JP6728986B2 - 制御装置、コンピュータプログラム、および、印刷データの出力方法 - Google Patents

制御装置、コンピュータプログラム、および、印刷データの出力方法 Download PDF

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Description

本明細書は、印刷実行部のための制御に関し、特に、印刷画像の選択指示の入力を受け取るための選択画面の表示の制御に関する。
特許文献1に開示されたアプリケーションは、複数個の印刷文書の印刷要求を受け付けると、各印刷文書に必要な各インク使用量を算出し、さらに、算出した各インク使用量の合計のインク使用量を算出する。アプリケーションは、インク残量が合計のインク使用量に満たないために印刷できない印刷文書が存在した場合に、印刷できないことを示す表示を行う。
特開2011−138330号公報
しかしながら、上記技術では、ユーザの指示を受け取るための画面において、印刷に使用されるインクの残量を調整するための工夫が何らなされていなかった。このために、インクの残量を調整できずに、例えば、インクカートリッジ毎にインクがなくなるタイミングが異なるために頻繁にインクカートリッジの交換が必要になる場合があり、ユーザの負担が過度に大きくなる可能性があった。
本明細書は、インクの残量を調整し得る技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]色材を用いて印刷を実行する印刷実行部のための制御装置であって、
前記色材の残量に基づく情報である残量情報を取得する残量情報取得部と、
前記印刷実行部によって印刷される印刷画像の候補である複数個の候補画像のそれぞれについて、印刷時の前記色材の消費量に基づく情報である消費量情報を取得する消費量情報取得部と、
前記残量情報と前記消費量情報とに基づいて、前記複数個の候補画像の表示順位を決定する決定部と、
前記複数個の候補画像のうち、前記印刷実行部によって印刷される前記印刷画像に対応する特定の候補画像の選択指示の入力を受け取るための選択画面を表示部に表示するための画面データを生成する生成部であって、前記選択画面は、前記複数個の候補画像のうちの前記表示順位が高い画像が、前記表示順位が低い画像よりも優先して表示される画面である、前記生成部と、
前記画面データを出力する出力部と、
を備える、制御装置。
上記構成によれば、残量情報と消費量情報とに基づいて複数個の候補画像の表示順位が決定される。そして、複数個の候補画像のうちの表示順位が高い画像が、表示順位が低い画像よりも優先して表示される選択画面を表示するための画面データが出力される。この結果、色材の残量に応じて、ユーザによる印刷画像の選択に影響を与えることができるので、インクの残量を調整し得る。
[適用例2]
適用例1に記載の制御装置であって、
前記印刷実行部は、複数種類の前記色材を用いて印刷を実行し、
前記複数個の候補画像は、第1の画像と第2の画像とを含み、
前記残量情報取得部は、前記複数種類の色材のそれぞれの残量を示す前記残量情報を取得し、
前記決定部は、前記第1の画像が印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきが、前記第2の画像が印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきより小さい場合に、前記第1の画像の前記表示順位が、前記第2の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例3]
適用例2に記載の制御装置であって、さらに、
前記印刷画像が印刷される予定枚数を取得する枚数取得部を備え、
前記決定部は、前記第1の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきが、前記第2の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきより小さい場合に、前記第1の画像の前記表示順位が、前記第2の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例4]
適用例3に記載の制御装置であって、さらに、
前記残量情報と前記消費量情報とに基づいて、前記印刷実行部の印刷可能枚数を、前記複数個の候補画像のそれぞれについて算出する算出部を備え、
前記決定部は、前記複数個の候補画像のうち、前記印刷可能枚数が特定の枚数以上である1以上の画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例5]
適用例4に記載の制御装置であって、さらに、
前記決定部は、前記複数個の候補画像のうち、前記印刷可能枚数が前記予定枚数以上である1以上の画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例6]
適用例1に記載の制御装置であって、さらに、
前記印刷実行部は、第1の色材と第2の色材とを含む複数種類の前記色材を用いて印刷を実行し、
前記複数個の候補画像は、第3の画像と、印刷時の前記第1の色材の消費量が前記第3の画像より少ない第4の画像と、を含み、
前記残量情報取得部は、前記第1の色材の残量と前記第2の色材の残量とに基づく前記残量情報を取得し、
前記決定部は、前記第1の色材の残量が前記第2の色材の残量より少ない場合に、前記第1の色材の消費量が前記第3の画像より少ない前記第4の画像の前記表示順位が、前記第3の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例7]
適用例6に記載の制御装置であって、
前記残量情報取得部は、前記複数種類の色材の残量に基づく前記残量情報を取得し、
前記決定部は、
前記残量情報に基づいて、前記複数種類の色材のうち、残量が最も少ない最少色材を特定し、
前記第1の色材が、前記最少色材である場合に、前記第1の色材の消費量が前記第3の画像より少ない前記第4の画像の前記表示順位が、前記第3の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例8]
適用例1に記載の制御装置であって、さらに、
前記印刷実行部は、第1の色材と第2の色材とを含む複数種類の前記色材を用いて印刷を実行し、
前記複数個の候補画像は、第5の画像と、印刷時の前記第1の色材の消費量が前記第5の画像より多い第6の画像と、を含み、
前記残量情報取得部は、前記第1の色材の残量と前記第2の色材の残量とに基づく前記残量情報を取得し、
前記決定部は、前記第1の色材の残量が前記第2の色材の残量より多い場合に、前記第1の色材の消費量が前記第5の画像より多い前記第6の画像の前記表示順位が、前記第5の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例9]
適用例8に記載の制御装置であって、
前記残量情報取得部は、前記複数種類の色材の残量に基づく前記残量情報を取得し、
前記決定部は、
前記残量情報に基づいて、前記複数種類の色材のうち、残量が最も多い最多色材を特定し、
前記第1の色材が、前記最多色材である場合に、前記第1の色材の消費量が前記第5の画像より多い前記第6の画像の前記表示順位が、前記第5の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例10]
適用例1、2、6〜9のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
前記残量情報と前記消費量情報とに基づいて、前記印刷実行部の印刷可能枚数を、前記複数個の候補画像のそれぞれについて算出する算出部を備え、
前記決定部は、前記複数個の候補画像のうち、前記印刷可能枚数が特定の枚数以上である1以上の画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例11]
適用例10に記載の制御装置であって、さらに、
前記印刷画像が印刷される予定枚数を取得する枚数取得部を備え、
前記決定部は、前記複数個の候補画像のうち、前記印刷可能枚数が前記予定枚数以上である1以上の画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
