bの制御により、下流側ループローラー42よりも回転速度(搬送速度)を速くすることで、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42間において、用紙にループL1を形成する。
下流側ループローラー42は、制御部11による駆動部45a、45bの制御により、レジストローラー43よりも回転速度(搬送速度)を速くすることで、下流側ループローラー42及びレジストローラー43間において、用紙にループL2を形成する。
上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42は、第1搬送ローラーよりも搬送方向上流側に搬送方向に隣接して配置されている。
片寄りセンサー46は、ラインセンサーから構成され、搬送経路を搬送される用紙による光の遮断の有無に基づいて、用紙の片寄り量(即ち、用紙の幅方向の位置ずれ量)を検出する。
第1ループ検出センサー47は、用紙の幅方向に2つ並べて配置され、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42間に形成されたループL1の幅方向の2か所の高さ(ループ量)を検出する。ここで、ループ量とは、張力が付与された状態の用紙が搬送される際に通過する用紙搬送径路と、実際に用紙が搬送される際に通過する用紙搬送径路とのずれの距離のことである。
第2ループ検出センサー48は、用紙の幅方向に2つ並べて配置され、下流側ループローラー42及びレジストローラー43間に形成されたループL2の幅方向の2か所のループ量を検出する。
制御部11は、第1ループ検出センサー47及び第2ループ検出センサー48がそれぞれ検出した2か所のループ量が異なる場合に、用紙に曲りが発生していることを検出することができる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置Gの動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。この動作は、制御部11が、プリントジョブを受信したことを契機として開始される。
まず、制御部11は、受信したプリントジョブに基づいて、紙種情報及び画像形成条件を取得する(ステップS101)。ここで、紙種情報とは、例えば、使用される用紙のサイズ、使用される用紙の種類、使用される用紙の坪量等の情報のことである。また、画像形成条件とは、例えば、給紙先となる給紙トレイ、カラー印刷の実行/不実行、片面印刷を行うか両面印刷を行うか等の情報のことである。
次に、制御部11は、用紙の搬送を開始する(ステップS102)。
次に、制御部11は、片寄りセンサー46により検出された用紙の片寄り量を取得する(ステップS103)。
次に、制御部11は、第1ループ検出センサー47により検出されたループL1の幅方向の2か所のループ量を取得する(ステップS104)。
次に、制御部11は、ステップS103で取得した片寄り量と、ステップS104で取得した2か所のループ量の差分(以下、ループ差)と、がいずれも所定の閾値内であるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、所定の閾値は、紙種毎に予め設定されている。
図6に、紙種毎に設定された閾値を示すテーブルT1の一例を示す。
テーブルT1は、用紙の紙種T11、用紙の坪量T12、片寄り量の閾値T13、ループ差の閾値T14のフィールドを有する。例えば、紙種T11が「剛度高」のレコードからは、坪量T12が「256g/m〜」、片寄り量の閾値T13が「0.4mm」、ループ差の閾値T14が「0.5mm」である旨を読み取ることができる。また、紙種T11が「剛度中」のレコードからは、坪量T12が「128〜255g/m」、片寄り量の閾値T13が「0.5mm」、ループ差の閾値T14が「0.6mm」である旨を読み取ることができる。また、紙種T11が「剛度低」のレコードからは、坪量T12が「〜127g/m」、片寄り量の閾値T13が「0.8mm」、ループ差の閾値T14が「0.7mm」である旨を読み取ることができる。
制御部11は、片寄り量及びループ差がいずれも所定の閾値内であると判定した場合(ステップS105:YES)、ステップS107へと移行する。
一方、制御部11は、片寄り量及びループ差の少なくともいずれか一方が所定の閾値外であると判定した場合(ステップS105:NO)、次のステップS106へと移行する。
次に、制御部11は、ステップS103で取得した片寄り量及びステップS104で取得したループ差に基づいて、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42の回転速度を制御する(ステップS106)。即ち、制御部11は、本発明の速度制御部として機能する。
[用紙のループ差(曲り)を補正する制御]
ステップS106において、用紙のループ差(曲り)を補正する制御を、図7及び図8を用いて説明する。なお、図7及び図8に示す例では、用紙の幅方向の奥側に曲りが発生している(即ち、用紙が奥側へと曲がっている)場合を示している。また、図7及び図8に示す符号A1、A2は、それぞれ上流側ループローラー41、下流側ループローラー42による搬送力が加わる方向を示している。
まず、制御部11は、上流側ループローラー41の回転速度を制御する。例えば、制御部11は、図7に示すように、用紙の奥側に曲りが発生している場合、上流側ループローラー41のうち、用紙の手前側のローラー(以下手前ローラー)41aの回転速度よりも、奥側のローラー(以下奥ローラー)41bの回転速度が遅くなるように制御する。
図9に、用紙のループ量と上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42の速度制御量との関係を示すテーブルT2の一例を示す。
