JP6729488B2 - 通信システム、マスタノード、及び制御プログラム - Google Patents

通信システム、マスタノード、及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、スケジュールを用いたマスタスレーブ方式による通信システム、マスタノード、及び制御プログラムに関するものである。
特許文献1には、通信システムとして、シリアル通信の信号線によって接続された電子制御装置(以下、ECU)と制御対象機器との間で、スケジュールを用いたマスタスレーブ方式を採用した通信プロトコルを用いて通信を行う技術が開示されている。
このような通信システムに用いられる、マスタスレーブ方式を採用した通信プロトコルとしては、例えばLIN(Local Interconnect Network)が知られている。従来、LINを用いた通信システムでは、マスタノードが、アクションを行わせたいノードのIDを含むヘッダを、スケジュールに従った順番で送信し、各ノードが、送信されてきたヘッダが自ノードのIDを含む場合にレスポンスを返信していた。
また、LINを用いた従来の通信システムでは、1つのスレーブノードが、それぞれ異なるレスポンスを返す複数の機能(以下、単に複数の機能)を有している場合、マスタノードは、この複数の機能の数だけヘッダを順番に送信する動作を繰り返し、この複数の機能ごとのレスポンスを受けていた。さらに、LINを用いた従来の通信システムでは、スレーブノードの1つの機能についてのレスポンス数が複数フレームにわたる複数である場合には、この機能については、必要なレスポンス数だけヘッダを順番に送信する動作を追加し、必要なレスポンス数だけレスポンスを受けていた。
特開2012−80360号公報
しかしながら、LINを用いた従来の通信システムでは、スレーブノードが複数の機能を有している場合に、マスタノードがスレーブノードからレスポンスを受ける応答性が悪くなる問題点があった。詳しくは、以下の通りである。
LINを用いた従来の通信システムでは、ヘッダによってスレーブノードの複数の機能の個々を区別して指定することはできなかった。よって、スケジュールにおいて何番目のヘッダの送信に対してどの機能についてのレスポンスを返すのかを定めることで、複数の機能の全てについてレスポンスを取りあえず順番に返信させることで、目的の機能についてのレスポンスを受けていた。
従って、マスタノードは、目的の機能以外の機能についてのレスポンスが順番に返信されてくるのを待った上で目的の機能についてのレスポンスを受ける分だけ、応答性が悪くなる問題点が生じる。また、1つの機能についてのレスポンス数が複数フレームにわたる複数である場合には、レスポンス数が増える分だけ遅延時間が長くなり、この問題点が更に大きくなる。
この開示のひとつの目的は、スレーブノードがそれぞれ異なるレスポンスを返す複数の機能を有している場合であっても、マスタノードがスレーブノードからレスポンスを受ける応答性をより向上させることを可能にする通信システム、マスタノード、及び制御プログラムを提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、マスタノード(2a)と、そのマスタノードとバス(4)で接続される少なくとも1つのスレーブノード(3a)とを含み、マスタノードは、指定する対象についての識別情報を含むヘッダを、予め設定されたスケジュールに従って送信する送信部(220)を備え、スレーブノードは、ヘッダを受信したことに応じてレスポンスを返信することが可能な返信部(320a)を備える通信システムであって、スレーブノードは、それぞれ異なるレスポンスを返信する複数の機能を有しているスレーブノードを少なくとも含んでおり、送信部は、指定する対象についての識別情報として、指定する機能についての機能別に割り当てられた識別情報を含むヘッダを、機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信し、返信部は、受信したヘッダに含まれる識別情報が、自スレーブノードの機能についての識別情報である場合に、その識別情報で指定される機能についてのレスポンスを返信し、スレーブノードは、1つの機能について返信するレスポンスの返信回数が複数回にわたる場合があるものであって、返信部は、識別情報で指定される機能についてのレスポンスを返信する場合に、そのレスポンスに、その機能についてのレスポンスのうちの何番目の返信かを示す順番情報を含ませずに返信し、マスタノードは、スレーブノードから返信されるレスポンスを受信するレスポンス受信部(230a)を備え、レスポンス受信部は、逐次受信するレスポンスと予め設定されている機能別のレスポンスの返信回数とをもとに、指定した機能についてのレスポンスの完了を判断し、マスタノードは、指定する機能別に正しいレスポンスの構造の情報を保持しておく保持部をさらに備え、レスポンス受信部は、逐次受信するレスポンスと予め設定されている機能別のレスポンスの返信回数と保持部に保持されるレスポンスの構造の情報とをもとに、逐次受信するレスポンスを、2回分ずつ毎回チェックし、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合に、指定した機能についてのレスポンスの完了を判断する。
これによれば、指定する機能についての機能別に割り当てられた識別情報を含むヘッダをマスタノードから送信し、その識別情報で指定される機能についてのレスポンスをスレーブノードが返信するので、スレーブノードがそれぞれ異なるレスポンスを返す複数の機能を有している場合であっても、機能を指定してレスポンスを返信させることが可能になる。また、ヘッダは、機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信するので、目的の機能以外の機能を指定するヘッダを送信させないようにすることが可能になる。従って、複数の機能の全てについてレスポンスを取りあえず順番に返信させる場合に比べて、マスタノードがスレーブノードからレスポンスを受ける応答性をより向上させることが可能になる。
その結果、スレーブノードがそれぞれ異なるレスポンスを返す複数の機能を有している場合であっても、マスタノードがスレーブノードからレスポンスを受ける応答性をより向上させることが可能になる。
上記目的を達成するために、本発明のマスタノードは、マスタノード(2a)と、そのマスタノードとバス(4)で接続される少なくとも1つのスレーブノード(3a)とを含む通信システム(1a)で用いられるマスタノードであって、指定する対象についての識別情報を含むヘッダを、予め設定されたスケジュールに従って送信する送信部(220)と、ヘッダを受信したことに応じてレスポンスを返信することが可能なスレーブノードから返信されるレスポンスを受信するレスポンス受信部(230a)とを備え、送信部は、それぞれ異なるレスポンスを返信する複数の機能を有しているスレーブノードに、指定する対象についての識別情報として、指定する機能についての機能別に割り当てられた識別情報を含むヘッダを、機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信し、スレーブノードは、1つの機能について返信するレスポンスの返信回数が複数回にわたる場合があるものであって、且つ、識別情報で指定される機能についてのレスポンスを返信する場合に、そのレスポンスに、その機能についてのレスポンスのうちの何番目の返信かを示す順番情報を含ませずに返信するものであり、スレーブノードから返信されるレスポンスを受信するレスポンス受信部(230a)を備え、レスポンス受信部は、逐次受信するレスポンスと予め設定されている機能別のレスポンスの返信回数とをもとに、指定した機能についてのレスポンスの完了を判断し、指定する機能別に正しいレスポンスの構造の情報を保持しておく保持部をさらに備え、レスポンス受信部は、逐次受信するレスポンスと予め設定されている機能別のレスポンスの返信回数と保持部に保持されるレスポンスの構造の情報とをもとに、逐次受信するレスポンスを、2回分ずつ毎回チェックし、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合に、指定した機能についてのレスポンスの完了を判断する。
