JP6735608B2 - テープの自動スプライシング装置およびテープの自動セット装置 - Google Patents

テープの自動スプライシング装置およびテープの自動セット装置 Download PDF

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Description

本発明は、テープの情報を自動的に検知できるテープの自動スプライシング装置およびテープの自動セット装置に関する。
例えば、特許文献1には、一定の間隔で部品収納用のキャビティが設けられたテープを自動的に装填可能なテープフィーダが記載されている。この自動装填は、テープに対して複数の光学式のセンサを用いて、テープの情報としてテープの先端位置、隣り合うキャビティ間のピッチおよびキャビティ内の部品の有無等を検出して行われる。
特表2005−539370号公報
特許文献1に記載の装置は、複数の光学式のセンサでテープの情報を検出する必要があるので、複雑な構成となる傾向にある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成でテープの情報を自動的に効率よく検知できるテープの自動スプライシング装置およびテープの自動セット装置を提供することにある。
本発明のテープの自動スプライシング装置は、一定の間隔で部品収納用のキャビティが設けられ先端側に複数の空のキャビティを有するテープを所定のピッチで送り、且つ、前記所定ピッチ以上の間隔で複数の原点位置を備えるテープ送り機構と、前記テープ送り機構の複数の原点位置のそれぞれを検出する原点位置検出器と、前記テープに対し光を透過させて透過光量を検出する光量検出器と、前記テープ送り機構で送られる前記テープの先端を、前記光量検出器による検出光量に基づいて検知する先端検知部と、前記先端検知部により前記テープの先端が検知された時の前記テープ送り機構の第一位置、及び、前記先端検知部による先端検知直前における前記テープ送り機構の第一原点位置に基づいて、前記第一原点位置と一定の位置関係を有するテープ基準位置を決定する基準位置決定部と、前記基準位置決定部による前記テープ基準位置の決定後に、前記光量検出器による前記空のキャビティの検出周期に基づいて前記キャビティの間隔を演算する間隔演算部と、前記光量検出器による検出光量が前記空のキャビティの検出光量以下となる現象が連続したとき、当該検出光量を最初に検出した前記キャビティを前記部品が収納されている部品収納キャビティと判断し、前記キャビティの間隔から前記部品収納キャビティの開始位置を求める部品検知部と、前記部品収納キャビティの開始位置及び前記キャビティの間隔に基づいて切断位置に位置決めされた前記テープの切断箇所を切断する切断装置と、を備える。
また、本発明のテープの自動セット装置は、一定の間隔で部品収納用のキャビティが設けられ先端側に複数の空のキャビティを有するテープを所定のピッチで送り、且つ、前記所定ピッチ以上の間隔で複数の原点位置を備えるテープ送り機構と、前記テープ送り機構の複数の原点位置のそれぞれを検出する原点位置検出器と、前記テープに対し光を透過させて透過光量を検出する光量検出器と、前記テープ送り機構で送られる前記テープの先端を、前記光量検出器による検出光量に基づいて検知する先端検知部と、前記先端検知部により前記テープの先端が検知された時の前記テープ送り機構の第一位置、及び、前記先端検知部による先端検知直前における前記テープ送り機構の第一原点位置に基づいて、前記第一原点位置と一定の位置関係を有するテープ基準位置を決定する基準位置決定部と、前記基準位置決定部による前記テープ基準位置の決定後に、前記光量検出器による前記空のキャビティの検出周期に基づいて前記キャビティの間隔を演算する間隔演算部と、前記光量検出器による検出光量が前記空のキャビティの検出光量以下となる現象が連続したとき、当該検出光量を最初に検出した前記キャビティを前記部品が収納されている部品収納キャビティと判断し、前記キャビティの間隔から前記部品収納キャビティの開始位置を求める部品検知部と、前記部品検知部によって求められた前記部品収納キャビティの開始位置を前記テープフィーダの部品供給位置に位置決めするよう前記テープ送り機構を制御する制御装置と、を備える。
本発明によれば、テープの先端が検知された時のテープ送り機構の第一位置と先端検知部による先端検知直前におけるテープ送り機構の第一原点位置に基づいて、テープ送り機構の第一原点位置と一定の位置関係を有するテープ基準位置を決定しているので、テープの自動スプライシング装置およびテープの自動セット装置におけるサイクルタイムを短縮して生産効率を向上できる。