テーブルT2は、用紙の手前側及び奥側のループ量T21、T22、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの速度制御量T23、T24、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの速度制御量T25、T26のフィールドを有する。例えば、テーブルT2の1番目のレコードからは、用紙の手前側及び奥側のループ量T21、T22がいずれも「1mm」である場合に、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの速度制御量T23、T24、及び、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの速度制御量T25、T26がいずれも「440mm/s」、である旨を読み取ることができる。また、テーブルT2の2番目のレコードからは、用紙の手前側及び奥側のループ量T21、T22がそれぞれ「1mm」、「2mm」である場合に、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの速度制御量T23、T24がそれぞれ「440mm/s」、「430mm/s」、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの速度制御量T25、T26がそれぞれ「440mm/s」、「420mm/s」である旨を読み取ることができる。
従って、制御部11は、例えば、ループL1の手前側のループ量T21が1mmであり、且つ、奥側のループ量T22が2mmである場合、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの回転速度(速度制御量T23、T24)を、それぞれ「440mm/s」、「430mm/s」となるように制御する。
次に、制御部11は、下流側ループローラー42の回転速度を制御する。例えば、制御部11は、用紙の奥側に曲りが発生している場合(図7参照)、図8に示すように、下流側ループローラー42のうち、手前ローラー42aの回転速度よりも、奥ローラー42bの回転速度が遅くなるように制御する。
例えば、制御部11は、ループL1の手前側のループ量T21が1mmであり、且つ、奥側のループ量T22が2mmである場合、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの回転速度(速度制御量T25、T26)を、それぞれ「440mm/s」、「420mm/s」となるように制御する(図9参照)。
以上の制御により、用紙のループ差(曲り)を補正することができる。
なお、図9に示す例では、2か所のループ量の差分が所定の閾値を超えた場合、上流側ループローラー41を構成する手前ローラー41a及び奥ローラー41bの回転速度差が、下流側ループローラー42を構成する手前ローラー42a及び奥ローラー42bの回転速度差よりも小さくなるように制御するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、上流側ループローラー41を構成する手前ローラー41a及び奥ローラー41bの回転速度差が、下流側ループローラー42を構成する手前ローラー42a及び奥ローラー42bの回転速度差よりも大きくなるように制御するようにしてもよい。そうすることで、上流側ループローラー41により大まかに補正した後、下流側ループローラー42により微調整を行うことができる。
[用紙の片寄り量を補正する制御]
ステップS106において、用紙の片寄り量を補正する制御を、図10〜図12を用いて説明する。なお、図10〜図12に示す例では、用紙の奥側に片寄りが発生している(即ち、用紙が奥側へと片寄っている)場合を示している。また、図12に示す符号B1、B2は、それぞれ上流側ループローラー41、下流側ループローラー42による搬送力が加わる方向を示している。
まず、制御部11は、上流側ループローラー41の回転速度を制御して、用紙に曲りを発生させる。例えば、制御部11は、図10に示すように、用紙の奥側に片寄りが発生している場合、上流側ループローラー41のうち、手前ローラー41aの回転速度よりも、奥ローラー41bの回転速度が速くなるように制御して、用紙の奥側に曲りを発生させる。
図13に、用紙の片寄り量と上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42の速度制御量との関係を示すテーブルT3の一例を示す。
テーブルT3は、用紙の片寄り量T31、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの速度制御量T32、T33、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの速度制御量T34、T35のフィールドを有する。なお、用紙の片寄り量T31は、センター位置(基準位置)に対し、奥側に片寄っている場合に負の符号を、手前側に片寄っている場合に正の符号を、それぞれ付すものとする。例えば、テーブルT3の1番目のレコードからは、用紙の片寄り量T31が「−4mm」である場合に、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの速度制御量T32、T33がそれぞれ「440mm/s」、「450mm/s」、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの速度制御量T34、T35がそれぞれ「450mm/s」、「440mm/s」である旨を読み取ることができる。また、テーブルT3の2番目のレコードからは、用紙の片寄り量T31が「−3mm」である場合に、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの速度制御量T32、T33がそれぞれ「440mm/s」、「447.5mm/s」、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの速度制御量T34、T35がそれぞれ「447.5mm/s」、「440mm/s」である旨を読み取ることができる。
