JP2018001532A - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定種の色材の使用量を抑制しつつ、印刷される画像の見栄えの低下を抑制する。【解決手段】画像処理装置は、複数種類の色材の残量情報を取得する残量情報取得部と、第1種のオブジェクトと、第2種のオブジェクトと、を含む複数個のオブジェクトを含む対象画像を表す対象画像データを取得する対象画像データ取得部と、対象画像内の複数個のオブジェクトのうち、少なくとも第1種のオブジェクトを特定する特定部と、残量情報に基づいて、第1種のオブジェクトを印刷する際に、第1種の色材と第2種の色材とのうちの残量が少ない特定種の色材の使用量が低減される程度を示す第1の低減指標値を決定する決定部と、対象画像データに対して低減処理を実行して処理済みデータを生成する生成部と、を備える。低減処理は、第1種のオブジェクトを印刷する際の特定種の色材の使用量を第1の低減指標値に従って低減する。【選択図】 図3

Description

本明細書は、印刷のための画像処理に関する。
特許文献1には、複数種類のトナーを用いて印刷を行う際に、トナーの残量が均等になるように、印刷データに対して、色補正を行う技術が開示されている。例えば、マゼンタトナーとシアントナーの残量が少ないことが検出された場合、マゼンタトナーとシアントナーの使用を抑えるような色補正が行われる。
特開2007−292871号公報 特開2015−115838号公報 特開2010−200222号公報
しかしながら、上記技術では、例えば、残量が少ない色材の使用を抑えた結果、印刷される画像の見栄えが低下する可能性があった。
本明細書は、残量が少ない色材の使用量を抑制しつつ、印刷される画像の見栄えの低下を抑制し得る技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]第1種の色材と第2種の色材とを含む複数種類の色材を用いた画像の印刷のための画像処理装置であって、前記複数種類の色材の残量に基づく情報である残量情報を取得する残量情報取得部と、第1種の属性を有する第1種のオブジェクトと、第2種の属性を有する第2種のオブジェクトと、を含む複数個のオブジェクトを含む対象画像を表す対象画像データを取得する対象画像データ取得部と、前記対象画像内の前記複数個のオブジェクトのうち、少なくとも前記第1種のオブジェクトを特定する特定部と、前記残量情報に基づいて、前記第1種のオブジェクトを印刷する際に、前記第1種の色材と前記第2種の色材とのうちの残量が少ない特定種の色材の使用量が低減される程度を示す第1の低減指標値を決定する決定部と、前記対象画像データに対して低減処理を実行して処理済みデータを生成する生成部であって、前記低減処理は、前記第1種のオブジェクトを印刷する際の前記特定種の色材の使用量を前記第1の低減指標値に従って低減し、前記第2種のオブジェクトを印刷する際の前記特定種の色材の使用量を前記第1の低減指標値に従って低減しない処理である、前記生成部と、を備える、画像処理装置。
上記構成によれば、残量情報に基づいて、特定種の色材の使用量が低減される程度を示す第1の低減指標値が決定される。第1種のオブジェクトを印刷する際の特定種の色材の使用量は第1の低減指標値に従って低減され、第2種のオブジェクトを印刷する際の特定種の色材の使用量は第1の低減指標値に従って低減されない。この結果、オブジェクトの種類に応じて特定種の色材の使用量が低減される程度を異ならせることができるので、特定種の色材の使用量を抑制しつつ、印刷される画像の見栄えの低下を抑制し得る。
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
実施例の複合機200を示す説明図である。 インク残量テーブルRTの一例を示す図である。 第1実施例の印刷処理のフローチャートである。 対象画像データによって表される対象画像OIの一例を示す図である。 トーンカーブの一例を示す図である。 第2実施例の印刷処理のフローチャートである。 各インクのオブジェクトの種類ごとの低減率を示す図である。
A.第1実施例:
図1は、実施例の複合機200を示す説明図である。複合機200は、制御装置202と、スキャナ部280と、印刷実行部290と、を有している。制御装置202は、CPU210と、揮発性記憶装置220と、不揮発性記憶装置230と、表示部240と、操作部250と、通信インタフェース270と、を有している。これらの要素は、バスを介して互いに接続されている。
印刷実行部290は、所定の方式(例えば、レーザ方式や、インクジェット方式)で、用紙(印刷媒体の一例)上に画像を印刷する装置である。本実施例では、印刷実行部290は、色材として複数種類のインク(具体的には、シアンC、マゼンタM、イエロY、ブラックKの4種類のインク)を用いてカラー画像の印刷を実行するインクジェット方式の印刷装置である。変形例としては、C、M、Yの3種類のインクだけが用いられても良く、C、M、Y、Kに加えて、別の1種類以上のインク(例えば、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)など)が用いられても良い。また、印刷実行部290は、他の方式の印刷装置でも良く、例えば、色材として複数種類のトナーを用いて画像の印刷を実行するレーザ方式の印刷装置であっても良い。
複数種類のインクは、インクごとに異なるインクカートリッジに収容されており、該インクカートリッジから印刷実行部290に供給される(図示省略)。印刷によって、一の種類のインクが消費されて、インクカートリッジ内のインクの残量が基準以下になると、さらに、該一の種類のインクを用いて印刷を行うためには、インクカートリッジの交換等により、該一の種類のインクを補充する必要がある。
CPU210は、データ処理を行う演算装置(プロセッサ)である。揮発性記憶装置220は、例えば、DRAMであり、不揮発性記憶装置230は、例えば、フラッシュメモリである。
揮発性記憶装置220は、CPU210がプログラムPGの実行に利用される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置230は、コンピュータプログラムPGと、インク残量テーブルRTと、を格納している。
CPU210(制御装置202)は、プログラムPGを実行することによって、複合機200のコントローラとしての種々の機能を実現する。例えば、CPU210は、ユーザの指示に従って、対象画像データを用いて印刷実行部290に画像を印刷させる印刷処理(詳細は後述する)を実行することができる。また、CPU210は、ユーザの指示に従って、スキャナ部280を駆動し、対象物を光学的に読み取ることによって、対象物を表す文書データを生成することができる。