また、上記目的を達成するために本発明の第1の制御プログラムは、マスタノード(2a)と、そのマスタノードとバス(4)で接続される少なくとも1つのスレーブノード(3a)とを含む通信システム(1a)で用いられるマスタノードを制御する制御プログラムであって、コンピュータを、指定する対象についての識別情報を含むヘッダを、予め設定されたスケジュールに従って送信する送信部(220)と、ヘッダを受信したことに応じてレスポンスを返信することが可能なスレーブノードから返信されるレスポンスを受信するレスポンス受信部(230,230a)と、レスポンス受信部(230a)として機能させ、送信部が、さらに、それぞれ異なるレスポンスを返信する複数の機能を有しているスレーブノードに、指定する対象についての識別情報として、指定する機能についての機能別に割り当てられた識別情報を含むヘッダを、機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信し、スレーブノードは、1つの機能について返信するレスポンスの返信回数が複数回にわたる場合があるものであって、且つ、識別情報で指定される機能についてのレスポンスを返信する場合に、そのレスポンスに、その機能についてのレスポンスのうちの何番目の返信かを示す順番情報を含ませずに返信するものであり、レスポンス受信部(230a)が、スレーブノードから返信されるレスポンスを受信し、逐次受信するレスポンスと予め設定されている機能別のレスポンスの返信回数とをもとに、指定した機能についてのレスポンスの完了を判断し、逐次受信するレスポンスと、予め設定されている機能別のレスポンスの返信回数と、指定する機能別に正しいレスポンスの構造の情報を保持しておく保持部に保持されるレスポンスの構造の情報とをもとに、逐次受信するレスポンスを、2回分ずつ毎回チェックし、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合に、指定した機能についてのレスポンスの完了を判断するように機能させる。
これらによれば、指定する機能についての機能別に割り当てられた識別情報を含むヘッダをマスタノードから送信し、その識別情報で指定される機能についてのレスポンスをスレーブノードから受信するので、スレーブノードがそれぞれ異なるレスポンスを返す複数の機能を有している場合であっても、機能を指定してレスポンスを返信させることが可能になる。また、ヘッダは、機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信するので、目的の機能以外の機能を指定するヘッダを送信させないようにすることが可能になる。従って、複数の機能の全てについてレスポンスを取りあえず順番に返信させる場合に比べて、マスタノードがスレーブノードからレスポンスを受ける応答性をより向上させることが可能になる。
その結果、スレーブノードがそれぞれ異なるレスポンスを返す複数の機能を有している場合であっても、マスタノードがスレーブノードからレスポンスを受ける応答性をより向上させることが可能になる。
実施形態1における車載通信システム1の概略的な構成の一例を示す図である。 実施形態1におけるスケジュールテーブルとシリアル通信との関係の一例を説明するための図である。 実施形態1におけるスケジュールテーブルの一例を説明するための図である。 実施形態1におけるスケジュールテーブルの一例を説明するための図である。 実施形態1におけるスケジュールテーブルの一例を説明するための図である。 実施形態1におけるヘッダのデータ構造の一例を説明するための図である。 実施形態1におけるレスポンスのデータ構造の一例を説明するための図である。 実施形態1におけるヘッダの送信に対するレスポンスの返信の一例について説明するための図である。 ボデーECU2でのシリアル通信関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 RFレシーバ3でのシリアル通信関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 従来技術におけるスケジュールテーブルの一例を説明するための図である。 実施形態2における車載通信システム1aの概略的な構成の一例を示す図である。 実施形態2におけるヘッダの送信に対するレスポンスの返信の一例について説明するための図である。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<車載通信システム1の概略構成>
以下、本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。車載通信システム1は、車両に搭載されるものであって、図1に示すように、ボデーECU2、RFレシーバ3、及びシリアル通信線4を含んでいる。この車載通信システム1が請求項の通信システムに相当する。
車載通信システム1は、マスタスレーブ方式を採用した通信プロトコルを用いて通信を行う車載ネットワークであって、スケジュールに基づく通信を行うものである。車載通信システム1は、例えばLIN(Local Interconnect Network)といった通信プロトコルを用いてシリアル通信を行うものとして以降の説明を行う。
ボデーECU2は、自車のヘッドライト,ハザードランプ,ウィンカーランプ,ルームランプ等の照明、ドアの施解錠、パワーウィンドウ等のボデー系の機器を制御する電子制御装置であり、RFレシーバ3、入力装置5、及び出力装置6と接続されている。このボデーECU2が、車載通信システム1のマスタノードに相当する。ボデーECU2は、シリアル通信線4を介してRFレシーバ3と接続されている。シリアル通信線4は、1本の信号線(つまり、シングルワイヤ)であって、このシリアル通信線4が請求項のバスに相当する。
入力装置5は、ボデー系の機器に関するスイッチ(以下、SW)及び/又はセンサである。一例としては、自車のドアハンドルに設けられたドアロックSW,自車のドアの開閉を検出するカーテシSW,照明をオンオフさせるライトSW,自車の走行駆動源を始動させるためのスタートSW等がある。出力装置6は、ボデー系の機器に関するアクチュエータ,照明等である。一例としては、自車のドアのドアロックモータ,各種照明等がある。
RFレシーバ3は、タイヤ空気圧センサユニット7及び携帯機8から送信されるRF信号を受信する受信機であり、シリアル通信線4を介してボデーECU2と接続されている。このRFレシーバ3が車載通信システム1のスレーブノードに相当する。RF信号とは、UHF帯の電波にて送信される信号である。UHF帯とは、例えば300MHz〜3GHzの周波数帯である。
タイヤ空気圧センサユニット7は、例えば、タイヤ空気圧を検出する空気圧センサと、無線通信でデータを送受信する無線通信部と、無線通信部を制御する制御部とからなる構成とすればよい。例えば、タイヤ空気圧センサユニット7は、自車の各タイヤに設けられて、各タイヤのタイヤ空気圧を検出し、検出したタイヤ空気圧のデータを含むRF信号を無線通信で送信する構成とすればよい。
一例として、タイヤ空気圧センサユニット7は、自車に搭載されたLFアンテナからLF帯の電波にて送信される、タイヤ空気圧のデータを要求する要求信号を受信した場合に、空気圧センサで検出したタイヤ空気圧のデータを含むRF信号を送信する構成とすればよい。LF帯とは、例えば30kHz〜300kHzの周波数帯である。
