JP6739202B2 - 塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法および該製造方法に用いるパイル液の再生方法 - Google Patents

塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法および該製造方法に用いるパイル液の再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法および該製造方法に用いるパイル液の再生方法に関する。
塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムは、被着体に対する密着性や、フィルム同士の密着性、ガスバリア性等に優れているため、食品等の簡易包装材料として一般家庭で使用されてきた。
塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを製造する方法として、インフレーション製膜法が広く用いられている(図1参照)。インフレーション製膜法においては、可塑剤を含む塩化ビニリデン系樹脂組成物をダイから円筒状に押出した後、円筒状に流出した溶融樹脂の外側を冷水槽中の冷媒に接触させて冷却し、ダイとピンチローラーとに挟まれた円筒状の押出物の内側をグリセリンや界面活性剤などを添加した水等の冷媒に接触させて冷却することにより、押出物を冷却固化して管状のパリソンを成形する。次にパリソンを再加熱し内部にエアを吹き込んで延伸し(以下、「インフレーション延伸」ともいう)、スリットすることで塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム(以下、単に「ラップフィルム」ともいう)を得ることが出来る。本明細書において、このダイから押し出された円筒状の樹脂を「パリソン」と称する。また、このパリソンの内部に注入する冷媒(液体)は「パイル液」と称する。
特許文献1には、界面活性剤の濃度が0.05〜1.0重量%のパイル液を用いた塩化ビニリデン系樹脂のインフレーション製膜法が開示されている。また、特許文献2には、界面活性剤の濃度が1.5〜50重量%のパイル液(ソック液)を用いたインフレーション製膜法により得られる塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムが開示されている。
特開昭55−133927号公報 特開2014−14999号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の界面活性剤を含むパイル液を用いたインフレーション製膜法では、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの製造中に該パイル液が白濁する場合があった。パイル液が白濁するとインフレーション延伸時に破裂が起こり易くなり、生産性が低下する。白濁したパイル液は廃棄処分となるため、環境負荷低減およびコストの観点からも問題を有した。また、インフレーション製膜法では、パリソンをパイル液に接触させて冷却固化するため、該パイル液中の白濁物などがフィルムに混入する場合があり、該ラップフィルムの密着性、透明性およびガスバリア性が悪化する原因ともなった。
そのため、所望の効果を奏する透明なパイル液を長期に渡って維持させ、効率良く、安定して高品質の該ラップフィルムを経済的に製造する方法が望まれていた。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、パイル液が白濁した場合には、該白濁したパイル液に界面活性剤を添加することで、所望の透明なパイル液に再生でき、さらに、該パイル液を用いても、長期に渡ってインフレーション延伸時の破裂が起こり難く、かつ、該ラップフィルムの密着性、透明性およびガスバリア性も悪化することがなく、効率良く、安定して高品質の塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを経済的に製造できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法は、
塩化ビニリデン系樹脂組成物を溶融押出して中空部を有する樹脂(パリソン)を得る押出工程と、
該パリソンを、該中空部に貯留された、水と相溶して一液化する界面活性剤(1)を含む透明なパイル液に接触させて冷却固化する工程と、
該冷却固化後のパリソンをインフレーションする工程を含み、
該透明なパイル液が白濁した場合には、該白濁したパイル液に、該白濁したパイル液が透明なパイル液になるまで、水と相溶して一液化する界面活性剤(2)を添加する工程を含むことを特徴とする。
本発明の塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法は、
塩化ビニリデン系樹脂組成物を溶融押出して中空部を有する樹脂(パリソン)を得る押出工程と、
該パリソンを、該中空部に貯留された、水と相溶して一液化する界面活性剤を含む透明なパイル液に接触させて冷却固化する工程と、
該冷却固化後のパリソンをインフレーションする工程を含み、