本実施例では、プログラムPGは、複合機200の製造者によって、ファームウェアとして、不揮発性記憶装置230に予め格納されている。ただし、プログラムPGの少なくとも一部が、外部から取得されて不揮発性記憶装置230に格納されるように、複合機200が構成されていてもよい。例えば、プログラムPGは、例えば、インターネットを介して接続されたサーバからダウンロードされる形態、あるいは、CD−ROMなどに記録された形態で提供され得る。
図2は、インク残量テーブルRTの一例を示す図である。図2のインク残量テーブル232は、複数種類のインクのそれぞれの残量を示す残量情報を含む。具体的には、インク残量テーブルRTは、C、M、Y、Kのインクのそれぞれの残量を示す値Rc、Rm、Ry、Rkを含む。CPU210は、所定のタイミング、例えば、定期的に、あるいは、印刷が行われる度に、インクの残量Rc、Rm、Ry、Rkを取得して、インク残量テーブルRTを更新する。インクの残量Rc、Rm、Ry、Rkはインクカートリッジの交換が行われた後に、印刷によって消費されたインク量の累積値を算出し、インク量の初期値から該累積値を減ずることによって、取得される。変形例では、例えば、インクの残量Rc、Rm、Ry、Rkは、対応するインクを収容するインクカートリッジに取り付けられた公知のインク残量センサを用いて検出することよって、取得されても良い。
表示部240は、ユーザインタフェース画面(以下、UI画面とも呼ぶ)などの画像を表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイである。操作部250は、ユーザによる操作を受け取る装置であり、例えば、ボタンや、表示部240上に重ねて配置されたタッチパネルである。ユーザは、操作部250を操作することによって、種々の指示を複合機200に入力可能である。
通信インタフェース270は、他の装置と通信するためのインタフェースであり、例えば、USBインタフェース、有線LANインタフェース、IEEE802.11の無線インタフェースである。
スキャナ部280は、CCDやCMOSなどの光電変換素子を用いて光学的に文書等の対象物を読み取ることによって、読み取った画像を表すスキャンデータを生成する。
図3は、第1実施例の印刷処理のフローチャートである。この印刷処理は、例えば、ユーザが操作部250に印刷の指示を入力した場合に、開始される。本実施例では、印刷の指示は、印刷に用いられる対象画像データを指定する指示と、印刷枚数を指定する指示と、を含んでいる。対象画像データを格納する記憶装置としては、任意の記憶装置を採用可能である。例えば、不揮発性記憶装置230に格納されたデータが、対象画像データとして指定されてもよい。また、通信インタフェース270に接続された他の装置(例えば、リームバブルメモリ)に格納されたデータが、対象画像データとして指定されてもよい。
S10で、CPU210は、印刷指示によって指定された対象画像データを取得する。図4は、対象画像データによって表される対象画像OIの一例を示す図である。図4の対象画像OIは、複数個のオブジェクトOb1〜Ob3と、背景BGと、を含んでいる。具体的には、複数個のオブジェクトOb1〜Ob3は、互いに属性が異なる複数種のオブジェクト、具体的には、テキストOb1と、グラフィックOb2と、写真Ob3と、を含んでいる。グラフィックOb2は、例えば、イラスト、表、グラフ、線図、ベクトルグラフィックス、模様などのオブジェクトである。
本実施例では、対象画像データは、例えば、複数個の画素にて構成されるビットマップデータであり、画素ごとの色をRGB値で表すRGB画像データである。1個の画素のRGB値は、赤(R)と緑(G)と青(B)との3個の色成分の階調値(例えば、256階調の階調値)を含んでいる。変形例としては、対象画像データは、所定の記述言語によって記述された画像データ(ベクトルデータとも呼ぶ)であっても良い。所定の記述言語は、例えば、計算機のオペレーティングシステム(以下、OSと略す)によって提供される記述言語、例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)のGDI(Graphics Device Interfaceの略)の仕様に従う記述言語である。これに代えて、対象画像データは、PCL(Printer Control Languageの略)や、PostScriptなどのページ記述言語を用いて記述されていても良い。
S15では、CPU210は、対象画像データに対してオブジェクト特定処理を実行する。オブジェクト特定処理は、対象画像OIにおいて、複数個のオブジェクトOb1〜Ob3が配置される領域(オブジェクト領域とも呼ぶ)を特定するとともに、各オブジェクト領域内のオブジェクトの属性を特定する処理である。オブジェクトの属性は、本実施例では、写真、テキスト、グラフィックのいずれかである。
オブジェクト特定処理では、例えば、CPU210は、公知のエッジ検出フィルタを対象画像データに適用して、対象画像OI内のエッジを抽出して、エッジ量が基準より多い領域をオブジェクト領域として特定する。CPU210は、特定された1以上のオブジェクト領域のうち、テキストとしての特徴を有する領域をテキストとして特定し、写真としての特徴を有する領域を写真として特定する。CPU210は、1以上のオブジェクト領域のうち、テキストとしての特徴と写真としての特徴とのいずれも有しない領域をグラフィックとして特定する。テキストとしての特徴は、例えば、色数が閾値TH1より少なく、かつ、背景色とは異なる色を有するオブジェクト画素の割合が閾値TH2より小さいことである。写真としての特徴は、例えば、色数が閾値TH2より多く、かつ、背景色とは異なる色を有するオブジェクト画素の割合が閾値TH2より大きいことである。なお、オブジェクト特定処理は、例えば、様々な公知の手法を採用することができ、公知の手法は、例えば、特開2013−030090号公報、特開平5−225378号公報、特開2002−288589号公報に開示されている。
対象画像データが、ベクトルデータである場合には、対象画像データは、オブジェクトOb1〜Ob3を規定する複数個の描画命令を含んでいる。これらの描画命令は、規定するオブジェクトの種類によって異なる情報を含む。例えば、テキストOb1の描画命令は、テキストコード、フォントの種類、色、サイズなどのテキストの属性を規定する情報、配置位置を示す座標情報を含む。グラフィックOb2の描画命令は、例えば、線や図形を示すベクトル、線や図形の種類、色、サイズなどの属性を規定する情報、配置位置を示す座標情報を含む。写真Ob3の描画命令は、例えば、JPEG形式の画像データなどのラスターデータ、サイズや使用される色空間などの写真の属性を規定する情報、配置位置を示す座標情報を含む。このために、対象画像データが、ベクトルデータである場合には、CPU210は、対象画像データに含まれる描画命令を参照することで、オブジェクト領域と、オブジェクトの属性と、を特定しても良い。