従って、制御部11は、例えば、用紙の片寄り量T31が−4mmである(即ち、用紙が奥側に4mm片寄っている)場合、上流側ループローラー41の手前ローラー41a及び奥ローラー41bの回転速度(速度制御量T32、T33)を、それぞれ「440mm/s」、「450mm/s」となるように制御する。これにより、用紙の奥側に曲りを発生させることができる(図11参照)。
次に、制御部11は、下流側ループローラー42の回転速度を制御する。例えば、制御部11は、用紙の奥側に曲りが発生している場合(図11参照)、図12に示すように、下流側ループローラー42のうち、手前ローラー42aの回転速度よりも、奥ローラー42bの回転速度が遅くなるように制御する。
例えば、制御部11は、用紙の片寄り量T31が−4mmである場合、下流側ループローラー42の手前ローラー42a及び奥ローラー42bの回転速度(速度制御量T34、T35)を、それぞれ「450mm/s」、「440mm/s」となるように制御する(図13参照)。
以上の制御により、用紙の曲り及び片寄りを補正することができる。
即ち、制御部11は、用紙の片寄り量を補正する制御を行う際、片寄り量に基づいて、上流側ループローラー41を構成する手前ローラー41a及び奥ローラー41bの回転速度を制御した後、下流側ループローラー42を構成する手前ローラー42a及び奥ローラー42bの回転速度の大小関係が、上流側ループローラー41を構成する手前ローラー41a及び奥ローラー41bの回転速度の大小関係と逆転するように制御する。
ステップS107において、制御部11は、ステップS103で取得した片寄り量及びステップS104で取得したループ差に基づいて、上流側ループローラー41又は下流側ループローラー42の回転速度を制御する。
例えば、制御部11は、用紙のループ差(曲り)を補正する制御を行う場合、上流側ループローラー41又は下流側ループローラー42の回転速度を、曲りが発生している側のローラー(奥側に曲りが発生している場合は奥ローラー)が、曲りが発生していない側のローラー(奥側に曲りが発生している場合は手前ローラー)よりも、回転速度が遅くなるように制御する。以上の制御により、用紙のループ差(曲り)を補正することができる。
また、制御部11は、用紙の片寄りを補正する制御を行う場合、まず、上流側ループローラー41又は下流側ループローラー42の回転速度を、片寄りが発生している側のローラー(奥側に片寄りが発生している場合は奥ローラー)が、片寄りが発生していない側のローラー(奥側に片寄りが発生している場合は手前ローラー)よりも、回転速度が速くなるように制御して、片寄りが発生している側に曲りを発生させる。次いで、上流側ループローラー41又は下流側ループローラー42の回転速度を、曲りが発生している側のローラー(奥側に曲りが発生している場合は奥ローラー)が、曲りが発生していない側のローラー(奥側に曲りが発生している場合は手前ローラー)よりも、回転速度が遅くなるように制御する。以上の制御により、用紙の曲り及び片寄りを補正することができる。
次に、制御部11は、片寄りセンサー46により検出された用紙の片寄り量を取得する(ステップS108)。
次に、制御部11は、第2ループ検出センサー48により検出されたループL2の幅方向の2か所のループ量を取得する(ステップS109)。なお、ループL2の幅方向の2か所のループ量の代わりに、第1ループ検出センサー47により検出されたループL1の幅方向の2か所のループ量を取得するようにしてもよい。
次いで、制御部11は、ステップS105へと移行して、ステップS108で取得した片寄り量と、ステップS109で取得した2か所のループ量の差分(ループ差)と、がいずれも所定の閾値内であるか否かを判定する。これにより、ステップS106又はステップS107における補正処理の結果をリアルタイムでフィードバックすることができる。以降、ステップS105〜ステップS109の処理を、プリントジョブが完了するまで繰り返す。
なお、制御部11は、ステップS108で取得した片寄り量や、ステップS109で取得した2か所のループ量の差分(ループ差)が「0mm」である場合、用紙の曲り及び片寄りを補正する必要がないため、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42の回転速度を通常の速度に制御する。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置Gは、第1搬送ローラー(レジストローラー43)と、第1搬送ローラーよりも搬送方向上流側に搬送方向に隣接して配置され、長尺紙に各々ループを形成する上流側第2搬送ローラー(上流側ループローラー41)及び下流側第2搬送ローラー(下流側ループローラー42)と、上流側第2搬送ローラーよりも搬送方向上流側に配置され、長尺紙の片寄り量を検出する片寄り量検出部(片寄りセンサー46)と、第1搬送ローラーよりも搬送方向上流側であって、上流側第2搬送ローラーよりも搬送方向下流側に配置され、上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーの少なくとも一方により形成されたループの幅方向の2か所のループ量を検出するループ量検出部(第1ループ検出センサー47、第2ループ検出センサー48)と、片寄り量検出部により検出された片寄り量とループ量検出部により検出された2か所のループ量の差分とに基づいて、上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーの回転速度を制御する速度制御部(制御部11)と、を備える。