携帯機8は、所謂電子キーの機能を有するものであって、ユーザによって操作されるスイッチと、無線通信でデータを送受信する無線通信部と、無線通信部を制御する制御部とからなる構成とすればよい。携帯機8は、所謂Fobであってもよいし、電子キーの機能を有する多機能携帯電話機等であってもよい。また、携帯機8は、RKE(Remote Keyless Entry)機能に関する処理とPEPS(Passive Entry Passive Start)機能に関する処理とを実行可能なものとする。
RKE機能とは、携帯機8のスイッチ操作に応じて認証用コードと施解錠等の車両制御を指示するコマンドを含むRF信号を送信して認証処理を実施することで、車両ドアの施解錠の制御を実行する機能である。PEPS機能とは、携帯機8のスイッチ操作なしに無線通信による認証処理を実施することで、車両ドアの施解錠の制御及び走行駆動源の始動許可を実行する機能である。PEPS(Passive Entry Passive Start)機能に関する処理として、携帯機8は、自車に搭載されたLFアンテナからLF帯の電波にて送信される、認証用コードを要求する要求信号を受信した場合に、認証用コードを含むRF信号を送信する構成とすればよい。
RFレシーバ3は、タイヤ空気圧センサユニット7から送信されてくる、タイヤ空気圧のデータを含むRF信号を受信する。つまり、タイヤ空気圧の検出結果をモニタリングするTPM(Tire Pressure Monitoring)機能に関する機能を有する。また、RFレシーバ3は、携帯機8から携帯機8のスイッチ操作に応じたRF信号が送信されてくる場合に、このRF信号を受信する。つまり、RKE機能に関する機能も有する。さらに、RFレシーバ3は、携帯機8のスイッチ操作なしに携帯機8から認証用コードを含むRF信号が送信されてくる場合に、このRF信号を受信する。つまり、PEPS機能に関する機能も有する。RFレシーバ3は、以上のように、TPM機能に関する機能,RKE機能に関する機能,PEPS機能に関する機能といった複数の機能を有する。以降では、便宜上、RFレシーバ3が有するTPM機能に関する機能,RKE機能に関する機能,PEPS機能に関する機能を、TPM機能,RKE機能,PEPS機能と呼ぶ。
マスタノードであるボデーECU2は、送信要求であるヘッダをシリアル通信線4に送信し、このヘッダに応じてマスタノードであるボデーECU2若しくはスレーブノードであるRFレシーバ3から送信されるレスポンスを受信する。本実施形態では、便宜上、スレーブノードであるRFレシーバ3から送信されるレスポンスを受信する場合を例に挙げて以降の説明を行う。具体例としては、ボデーECU2は、RFレシーバ3にヘッダを送信することで、TPM機能についてのレスポンス,RKE機能についてのレスポンス,PEPS機能についてのレスポンスを受信する。TPM機能についてのレスポンスに含ませる応答データは、タイヤ空気圧の検出結果とすればよい。RKE機能についてのレスポンスに含ませる応答データは、認証用コード及びコマンドとすればよい。PEPS機能についてのレスポンスに含ませる応答データは、認証用コードとすればよい。
<ボデーECU2の概略構成>
続いて、図1を用いて、ボデーECU2の概略構成についての説明を行う。ボデーECU2は、図1に示すように、マイコン20、シリアル通信IF21、入力IF22、及び出力IF23を備える。
シリアル通信IF21は、ボデーECU2がシリアル通信線4を介して通信を行う際のインターフェースである。入力IF22は、ボデーECU2が入力装置5からの入力を受けるインターフェースである。出力IF23は、ボデーECU2が出力装置6へ出力を行うインターフェースである。
マイコン20は、プロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備えるマイクロコンピュータである。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non- transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって実現される。マイコン20は、このメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより、RFレシーバ3とのシリアル通信をはじめとするボデーECU2の種々の機能を実現する。このRFレシーバ3とのシリアル通信に関するマイコン20の機能を実現するための制御プログラムが請求項の制御プログラムに相当する。
<ボデーECU2のマイコン20の概略構成>
続いて、ボデーECU2のマイコン20の概略構成についての説明を行う。マイコン20は、図1に示すように、入力制御部200、切替制御部210、ヘッダ送信部220、レスポンス受信部230、RFデータ処理部240、及び出力制御部250を機能ブロックとして備える。なお、マイコン20が実行する機能の一部又は全部を、一つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、マイコン20が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
入力制御部200は、入力装置5からの入力に関する制御を行う。一例としては、入力装置5からの信号を取得する。切替制御部210は、ボデーECU2からヘッダを送信するタイミングを定義したスケジュールを切り替える。切替制御部210は、不揮発性メモリに予め格納されている複数のスケジュールテーブルをもとに、車両状態の変化に応じてスケジュールを切り替える。
ここで、図2を用いて本実施形態のスケジュールテーブルとシリアル通信との関係の一例について説明する。本実施形態では、ノードが有する機能別にヘッダの識別情報(以下、ヘッダID)が割り当てられており、ノードが有する機能別に予めスケジュールが予め設定されているものとする。以下では、ノードが有する機能は、スレーブノードであるRFレシーバ3が有するPEPS機能,RKE機能,TPM機能であるものとして説明を行う。
図2に示すように、PEPS機能にはヘッダID「0×01」,RKE機能にはヘッダID「0×02」,TPM機能にはヘッダID「0×03」といったように、ノードが有する機能別にヘッダIDが割り当てられる。そして、スケジュールテーブルは、「0×01」,「0×02」,「0×03」といったように、ヘッダIDごと、すなわちノードが有する機能ごととなっている。また、PEPS機能について返信されるレスポンスの返信回数は2フレーム,RKE機能について返信されるレスポンスの返信回数は3フレーム,TPM機能について返信されるレスポンスの返信回数は1フレームとする。各機能について返信されるレスポンスの返信回数は、例えば不揮発性メモリに予め格納しておく構成とすればよい。
続いて、図3〜図5を用いて、本実施形態のスケジュールテーブルの一例について説明する。本実施形態のスケジュールテーブルは、前述したように、ノードが有する機能ごととなっており、PEPS機能用のスケジュールテーブル(図3参照),RKE機能用のスケジュールテーブル(図4参照),TPM用のスケジュールテーブル(図5参照)が、例えば不揮発性メモリに予め格納されている。
PEPS機能用のスケジュールテーブルでは、PEPS機能についてのヘッダID「0×01」を含むヘッダの送信に対して、PEPS機能についてのレスポンスを通信フレーム時間10msec間に返信することが定義されている。RKE機能用のスケジュールテーブルでは、RKE機能についてのヘッダID「0×02」を含むヘッダの送信に対して、RKE機能についてのレスポンスを通信フレーム時間10msec間に返信することが定義されている。TPM機能用のスケジュールテーブルでは、TPM機能についてのヘッダID「0×03」を含むヘッダの送信に対して、TPM機能についてのレスポンスを通信フレーム時間10msec間に返信することが定義されている。これらのスケジュールテーブルのいずれも、1番目の動作しか定義されていないため、同じ動作を繰り返すことが定義されていることになる。
