JP6731659B2 - 表面化粧パネル及びこれを備えた化粧パネル - Google Patents

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Description

本発明は、内装パネルや家具の表面材等として用いられる表面化粧パネル及びこれを備えた化粧パネルに関する。
従来より、開き戸や引戸等の建具パネルや、天井パネル、壁パネル(間仕切パネル)等の内装パネル、家具の表面材等として用いられる難燃性を有した表面化粧パネル(面材)としては、金属系材料から形成されたものがある。このような金属系材料から形成された面材を用いれば、比較的に重くなる傾向があり、また、加工性や質感が低下するという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、熱可塑性樹脂等を含有する樹脂組成物をガラスクロスに含浸してなるプリプレグの表面に、メラミン樹脂を含有する樹脂を担持させた表面層基材を設けたメラミン化粧板が開示されている。
特開2012−116091号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された化粧板では、薄型化は図れるものの比較的に脆弱で反り易いため、MDF(中密度繊維板)等の木質板からなる基材に防湿シート等を介在させて積層して用いる必要があり、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、薄型化及び軽量化を図ることが可能でありながらも、耐衝撃性を向上し得る表面化粧パネル及びこれを備えた化粧パネルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る表面化粧パネルは、吸熱性金属水酸化物を含む樹脂含浸ガラス繊維不織布板の表面側に熱硬化性樹脂含浸化粧紙が設けられた難燃性の表面層と、この表面層の裏面側に設けられたガラス繊維強化樹脂層と、を備えており、
前記ガラス繊維強化樹脂層に含まれる繊維シートが厚さ方向で反表面層側となる裏面側に位置するように設けられて表層側に表層側樹脂層が形成され、該表層側樹脂層の厚さが0.05mm〜0.5mmであり、前記樹脂含浸ガラス繊維不織布板に含まれるガラス繊維不織布の目付が10g/m 〜200g/m であり、前記繊維シートは、目付が300g/m 〜900g/m のガラスマットまたはガラスクロスであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る化粧パネルは、本発明に係る表面化粧パネルと、この表面化粧パネルが少なくとも厚さ方向一方側に設けられたパネル芯材と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る表面化粧パネル及びこれを備えた化粧パネルは、上述のような構成としたことで、薄型化及び軽量化を図りながらも、耐衝撃性を向上させることができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係る表面化粧パネルの一例を模式的に示す一部破断概略横断面図、(b)は、同表面化粧パネルを備えた本発明の一実施形態に係る化粧パネルの一例を模式的に示し、図2(b)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 (a)は、同化粧パネルの一部破断概略分解横断面図、(b)は、同化粧パネルの一部破断概略正面図、(b)は、同化粧パネルが備えるパネル芯材の一例を模式的に示す一部破断概略正面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る表面化粧パネルの一例及びこれを備えた化粧パネルの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る表面化粧パネル20は、図1(a)に示すように、吸熱性金属水酸化物を含む樹脂含浸ガラス繊維不織布板22の表面側に熱硬化性樹脂含浸化粧紙23が設けられた難燃性の表面層21を備えている。また、表面化粧パネル20は、この表面層21の裏面側に設けられたガラス繊維強化樹脂層25を備えている。
また、本実施形態に係る化粧パネル1は、図1(b)に示すように、この表面化粧パネル20と、この表面化粧パネル20が少なくとも厚さ方向一方側に設けられたパネル芯材10と、を備えている。また、本実施形態では、化粧パネル1は、パネル芯材10のパネル厚さ方向両側に表面化粧パネル20,20を設けた構成とされている。
この化粧パネル1は、図2(a)に示すように、一方向に長尺な略矩形平板状とされている。この化粧パネル1は、本実施形態のように、厚さ方向両側を化粧面とした場合には、出入口や収納開口を開閉する建具パネルやパーティション等の間仕切パネル、家具構成部材等として用いられるものとしてもよい。また、このように厚さ方向両側を化粧面とした態様に代えて、パネル芯材10のパネル厚さ方向一方側のみに表面化粧パネル20を設けた構成としてもよい。この場合にも上記同様の用途に用いることが可能である。また、化粧パネル1は、パネルの一部、例えば、框状パネルの框部や鏡板部を構成するように用いられるものでもよい。また、化粧パネル1は、反化粧面側が取付下地側に向けて配される天井パネルや壁パネル(間仕切壁パネル)、腰壁パネル、床パネル、巾木パネル、廻縁パネル、開口枠パネル等として用いられるものでもよい。
また、この化粧パネル1の長さ寸法(上下寸法、高さ寸法)や、幅寸法、厚さ寸法等は、当該化粧パネル1の用途等に応じて、適宜の寸法としてもよい。
例えば、化粧パネル1を、建具パネルとして用いられるものとした場合には、当該化粧パネル1の上下寸法(戸高寸法)を1800mm〜3000mm程度とし、戸幅寸法を600mm〜1200mm程度とし、戸厚寸法を20mm〜40mm程度としてもよい。また、この場合には、化粧パネル1の適所に、開閉する際のハンドルや引手等を設けたり、錠装置や、蝶番等の回転連結部材、ランナーや戸車等の走行部材、ガイド溝等を設けたりしてもよい。
パネル芯材10は、図2(c)に示すように、四周枠12,13,13,14を含む枠体11で囲まれた空間にコア材16が収容された構成とされている。つまり、化粧パネル1は、中実板状ではなく、中空状のパネル芯材10のパネル厚さ方向両側に表面化粧パネル20,20を設けたいわゆるフラッシュパネル状とされている。