S20では、CPU210は、対象画像データに対して色変換処理を実行して、画素ごとの色をCMYK値で表すCMYK画像データを生成する。CMYK値は、印刷実行部290にて用いられる複数種類のインク(C、M、Y、K)に対応する複数種類の成分値を含んでいる。CMYK値の各成分値は、例えば、256階調の値である。色変換処理は、RGBの階調値とCMYKの階調値との対応関係を定める図示しないルックアップテーブルを用いて行われる。なお、対象画像データが、ベクトルデータである場合には、CPU210は、ベクトルデータに対してラスタライズ処理を実行して、RGB画像データを生成した後に、該RGB画像データに対して色変換処理を実行して、CMYK画像データを生成する。
S25では、CPU210は、複数種類のインクのそれぞれについて、現在のインクの残量を示す残量情報を取得する。具体的には、CPU210は、メモリ(不揮発性記憶装置230)に格納されたインク残量テーブルRT(図2)から、インクの残量Rc、Rm、Ry、Rkを残量情報として取得し、バッファ領域(揮発性記憶装置220)に格納する。現在のインクの残量Rc、Rm、Ry、Rkは、対象画像OIを印刷する前の複数種類のインクの残量を示す印刷前残量情報、と言うことができる。
S30では、CPU210は、S25にて取得されたインクの残量Rc、Rm、Ry、Rkに基づいて、複数種類のインク(C、M、Y、Kのインク)のうち、印刷実行部290において残量が最も少ない最少インクを特定する。
S35では、CPU210は、対象画像OIを印刷する際に、最少インクの使用量の低減率を、オブジェクトの種類ごとに決定する。例えば、S30にて特定される最少インクがYインクである場合には、写真を印刷する際のYインクの低減率PDyと、テキストを印刷する際のYインクの低減率TDyと、グラフィックを印刷する際のYインクの低減率GDyと、が決定される。Yインクの低減率PDy、TDy、GDyは、対応するオブジェクトを印刷する際に、Yインクの使用量が低減される程度を示す値である。
本実施例では、Yインクの低減率PDy、TDy、GDyは、予めオブジェクトごとに決められた低減率PD、TD、GDに、決定される。テキストの低減率TDが最も大きく、グラフィックの低減率GDが2番目に大きく、写真の低減率PDが最も小さい。例えば、テキストの低減率TD、グラフィックの低減率GD、写真の低減率PDは、それぞれ、50%、40%、30%に定められている。例えば、テキストを示す画像のサンプルについて、様々な低減率で印刷を行い、当該サンプルの印刷画像の画質について目視評価が行われる。そして、目視評価によって許容できる画質であると評価された最大の低減率が、テキストの低減率TDとして、予め決定される。グラフィックの低減率GD、写真の低減率PDについても同様である。
S45〜S60では、CPU210は、対象画像OIを印刷する際における最少インクの使用量を低減するインク使用量低減処理を実行する。
S45では、CPU210は、対象画像OI内の複数個のオブジェクトOb1〜Ob3から、1個の処理対象のオブジェクト(対象オブジェクトとも呼ぶ)を選択する。
S50では、CPU210は、対象オブジェクトの種類に応じて、トーンカーブを選択する。
図5は、トーンカーブの一例を示す図である。例えば、対象オブジェクトが、テキストOb1である場合には、低減率PD=50%のテキスト用のトーンカーブ(図5(A))が選択される。対象オブジェクトが、グラフィックOb2である場合には、低減率PD=40%のグラフィック用のトーンカーブ(図5(B))が選択され、写真Ob3である場合には、低減率PD=30%の写真用のトーンカーブ(図5(C))が選択される。
図5の各トーンカーブにおいて、横軸は、ゼロから255の範囲内で変化し得る入力値Xiを示し、縦軸は、出力値Xoを示している。図中の破線RLsは、階調値を変化させない対応関係、すなわち、入力値Xiの全範囲においてXo=Xiである対応関係を示すラインである。図中の実線は、トーンカーブを示している。
トーンカーブは、入力値Xiと出力値Xoとの対応関係を表している。本実施例では、低減率がM%(Mは、0<M<100を満たす値)のトーンカーブは、入力値Xiの最小値「0」に対して、出力値Xoの最小値「0」を対応付け、入力値Xiの最大値「255」に対して、出力値Xoの最大値「255×{(100−M)/100)}」を対応付ける直線である。すなわち、低減率がM%のトーンカーブは、入力値Xiに対して、入力値XiをM%だけ低減した値(入力値Xiの(100−M)%の値)を、出力値Xoとして対応付けるトーンカーブである。
S55では、CPU210は、S50にて選択済みのトーンカーブを用いて色補正処理を行う。具体的には、CPU210は、S20の色変換処理にて生成されたCMYK画像データのうち、対象オブジェクトを示す部分画像データを抽出する。CPU210は、部分画像データに含まれる各画素のCMYK値のうち、最少インクに対応する成分値を、選択済みのトーンカーブを用いて変更する。CMYK画像データのうち、対象オブジェクトを示す部分画像データを除いた部分は変更されない。また、部分画像データに含まれる各画素のCMYK値のうち、最少インクとは異なるインクに対応する成分値は、変更されない。例えば、最少インクがYインクであり、対象オブジェクトがグラフィックOb2(図4)である場合には、グラフィックOb2を示す部分画像データに含まれる各画素のCMYK値のうち、Y成分値のみがグラフィック用のトーンカーブ(図5(B))を用いて変更される。
CMYK値の各成分値は、対応する画素の各成分の濃度を示すので、CMYK値の各成分値が大きいほど、対応する画素が印刷される際に用いられるインクの使用量は大きくなる。したがって、対象オブジェクトについて、CMYK値の1個の成分値(例えば、Y成分値)の値をM%だけ低減した値に変更することは、後に対象オブジェクトを印刷する際における、当該成分値に対応するインク(例えば、Yインク)の使用量をM%だけ低減することを意味する。
S60では、CPU210は、対象画像OI内の全てのオブジェクトを、対象オブジェクトとして選択したか否かを判断する。未選択のオブジェクトがある場合には(S60:YES)、CPU210は、S45に戻る。全てのオブジェクトが選択済みである場合には(S60:NO)、CPU210は、S65に処理を進める。
S65では、CPU210は、S45〜S60にて補正済みのCMYK画像データに対してハーフトーン処理を実行して、ドットの形成状態を、画素ごと、かつ、インクの種類ごとに、表すドットデータを生成する。本実施例では、ハーフトーン処理は、誤差マトリクスを利用した誤差拡散処理を用いて実行される。これに代えて、ディザマトリクスを用いるハーフトーン処理を採用してもよい。ドットの形成状態は、例えば、ドットの有無やドットのサイズを含む。
