JP6734625B2 - 表面実装機の部品保持ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ICチップ等の部品(電子部品)を基板上に実装する表面実装機において、部品を保持する部品保持具を有する部品保持ヘッドに関する。
一般的に表面実装機は、部品保持ヘッドを部品供給部の上方に移動させ、そこで部品保持ヘッドに備えられた部品保持具としてのノズルに下降・上昇動作を行わせて、ノズルの下端部に部品を真空吸着してピックアップし、次に部品保持ヘッドを基板の上方へ移動させ、そこで再度ノズルに下降・上昇動作を行わせて、部品を基板の所定の座標位置に実装するように構成されている。
上述のように、ノズルに下降・上昇動作を行わせて部品をピックアップする場合、ノズルの下降ストロークが大きすぎるとノズルの下端部が部品の上面を強く押圧して部品を破壊する。下降ストロークが小さすぎると、ノズルは部品の上面に着地できず、部品をピックアップミスする。部品を基板に実装する場合も同様であり、ノズルの下降ストロークが大きすぎるとノズルの下端部に吸着された部品が基板に強く押圧されて破壊する。下降ストロークが小さすぎると、部品は基板の上面に着地できず、部品を実装ミスする。したがってノズルの下降ストロークは的確に制御しなければならない。
ノズルの下降ストロークを的確に制御するための方法として、ノズルの着地を検知する検知手段(ノズルの着地を検知するセンサ)を利用した方法が特許文献1に提案されている。また本願出願人は、同様にノズルの下降ストロークを的確に制御するための方法として、特願2013−212220において、ノズルの着地を検知するセンサに反射型の光センサ(光ファイバセンサ)を用いた方法を提案した。この光ファイバセンサは、ノズルの外周の反射面に向けて光を発する発光部と、反射面で反射された反射光を受ける受光部とを有し、所定の閾値に対する受光量の変化によりノズルの着地を検知する。
このように反射型の光センサ(光ファイバセンサ)を用いて、その受光量の変化よりノズルの着地を検知する場合、誤検知を防止し検知精度を向上させる点から、ノズルの着地を検知する前の受光量はできる限り一定であることが望まれる。この点から、従来は発光部から発せられる光の光軸が、検知対象のノズルの鉛直方向中心軸に向くようにしていたが、必ずしも検知精度は十分とはいえなかった。
特許第3543044号公報
本発明が解決しようとする課題は、表面実装機の部品保持ヘッドにおいて、部品保持具(ノズル)の着地を検知するセンサの検知精度を向上させることにある。
本発明者らが前記課題を解決するために部品保持具(ノズル)の着地を検知するセンサの配置等について検討した結果、詳細は後述するが、部品保持具の着地を検知する反射型の光センサの発光部から発せられる光の光軸方向を、部品保持具の鉛直方向中心軸よりロータリーヘッドの回転方向(R方向)の下流側にオフセットさせると、ノズルの着地を検知する前の受光量が高いレベルで安定するという新規な知見が得られた。本発明は、この知見に基づき完成されたもので、具体的には、以下の(1)から(3)に記載の表面実装機の部品保持ヘッドを提供する。
(1)ヘッド本体に対して鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられたロータリーヘッドの円周方向に沿って複数本のスピンドルが配置され、各スピンドルの下端に弾性体を介して部品保持具が装着され、前記ヘッド本体には前記R方向に回転して特定位置に到来したスピンドルを下降させる押圧具が設けられ、前記押圧具を下降させることにより前記特定位置に到来したスピンドルを下降させて当該スピンドルの下端に装着された部品保持具を着地させ、当該部品保持具の着地により前記弾性体が圧縮されて当該部品保持具の当該スピンドルに対する上下方向の位置が変化する表面実装機の部品保持ヘッドにおいて、
前記特定位置に到来したスピンドルの下端に装着された部品保持具の着地を検知する反射型の光センサを、前記押圧具と一体的に設け、