[適用例12]
適用例3〜5、11のいずれかに記載の制御装置であって、
前記枚数取得部は、ユーザによる入力に基づく前記予定枚数を取得する、制御装置。
[適用例13]
適用例1〜12のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
前記印刷実行部を制御する外部装置とネットワークを介して通信を行う通信部を備え、
前記残量情報取得部は、前記通信部を介して前記外部装置から前記残量情報を取得し、
前記出力部は、前記通信部を介して前記外部装置に前記画面データを出力する、制御装置。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷装置、端末装置、サーバ、これら装置の機能を実現するための方法、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
印刷システムの構成を示すブロック図である。 インク残量テーブル232と候補画像とインク消費量テーブル434との一例を示す図である。 第1実施例の印刷制御処理を示すシーケンス図である。 第1実施例の選択画面WPの一例を示す図である。 第2実施例の印刷制御処理を示すシーケンス図である。 第2実施例の選択画面WPbの一例を示す図である。 第3実施例の印刷制御処理を示すシーケンス図である。 変形例の表示順序の決定のステップを示す図である。 変形例の選択画面に含まれる表示画面W1dの一例を示す図である。
A.第1実施例
A−1.印刷システム1000の構成
図1は、印刷システムの構成を示すブロック図である。印刷システム1000は、印刷実行部のための制御装置としてのサーバ400と、印刷実行部としてのプリンタ200と、を備えている。サーバ400は、インターネット70に接続されており、プリンタ200は、LAN(Local Area Networkの略称)80を介して、インターネット70に接続されている。この結果、サーバ400とプリンタ200とは、LAN80とインターネット70とを介して、通信可能である。また、LAN80には、プリンタ200のユーザの端末装置であるパーソナルコンピュータ500が接続されていても良い。
プリンタ200は、プリンタ200のコントローラの一例としてのCPU210と、DRAMなどの揮発性記憶装置220と、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置230と、印刷機構250と、タッチパネルやボタンなどの操作部260と、ユーザインタフェース画面(以下、UI画面とも呼ぶ)を表示するための液晶ディスプレイなどの表示部270と、外部機器と通信を行う通信部280と、を備えている。例えば、通信部280は、LAN80などのネットワークに接続するためのインタフェースや、USBメモリなどの外部記憶装置と接続するためのインタフェースを含んでいる。
印刷機構250は、色材として複数種類のインクを用いて画像の印刷を実行するインクジェット方式の印刷機構である。複数種類のインクは、本実施例では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4種類のインクである。変形例としては、C、M、Yの3種類のインクだけが用いられても良く、C、M、Y、Kに加えて、別の1種類以上のインク(例えば、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)など)が用いられても良い。また、印刷機構250は、他の方式の印刷機構でも良く、例えば、色材として複数種類のトナーを用いて画像を印刷するレーザ方式の印刷機構であっても良い。
複数種類のインクは、インクごとに異なるインクカートリッジに収容されており、該インクカートリッジから印刷機構250に供給される(図示省略)。印刷によって、特定種類のインクが消費されて、インクカートリッジ内のインクの残量が基準以下になると、さらに、該特定種類のインクを用いて印刷を行うためには、インクカートリッジの交換等により、該特定種類のインクを補充する必要がある。
揮発性記憶装置220には、CPU210が処理を行う際に生成される種々のデータを一時的に格納するバッファ領域221が設けられている。不揮発性記憶装置230には、制御プログラム231と、インク残量テーブル232と、が格納されている。
制御プログラム231は、プリンタ200の製造時に不揮発性記憶装置230に予め格納されて提供される。これに代えて、制御プログラム231は、例えば、インターネットを介して接続されたサーバからダウンロードされる形態、あるいは、CD−ROMなどに記録された形態で提供され得る。
CPU210は、制御プログラム231を実行することにより、プリンタ200の制御を実行する。例えば、CPU210は、プリンタ200と協働して、後述する印刷制御処理を実行する。
図2は、インク残量テーブル232と、候補画像(後述)と、インク消費量テーブル434(後述)と、の一例を示す図である。図2(A)のインク残量テーブル232は、複数種類のインクのそれぞれの残量情報を含む。具体的には、インク残量テーブル232は、C、M、Y、Kのインクのそれぞれの残量を示す残量情報Rc、Rm、Ry、Rkを含む。CPU210は、所定のタイミング、例えば、定期的に、あるいは、印刷が行われる度に、残量情報Rc、Rm、Ry、Rkを取得して、インク残量テーブル232を更新する。残量情報Rc、Rm、Ry、Rkはインクカートリッジの交換が行われた後に、印刷によって消費されたインク量の累積値を算出し、インク量の初期値から該累積値を減ずることによって、取得される。変形例では、例えば、残量情報Rc、Rm、Ry、Rkは、対応するインクを収容するインクカートリッジに取り付けられた公知のインク残量センサを用いて検出することよって、取得されても良い。
サーバ400は、例えば、プリンタ200の製造者によって運用・管理されている。サーバ400は、サーバ400のコントローラの一例としてのCPU410と、DRAMなどの揮発性記憶装置420と、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置430と、インターネット70などのネットワークに接続するためのインタフェースを含む通信部480と、を備えている。揮発性記憶装置420には、CPU410が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域421が設けられている。不揮発性記憶装置430には、コンピュータプログラム431と、UIデータ群432と、候補画像データ群433と、インク消費量テーブル434と、が格納されている。
コンピュータプログラム431は、例えば、サーバ400の管理者によって、インターネット70を介してサーバ400にアップロードされることにより、サーバ400にインストールされる。コンピュータプログラム431は、例えば、DVD−ROMなどに格納された形態で提供され、サーバ400の管理者によって、サーバ400にインストールされても良い。CPU410は、コンピュータプログラム431を実行することにより、プリンタ200のユーザに印刷サービス(例えば、挨拶状の印刷サービス)を提供する。具体的には、CPU410は、プリンタ200と協働して、後述する印刷制御処理を実行することによって、印刷サービスを提供する。
UIデータ群432は、UI画面をプリンタ200の表示部270に表示するためのUI画面データ、および、UI画面データのテンプレートデータを含むデータ群である。UIデータ群432は、コンピュータプログラム431と同様に、サーバ400の管理者によって、サーバ400にインストールされる。
