JP2006094426A - 画像選択情報表示装置、印刷装置及び画像選択情報表示方法 - Google Patents

画像選択情報表示装置、印刷装置及び画像選択情報表示方法 Download PDF

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宜久 本南
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Abstract

【課題】 複数のモードで画像の選択情報を、各モードに適した状態で表示することができる画像選択情報表示装置、印刷装置及び画像選択情報表示方法を提供する。
【解決手段】 コントローラ16は、複合機1の処理モードを選択させる選択画面で印刷モードが選択されると、プレビューモニタ5に印刷用画像一覧画面を表示させる。この印刷用画像一覧画面には外部記憶メディア3内の画像が一覧表示され、コントローラ16は、一覧画像の中で印刷対象として選択指定された画像に印刷枚数を表示する。また、上述した選択画面上で保存モードが選択されると、コントローラ16はプレビューモニタ5に保存用画像一覧画面を表示させる。この保存用画像一覧画面にも外部記憶メディア3内の画像が一覧表示され、コントローラ16は保存対象として指定された画像に対し、その画像のチェックボックス内に保存チェックを付与する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、取り込んだ画像に関して選択情報を表示画像選択情報表示装置、印刷装置及び画像選択情報示方法に関する。
従来、印刷装置の一機種として、1台でスキャナ機能、プリント機能及びコピー機能を満たす機種(複合機)が開発されている。この複合機としては、複合機のスロットにメモリーカード等の外部記憶メディアを挿し込み、ホストコンピュータを通さずに印刷出力(通称、ダイレクト印刷)が可能な機種がある。この機種の場合、複合機にモニタを設置し、そのモニタに外部記憶メディア内の画像を表示させ、印刷出力すべき画像を選択指定する必要があるが、この種の技術が例えば特許文献1に開示されている。同文献1の技術はデジタルスチルカメラであるが、これを印刷装置に転用することも可能である。
特開2004−104818号(第7−9頁、第1図)
ところで、この種の複合機には、ダイレクト印刷(印刷モード)の他に、ある所定のメモリから他のメモリへ画像を保存するバックアップ(保存モード)を実行可能な機種もある。この保存モードの例としては、例えばメモリーカードからCD−Rドライブ等に画像を保存する例がある。しかし、このバックアップでは、メモリカード内の画像を全て他のメモリにバックアップするのではなく、メモリカード内の画像を指定してバックアップしたいという要望があった。
本発明の目的は、複数のモードで画像の選択情報を、各モードに適した状態で表示することができる画像選択情報表示装置、印刷装置及び画像選択情報表示方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明では、画面を有する表示手段と、装置の処理モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段で設定された各処理モードの実行時、そのモードでの処理対象となる画像を指定する際、取り込んだ画像データに基づき少なくとも1以上の画像を前記表示手段に表示させるとともに、画像を指定するための選択情報を各モードに応じた表示形態で前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、表示装置の処理モードには複数のモードがあり、その処理モードは、例えば操作手段の操作に基づきモード設定手段によって所定のモードに設定される。続いて、その設定モードでの処理対象となる画像を選択指定するために、表示制御手段によって1以上の画像が表示手段に表示され、その画像の中から処理対象とすべき画像を選択操作すると、表示制御手段によって選択情報が表示手段に表示される。即ち、処理モードの処理対象となる画像を指定する際、表示制御手段は、画像を指定するための選択情報を各モードに応じた表示形態で表示する。従って、処理対象として指定された画像であることを表す選択情報を、各モードに適した状態で表示することが可能となり、1処理モードだけでなく、複数の処理モードで画像選択用の画面を表示することが可能となる。
本発明では、前記表示制御手段は、前記選択情報を前記画面に表示される画像上に表示することを要旨とする。
この構成によれば、選択情報と画像との関係が明確になり、どの選択情報がどの画像に対応するものであるかが直ぐに分かる。
本発明では、前記モード設定手段は、選択された画像に第1処理を行う第1モードと、選択された画像に第2処理を行う第2モードとの少なくとも2モードに前記処理モードを設定し、前記表示制御手段は、前記処理モードが前記第1モードの場合、前記選択情報として前記第1処理を施す枚数を指定する表示を画面に表示し、前記処理モードが第2モードの場合、前記選択情報として前記第2処理の対象であることを指定する表示を画面に表示させることを要旨とする。