枠体11は、四周枠12,13,13,14を構成する上横枠12、左右一対の縦枠13,13及び下横枠14を備えている。また、枠体11は、左右の縦枠13,13に架け渡されるように上下に間隔を空けて設けられた複数本の横桟15,15を備えている。また、図例では、下横枠14の上側に、桟材を積層した構成とされたものとした例を示している。換言すれば、下横枠14を、複数本(図例では、2本)を上下に積層した構成とされたものとした例を示している。また、下横枠14の左右(長手方向)両端部の上側に、戸車等の走行部材の取付孔の加工下地となる下地部材を積層した例を示している。なお、当該化粧パネル1の用途等に応じて、上横枠12の左右両端部の下側や一方の縦枠13の内方側に、上述のようなランナー等の走行部材やハンドル、錠装置等の取付孔の加工下地や取付下地を設けた構成としてもよい。また、上横枠12の下側にも同様な桟材を設けた構成、つまり、上横枠12も同様、複数本を上下に積層した構成とされたものとしてもよい。また、枠体11に、横桟15を設けた態様に代えて、または加えて、上下方向に長尺な縦桟を設けた構成としてもよい。
また、これら四周枠12,13,13,14及び横桟15は、略四角柱状とされ、パネル厚さ方向両面が略同一平面状となるように、パネル厚さ方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。また、図例では、これら四周枠12,13,13,14及び横桟15の長手方向及びパネル厚さ方向に沿う方向に直交する方向の幅寸法を、互いに略同寸法とした例を示している。
これら四周枠12,13,13,14及び横桟15は、木質系材料及び合成樹脂系材料の両方または一方から形成されている。つまり、四周枠12,13,13,14及び横桟15は、金属製のフレーム状の桟や補強材等を用いた構成とされておらず、木質系材料及び合成樹脂系材料の両方または一方を、主たる材料として形成されている。木質系材料としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板や、PB(パーティクルボード)等の木質ボード、MDF(中密度繊維板)やハードボード等の木質繊維板などが挙げられる。また、木質系材料としては、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)としてもよい。また、枠体11は、このような木質系材料及び合成樹脂系材料の両方または一方から形成されたものに限られず、金属系材料から形成された部材を含んだものでもよい。
パネル芯材10のコア材16は、図2(c)に示すように、枠体11で囲まれた空間に充填されるように収容されている。本実施形態では、上記のように上下(パネル長手方向)に間隔を空けて設けられた複数本の横桟15,15によって上下に区画された四周枠12,13,13,14内の各空間のそれぞれにコア材16を収容させた構成としている。このコア材16のパネル厚さ方向に沿う寸法は、枠体11のパネル厚さ方向に沿う寸法と略同寸法とされている。このようなコア材16としては、発泡ウレタン等の発泡樹脂系材料から成形された発泡成形体からなるものでもよいが、本実施形態では、パネル厚さ方向両側に開口する多数の中空筒状セルの集合体からなるハニカム状のコア材16としている。つまり、コア材16を、いわゆるペーパーコアとしている。また、このようなコア材16としては、段ボール原紙やクラフト紙等の紙材を接着剤で重積接着して形成されたものでもよい。また、コア材16としては、このような紙材に、エポキシ樹脂等の補強用の樹脂を更に含浸させたものでもよく、その他、アルミ材等の金属系材料や硬質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂系材料から形成されたものでもよい。
また、図例では、コア材16の中空筒状セルを模式的に示しており、パネル幅方向に厚さ方向を沿わせた薄シート間に波形部(コルゲート部)を設けたものを例示しているが、このような態様に限られない。このコア材16としては、中空筒状セルが蜂の巣状(六角状)とされたものや、方形状とされたもの、円筒形状とされたもの等、中空筒状セルのセル形状が種々の形状とされたものでもよい。また、このコア材16は、ステイプル等の止具や接着剤等によって枠体11に固定されたものでもよい。なお、このコア材16の中空筒状セルのセルサイズ(セル径、セル幅)は、軽量化を図る観点や強度上の観点等から適宜のサイズとしてもよく、1mm以上100mm以下としてもよく、好ましくは、5mm以上15mm以下としてもよい。
表面化粧パネル20は、薄板状とされている。この表面化粧パネル20は、種々の化粧パネル1の化粧面を構成する表面材として従来から用いられているMDF等の木質系材料を基材とする表面材と同様な厚さ(例えば、3mm程度)とされたものでもよいが、用途等に応じて適宜の厚さとされたものでもよい。例えば、この表面化粧パネル20の厚さを、0.5mm〜5.0mm程度としてもよく、好ましくは1.0mm〜3.0mm程度としてもよい。
表面層21は、難燃性を有した化粧板を構成する。この表面層21は、建築基準法において定められた不燃材料等に必要な性能に関する技術的基準を満たすものでもよい。例えば、この表面層21は、この技術的基準における「難燃材料」の基準を満たす難燃化粧板でもよく、好ましくは、「準不燃材料」の基準を満たす準不燃化粧板でもよく、より好ましくは、「不燃材料」の基準を満たす不燃化粧板でもよい。表面層21を、不燃化粧板とすれば、表面化粧パネル20を不燃面材として種々の用途に用いることができる。
この表面層21の厚さは、当該表面化粧パネル20の厚さに応じて適宜の厚さとしてもよい。この表面層21の厚さを、例えば、0.25mm〜2.0mm程度としてもよく、好ましくは0.5mm〜1.0mm程度としてもよい。この表面層21の厚さを薄く(小さく)し過ぎれば、難燃性(不燃性)が低下する傾向があり、厚く(大きく)し過ぎれば、表面化粧パネル20の薄型化及び軽量化が阻害される傾向がある。
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、この表面層21を、樹脂含浸ガラス繊維不織布板22の裏面側に、熱硬化性樹脂含浸紙24を設けた構成としている。つまり、表面層21は、樹脂含浸ガラス繊維不織布板22の両面に、熱硬化性樹脂含浸紙(化粧紙)23,24を設けた構成とされている。
