JP6730863B2 - 加湿装置 - Google Patents
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また、このように気化式加湿部と加熱式加湿部との両方を備えた加湿装置では、気化式加湿部の湿式部材から気化せずに排出されたドレン水は、加熱貯留部に導入されて加熱式加湿部による加湿用に利用される。
前記湿式部材のドレン水を加熱貯留部に導入し、当該加熱貯留部の貯留水を加熱により蒸発させる加熱式加湿部と、を備えた加湿装置であって、
外部からの給水を前記湿式部材に散水する散水部を備えると共に、
前記散水部からの散水により前記湿式部材に浸透された給水の一部が気化せずに前記ドレン水として滴下して前記加熱貯留部に導入され、
前記加熱貯留部の貯留水を排水可能な排水部を備え、
所定の更新条件に基づいて、前記排水部により前記加熱貯留部の貯留水を排水して当該加熱貯留部の貯留水を更新する貯留水更新処理を実行する貯留水更新処理手段を備えた点にある。
更に、気化式加湿部の湿式部材には、濃縮されたドレン水を再度供給するのではなく、濃縮程度が低い外部からの給水を散水するので、当該湿式部材における蒸発残留物の析出を抑制することができる。
前記排水部が、前記加熱貯留部の所定水位を超える余剰水をオーバーフローさせて排水するオーバーフロー部であり、
前記貯留水更新処理手段が、前記貯留水更新処理において、前記給水量調整部により前記湿式部材への給水量を一時的に増加させて前記オーバーフロー部から余剰水をオーバーフローさせて排水することにより、前記加熱貯留部の貯留水を更新する点にある。
前記貯留水更新処理の実行時以外の通常時において、前記水位センサの検出結果に基づいて前記給水量調整部を制御して、前記加熱貯留部の貯留水の水位を所定水位に維持する水位維持制御を実行する水位維持制御手段を備えた点にある。
空気の流れ方向に沿って前記湿式部材の上流側に配置され、当該空気の温調を行う空調用熱交換器を備えると共に、
前記ドレンパンが、前記加熱貯留部の排水部からの排水に加えて、前記空調用熱交換器のドレン水を受容するように配置されている点にある。
本発明に係る加湿装置の第1実施形態について図1に基づいて説明する。
図1に示す加湿装置100は、例えば商業施設や家屋等において、屋外から屋内へ外気を取り込むダクトに接続する形態で設置されている。そして、屋外から取り込んだ外気が通風路1を通流し、通風路1を通過して加湿された空気が屋内に供給される。即ち、加湿装置100の通風路1には、通風路1を通流する空気を加湿する加湿部A,Bが配置されており、更に加湿装置100には、運転を制御する制御装置30や各種補機が設けられている。
以下、これら気化式加湿部A及び加熱式加湿部Bの詳細構成について、順に説明を加える。
湿式部材6は、水浸透性と通気性とを有する部材からなり、通風路1の流路断面を覆う姿勢で配置されている。よって、この湿式部材6において、給水SWが浸透すると共に、通風路1を通流する比較的低湿な空気が通過することで、湿式部材6の浸透水PWの気化が促進され、通過する空気が加湿されることになる。
尚、加熱貯留部8aは、湿式部材6のドレン水DWを受容して貯留するドレン水貯留槽8の一部として構成されている。具体的に、ドレン水貯留槽8は、通風路1の空気の流れ方向における上流側の部位で湿式部材6のドレン水DWを受容し、その受容したドレン水DWを貯留水RWとして、同空気の流れ方向における下流側の部位である加熱貯留部8aに導入する。
そして、加熱式加湿部Bの電気ヒータ9を作動させると、加熱貯留部8aの貯留水RWが加熱されて沸騰し、水蒸気Sが発生する。その水蒸気Sが水蒸気供給口8bを介して通風路1に導入されることで、通風路1を通流する空気を加湿することができる。
また、ドレン水貯留槽8には、貯留水RWの導電率を計測する導電率センサ19や、水位を計測する水位センサ20が設けられている。
このことで、加熱式加湿部Bでは、気化式加湿部Aの加湿能力の不足分を補充する分の加湿能力を発揮する程度に運転が制限されることになり、加熱式加湿部Bの運転に必要なエネルギーの節約を図ると共に、給水量を必要加湿量に制限して消費水量の節約を行うことができる。
以下に、水位維持制御手段31による水位維持制御、及び、貯留水更新処理手段32による貯留水更新処理の詳細について、順に説明を加える。