本実施形態のテープの自動検知装置が適用される自動スプライシング装置の全体を示す斜視図である。 自動スプライシング装置の内部構造を示す正面図である。 スプライシングされるキャリアテープを示す平面図である。 図3Aに示すキャリアテープを側方から見た図である。 スプライシングされる別種のキャリアテープを示す平面図である。 キャリアテープが巻回されたリールを着脱可能なテープフィーダを示す図である。 自動スプライシング装置の制御装置を示す図である。 自動スプライシング装置におけるテープの自動検知動作を説明するためのフローチャートである。 第1、第2スプロケット、第1、第2原点位置検出装置、及び第1、第2光量検出装置の配置状態と、キャリアテープの送り状態を示す図である。 先端検知直前の第1テープ送り装置の第一原点位置の検出状態を示し、当該状態における第1スプロケット及びキャリアテープを示す図である。 先端検知状態を示し、当該状態における第1スプロケット及びキャリアテープを示す図である。 先端検知直後の第1テープ送り装置の原点位置の検出状態を示し、当該状態における第1スプロケット及びキャリアテープを示す図である。 本実施形態のテープの自動検知装置が適用されるテープの自動セット装置の全体を示す斜視図である。
(テープの自動検知装置が適用される装置)
本実施形態のテープの自動検知装置は、一定の間隔で部品収納用のキャビティが設けられるキャリアテープの情報、すなわちキャリアテープの有無、隣り合うキャビティ間のピッチ(間隔)、キャビティ内の部品の有無等を自動的に検知できる装置である。このテープの自動検知装置が適用される装置としては、例えば自動スプライシング装置がある。自動スプライシング装置は、部品実装機の部品供給装置に装着されたテープフィーダに装着されている現リールに巻回されたキャリアテープの終端部を、交換する次リールに巻回されたキャリアテープの始端部に自動的に接続する装置である。
(キャリアテープ及びテープフィーダの構成)
先ず、キャリアテープ及びテープフィーダについて説明する。図3A,図3Bに示すように、キャリアテープTcは、所定の幅で細長く形成され、長手方向に複数のキャビティCtが所定のピッチPtで形成される。これらのキャビティCtには、回路基板に実装される部品eがそれぞれ収納される。キャビティCtの上部は開口され、キャリアテープTcの表面に貼り付けられるトップテープTtによって覆われる。キャリアテープTcの幅方向の一端側には、長手方向に送り穴Hcが一定のピッチPcで形成される。なお、本実施形態では、先端側に部品eが収納されていない複数の空のキャビティCtの部分が連なるキャリアテープTcが用いられる。
キャリアテープTcは、部品eのサイズ等によってキャビティCtのピッチPt及びサイズが異なるが、送り穴HcのピッチPc及びサイズは同一である。キャビティCtと送り穴Hcとは、一定の位置関係に配置され、図3A,図3Bに示すキャリアテープTcは、送り穴Hcと同一の位置及び隣り合う送り穴Hcの中間位置にそれぞれ1つのキャビティCtが存在するように所定ピッチPt(=Pc/2)で形成される。また、図3Cに示すキャリアテープTccは、隣り合う送り穴Hcの中間位置に1つのキャビティCttが存在するように所定ピッチPtt(=Pc)で形成される。
図4に示すように、テープフィーダ10には、キャリアテープTcを巻回したリール11が着脱可能に取り付けられる。テープフィーダ10には、リール11に巻回されたキャリアテープTcを定量ずつ送り出して、部品eをテープフィーダ10の先端部に設けられる部品供給位置12に1個ずつ供給するテープ送り機構13が内蔵される。テープ送り機構13は、テープフィーダ10の本体に回転可能に支持され、キャリアテープTcの送り穴Hcに係合するスプロケット14と、スプロケット14を回転させる図略のモータ等とを備える。
(自動スプライシング装置の構成)
次に、自動スプライシング装置について説明する。図1に示すように、自動スプライシング装置20は、箱状の筺体21と、筺体21の上面を上下方向(図示矢印方向)に開閉可能な蓋体22とを備える。自動スプライシング装置20は、図略の台車等に載置されて部品実装機の部品供給装置に装着されたフィーダ間を移動可能に構成される。蓋体22は、スプライシング時には閉じられ、スプライシング後のキャリアテープTcの取り出し時に開かれる。
図2に示すように、自動スプライシング装置20の筺体21内には、第1、第2テープ送り装置50,51と、第1、第2原点位置検出装置63a,63bと、第1、第2光量検出装置52,53と、第1、第2切断装置54,55と、第1、第2取込装置56,57と、接合装置58と、制御装置59(図1参照)等とが配置される。
本実施形態のテープの自動検知装置は、第1、第2テープ送り装置50,51(テープ送り機構)と、第1、第2原点位置検出装置63a,63b(原点位置検出器)と、第1、第2光量検出装置52,53(光量検出器)と、制御装置59(図5に示す先端検知部94、基準位置決定部95、間隔演算部96、閾値決定部97、部品検知部98)とで構成される。
第1、第2テープ送り装置50,51は、筺体21内及び蓋体22内の両側にそれぞれ配置される。そして、第1、第2原点位置検出装置63a,63bは、第1、第2テープ送り装置50,51の後述する第1、第2スプロケット61a,61bの下方にそれぞれ配置され、第1、第2光量検出装置52,53は、第1、第2テープ送り装置50,51の後述する第1、第2搬送経路60a,60bの第1、第2検知位置Ld1,Ld2を挟んで上下に対向するようにそれぞれ配置される。