前記光センサは、前記特定位置にある着地前の部品保持具の外周の反射面に向けて光を発する発光部と、前記反射面で反射された反射光を受ける受光部とを同一軸線上に有し、前記反射面は前記部品保持具の鉛直方向中心軸を中心軸とする円錐台の側面を成すように当該部品保持具の外周に形成され、前記発光部からの光は、前記反射面で反射された反射光が前記受光部に向かうように前記反射面に向けて斜め下向きに発せられ、かつ、前記発光部から発せられる光の光軸が、前記特定位置にある部品保持具の鉛直方向中心軸上の位置より、前記R方向の回転方向の下流側の前記反射面の位置を指向するようにオフセットして配置されたことを特徴とする表面実装機の部品保持ヘッド。
(2)前記オフセットの量は、前記オフセットの量の変化に対して前記受光部の受光量の変化が最小となるように設定されている、(1)に記載の表面実装機の部品保持ヘッド。
(3)前記光センサは、所定の閾値に対する受光量の変化により部品保持具を検知し、前記閾値は、前記受光部による受光量の安定領域における受光量に基づき設定されている、(1)又は(2)に記載の表面実装機の部品保持ヘッド。
本発明によれば、部品保持具(ノズル)の着地を検知する反射型の光センサにおいて、部品保持具の着地を検知する前の受光量が高いレベルで安定する。これにより、当該センサによる部品保持具の着地の検知精度が向上し、部品保持具の下降ストローク等をより的確に制御することができる。
本発明の部品保持ヘッドの全体構成を示す斜視図である。 図1の部品保持ヘッドにおいてスピンドルをZ方向に昇降させる機構を示す図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)、(d)は要部の斜視図である。 図2のスピンドルをZ方向に昇降させる機構において昇降部材周りの構成を示す説明図である。 図1の部品保持ヘッドにおいて使用した光ファイバセンサの要部を、その取付状態を含めて示す斜視図である。 図1の部品保持ヘッドにおいてスピンドルの下端に装着されたノズル部分の断面を拡大して示す斜視図である。 ノズルが着地したときの光ファイバセンサの受光量の変化を模式的に示す図である。 本発明における「オフセット」を概念的に示す平面図である。 オフセット角度θ(オフセット量d)を変化させて光ファイバセンサの受光部の受光量を測定した結果を示す(オフセット角度=−1.0°)。 同上(オフセット角度θ=−0.5°)。 同上(オフセット角度θ=0.0°)。 同上(オフセット角度θ=+0.5°)。 同上(オフセット角度θ=+1.0°)。 同上(オフセット角度θ=+1.5°)。 同上(オフセット角度θ=+2.0°)。 図8A〜Gの結果を基に各例における受光量をオフセット角度θに対してプロットしたものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づき説明する。
図1は、本発明の部品保持ヘッドの全体構成を示す斜視図である。
同図に示す部品保持ヘッド10はロータリーヘッド式の部品保持ヘッドであり、ヘッド本体(メインフレーム)20に、ロータリーヘッド40が鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられている。このロータリーヘッド40には、その円周方向に沿って等間隔で複数本のスピンドル41が配置され、各スピンドル41の下端に部品を吸着保持する部品保持具としてノズル42が装着されている。
ロータリーヘッド40は、ヘッド本体20に設置されたRサーボモータ21の駆動によりR方向に回転する。また、各スピンドル41は、ヘッド本体20に設置されたTサーボモータ22の駆動により、その軸線周りのT方向に回転する。更に、ヘッド本体20には、特定位置にあるスピンドル41a(図3参照)を軸線方向に沿ったZ方向に昇降させるためのZサーボモータ23が配置されている。Rサーボモータ21の駆動によりロータリーヘッド40をR方向に回転させる機構、及びTサーボモータ22の駆動により各スピンドル41をT方向に回転させる機構については周知であるので、その説明は省略する。Zサーボモータ23の駆動によりスピンドル41aを昇降させる機構については、以下に説明する。
図2は、図1の部品保持ヘッド10においてスピンドル41aをZ方向に昇降させる機構を示す図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)、(d)は要部の斜視図である。
Zサーボモータ23のモータ軸は、ボールねじ機構のねじ軸24に連結され、このねじ軸24にボールねじ機構のナットが装着され、このナットに昇降部材25が締結されている。また、昇降部材25には、回転止めと昇降ガイドために上部スプラインシャフト26が装着されている。そして、この昇降部材25に押圧具25aが一体的に連結されている。したがって、Zサーボモータ23の駆動により、昇降部材25とともに押圧具25aがZ方向に移動する。