該透明なパイル液中の界面活性剤の全量が、該パイル液100質量%に対して、0.1質量%を超えて0.7質量%未満であることを特徴とする。
本発明の白濁したパイル液の再生方法は、
水と相溶して一液化する界面活性剤(1)を含む白濁したパイル液に、水と相溶して一液化する界面活性剤(2)を添加する処理を行う、白濁したパイル液の再生方法であり、
該白濁したパイル液は、塩化ビニリデン系樹脂組成物を溶融押出して中空部を有する樹脂(パリソン)の該中空部に貯留して、該パリソンと接触させることで該パリソンを冷却固化させる際に使用した液であることを特徴とする。
前記界面活性剤(2)を添加した後のパイル液中の界面活性剤(1)および(2)の全量が、該パイル液100質量%中に、0.1質量%を超えて0.7質量%未満であることが好ましい。
前記界面活性剤(1)および/または(2)が、ラウリル硫酸ナトリウムを含むことが好ましい。
得られるフィルムが、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムであることが好ましい。
本発明によれば、長期に渡ってインフレーション延伸時の破裂が起こり難く、かつ、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの密着性、透明性およびガスバリア性を維持しつつ、効率良く、安定して高品質の該ラップフィルムを経済的に製造できる。
また、本発明によれば、環境負荷低減に大きく寄与できる。
図1は、本実施形態の塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの製造工程を示す概略図である。
以下、本発明に係る塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法および該製造方法に用いるパイル液の再生方法の実施形態について詳細に説明する。
[塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム]
本実施形態の塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムは、塩化ビニリデン系樹脂組成物をダイから管状に溶融押出して円筒状に流出した中空部を有するパリソンを作製する工程(押出工程)と、水と相溶して一液化する界面活性剤を含む透明なパイル液を、パリソンの中空部(円筒状の内部)に貯留した状態で、該パリソンと接触させることで該パリソンを冷却固化する工程(冷却固化工程)と、冷却固化したパリソンをインフレーションして塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを得る工程(インフレーション工程)とを含むことで得られる。
該ラップフィルムの厚さは、特に制限はされないが、通常5〜20μmである。
〔塩化ビニリデン系樹脂組成物〕
本実施形態で用いる塩化ビニリデン系樹脂組成物は、具体的には、塩化ビニリデン系樹脂を含むものであり、必要に応じて、各種添加剤を含有していてもよい。該組成物は、例えば、塩化ビニリデン系樹脂と種々の添加剤とを、必要に応じてリボンブレンダー、ヘンシェルミキサー等で均一に混合させて得ることができる。このようにして得られた樹脂組成物は、溶融状態として、押出工程で使用することができる。
添加剤としては、公知の食品包装材料に用いられる、可塑剤、安定剤、抗酸化剤、耐候性向上剤、pH調整剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、防曇剤、フィラー(充填剤)、核剤、抗菌剤、染料又は顔料等の着色剤などが挙げられ、用途に応じて、最適の組み合わせが選択される。また、用途や所望によっては、他の添加剤として滑剤を含有させることができる。他の添加剤としては、有機物質(たとえば、ポリエステル等のオリゴマーや、MBSなど本発明に係る塩化ビニリデン系樹脂と異なる他の(共)重合体でもよい)または無機物質のいずれも使用することができる。
なお、これらの添加剤は、製膜までのいずれの段階で添加してもよい。これらの添加剤は、1種または2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
(塩化ビニリデン系樹脂)
本実施形態で用いる塩化ビニリデン系樹脂は、塩化ビニリデン単位を含むものであれば特に制限されず、塩化ビニリデン単独重合体を使用しても良いし、塩化ビニリデン系共重合体を使用しても良い。塩化ビニリデン系共重合体としては、懸濁重合により得られたものを用いることが好ましく、例えば、塩化ビニリデンと塩化ビニリデンと共重合可能な少なくとも1種のエチレン系不飽和単量体との共重合体であることが好ましい。このようなエチレン系不飽和単量体としては、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸及びこれらの酸のアルキルエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、ビニルアルキルエーテル、ビニルアルキルケトン、アクロレイン、アリルエステル、アリルエーテル、スチレン等のモノエチレン系不飽和単量体;ブタジエン、クロロプレン等のジエン系不飽和単量体及びこれらエチレン系不飽和単量体を二種以上共重合させた共重合体を例示することができる。