S70では、CPU210は、ドットデータを用いて印刷データを生成する。印刷データは、印刷実行部290を制御するための所定のデータ形式で表されたデータである。CPU210は、例えば、印刷に用いられる順にドットデータを並べるとともに、各種のプリンタ制御コードや、データ識別コードを付加して印刷データを生成する。
S75では、CPU210は、生成した印刷データを、印刷実行部290に供給する。S80では、印刷実行部290は、受信した印刷データに従って、画像を印刷する。以上により、図2の印刷処理が終了する。
以上説明した第1実施例の印刷処理によれば、CPU210は、S25にて取得された残量情報に基づいて、各オブジェクトOb1〜Ob3を印刷する際の特定種のインク(例えば、Yインク)の使用量が低減される程度を示す低減率(例えば、Yインクの低減率PDy、TDy、GDy)を決定し(S30、S35)、該低減率を用いてインク使用量低減処理を実行する(S45〜S60)。低減処理では、テキストOb1を印刷する際の特定種のインク(例えば、Yインク)の使用量は、テキストの低減率TDyに従って低減される(S50、S55)。低減処理では、グラフィックOb2および写真Ob3を印刷する際の特定種のインクの使用量は、テキストの低減率TDyに従って低減されず、グラフィックの低減率GDyおよび写真の低減率PDyに従って低減される(S50、S55)。この結果、オブジェクトの種類に応じて特定種のインクの色材の使用量が低減される程度を異ならせることができるので、特定種のインクの使用量を抑制しつつ、印刷される対象画像OI(印刷画像とも呼ぶ)の見栄えの低下を抑制し得る。
一のインクの使用量(例えば、Yインクの使用量)を低減すると、印刷画像において、当該インクの色の濃度が低下するので、一のインクの使用量を低減しない場合と比較して、オブジェクトの色の濃度が低下する現象や、オブジェクトの色の色相が変化する現象が、発生する。これらの現象が発生した場合に、印刷画像を観察する観察者にとって、見栄えが低下する程度は、オブジェクトの種類によって異なると考えられる。例えば、テキストの画質は、色の再現性や階調性よりもエッジの鮮明さや滑らかさに依存する、と考えられる。一方、写真の画質は、エッジの鮮明さや滑らかさよりも、色の再現性や階調性に依存する、と考えられる。グラフィックの画質は、テキストと写真の中間であり、色の再現性や階調性について求められるレベルは、テキストより高く、写真より低いと、考えられる。濃度の低下や色相の変化は、色の再現性や階調性を顕著に低下させるが、エッジの鮮明さや滑らかさに顕著な影響は少ない。以上のことから、印刷画像を観察する観察者にとって、印刷画像に同程度の濃度の低下や色相の変化が発生した場合に、印刷画像の見栄えが低下する程度は、見栄えの低下する程度が大きい方から順に並べると、写真、グラフィック、テキストの順である。また、テキストは、画質よりも可読性が求められるために、可読性の低下が発生しなければ、多少の濃度の低下や色相の変化は、観察者によって許容されやすいという事情もある。
以上のことから、本実施例のように、特定種のインク(例えば、Yインク)の低減率をオブジェクトの種類に応じて異ならせることによって、特定種のインクの使用量を抑制しつつ、印刷画像の見栄えの低下を抑制し得る。具体的には、テキストの低減率TDyを、写真およびグラフィックの低減率PDy、GDyより大きくし、グラフィックの低減率GDyを、写真の低減率PDyより大きくすることによって、例えば、画像全体に1つの低減率を適用する場合と比較して、印刷画像の見栄えの低下を抑制できる。
より具体的には、CPU210は、S25にて取得した残量情報に基づいて、複数種類のインクのうち、最も残量が少ない最少インクを、使用量を低減すべき特定種のインクとして決定し(S30)、各オブジェクトOb1〜Ob3を印刷する際に、最少インク(例えば、Yインク)の使用量が低減される程度を示す低減率(例えば、Yインクの低減率PDy、TDy、GDy)を決定する(S35)。この結果、印刷時の最少インクの使用量を適切に抑制できるので、印刷後のインクの残量を適切に調整し得る。
例えば、印刷を行う度に、最少インクの使用量を抑制すれば、複数種類のインクのそれぞれの残量が、なるべく等しくなるように、インクの残量を適切に調整し得る。これにより、ユーザの負担が軽減される。以下では、ユーザの負担が軽減される理由を説明する。
例えば、インクの残量が基準値以下となってインクの補充が必要となるタイミングが、インクの種類ごとに大きく異なる場合には、インクの種類ごとに補充を行うタイミングが分散するので、ユーザが度々異なる種類のインクの補充を行う必要が生じる。このため、インクの補充が不要な比較的長い期間が発生し難い。この結果、ユーザの負担が増加する可能性がある。一方、第1実施例の印刷処理のようにインクの残量を調整すれば、インクの補充(本実施例では、インクカートリッジの交換)が必要となるタイミングが、インクの種類ごとにほぼ同時期になりやすい。この場合には、複数種類のインクの補充を行うタイミングが集中するので、複数種類のインクをまとめて補充しやすくなる。また、複数種類のインクの補充が比較的短い期間内に集中して行われるので、比較的短い期間内に全ての種類のインクの補充が行われた後は、比較的長い期間に亘ってインクを補充しなくても良い。このように、インクの補充が不要な比較的長い期間が発生しやすい。この結果、ユーザの負担を軽減することができる。
さらに、第1実施例の印刷処理によれば、CPU210は、グラフィックOb2を印刷する際に、特定種のインクの使用量が低減される程度を示す低減率GDyを決定する(S35)。このとき、グラフィックの低減率GDyによって示される特定種のインクの使用量が低減される程度(例えば、40%)は、テキストの低減率TDyによって示される特定種のインクの使用量が低減される程度(例えば、50%)より小さい。また、同様に、CPU210は、写真Ob3を印刷する際に、特定種のインクの使用量が低減される程度を示す低減率PDyを決定する(S35)。このとき、写真の低減率PDyによって示される特定種のインクの使用量が低減される程度(例えば、30%)は、テキストの低減率TDyによって示される特定種のインクの使用量が低減される程度(例えば、50%)より小さい。この結果、テキストOb1と、テキストと比較して特定種のインクが低減された場合に画質が低下しやすいグラフィックOb2や写真Ob3と、のそれぞれについて適切な低減率を決定できる。この結果、テキストOb1と、グラフィックOb2と、写真Ob3と、のそれぞれについて印刷時の特定種のインクの使用量を適切に低減させることができる。従って、印刷画像の見栄えの低下をより効果的に抑制し得る。