昇降部材25及び押圧具25aはヘッド本体20側に1個だけ設けられている。スピンドル41を下降させるときには、押圧具25aに対してスピンドル41を相対的に移動させることにより下降させるスピンドル41(前記特定位置にあるスピンドル41a)を選択し、押圧具25aを下降させることにより当該スピンドル41a及びその下端に装着されたノズル42aを下降させる。本実施例では図3に示すように、ロータリーヘッド40をR方向に回転させることにより押圧具25aに対してスピンドル41を移動させ、押圧具25aの直下にあるスピンドル41aを下降させる。なお、特定位置は2箇所以上あってもよい。
図2に戻って、押圧具25aが連結された昇降部材25には、アダプタ部材27を介してアーム部材28の基端が連結され、このアーム部材28の先端側にセンサホルダ部材29を介して、ノズルの着地を検知するセンサとして光ファイバセンサ30が連結されている。また、アーム部材28の先端側には、昇降部材25の昇降に伴うアーム部材28の昇降をガイドするために下部スプラインシャフト31が装着されている。この下部スプラインシャフト31は、固定部材32を介してヘッド本体20に固定されている。
ここで、前記アダプタ部材27は、光ファイバセンサ30のXY方向の位置を調整するためのXY方向位置調整部材である。すなわち、アダプタ部材27は、昇降部材25に対して、Z方向に垂直な水平面内でXY方向に位置調整可能に連結される。これによって、アダプタ部材27と一体であるアーム部材28のXY方向の位置が調整され、その結果、アーム部材28に連結された光ファイバセンサ30のXY方向の位置が調整される。
また、前記センサホルダ部材29は、光ファイバセンサ30のZ方向の位置を調整するためのZ方向位置調整部材である。すなわち、センサホルダ部材29は、アーム部材28に対してZ方向に位置調整可能に連結される。これによって、センサホルダ部材29に一体に連結(保持)された光ファイバセンサ30のZ方向の位置が調整される。
このように光ファイバセンサ30は、アダプタ部材27、アーム部材28及びセンサホルダ部材29を介して昇降部材25に連結されるが、アダプタ部材27及びセンサホルダ部材29による位置調整がなされた後は、昇降部材25及び押圧具25aと一体化される。したがって、光ファイバセンサ30は、Zサーボモータ23の駆動により押圧具25aがZ方向に移動すると、これと連動してZ方向に移動する。すなわち、光ファイバセンサ30は、押圧具25aの昇降によるスピンドル41aのZ方向の移動と同調してZ方向に移動する。なお、スピンドル41は2つのコイルばねからなる弾発体41b(図1参照)によって常に上方の初期位置に向けて付勢されている。
光ファイバセンサ30は、発光部及び受光部が光ファイバやレンズとともに同一軸線上に組み込まれたもので、その構成自体は周知である。図4は、本実施例で使用した光ファイバセンサ30の要部を、その取付状態を含めて示す斜視図である。前述のとおり、光ファイバセンサ30は、センサホルダ部材29を介してアーム部材28に連結される。そして本実施例の光ファイバセンサ30は、その光軸方向を調整するための光軸方向調整手段として偏心カラー30aを有する。すなわち、偏心カラー30aは、光ファイバセンサ30のレンズ30bに装着されており、この偏心カラー30aをレンズ30bに対して回転させることで、光ファイバセンサ30の光軸方向を調整する。
次に、光ファイバセンサ30のセンサ機能について、その基本を説明する。
本実施例において光ファイバセンサ30は、図1に表れているようにスピンドル41の下端に装着されたノズル42(前記特定位置にあるノズル42a)の斜め上方に配置されている。そして、光ファイバセンサ30の発光部は、図5に拡大して示すノズル42aの外周上面の反射面42bに向けて斜め下向きに光Pを発する。その光Pは光ファイバセンサ30の受光部で反射光として受光される。
ここで、ノズル42は、図5に示すとおりスピンドル41の下端にコイルばね43(弾性体)を介して装着されている。したがって、前記特定位置にあるスピンドル41aの下降によりその下端のノズル42aが着地すると、コイルばね43が圧縮されてスピンドル41aに対するノズル42aの上下方向の位置が変化する。具体的にはノズル42aがスピンドル41aの下端側に向けて相対的に移動する。
