JP6734521B2 - ラベルの折り曲げ機構及びラベル投入装置 - Google Patents

ラベルの折り曲げ機構及びラベル投入装置 Download PDF

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本発明は、ラベルを折り曲げるための機構及び、この折り曲げ機構により折り曲げられたラベルをパック内に投入するラベル投入装置に関する。
容器の内側や外側に配置され、その内容物に関する情報を表示するラベルの一例として、卵パックに用いられるラベルが挙げられる。そのようなラベルの多くは、シールタイプで、卵パックの蓋の外側からラベルを貼り付けるものであるため、廃棄の際の分別などが困難である。この問題を解決するべく、本出願人は、卵パックの蓋の内側に2つ折りのラベルを封入する方法を提案しており(例えば、特許文献1を参照)、そのようなラベルを卵パックに封入する前に自動でラベルを折り曲げるような装置を考えている。
従来、上述したようなラベルよりもかなり厚みのある段ボールシートを自動で折り曲げるための方法が知られている(例えば、特許文献2を参照)。この中では、展開状態の段ボールシートの中間領域とその両側に位置する蓋フラップ及び底フラップとの間に予め罫線加工が施されており、その罫線に沿った折り目を付ける折り曲げ機構が開示されている。そして、この折り曲げ機構は、搬送面に沿って設けられ、段ボールシートの中間領域が搬送面から離れるのを抑制する第1の案内部材(搬送ベルト28)と、前記搬送面から段ボールシートの蓋フラップ及び底フラップを離すための第2の案内部材(ガイドバー32)とを備えている。
このような折り曲げ機構により、段ボールシートの蓋フラップ及び底フラップ部分は、搬送されながら、下流側に向けて徐々に立ち上がる両側のガイドバーにより互いに近付く方向へと押されて、中間領域の両側に搬送方向に沿った折り目が形成される。
このような段ボールシートの折り曲げと比べて、ラベルでは、以下のことを考慮する必要が生ずる。まず、ラベルの場合、段ボールシートに比べて厚みが小さく、弾力にとんで撓みやすいという事情がある。また、上述したラベルでは、両側を折り曲げるという態様だけでなく、片側のみを折り曲げたい、すなわち、2つ折りにしたいという要望がある。
特許第5621141号公報 特開昭59−164126号公報
上述したような段ボールシートの折り曲げ機構をラベルにそのまま適用しようとすると、ガイドバーに押されることで、ラベルが搬送面内でずれて所望の位置以外で折り目が付いてしまったり、ラベルが単に湾曲するのみで折り目がつかなかったりするという事態が考えられる。
しかして、本発明は、ラベルを搬送しながら所望の位置で折り目をつけることができる折り曲げ機構、およびこの折り曲げ機構を備えたラベル投入装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述した目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、請求項1に記載のラベルの折り曲げ機構は、ラベルの第1の領域と第2の領域との間に折り目を付けるものであって、ラベルを搬送面に沿って1枚ずつばらばらに搬送する搬送部と、ラベルの第1の領域が前記搬送面から離れるのを抑制する第1の案内部材と、前記搬送面からラベルの第2の領域側の側縁を離すための第2の案内部材と、前記第1の案内部材と協働してラベルに折り目を付けるための第3の案内部材と、前記ラベルが前記搬送面上で回転するのを抑制する第4の案内部材とを備える。

請求項2に記載の折り曲げ機構は、ラベルの第1の領域と第2の領域との間に折り目を付ける折り曲げ機構であって、ラベルを搬送面に沿って1枚ずつ搬送する搬送部と、ラベルの第1の領域が前記搬送面から離れるのを抑制する第1の案内部材と、前記搬送面からラベルの第2の領域側の側縁を離すための第2の案内部材と、前記第1の案内部材と協働してラベルに折り目を付けるための第3の案内部材と、前記ラベルが前記搬送面上で回転するのを抑制する第4の案内部材とを備え、前記第3の案内部材は、元の状態に戻ろうとする反発力を有するものであり、前記第1の案内部材と前記第3の案内部材との間で挟まれてラベルに折り目がつけられるものである。