また、第1、第2切断装置54,55は、第1、第2テープ送り装置50,51の間の第1、第2切断位置Lf1,Lf2にそれぞれ配置され、第1、第2取込装置56,57は、第1、第2切断装置54,55の間の第1、第2切断位置Lf1,Lf2とスプライシング位置LSとの間にそれぞれ配置され、接合装置58は、第1、第2取込装置56,57の間に配置される。
第1、第2テープ送り装置50,51は、筺体21両側面から中央に向かって水平方向に延在するように設けられる第1、第2搬送経路60a,60bと、第1、第2搬送経路60a,60bの下方に配置される第1、第2スプロケット61a,61bと、第1、第2スプロケット61a,61bに連接される第1、第2ギヤモータ62a,62bと、第1、第2搬送経路60a,60bの上方に配置される第1、第2テープ検知装置64a,64b等とを備える。
第1、第2切断装置54,55は、第1、第2切断位置Lf1,Lf2に設けられる第1、第2カッター68a,68bと、第1、第2カッター68a,68bを上下動させる図略の上下動機構等とを備える。第1、第2切断装置54,55は、キャリアテープTcの切断箇所において不要部分を切断可能に構成される。
第1、第2取込装置56,57は、第1、第2切断位置Lf1,Lf2とスプライシング位置LSとの間に設けられる第1、第2取込部材75a,75bと、第1、第2取込部材75a,75bを駆動する図略の駆動機構等とを備える。第1、第2取込装置56,57は、キャリアテープTcの切断された不要部分をそれぞれ取り込み可能に構成される。
接合装置58は、第1切断装置54と第2切断装置55との間に設けられ、第1、第2搬送経路60a,60bの一部をなす搬送経路60が形成される。接合装置58は、搬送経路60に沿って搬送され、搬送経路60の中央のスプライシング位置LSにて切断箇所が突き合わされているキャリアテープTcを接続可能に構成される。
自動スプライシング装置20においては、図2の左右より、スプライシングすべき2つのキャリアテープTcが、第1、第2テープ送り装置50,51でそれぞれ所定のピッチで送り込まれ、上記テープの自動検知装置で各キャリアテープTcの情報、すなわちキャリアテープTcの有無、隣り合うキャビティCt間のピッチPt(以下、キャビティCtのピッチPtという)、キャビティCt内の部品eの有無(部品収納キャビティCt、空キャビティCtという)等が検知される。
そして、先端側に連なる複数の空キャビティCtの部分が、第1、第2切断装置54,55の第1、第2カッター68a,68bでそれぞれ切断され、切断された空キャビティCtの部分は、第1、第2取込装置56,57の第1、第2取込部材75a,75bにそれぞれ取り込まれる。そして、2つのキャリアテープTcを接続する図略のスプライシングテープを貼付した保護テープが、キャリアテープTcの送り方向に直交する方向より送り込まれ、2つのキャリアテープTcの切断端部同士が、接合装置58でスプライシングテープによって互いに接続される。
(テープの自動検知装置の構成)
次に、自動スプライシング装置20における本実施形態のテープの自動検知装置について詳述する。図2に示すように、第1、第2テープ送り装置50,51の第1、第2搬送経路60a,60bは、キャリアテープTcの幅より若干広い幅を有し、筺体21の両側面に設けられる第1、第2テープ入口84a,84bから第1、第2切断装置54,55の後述する第1、第2カッター68a,68bによるキャリアテープTcの第1、第2切断位置Lf1,Lf2まで一直線に延びる溝状に形成される。
図7に示すように、第1、第2スプロケット61a,61bの周縁には、キャリアテープTcの送り穴HcのピッチPcと同一ピッチの複数の第1、第2歯67a,67bが形成される。本実施形態では、第1、第2歯67a,67bは、キャリアテープTcの送りピッチ以上の間隔で形成される。第1、第2スプロケット61a,61bは、回転している第1、第2歯67a,67bのうち最上部に回転してきた第1、第2歯67au,67buと、第1、第2搬送経路60a,60bに沿って挿入されてくるキャリアテープTcの送り穴Hcdとが噛合可能なように、第1、第2搬送経路60a,60bの下方に配置される。
図2に示すように、第1、第2ギヤモータ62a,62bは、例えば、ステッピングモータであり、連接されている第1、第2スプロケット61a,61bによりキャリアテープTcを所定のピッチで送り、キャリアテープTcの切断箇所の位置制御が可能なモータである。第1、第2テープ検知装置64a,64bは、例えば、タッチセンサであり、筺体21の両側面に設けられた第1、第2テープ入口84a,84bからキャリアテープTcが挿入されたことを、キャリアテープTcの接触により検知するセンサである。
第1、第2原点位置検出装置63a,63bは、例えば、フォトセンサであり、第1、第2スプロケット61a,62bの複数の第1、第2歯67a,67bのうち1つの第1、第2歯67a,67bでセンサ光が遮光されることにより、当該歯67a,67bを検出するセンサである。詳細は後述するが、本実施形態では、第1、第2スプロケット61a,61bの複数の第1、第2歯67a,67bの位置を、それぞれ第1、第2テープ送り装置50,51の原点位置として定義する。よって、第1、第2原点位置検出装置63a,63bは、第1、第2テープ送り装置50,51の複数の原点位置のそれぞれを検出するセンサである。