一方、光ファイバセンサ30の発光部から発せされる光Pは、図4に示したレンズ30bによって、ノズル42aが着地していない初期状態のときの反射面42bに焦点が合せられている。したがって、ノズル42aが着地してその上下方向の位置が変化すると、反射面42bで反射される反射光の量が減少し、光ファイバセンサ30の受光部で受光する受光量が減少する(図6参照)。本実施例では、この受光量の減少を光ファイバセンサ40のセンサ部(図示省略)で検知する。そして、センサ部は受光量が所定量減少したとき、例えば図6に示す閾値A以下になったときに、ノズル42aが着地したと判断し、着地検知信号を発する。
なお、本明細書においてノズル(部品保持具)の着地とは、部品のピックアップ工程においてノズルの下端部が部品の上面に着地すること、及び部品の実装工程においてノズルの下端部に保持された部品が基板の上面に着地することの両方を含む概念である。
再び図6を参照すると、特定位置にあるノズル42aが着地する前の受光量は、経時的にできる限り安定していることが好ましい。ノズル42aが着地する前の受光量の経時的変化が大きいと、ノズル42aが着地していないにも関わらず受光量が閾値A以下になり、誤って着地検知信号を発することになるからである。また、ノズル42aが着地する前の受光量は、できる限り高いレベルであることが好ましい。ノズル42aが着地する前の受光量が高レベルであると、閾値Aの設定の自由度が増し、より的確にノズル42aの着地を検知できるようになるからである。
本発明では、ノズル42aが着地する前の受光量を高いレベルで安定させるために、光ファイバセンサ30の発光部から発せられる光の光軸方向を特定の方向にオフセットさせている。
図7は、このオフセットを概念的に示す平面図である。同図において、光ファイバセンサ30は、前述の要領で特定位置に到来したノズル42aの着地を検知する。本発明では、光ファイバセンサ30の発光部から発せられる光Pの光軸が、特定位置にあるノズル42aの鉛直方向中心軸C上の位置より、ロータリーヘッド40の回転方向(R方向)の下流側の反射面42bの位置を指向するようにオフセットして光ファイバセンサ30を配置している。言い換えれば、特定位置にあるノズル42aの着地を検知する光ファイバセンサ30の発光部から発せられる光の光軸方向を、当該ノズル42aの鉛直方向中心軸Cよりロータリーヘッドの回転方向(R方向)の下流側にオフセット量dをもってオフセットさせている。
図8A〜Gは、本発明の効果を検証するための試験として、図7のオフセット量dを変化させて、光ファイバセンサ30の受光部の受光量を測定した結果を示す。試験では、前記特定位置を基準(ゼロ)として、ロータリーヘッドのR方向のオフセット角度θを変化させることで前記特定位置におけるオフセット量dを変化させた。オフセット角度θ及びオフセット量dの関係は下記表1のとおりであり、光ファイバセンサ30の発光部の光軸方向が、R方向の下流側にオフセットする方向をプラス(+)、上流側にオフセットする方向をマイナス(−)とした。そして、試験では、表1中のNo.A〜Gのオフセット角度θ(オフセット量d)に設定した各例について、実際のロータリーヘッドの動作にならってロータリーヘッドをR方向に回転させ、ノズルが前記特定位置に到来する前の時点から前記特定位置を過ぎて行くまでの、光ファイバセンサ30の受光部の受光量の経時変化を測定した。表1中のNo.A〜Gが、それぞれ図8A〜Gの結果に対応する。
図8A〜Gより、オフセット角度θ(オフセット量d)がプラス、すなわち光ファイバセンサ30の発光部から発せられる光の光軸方向が、ノズルの鉛直方向中心軸よりロータリーヘッドの回転方向(R方向)の下流側にオフセットしていると、光ファイバセンサ30の受光部の受光量の経時変化が抑えられ受光量が安定することがわかる。ここで、オフセット角度θ(オフセット量d)の上限は、光ファイバセンサ30がノズルの着地を検知するものであるという前提条件から必然的に定まる。具体的には、光ファイバセンサ30の発光部から発せられる光の光軸方向が、図5で説明したノズル42aの反射面42bの範囲内にあることが必要条件であるから、この必要条件よりオフセット角度θ(オフセット量d)の上限は定まることとなる。