請求項3に記載の折り曲げ機構は、請求項1または2に記載の折り曲げ機構において、前記第3の案内部材が、前記第1の案内部材に近付く方向に力が付与された板バネ状のものである。
請求項4に記載の折り曲げ機構は、請求項1、2または3に記載の折り曲げ機構において、前記第2の案内部材及び第3の案内部材は、それぞれ、搬送部に対して着脱可能である。
請求項5に記載のラベル投入装置は、卵パックが搬送されるパック搬送面の上方に配置されるものであって、請求項1、2、3または4記載のラベルの折り曲げ機構と、この折り曲げ機構により折り曲げられたラベルを卵パックに投入する放出口とを備える。
本発明によれば、ラベルを搬送しながら所望の位置で折り目をつけることができる折り曲げ機構、およびこの折り曲げ機構を備えたラベル投入装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるラベル投入装置を模式的に示す概略図。 図1におけるA−A線概略矢視図。 図2におけるB−B線概略断面図。 ラベルも含めた図2におけるC−C線概略断面図。 同実施形態にかかるラベル投入装置で用いられるラベルを示す図。 同実施形態にかかるラベル投入後の作動を説明するための概略図。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。
本実施形態にかかるラベル投入装置1は、卵パックPが搬送されるパック搬送面11の上方に配置され、当該ラベル投入装置1の下を通過する卵パックP内に、上方から2つ折りにされたラベルLを入れるものである。すなわち、このラベル投入装置1は、パック搬送面11を備えた搬送装置10の上方に設けられたもので、ラベルLの折り曲げ機構9と、この折り曲げ機構9により折り曲げられたラベルLを卵パックPに投入する放出口41とを備える。より具体的には、このラベル投入装置1は、ラベルLを1枚ずつ表向きで搬送する第1搬送部2と、この第1搬送部2の下流側に配置され、表向きのラベルLを裏向きに反転させる転回部3と、この転回部3で裏向きの状態となったラベルLを搬送方向に沿って折り曲げる折り曲げ機構9及びこの折り曲げ機構9により2つ折りにされたラベルLを1枚ずつ卵パックPに投入する放出口41を備えた第2搬送部4とを備える。
第1搬送部2は、ラベルLの予め印刷等された表面L1を上側に向けた状態で搬送するものであり、ラベルLの搬送路21の上下に配置された駆動ローラ22及び従動ローラ23を主体に構成されているが、これら対をなすローラ22、23の配置方法は、図示したものに限られない。第1搬送部2の上流側には、複数枚のラベルLがセットされたホルダー5から1枚ずつラベルLを送り出す抜き取り機構6が設けられているとともに、この第1搬送部2の上方の領域7に、ラベルLの表面L1に印字するための印字機構8が配置されている。
転回部3は、第1搬送部2から1枚ずつ搬送されてきたラベルLを湾曲させながら第2搬送部4へと送り出すものであり、湾曲の内側に配置された駆動ローラ31と、この駆動ローラ31との間に湾曲形状の搬送路32を形成するガイド部材33とを主体に構成されている。
第2搬送部4は、第1搬送部2の下方に設けられ、ラベルLの表面L1を下側に向けた状態で搬送するものであり、ラベルLの搬送路42の上下に配置された駆動ローラ43及び従動ローラ44を主体に構成されているが、これら対をなすローラ43、44の配置方法は、図示したものに限られない。本実施形態では、各ラベルL同士が繋がっていないため、ラベルLのうち駆動ローラ43及び従動ローラ44により支持されていない部分が搬送路42上から垂れ下がることを抑制するための保持板45を備えている。この保持板45は、駆動ローラ43及び従動ローラ44に干渉しないように搬送路42に沿って配置されている。また、第2搬送部4の下流側には、卵パックPの蓋体P1にラベルLを投入する放出口41が設けられている。