そして、図7に示すように、第1、第2原点位置検出装置63a,63bは、回転している第1、第2歯67a,67bのうち最下部に回転してきた第1、第2歯67ad,67bd(原点位置)を検出したとき、回転している第1、第2歯67a,67bのうち最上部に回転してきた第1、第2歯67au,67buと、第1、第2搬送経路60a,60bに沿って挿入されてくるキャリアテープTcの送り穴Hcdとが噛合するように配置される。
図2に示すように、第1、第2光量検出装置52,53は、例えば、フォトセンサであり、第1、第2スプロケット61a,62bで送られるキャリアテープTcのキャビティCt等の透過光量を検出するセンサである。第1、第2光量検出装置52,53で検出される光量は、キャリアテープTcで遮光されないとき、すなわち飽和状態では、最大値Lmaxを示し、空キャビティCtでは、キャリアテープTcの種類によって異なり、図3A,図3Bに示すキャリアテープTcの空キャビティCtでは、所定値Laよりも小さい値となり、図3Cに示すキャリアテープTccの空キャビティCttでは、上記所定値Laよりも大きい値となる。
また、隣り合うキャビティCt間のテープ部分及び部品収納キャビティCtでは遮光されるが、キャリアテープTcの種類によって光量の閾値を設定して判断する。つまり、図3A, 図3Bに示すキャリアテープTcでは、上記所定値Laよりも小さい値Lbを閾値として設定し、検出光量が閾値Lb(<La)よりも小さいときは、テープ部分及び部品収納キャビティCtと判断し、図3Cに示すキャリアテープTccでは、上記所定値Laを閾値として設定し、検出光量が閾値Laよりも小さいときは、テープ部分及び部品収納キャビティCttと判断する。
ここで、図7に示すように、第1、第2光量検出装置52,53の検出位置(センサ光軸Sの位置)は、第1、第2原点位置検出装置63a,63bで第1、第2スプロケット61a,62bの第1、第2歯67ad,67bd(原点位置)を検出したとき、キャリアテープTcの送り穴Hcbと同位置に形成されるキャビティCtbが位置するように、すなわちキャビティCtbの透過光量を検出するように配置される。
本実施形態では、第1、第2光量検出装置52,53で検出されるキャビティCtbと同位置の送り穴Hcbの位置を、キャリアテープTcのテープ基準位置(送り穴Hcbの位置)として定義するので、第1、第2テープ送り装置50,51の原点位置(第1、第2歯67ad,67bdの位置)は、キャリアテープTcのテープ基準位置(送り穴Hcbの位置)と一定の位置関係を有することになる。
図5に示すように、制御装置59のテープ検知部90は、テープ送り制御部91と、原点位置検出部92と、光量検出部93と、先端検知部94と、基準位置決定部95と、間隔演算部96と、閾値選択部97と、部品検知部98と、記憶部99等とを備える。
テープ送り制御部91は、第1、第2テープ検知装置64a,64bからキャリアテープTcの検知信号を入力したら、キャビティCtのピッチPc以下、例えば4分の1のピッチPcの送り量Pc/4でキャリアテープTcを送るように、第1、第2テープ送り装置50,51の第1、第2ギヤモータ62a,62bを回転駆動する。そして、基準位置決定部95からテープ基準位置の決定信号を入力したら、当初より増速、例えば2分の1のピッチPcの送り量Pc/2でキャリアテープTcを送るように、第1、第2ギヤモータ62a,62bを回転駆動する。また、記憶部99から読み出した部品収納キャビティCtの開始位置やキャビティCtのピッチPcに基づいて、第1、第2ギヤモータ62a,62bを回転駆動及び回転駆動停止する。
原点位置検出部92は、第1、第2原点位置検出装置63a,63bから入力した第1、第2テープ送り装置50,51の原点位置の検出信号を基準位置決定部95に入力する。光量検出部93は、テープ送り制御部91からキャリアテープTcのピッチ送り信号を入力したら、ピッチ送り毎に第1、第2光量検出装置52,53から光量の検出信号を入力して先端検知部94、間隔演算部96、閾値決定部97及び部品検知部98に入力する。先端検知部94は、光量検出部93から入力した光量の検出信号に基づいて、第1、第2テープ送り装置50,51で送られるキャリアテープTcの先端を検知し、当該検知信号を基準位置決定部95に入力する。
基準位置決定部95は、詳細は後述するが、先端検知部94からキャリアテープTcの先端の検知信号を入力した時の第1、第2テープ送り装置50,51の第一位置及び先端検知部94による先端検知直前における第1、第2テープ送り装置50,51の第一原点位置に基づいて、第一原点位置と一定の位置関係を有するテープ基準位置を決定し、当該決定信号をテープ送り制御部91及び間隔演算部96に入力する。
