JP6729037B2 - 可変磁束型回転電機及び永久磁石の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の可変磁束型回転電機100の軸方向に垂直な断面図であって、構成全体の4分の1を示す図である。全体構成の残りの4分の3の部分は、図1で示す部分構成が連続的に繰り返される。本実施形態の可変磁束型回転電機100は、円環形状をなす固定子1と、固定子1と同心円状をなし、かつ、固定子1との間にエアギャップ13を有するように配置された回転子2と、回転子2に嵌装された複数の永久磁石3とを備え、電動機或いは発電機を構成する。
以下では、これまで説明した一実施形態の可変磁束型回転電機100の変形例を図面を参照して説明する。
図14は、第1変形例の可変磁束型回転電機100を説明する図である。本例の永久磁石3は、上述した一実施形態の永久磁石3とは、回転子外周側の側面形状が異なる。具体的には、本例の永久磁石3は、永久磁石3の磁極中心部分(d軸上の部分)における埋込深さHdが、回転子周方向端部における埋め込み深さHeよりも小さい点は変わらないものの、永久磁石3の磁極中心部分と、回転子周方向端部とが直線で結ばれるV字形状を有する。この変形例のように、本発明に係る可変磁束型回転電機100における永久磁石3の固定子外周側の形状は、永久磁石3の磁極中心部分が回転子外周側に突出した凸形状であって「Hd<He」なる関係が成立するかぎり、種々の形状で構成されても良い。
図15は、第3変形例の可変磁束型回転電機100を説明する図である。本例の永久磁石3は、第1変形例で説明したのと同様に「Hd<He」なる関係が成立するとともに、磁極中心における回転子径方向の厚みWdが、回転子周方向端部における回転子径方向厚みWeより大きい。すなわち、第3変形例の永久磁石3は、「Wd>We」なる関係が成立するように構成される。このような形状であっても、永久磁石3の形状に応じて、永久磁石3の起磁力空間分布が正弦波状に近づくので、鉄損を減少することができる。
図16は、第3変形例の可変磁束型回転電機100を説明する図である。本例の永久磁石3は、永久磁石3aと永久磁石3bとから構成される。そして、永久磁石3a、3b間に、回転子コア12において、永久磁石3の回転子外周側と回転子内周側を回転子径方向に連結するブリッジ部16が形成される。このように、永久磁石3が回転子周方向に二つ以上に分割されており、永久磁石3を構成する各磁石間が、回転子コア12によって径方向につながることで、回転子2の回転強度を向上させることができる。
図17は、第4変形例の可変磁束型回転電機100を説明する図である。本例の回転子コア12には、永久磁石3と磁気的障壁5との間に、幅Aを有する幅狭のブリッジ部17が形成されている。これにより、永久磁石3と磁気的障壁5との間でも、永久磁石3の回転子外周側と回転子内周側とが回転子コア12によって径方向につながることで、回転子2の回転強度を向上させることができる。
2…回転子
3…永久磁石
4…磁気的障壁
5…磁気的障壁
6…漏れ磁束路
7…ブリッジ形状部(ブリッジ部)
10…固定子巻線
12…回転子コア
13…エアギャップ
Claims (11)
- 可変磁束型回転電機であって、
回転磁界を生成するための固定子巻線を有する固定子と、
d軸磁路を形成する複数の永久磁石が嵌装された回転子コアを有し、前記固定子との間でエアギャップを形成する回転子と、を備え、
前記永久磁石は、磁極中心における前記回転子の外周面からの深さが、端部における前記回転子の外周面からの深さよりも浅く配置され、
前記回転子コアは、
前記d軸磁路と電気的に直交するq軸磁路上にあって、前記回転子コアの外周寄りに設けられた第1の磁気的障壁と、
前記q軸磁路と回転子周方向における前記永久磁石端部との間にあって、前記第1の磁気的障壁よりも前記回転子コアの回転中心側に設けられ、少なくとも前記永久磁石端部の径方向幅を有する第2の磁気的障壁と、
前記第1の磁気的障壁と前記第2の磁気的障壁との間に設けられ、ある一磁極を構成する前記永久磁石から出た磁束が隣接する他の永久磁石が構成する磁極側へ漏洩する経路となる漏れ磁束路と、
前記q軸磁路上にあって、周方向に隣接する前記第2の磁気的障壁間に形成され、前記回転子コアにおける前記永久磁石の内周側の領域と前記漏れ磁束路とを繋ぐブリッジ部と、を有する、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項1に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記ブリッジ部の幅をαとし、
前記漏れ磁束路の幅をβとした場合に、
前記ブリッジ部および前記漏れ磁束路は、α≧βが成立するように形成される、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項1又は2に記載の可変磁束型回転電機であって、
一磁極を構成する前記永久磁石は、前記回転子の周方向において2つ以上に分割されて構成される、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記永久磁石は、回転子外周側の側面形状が、回転子外周に向かって凸型となるように構成される、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記永久磁石は、回転子外周側の側面形状が、略円弧形状となるように構成される、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項5に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記回転子コアの半径をRとし、
前記永久磁石の回転子外周側の側面の曲率半径をrとし、
前記永久磁石の回転子外周側の側面の中心角度をθとし、
前記回転子の一磁極分の中心角度をφとした場合に、
前記永久磁石は、θ>φ、且つ、R>2rが成立するように構成される、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項5または6に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記永久磁石の回転子外周側側面の中心角度は、360を2以上の自然数で除した値である、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項5から7のいずれか一項に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記永久磁石の着磁方向は、回転子外周側の側面の半径方向である、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記漏れ磁束路における前記永久磁石側の磁束流入出部と、前記ブリッジ部における前記q軸磁路上の一点とを、当該漏れ磁束路と平行に結んだ線を線Aとした場合に、
前記漏れ磁束路は、前記線Aと前記q軸磁路とがなす角が45°以下となるように形成される、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の可変磁束型回転電機であって、
前記永久磁石は、磁極中心における回転子径方向の厚さが、端部における回転子径方向厚みよりも大きい、
ことを特徴とする可変磁束型回転電機。 - 請求項5から9のいずれか一項に記載の可変磁束型回転電機が備える永久磁石の製造方法であって、
前記永久磁石は、熱間圧延加工によって製造した円筒状の永久磁石を長手方向に分割加工して形成される、
ことを特徴とする永久磁石の製造方法。
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