これらのなかでも、塩化ビニリデン系樹脂の全構成単位100質量%中、塩化ビニリデンの構成単位を70〜97質量%含むものが好ましく、75〜90質量%含むものがより好ましく、80〜88質量%含むものがさらに好ましい。上記好ましい範囲とすることで、加工性が良好となり、得られるラップフィルムのガスバリア性および密着性もより良好となる傾向にある。
本実施形態の塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムに含まれる塩化ビニリデン系樹脂の含有量は、本発明の効果を奏する限り特に制限されないが、該樹脂ラップフィルム100質量%中、80質量%以上が好ましく、より好ましくは85質量%以上であり、さらに好ましくは90質量%以上である。該範囲とすることで、ラップフィルムとしてより好適な物性を有し、80質量%以上であることにより、可塑剤や熱安定剤等の添加剤量が相対的に減り、可塑剤のブリードアウトによるべたつきや、バリア性の低下、透明性の低下などを抑制できる傾向にある。
(添加剤)
・可塑剤
可塑剤としては、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、例えば、アセチルクエン酸トリブチル(ATBC)、グリセリンジアセチルモノラウレート(GDAML)、ジブチルセバケート(DBS)、ジオクチルセバケート及びジアセチル化モノグリセライド(DALG)等が挙げられる。本発明では、該白濁したパイル液を透明なパイル液へ好適に処理できるとの理由から、可塑剤としては、ATBC、DALGを含むことが好ましい。
可塑剤は、単量体質量基準の含有量が通常500〜100000ppm、多くの場合5000〜80000ppmの割合で用いられる。
・安定剤
安定剤としては、従来、塩化ビニリデン系樹脂に含有されている安定剤を使用することができる。例えば、エポキシ化大豆油(ESBO)またはエポキシ化亜麻仁油(ELO)等のエポキシ化油;脂肪酸アルキルエステルのアミド誘導体;水酸化マグネシウム;ピロリン酸四ナトリウムなどが挙げられる。本発明では、該白濁したパイル液を透明なパイル液へ好適に処理できるとの理由から、安定剤としては、ESBOを含むことが好ましい。
安定剤は、単量体質量基準の含有量が通常300〜50000ppm、多くの場合1000〜40000ppmの割合で用いられる。
・抗酸化剤
抗酸化剤としては、従来、塩化ビニリデン系樹脂に含有されている抗酸化剤を使用することができる。例えば、トリエチレングリコールビス−3−(3−ターシャリブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート等のフェノール系抗酸化剤;ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート等のアルキル基の炭素数が12〜18のチオジプロピオン酸アルキルエステル;トリスノニルフェニルホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト等のホスファイト系抗酸化剤;などが挙げられる。好ましくはトリエチレングリコールビス−3−(3−ターシャリブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネートとチオジプロピオン酸アルキルエステルの併用である。
抗酸化剤は、単量体質量基準の含有量が通常5〜50000ppm、多くの場合15〜10000ppmの割合で用いられる。なお、抗酸化剤の一部を予め重合系に存在させて重合を開始することが好ましい。また、抗酸化剤を重合系に添加することによって、重合反応を停止させることもできる。
〔塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法および白濁したパイル液の再生方法〕
本実施形態では、透明なパイル液を用いた冷却固化工程を含む。パイル液は、パリソンの冷却固化や、パリソンの開口剤(抗ブロッキング剤)としての潤滑効果を機能し得る。また、パイル液は一液化しているので、塗布斑の発生が抑制される。
該パイル液は、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの製造開始時および製造時において、透明な液体であるが、ラップフィルムの製造に伴って、白濁化する場合がある。パイル液が白濁化する原因は必ずしも明らかではないが、ラップフィルムの製造に用いられる添加剤や、塩化ビニリデン系樹脂組成物に含まれる可塑剤等の添加剤がダイの出口で気化した後にパイル液で冷却され、水中に存在する金属イオンなどと共に凝縮することが原因と考えられる。