制御装置30が機能する水位維持制御手段31は、後述する貯留水更新処理の実行時以外の通常時において、水位センサ20の検出結果に基づいて給水量調整弁3を制御して、加熱貯留部8aの貯留水RWの水位を所定水位に維持する水位維持制御を実行するように構成されている。
そして、このような水位維持制御が実行されることで、通常時においては、加熱貯留部8aからの無用な排水が抑制されて、消費水量が節約されることになる。
制御装置30が機能する貯留水更新処理手段32は、所定の更新条件に基づいて、オーバーフロー部12である排水部により加熱貯留部8aの貯留水RWを排水して当該加熱貯留部8aの貯留水を更新する貯留水更新処理を実行するように構成されている。
具体的に、貯留水更新処理手段32は、貯留水更新処理において、給水量調整弁3により湿式部材6への給水量を一時的に増加させてオーバーフロー部12から余剰水をオーバーフローさせて排水することにより、加熱貯留部8aの貯留水を更新する。
そして、このような更新条件に基づいて貯留水更新処理を実行することで、ドレン水貯留槽8の貯留水RWの濃縮程度を常に低く抑えて、蒸発残留物の析出を確実に抑制することができる。
本発明に係る加湿装置の第2実施形態について図2に基づいて説明する。
尚、この第2実施形態の加湿装置200は、空気の加湿に加えて、同空気の温調を行うことができるエアハンドリングユニットなどの空調ユニット50として構成されている点で上記第1実施形態とは異なるが、他の点では主に上記第1実施形態と同様の構成を採用している。よって、以下では、その相違する構成の詳細について説明を加えるものとし、上記第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
(1)上記実施形態では、加熱貯留部8aの貯留水RWを、加熱式加湿部Bの加湿用のみで利用するように構成したが、例えば、当該貯留水RWを湿式部材6に再循環させて、気化式加湿部Aで再利用するように構成しても構わない。
4 散水部
6 湿式部材
8 ドレン水貯留槽
8a 加熱貯留部
12 オーバーフロー部
14 ドレンパン
20 水位センサ
25 空調用熱交換器
31 水位維持制御手段
32 貯留水更新処理手段
100 加湿装置
200 加湿装置
A 気化式加湿部
B 加熱式加湿部
DW ドレン水
OA 外気
PW 浸透水
RW 貯留水
SW 給水
Claims (5)
- 給水を湿式部材に浸透させ、当該湿式部材の浸透水を空気との接触により気化させる気化式加湿部と、
前記湿式部材のドレン水を加熱貯留部に導入し、当該加熱貯留部の貯留水を加熱により蒸発させる加熱式加湿部と、を備えた加湿装置であって、
外部からの給水を前記湿式部材に散水する散水部を備えると共に、
前記散水部からの散水により前記湿式部材に浸透された給水の一部が気化せずに前記ドレン水として滴下して前記加熱貯留部に導入され、
前記加熱貯留部の貯留水を排水可能な排水部を備え、
所定の更新条件に基づいて、前記排水部により前記加熱貯留部の貯留水を排水して当該加熱貯留部の貯留水を更新する貯留水更新処理を実行する貯留水更新処理手段を備えた加湿装置。 - 前記加熱貯留部が、前記湿式部材のドレン水を受容して貯留するドレン水貯留槽で構成されている請求項1に記載の加湿装置。
- 前記湿式部材への給水量を調整可能な給水量調整部を備え、
前記排水部が、前記加熱貯留部の所定水位を超える余剰水をオーバーフローさせて排水するオーバーフロー部であり、
前記貯留水更新処理手段が、前記貯留水更新処理において、前記給水量調整部により前記湿式部材への給水量を一時的に増加させて前記オーバーフロー部から余剰水をオーバーフローさせて排水することにより、前記加熱貯留部の貯留水を更新する請求項1又は2に記載の加湿装置。 - 前記加熱貯留部に水位センサを備え、
前記貯留水更新処理の実行時以外の通常時において、前記水位センサの検出結果に基づいて前記給水量調整部を制御して、前記加熱貯留部の貯留水の水位を所定水位に維持する水位維持制御を実行する水位維持制御手段を備えた請求項3に記載の加湿装置。 - 前記加熱貯留部の排水部からの排水を受容するドレンパンを備え、
空気の流れ方向に沿って前記湿式部材の上流側に配置され、当該空気の温調を行う空調用熱交換器を備えると共に、
前記ドレンパンが、前記加熱貯留部の排水部からの排水に加えて、前記空調用熱交換器のドレン水を受容するように配置されている請求項1〜4の何れか1項に記載の加湿装置。
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