切替制御部210は、入力制御部200で入力装置5から取得する信号及び後述する出力制御部250での処理等をトリガとして、上述の複数のスケジュールテーブルをもとに、車両状態の変化に応じてスケジュールを切り替える。
ヘッダ送信部220は、切替制御部210で切り替えられているスケジュールに従って、指定する機能についてのヘッダIDを含むヘッダを、シリアル通信IF21を介して送信する。このヘッダ送信部220が請求項の送信部に相当する。例えば、PEPS機能用のスケジュールテーブルで示されるスケジュールに切り替えられている場合には、ヘッダID「0×01」を含むヘッダを、他のスケジュールに切り替えられるか、若しくはボデーECU2がスリープ状態になるまで10msecごとに送信する。RKE機能用のスケジュールテーブルで示されるスケジュールに切り替えられている場合,TPM機能用のスケジュールテーブルで示されるスケジュールに切り替えられている場合についても、ヘッダIDが「0×02」,「0×03」となることを除けば同様である。
ここで、図6を用いて、本実施形態のヘッダのデータ構造の一例について説明する。本実施形態のヘッダは、図6に示すように、「Break」,「Synch」,「Functional ID」の3つのフィールドで構成される。本実施形態のヘッダは、「Protected ID」の代わりに「Functional ID」を用いる点を除けば、LINで用いられる従来のヘッダと同様である。「Functional ID」は、「Protected ID」とは、ノード別に割り当てられる6bitのフレームID及び2bitのパリティ(parity)のうちのフレームIDの代わりに、ノードが有する機能別に割り当てられるヘッダIDを含む点が異なっている。
つまり、ボデーECU2は、機能別に予め設定されたスケジュールのうちから、指定する機能に応じたスケジュールに切り替える切替制御部210を備え、ヘッダ送信部220は、ヘッダを、切替制御部210で切り替えたスケジュールに従って送信することになる。
レスポンス受信部230は、ヘッダ送信部220から送信したヘッダに応じてRFレシーバ3から返信されるレスポンスを受信する。例えば、PEPS機能についてのヘッダIDを含むヘッダの送信に対しては、PEPS機能についての応答データを含むレスポンスを受信し、RKE機能についてのヘッダIDを含むヘッダの送信に対しては、RKE機能についての応答データを含むレスポンスを受信する。また、TPM機能についてのヘッダIDを含むヘッダの送信に対しては、TPM機能についての応答データを含むレスポンスを受信する。
ここで、図7を用いて、本実施形態のレスポンスのうちのデータフィールドのデータ構造の一例について説明する。本実施形態のレスポンスのデータフィールドは、図7に示すように、「フレームNo」,「ステータス」,「応答データ」の3つで構成される。本実施形態のレスポンスのデータフィールドは、「フレームNo」を用いる点を除けば、LINで用いられる従来のレスポンスのデータフィールドと同様である。なお、レスポンスには、データフィールドの他にチェックサムのフィールドも含むものとする。
「ステータス」は、エラー等のステータスを示す4bitのデータであり、「応答データ」は、RFレシーバ3がタイヤ空気圧センサユニット7及び携帯機8から受信したデータである。一例として、PEPS機能についての応答データは、RFレシーバ3が携帯機8から受信した認証用コードとし、RKE機能についての応答データは、RFレシーバ3が携帯機8から受信した認証用コード及びコマンドとすればよい。また、TPM機能についての応答データは、RFレシーバ3がタイヤ空気圧センサユニット7から受信したタイヤ空気圧のデータとすればよい。
「フレームNo」は、ヘッダの送信に対する何番目のレスポンスかを示す4bitのデータである。この「フレームNo」が請求項の順番情報に相当する。例えば、PEPS機能についてのヘッダIDを含むヘッダの送信に対しては、レスポンスの返信回数は2フレームであるので、レスポンスとしては、1番目のレスポンスと2番目のレスポンスが存在する。
ここで、図8を用いて、PEPS機能についてのヘッダIDを含むヘッダの送信に対するレスポンスの返信の一例について説明する。図8に示すように、マスタノードであるボデーECU2からは、図3のスケジュールテーブルで示すスケジュールに従って、10msecごとにヘッダID「0×01」を含むヘッダが送信される。一方、スレーブノードであるRFレシーバ3からは、このヘッダを受信するごとに、1番目を示す「フレームNo」を含む1番目のレスポンスと、2番目を示す「フレームNo」を含む2番目のレスポンスとを交互に返信する。
また、レスポンス受信部230は、逐次受信するレスポンスに含まれる「フレームNo」と、ボデーECU2の不揮発性メモリに格納されている機能別のレスポンスの返信回数とをもとに、ヘッダ送信部220から送信したヘッダで指定した機能についてのレスポンスの完了を判断する。一例としては、その機能についての返信回数分の正しい順番のレスポンスが得られた場合にレスポンスの完了を判断し、RFデータ処理部240に得られたレスポンスの応答データを送る。
RFデータ処理部240は、レスポンス受信部230から取得した応答データに応じた処理を行う。例えば、応答データが認証用コードであった場合には、ボデーECU2の不揮発性メモリに予め登録されている正規の認証用コードと照合する認証を行う。また、応答データに認証用コードに加えてコマンドも含まれていた場合には、このコマンドを出力制御部250に送る。他にも、応答データがタイヤ空気圧のデータであった場合には、例えばタイヤ空気圧のデータを、タイヤ空気圧についての報知を行わせるメータECU等のECUに出力すればよい。
出力制御部250は、入力制御部200でドアロックSWの操作を示す信号を取得しており、且つ、RFデータ処理部240で認証用コードの照合が成立した場合に、自車のドアのドアロックモータを駆動させ、自車のドアの施解錠を行わせる。また、出力制御部250は、RFデータ処理部240から前述のコマンドを取得しており、且つ、RFデータ処理部240で認証用コードの照合が成立した場合に、コマンドが指示する車両制御を行う。他にも、出力制御部250は、RFデータ処理部240で認証用コードの照合が成立した場合に、走行駆動源の始動許可信号を、自車の走行駆動源を制御するECUに出力してもよい。
なお、本実施形態では、ボデーECU2が、タイヤ空気圧のデータを用いて、タイヤ空気圧の低下を報知させる一例を示したが、必ずしもこれに限らず、タイヤ空気圧のデータを用いて車両制御を実行する装置にタイヤ空気圧のデータを出力する構成としてもよい。
<RFレシーバ3の概略構成>
続いて、図1を用いて、RFレシーバ3の概略構成についての説明を行う。RFレシーバ3は、図1に示すように、マイコン30、シリアル通信IF31、及びRFアンテナ32を備える。
シリアル通信IF31は、RFレシーバ3がシリアル通信線4を介して通信を行う際のインターフェースである。RFアンテナ32は、タイヤ空気圧センサユニット7及び携帯機8からUHF帯の電波にて送信されてくるRF信号を受信するためのアンテナである。
マイコン30は、プロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備えるマイクロコンピュータである。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non- transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって実現される。マイコン30は、このメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより、ボデーECU2とのシリアル通信,RF信号の受信をはじめとするRFレシーバ3の種々の機能を実現する。このボデーECU2とのシリアル通信に関するマイコン30の機能を実現するための制御プログラムも請求項の制御プログラムに相当する。