さらに、第1実施例の印刷処理によれば、CPU210は、3種類の低減率TDy、GDy、PDyは、複数種類のオブジェクトについて予め決定された順に、本実施例では、テキスト、グラフィック、写真の順に、特定種のインク(例えば、Yインク)の使用量が低減される程度が大きくなるように決定される(S35)。この結果、複数種類のオブジェクトのそれぞれについて、上述したオブジェクトの特徴に応じた適切な低減率を決定できる。この結果、複数種類のオブジェクトとのそれぞれについて特定種の色材の使用量を適切に低減させることができるので、印刷画像の見栄えの低下をより効果的に抑制し得る。
以上の説明から解るように、第1実施例において、例えば、Yインクは、第1種の色材の例であり、Cインクは、第2種の色材の例である。また、S45〜S65の低減処理が実行された後のCMYK画像データは、処理済みデータの例である。また、テキストOb1は、第1種のオブジェクトの例であり、グラフィックOb2は、第2種のオブジェクトの例である。また、テキストの低減率TDyは、第1の低減指標値の例であり、グラフィックの低減率GDyは、第2の低減指標値の例である。
B.第2実施例:
図6は、第2実施例の印刷処理のフローチャートである。S100では、CPU210は、図3のS10〜S25の処理を実行する。
S105では、CPU210は、複数種類のインクのそれぞれについて、印刷時のインクの使用量を算出する。印刷時のインクの使用量は、低減処理を実行せずに対象画像データを用いて対象画像OIの印刷が行われたと仮定した場合に、使用されると予測されるインクの量である。具体的には、CMYK画像データに対してハーフトーン処理が実行されて、ドットデータが生成される。ドットデータに基づいて、C、M、Y、Kの各インクについて、ドットの形成数がカウントされ、該ドットの形成数に基づいて、1個の対象画像あたりの使用量C1c、C1m、C1y、C1kが算出される。1個の対象画像あたりの使用量C1c、C1m、C1y、C1kのそれぞれに、印刷枚数P(Pは、1以上の整数)を乗じることによって、印刷時のインクの使用量Cc、Cm、Cy、Ckが算出される(Cc=(P×C1c)、Cm=(P×C1m)、Cy=(P×C1y)、Ck=(P×C1k))。
S110では、CPU210は、S25にて取得済みの現在のインクの残量Rc、Rm、Ry、Rkと、S105にて取得済みの印刷時のインクの使用量Cc、Cm、Cy、Ckと、に基づいて、複数種類のインクのそれぞれについて印刷後のインクの残量を算出する。具体的には、C、M、Y、Kの各インクについて、現在のインクの残量Rc、Rm、Ry、Rkから、印刷時のインクの使用量Cc、Cm、Cy、Ckを減じることによって、印刷後のインクの残量Rpc、Rpm、Rpy、Rpkが算出される(Rpc=(Rc−Cc)、Rpm=(Rm−Cm)、Rpy=(Ry−Cy)、Rpk=(Rk−Ck))。印刷後のインクの残量Rpc、Rpm、Rpy、Rpkは、低減処理を実行せずに対象画像OIを印刷したと仮定した場合に予測される複数種類のインクの残量を示す印刷後残量情報、と言うことができる。
S115では、CPU210は、印刷後のインクの残量Rpc、Rpm、Rpy、Rpkに基づいて、複数種類のインクのうち、印刷後のインクの残量が最も少ない最少インクと、残量が最も多い最多インクと、を決定する。
S120では、CPU210は、最少インクと最多インクとの残量の差分ΔRを算出する。例えば、最少インクがYインクであり、最多インクがMインクである場合には、ΔR=(Rpm−Rpy)である。
S125では、CPU210は、差分ΔRに基づいて、最少インクの低減目標値DAを決定する。例えば、低減目標値DAは、差分ΔRに所定の係数Qを乗じた値に決定される(DA=(Q×ΔR))。係数Qは、本実施例では、(2/3)である。
S130では、印刷時の最少インクの使用量をオブジェクトの種類ごとに算出する。例えば、最少インクがYインクである場合には、対象画像OI内のテキストOb1、グラフィックOb2、写真Ob3のそれぞれのYインクの使用量Cy_Ob1、Cy_Ob2、Cy_Ob3が、算出される。例えば、上述したドットデータを用いて、テキストOb1の領域におけるYインクのドットの形成数がカウントされ、該ドットの形成数に基づいて、テキストOb1のYインクの使用量Cy_Ob1が算出される。
S135では、CPU210は、低減目標値DAに基づいて、最少インクの低減率を、オブジェクトの種類ごとに決定する。例えば、最少インクがYインクである場合には、Yインクのテキストの低減率TDy、グラフィックの低減率GDy、写真の低減率PDyと、が決定される。本実施例では、テキスト、グラフィック、写真の順に、Yインクの使用量が低減される程度が大きくなるように、テキストの低減率TDyと、グラフィックの低減率GDyおよび写真の低減率PDyと、の関係は、予め定められている。例えば、本実施例では、テキストの低減率TDyとグラフィックの低減率GDyとの差分、および、グラフィックの低減率GDyと写真の低減率PDyとの差分は、規定値ΔV(例えば、10%)に定められている。したがって、グラフィックの低減率GDyは、GDy=(TDy−ΔV)であり、写真の低減率PDyは、PDy=(TDy−2×ΔV)である。
ここで、対象画像OIの1枚あたりのYインクの低減量D1yは、S130にて算出済みのオブジェクトの種類ごとのYインクの使用量Cy_Ob1、Cy_Ob2、Cy_Ob3を用いて、以下の式(1)で表される。
D1y=(Cy_Ob1×TDy)+{Cy_Ob2×(TDy−ΔV)}
+{Cy_Ob3×(TDy−2×ΔV)} ...(1)
したがって、印刷時のYインクの低減量Dyは、1枚あたりのYインクの低減量D1yに、印刷枚数Pを乗じた値になる(Dy=P×D1y)。CPU210は、印刷時のYインクの低減量Dyが、低減目標値DAと等しくなるように、テキストの低減率TDyを算出する。CPU210は、算出されたテキストの低減率TDyが、所定の上限値(例えば、60%)を超えていない場合には、テキストの低減率TDyを算出された値に決定し、所定の上限値を超えている場合には、テキストの低減率TDyを所定の上限値に決定する。
テキストの低減率TDyが決定されると、CPU210は、テキストの低減率TDyに基づいて、グラフィックの低減率GDyと写真の低減率PDyを算出する(GDy=(TDy−ΔV)、PDy=(TDy−2×ΔV))。
図7は、各インクのオブジェクトの種類ごとの低減率を示す図である。図7の黒い丸は、最少インクの低減率を示す。白い丸は、印刷後のインクの残量が2番目に少ないインクの低減率を示す。四角は、印刷後のインクの残量が3番目に少ないインクの低減率を示す。上述したS135では、図7に黒い丸で示す最少インク(例えば、Yインク)の低減率がオブジェクトの種類ごとに決定される。
S140では、CPU210は、最少インクの低減率に基づいて、他のインクの低減率を、オブジェクトの種類ごとに決定する。例えば、印刷後のインクの残量が2番目に少ないインクのテキストの低減率は、最少インクのグラフィックの低減率と等しくされる。印刷後のインクの残量が3番目に少ないインクのテキストの低減率は、2番目に少ないインクのグラフィックの低減率と等しくされる(図7参照)。