樹脂含浸ガラス繊維不織布板22は、表面層21の基材(コア層)を構成し、ガラス繊維不織布に、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の両方または一方と吸熱性金属水酸化物とを含む樹脂組成物を含浸させた構成とされている。ガラス繊維不織布としては、例えば、ガラス繊維を水中分散させた後に、湿式抄紙法によってすくい取り、脱水、シート化させて、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の接着剤を塗布したものであるガラスペーパー等としてもよい。また、このガラス繊維不織布の目付けとしては、例えば、10g/m以上200g/m以下の範囲が例示される。熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂エマルジョン、アクリルウレタン、水性ポリウレタン等が例示される。また、熱硬化性樹脂としては、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が例示される。
また、吸熱性金属水酸化物は、結晶水を含み、高温時に分解し、吸熱し、結合水を放出し、難燃性(不燃性)に寄与する構成とされている。この吸熱性金属水酸化物としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等が例示される。また、樹脂含浸ガラス繊維不織布板22に含まれる吸熱性金属水酸化物の量としては、例えば、100g/m以上300g/m以下の範囲が例示される。
また、樹脂含浸ガラス繊維不織布板22は、吸熱性金属水酸化物以外の炭酸カルシウム等の無機充填材や、エポキシ基含有シランやアミノ基含有シラン等のシランカップリング剤、リン・窒素系等の難燃剤を含んだ構成とされたものでもよい。
また、この樹脂含浸ガラス繊維不織布板22は、このような熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の両方または一方からなるバインダー成分と吸熱性金属水酸化物とを少なくとも含むスラリーを、ガラス繊維不織布に含浸させ、乾燥させてプリプレグ状とされたものでもよい。
熱硬化性樹脂含浸化粧紙23は、薄シート状とされており、当該表面化粧パネル20(化粧パネル1)の化粧面(意匠面)を構成する。この熱硬化性樹脂含浸化粧紙23は、化粧紙(原紙)に、熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂組成物を含浸させた構成とされている。この化粧紙は、木目柄等の種々の柄(模様)が印刷されたものでもよい。また、この化粧紙の目付け(坪量)としては、例えば、30g/m以上140g/m以下の範囲が例示される。また、熱硬化性樹脂としては、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂、ジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等を単独または2種類以上を併用したものが例示され、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂が好ましく、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂が特に好ましい。
熱硬化性樹脂含浸紙24は、熱硬化性樹脂含浸化粧紙23と概ね同様、薄シート状とされ、原紙に熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂組成物を含浸させた構成とされている。図例では、この熱硬化性樹脂含浸紙24の厚さを、熱硬化性樹脂含浸化粧紙23よりも薄く(小さく)した例を示している。この熱硬化性樹脂含浸紙24の原紙の目付け(坪量)としては、例えば、18g/m以上40g/m以下の範囲が例示される。
表面層21は、熱硬化性樹脂含浸化粧紙23及び熱硬化性樹脂含浸紙24を、樹脂含浸ガラス繊維不織布板22の表裏に積層し、適宜のプレス機によって熱圧成形して一体化されたものでもよい。
なお、表面層21としては、上記のような態様に限られず、例えば、熱硬化性樹脂含浸化粧紙23の表面側に、熱硬化性樹脂含浸紙(化粧紙)をさらに設けた構成とされたものでもよい。また、表面層21としては、熱硬化性樹脂含浸化粧紙23と樹脂含浸ガラス繊維不織布板22との間に、吸熱性金属水酸化物を含む中間層や、熱硬化性樹脂含浸紙(化粧紙)をさらに設けた構成とされたものでもよい。また、表面層21としては、最表層に、変性シリカ混入合成樹脂系塗料等の難燃性が付与された塗料が塗布されたものとしてもよく、その他、種々の変形が可能であるが、少なくとも熱硬化性樹脂含浸化粧紙23と樹脂含浸ガラス繊維不織布板22とを備えたものとすればよい。
ガラス繊維強化樹脂層25は、図2(a)に示すように、繊維シート28に、未硬化の樹脂組成物26が含浸されこの樹脂組成物26が硬化した構成とされ、樹脂含浸繊維シート層とも言い得る。このガラス繊維強化樹脂層25の厚さは、当該表面化粧パネル20の厚さに応じて適宜の厚さとしてもよい。このガラス繊維強化樹脂層25の厚さを、例えば、0.25mm〜3.0mm程度としてもよく、好ましくは0.5mm〜2.0mm程度としてもよい。このガラス繊維強化樹脂層25の厚さを薄く(小さく)し過ぎれば、強度が低下する傾向があり、厚さを厚く(大きく)し過ぎれば、表面化粧パネル20の薄型化及び軽量化が阻害される傾向がある。また、このような観点から、より好ましくは、このガラス繊維強化樹脂層25の厚さを1.0mm以下とし、上記した表面層21の厚さを0.8mm以下とし、表面化粧パネル20の厚さを1.8mm以下としてもよい。
また、本実施形態では、このガラス繊維強化樹脂層25に含まれる繊維シート28を、厚さ方向で反表面層側となる裏面側に位置するように(偏在させるように)設けた構成としている。換言すれば、繊維シート28を含んでガラス繊維強化樹脂層25のベース部となる裏層側ガラス繊維強化樹脂層29と表面層21との間に、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂組成物26と樹脂主成分が同一の表層側樹脂層27をを介在させた構成としている。
表層側樹脂層27は、ガラス繊維強化樹脂層25と表面層21との境界剥離等を抑制する観点等から適宜の厚さとされたものでもよい。この表層側樹脂層27の厚さとしては、例えば、0.01mm〜1.5mm、好ましくは0.03〜1.0mm、更に好ましくは0.05mm〜0.5mmの範囲が例示される。この表層側樹脂層27の厚さが小さ過ぎれば、繊維シート28の凹凸がガラス繊維強化樹脂層25の表面側に現れ易くなる傾向があり、厚さが大き過ぎれば、当該表層側樹脂層27による熱膨張の影響が大となったり、生産性が低下したりする傾向がある。