<RFレシーバ3のマイコン30の概略構成>
続いて、RFレシーバ3のマイコン30の概略構成についての説明を行う。マイコン30は、図1に示すように、RF復調部300、ヘッダ受信部310、レスポンス送信部320、及び通信制御部330を機能ブロックとして備える。なお、マイコン30が実行する機能の一部又は全部を、一つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。例えば、マイコン30が実行する機能の全部をASIC(Application Specific Integrated circuit)によって実現してもよい。また、マイコン30が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
RF復調部300は、RFアンテナ32で受信したRF信号を復調して、RF信号に含まれるデータを抽出し、通信制御部330に送る。RF信号に含まれるデータとしては、タイヤ空気圧センサユニット7で検出したタイヤ空気圧のデータ、及び携帯機8から送信された認証用コード,コマンド等がある。
ヘッダ受信部310は、ボデーECU2から送信されてくるヘッダを受信する。レスポンス送信部320は、ヘッダ受信部310で受信するヘッダに応じて通信制御部330から出力されるレスポンスを送信する。このレスポンス送信部320が請求項の返信部に相当する。レスポンス送信部320は、図7に示すようなデータフィールドのデータ構造をもつレスポンスを送信する。
通信制御部330は、RF復調部300から得たRF信号に含まれるデータを例えば揮発性メモリ等のメモリに一時的に格納しておく。そして、ヘッダ受信部310で受信したヘッダに含まれるヘッダIDが、RFレシーバ3が有する機能についてのヘッダIDであった場合には、このヘッダIDで指定される機能についてデータを揮発性メモリから読み出し、このデータを応答データとして含むレスポンスを生成してレスポンス送信部320から送信させる。レスポンスには、前述したように、何番目のレスポンスかを示す「フレームNo」を含ませ、ヘッダを受信するごとに、必要な返信回数分のレスポンスを順次返信させる。
例えば、PEPS機能を指定するヘッダID「0×01」であった場合には、認証用コードを応答データとして含む2フレーム分のレスポンスを、ヘッダID「0×01」を含むヘッダを受信しなくなるまで、このヘッダを受信するごとに1フレーム分ずつ送信させる。また、RKE機能を指定するヘッダID「0×02」であった場合には、認証用コード及びコマンドを応答データとして含む3フレーム分のレスポンスを、ヘッダID「0×02」を含むヘッダを受信しなくなるまで、このヘッダを受信するごとに1フレーム分ずつ送信させる。さらに、TPM機能を指定するヘッダID「0×03」であった場合には、タイヤ空気圧のデータを応答データとして含む1フレーム分のレスポンスを、ヘッダID「0×03」を含むヘッダを受信しなくなるまで、このヘッダを受信するごとに送信させる。
<ボデーECU2でのシリアル通信関連処理>
ここで、図9のフローチャートを用いて、マスタノードであるボデーECU2でのシリアル通信に関連する処理(以下、シリアル通信関連処理)の流れの一例について説明を行う。図9のフローチャートは、ボデーECU2がスリープ状態からウェイクアップした場合に開始される構成とすればよい。
まず、ステップS1では、RFレシーバ3からのウェイクアップ要求でウェイクアップした場合(S1でYES)には、ステップS3に移る。一方、RFレシーバ3からのウェイクアップ要求以外でウェイクアップした場合(S1でNO)には、ステップS2に移る。RFレシーバ3からのウェイクアップ要求以外でウェイクアップする例としては、ボデーECU2への入力装置5からの入力によってウェイクアップする場合等がある。
ステップS2では、マイコン20がシリアル通信線4を介してRFレシーバ3にウェイクアップ要求を送信し、RFレシーバ3をスリープ状態からウェイクアップさせ、ステップS3に移る。ステップS3では、切替制御部210がRKE機能用のスケジュールテーブルで示されるスケジュール(以下、単にRKE機能用のスケジュール)に切り替え、ヘッダ送信部220が、RKE機能用のスケジュールに従ったヘッダの送信を開始する。
ステップS4では、PEPS機能に関するSW(以下、PEPS系のSW)からの入力を入力制御部200で取得した場合、すなわちPEPS系のSW入力ありの場合(S4でYES)には、ステップS5に移る。一方、PEPS系のSW入力なしの場合(S4でNO)には、S3に戻って処理を繰り返す。PEPS系のSWとしては、例えばドアロックSW,スタートSW,ドアカーテシSW等がある。
ステップS5では、切替制御部210がPEPS機能用のスケジュールテーブルで示されるスケジュール(以下、単にPEPS機能用のスケジュール)に切り替え、ヘッダ送信部220が、PEPS機能用のスケジュールに従ったヘッダの送信を開始する。
ステップS6では、出力制御部250でのPEPS機能に関する制御(以下、PEPS制御)が完了した場合(S6でYES)には、ステップS7に移る。一方、PEPS制御が完了していない場合(S6でNO)には、S6の処理を繰り返す。一例として、PEPS制御としては、自車のドアのドアロックモータを駆動させることによるドアの施解錠,走行駆動源の始動許可信号を出力することによる走行駆動源の始動許可等がある。
ステップS7では、自車が走行開始した場合(S7でYES)に、ステップS8に移る。一方、自車が走行開始していない場合(S7でNO)には、S3に戻って処理を繰り返す。自車が走行開始したことは、自車のイグニッション電源がオンになったことを示す信号をもとにマイコン20が判断してもよいし、自車の車速センサの信号をもとにマイコン20が判断してもよい。
ステップS8では、切替制御部210がTPM機能用のスケジュールテーブルで示されるスケジュール(以下、単にTPM能用のスケジュール)に切り替え、ヘッダ送信部220が、TPM機能用のスケジュールに従ってヘッダの送信を行う。
ステップS9では、自車が駐車した場合(S9でYES)に、ステップS10に移る。一方、自車が駐車していない場合(S9でNO)には、S9の処理を繰り返す。自車が駐車したことは、自車のパーキングブレーキがオンになったことを示す信号をもとにマイコン20が判断してもよいし、自車のシフトポジションセンサの信号をもとにマイコン20が判断してもよい。
ステップS10では、ボデーECU2がスリープ状態に移行する場合(S10でYES)には、ステップS11に移る。一方、ボデーECU2がスリープ状態に移行しない場合(S10でNO)には、S3に戻って処理を繰り返す。ボデーECU2がスリープ状態に移行する場合の例としては、例えば、自車のイグニッション電源がオフになる場合等がある。ステップS11では、ボデーECU2がシリアル通信線4を介してRFレシーバ3にスリープ要求を送信し、RFレシーバ3をスリープさせ、シリアル通信関連処理を終了する。
<RFレシーバ3でのシリアル通信関連処理>
続いて、図10のフローチャートを用いて、スレーブノードであるRFレシーバ3でのシリアル通信関連処理の流れの一例について説明を行う。図10のフローチャートは、RFレシーバ3がスリープ状態からウェイクアップした場合に開始される構成とすればよい。