ここで、第一位置及び第一原点位置に基づくテープ基準位置の決定動作について図8〜10を参照して説明する。なお、自動スプライシング装置20の両側から挿入されるキャリアテープTcに対するテープ基準位置の決定動作は同一であるため、以下の説明では図2の右側から挿入される図3A,図3Bに示すキャリアテープTcに対するテープ基準位置の決定動作を説明する。また、本実施形態では、図8に示すように、キャリアテープTcのテープ先端Thは、仮想線(一点鎖線)で示す送り穴HcのキャビティCtと当該キャビティCtに隣り合うキャビティCtとの間のテープ部分とする。
図8は、キャリアテープTcの先端検知直前の第一原点位置の検出状態を示す。この状態では、第1原点位置検出装置63aで第1スプロケット61aの最下部の第1歯67ad1を検出したとき、すなわち第1スプロケット61aの最上部の第1歯67au1とキャリアテープTcの送り穴Hcd1とが噛合したときのキャリアテープTcのテープ先端Thの位置は、第1光量検出装置52の検出位置(センサ光軸Sの位置)から4分の1ピッチ(Pc/4)分だけ搬送上流側に離間している。なお、第1歯67ad1の次に検出される第1歯67aには符号67ad1を付け、第1歯67au1の次に送り穴Hcd2と噛合する第1歯67aには符号67au1を付けて以下説明する。
図9は、キャリアテープTcの先端検知状態を示す。つまり、第1スプロケット61aが、図8の第一原点位置の検出(第1歯67ad1を検出)状態から距離Pc/4だけ回転し、キャリアテープTcが、距離Pc/4だけ進み、テープ先端Thが第1光量検出装置52の検出位置(センサ光軸Sの位置)に達した状態を示す。このときの第1歯67ad1の位置を第一位置とする。
基準位置決定部95は、第一原点位置、すなわち第1歯67ad1が第1原点位置検出装置63aで検出された位置と、第一位置、すなわち第1歯67ad1が第1原点位置検出装置63aで検出されてから距離Pc/4だけ回転した位置とから、第一原点位置から第一位置までのキャリアテープTcの送り量、すなわち距離Pc/4を求める。そして、隣り合う原点位置の間隔、すなわち距離Pcと、第一原点位置から第一位置までのキャリアテープTcの送り量、すなわち距離Pc/4との差、すなわち距離3Pc/4を求める。そして、求めた距離3Pc/4だけキャリアテープTcを図9の状態から送ったとき、第1光量検出装置52の検出位置(センサ光軸Sの位置)に位置するキャリアテープTcのキャビティCtと同位置の送り穴Hcの位置を、第一原点位置と一定の関係を有するテープ基準位置として決定する。
図10は、キャリアテープTcがテープ基準位置に位置する状態を示す。この状態は、第1原点位置検出装置63aで第1スプロケット61aの第1歯67au1の次に回転してくる最下部の第1歯67ad2を検出し、第1スプロケット61aの第1歯67au1の次に回転してくる最上部の第1歯67au2とキャリアテープTcの送り穴Hcd1の次に送られてくる送り穴Hcd2とが噛合しており、キャリアテープTcの先端検知直後の原点位置の検出状態を示す。このときのキャリアテープTcのテープ先端Thの位置は、第1光量検出装置52の検出位置(センサ光軸Sの位置)から4分の3ピッチ(3Pc/4)分だけ搬送下流側に離間している。よって、テープ基準位置は、第1光量検出装置52の検出位置(センサ光軸Sの位置)に位置するキャビティCtbと同位置に形成される送り穴Hcd0の位置となる。
間隔演算部96は、基準位置決定部95からキャリアテープTcの基準位置の決定信号を入力した後、光量検出部93から入力した検出光量及び閾値決定部97から入力した閾値に基づいて、キャリアテープTcの空キャビティCtを検出し、当該検出周期に基づいてキャビティCtのピッチPcを演算して記憶部99に記憶する。
閾値決定部97は、光量検出部93から入力した検出光量に基づいて、記憶部99に予め記憶されている空キャビティCtとテープ部分(隣り合うキャビティCt間の部分)及び部品収納キャビティCtとを判別する所定の閾値を決定する。部品検知部98は、間隔演算部96からキャビティCtのピッチPcの算出信号を入力した後、光量検出部93から入力した検出光量及び閾値決定部97から入力した閾値に基づいて、キャリアテープTcの部品収納キャビティCtを検出し、当該部品収納キャビティCtの開始位置を記憶部99に記憶する。
記憶部99には、空キャビティCtとテープ部分(隣り合うキャビティCt間の部分)及び部品収納キャビティCtとを判別するための複数の光量の閾値が予め記憶される。すなわち、第1、第2光量検出装置52,53で検出される空のキャビティCtの光量がLcの場合(キャリアテープTcの場合)に使用する閾値Lb(<Lc)及び空のキャビティCttの光量がLccの場合(キャリアテープTccの場合)に使用する閾値La(<Lcc)が予め記憶される。また、記憶部99は、間隔演算部96から入力されるキャビティCtのピッチPcや部品検知部98から入力される部品収納キャビティCtの開始位置を記憶する。
(テープの自動検知動作)
次に、自動スプライシング装置20におけるテープの自動検知動作について図6のフローチャートを参照して説明する。なお、自動スプライシング装置20の両側から挿入されるキャリアテープTcに対する自動検知動作は同一であるため、以下の説明では図2の右側から挿入される図3A,図3Bに示すキャリアテープTcに対する自動検知動作を説明する。