候補画像データ群433は、印刷制御処理において、プリンタ200によって印刷される印刷画像の候補であるN個の候補画像SIを示すN個の候補画像データを含む。Nは、2以上の整数であり、本実施例では、N=30である。図2(B)には、N個の候補画像SIの一例が示されている。以下では、画像番号n(nは1≦n≦Nの整数)の候補画像SIを、候補画像SInと表す。本実施例では、N個の候補画像SInは、挨拶状(例えば、年賀状やクリスマスカード)に印刷される絵柄を示す画像である。本実施例では、複数個の候補画像データは、コンピュータプログラム431と同様に、サーバ400の管理者によって、サーバ400にアップロードされる。変形例としては、N個の候補画像SInは、ユーザによって作成された写真や文書を示す画像であっても良い。この場合には、N個の候補画像データは、ユーザの端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ500)やプリンタ200から、インターネット70を介して、サーバ400にアップロードされても良い。
候補画像データ群433に含まれる各候補画像データは、例えば、複数個の画素にて構成されるビットマップデータであり、画素ごとの色をRGB値で表すRGB画像データである。1個の画素のRGB値は、赤(R)と緑(G)と青(B)との3個の色成分の階調値(例えば、256階調の階調値)を含んでいる。なお、候補画像データは、画素ごとの色をCMYK値で表すCMYK画像データであって良いし、複数種類のインクについて画素ごとにドットの形成状態を示すドットデータであっても良い。CMYK値は、プリンタ200にて用いられる複数種類のインクに対応する複数種類の成分値を含んでいる。ドットの形成状態は、例えば、ドットの有無やドットのサイズを含む。
図2(C)のインク消費量テーブル434は、N個の候補画像SInのそれぞれについて、印刷時のインクの消費量を示す情報(以下、インク消費量情報とも呼ぶ)を含む。画像番号nの候補画像SInのインク消費量情報は、複数種類のインクのそれぞれの消費量を示す情報、すなわち、C、M、Y、Kのインクの消費量を示す値Ccn、Cmn、Cyn、Cknを含んでいる。
消費量を示す値Ccn、Cmn、Cyn、Cknは、候補画像SInを示す候補画像データがRGB画像データである場合には、例えば、以下のように算出される。該候補画像データに対して色変換処理が実行され、CMYK画像データが生成される。該CMYK画像データに対してハーフトーン処理が実行されて、ドットデータが生成される。ドットデータに基づいて、C、M、Y、Kの各インクについて、ドットの形成数がカウントされ、該ドットの形成数に基づいて、消費量を示す値Ccn、Cmn、Cyn、Cknが算出される。
インク消費量テーブル434は、例えば、サーバ400の管理者によって、予め作成されて、候補画像データ群433とともに、サーバ400にアップロードされても良い。変形例としては、インク消費量テーブル434は、候補画像データ群433がサーバ400にアップロードされた後に、CPU410が、該候補画像データ群433に含まれる複数個の候補画像データのそれぞれについて、インク消費量情報を算出することによって、生成されても良い。
A−2.印刷制御処理
図3は、第1実施例の印刷制御処理を示すシーケンス図である。印刷制御処理は、プリンタ200が、サーバ400が提供する印刷サービスの利用指示を、ユーザから受け付けた場合に開始される。この印刷サービスは、N個の候補画像SInの中からユーザによって選択された1個の画像を印刷するサービスである。なお、プリンタ200とサーバ400との間の通信は、公知のプロトコル、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いて行われる。
処理が開始されると、S5では、プリンタ200のCPU210は、サービス開始要求を、サーバ400に対して送信する。サーバ400がサービス開始要求を受信すると、S10にて、CPU410は、インクの残量情報の取得を要求するインク残量要求を、プリンタ200に対して送信する。
プリンタ200がインク残量要求を受信すると、S15にて、CPU210は、メモリ(不揮発性記憶装置230)に格納されたインク残量テーブル232から、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkを取得し、該インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkをサーバ400に対して送信する。サーバ400がインクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkを受信すると、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkは、バッファ領域221に格納される。
S25では、CPU410は、メモリ(不揮発性記憶装置430)に格納されたインク消費量テーブル434から、各候補画像SInのインク消費量情報を取得する。
S40では、CPU410は、S15にて受信されたインクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkに基づいて、複数種類のインク(C、M、Y、Kのインク)のうち、プリンタ200において残量が最も少ないインク(以下、最少インクとも呼ぶ)を特定する。
S45では、CPU410は、最少インクの消費量が少ない順に、N個の候補画像SInの表示順位を決定する。例えば、Yのインクが最少インクであると特定された場合には、CPU410は、Yのインクの消費量を示す値Cynが少ない順に、N個の候補画像SInの表示順位を決定する。なお、例えば、消費量を示す値Cynに、2以上の同じ値が含まれる場合には、該2以上の同じ値に対応する2以上の候補画像の間の表示順位は、例えば、ランダムで決定されても良いし、画像番号順に決定されてもよい。本実施例では、N個の候補画像SInのYのインクの消費量を示す値Cynは、少ない順に、Cy3、Cy1、Cy9、Cy8、Cy5、Cy10、...(以下省略)...であるとする。このため、Yのインクが最少インクであると特定された場合には、N個の候補画像SInは、決定される表示順位が高い順に、SI3、SI1、SI9、SI8、SI5、SI10、...(以下省略)...となる。
S50では、CPU410は、S45にて決定された表示順位に基づいて、選択画面WPを示す画面データを生成する。
図4は、第1実施例の選択画面WPの一例を示す図である。選択画面WPは、M個の表示画面を含んでいる。Mは、1以上の整数であり、本実施例では、M=10である。M個の表示画面には、それぞれ、画面番号m(mは、1≦m≦Mを満たす整数)が付されている。画面番号mの表示画面を、表示画面Wmと表す。M個の表示画面Wmは、プリンタ200の表示部270に、1個ずつ切り替え可能に表示される。図4には、1番目と2番目の表示画面W1、W2が図示されている。表示画面Wm(例えば、図4の表示画面W1)は、1個以上の候補画像SIn(例えば、図4の候補画像SI3、SI1、SI9)と、画面番号mの表示WNと、を含んでいる。
選択画面WPは、N個の候補画像SInを、表示順位に従って表示する画面である。例えば、選択画面WPでは、N個の候補画像SInのうちの表示順位が高い画像が、表示順位が低い画像よりも優先して表示される。具体的には、N個の候補画像SInのうちの表示順位が高い画像は、表示順位が低い画像よりも画面番号mが小さな表示画面Wmに優先的に配置される。例えば、図4の例では、表示順位が1〜3位の3個の候補画像SI3、SI1、SI9が、画面番号1の表示画面W1に、左から順に配置される。そして、表示順位が4〜6位の3個の候補画像SI8、SI5、SI10が、画面番号2の表示画面W2に左から順に配置される。なお、表示画面Wmに配置される候補画像SInは、例えば、表示部270のサイズや解像度などに応じて、適切な形態で表示される。例えば、表示画面Wmにおいて、候補画像SInは、候補画像データを縮小して得られるいわゆるサムネイル画像データによって表される。サムネイル画像データは、画面データを生成する度に、候補画像データを用いて生成されても良いし、予め候補画像データを用いて生成されて、不揮発性記憶装置230に格納されていても良い。変形例としては、表示画面Wmにおいて、候補画像SInは、候補画像データによって表されても良い。