以上に述べたラベル投入装置1では、まず、ホルダー5に保持されたラベルLが、抜き取り機構6により第1搬送部2上に1枚取り出され、第1搬送部2の駆動ローラ22及び従動ローラ23によって下流側へと搬送される。第1搬送部2の途上では、ラベルLの表面L1の賞味期限欄に印字機構8によって賞味期限が印字される。その後、転回部3の上部側に1枚ずつ進入したラベルLは、ガイド部材33に沿って湾曲しながら下部側へと移動し、第2搬送部4へと搬送される。そして、第2搬送部4の駆動ローラ43及び従動ローラ44によって下流側へと搬送されながら、その途上では、折り曲げ機構9により、それらのローラ43、44に挟まれていないラベルLの側壁側領域L4が天壁側領域L3から立ち上げられる。一旦、折り目L6の付けられたラベルLは、その折り曲げ状態が保たれたまま下流側へと搬送される。そして、放出口41にて、天壁側領域L3が対をなすローラ43、44により挟まれた状態からラベルLが開放されて、卵パックP内に送り出される。
次に、このラベル投入装置1で用いられるラベルL及びラベルLの折り曲げ機構9について説明する。
ラベルLは、図5で示すように、例えば厚紙でできた平面視長方形状のものであり、容器内に収容された際に蓋体P1の天壁P11側に位置する第1の領域(以下、「天壁側領域L3」と呼ぶ)と、蓋体P1の側壁P12側に位置する第2の領域(以下、「側壁側領域L4」と呼ぶ)とを備えている。また、ラベルLには、表面L1側に卵Eに関する情報が種々印刷されている。卵Eに関する情報としては、例えば、卵重や計量責任者名、包装場所や賞味期限の欄、保存方法、使用方法などが挙げられるが、図ではこれらを簡略化して示したり、省略したりしている。
このラベルLは、載せ置かれたときには平坦なものであるが、折り曲げ機構9を経た後に、裏面L2側を内向きとして2つに折り曲げられる。本実施形態では、折り曲げ機構9により、ラベルLの天壁側領域L3と側壁側領域L4との境界部分L5の一箇所で折り目L6がつけられる。なお、折り曲げ機構9を通過する際には、側壁側領域L4が天壁側領域L3に対してほぼ直角になるように折り曲げられる。
本実施形態のラベル投入装置1は、転回部3の下流側にあたる第2搬送部4にラベルLの搬送方向に沿った一直線状の折り目L6をつけるための折り曲げ機構9が設けられている。この折り曲げ機構9は、ラベルLの天壁側領域L3と側壁側領域L4との間に折り目L6を付けるものであって、ラベルLを搬送面に沿って1枚ずつ搬送する前記第2搬送部4と、ラベルLの天壁側領域L3が保持板45から離れるのを抑制する第1の案内部材91と、前記搬送面からラベルLの側壁側領域L4を離すための第2の案内部材92と、前記第1の案内部材91と協働してラベルLに折り目L6を付けるための第3の案内部材93と、前記ラベルLが前記搬送面上で回転するのを抑制する第4の案内部材94とを主体に構成されている。本実施形態におけるラベルLの搬送面は、第2の搬送部2の対をなすローラ43、44が複数並ぶことにより仮想的に形成されるものであり、本実施形態では、この搬送面に沿って保持板45が配置されるため、この保持板45の上面側に搬送面が形成されていると言える。
第1の案内部材91は、ラベルLの搬送路42を形成するために、搬送面に沿って設けられたものであり、具体的には、第2搬送部4の保持板45の上方に当該保持板45と平行に設けられた板状部材である。この第1の案内部材91は、ラベルLの厚み方向への移動を制限しながら、ラベルLを下流側へと案内する。第1の案内部材91は、第2搬送部4の駆動ローラ43との干渉を避けるための開口95を備えているとともに、この開口95の上流側には、ラベルLの引っ掛かりを抑制するためのガイド96を備えている。第1の案内部材91の側縁部97は、第2搬送部4におけるラベルLの搬送方向に沿って一直線状に延びている。