まず、ステップS21では、ボデーECU2からのウェイクアップ要求でウェイクアップした場合(S21でYES)には、ステップS23に移る。一方、ボデーECU2からのウェイクアップ要求以外でウェイクアップした場合(S21でNO)には、ステップS22に移る。ボデーECU2からのウェイクアップ要求以外でウェイクアップする例としては、携帯機8のスイッチ操作に応じて送信されてくるRF信号の受信によってウェイクアップする場合等がある。ステップS22では、マイコン30がシリアル通信線4を介してボデーECU2にウェイクアップ要求を送信し、ボデーECU2をスリープ状態からウェイクアップさせ、ステップS23に移る。
ステップS23では、ヘッダ受信部310が、ヘッダID「0×01」を含むヘッダ、すなわちRKE機能についてのヘッダを受信した場合(S23でYES)には、ステップS24に移る。一方、ヘッダ受信部310が、RKE機能についてのヘッダを受信していない場合(S23でNO)には、ステップS25に移る。ステップS24では、レスポンス送信部320が、RKE機能についてのレスポンスを返信し、ステップS25に移る。
ステップS25では、ヘッダ受信部310が、ヘッダID「0×02」を含むヘッダ、すなわちPEPS機能についてのヘッダを受信した場合(S25でYES)には、ステップS26に移る。一方、ヘッダ受信部310が、PEPS機能についてのヘッダを受信していない場合(S25でNO)には、ステップS27に移る。ステップS26では、レスポンス送信部320が、PEPS機能についてのレスポンスを返信し、ステップS27に移る。
ステップS27では、ヘッダ受信部310が、ヘッダID「0×03」を含むヘッダ、すなわちTPM機能についてのヘッダを受信した場合(S27でYES)には、ステップS28に移る。一方、ヘッダ受信部310が、TPM機能についてのヘッダを受信していない場合(S27でNO)には、ステップS29に移る。ステップS28では、レスポンス送信部320が、TPM機能についてのレスポンスを返信し、ステップS29に移る。
ステップS29では、RFレシーバ3がスリープ状態に移行する場合(S29でYES)には、スリープ状態に移行してシリアル通信関連処理を終了する。一方、RFレシーバ3がスリープ状態に移行しない場合(S29でNO)には、S23に戻って処理を繰り返す。RFレシーバ3がスリープ状態に移行する場合の例としては、ボデーECU2からスリープ要求を受信した場合等がある。
以上の構成によれば、RKE機能についてのヘッダを逐次受信している間は、S26,S28の処理は行われず、S24の処理が逐次行われることになる。これにより、RKE機能についてのヘッダを受信するごとに、RKE機能についてのレスポンスが返信され、必要な返信回数分の2フレームのレスポンスが返信されることになる。また、PEPS機能についてのヘッダを逐次受信している間は、S24,S28の処理は行われず、S26の処理が逐次行われることになる。これにより、PEPS機能についてのヘッダを受信するごとに、PEPS機能についてのレスポンスが返信され、必要な返信回数分の3フレームのレスポンスが返信されることになる。さらに、TPM機能についてのヘッダを逐次受信している間は、S24,S26の処理は行われず、S28の処理が逐次行われることになる。これにより、TPM機能についてのヘッダを受信するごとに、TPM機能についてのレスポンスが返信されることになる。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、指定する機能についての機能別に割り当てられたヘッダIDを含むヘッダをマスタノードであるボデーECU2から送信し、そのヘッダIDで指定される機能についてのレスポンスをスレーブノードであるRFレシーバ3が返信することになる。よって、ボデーECU2は、ヘッダIDによって、RFレシーバ3が有する複数の機能のいずれかを指定してレスポンスを返信させることが可能になる。また、ボデーECU2は、機能別に予め設定されたスケジュールに従って、目的とする機能についてのヘッダを送信するので、目的とする機能についてのレスポンスを迅速に受けることが可能になる。従って、ボデーECU2が、複数の機能の全てについてRFレシーバ3にレスポンスを取りあえず順番に返信させる構成に比べて、ボデーECU2がRFレシーバ3からレスポンスを受ける応答性をより向上させることが可能になる。その結果、スレーブノードがそれぞれ異なるレスポンスを返す複数の機能を有している場合であっても、マスタノードがスレーブノードからレスポンスを受ける応答性をより向上させることが可能になる。
ここで、実施形態1の構成によるレスポンスの応答性向上の具体例について、図11を用いて説明する。図11は、LINを用いた従来のシステムでのスケジュールの一例であって、PEPS機能,RKE機能,TPM機能を有するスレーブノードにマスタノードからヘッダを送信するスケジュールの一例である。
従来のシステムでは、実施形態1とは異なり、スレーブノードが複数の機能を有する場合であっても、ヘッダは個々のスレーブノードを指定できるだけであって、個々の機能を個別に指定できなかった。よって、図11に示すように、スケジュールにおいて何番目のヘッダの送信に対してどの機能についての何番目のレスポンスを返すのかを定めており、複数の機能の全てについてレスポンスを取りあえず順番に返信させることで、目的の機能についてのレスポンスを受けるようになっていた。
詳しくは、1番目のヘッダに対してPEPS機能についての1番目のレスポンス,2番目のヘッダに対してPEPS機能についての2番目のレスポンス,3番目のヘッダに対してRKE機能についての1番目のレスポンスを返信させるよう定義していた。また、4番目のヘッダに対してRKE機能についての2番目のレスポンス,5番目のヘッダに対してRKE機能についての3番目のレスポンス,6番目のヘッダに対してTPM機能についての1番目のレスポンスを返信させるよう定義していた。そして、このスケジュールの1番〜6番の処理を繰り返させる構成となっていた。よって、スケジュールにおいて2番目のヘッダを送信している場合にPEPS系のSW入力があり、PEPS機能についてのレスポンスが必要となった場合であっても、2番目〜6番目までの処理が完了して1番目の処理に戻るまでの50msec以上を待たなければ、PEPS機能についての正しい順番のレスポンスを受けることができなかった。
これに対して、実施形態1の構成によれば、図3〜図5に示すような機能別に予め設定されたスケジュールに従って、目的とする機能についてのヘッダを送信するので、目的とする機能以外についてのレスポンスが行われるのを待たずに、機能別のスケジュールを切り替えることで、目的とする機能についてのレスポンスを迅速に受けることが可能になる。例えば、RKE機能についてのヘッダを送信していた場合であっても、PEPS系のSW入力があった場合には、RKE機能用からPEPS機能用のスケジュールに切り替えることで、PEPS機能についての正しい順番のレスポンスを受けるまでの遅れを最大10msec程度に抑えることを可能にしている。
また、実施形態1の構成によれば、ボデーECU2は、機能別に予め設定されたスケジュールに従って、目的とする機能についてのヘッダを送信するので、複数の機能を有するRFレシーバ3に、目的の機能以外の機能についてのレスポンスを無駄に返信させないようにすることも可能になる。
さらに、実施形態1の構成によれば、RFレシーバ3からヘッダに応じて返信するレスポンスに、ヘッダの送信に対する何番目のレスポンスかを示す「フレームNo」を含ませるので、マスタノードであるボデーECU2側でこの「フレームNo」をもとに、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスの受信が完了したかを判断し易くすることができる。
(実施形態2)
実施形態1では、ヘッダに応じて返信されるレスポンスに、ヘッダの送信に対する何番目のレスポンスかを示す「フレームNo」を含ませる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、ヘッダに応じて返信されるレスポンスに、ヘッダの送信に対する何番目のレスポンスかを示すデータを含まない構成(以下、実施形態2)としてもよい。