また、上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーの各々は、搬送方向と直交する方向に並べて配置された手前ローラー(手前ローラー41a、42a)及び奥ローラー(奥ローラー41b、42b)からなり、速度制御部は、片寄り量と2か所のループ量の差分とに基づいて、上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーの各々を構成する手前ローラー及び奥ローラーの回転速度を制御する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、搬送ローラーがニップした状態であっても、用紙に発生した片寄りや曲りを補正することができるので、紙しわの発生や画像形成位置のずれを抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、速度制御部は、上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーの各々を構成する手前ローラー及び奥ローラーの回転速度を個別に制御する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、用紙に発生した片寄りや曲りを段階的に補正することができるので、用紙に負荷を掛けることなく且つ精度よく補正処理を行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、速度制御部は、片寄り量又は2か所のループ量の差分が所定の閾値を超えた場合、上流側第2搬送ローラーを構成する手前ローラー及び奥ローラーの回転速度差が、下流側第2搬送ローラーを構成する手前ローラー及び奥ローラーの回転速度差よりも大きくなるように制御する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、上流側第2搬送ローラーにより大まかに補正した後、下流側第2搬送ローラーにより微調整を行うことができるので、生産性を低減することなく補正処理を行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、速度制御部は、片寄り量及び2か所のループ量の差分が所定の閾値以下であった場合、上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーのいずれか一方の回転速度を制御する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、用紙に発生した片寄りや曲りの程度が軽い場合に一方の第2搬送ローラーのみで補正することができるので、より簡易的なローラー制御を行うことが可能となり、状況に応じて適切な補正処理を行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、速度制御部は、片寄り量に基づいて、上流側第2搬送ローラーを構成する手前ローラー及び奥ローラーの回転速度を制御した後、下流側第2搬送ローラーを構成する手前ローラー及び奥ローラーの回転速度の大小関係が、上流側第2搬送ローラーを構成する手前ローラー及び奥ローラーの回転速度の大小関係と逆転するように制御する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、用紙の片寄りを補正する場合に、上流側第2搬送ローラーと下流側第2搬送ローラーとで連携して補正することができるので、より難易度の高い片寄りの補正をより確実に実現することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(変形例)
例えば、剛度が高い長尺紙を搬送する場合、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42のニップ時に生じる用紙のコシを軽減する目的で、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42よりも搬送方向上流側に配置された搬送ローラー(例えば、搬送ローラー50等)や搬送方向下流側に配置された搬送ローラー(例えば、レジストローラー43等)を離間させる制御を行うようにしてもよい。
例えば、制御部11は、図14に示すように、下流側ループローラー42がニップして用紙を搬送するまでの間は、上流側ループローラー41よりも搬送方向上流側に配置された搬送ローラー50のニップ状態を保持するようにニップ調整部30を制御して、用紙の搬送力を確保する。
一方、制御部11は、図15に示すように、下流側ループローラー42がニップして用紙を搬送し始めた後、上流側ループローラー41よりも搬送方向上流側に配置された搬送ローラー50や搬送方向下流側に配置されたレジストローラー43を離間してニップ状態を開放するようにニップ調整部30を制御して、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42のニップ時に生じる用紙のコシを軽減する。なお、用紙の搬送力は、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42の働きにより確保する。
そして、制御部11は、上流側ループローラー41及び下流側ループローラー42による用紙の曲りや片寄りの補正処理が完了した後、搬送ローラー50やレジストローラー43を再度ニップさせて用紙の搬送力を確保する。
なお、上記図15に示す例では、搬送ローラー50及びレジストローラー43を離間させる制御を行うようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、搬送ローラー50よりも搬送方向上流側に配置された搬送ローラーや、レジストローラー43よりも搬送方向下流側に配置された搬送ローラーを併せて離間させる制御を行うようにしてもよい。
以上のように、片寄り量と2か所のループ量の差分とに基づいて、上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラー以外の搬送ローラーの圧着・離間を制御するニップ制御部(制御部11)を備えることで、用紙の搬送状況に応じて搬送力の確保と補正処理の行い易さとのバランスを上手く図ることができるので、用紙搬送を停滞させることなく補正処理を行うことができる。