ここで、図6で説明した閾値Aは、図8D〜Gに示す本発明の例における受光量の経時的変化において、受光量の安定領域における受光量に基づき設定される。受光量の安定領域とは、図8D〜Gにおいて、受光量の立上り領域及び立下り領域を除いた領域のことである。このように受光量の安定領域における受光量に基づいて閾値を設定することで的確な閾値を設定でき、光ファイバセンサ30の検知精度向上につながる。
図9は、図8A〜Gの結果を基に各例における受光量をオフセット角度θに対してプロットしたものである。図9より、本実施例の場合、オフセット角度θが+1.0°のときに、受光量が最大となるとともにオフセット角度θの変化に対する受光量の変化が最小となることが分かる。オフセット角度θの変化に対する受光量の変化が小さいといいうことは、オフセット角度θ(オフセット量d)が誤差等により多少変わったとしても、安定した受光量が得られるということであるので、光ファイバセンサ30の検知精度の向上、安定化のために好ましい。したがって、本実施例の場合、オフセット角度θは+1.0°が最適である。なお、最適なオフセット角度θ(オフセット量d)の値は、ロータリーヘッドの構成、寸法等によって変わるが、そのロータリーヘッドにおいて図9と同様の試験を実施することにより求めることができる。
このオフセット角度θ(オフセット量d)の調整は、図2で説明したアダプタ部材27(XY方向位置調整部材)及びセンサホルダ部材29(Z方向位置調整部材)、並びに図4で説明した偏心カラー30a(光軸方向調整手段)を用いて行う。
10 部品保持ヘッド
20 ヘッド本体(メインフレーム)
21 Rサーボモータ
22 Tサーボモータ
23 Zサーボモータ
24 ボールねじ機構のねじ軸
25 昇降部材
25a 押圧具
26 上部スプラインシャフト
27 アダプタ部材
28 アーム部材
29 センサホルダ部材
30 光ファイバセンサ
30a 偏心カラー
30b レンズ
31 下部スプラインシャフト(ガイド部材)
32 固定部材
40 ロータリーヘッド
41,41a スピンドル
41b 弾発体
42,42a ノズル(部品保持具)
42b 反射面
43 コイルばね(弾性体)

Claims (3)

  1. ヘッド本体に対して鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられたロータリーヘッドの円周方向に沿って複数本のスピンドルが配置され、各スピンドルの下端に弾性体を介して部品保持具が装着され、前記ヘッド本体には前記R方向に回転して特定位置に到来したスピンドルを下降させる押圧具が設けられ、前記押圧具を下降させることにより前記特定位置に到来したスピンドルを下降させて当該スピンドルの下端に装着された部品保持具を着地させ、当該部品保持具の着地により前記弾性体が圧縮されて当該部品保持具の当該スピンドルに対する上下方向の位置が変化する表面実装機の部品保持ヘッドにおいて、
    前記特定位置に到来したスピンドルの下端に装着された部品保持具の着地を検知する反射型の光センサを、前記押圧具と一体的に設け、
    前記光センサは、前記特定位置にある着地前の部品保持具の外周の反射面に向けて光を発する発光部と、前記反射面で反射された反射光を受ける受光部とを同一軸線上に有し、前記反射面は前記部品保持具の鉛直方向中心軸を中心軸とする円錐台の側面を成すように当該部品保持具の外周に形成され、前記発光部からの光は、前記反射面で反射された反射光が前記受光部に向かうように前記反射面に向けて斜め下向きに発せられ、かつ、前記発光部から発せられる光の光軸が、前記特定位置にある部品保持具の鉛直方向中心軸上の位置より、前記R方向の回転方向の下流側の前記反射面の位置を指向するようにオフセットして配置されたことを特徴とする表面実装機の部品保持ヘッド。
  2. 前記オフセットの量は、前記オフセットの量の変化に対して前記受光部の受光量の変化が最小となるように設定されている、請求項1に記載の表面実装機の部品保持ヘッド。
  3. 前記光センサは、所定の閾値に対する受光量の変化により部品保持具の着地を検知し、前記閾値は、前記受光部による受光量の安定領域における受光量に基づき設定されている、請求項1又は2に記載の表面実装機の部品保持ヘッド。
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