ここで、実施形態2の構成について図12を用いて説明する。実施形態2の車載通信システム1aは、図12に示すように、マスタノードとしてのボデーECU2a、スレーブノードとしてのRFレシーバ3a、及びシリアル通信線4を含んでいる。この車載通信システム1aも請求項の通信システムに相当する。
RFレシーバ3aは、図12に示すように、マイコン30a、シリアル通信IF31、及びRFアンテナ32を備える。RFレシーバ3aは、マイコン30の代わりにマイコン30aを備える点を除けば、実施形態1のRFレシーバ3と同様である。
また、マイコン30aは、RF復調部300、ヘッダ受信部310、レスポンス送信部320a、及び通信制御部330aを機能ブロックとして備える。マイコン30aは、レスポンス送信部320及び通信制御部330の代わりにレスポンス送信部320a及び通信制御部330aを備える点を除けば、実施形態1のマイコン30と同様である。
通信制御部330aは、レスポンス送信部320aに出力して送信させるレスポンスのデータ構造が一部異なる点を除けば、実施形態1の通信制御部330と同様である。詳しくは、通信制御部330aは、何番目のレスポンスかを示す「フレームNo」を含まないレスポンスを、レスポンス送信部320aに出力する。通信制御部330aは、ヘッダを受信するごとに、「フレームNo」を含まないレスポンスを順次返信させる。レスポンス送信部320aは、通信制御部330aから出力される、「フレームNo」を含まないレスポンスを送信する。このレスポンス送信部320aも請求項の返信部に相当する。
ここで、図13を用いて、実施形態2における、PEPS機能についてのヘッダIDを含むヘッダの送信に対するレスポンスの返信の一例について説明する。図13に示すように、マスタノードであるボデーECU2aからは、図3のスケジュールテーブルで示すスケジュールに従って、10msecごとにヘッダID「0×01」を含むヘッダが送信される。一方、スレーブノードであるRFレシーバ3aからは、このヘッダを受信するごとに、「フレームNo」を含まない1番目のレスポンスと、「フレームNo」を含まない2番目のレスポンスとを交互に返信する。
ボデーECU2aは、図12に示すように、マイコン20a、シリアル通信IF21、入力IF22、及び出力IF23を備える。ボデーECU2aは、マイコン20の代わりにマイコン20aを備える点を除けば、実施形態1のボデーECU2と同様である。
また、マイコン20aは、図12に示すように、入力制御部200、切替制御部210、ヘッダ送信部220、レスポンス受信部230a、RFデータ処理部240、及び出力制御部250を機能ブロックとして備える。マイコン20aは、レスポンス受信部230の代わりにレスポンス受信部230aを備える点を除けば、実施形態1のマイコン20と同様である。
レスポンス受信部230aは、レスポンス受信部230と同様に、ヘッダ送信部220aから送信したヘッダに応じてRFレシーバ3から返信される、「フレームNo」を含まないレスポンスを受信する。また、レスポンス受信部230aは、逐次受信するレスポンスと、ボデーECU2の不揮発性メモリに格納されている機能別のレスポンスの返信回数とをもとに、ヘッダ送信部220から送信したヘッダで指定した機能についてのレスポンスの完了を判断する。一例としては、レスポンス受信部230aは、逐次受信するレスポンスを、その機能についての返信回数分だけ毎回チェックすることで、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合にレスポンスの完了を判断し、RFデータ処理部240に得られたレスポンスの応答データを送る。一例として、マイコン20a側では、指定する機能別に正しいレスポンスの構造の情報を保持しておくことで、レスポンス受信部230aが、この情報をもとに上述のチェックを行う構成とすればよい。
ここで、図13を用いて、PEPS機能についてのヘッダIDを含むヘッダの送信に対するレスポンスの返信を受信する場合の一例について説明する。図13に示すように、スレーブノードであるRFレシーバ3aからは、PEPS機能についてのヘッダを受信するごとに、「フレームNo」を含まない1番目のレスポンスと、「フレームNo」を含まない2番目のレスポンスとが交互に返信されてくる。レスポンス受信部230aは、逐次受信するこのレスポンスを、2回分ずつ毎回チェックし、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合にレスポンスの完了を判断する。図13の例では、1回目,3回目のチェックでは1番目のレスポンスと2番目のレスポンスとが順番通りとなっているので、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた判断されることになる。一方、2回目のチェックでは1番目のレスポンスと2番目のレスポンスとが順番通りとなっていないので、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られなかった判断され、誤ったレスポンスの応答データをRFデータ処理部240に送らずに済む。
実施形態2の構成であっても、RFレシーバ3aから送信するレスポンスに、ヘッダの送信に対する何番目のレスポンスかを示すデータを含まない構成とした場合であっても、必要な返信回数分のレスポンスが得られたことを判断することが可能であるので、実施形態1と同様の効果を奏することが可能になる。
(実施形態3)
前述の実施形態では、車載通信システム1,1aが、マスタノードと1つのスレーブノードとを含む構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車載通信システム1,1aは、マスタノードと複数のスレーブノードとを含む構成であってもよい。一例としては、RFレシーバ3,3aのPEPS機能,RKE機能,TPM機能を複数の電子部品のそれぞれで担う構成とした場合には、この複数の電子部品が、車載通信システム1,1aに含まれる複数のスレーブノードに該当する。
また、車載通信システム1,1aに複数のスレーブノードを含む構成とする場合には、全てのスレーブノードが、複数種類の機能を有する必要はなく、一部のスレーブノードについては1種類の機能しか有していない構成としてもよい。ここで言うところの機能とは、少なくともマスタノードから送信されるヘッダに対してそれぞれ異なるレスポンスを返信するものとする。
車載通信システム1,1aに複数のスレーブノードを含み、一部のスレーブノードについては1種類の機能しか有していない構成であった場合でも、一部のスレーブノードについては複数種類の機能を有している場合には、実施形態1と同様の効果を奏する。
(実施形態4)
前述の実施形態では、マスタノードとしてボデーECU2,2aを用い、スレーブノードとしてRFレシーバ3,3aを用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、マスタノードとしてボデーECU2,2a以外のECU等といった電子部品を用いる構成としてもよいし、スレーブノードとしてRFレシーバ3,3a以外の電子部品を用いる構成としてもよい。
(実施形態5)
前述の実施形態では、車両に搭載される車載通信システム1,1aを例に挙げて説明を行ったが、必ずしもこれに限らず、本発明を車両以外に適用する構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,1a 車載通信システム(通信システム)、2,2a ボデーECU(マスタノード,電子部品)、3,3a RFレシーバ(スレーブノード,電子部品)、4 シリアル通信線(バス)、5 入力装置、6 出力装置、7 タイヤ空気圧センサユニット、8 携帯機、20,20a マイコン、21 シリアル通信IF、22 入力IF、23 出力IF、30,30a マイコン、31 シリアル通信IF、32 RFアンテナ、200 入力制御部、210 切替制御部、220 ヘッダ送信部(送信部)、230 レスポンス受信部、240 RFデータ処理部、250 出力制御部、300 RF復調部、310 ヘッダ受信部、320,320a レスポンス送信部(返信部)、330 通信制御部