制御装置59は、第1テープ入口84aからキャリアテープTcが挿入されたか否かを確認し(図6のステップS1)、キャリアテープTcが第1テープ入口84aから挿入されたら、第1スプロケット61aの回転駆動を開始してキャリアテープTcをピッチ送りする(図6のステップS2)。
具体的には、テープ送り制御部91は、第1テープ検知装置64aからキャリアテープTcの検知信号を入力したら、第1ギヤモータ62aを回転駆動してキャリアテープTcをキャビティCtのピッチPc以下の送り量、例えば4分の1のピッチPcの送り量Pc/4で送る。
制御装置59は、キャリアテープTcの先端を検知したか否かを確認し(図6のステップS3)、キャリアテープTcの先端を検知したら、第1テープ送り装置50の第一位置及び先端検知直前における第1テープ送り装置50の第一原点位置を検出する(図6のステップS4)。そして、制御装置59は、検出した第一位置及び第一原点位置に基づいて、キャリアテープTcのテープ基準位置を決定する(図6のステップS5)。
具体的には、光量検出部93は、テープ送り制御部91からキャリアテープTcのピッチ送り信号を入力したら、ピッチ送り毎に第1光量検出装置52から光量の検出信号を入力して先端検知部94に入力する。先端検知部94は、光量検出部93からの検出光量が最小値Lminとなったとき、キャリアテープTcの先端の検知信号を基準位置決定部95に入力する。
基準位置決定部95は、先端検知信号を入力した時の第1テープ送り装置50の第一位置、先端検知直前における第1テープ送り装置50の第一原点位置、第一原点位置から第一位置までのキャリアテープTcの送り量及び隣り合う原点位置の間隔に基づいて、テープ基準位置を決定し、当該決定信号をテープ送り制御部91及び間隔演算部96に入力する。
制御装置59は、第1スプロケット61aの回転駆動を当初より速めてキャリアテープTcをピッチ送りし(図6のステップS6)、キャリアテープTcのピッチ送り毎に光量を検出し(図6のステップS7)、空キャビティCtの光量を検出したら(図6のステップS8)、当該検出光量に基づいて、光量の閾値を決定する(図6のステップS9)。
具体的には、テープ送り制御部91は、基準位置決定部95からテープ基準位置の決定信号を入力したら、第1ギヤモータ62aを回転駆動を速めてキャリアテープTcを、例えばキャビティCtのピッチPcの2分の1の送り量Pc/2で送る。閾値決定部97は、光量検出部93からキャリアテープTcのピッチ送り毎に検出光量を入力し、空キャビティCtの光量Lcを入力したら、当該光量Lcに対応する光量の閾値Lbを記憶部99から読み出す。
制御装置59は、空キャビティCtの光量の検出周期を求め(図6のステップS10)、当該検出周期に基づいて、キャビティCtのピッチPcを求めて記憶部99に記憶する(図6のステップS11)。
具体的には、間隔演算部96は、基準位置決定部95から基準位置を入力したら、光量検出部93からキャリアテープTcのピッチ送り毎に検出光量を入力し、空キャビティCtの光量Lcの検出周期を求める。そして、間隔演算部96は、空キャビティCtの光量Lcの検出周期及びキャリアテープTcの送りピッチからキャビティCtのピッチPcを求めて記憶部99に記憶する。
制御装置59は、キャビティCtのピッチPcを求めたら、第1スプロケット61aの回転駆動をさらに速めてキャリアテープTcをピッチ送りし(図6のステップS12)、選択した光量の閾値Lbより小さい光量を検出したら、当該検出光量を連続して検出したか否かを判断し(図6のステップS13)、当該検出光量を連続して検出した場合は、最初に検出したキャビティCtを部品収納キャビティCtと判断し(図6のステップS14)、部品収納キャビティCtの開始位置を求めて記憶部99に記憶する(図6のステップS15)。
具体的には、テープ送り制御部91は、間隔演算部96からキャビティCtのピッチPcの演算完了信号を入力したら、第1ギヤモータ62aを回転駆動を速めてキャリアテープTcを、例えばキャビティCtのピッチPcの送り量Pcで送る。部品検知部98は、光量検出部93からキャリアテープTcのピッチ送り毎に検出光量の入力を継続し、選択した光量の閾値Lbより小さい光量を連続して検出したら、最初に検出したキャビティCtを部品収納キャビティCtと判断し、キャビティCtのピッチPcから部品収納キャビティCtの開始位置を求めて記憶部99に記憶する。以上の処理により、テープの自動検知動作が完了する。
以降、制御装置59は、記憶した部品収納キャビティCtの開始位置及びキャビティCtのピッチPcに基づいて、キャリアテープTcの切断箇所を切断位置に位置決めし、切断、取込、接合のスプライシング動作を行う。
(効果)