例えば、最少インクがYインクであり、印刷後のインクの残量が2番目に少ないインクがCインクであり、3番目に少ないインクがKインクであり、最も多い最多インクがMインクであるとする。この場合には、Cインクのテキストの低減率TDcは、Yインクのグラフィックの低減率GDyに決定される(TDc=GDy)。Cインクのグラフィックの低減率GDcおよび写真の低減率PDcは、テキストの低減率TDcと規定値ΔVとに基づいて、Yインクと同様に決定される(GDc=(TDc−ΔV)、PDc=(TDc−2×ΔV))。そして、Kインクのテキストの低減率TDkは、Cインクのグラフィックの低減率GDcに決定される(TDk=GDc)。Kインクのグラフィックの低減率GDkおよび写真の低減率PDkは、テキストの低減率TDkと規定値ΔVとに基づいて、決定される(GDk=(TDk−ΔV)、PDc=(TDk−2×ΔV))。
このように、第2実施例では、1種類のインクについて見ると、テキスト、グラフィック、写真の順に、大きな低減率が決定される(TDy>GDy>PDy、TDc>GDc>PDc、TDk>GDk>PDk)。また、1種類のオブジェクトについて見ると、印刷後のインクの残量が少ない順に、大きな低減率が決定される(TDy>TDc>TDk、GDy>GDc>GDk、PDy>PDc>PDk)。なお、本実施例では、最多インクは、低減処理の対象とされないので、最多インクについて、低減率は、決定されない。変形例では、最多インクについても低減率が決定されても良い。
S145では、CPU210は、決定された低減率に基づいて、オブジェクトの種類ごと、かつ、インクの種類ごとに、トーンカーブを生成する。本実施例では、9個の低減率TDy、GDy、PDy、TDc、GDc、PDc、TDk、GDk、PDkに対応する9個のトーンカーブが生成される。生成されるトーンカーブは、第1実施例で用いられるトーンカーブ(図5)と同様のトーンカーブである。例えば、低減率がM%のトーンカーブは、入力値Xiに対して、入力値XiをM%だけ低減した値(入力値Xiの(100−M)%の値)を、出力値Xoとして対応付けるトーンカーブである。
S150では、図3のS45〜S80の処理が実行される。この結果、画像が印刷される。ただし、第2実施例の低減処理S45〜S60では、第1実施例とは異なり、最少インク、2番目に少ないインク、3番目に少ないインクに対応する複数種類の成分値(例えば、Y、C、Kの成分値)が変更される。例えば、第2実施例では、3種類のオブジェクトOb1〜Ob3を示す3種類の部分画像データのそれぞれについて、各画素のCMYK値のうち、Y、C、Kの成分値が、それぞれ対応するトーンカーブを用いて変更される。
以上説明した第2実施例によれば、CPU210は、S110にて取得された残量情報(具体的には、印刷後のインクの残量)に基づいて、各オブジェクトOb1〜Ob3を印刷する際の特定種のインク(例えば、Yインク)の低減率(例えば、Yインクの低減率PDy、TDy、GDy)を決定し(S115〜S130)、該低減率を用いてインク使用量低減処理を実行する(S150)。低減処理では、テキストOb1を印刷する際の特定種のインク(例えば、Yインク)の使用量は、テキストの低減率TDyに従って低減される。低減処理では、グラフィックOb2および写真Ob3を印刷する際の特定種のインクの使用量は、テキストの低減率TDyに従って低減されず、グラフィックの低減率GDyおよび写真の低減率PDyに従って低減される。この結果、オブジェクトの種類に応じて特定種のインクの色材の使用量が低減される程度を異ならせることができるので、特定種のインクの使用量を抑制しつつ、印刷される対象画像OI(印刷画像とも呼ぶ)の見栄えの低下を抑制し得る。
また、第2実施例の印刷処理では、グラフィックの低減率GDy、GDc、GDkは、テキストの低減率TDy、TDc、TDkより小さい。また、同様に、写真の低減率PDy、PDc、PDkは、テキストの低減率TDy、TDc、TDkより小さい。この結果、テキストOb1と、テキストと比較して特定種のインクが低減された場合に画質が低下しやすいグラフィックOb2や写真Ob3と、のそれぞれについて適切な低減率を決定できる。この結果、印刷画像の見栄えの低下をより効果的に抑制し得る。
さらに、第2実施例の印刷処理によれば、テキストOb1を印刷する際に、Yインクの使用量が低減される程度を示す低減率TDyと、Cインクの使用量が低減される程度を示す低減率TDcが決定される(S140)。Yインクの印刷後の残量がCインクの印刷後の残量より少ない場合に、低減率TDcによって示されるCインクの使用量が低減される程度は、低減率TDyによって示されるYインクの使用量が低減される程度より小さい。この結果、インクの残量に応じて、印刷時のYインクの使用量とCインクの使用量とを適切に低減させ得るので、印刷後のインクの残量をより適切に調整し得る。
さらに、第2実施例の印刷処理によれば、CPU210は、複数種類のインク(例えば、Y、C、K)に対応する複数種類の低減率(例えば、TDy、TDc、TDk)を決定する(S140)。これらの複数種類の低減率は、複数種類のインクの残量が少ない順に、テキストOb1を印刷する際の使用量が低減される程度が大きくなるように、決定される。この結果、印刷時の複数種類のインクの使用量をそれぞれ適切に低減させ得るので、印刷後のインクの残量をさらに適切に調整し得る。
さらに、第2実施例の印刷処理によれば、CPU210は、最多インク(例えば、Mインク)の残量と最少インクの(例えば、Yインク)の残量との差分ΔRを算出し(S120)、差分ΔRに基づいて、最少インクの低減量の低減目標値DAを決定する(S125)。CPU210は、低減目標値DAに基づいて、最少インクの低減率(例えば、TDy、GDy、PDy)を決定する(S135)。この結果、最多インクの残量と最少インクの残量との差分ΔRを用いて、適切な低減率を決定することができる。
さらに、第2実施例の印刷処理によれば、CPU210は、決定済みの最少インク(例えば、Yインク)の低減率(例えば、TDy、GDy、PDy)に基づいて、残量が2番目に少ないインク(例えば、Cインク)の低減率(例えば、TDc、GDc、PDc)を決定する(S140)。この結果、最少インクとは異なるインクについても、適切な低減率を決定することができる。
さらに、第2実施例の印刷処理によれば、CPU210は、残量情報として、低減処理を実行せずに対象画像OIを印刷したと仮定した場合に予測される複数種類のインクの残量を示す印刷後残量情報を、残量情報として取得する(S110)。この結果、印刷後の各インクの残量を予測して、適切な低減率を決定することができる。