また、この表層側樹脂層27は、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれるような繊維を略含んでいない構成(実質的に繊維を含まない構成)とされている。なお、実質的に繊維を含まない構成とは、表層側樹脂層27に、製造過程等において僅かに繊維が混入されるような場合を含む。
また、この表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26は、樹脂主成分が後記する裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26の樹脂主成分と同一とされている。この樹脂組成物26としては、無発泡性または低発泡性の樹脂が例示される。例えば、この樹脂組成物26の樹脂主成分としては、ウレタン(ポリウレタン)樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂等を単独または2種類以上を併用したものが例示される。
また、樹脂組成物26としては、比較的に低温(例えば、40℃以上90℃以下、好ましくは80℃以下)で硬化する低温硬化性の熱硬化性樹脂としてもよい。これによれば、低温で硬化させることができる。
また、この表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26の発泡倍率を、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26の発泡倍率以下としてもよい。つまり、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26の発泡倍率を、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26の発泡倍率と同一か、それよりも小としてもよい。この樹脂組成物26が発泡樹脂の場合には、その種類にもよるが、発泡倍率が7倍以下、より好ましくは5倍以下の低発泡性のものでもよい。また、樹脂組成物26としては、ウレタン樹脂が好適なものとして例示されるが、この場合には、発泡倍率が1.0倍〜5.0倍、より好ましくは1.0倍〜3.0倍、さらに好ましくは1.0倍〜2.0倍のものでもよい。樹脂組成物26を、このようなウレタン樹脂とした場合には、表面層21への接着性に優れ、後記する繊維シート28への含浸性にも優れたものとなる。また、ウレタン樹脂としては、耐水性を有したエーテル系やひまし油系のウレタン樹脂が好ましく例示される。なお、樹脂組成物26には、硬化剤や難燃材等の各種添加剤を添加することができる。
また、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26の量は、表層側樹脂層27が上記のような厚さとなるように、適宜の量としてもよい。また、表層側樹脂層27は、表面層21の裏面(反化粧面)に、スプレーやローラー等によって塗布された樹脂組成物26が硬化したものでもよい。また、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26が半硬化(未硬化)の状態で、後記する裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26や繊維シート28が配されるものとしてもよい。つまり、表面層21とガラス繊維強化樹脂層25とは、ガラス繊維強化樹脂層25を構成する樹脂組成物26によって積層一体化された構成とされている。つまりは、ガラス繊維強化樹脂層25を構成する樹脂組成物26が接着成分として機能し、ガラス繊維強化樹脂層25と表面層21とが積層一体化された構成とされている。
裏層側ガラス繊維強化樹脂層29の厚さは、表面化粧パネル20(化粧パネル1)の用途等に応じて選択される繊維シート28の種類や目付け、厚さ等に応じて、適宜の厚さとしてもよい。この裏層側ガラス繊維強化樹脂層29の厚さとしては、例えば、0.1mm〜1.0mm程度でもよく、0.2mm〜0.6mm程度でもよい。本実施形態では、この裏層側ガラス繊維強化樹脂層29の厚さを、表層側樹脂層27の厚さよりも大としている。例えば、この裏層側ガラス繊維強化樹脂層29の厚さを、表層側樹脂層27の厚さの2倍〜10倍程度としてもよい。
また、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂の質量、つまり、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂を構成する未硬化の樹脂組成物26の質量と裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれるガラス繊維の質量との質量比は、1:1.5〜1:6としてもよく、好ましくは、1:2.5〜1:4.5としてもよく、より好ましくは、1:3〜1:4としてもよい。つまりは、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂の質量1g/mに対するガラス繊維の質量を、1.5〜6g/mとしてもよく、好ましくは、2.5〜4.5g/mとしてもよく、より好ましくは、3〜4g/mとしてもよい。裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂量に対してガラス繊維量を少なくし過ぎれば、換言すれば、ガラス繊維量に対して樹脂量を多くし過ぎれば、重くなる傾向がある。一方、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂量に対してガラス繊維量を多くし過ぎれば、剛性が低下したり、成形し難くなったりする傾向がある。
この裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂(未硬化の樹脂組成物26)の質量は、上記のような質量比となるように、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれるガラス繊維の質量や、繊維シート28の厚さ、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29の目標とする質量や厚さ、表面化粧パネル20の強度や寸法安定性、コスト等の観点等から適宜の質量としてもよい。この樹脂組成物26の質量(単位面積(1m)当たりの質量)を、例えば、80g/m以上としてもよく、好ましくは100g/m以上としてもよく、より好ましくは150g/m以上としてもよい。また、軽量化を図る観点やコスト等の観点からは、樹脂組成物26の質量を、500g/m以下としてもよく、好ましくは300g/m以下としてもよく、より好ましくは250g/m以下としてもよい。