そして、後述するS60において、選択画面WPが表示部270に表示される際に、M個の表示画面Wmは、画面番号mが小さな画面ほど、優先して表示される。具体的には、最初に画面番号1の表示画面W1が表示される。表示画面W1は、次の画面への切り替えを指示するボタンNBを含んでいるが、前の画面への切り替えを指示するボタンを含んでいない。表示画面W1のボタンNBが押下されると、表示部270には、画面番号2の表示画面W2が表示される。画面番号が2以上である表示画面Wm(例えば、図4の表示画面W2)は、次の画面への切り替えを指示するボタンNBと、前の画面への切り替えを指示するボタンPBと、を含んでいる。画面番号mが2以上である表示画面WmのボタンNBが押下されると、次の表示画面W(m+1)が表示される。画面番号mが2以上である表示画面WmのボタンPBが押下されると、前の表示画面W(m−1)が表示される。
S55では、CPU410は、生成済みの画面データを、プリンタ200に対して送信する。プリンタ200が生成済みの画面データを受信すると、S60では、CPU210は、受信された画面データを用いて、表示部270に、上述した選択画面WPを、上述した態様で表示する。そして、CPU210は、選択画面WPを介して、N個の候補画像SInの中から、プリンタ200によって印刷されるべき印刷画像に対応する特定の候補画像の選択指示を取得する。例えば、ユーザは、選択画面WPに表示されるN個の候補画像SInの中から1個の画像を押下することで、選択指示を入力し、CPU210は、入力された選択指示を取得する。
S65では、CPU210は、選択された候補画像SInの識別子(例えば、画像番号n)を、サーバ400に対して送信する。サーバ400が候補画像SInの識別子を受信すると、S70では、CPU410は、該識別子によって示される候補画像SInを、印刷画像として印刷するための印刷ジョブを生成する。具体的には、CPU410は、不揮発性記憶装置430に格納された候補画像データ群433から、該識別子によって示される候補画像SInを示す候補画像データを取得する。CPU410は、該候補画像データに対して色変換処理を実行して、CMYK画像データを生成する。CPU410は、該CMYK画像データに対してハーフトーン処理を実行して、ドットデータを生成する。CPU410は、ドットデータを用いて印刷ジョブを生成する。
S75では、CPU410は、生成済みの印刷ジョブをプリンタ200に対して送信する。プリンタ200が印刷ジョブを受信すると、S80では、CPU210は、該印刷ジョブに従って印刷機構250を制御して、シートなどの印刷媒体に印刷画像を印刷する。
以上説明した第1実施例によれば、サーバ400のCPU410は、プリンタ200におけるインクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkを取得し(S15)、N個の候補画像SInのそれぞれについて、消費量情報を取得する(S25)。CPU410は、残量情報と消費量情報とに基づいて、N個の候補画像の表示順位を決定する(S45)。そして、N個の候補画像SInのうちの表示順位が高い画像が、表示順位が低い画像よりも優先して表示される選択画面WPを表示するための画面データが生成され(S50)、プリンタ200に送信される(S55)。この結果、インクの残量に応じて、ユーザによる印刷画像の選択に影響を与えることができるので、インクの残量を調整し得る。
インクの残量が基準値以下となってインクの補充(本実施例では、インクカートリッジの交換)が必要となるタイミングが、インクの種類ごとに大きく異なる場合には、インクの種類ごとに補充を行うタイミングが分散するので、ユーザが度々異なる種類のインクの補充を行う必要が生じる。このため、インクの補充が不要な比較的長い期間が発生し難い。この結果、ユーザの負担が増加する。インクの補充が必要となるタイミングが、インクの種類ごとにほぼ同じである場合には、複数種類のインクの補充を行うタイミングが集中するので、複数種類のインクをまとめて補充しやすくなる。また、複数種類のインクの補充が比較的短い期間内に集中して行われるので、比較的短い期間内に全ての種類のインクの補充が行われた後は、比較的長い期間に亘ってインクを補充しなくても良い。このように、インクの補充が不要な比較的長い期間が発生しやすい。この結果、ユーザの負担が軽減される。
このように、ユーザの負担を軽減すべく、複数種類のインクの補充を行うタイミングを集中させるためには、印刷によって複数種類のインクが消費されていく過程において、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、インクの残量を調整することが好ましい。
第1実施例によれば、例えば、上述したように、N個の候補画像SInは、一の候補画像SI8(第3の画像の例である)と、印刷時のYのインクの消費量が候補画像SI8より少ない別の候補画像SI3(第4の画像の例である)と、を含む。CPU410は、Yのインク(第1の色材の例である)の残量が、他のインク(第2の色材の例である。例えば、C、M、Kのインク)の残量より少ない場合に、Yのインクの消費量が候補画像SI8より少ない候補画像SI3の表示順位が、候補画像SI8の表示順位より高くなるように、N個の候補画像SInの表示順位を決定する(S45)。これによって、候補画像SI3は、候補画像SI8より優先して表示される。例えば、図4に示すように、候補画像SI3は、最初に表示される表示画面W1に配置され、候補画像SI8は、2番目に表示される表示画面W2に配置される。この結果、候補画像SI3は、候補画像SI8よりユーザの目に止まりやすくなり、候補画像SI3が印刷画像として選択される可能性を、候補画像SI8が印刷画像として選択される可能性より高めることができる。この結果、Yのインクの残量が他のインク(例えば、C、M、Kのインク)の残量より少ない場合に、Yのインクの消費を抑制するような印刷画像の選択をユーザに促し得る。したがって、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、インクの残量を調整し得る。
また、第1実施例によれば、CPU410は、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkに基づいて、最少インクを特定する(S40)。CPU410は、例えば、Yのインクが最少インクである場合に、Yのインクの消費量が候補画像SI8より少ない候補画像SI3の表示順位が、候補画像SI8の表示順位より高くなるように、N個の候補画像SInの表示順位を決定する(S45)。この結果、Yのインクの残量が最も少ない場合に、Yのインクの消費を抑制するような印刷画像の選択をユーザに促し得る。なお、C、M、Kのインクが最少インクである場合も同様である。したがって、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、インクの残量を調整し得る。
また、第1実施例によれば、サーバ400は、プリンタ200を制御する外部装置としてのCPU210と、ネットワーク70、80を介して通信を行う通信部480を備えている。CPU410は、通信部480を介してCPU210からインクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkを取得し(S25)、通信部280を介してCPU210に選択画面WPを表示するための画面データを出力する(S55)。この結果、サーバ400は、外部装置であるCPU210に、インクの残量を調整させ得る。
B.第2実施例
図5は、第2実施例の印刷制御処理を示すシーケンス図である。図5の印刷制御処理では、図3の印刷制御処理のS25とS40との間に、S30bとS35bとの処理が追加されている。図5の印刷制御処理では、図3の印刷制御処理のS45、S50に代えて、S45bとS47bとS50bとの処理が実行される。図5の印刷制御処理の他の処理は、図3の印刷制御処理の同一符号の処理と同じである。
S30bでは、CPU410は、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkと、各候補画像SInのインク消費量情報と、に基づいて、候補画像SInごとにプリンタ200の印刷可能枚数PNを算出する。具体的には、CPU410は、複数種類のインクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkのそれぞれを、1個の候補画像SInの対応するインクの消費量を示す値Ccn、Cmn、Cyn、Cknで除した値(Rc/Ccn)、(Rm/Cmn)、(Ry/Cyn)、(Rk/Ckn)を算出する。CPU410は、除した値(Rc/Ccn)、(Rm/Cmn)、(Ry/Cyn)、(Rk/Ckn)の最小値の整数部分を1個の候補画像SInの印刷可能枚数PNとして算出する。CPU410は、この印刷可能枚数の算出を、N個の候補画像SInのそれぞれについて行う。