Claims (5)

  1. マスタノード(2a)と、そのマスタノードとバス(4)で接続される少なくとも1つのスレーブノード(3a)とを含み、
    前記マスタノードは、指定する対象についての識別情報を含むヘッダを、予め設定されたスケジュールに従って送信する送信部(220)を備え、
    前記スレーブノードは、前記ヘッダを受信したことに応じてレスポンスを返信することが可能な返信部(320a)を備える通信システムであって、
    前記スレーブノードは、それぞれ異なる前記レスポンスを返信する複数の機能を有しているスレーブノードを少なくとも含んでおり、
    前記送信部は、指定する前記対象についての識別情報として、指定する前記機能についての前記機能別に割り当てられた前記識別情報を含む前記ヘッダを、前記機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信し、
    前記返信部は、受信した前記ヘッダに含まれる前記識別情報が、自スレーブノードの前記機能についての識別情報である場合に、その識別情報で指定される前記機能についてのレスポンスを返信し、
    前記スレーブノードは、1つの機能について返信する前記レスポンスの返信回数が複数回にわたる場合があるものであって、
    前記返信部は、前記識別情報で指定される前記機能についてのレスポンスを返信する場合に、そのレスポンスに、その機能についてのレスポンスのうちの何番目の返信かを示す順番情報を含ませずに返信し、
    前記マスタノードは、
    前記スレーブノードから返信される前記レスポンスを受信するレスポンス受信部(230a)を備え、
    前記レスポンス受信部は、逐次受信する前記レスポンスと予め設定されている前記機能別の前記レスポンスの返信回数とをもとに、指定した前記機能についての前記レスポンスの完了を判断し、
    前記マスタノードは、
    指定する機能別に正しい前記レスポンスの構造の情報を保持しておく保持部をさらに備え、
    前記レスポンス受信部は、逐次受信する前記レスポンスと予め設定されている前記機能別の前記レスポンスの返信回数と前記保持部に保持される前記レスポンスの構造の情報とをもとに、逐次受信する前記レスポンスを、2回分ずつ毎回チェックし、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合に、指定した前記機能についての前記レスポンスの完了を判断する通信システム。
  2. 前記送信部は、指定する前記機能別のトリガに応じて、指定する前記機能についての前記機能別に割り当てられた前記識別情報を含む前記ヘッダの送信を開始する請求項1に記載の通信システム。
  3. 車両に搭載され、
    前記マスタノード及び前記スレーブノードは、車両に搭載される電子部品である請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. マスタノード(2a)と、そのマスタノードとバス(4)で接続される少なくとも1つのスレーブノード(3a)とを含む通信システム(1a)で用いられるマスタノードであって、
    指定する対象についての識別情報を含むヘッダを、予め設定されたスケジュールに従って送信する送信部(220)と、
    前記ヘッダを受信したことに応じてレスポンスを返信することが可能な前記スレーブノードから返信される前記レスポンスを受信するレスポンス受信部(230a)とを備え、
    前記送信部は、それぞれ異なる前記レスポンスを返信する複数の機能を有している前記スレーブノードに、指定する前記対象についての識別情報として、指定する前記機能についての前記機能別に割り当てられた前記識別情報を含む前記ヘッダを、前記機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信し、
    前記スレーブノードは、1つの機能について返信する前記レスポンスの返信回数が複数回にわたる場合があるものであって、且つ、前記識別情報で指定される前記機能についてのレスポンスを返信する場合に、そのレスポンスに、その機能についてのレスポンスのうちの何番目の返信かを示す順番情報を含ませずに返信するものであり、
    前記スレーブノードから返信される前記レスポンスを受信するレスポンス受信部(230a)を備え、
    前記レスポンス受信部は、逐次受信する前記レスポンスと予め設定されている前記機能別の前記レスポンスの返信回数とをもとに、指定した前記機能についての前記レスポンスの完了を判断し、
    指定する機能別に正しい前記レスポンスの構造の情報を保持しておく保持部をさらに備え、
    前記レスポンス受信部は、逐次受信する前記レスポンスと予め設定されている前記機能別の前記レスポンスの返信回数と前記保持部に保持される前記レスポンスの構造の情報とをもとに、逐次受信する前記レスポンスを、2回分ずつ毎回チェックし、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合に、指定した前記機能についての前記レスポンスの完了を判断するマスタノード。
  5. マスタノード(2a)と、そのマスタノードとバス(4)で接続される少なくとも1つのスレーブノード(3a)とを含む通信システム(1a)で用いられるマスタノードを制御する制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    指定する対象についての識別情報を含むヘッダを、予め設定されたスケジュールに従って送信する送信部(220)と、
    前記ヘッダを受信したことに応じてレスポンスを返信することが可能な前記スレーブノードから返信される前記レスポンスを受信するレスポンス受信部(230,230a)と、
    レスポンス受信部(230a)として機能させ、
    前記送信部が、さらに、それぞれ異なる前記レスポンスを返信する複数の機能を有している前記スレーブノードに、指定する前記対象についての識別情報として、指定する前記機能についての前記機能別に割り当てられた前記識別情報を含む前記ヘッダを、前記機能別に予め設定されたスケジュールに従って送信し、
    前記スレーブノードは、1つの機能について返信する前記レスポンスの返信回数が複数回にわたる場合があるものであって、且つ、前記識別情報で指定される前記機能についてのレスポンスを返信する場合に、そのレスポンスに、その機能についてのレスポンスのうちの何番目の返信かを示す順番情報を含ませずに返信するものであり、
    前記レスポンス受信部(230a)が、前記スレーブノードから返信される前記レスポンスを受信し、逐次受信する前記レスポンスと予め設定されている前記機能別の前記レスポンスの返信回数とをもとに、指定した前記機能についての前記レスポンスの完了を判断し、逐次受信する前記レスポンスと、予め設定されている前記機能別の前記レスポンスの返信回数と、指定する機能別に正しい前記レスポンスの構造の情報を保持しておく保持部に保持される前記レスポンスの構造の情報とをもとに、逐次受信する前記レスポンスを、2回分ずつ毎回チェックし、正しい順番で必要な返信回数分のレスポンスが得られた場合に、指定した前記機能についての前記レスポンスの完了を判断するように機能させるための制御プログラム。
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