また、上記実施形態では、搬送ローラー50よりも搬送方向下流側であって、上流側ループローラー41よりも搬送方向上流側に、片寄りセンサー46を配置するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、片寄りセンサー46は、少なくとも上流側ループローラー41よりも搬送方向上流側であれば、いかなる位置に配置してもよい。
また、上記実施形態では、第1ループ検出センサー47及び第2ループ検出センサー48の2つのループ量検出部を備えるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、レジストローラー43よりも搬送方向上流側であって、上流側ループローラー41よりも搬送方向下流側に、少なくとも1つのループ量検出部を配置する構成であればよい。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
G 画像形成装置
11 制御部(速度制御部、ニップ制御部)
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
15 通信部
16 画像生成部
17 画像読取部
18 画像メモリー
19 画像処理部
20 画像形成部
30 ニップ調整部
40 ループ調整機構
41 上流側ループローラー(上流側第2搬送ローラー)
41a 手前ローラー
41b 奥ローラー
42 下流側ループローラー(下流側第2搬送ローラー)
42a 手前ローラー
42b 奥ローラー
43 レジストローラー(第1搬送ローラー)
44a、44b 駆動部
45a、45b 駆動部
46 片寄りセンサー(片寄り量検出部)
47 第1ループ検出センサー(ループ量検出部)
48 第2ループ検出センサー(ループ量検出部)
50 搬送ローラー
P 用紙(長尺紙)

Claims (6)

  1. 長尺紙に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置において、
    第1搬送ローラーと、
    第1搬送ローラーよりも搬送方向上流側に搬送方向に隣接して配置され、前記長尺紙に各々ループを形成する上流側第2搬送ローラー及び下流側第2搬送ローラーと、
    前記上流側第2搬送ローラーよりも搬送方向上流側に配置され、前記長尺紙の片寄り量を検出する片寄り量検出部と、
    前記第1搬送ローラーよりも搬送方向上流側であって、前記上流側第2搬送ローラーよりも搬送方向下流側に配置され、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの少なくとも一方により形成されたループの幅方向の2か所のループ量を検出するループ量検出部と、
    前記片寄り量検出部により検出された片寄り量と前記ループ量検出部により検出された2か所のループ量の差分とに基づいて、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの回転速度を制御する速度制御部と、
    を備え、
    前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの各々は、搬送方向と直交する方向に並べて配置された手前ローラー及び奥ローラーからなり、
    前記速度制御部は、前記片寄り量と前記2か所のループ量の差分とに基づいて、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの各々を構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記速度制御部は、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーの各々を構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度を個別に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記速度制御部は、前記片寄り量又は前記2か所のループ量の差分が所定の閾値を超えた場合、前記上流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度差が、前記下流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度差よりも大きくなるように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記速度制御部は、前記片寄り量及び前記2か所のループ量の差分が所定の閾値以下であった場合、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラーのいずれか一方の回転速度を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記速度制御部は、前記片寄り量に基づいて、前記上流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度を制御した後、前記下流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度の大小関係が、前記上流側第2搬送ローラーを構成する前記手前ローラー及び前記奥ローラーの回転速度の大小関係と逆転するように制御することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記片寄り量と前記2か所のループ量の差分とに基づいて、前記上流側第2搬送ローラー及び前記下流側第2搬送ローラー以外の搬送ローラーの圧着・離間を制御するニップ制御部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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