白濁前の透明なパイル液は、水と、水と相溶して一液化する界面活性剤とを含む。該界面活性剤の濃度は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、パイル液中の界面活性剤の全量が該パイル液100質量%中に、0.1質量%より大きく0.7質量%未満であることが好ましい。界面活性剤の濃度が0.1質量%未満では、パイル液が白濁し易く、インフレーション延伸時に破裂を引き起こし易くなる。該濃度が0.7質量%を超えると、該パイル液中の界面活性剤などが、冷却固化工程にてパリソン中に付着し、フィルムに混入する可能性が高まり、該ラップフィルムの密着性、透明性およびガスバリア性が悪化するおそれがある。
パイル液に含まれる界面活性剤としては、本発明の効果を奏し、水と相溶して一液化する界面活性剤である限り特に限定されない。このような界面活性剤としては、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、変性シリコーンオイルなどが挙げられる。これらの中でも、パイル液の白濁化をより抑制でき、低濃度でも界面活性の効果が得られ、パリソンへの界面活性剤などの付着を抑制できることから、アルキル硫酸エステル塩、特にラウリル硫酸ナトリウムが好適に使用できる。これらの界面活性剤は、単独でまたは2種以上を適宜混合して用いることができる。
このような透明なパイル液を用いることで、長期に渡ってインフレーション延伸時の破裂が起こり難く、かつ、密着性、透明性、及びガスバリア性に優れると共に、製造適性に優れる物性を有する高品質な塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを、効率的に、再現性よく且つ比較的に低コストで安定して得ることができる。
一方、本発明では、該透明なパイル液が白濁した場合には、該白濁したパイル液に、該白濁したパイル液が透明なパイル液になるまで、水と相溶して一液化する界面活性剤(2)を添加する工程を含む。得られた透明なパイル液は、再度、パイル液としての効果を奏し、該パイル液を用いても、インフレーション延伸時の破裂が起こり難く、密着性、透明性、及びガスバリア性に優れる塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを効率的に長期に渡って得ることができる。また、通常、白濁したパイル液は廃棄処分となるが、本発明では白濁化したパイル液を再生させ再利用できるので、環境負荷低減およびコストの観点からも好適である。
界面活性剤(2)を添加することでパイル液として再生できる理由は必ずしも明らかではないが、本発明者らは、パイル液中の界面活性剤の濃度が高くなると、水中に分散したATBCやDALGなどの添加剤を取り囲むミセルが形成し易くなり、界面での光の反射が低減されるためと推定している。
本発明において、白濁したパイル液とは、JIS K7136に準拠して測定したパイル液のヘイズ値が15%以上の液体のことを指し、透明なパイル液とは、JIS K7136に準拠して測定したパイル液のヘイズ値が15%未満の液体のことを指す。該工程において、『白濁したパイル液が透明なパイル液になるまで』とは、白濁のパイル液が、該ヘイズ値が15%未満の透明なパイル液になるまでを意味する。
該工程において、界面活性剤(2)を添加するが、該界面活性剤(2)は、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの製造開始時および製造時における、透明なパイル液に含まれる界面活性剤(1)と同じであっても異なっていてもよい。好ましくは、より白濁化を抑制でき、新たな白濁化も好適に抑制でき、経済性の理由から、界面活性剤(1)と同じ界面活性剤(2)を添加することである。なお、界面活性剤(1)および(2)に対する例示および好ましい界面活性剤は、前述と同じである。
また、該工程において、白濁したパイル液は、白濁したパイル液を透明化したパイル液が、再び白濁化したパイル液であってもよい。該再び白濁化したパイル液には、少なくとも、ラップフィルムの製造開始時に用いた界面活性剤(1)と、透明化のために添加した界面活性剤(2)が含まれる。また、該再び白濁化したパイル液には、その他の成分として、たとえば、塩化ビニリデン系樹脂組成物に含まれる可塑剤等の添加剤や、水中に存在する金属イオンなどが含まれる場合もある。このように一度白濁化したパイル液であっても、本発明の製造方法および再生方法によれば、該パイル液を透明化して、再利用することもできる。
添加の方法は特に限定されず、界面活性剤(2)を直接白濁したパイル液に投入してもよいし、界面活性剤(2)を水などの溶媒に溶解した溶液として、該溶液(A)をパイル液に投入してもよいが、透明化への即効性の点から、該溶液(A)をパイル液に投入することが好ましい。また、パイル液は、通常、循環チューブを介して循環されているので、該循環の途中に液相などを設けて、その液相の中に投入してもよい。
界面活性剤の添加量も本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、界面活性剤(2)を添加した後のパイル液中の界面活性剤(1)および(2)の全量が、該パイル液100質量%中に、0.1質量%を超えて0.7質量%未満であるように添加することが好ましい。該範囲の理由については、前述の通りである。
(塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの製造方法)