なお、後記するように、表層側樹脂層27を設けない場合には、上記した裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれる樹脂の質量を、ガラス繊維強化樹脂層25に含まれる樹脂の質量として把握するようにすればよい。
また、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれるガラス繊維の質量(単位面積(1m)当たりの質量)は、上記のような質量比となるように、樹脂組成物26の質量に応じて適宜の質量としてもよく、例えば、120g/m以上としてもよく、1500g/m以下としてもよい。なお、上記同様、表層側樹脂層27を設けない場合には、この裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれるガラス繊維の質量を、ガラス繊維強化樹脂層25に含まれるガラス繊維の質量として把握するようにすればよい。
また、ガラス繊維を構成する繊維シート28としては、ガラス繊維の織布や不織布、マット等が例示される。ガラス繊維の織布としては、例えば、縦糸及び横糸にガラスロービングを用いて製織した平織、絡み織等の織物であるガラスクロス等が例示される。ガラス繊維の不織布としては、例えば、長さ約10mmのガラス繊維を、上記と概ね同様にして製されたガラスペーパー等が例示される。ガラス繊維のマットとしては、長繊維状(例えば、長さ30mm前後、好ましくは長さ50mm前後)に切断したガラスストランドを、不均一な配向となるように、無方向に均等に分散させ、ポリエステルバインダー等の結合剤を用いてマット状に成形したものであるガラスマット等が例示される。
また、繊維シート28の厚さとしては、例えば、0.1mm〜1.0mmの範囲が例示される。また、繊維シート28をガラスマットとした場合には、厚さを、0.3mm〜1.0mm程度としてもよく、ガラスクロスとした場合には、厚さを、0.1mm〜0.3mm程度としてもよい。また、ガラスクロスの密度としては、例えば、30〜120本/25mmのものが例示される。また、ガラスクロスを構成するガラス糸の番手(太さ)としては、例えば、67〜135tex(g/1000m)の範囲が例示される。
繊維シート28の目付け(後記するように、複数枚の繊維シート28を積層する場合には、各繊維シート28の目付け)としては、例えば、50g/m以上700g/m以下の範囲が例示され、好ましくは150g/m以上としてもよく、より好ましくは250g/m以上としてもよい。この繊維シート28の目付けが小さ過ぎれば、強度が低下する傾向がある一方、大き過ぎれば、重くなる傾向がある。繊維シート28としてガラスクロスを用いる場合は、目付けを200g/m以上としてもよい。また、繊維シート28としてガラスペーパーを用いる場合は、目付けを50g/m以上としてもよい。また、繊維シート28としてガラスマットを用いる場合は、目付けを100g/m以上としてもよい。また、繊維シート28としては、このようなガラス繊維シートのうちガラスマットまたはガラスクロスが好ましい。
また、繊維シート28の目付けや、上記した裏層側ガラス繊維強化樹脂層29に含まれるガラス繊維の質量に応じて、また、表面層21の反り等を抑制する観点等から、複数枚の繊維シート28を厚さ方向に積層するようにしてもよい。本実施形態では、複数枚(図例では、2枚)の繊維シート28,28を積層するように設けた構成としている。この場合は、これら繊維シート28,28を、同様の目付けとされたものとしてもよい。また、繊維シート28としては、ガラス繊維シートに、植物繊維の織布や不織布、フィルム、紙、マット等が積層されたものでもよい。植物繊維としては、植物繊維マットや製紙に用いられる植物繊維であれば特に限定されないが、繊維シート28の強度や耐久性、寸法安定性等を考慮すると、麻系天然繊維、ヤシ繊維または農産廃棄物繊維のいずれか1種以上であることが好ましい。
また、樹脂組成物26の繊維シート28への含浸は、樹脂組成物26を貯留する容器内に繊維シート28を浸漬させた後に、余剰分を適宜、絞り取る態様や、繊維シート28にスプレーやローラー等によって塗布する態様としてもよい。または、後記する製法例のように、上記した表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26が硬化または半硬化の状態で、その反表面層側にスプレーやローラー等によって塗布された樹脂組成物26に繊維シート28を積層することで、繊維シート28に結果的に樹脂組成物26が含浸される態様等としてもよい。
上記のような構成とされた表面化粧パネル20は、例えば、以下のパネル製造方法の一例のように製造するようにしてもよい。
このパネル製造方法としては、表面層21の裏面に表層側樹脂層27を構成する未硬化の樹脂組成物26を供給した後に、表層側樹脂層27の裏面側に位置するように裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を形成して表面化粧パネル20を製造する構成としてもよい。また、例えば、互いに向き合う面が平坦面とされた上下の成形型を用いて表面化粧パネル20を製造するようにしてもよい。このような成形型としては、樹脂組成物26の種類にもよるが、硬化に加熱を要する場合には、ヒーターや熱媒体が流通される媒体流通路が設けられたホットプレスとしてもよい。
例えば、まず、上下の成形型のうちの下成形型の上面に、化粧面を対面させるようにして、つまり、その裏面(反化粧面)を上向きとした状態で、表面層21を載置する。そして、この表面層21の裏面に、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26を塗布する。この樹脂組成物26の表面層21への塗布は、表層側樹脂層27が上記のような所望する厚さとなるように一様な塗布量でスプレーやローラー等を用いて塗布するようにしてもよい。この表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26は、下成形型を適度の温度(例えば、40℃〜80℃程度の比較的低温)に加熱した状態で供給(塗布)して硬化または半硬化させるようにしてもよい。この際、下成形型による加熱に加えて、上方側から適宜の遠赤外線ヒーター等の輻射式ヒーターによって加熱するようにしてもよい。また、この際の硬化(半硬化)時間は、樹脂組成物26の種類や量にもよるが、1分〜30分程度、好ましくは15分以下としてもよい。