S35bでは、CPU410は、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが1枚以上である候補画像SInを、表示順位を決定すべき画像として特定する。
S45bでは、CPU410は、最少インクの消費量が少ない順に、S35bにて特定済みの候補画像SInの表示順位を決定する。具体的な方法は、図3のS45と同様である。
S47bでは、CPU410は、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが1枚未満である候補画像SInを、警告を要する画像として特定する。
S50bでは、CPU410は、S45bにて決定された表示順位に基づいて、選択画面WPbを示す画面データを生成する。図6は、第2実施例の選択画面WPbの一例を示す図である。選択画面WPbは、例えば、第1実施例の選択画面WP(図4)と同様に、画面番号mが付されたM個の表示画面Wmbを含んでいる。Mは、1以上の整数であり、mは、1≦m≦Mを満たす整数である。
選択画面WPbでは、S45bにて特定された印刷可能枚数PNが1枚以上である候補画像SInが、S47bにて特定された印刷可能枚数PNが1枚未満である候補画像SIn(警告を要する画像)より優先して表示される。
印刷可能枚数PNが1枚以上である候補画像SInが複数個ある場合には、該複数個の候補画像SInは、S45bにて決定された表示順位に従って表示される。すなわち、選択画面WPbでは、該複数個の候補画像SInのうちの表示順位が高い画像が、表示順位が低い画像よりも優先して表示される。
印刷可能枚数PNが1枚未満である候補画像SInが複数個ある場合には、該複数個の候補画像SInは、例えば、ランダムに表示されても良いし、画像番号nに従って表示されても良い。
具体的には、画面番号mが1〜4までの表示画面W1b〜W4b(図6では、表示画面W1bのみを図示)には、印刷可能枚数PNが1枚以上である複数個の候補画像SInが配置される。そして、画面番号mが5である表示画面W5b(図6)には、印刷可能枚数PNが1枚以上である候補画像SI4と、印刷可能枚数PNが1枚未満である候補画像SI12、SI2と、が配置され、画面番号mが6以上である表示画面W6b〜W10b(図示省略)には、印刷可能枚数PNが1枚未満である複数個の候補画像SInが配置される。
選択画面WPbでは、図6の表示画面W5nに示すように、印刷可能枚数PNが1枚未満である複数個の候補画像SInには、現在のインクの残量では印刷が不可能であることを示す警告の表示EMが付される。
以上説明した第2実施例では、CPU410は、印刷可能枚数PNを、N個の候補画像SInのそれぞれについて算出し(S30b)、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが1枚以上である画像の表示順位を決定する(S45b)。この結果、N個の候補画像SInのうち、適切な画像について、表示順位が決定されるので、インク切れにより印刷が完了できない可能性を低減できる。
さらに、第2実施例では、選択画面WPbにおいて、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが1枚未満である画像には、警告の表示EMが付される。この結果、インク切れにより印刷が完了できない可能性を、さらに、低減できる。
C.第3実施例
図7は、第3実施例の印刷制御処理を示すシーケンス図である。図7の印刷制御処理では、図3の印刷制御処理のS15の後にS17c、S20c、S22cが追加されている。図7の印刷制御処理では、図3の印刷制御処理のS40〜S50に代えて、S30c〜S50cが実行される。図5の印刷制御処理の他の処理は、図3の印刷制御処理の同一符号の処理と同じである。
S17cでは、CPU410は、印刷予定枚数入力画面データを、プリンタ200に対して送信する。印刷予定枚数入力画面データは、印刷画像を印刷すべき枚数である印刷予定枚数SNを入力するための入力画面(図示省略)を表示部270に表示するための画面データである。印刷予定枚数入力画面データは、不揮発性記憶装置430に格納されたUIデータ群432に含まれている。
S20cでは、CPU210は、受信された印刷予定枚数入力画面データを用いて、表示部270に入力画面を表示する。そして、CPU210は、該入力画面を介して、ユーザによって入力される印刷予定枚数SNを取得する。
S22cでは、CPU210は、取得された印刷予定枚数SNを、サーバ400に対して送信する。
S30cでは、図5のS30bと同様に、CPU410は、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkと、各候補画像SInのインク消費量情報と、に基づいて、候補画像SInごとにプリンタ200の印刷可能枚数PNを算出する。
S35cでは、CPU410は、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN以上である候補画像SInを、表示順位を決定すべき画像として特定する。
S40cでは、CPU410は、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkと、各候補画像SInのインク消費量情報と、印刷予定枚数SNと、に基づいて、印刷後のインクの残量を、S53cにて特定済みの候補画像SInごとに算出する。具体的には、CPU410は、1個の候補画像SInの対応するインクの消費量を示す値Ccn、Cmn、Cyn、Cknのそれぞれに、印刷予定枚数SNを乗じた値(Ccn×SN)、(Cmn×SN)、(Cyn×SN)、(Ckn×SN)を、印刷による各インクの消費量として算出する。CPU410は、複数種類のインクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkから対応するインクの消費量を減じた値{Rc−(Ccn×SN)}、{Rm−(Cmn×SN)}、{Ry−(Cyn×SN)}、{Rk−(Ckn×SN)}を、印刷後の複数種類のインクの残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxとして算出する。CPU410は、このインクの残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxの算出を、S53cにて特定済みの候補画像SInのそれぞれについて行う。
S45cでは、CPU410は、印刷後の複数種類のインクの残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxのばらつきが少ない順に、S35cにて特定済みの候補画像SInの表示順位を決定する。具体的には、CPU410は、複数種類のインクの残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxのばらつきの程度を示す値として、残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxのうちの最大値と最小値との差分ΔRを算出する。CPU410は、差分ΔRが小さい順に、S53cにて特定済みの候補画像SInの表示順位を決定する。なお、変形例としては、残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxのばらつきの程度を示す値として、残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxの分散や標準偏差が用いられても良い。一般には、ばらつきは、複数種類のインクの残量の最大値と最小値の差分と、分散と、標準偏差と、のうちの少なくとも一つを含む。