第2の案内部材92は、下流側に向かって漸次搬送面から離れるような案内面を備えた板状をなすもので、この案内面にラベルLの側壁側領域L4が案内されることより、当該側壁側領域L4の側縁L41が立ち上げられる。第2の案内部材92は、前記第1の案内部材91の側縁部97から一定距離離れた位置に設けられたもので、搬送面に対して垂直に取り付けられている。この第2の案内部材92は、第2搬送部4の保持板45に着脱可能に設けられている。
第3の案内部材93は、第2の案内部材92の下流側に設けられ、第1の案内部材91と協働してラベルLに折り目L6を付けるためのものである。第3の案内部材93は、第1の案内部材91の側縁部97との間に形成される隙間が、下流側に向かって漸次小さくなるように配置されている。この第3の案内部材93は、当該案内部材93の厚み方向に弾性変形可能な板状のものであり、下流側に位置する第3の案内部材93の先端部98が、第1の案内部材91の側縁部97に当接するとともに、上流側に位置する第3の案内部材93の基端部99が、第2搬送部4の保持板45に着脱可能に設けられている。第3の案内部材93は、その厚み方向に湾曲した状態で先端部98側が第1の案内部材91に接しているので、第3の案内部材93が、第1の案内部材91方向に、言い換えれば、搬送幅方向に付勢された状態となっている。
第4の案内部材94は、前記搬送面を挟んで前記第3の案内部材93と反対側に配置され、前記ラベルLの天壁側領域L3側の側縁L31を案内する直線状のものである。第4の案内部材94は、搬送面と同一平面上に設けられ、保持板45と第1の案内部材91との間に挟まれた状態で配置されている。また、第4の案内部材94は、ラベルLの搬送幅方向への移動を制限する板状をなすものであり、その側縁部90は、第2搬送部4におけるラベルLの搬送方向に沿って一直線状に延びている。
上述したラベル投入装置1の折り曲げ機構9を通過したラベルLは、以下のようにして2つに折り曲げられる。
まず、折り曲げられていないラベルLの天壁側領域L3と側壁側領域L4とが搬送幅方向に並んだ状態で、ラベルLの境界部分L5が、第1の案内部材91に沿うように搬送される。その際、天壁側領域L3は、第2搬送部4の対をなすローラ43、44及び保持板45と第1の案内部材91により上下方向の動きが制限されながら、なおかつ、第4の案内部材94により側縁L31の左右方向の動きが制限されながら、下流側へと搬送される。一方、側壁側領域L4は、それらによって動きが制限されていないため、第2の案内部材92によって側縁L41が上方に向かうように案内される。
第2の案内部材92で側縁L41側が持ち上げられたラベルLの側壁側領域L4は、その状態のまま、次に、第3の案内部材93で境界部分L5付近が圧迫される。具体的には、図4に示すように、ラベルLの境界部分L5付近の側壁側領域L4が、第1の案内部材91の側縁部97と、元の状態に戻ろうとする反発力を有する第3の案内部材93の先端部98との間で挟まれながら、次々と折り癖をつけられる。その際、第3の案内部材93が、ラベルLを天壁側領域L3の側縁L31側に向かってラベルLを押す力に抗して、第4の案内部材94が、ラベルLの天壁側領域L3の側縁L31側を案内するので、ラベルLは搬送幅方向のずれや搬送面上で回転することなく、搬送方向に沿った真っ直ぐの折り目L6を形成することができる。
なお、ラベルLの境界部分L5付近で力を加えられた後は、側壁側領域L4に対して特別な案内をすることなしに、卵パックPの蓋体P1内へと投入される。このように卵パックPの蓋体P1内へ投入されたラベルLは、折り目L6が蓋体P1の天壁P11と側壁P12との間に位置するように、それらの2面に接することとなる。すなわち、本実施形態は、折り曲げの際に側壁側領域L4が天壁側領域L3と重なるまで折り畳むための余分な案内部材を不要とするだけでなく、2つの領域L3、L4が重なるまで折り畳んだ場合に生じる可能性のある「ラベルLが折り畳まれた状態のまま蓋が閉じられ、側壁側領域L4が所望の位置に配置されない」という状況の発生を防ぐことができるものである。