また、この表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26が硬化または半硬化した後に、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する未硬化の樹脂組成物26を供給し、この裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26を、繊維シート28に含浸させるようにしてもよい。つまり、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26が硬化または半硬化すれば、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する未硬化の樹脂組成物26を塗り重ねるように塗布し、この樹脂組成物26が含浸するように、繊維シート28を積層するようにしてもよい。この際、繊維シート28が表層側樹脂層27内に略移動しないように表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26が半硬化または完全硬化した後に、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する未硬化の樹脂組成物26及び繊維シート28を配するようにしてもよい。また、図例のように、二枚の繊維シート28,28を設ける場合には、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26を塗布した後に、この樹脂組成物26が含浸するように、二枚の繊維シート28,28を積層するようにしてもよい。または、一枚目の繊維シート28を樹脂組成物26が含浸するように積層した後に、更に樹脂組成物26を塗布し、この樹脂組成物26が含浸するように、二枚目の繊維シート28を積層する態様等としてもよい。
そして、上下の成形型によって圧締し、表面層21とガラス繊維強化樹脂層25とを積層一体化させて表面化粧パネル20を製造するようにしてもよい。この際、上成形型の下面に、適宜の離型剤を塗布しておくようにしてもよい。また、適宜のプレス圧で圧締して樹脂組成物26を硬化させるようにしてもよい。また、必要に応じて加熱し、樹脂組成物26を硬化させるようにしてもよい。
このような製造方法によれば、表面化粧パネル20を効果的に製造することができる。つまり、ガラス繊維強化樹脂層25を形成した後に、表面層21を貼着するようなものと比べて、製造効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26が硬化または半硬化すれば、繊維シート28に先だって、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26を供給する構成としている。従って、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26上に載置された繊維シート28に対して裏層側ガラス繊維強化樹脂層29を構成する樹脂組成物26を供給して含浸させる態様と比べて、表層側樹脂層27と裏層側ガラス繊維強化樹脂層29との境界剥離等を効果的に防止することができる。
なお、上記のような態様に代えて、樹脂組成物26が含浸された繊維シート28を表層側樹脂層27に積層する態様や、表層側樹脂層27に繊維シート28を積層した状態で、樹脂組成物26を繊維シート28に塗布する態様等としてもよい。さらには、樹脂組成物26を含むプリプレグ状の繊維シート28(または裏層側ガラス繊維強化樹脂層29)と、裏面に表層側樹脂層27が形成された表面層21と、を積層一体化して表面化粧パネル20を製造するようにしてもよい。
また、上記した本実施形態に係るパネル製造方法の各工程の順序等は一例に過ぎず、別順序でなされるものでもよく、種々の変形が可能である。
また、上記のような構成とされた表面化粧パネル20を、化粧パネル1の表面材として用いる場合には、パネル芯材10に適宜の接着剤を用いて貼着するようにしてもよい。または、表面層21とパネル芯材10との間にガラス繊維強化樹脂層25を構成する樹脂組成物26及び繊維シート28を介在させた状態で、上下の成形型によって圧締して化粧パネル1を製造する構成としてもよい。また、パネル芯材10のパネル厚さ方向両側に、ガラス繊維強化樹脂層25,25を構成する樹脂組成物26,26及び繊維シート28,28をそれぞれに介在させてパネル厚さ方向両側の表面層21,21を配した状態で、上下の成形型によって圧締して化粧パネル1を製造する構成としてもよい。つまりは、ガラス繊維強化樹脂層25を構成する樹脂組成物26を、表面層21とパネル芯材10とを接合一体化させる接着成分として機能させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、図1(b)に示すように、二枚の表面化粧パネル20,20によってパネル芯材10のパネル厚さ方向両側を覆い、パネル芯材10のパネル厚さ方向両端面には、エッジシート17,17を貼着した構成としている。つまり、これら二枚の表面化粧パネル20,20及び二枚のエッジシート17,17によって、化粧パネル1の四周表面(パネル厚さ方向両面及びパネル幅方向両端面)を化粧面とした例を示している。
これらエッジシート17,17としては、木目柄等の種々の柄(模様)が印刷された化粧印刷紙や合成樹脂系の樹脂シート(フィルム)、天然木材(銘木)から形成された突板等の単板(化粧単板)等としてもよい。また、これらエッジシート17,17は、適宜の接着剤等によって貼着されたものでもよい。
なお、パネル芯材10のパネル幅方向両端面をエッジシート17,17によって覆う態様に代えて、上記同様な表面化粧パネル20,20または表面層21,21によって各端面を覆う態様等としてもよい。また、化粧パネル1のパネル幅方向の各端面を化粧面とせずに、パネル芯材10を露出させた態様等としてもよい。
本実施形態に係る表面化粧パネル20は、上述のような構成としたことで、薄型化及び軽量化を図りながらも、耐衝撃性を向上させることができる。