本発明のテープの自動検知装置は、一定の間隔Pcで部品収納用のキャビティCtが設けられ先端側に複数の空のキャビティCtを有するキャリアテープTcを所定のピッチで送り、且つ、所定ピッチ以上の間隔Pcで複数の原点位置(複数の第1、第2歯67a,67bの位置)を備えるテープ送り装置50,51と、テープ送り装置50,51の複数の原点位置のそれぞれを検出する原点位置検出装置63a,63bと、キャリアテープTcに対し光を透過させて透過光量を検出する光量検出装置52,53と、テープ送り装置50,51で送られるキャリアテープTcの先端Thを、光量検出装置52,53による検出光量に基づいて検知する先端検知部94と、を備える。さらに、先端検知部94によりキャリアテープTcの先端が検知された時のテープ送り装置50,51の第一位置(第1歯67ad1が第1原点位置検出装置63aで検出されてから距離Pc/4だけ回転した位置)、及び、先端検知部94による先端検知直前におけるテープ送り装置50,51の第一原点位置(第1歯67ad1が第1原点位置検出装置63aで検出された位置)に基づいて、第一原点位置と一定の位置関係を有するテープ基準位置(送り穴Hcd0の位置)を決定する基準位置決定部95と、を備える。
このテープの自動検知装置では、キャリアテープTcの先端Thが検知された時のテープ送り装置50,51の第一位置と先端検知部94による先端検知直前におけるテープ送り装置50,51の第一原点位置に基づいて、テープ送り装置50,51の第一原点位置と一定の位置関係を有するキャリアテープTcの基準位置を決定しているので、テープの自動検知装置が適用される自動スプライシング装置20におけるサイクルタイムを短縮して生産効率を向上できる。
また、基準位置決定部95は、テープ送り装置50,51の第一位置、テープ送り装置50,51の第一原点位置、第一原点位置から第一位置までのキャリアテープTcの送り量、及び、隣り合う原点位置の間隔に基づいて、テープ基準位置を決定しているので、テープ基準位置を容易に決定できる。
また、テープ送り装置50,51は、キャビティCtの間隔が異なる複数種のキャリアテープTc,Tccを送ることが可能であり、先端検知部94は、テープ送り装置50,51が複数種のキャリアテープTc,TccのうちキャビティCtの最小間隔の半分を所定のピッチPc/2としてキャリアテープTcを送る時にキャリアテープTcの先端を検知する。これにより、キャリアテープTcは、小刻みに送られるので、先端検知部94は、種類の異なるキャリアテープTcであってもその先端を確実に検知できる。
また、テープの自動検知装置は、基準位置決定部95によるテープ基準位置の決定後に、光量検出装置52,53による空のキャビティCtの検出周期に基づいてキャビティCtの間隔を演算する間隔演算部96と、を備える。これにより、キャリアテープTcの基準位置を決定後に光量検出を行ってキャビティCtの間隔を演算しているので、キャビティCtの間隔を簡易に求めることができる。
また、テープの自動検知装置は、空のキャビティCtの光量検出装置52,53による検出光量に基づいて、空のキャビティCtと空以外のキャビティCtとを判別する所定の閾値Laを決定する閾値決定部97を備える。これにより、検出光量が閾値Laを超えたか否かで空のキャビティCtと空以外のキャビティCtとを判別できるので、部品eが収納されたキャビティCtを確実に検知できる。
また、閾値決定部97は、空のキャビティCtの光量検出装置52,53による検出光量に基づいて、予め設定されている複数の閾値La,Lbの中から所定の閾値Laを選択する。これにより、複数種類のキャリアテープTc,Tcc等に対し空のキャビティCt,Cttと空以外のキャビティCt,Cttとを判別可能となる。
また、テープ送り装置50,51は、テープ基準位置が光量検出装置52,53の検出位置に位置する時以降において、キャリアテープTcを送る所定のピッチを、基準位置決定部95によるテープ基準位置の決定前の第一ピッチPc/2よりも大きな第二ピッチPcとし、間隔演算部96は、テープ送り装置50,51が第二ピッチPcを所定ピッチとしてキャリアテープTcを送る時にキャビティCtの間隔を演算する。これにより、テープ検知のサイクルタイムを向上できる。
また、テープの自動検知装置は、間隔演算部96によるキャビティCtの間隔の演算後において光量検出装置52,53による検出光量が閾値La以下となる現象が連続したとき、キャビティCtに部品eが収納されていると検知する部品検知部98を備える。これにより、検出光量が閾値Laを超えた回数で判断できるので、部品eが収納されたキャビティCtを確実に検知できる。
また、テープ送り装置50,51は、間隔演算部96がキャビティCtの間隔を演算した時以降において、キャリアテープTcを送る所定のピッチPcを、演算されたキャビティCtの間隔とし、部品検知部98は、テープ送り装置50,51がキャビティCtの間隔を所定ピッチPcとしてキャリアテープTcを送る時に部品eの収納を検知する。これにより、部品eが収納されたキャビティCtの開始位置を簡易且つ確実に求めることができる。
(その他)
上述の実施形態では、テープの自動検知装置が適用される装置として自動スプライシング装置を例に説明したが、例えばテープフィーダにキャリアテープを自動的にセットするテープの自動セット装置に適用することも可能である。すなわち、テープの自動検知装置は、テープフィーダに装着したリールに巻回されているキャリアテープを自動的に引き出し、キャリアテープの先端の部品収納キャビティをテープフィーダの部品供給位置に位置決めする際に適用する。ここで、テープの自動セット装置の概略について説明する。