卵パックPは、合成樹脂製の透明なものであり、比較的剛性を有する厚み寸法で一体に成形されている。この卵パックPは、複数の卵Eが収容される容器本体P2と、この容器本体P2の一側縁に設けられた連結部P3を軸として展開状態(O)と閉塞状態(C)との間で開閉可能な蓋体P1とを備えている。蓋体P1は、平板状の天壁P11と、この天壁P11の周縁に連続して形成された4つの側壁P12とを備えており、天壁P11及び4つの側壁P12に囲まれた部分には、おおむね直方体形状をなす空間が形成されている。
上述した卵パックPは、蓋体P1が開いた状態で、パック搬送面11を備えた搬送装置10により搬送される。搬送装置10は、ラベル投入装置1の第2搬送部4の搬送方向と同方向に卵パックPを搬送するコンベアであり、卵パックPをその長手方向に搬送するものである。この搬送装置10は、連続的に卵パックPを搬送するものであり、上流側には卵パックPの到来を検知するセンサ(図示しない)が設けられている。このセンサで検出した信号は、ラベル投入装置1の放出手段へと出力される。
本実施形態のラベル投入装置1により卵パックPの展開状態(O)の蓋体P1内に投入されたラベルLは、図6の二点鎖線で示すように、折り曲げ箇所で2つ折りにされた状態のまま、天壁側領域L3が天壁P11に接するとともに、側壁側領域L4が連結部P3側の側壁P12に接するように保持される。この状態から、図6の実線で示すように、連結部P3を軸にして蓋体P1を回転させて閉塞状態(C)とすると、ラベルLが容器本体P2や卵Eと蓋体P1との間に形成される隙間に位置する。具体的には、ラベルLの側壁側領域L4が卵パックPの連結側の側壁P12側に配置されるとともに、ラベルLの天壁側領域L3が卵パックPの天壁P11側に配置される。
しかして、本実施形態のラベルLの折り曲げ機構9によれば、ラベルLを搬送面に沿って1枚ずつ搬送する第2搬送部4と、ラベルLの天壁側領域L3が前記搬送面から離れるのを抑制する第1の案内部材91と、前記搬送面からラベルLの側壁側領域L4側の側縁L41を離すための第2の案内部材92と、前記第1の案内部材91と協働してラベルLに折り目L6を付けるための第3の案内部材93と、前記ラベルLが前記搬送面上で回転するのを抑制する第4の案内部材94とを備えたので、ラベルLを搬送しながら、その搬送方向に沿った折り目L6を付けることができる。
本実施形態のようにラベルLが一枚ずつばらばらに搬送されるものは、まず、折り曲げのきっかけ作りから始める必要があり、本実施形態のものでは、第1の案内部材91と第2の案内部材92とが協働してこの役割を担っている。その状態で、第1の案内部材91と第3の案内部材93との間に形成された隙間でラベルLを挟み込むことによって、段ボールシートに比べて厚みが小さく、弾力にとみ、撓みやすいという事情を有するラベルLに確実に折り目L6を付けることができる。
特に、本実施形態のラベルLの折り曲げ機構9によれば、第4の案内部材94により、搬送面に沿ったラベルLのずれを抑制する。そのため、ラベルLの所望の位置、すなわち境界部分L5に沿って真っ直ぐの折り目L6を付けることができ、卵パックP内に綺麗に納めることができる。
前記第4の案内部材94は、前記搬送面を挟んで前記第3の案内部材93と反対側に配置され、前記ラベルLの天壁側領域L3側の側縁L31を案内する直線状のものであるので、折り目L6が付けられるのとは反対側が支持されながら、ラベルLの片側のみを折り曲げた、いわゆる2つ折りのラベルLを作成することができる。
前記第3の案内部材93は、前記第1の案内部材91に近付く方向に力が付与された板バネ状のものであるので、ラベルLの厚み寸法に応じて第3の案内部材93が弾性変形することにより、第1の案内部材91と第3の案内部材93との間の隙間の大きさが変わるため、種々の厚さのラベルLに対応することができる。また、板バネによりラベルLが押さえつけられることにより、折り目L6がしっかりと付けられる。