さらに、第2実施例の印刷処理によれば、CPU210は、対象画像データ(色変換処理後のCMYK画像データ)を用いて、対象画像OIを印刷する際の最少インク(例えば、Yインク)の使用量(例えば、Cy_Ob1、Cy_Ob2、Cy_Ob3)を、対象画像OI内のテキストOb1、グラフィックOb2、写真Ob3のそれぞれについて算出し(S130)、最少インクの使用量に基づいて、最少インクの低減率(例えば、TDy、PDy、GDy)を決定する(S135)。この結果、各オブジェクトのインクの使用量に基づいて、適切な低減率を決定することができる。
以上の説明から解るように、第1実施例において、例えば、Yインクは、第1種の色材の例であり、Cインクは、第2種の色材の例である。また、テキストOb1は、第1種のオブジェクトの例であり、グラフィックOb2は、第2種のオブジェクトの例である。また、Yインクのテキストの低減率TDyは、第1の低減指標値の例であり、Cインクのテキストの低減率TDcは、第3の低減指標値の例である。
C.変形例:
(1)上記第1実施例では、対象画像OIを印刷する前の複数種類のインクの残量Rc、Rm、Ry、Rk(すなわち、印刷前残量情報)を用いて、図3のS30にて、最少インクを特定している。これに代えて、第1実施例において、図6のS105、S110を実行して、印刷後のインクの残量Rpc、Rpm、Rpy、Rpkを算出して、該印刷後のインクの残量Rpc、Rpm、Rpy、Rpk(すなわち、印刷後残量情報)を用いて、最少インクを特定しても良い。
(2)上記第2実施例では、印刷後のインクの残量Rpc、Rpm、Rpy、Rpkを用いて、図6のS115〜S125を実行して、低減目標値DAを決定している。これに代えて、第2実施例において、対象画像OIを印刷する前の複数種類のインクの残量Rc、Rm、Ry、Rkを用いて、図6のS115〜S125を実行して、低減目標値DAを決定してもよい。この場合には、図6のS105、S110の処理は、省略されても良い。
(3)上記第1実施例において、C、M、Y、Kのインクのうち、無彩色のKのインクを考慮せず、有彩色のC、M、Yのインクの中から、最少インクを特定しても良い。同様に、第2実施例において、無彩色のKのインクを考慮せず、有彩色のC、M、Yのインクの中から、最少インクと最多インクを特定しても良い。
(4)上記各実施例では、S15のオブジェクト特定処理では、テキストOb1、グラフィックOb2、写真Ob3の全てのオブジェクトが特定されている。これに代えて、S15では、公知の文字認識処理等を用いて、テキストOb1のみが特定され、他のオブジェクトは特定されなくても良い。その場合には、第1実施例では、例えば、テキストOb1のみについて最少インクの低減率が決定され、テキストについてのみ、該低減率に従って最少インクの使用量を低減する低減処理が実行されても良い。すなわち、低減処理にて、グラフィックOb2や写真Ob3を印刷する際の最少インクの使用量は、低減されなくても良い。
(5)上記第1実施例では、図3のS35にて、CPU210は、最少インクの使用量の低減率を、予め定められた低減率TD、GD、PDに決定している。これに代えて、CPU210は、例えば、第2実施例のように、最多インクと最少インクとの残量の差分ΔRに基づいて、低減目標値DAを決定し、該低減目標値DA分だけ、最少インクを低減するように、低減率TD、GD、PDに決定しても良い。
(6)上記各実施例では、テキストと、グラフィックと、写真と、の間で、互いに異なる低減率が決定されている。これに代えて、テキストとグラフィックとで同一の低減率が決定され、写真のみ、テキストやグラフィックより小さな低減率が決定されても良い。あるいは、グラフィックと写真とで同一の低減率が決定され、テキストのみ、グラフィックや写真より大きな低減率が決定されても良い。
(7)上記各実施例における印刷処理のうち、S10〜S75の処理は、例えば、複合機200と通信可能に接続された別体の計算機によって実行されても良い。具体的には、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどのユーザの端末装置によって実行されても良い。この場合には、端末装置のCPUは、端末装置にインストールされたプリンタドライバプログラムを実行することによって、S10〜S75の処理を実現する。あるいは、あるいは、インターネットに接続されたサーバによって実行されても良い。この場合には、サーバは、1つの計算機で構成されても良く、互いに通信可能な複数個の計算機を含むいわゆるクラウドサーバによって構成されていても良い。
(8)上述のように、S10〜S75の処理は、例えば、複合機200と通信可能に接続された別体の計算機によって実行される場合には、第1実施例の図3のS25において取得される残量情報は、インクの残量そのものを示す情報Rc、Rm、Ry、Rkに代えて、複数種類のインクのうちの最少インクを示す情報であっても良い。すなわち、複合機200のCPU210が、インクの残量に基づいて最少インクを特定して、当該最少インクを示す情報を別体の計算機に送信しても良い。一般的に言えば、インクの残量情報は、インクの残量に基づく情報(例えば、インクの残量そのものや最少インクを示す情報)であれば良い。
(9)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含み得る。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
200...複合機、202...制御装置、210...CPU、220...揮発性記憶装置、230...不揮発性記憶装置、232...インク残量テーブル、240...表示部、250...操作部、270...通信インタフェース、280...スキャナ部、290...印刷実行部、PG...コンピュータプログラム、RT...インク残量テーブル

Claims (13)

  1. 第1種の色材と第2種の色材とを含む複数種類の色材を用いた画像の印刷のための画像処理装置であって、
    前記複数種類の色材の残量に基づく情報である残量情報を取得する残量情報取得部と、
    第1種の属性を有する第1種のオブジェクトと、第2種の属性を有する第2種のオブジェクトと、を含む複数個のオブジェクトを含む対象画像を表す対象画像データを取得する対象画像データ取得部と、
    前記対象画像内の前記複数個のオブジェクトのうち、少なくとも前記第1種のオブジェクトを特定する特定部と、
    前記残量情報に基づいて、前記第1種のオブジェクトを印刷する際に、前記第1種の色材と前記第2種の色材とのうちの残量が少ない特定種の色材の使用量が低減される程度を示す第1の低減指標値を決定する決定部と、