つまり、吸熱性金属水酸化物を含む樹脂含浸ガラス繊維不織布板22の表面側に熱硬化性樹脂含浸化粧紙23が設けられた難燃性の表面層21と、この表面層21の裏面側に設けられたガラス繊維強化樹脂層25と、を備えた構成としている。従って、従来のようなMDF(中密度繊維板)等の木質板を基材としたものと比べて、防湿シートを設けずとも吸放湿等による寸法変化が生じ難くなり、寸法安定性を向上させることができ、また、効果的に薄型化及び軽量化を図ることができる。また、比較的に多量な吸熱性金属水酸化物を含んで脆弱な表面層21を、ガラス繊維強化樹脂層25によって補強することができ、耐衝撃性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ガラス繊維強化樹脂層25に含まれる繊維シート28を、厚さ方向で反表面層側となる裏面側に位置するように設けた構成としている。従って、繊維シート28を表面層側に設けたものと比べて、繊維シート28の凹凸等に起因する表面層21との境界剥離等を生じ難くすることができる。なお、このような態様に代えて、繊維シート28を、厚さ方向で表面層21側となる表面側に位置するように設けたり、ガラス繊維強化樹脂層25の厚さ方向中央部に設けたりしてもよい。つまり、表面層21と裏層側ガラス繊維強化樹脂層29との間に、上記のような表層側樹脂層27を設けないようにしてもよい。つまりは、裏層側ガラス繊維強化樹脂層29をガラス繊維強化樹脂層25としてもよい。この場合は、表層側樹脂層27を構成する樹脂組成物26を表面層21の裏面に供給して表層側樹脂層27を設ける工程を設けずに、ガラス繊維強化樹脂層25を構成する樹脂組成物26及び繊維シート28を表面層21の裏面に供給して製造する構成としてもよい。
また、上記のように、表面層21の厚さを0.5mm〜1.0mmとし、ガラス繊維強化樹脂層25の厚さを0.5mm〜2.0mmとし、表面化粧パネル20の厚さを1.0mm〜3.0mmとすれば、より好適なものとなる。つまり、難燃性及び強度を有しながらも、効果的に薄型化及び軽量化を図ることができる。
また、上記のように、ガラス繊維強化樹脂層25を構成する樹脂組成物26の発泡倍率を、1.0倍〜2.0倍とすれば、より好適なものとなる。つまり、この発泡倍率を、大きくし過ぎれば、軽量化は図れるものの、強度が低下する傾向があるが、上記のような範囲とすれば、強度低下を抑制することができる。
また、本実施形態に係る化粧パネル1は、上記のような表面化粧パネル20をパネル芯材10の少なくとも厚さ方向一方側に設けた構成としている。従って、薄型化及び軽量化が可能でありながらも、耐衝撃性が向上され、かつ難燃性(不燃性)を有した面材を有した化粧パネル1となる。
また、本実施形態では、パネル芯材10のパネル厚さ方向両側のそれぞれに表面化粧パネル20,20を設けた構成としている。従って、パネル厚さ方向両側の耐衝撃性が向上され、かつパネル厚さ方向両側に難燃性(不燃性)を有した面材を有した化粧パネル1となる。また、当該化粧パネル1の反り等の変形が抑制され、パネル芯材10にフレーム状の金属製の補強材等を設ける必要性を生じ難くすることができる。
また、本実施形態では、パネル芯材10を、四周枠12,13,13,14を含む枠体11で囲まれた空間にコア材16が収容された構成としている。従って、パネル芯材10をコア材16のみや三辺以下に桟材を設けたようなものとした場合と比べて、化粧パネル1の強度を向上させることができ、建具等として好適に用いることができる。また、中実状のパネル芯材10としたものと比べて、軽量化を図ることができる。
なお、上記のようにパネル芯材10のパネル厚さ方向両側に表面化粧パネル20,20を設けた構成に代えて、パネル厚さ方向一方側のみに表面化粧パネル20を設けた構成としてもよい。この場合は、パネル厚さ方向他方側に、表面層21のみまたはガラス繊維強化樹脂層25のみを設けたり、他の表面材を設けたりしてもよく、さらには、パネル芯材10を露出させた構成としてもよい。また、本実施形態では、パネル芯材10を、枠体11で囲まれた空間にコア材16を収容させた構成とした例を示しているが、枠体11のみまたはコア材16のみによって構成したり、中実状の板状体からなるもの等としてもよい。
上記した化粧パネル1の具体的構成としては、その他、種々の変形が可能である。
また、表面化粧パネル20は、化粧パネル1を構成するように用いられるものに限られず、既設の開口枠や窓枠、廻縁、巾木等の他の既設内装建材を覆うカバー等として用いられるものとしてもよい。
次に、本発明に係る表面化粧パネルの実施例の一例及び比較例について説明する。
各実施例1〜3及び比較例1では、いずれも、表層側を、上記した表面層21と同様の構成とした。つまり、表層側を、熱硬化性樹脂含浸化粧紙と樹脂含浸ガラス繊維不織布板と熱硬化性樹脂含浸紙とを有した厚さ0.7mmの両面熱硬化性樹脂含浸紙貼樹脂含浸ガラス繊維不織布板(表面層)とした。
また、実施例1〜3では、裏層側を、上記した表層側樹脂層27を設けていないガラス繊維強化樹脂層25と同様の構成とした。また、実施例1〜3では、ガラス繊維強化樹脂層を構成する樹脂組成物を、無発泡性(発泡倍率1倍)のポリウレタン樹脂とし、実施例1,2では、表面層裏面側への塗布量を200g/mとし、実施例3では、表面層裏面側への塗布量を240g/mとした。また、実施例1では、ガラス繊維強化樹脂層に含まれる繊維シートを、目付けが300g/mのガラスマットとした。つまり、実施例1では、ガラス繊維強化樹脂層に含まれる樹脂とガラス繊維との質量比を、1:1.5とした。実施例2では、ガラス繊維強化樹脂層に含まれる繊維シートを、目付けが300g/mのガラスマットを二枚積層し、総目付けを600g/mとした。つまり、実施例2では、ガラス繊維強化樹脂層に含まれる樹脂とガラス繊維との質量比を、1:3とした。実施例3では、ガラス繊維強化樹脂層に含まれる繊維シートを、目付けが450g/mのガラスマットを二枚積層し、総目付けを900g/mとした。つまり、実施例3では、ガラス繊維強化樹脂層に含まれる樹脂とガラス繊維との質量比を、1:3.75とした。実施例1は、厚さが1.3mm、1mあたりの質量が1.7kgであり、実施例2は、厚さが1.6mm、1mあたりの質量が2.0kgであり、実施例3は、厚さが1.6mm、1mあたりの質量が2.4kgであった。