本実施形態では前記第2の案内部材92及び第3の案内部材93は、それぞれ、第2搬送部4に対して着脱可能であるので、ラベルLが詰まった場合に、第2の案内部材92および第3の案内部材93を搬送部から取り外して作業を行うことができる。
また、本実施形態のラベル投入装置1は、卵パックPが搬送されるパック搬送面11の上方に配置されるものであって、上述したラベルLの折り曲げ機構9と、この折り曲げ機構9により折り曲げられたラベルLを卵パックPに投入する放出口41とを備えるものであり、卵パックPに入れる直前にラベルLが折り曲げられるので、ラベルLを平坦な状態で保管することができ、管理が容易となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られない。
折り曲げ機構は、卵パックの蓋体内に入れられるラベルを折り曲げるものには限られない。ラベルが収容される先は卵パック以外の容器であってもよいし、卵パックの場合にも蓋体ではなく、ラベルを容器本体側に入れてもよい。
本発明の折り曲げ機構が設けられる搬送部の構造も上述したものに限られない。ホルダーから放出口までが一直線状に形成されたものであってもよいし、上述した実施形態のように転回部を介して屈曲したものであってもよい。また、それらの搬送部のどの位置に折り曲げ機構が配置されるかについても自由である。さらに、上述した実施形態の第1の案内部材は、ラベルの上面側を案内するものであったが、例えば、ラベルの下面側を案内するようなものであってもよい。
第1〜第4の案内部材の形状や大きさも種々変更可能である。一例としては、第1の案内部材は、少なくともラベルの第1の領域の境界部分側及び側縁側を搬送方向に沿って支持するものであれば、図示した板状のものに限られずシャフト状/棒状のものなど種々変更可能である。しかしながら、本実施形態のような板状のものであれば、種々の大きさや形状をなすラベルに対応しやすいという利点がある。また、第1の案内部材は、特にその側縁部側の形状を、第3の案内部材と協働してラベルを挟み込む際に、ラベルの境界部分に力が集中しやすい形状とすることにより、より確実にラベルに折り目を付けることが可能となる。具体的には、第1の案内部材の側縁部が尖っているようなものが考えられる。
また、第2の案内部材も、ラベルの第2の領域の側縁側を立ち上げるための案内面を形成するようなものであれば、図示した板状のものに限られず、シャフト状/棒状のものなど種々変更可能である。しかしながら、本実施形態のような板状のものであれば、種々の大きさや形状をなすラベルに対応しやすいという利点がある。第3の案内部材は、第1の案内部材に近付く方向に力が付与されていない単なる起立板であってもよいし、ローラ状のものであってもよいが、本実施形態のように板バネ状のものであれば、種々の厚みのラベルに対して当該第3の案内部材の位置調整が不要である、という利点がある。第4の案内部材についても、上述した実施形態のものに限られない。
さらに、それら第1〜第4の案内部材は、各部分が上述した各機能を果たす限りにおいて、互いに連結されていたり、各案内部材が一体に形成されていてもよい。
また、第2の案内部材や第3の案内部材が搬送部に対して固定されたものであってもよいが、上述した実施形態のように着脱可能なものが好ましい。
また、上述した実施形態では、容器内に投入されるラベルが一箇所で折り曲げられていたが、容器内に投入されるラベルは予め二箇所以上の複数箇所で折り曲げられたものであってもよい。なお、ラベルが比較的厚みを有した剛性のある素材で形成されたものであれば、閉塞状態の蓋体と卵や支持用突起との間で曲げられた状態となったラベルは、平らな状態に戻ろうとするラベル自体の復元力により蓋体の内側に押し付けられて、外側から容器内のラベルの情報を読み取りやすくすることができる。