以下、図1を参照しつつ、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの製造方法について説明する。
図1は、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムの製造工程を示す原反製造装置の概略構成図である。原反製造装置1は、溶融された原料を押し出す押出機(2)と、押出機(2)から押し出されたパリソン(筒状樹脂)(3)を冷却する冷却装置(4)と、冷却されたパリソン(3)を延伸して筒状フィルム(5)とする延伸装置(6)と、延伸された筒状フィルム(5)に掛けられた応力を和らげる緩和装置(7)と、筒状フィルム(5)を巻き取る巻取装置(8)とを備えている。
原反製造装置1には、原料タンク(不図示)から供給された原料が、ホッパー(9)に導入される。ホッパー(9)に導入された原料は、ホッパー(9)の下端からスクリュー(10)の一端に導入され、スクリュー(10)の軸線回りの回転により、溶融しながらダイ(11)に向けて圧送される。ダイ(11)に到達した溶融原料は、ダイ(11)から約190℃の溶融樹脂となって押し出されてパリソン(3)となる(押出工程)。
ダイ(11)から押し出しされたパリソン(3)は、冷却バス(12)に貯留されている冷却水(13)に投入され、冷却される(冷却工程)。
冷却水(13)に投入されたパリソン(3)の内部には、循環チューブ(不図示)を介してパイル液(14)が循環して供給される。パイル液(14)は、界面活性剤が添加された透明な水道水が使用される。パリソン(3)は、第1ピンチローラー(15)に挟圧されて扁平となる。扁平なパリソン(3)の内部には、表面に付着する程度のパイル液(14)が残留している。第1ピンチローラー(15)を通過した扁平なパリソン(3)は、冷却水(13)内にあるうちは引き続き冷却され、その後、第2ピンチローラー(16)を通過する。
第2ピンチローラー(16)を通過した扁平なパリソン(3)は、延伸装置(6)において内部に空気が入り、空気の内圧によって二軸延伸され、筒状フィルム(5)となる(延伸工程)。その後、筒状フィルム(5)は、第3ピンチローラー(17)によって扁平にされる。
第3ピンチローラー(17)を通過した扁平な筒状フィルム(5)は、第3ピンチローラー(17)の回転速度よりも第4ピンチローラー(18)の回転速度を下げることにより、延伸工程において作用した応力が和らげられる(緩和工程)。
第4ピンチローラー(18)を通過した扁平な筒状フィルム(5)は、巻取りローラー(19)に装着されたボビンに巻き取られる(巻取工程)。巻き取られた筒状フィルム(5)は、裁断刃により製品となる幅に裁断されて帯状フィルムとなり、さらに任意の長さで巻き取られる(不図示)。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。実施例及び比較例で用いた測定方法及び評価方法は以下の通りである。
《白濁の測定》
日本電飾工業(株)のHaze Meter(濁度計)NDH2000に液体測定用のセルをセットして、パイル液のHaze値をJIS K7136に準拠して測定し、15%以上を白濁、15%未満を透明と判断した。
《密着性の評価》
ラップフィルムの密着性は、湯飲み茶碗にフィルムをパイル液が接触した面で覆い被せた後、フィルムの剥がれ具合を見て判断した。
評価:
〇:剥れなし。
×:剥れあり。
[実施例1]
重合するモノマーとして、塩化ビニリデン(VD)と塩化ビニル(VC)とを塩化ビニリデン:塩化ビニル=82:18(質量比)で混合し、更に添加剤として、塩化ビニリデン(VD)と塩化ビニル(VC)の100質量部に対して、ATBC、DALG、ESBOを合計で8質量部を加え、常法に従って重合し、塩化ビニリデン系樹脂組成物を作製した。ついで、真空ホッパーを備える径100mmの単軸押出機を使用して、温度190℃で環状に溶融押出し、温度10℃の冷却槽で急冷した後、室温でインフレーション二軸延伸を行って、厚み10μmのラップフィルムを得た。該製法において、パイル液は、ラウリル硫酸ナトリウム(花王株式会社製のエマール(登録商標)2Fペースト)を水道水に0.2質量%添加したものを用いた。
該製法において用いた41時間経過後のパイル液について、白濁の測定を行った。
[実施例2]
界面活性剤濃度を0.3質量%とした以外は実施例1と同様に塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作成し、41時間経過後のパイル液について評価した。
[実施例3]
界面活性剤濃度を0.5質量%とした以外は実施例1と同様に塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作成し、65時間経過後のパイル液について評価した。
[実施例4]
界面活性剤濃度を0.6質量%とした以外は実施例1と同様に塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作成し、41時間経過後のパイル液について評価した。
[比較例1]