S50cでは、CPU410は、S45cにて決定された表示順位に基づいて、選択画面(図示省略)を示す画面データを生成する。第3実施例の選択画面では、第1実施例の選択画面WP(図4)と同様に、画面番号mが付されたM個の表示画面に、表示順位に従って、S35cにて特定済みの候補画像SInが配置される。すなわち、選択画面では、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN以上である複数個の候補画像SInのうちの表示順位が高い画像が、表示順位が低い画像よりも優先して表示される。なお、選択画面には、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN未満である候補画像SInは、表示されない。変形例としては、選択画面には、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN未満である候補画像SInが表示されても良い。この場合には、例えば、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN以上である候補画像SInが、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN未満である候補画像SInより優先して表示される。
以上説明した第3実施例によれば、上述したように、CPU410は、印刷後の複数種類のインクの残量Rcx、Rmx、Ryx、Rkxのばらつきが少ない順に、複数個の候補画像SInの表示順位を決定する(S45c)。このために、例えば、一の候補画像SI5(第1の画像の例である)が印刷された後の複数種類のインクの残量のばらつきが、別の候補画像SI9(第2の画像の例である)が印刷された後の複数種類のインクの残量のばらつきより小さい場合に、一の候補画像SI5の表示順位が、他の候補画像SI9の表示順位より高くなるように、複数個の候補画像SInの表示順位が決定される。この結果、印刷画像が印刷された後の複数種類のインクの残量のばらつきが小さくなるような印刷画像の選択をユーザに促すことができる。したがって、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、インクの残量を調整し得る。
さらに、第3実施例では、CPU410は、印刷予定枚数SNを取得し(S22c)、例えば、一の候補画像SI5(第1の画像の例である)が印刷予定枚数SNだけ印刷された後の複数種類のインクの残量のばらつきが、別の候補画像SI9(第2の画像の例である)が印刷予定枚数SNだけ印刷された後の複数種類のインクの残量のばらつきより小さい場合に、一の候補画像SI5の表示順位が、他の候補画像SI9の表示順位より高くなるように、複数個の候補画像SInの表示順位が決定される。この結果、印刷画像が印刷された後の複数種類のインクの残量のばらつきが小さくなるような印刷画像の選択をさらに適切にユーザに促すことができる。したがって、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、さらに適切にインクの残量を調整し得る。
さらに、第3実施例によれば、CPU410は、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN以上である1以上の画像の表示順位を決定する(S45c)。N個の候補画像SInのうち、適切な画像について、表示順位が決定されるので、インク切れにより印刷が完了できない可能性を低減できる。
さらに、第3実施例によれば、CPU410は、ユーザによる入力に基づく印刷予定枚数SNを取得する(S17c〜S22c)ので、適切な印刷予定枚数SNを取得できる。
D.変形例
(1)表示順序の決定の方法は、上記各実施例に限られず、様々な方法を採用可能である。図8は、変形例の表示順序の決定のステップを示す図である。図3の印刷制御処理のS40、S45に代えて、図8のS40d、S45dの処理が実行されても良い。
S40dでは、CPU410は、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkに基づいて、複数種類のインク、プリンタ200において残量が最も多いインク(以下、最多インクとも呼ぶ)を特定する。
S45dでは、CPU410は、最多インクの消費量が多い順に、N個の候補画像SInの表示順位を決定する。例えば、Yのインクが最多インクであると特定された場合には、CPU410は、Yのインクの消費量を示す値Cynが多い順に、N個の候補画像SInの表示順位を決定する。例えば、N個の候補画像SInのYのインクの消費量を示す値Cynは、多い順に、Cy6、Cy2、Cy13、Cy7、...(以下省略)...であるとする。このため、Yのインクが最少インクであると特定された場合には、N個の候補画像SInは、決定される表示順位が高い順に、SI6、SI2、SI13、SI7、...(以下省略)...となる。
本変形例によれば、例えば、N個の候補画像SInは、一の候補画像SI7(第5の画像の例である)と、印刷時のYのインクの消費量が、候補画像SI7のYのインクの消費量より多い別の候補画像SI2(第6の画像の例である)と、を含む。CPU410は、Yのインク(第1の色材の例である)の残量が、他のインク(第2の色材の例である。例えば、C、M、Kのインク)の残量より多い場合に、Yのインクの消費量が候補画像SI7より多い候補画像SI2の表示順位が、候補画像SI7の表示順位より高くなるように、N個の候補画像SInの表示順位を決定する(S45d)。これによって、候補画像SI2は、候補画像SI7より優先して表示される。この結果、候補画像SI2は、候補画像SI7よりユーザの目に止まりやすくなり、候補画像SI2が印刷画像として選択される可能性を、候補画像SI7が印刷画像として選択される可能性より高めることができる。この結果、Yのインクの残量が他のインク(例えば、C、M、Kのインク)の残量より多い場合に、Yのインクの消費を促進するような印刷画像の選択をユーザに促し得る。したがって、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、インクの残量を調整し得る。
また、本変形例によれば、CPU410は、インクの残量情報Rc、Rm、Ry、Rkに基づいて、最多インクを特定する(S40d)。CPU410は、例えば、Yのインクが最多インクである場合に、Yのインクの消費量が候補画像SI7第より多い候補画像SI2の表示順位が、候補画像SI7の表示順位より高くなるように、N個の候補画像SInの表示順位を決定する(S45d)。この結果、Yのインクの残量が最も多い場合に、Yのインクの消費を促進するような印刷画像の選択をユーザに促し得る。なお、C、M、Kのインクが最多インクである場合も同様である。したがって、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、インクの残量を調整し得る。
同様に、図5の印刷制御処理のS40、S45bに代えて、図8のS40d、S45dの処理が実行されても良い。この場合には、例えば、S45dにて、N個の候補画像SInの全てではなく、N個の候補画像SInのうち、図5のS35にて特定済みの候補画像SInについて、表示順位が決定される。
(2)上記各実施例の表示順位の決定の方法は、例えば、ユーザの指示に基づいて、切り替えて用いられても良い。図9は、変形例の選択画面に含まれる表示画面W1dの一例を示す図である。図9の表示画面W1dは、図4の表示画面W1の構成に加えて、モード切替ボタンBTを含んでいる。
ユーザは、モード切替ボタンBTを押下することによって、例えば、以下の4つのモードを切り替えることができる。
第1モード:N個の候補画像について最少インクの消費量が少ない順に表示順位を決定(第1実施例)
第2モード:印刷可能枚数PNが1枚以上の候補画像について最少インクの消費量が少ない順に表示順位を決定(第2実施例)
第3モード:印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN以上の候補画像について印刷後のインクの残量のばらつきが小さい順に表示順位を決定(第3実施例)