ラベルの形状は四角形状以外にどのようなものであってもよいが、ラベルを所望の方向へと送り出すためには、ラベルの第1の領域側の側縁が直線状であるものが好ましい。また、ラベルの大きさや、卵パック内での配置も上述したものには限られない。例えば、図示したものよりも小さいラベルを用いて、連結部側の側壁と天壁の一部分にわたって折り曲げた状態のラベルを表示させたりすることが考えられる。一例として、第4の案内部材を左右方向(ラベルの搬送方向と直交する方向)に移動可能なものにしておけば、その第4の案内部材の側縁部の位置を第3の案内部材側に移動させることによって、上述したような幅の小さいラベルにも対応させることができる。
ラベルの材質はどのようなものであってもよく、剛性や復元力を有しないものであってもよい。ラベルは、紙製以外のものであってもよく、例えば剥離紙を有したシールであってもよい。このようなシール式のラベルに、消費者の購買意欲を向上させる図柄(キャラクターなど)や情報(応募券、おみくじ、懸賞、卵を使ったレシピなど)が載っていれば、卵入り容器を開封したあとに容器から簡単に分離させて、ラベルを景品の一種のように利用することができる。
卵パックは、図示したものに限られず、その大きさや、容器本体や蓋体の形状などはどのようなものであってもよい。
搬送装置のパック搬送面は、蓋体が開放された状態で卵パックを搬送可能なものであればどのようなものであってもよい。パック搬送面の搬送方向は、第1、第2の搬送部の搬送面と平行に形成されたものには限られず、それらと直交するようなものであってもよい。また、搬送装置は、連続的に容器を搬送するものには限られず、上流側に設けられたセンサなどにより容器の到来を検知すると一定距離、下流側へと容器を搬送するなど、間欠的に容器を搬送するものであってもよい。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、卵パック内にラベルを投入するラベル投入装置に利用することができる。
1…ラベル投入装置
4…搬送部
41…放出口
9…折り曲げ機構
91…第1の案内部材
92…第2の案内部材
93…第3の案内部材
94…第4の案内部材
11…パック搬送面
L…ラベル
L41…側縁
L6…折り目

Claims (5)

  1. ラベルの第1の領域と第2の領域との間に折り目を付ける折り曲げ機構であって、
    ラベルを搬送面に沿って1枚ずつばらばらに搬送する搬送部と、
    ラベルの第1の領域が前記搬送面から離れるのを抑制する第1の案内部材と、
    前記搬送面からラベルの第2の領域側の側縁を離すための第2の案内部材と、
    前記第1の案内部材と協働してラベルに折り目を付けるための第3の案内部材と、
    前記ラベルが前記搬送面上で回転するのを抑制する第4の案内部材とを備えた、ラベルの折り曲げ機構。
  2. ラベルの第1の領域と第2の領域との間に折り目を付ける折り曲げ機構であって、
    ラベルを搬送面に沿って1枚ずつ搬送する搬送部と、
    ラベルの第1の領域が前記搬送面から離れるのを抑制する第1の案内部材と、
    前記搬送面からラベルの第2の領域側の側縁を離すための第2の案内部材と、
    前記第1の案内部材と協働してラベルに折り目を付けるための第3の案内部材と、
    前記ラベルが前記搬送面上で回転するのを抑制する第4の案内部材とを備え
    前記第3の案内部材は、元の状態に戻ろうとする反発力を有するものであり、前記第1の案内部材と前記第3の案内部材との間で挟まれてラベルに折り目がつけられる、ラベルの折り曲げ機構。
  3. 前記第3の案内部材は、前記第1の案内部材に近付く方向に力が付与された板バネ状のものである請求項1または2記載のラベルの折り曲げ機構。
  4. 前記第2の案内部材及び第3の案内部材は、それぞれ、搬送部に対して着脱可能である請求項1、2または3記載のラベルの折り曲げ機構。
  5. 卵パックが搬送されるパック搬送面の上方に配置されるものであって、
    請求項1、2、3または4記載のラベルの折り曲げ機構と、
    この折り曲げ機構により折り曲げられたラベルを卵パックに投入する放出口とを備えるラベル投入装置。
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