界面活性剤濃度を0.1質量%とした以外は実施例1と同様に塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作成し、42時間経過後のパイル液について評価した。
[比較例2]
界面活性剤濃度を0.7質量%とした以外は実施例1と同様に塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作成し、41時間経過後のパイル液について評価した。
表1に各実施例および各比較例の結果を示す。
Figure 0006739202
[実施例5]
比較例1のパイル液に界面活性剤の濃度が0.2質量%になるまでラウリル硫酸ナトリウムを添加した結果、パイル液は透明になった。
該パイル液を用いて塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作製し、評価したところ、得られたラップフィルムの密着性の評価結果は「○」であった。
[実施例6]
比較例1のパイル液に界面活性剤の濃度が0.3質量%になるまでラウリル硫酸ナトリウムを添加した結果、パイル液は透明になった。
該パイル液を用いて塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作製し、評価したところ、得られたラップフィルムの密着性の評価結果は「○」であった。
[実施例7]
比較例1のパイル液に界面活性剤の濃度が0.6質量%になるまでラウリル硫酸ナトリウムを添加した結果、パイル液は透明になった。
該パイル液を用いて塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムを作製し、評価したところ、得られたラップフィルムの密着性の評価結果は「○」であった。
本発明によれば、環境負荷の低減が図れ、効率良く、安定して高品質の該ラップフィルムを経済的に製造できる。
本発明の塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムは食品等の簡易包装等のラップ用途のフィルムとして広く且つ有効に利用可能である。
1 原反製造装置1
2 押出機
3 パリソン(筒状樹脂)
4 冷却装置
5 筒状フィルム
6 延伸装置
7 緩和装置
8 巻取装置
9 ホッパー
10 スクリュー
11 ダイ
12 冷却バス
13 冷却水
14 パイル液
15 第1ピンチローラー
16 第2ピンチローラー
17 第3ピンチローラー
18 第4ピンチローラー
19 巻取りローラー

Claims (5)

  1. 塩化ビニリデン系樹脂組成物を溶融押出して中空部を有する樹脂(パリソン)を得る押出工程と、
    該パリソンを、該中空部に貯留された、水と相溶して一液化する界面活性剤(1)を含む透明なパイル液に接触させて冷却固化する工程と、
    該冷却固化後のパリソンをインフレーションする工程を含み、
    該透明なパイル液が白濁した場合には、該白濁したパイル液に、該白濁したパイル液が透明なパイル液になるまで、水と相溶して一液化する界面活性剤(2)を添加する工程を含
    前記白濁したパイル液は、JIS K7136に準拠して測定したヘイズ値が15%以上であり、
    前記透明なパイル液は、JIS K7136に準拠して測定したヘイズ値が15%未満であり、
    前記界面活性剤(2)を添加した後のパイル液中の界面活性剤(1)および(2)の全量が、該パイル液100質量%中に、0.1質量%を超えて0.7質量%未満である、
    塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法。
  2. 前記界面活性剤(1)および/または(2)が、ラウリル硫酸ナトリウムを含む、請求項に記載の塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法。
  3. 得られるフィルムが、塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルムである、請求項1または2に記載の塩化ビニリデン系樹脂フィルムの製造方法。
  4. 水と相溶して一液化する界面活性剤(1)を含む白濁したパイル液に、水と相溶して一液化する界面活性剤(2)を添加する処理を行う、白濁したパイル液の再生方法であり、
    該白濁したパイル液は、塩化ビニリデン系樹脂組成物を溶融押出して中空部を有する樹脂(パリソン)の該中空部に貯留して、該パリソンと接触させることで該パリソンを冷却固化させる際に使用した液であ
    前記白濁したパイル液の、JIS K7136に準拠して測定したヘイズ値が15%以上であり、
    前記界面活性剤(2)を添加した後のパイル液中の界面活性剤(1)および(2)の全量が、該パイル液100質量%中に、0.1質量%を超えて0.7質量%未満である、
    ことを特徴とする白濁したパイル液の再生方法。
  5. 前記界面活性剤(1)および/または(2)が、ラウリル硫酸ナトリウムを含む、請求項に記載の白濁したパイル液の再生方法。
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