第4モード:インクの消費量に基づかない表示順位(画像番号nの順、アップロード順、生成日時順、名前順など)を決定
例えば、最初に、図3の印刷制御処理がS60まで実行されて、第1モードで表示順位が決定された選択画面が、プリンタ200の表示部270に表示される。ここで、表示中の選択画面において、モード切替ボタンBTが押下されると、プリンタ200のCPU210は、モード切替要求をサーバ400に対して送信する。サーバ400がモード切替要求を受信すると、図5のS25〜S60が実行されて、第2モードで表示順位が決定された選択画面が、プリンタ200の表示部270に表示される。同様の処理によって、モード切替ボタンBTが押下される度に、4つのモードが順次に切り替えられ、モードに応じて選択画面が、表示部270に表示される。
(3)第2実施例では、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが一枚以上である候補画像SInについて、表示順位が決定されている(図5のS35b、S45b)。これに代えて、第3実施例と同様に、N個の候補画像SInのうち、印刷可能枚数PNが印刷予定枚数SN以上である候補画像SInについて、表示順位が決定されても良い。
(4)第1実施例では、最少インクの消費量が少ない順に、N個の候補画像の表示順位が決定されている。これに代えて、例えば、最少インクと2番目に残量が少ないインクの合計の消費量が少ない順に、N個の候補画像の表示順位が決定されても良い。また、上記変形例(1)では、最多インクの消費量が多い順に、N個の候補画像の表示順位が決定されている。これに代えて、例えば、最多インクと2番目に残量が多いインクの合計の消費量が多い順に、N個の候補画像の表示順位が決定されても良い。
また、第1実施例において、C、M、Y、Kのインクのうち、無彩色のKのインクを考慮せず、有彩色のC、M、Yのインクの中から、最少インクを特定しても良い。同様に、上記変形例(1)において、有彩色のC、M、Yのインクの中から、最多インクを特定しても良い。
(5)第3実施例では、印刷予定枚数SNは、ユーザの入力に基づいて取得されている(図7のS17c〜S22c)。これに代えて、CPU410は、他の方法で、印刷予定枚数SNを取得しても良い。例えば、CPU410は、過去の印刷履歴をユーザごと(あるいはプリンタ200ごと)に不揮発性記憶装置230に保存し、該印刷履歴を参照して、ユーザの過去の印刷枚数の平均値を、印刷予定枚数SNとして取得しても良い。あるいは、CPU210が、プリンタ200の用紙トレイに収容されたシートの枚数を、例えば、センサを用いて取得し、サーバ400に送信しても良い。この場合には、例えば、CPU410は、該シートの枚数を印刷予定枚数SNとして取得しても良い。なお、この変形例では、実際に印刷される枚数は、図7のS80にて、CPU210が印刷画像を印刷する際に、ユーザによってプリンタ200に入力される。
(6)選択画面には、表示順位が決定された全ての候補画像が含まれなくても良い。例えば、図3の第1実施例では、表示順位が最も高い候補画像、例えば、最少インクの使用量がゼロである1個以上の候補画像のみが、選択画面に表示されても良い。
(7)上記第1実施例において、図3のS15にてサーバ400のCPU410がプリンタ200から取得するインクの残量情報は、インクの残量そのものを示す情報Rc、Rm、Ry、Rkに代えて、複数種類のインクのうちの最少インクを示す情報であっても良い。一般的に言えば、インクの残量情報は、インクの残量に基づく情報(例えば、インクの残量そのものや最少インクを示す情報)であれば良い。
(8)上記各実施例において、プリンタ200から取得するインクの残量情報は、インクカートリッジの交換後から消費されたインク量の累積値をインクごとに示す情報であっても良い。この場合には、例えば、CPU410は、インクカートリッジの初期インク量から、消費されたインク量の累積値を減ずることによって、インクの残量情報を取得しても良い。あるいは、CPU410は、消費されたインク量の累積値をそのまま用いて、以後の処理を行っても良い。例えば、複数種類のインクのカートリッジの容量が互いに等しい場合には、消費されたインク量の累積値が最大であることと、インクの残量が最少であることは、等価である。このため、第1実施例の図3のS40では、消費されたインク量の累積値が最大であるインクを、最少インクとして特定しても良い。また、複数種類のインクのカートリッジの容量が互いに等しい場合には、消費されたインク量の累積値のばらつきが小さいほど、インクの残量のばらつきが小さくなる。このため、第3実施例のS45cでは、消費されたインク量の累積値のばらつきが小さい順に、候補画像SInの表示順位を決定しても良い。このように、消費されたインク量の累積値から、インクの残量を一意に特定できるので、消費されたインク量の累積値は、インクの残量を示す情報の一種である、と言うことができる。
(9)図3、図5、図7のS25では、CPU410は、不揮発性記憶装置430に格納されたインク消費量テーブル434から、各候補画像SInのインク消費量情報を取得している。これに代えて、CPU410は、候補画像データを用いて、消費量を示す値Ccn、Cmn、Cyn、Cknを候補画像ごとに算出することによって、インク消費量情報を取得してもよい。
(10)上記各実施例にて、インク消費量テーブル434に格納された各候補画像SInのインク消費量情報は、印刷時に形成すべきドットの個数などに基づいて比較的厳密に算出された値Ccn、Cmn、Cyn、Cknである。これに代えて、インク消費量情報は、インクの消費量のレベルを、例えば、インクの種類ごとに5段階や10段階程度で示す情報であっても良い。また、インク消費量情報は、例えば、インクの種類ごとに、インクの消費量が少ない候補画像SInの順番を示す順番情報であっても良い。一般的に言えば、各候補画像SInのインクの消費量情報は、各候補画像SInの印刷時のインクの消費量に基づく情報であれば良い。
(11)プリンタ200は、1種類のインク(例えば、Kのインク)を用いて、印刷を行うプリンタであっても良い。例えば、CPU410は、インクの残量が比較的少ない場合には、印刷画像を印刷予定枚数SNだけ印刷した場合に、ちょうどインクがなくなるような候補画像が、少量だけインクが残るような印刷画像より優先して表示されるように選択画面データが生成されても良い。
(12)上記実施例においてサーバ400のCPU410によって実行される処理(例えば、図3のS25〜S50、S70の処理)は、例えば、プリンタ200のCPU210によって実行されても良い。この場合には、サーバ400は不要であり、プリンタ200が単体で図3の処理を実行すればよい。この場合には、プリンタ200の印刷機構250が印刷実行部の例であり、CPU210が、制御装置の例である。図5、図7の処理についても同様である。また、サーバ400のCPU410によって実行される処理は、プリンタ200と接続されたパーソナルコンピュータ500(図1)のCPU(図示省略)によって実行されても良い。例えば、パーソナルコンピュータ500のCPUは、パーソナルコンピュータ500にインストールされたプリンタドライバプログラムを実行することによって、これらの処理を実行しても良い。この場合には、プリンタ200が印刷実行部の例であり、パーソナルコンピュータ500が、制御装置の例である。また、サーバ400は、本実施例のように1つの計算機で構成されても良く、互いに通信可能な複数個の計算機を含むいわゆるクラウドサーバによって構成されていても良い。
(13)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
70...ネットワーク、200...プリンタ、210...CPU、220...揮発性記憶装置、221...バッファ領域、230...不揮発性記憶装置、231...制御プログラム、232...インク残量テーブル、250...印刷機構、260...操作部、270...表示部、280...通信部、400...サーバ、410...CPU、420...揮発性記憶装置、421...バッファ領域、430...不揮発性記憶装置、431...コンピュータプログラム、433...候補画像データ群、434...インク消費量テーブル、480...通信部、500...パーソナルコンピュータ、1000...印刷システム、SIn...候補画像、Wm...表示画面、W2...表示画面、PN...印刷可能枚数、SN...印刷予定枚数、WP...選択画面