比較例1では、裏層側を、MDF(中密度繊維板)の厚さ方向両面に、防湿シートが貼着された両面防湿シート貼MDFとした。この比較例1は、厚さが3.4mm、1mあたりの質量が3.6kgであった。
また、比較例2では、表層側の化粧層を、0.07mm厚のウレタン樹脂系塗装ポリプロピレン樹脂系フィルムとし、裏層側を、火山性ガラス質複層板の厚さ方向両面に、アルミシートを貼着した両面アルミシート貼火山性ガラス質複層板とした。この比較例2は、厚さが3.3mm、1mあたりの質量が4.1kgであった。
また、各実施例の表面化粧パネル及び各比較例の表面化粧パネルに対して、以下のような評価試験を行った。
<アイゾット衝撃強さ>
各実施例1〜3及び各比較例1,2の表面化粧パネル(同寸同形状の試験片(ノッチなし))に対して、JIS K7110(プラスチック−アイゾット衝撃強さの試験方法)に準じて、デジタル衝撃試験機を用いて化粧面側から打撃する試験を行い、吸収エネルギー及び衝撃強度を測定(算出)した。結果は、表1に示すように、実施例1では、吸収エネルギーが0.07J、衝撃強度が5.0kJ/mであった。実施例2では、吸収エネルギーが0.14J、衝撃強度が8.8kJ/mであった。実施例3では、吸収エネルギーが0.29J、衝撃強度が19.7kJ/mであった。比較例1では、吸収エネルギーが0.30J、衝撃強度が7.9kJ/mであった。比較例2では、吸収エネルギーが0.12J、衝撃強度が3.4kJ/mであった。
<シャルピー衝撃強さ>
各実施例1〜3及び各比較例1,2の表面化粧パネル(同寸同形状の試験片(ノッチなし))に対して、JIS K7111−1(プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方)に準じて、デジタル衝撃試験機を用いて化粧面側から打撃する試験を行い、吸収エネルギー及び衝撃強度を測定(算出)した。結果は、表1に示すように、実施例1では、吸収エネルギーが0.39J、衝撃強度が29.3kJ/mであった。実施例2では、吸収エネルギーが0.78J、衝撃強度が51.3kJ/mであった。実施例3では、吸収エネルギーが1.45J、衝撃強度が87.7kJ/mであった。比較例1では、吸収エネルギーが0.42J、衝撃強度が11.4kJ/mであった。比較例2では、吸収エネルギーが0.21J、衝撃強度が6.3kJ/mであった。
<反り評価試験>
実施例2の表面化粧パネルをパネル芯材のパネル厚さ方向両側に貼着して実施例の化粧パネルを作成した。また、比較例1の表面化粧パネルをパネル芯材のパネル厚さ方向両側に貼着して比較例の化粧パネルを作成した。これら実施例及び比較例の化粧パネルのパネル芯材を、長さ1990mm、幅450mm、厚さ25mmとし、それぞれ同種の木質系材料から形成された四周枠を有した構成とした。また、実施例の化粧パネルのパネル芯材の四周枠内の長手方向中央部に、木質系材料から形成された横桟を設け、この横桟によって長手方向両側に区画された中空部にコア材を収容させた構成とした。また、比較例の化粧パネルのパネル芯材の四周枠内の幅方向一方側部位に、長手方向に延びる木質系材料から形成された縦桟部とこの縦桟部を受け入れる凹溝を設けた断面略C字状(略コ字状)の金属製の補強材(厚さ1.6mm)とからなる縦桟を設けた構成とした。また、この比較例の化粧パネルのパネル芯材の縦桟の長手方向中央部の幅方向両側に木質系材料から形成された横桟を設け、幅方向他方側の横桟によって長手方向両側に区画された中空部にコア材を収容させた構成とした。
これら実施例の化粧パネル及び比較例の化粧パネルを、同環境下で基台上に載置し、7日間放置したところ、同程度の反り量であり、良好な結果となった。
Figure 0006731659
以上の結果から、実施例1〜3の各表面化粧パネルは、従来の不燃面材同様の比較例1,2と比較しても、化粧面側からの打撃に対して十分な耐衝撃性を有しながらも、薄型化及び軽量化が図れることことが示された。また、実施例1,2の各表面化粧パネルは、アイゾット衝撃強さについては、比較例1,2と比較して大きな乖離がなかったが、シャルピー衝撃強さについては、比較例1,2と比較して良好な結果となった。これにより、上記のようなコア材を有したパネル芯材に面材として設けられる表面化粧パネルとして好適なものであることが示された。また、ガラス繊維強化樹脂層に含まれる樹脂量に対してガラス繊維量を比較的に多量とした実施例2,3については、特に良好な結果となった。また、上述のように実施例の化粧パネルによれば、パネル芯材に金属製の補強材を設けた比較例の化粧パネルと略同等な反り抑制の効果が示された。つまり、実施例の化粧パネルによれば、パネル芯材に金属製の補強材を設けることなく反りの抑制が可能であり、パネル芯材の構造の簡略化及び軽量化が図られることが示された。
1 化粧パネル
10 パネル芯材
20 表面化粧パネル
21 表面層
22 樹脂含浸ガラス繊維不織布板
23 熱硬化性樹脂含浸化粧紙
25 ガラス繊維強化樹脂層
26 樹脂組成物
28 繊維シート

Claims (4)

  1. 吸熱性金属水酸化物を含む樹脂含浸ガラス繊維不織布板の表面側に熱硬化性樹脂含浸化粧紙が設けられた難燃性の表面層と、この表面層の裏面側に設けられたガラス繊維強化樹脂層と、を備えており、
    前記ガラス繊維強化樹脂層に含まれる繊維シートが厚さ方向で反表面層側となる裏面側に位置するように設けられて表層側に表層側樹脂層が形成され、該表層側樹脂層の厚さが0.05mm〜0.5mmであり、
    前記樹脂含浸ガラス繊維不織布板に含まれるガラス繊維不織布の目付が10g/m 〜200g/m であり、
    前記繊維シートは、目付が300g/m 〜900g/m のガラスマットまたはガラスクロスであることを特徴とする表面化粧パネル。
  2. 請求項1において、
    前記表面層の厚さが0.5mm〜1.0mmとされ、前記ガラス繊維強化樹脂層の厚さが0.5mm〜2.0mmとされ、当該表面化粧パネルの厚さが1.0mm〜3.0mmであることを特徴とする表面化粧パネル。
  3. 請求項1または2において、
    前記ガラス繊維強化樹脂層を構成する樹脂組成物の発泡倍率は、1.0倍〜2.0倍であることを特徴とする表面化粧パネル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表面化粧パネルと、この表面化粧パネルが少なくとも厚さ方向一方側に設けられたパネル芯材と、を備えていることを特徴とする化粧パネル。
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