    前記対象画像データに対して低減処理を含む処理を実行して処理済みデータを生成する生成部であって、前記低減処理は、前記第1種のオブジェクトを印刷する際の前記特定種の色材の使用量を、前記第1の低減指標値に従って低減し、前記第2種のオブジェクトを印刷する際の前記特定種の色材の使用量を、前記第1の低減指標値に従って低減しない処理である、前記生成部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記決定部は、さらに、前記第2種のオブジェクトを印刷する際に、前記特定種の色材の使用量が低減される程度を示す第2の低減指標値を決定し、
    前記第2の低減指標値によって示される前記特定種の色材の使用量が低減される程度は、前記第1の低減指標値によって示される前記特定種の色材の使用量が低減される程度より小さい、画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記低減処理にて、前記第2種のオブジェクトを印刷する際の前記特定種の色材の使用量は、低減されない。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記決定部は、
    前記残量情報に基づいて、前記複数種類の色材のうち、最も残量が少ない色材を前記特定種の色材として決定し、
    前記第1種のオブジェクトを印刷する際に、前記最も残量が少ない色材の使用量が低減される程度を示す前記第1の低減指標値を決定する、画像処理装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記決定部は、
    前記特定種の色材が、前記第1種の色材の残量である場合に、
    前記第1種のオブジェクトを印刷する際に、前記第1種の色材の使用量が低減される程度を示す前記第1の低減指標値を決定し、
    前記第1種のオブジェクトを印刷する際に、前記第2種の色材の使用量が低減される程度を示す第3の低減指標値を決定し、
    前記第3の低減指標値によって示される前記第2種の色材の使用量が低減される程度は、前記第1の低減指標値によって示される前記第1種の色材の使用量が低減される程度より小さい、画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記決定部は、前記第1種の色材と前記第2種の色材とを含む前記複数種類の色材に対応する複数種類の低減指標値であって、前記第1の低減指標値と前記第3の低減指標値とを含む、前記複数種類の低減指標値のそれぞれを決定し、
    前記複数種類の低減指標値は、前記複数種類の色材の残量が少ない順に、前記第1種のオブジェクトを印刷する際の使用量が低減される程度が大きくなるように、決定される、画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記第1種の色材は、前記複数種類の色材のうち、最も残量が少ない色材であり、
    前記第2種の色材は、前記複数種類の色材のうち、最も残量が多い色材であり、
    前記決定部は、
    前記第1種の色材の残量と前記第2種の色材の残量との差分を算出し、
    前記差分に基づいて、前記第1種の色材の低減量の目標値を決定し、
    前記目標値に基づいて、前記第1種の色材の使用量が低減される程度を示す前記第1の低減指標値を決定する、画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記決定部は、決定済みの前記第1の低減指標値に基づいて、前記第2種の色材の使用量が低減される程度を示す前記第3の低減指標値を決定する、画像処理装置。
  9. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記決定部は、前記第1種のオブジェクトと前記第2種のオブジェクトとを含む前記複数種類のオブジェクトに対応する複数種類の低減指標値であって、前記第1の低減指標値と前記第2の低減指標値とを含む、前記複数種類の低減指標値を決定し、
    前記複数種類の低減指標値は、前記複数種類のオブジェクトについて予め決定された順に、前記特定種の色材の使用量が低減される程度が大きくなるように決定される、画像処理装置。
  10. 請求項2または9に記載の画像処理装置であって、
    前記第1種のオブジェクトは、テキストであり、
    前記第2種のオブジェクトは、前記テキストとは異なる種類のオブジェクトである、画像処理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記残量情報取得部は、前記対象画像を印刷する前の前記複数種類の色材の残量を示す印刷前残量情報と、前記低減処理を実行せずに前記対象画像を印刷したと仮定した場合に予測される前記複数種類の色材の残量を示す印刷後残量情報と、の少なくとも一方を、前記残量情報として取得する、画像処理装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記対象画像データを用いて、前記対象画像を印刷する際の前記特定種の色材の使用量を、前記第1種のオブジェクトと前記第2種のオブジェクトとのそれぞれについて算出する算出部を備え、
    前記決定部は、前記残量情報と、前記第1種のオブジェクトおよび前記第2種のオブジェクトの前記特定種の色材の使用量と、に基づいて、前記第1の低減指標値を決定する、画像処理装置。
  13. 第1種の色材と第2種の色材とを含む複数種類の色材を用いた画像の印刷のためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数種類の色材の残量に基づく情報である残量情報を取得する残量情報取得機能と、
    第1種の属性を有する第1種のオブジェクトと、第2種の属性を有する第2種のオブジェクトと、を含む複数個のオブジェクトを含む対象画像を表す対象画像データを取得する対象画像データ取得機能と、
    前記対象画像内の前記複数個のオブジェクトのうち、少なくとも前記第1種のオブジェクトを特定する特定機能と、
    前記残量情報に基づいて、前記第1種のオブジェクトを印刷する際に、前記第1種の色材と前記第2種の色材とのうちの残量が少ない特定種の色材の使用量が低減される程度を示す第1の低減指標値を決定する決定機能と、
    前記対象画像データに対して低減処理を含む処理を実行して処理済みデータを生成する生成機能であって、前記低減処理は、前記第1種のオブジェクトを印刷する際の前記特定種の色材の使用量を前記第1の低減指標値に従って低減し、前記第2種のオブジェクトを印刷する際の前記特定種の色材の使用量を前記第1の低減指標値に従って低減しない処理である、前記生成機能と
    をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
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