Claims (8)

  1. 複数種類の色材を用いて印刷を実行する印刷実行部のための制御装置であって、
    前記複数種類の色材のそれぞれの残量に基づく情報である残量情報を取得する残量情報取得部と、
    前記印刷実行部によって印刷される印刷画像の候補である、第1の画像と第2の画像とを含む複数個の候補画像のそれぞれについて、印刷時の前記色材の消費量に基づく情報である消費量情報を取得する消費量情報取得部と、
    ユーザによる入力に基づく予定枚数であって前記印刷画像が印刷される前記予定枚数を取得する枚数取得部と、
    前記残量情報と前記消費量情報と前記予定枚数とに基づいて、前記第1の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきが、前記第2の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきより小さい場合に、前記第1の画像の表示順位が、前記第2の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する決定部と、
    前記複数個の候補画像のうち、前記印刷実行部によって印刷される前記印刷画像に対応する特定の候補画像の選択指示の入力を受け取るための選択画面を表示部に表示するための画面データを生成する生成部であって、前記選択画面は、前記複数個の候補画像のうちの前記表示順位が高い画像が、前記表示順位が低い画像よりも優先して表示される画面である、前記生成部と、
    前記画面データを出力する画面データ出力部と、
    前記選択画面を介して入力された前記選択指示にて選択された前記特定の候補画像に対応する前記印刷画像を前記予定枚数に応じた部数だけ前記印刷実行部に印刷させるために、前記特定の候補画像に対応する前記印刷画像を示す印刷データを前記印刷実行部に出力する印刷データ出力部と、
    を備える、制御装置。
  2. 請求項に記載の制御装置であって、さらに、
    前記残量情報と前記消費量情報とに基づいて、前記印刷実行部の印刷可能枚数を、前記複数個の候補画像のそれぞれについて算出する算出部を備え、
    前記決定部は、前記複数個の候補画像のうち、前記印刷可能枚数が特定の枚数以上である1以上の画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
  3. 請求項に記載の制御装置であって、さらに、
    前記決定部は、前記複数個の候補画像のうち、前記印刷可能枚数が前記予定枚数以上である1以上の画像の前記表示順位を決定する、制御装置。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    前記印刷実行部を制御する外部装置とネットワークを介して通信を行う通信部を備え、
    前記残量情報取得部は、前記通信部を介して前記外部装置から前記残量情報を取得し、
    前記出力部は、前記通信部を介して前記外部装置に前記画面データを出力する、制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    複数個の候補画像は、挨拶状に印刷される複数個の絵柄の画像を含み、
    前記印刷データ出力部は、前記複数個の絵柄の画像うち、前記選択指示にて選択された特定の絵柄の画像に対応する前記印刷画像を示す印刷データを前記印刷実行部に出力する、制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記決定部は、前記残量情報と前記消費量情報と前記予定枚数とに基づいて、前記複数個の候補画像のうち、前記予定枚数だけ印刷された時点で特定のインクがなくなる画像の前記表示順位が、該時点で前記特定のインクが残る画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の表示順位を決定する、制御装置。
  7. 複数種類の色材を用いて印刷を実行する印刷実行部のためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数種類の色材のそれぞれの残量に基づく情報である残量情報を取得する残量情報取得機能と、
    前記印刷実行部によって印刷される印刷画像の候補である、第1の画像と第2の画像とを含む複数個の候補画像のそれぞれについて、印刷時の前記色材の消費量に基づく情報である消費量情報を取得する消費量情報取得機能と、
    ユーザによる入力に基づく予定枚数であって前記印刷画像が印刷される前記予定枚数を取得する枚数取得機能と、
    前記残量情報と前記消費量情報と前記予定枚数とに基づいて、前記第1の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきが、前記第2の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきより小さい場合に、前記第1の画像の表示順位が、前記第2の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する決定機能と、
    前記複数個の候補画像のうち、前記印刷実行部によって印刷される前記印刷画像に対応する特定の候補画像の選択指示の入力を受け取るための選択画面を表示部に表示するための画面データを生成する生成機能であって、前記選択画面は、前記複数個の候補画像のうちの前記表示順位が高い画像が、前記表示順位が低い画像よりも優先して表示される画面である、前記生成機能と、
    前記画面データを出力する画面データ出力機能と、
    前記選択画面を介して入力された前記選択指示にて選択された前記特定の候補画像に対応する前記印刷画像を前記予定枚数に応じた 部数だけ前記印刷実行部に印刷させるために、前記特定の候補画像に対応する前記印刷画像を示す印刷データを前記印刷実行部に出力する印刷データ出力機能と、
    をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
  8. 印刷実行部による印刷に用いられる複数種類の色材のそれぞれの残量に基づく情報である残量情報を取得する残量情報取得工程と、
    前記印刷実行部によって印刷される印刷画像の候補である、第1の画像と第2の画像とを含む複数個の候補画像のそれぞれについて、印刷時の前記色材の消費量に基づく情報である消費量情報を取得する消費量情報取得工程と、
    ユーザによる入力に基づく予定枚数であって前記印刷画像が印刷される前記予定枚数を取得する枚数取得工程と、
    前記残量情報と前記消費量情報と前記予定枚数とに基づいて、前記第1の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきが、前記第2の画像が前記予定枚数だけ印刷された後の前記複数種類の色材の残量のばらつきより小さい場合に、前記第1の画像の表示順位が、前記第2の画像の前記表示順位より高くなるように、前記複数個の候補画像の前記表示順位を決定する決定工程と、
    前記複数個の候補画像のうち、前記印刷実行部によって印刷される前記印刷画像に対応する特定の候補画像の選択指示の入力を受け取るための選択画面を表示部に表示するための画面データを生成する生成工程であって、前記選択画面は、前記複数個の候補画像のうちの前記表示順位が高い画像が、前記表示順位が低い画像よりも優先して表示される画面である、前記生成工程と、
    前記選択画面を介して入力された前記選択指示にて選択された前記特定の候補画像に対応する前記印刷画像を前記予定枚数に応じた部数だけ前記印刷実行部に印刷させるために、前記特定の候補画像に対応する前記印刷画像を示す印刷データを前記印刷実行部に出力する印刷データ出力工程と、
    を備える、印刷データの出力方法。
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