図11に示すように、テープの自動セット装置30は、リール11から引出されたキャリアテープTcを搬送する送り装置31と、搬送されるキャリアテープTcを案内するガイド32と、送り装置31及びガイド32を支持する支持板33と、支持板33が載置固定される台座34とを備える。作業者は、図略のフィーダ保持台に保持されたテープフィーダ10内に、送り装置31及びガイド32を挿入する。そして、テープフィーダ10のリール11からキャリアテープTcを引出し、キャリアテープTcの先端をガイド32aのテープ入口32aaに持っていく。
センサ39が、キャリアテープTcの先端を検出すると、各ギアモータ38a,38b,38c,38d及びテープフィーダ10のモータを駆動開始し、各駆動ローラ36a,36b,36c,36d及びテープフィーダ10のスプロケット14を回転開始する。そして、作業者が、キャリアテープTcの先端をガイド32aのテープ入口32aaから差込むと、キャリアテープTcは、各駆動ローラ36a,36b,36c,36dにより送り出され、ガイド32a,32bにより案内される。このとき、テープの自動検知装置によりキャリアテープTcの先端の部品収納キャビティCtが検出され、当該部品収納キャビティCtがテープフィーダ10の部品供給位置12に位置決めされる。
本発明のテープの自動検知装置は、テープの情報を自動的に検知してテープを所定の位置に自動的に位置決めする装置に適用可能である。
20:自動スプライシング装置、50:第1テープ送り装置、51:第2テープ送り装置、63a:第1原点位置検出装置、63b:第2原点位置検出装置、52:第1光量検出装置、53:第2光量検出装置、59:制御装置、94:先端検知部、95:基準位置決定部、96:間隔演算部、97:閾値決定部、98:部品検知部

Claims (2)

  1. 一定の間隔で部品収納用のキャビティが設けられ先端側に複数の空のキャビティを有するテープを所定のピッチで送り、且つ、前記所定ピッチ以上の間隔で複数の原点位置を備えるテープ送り機構と、
    前記テープ送り機構の複数の原点位置のそれぞれを検出する原点位置検出器と、
    前記テープに対し光を透過させて透過光量を検出する光量検出器と、
    前記テープ送り機構で送られる前記テープの先端を、前記光量検出器による検出光量に基づいて検知する先端検知部と、
    前記先端検知部により前記テープの先端が検知された時の前記テープ送り機構の第一位置、及び、前記先端検知部による先端検知直前における前記テープ送り機構の第一原点位置に基づいて、前記第一原点位置と一定の位置関係を有するテープ基準位置を決定する基準位置決定部と、
    前記基準位置決定部による前記テープ基準位置の決定後に、前記光量検出器による前記空のキャビティの検出周期に基づいて前記キャビティの間隔を演算する間隔演算部と、
    前記光量検出器による検出光量が前記空のキャビティの検出光量以下となる現象が連続したとき、当該検出光量を最初に検出した前記キャビティを前記部品が収納されている部品収納キャビティと判断し、前記キャビティの間隔から前記部品収納キャビティの開始位置を求める部品検知部と、
    前記部品収納キャビティの開始位置及び前記キャビティの間隔に基づいて切断位置に位置決めされた前記テープの切断箇所を切断する切断装置と、
    を備えたテープの自動スプライシング装置
  2. テープフィーダにキャリアテープを自動的にセットするテープの自動セット装置であって、
    一定の間隔で部品収納用のキャビティが設けられ先端側に複数の空のキャビティを有するテープを所定のピッチで送り、且つ、前記所定ピッチ以上の間隔で複数の原点位置を備えるテープ送り機構と、
    前記テープ送り機構の複数の原点位置のそれぞれを検出する原点位置検出器と、
    前記テープに対し光を透過させて透過光量を検出する光量検出器と、
    前記テープ送り機構で送られる前記テープの先端を、前記光量検出器による検出光量に基づいて検知する先端検知部と、
    前記先端検知部により前記テープの先端が検知された時の前記テープ送り機構の第一位置、及び、前記先端検知部による先端検知直前における前記テープ送り機構の第一原点位置に基づいて、前記第一原点位置と一定の位置関係を有するテープ基準位置を決定する基準位置決定部と、
    前記基準位置決定部による前記テープ基準位置の決定後に、前記光量検出器による前記空のキャビティの検出周期に基づいて前記キャビティの間隔を演算する間隔演算部と、
    前記光量検出器による検出光量が前記空のキャビティの検出光量以下となる現象が連続したとき、当該検出光量を最初に検出した前記キャビティを前記部品が収納されている部品収納キャビティと判断し、前記キャビティの間隔から前記部品収納キャビティの開始位置を求める部品検知部と、
    前記部品検知部によって求められた前記部品収納キャビティの開始位置を前記テープフィーダの部品供給位置に位置決めするよう前記テープ送り機構を制御する制御装置と、
    を備えたテープの自動セット装置。
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