この構成によれば、少なくとも第1モードの選択情報と第2モードの選択情報とが、各々のモードに適した表示形態で表示されるので、第1モードと第2モードとの両方において画像選択が行い易くなる。
本発明では、前記第1モードは、選択された画像に対し前記第1処理として印刷処理を行う印刷モードであり、前記第2モードは、選択された画像に対し前記第2処理として保存処理を行う保存モードであることを要旨とする。
この構成によれば、印刷モードの選択情報と保存モードの選択情報とが、各々のモードに適した表示形態で表示される。従って、印刷モードだけでなく、保存モードにおいても表示手段で画像を見ながら画像選択を行うことも可能となるので、印刷モードと保存モードとの両方で画像選択が行い易くなる。
本発明では、前記モード設定手段が複数の前記処理モードのうち特定の処理モードを設定する場合に、前記表示制御手段は、前記画面に表示された複数画像のうち、該特定の処理モードでの処理の対象となる各画像に対し、前記選択情報として当該処理のための処理条件を表示することを要旨とする。
この構成によれば、処理対象として指定された画像には、その処理条件が表示された状態となるので、画面上の画像を見れば、その画像に関する処理条件が直ぐに分かる。
本発明では、画像をスキャン可能なスキャン手段と、記憶媒体の画像を読み取り可能な読取手段とのうち、少なくともこれらの一方を画像の取込先として指定する指定手段を備え、前記モード設定手段は、前記指定手段で指定された取込先に準ずる動作モード下で、前記処理モードのモード設定を行うことを要旨とする。
この構成によれば、スキャン画像を処理対象画像とした場合と、読取画像を処理対象画像とした場合との両方で、処理対象として指定された画像であることを表す選択情報を、各モードに適した状態で表示することが可能となる。
本発明では、前記画面の表示画像のうち所定の画像を選択する選択手段と、一方側が操作されると画面上の数値が増加し、他方側が操作されると画面上の数値が減少する対の入力手段とを備え、前記表示制御手段は、前記処理モードが印刷モードの場合、前記選択手段による選択状態の画像に関し、前記入力手段の一方側が操作されると前記選択情報としての印刷枚数の数値表示を増加させ、前記入力手段の他方側が操作されると前記印刷枚数の数値表示を減少させ、前記表示制御手段は、前記処理モードが保存モードの場合、前記選択手段による選択状態の画像に関し、前記入力手段の一方側が操作されると前記選択情報として保存対象指定表示を付与し、前記入力手段の他方側が操作されると前記保存対象指定表示を消去することを要旨とする。
この構成によれば、印刷モードでの各画像に対する印刷枚数入力と、保存モードでの保存対象画像設定とが、同じ選択手段や入力手段を用いて行われる。従って、選択手段や入力手段が印刷モード及び保存モードで共用化され、例えばモード毎に選択手段や入力手段を設置する場合に比べ、部品点数、コスト、装置サイズ等の低減化を図ることが可能となる。
本発明では、印刷対象として選択された画像の総印刷枚数を算出する総印刷枚数算出手段と、保存対象として選択された画像を記憶媒体に記憶する際に、前記保存対象の画像のデータ容量及び前記記憶媒体の総記憶容量とに基づき当該記憶媒体の残り記憶容量を算出する残り記憶容量算出手段とを備え、前記表示制御手段は、前記処理モードが印刷モードの場合、前記総印刷枚数算出手段が算出した総印刷枚数を前記選択情報とともに画面に表示させ、前記処理モードが保存モードの場合、前記残り記憶容量算出手段が算出した前記記憶媒体の残り記憶容量を前記選択情報とともに画面に表示させることを要旨とする。
この構成によれば、印刷モードの場合には、画像の総印刷枚数算出手段により算出された画像の総印刷枚数が表示手段に表示されるので、ユーザは総印刷枚数を認識することが可能となる。また、保存モードの場合には、画像保存先の記憶媒体の残り記憶容量が残り記憶容量算出手段によって算出され、その算出値が残り記憶容量として表示手段に表示されるので、ユーザはあとどれくらいの画像を記憶媒体に保存できるかが認識可能になる。
本発明では、前記モード設定手段は、印刷モード及び保存モードの他に、印刷対象として選択された画像を印刷処理するとともに記憶媒体への保存も行う印刷保存モードを処理モードとして実行可能であり、前記印刷保存モードを実行した際に、印刷対象として選択された画像を、入力指定された印刷枚数分だけ印刷出力するとともに、その印刷対象の各画像を1枚分ずつ前記記憶媒体に保存する印刷保存実行手段を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、印刷保存モードを実行すれば、選択指定した画像の印刷出力とともに、印刷対象の画像の記憶手段への保存も同時に実行される。従って、印刷操作を行えば、印刷のみならず印刷対象画像の保存も実施されることになり、装置としての利便性が向上する。
本発明では、各請求項のいずれか一項に記載の画像選択情報表示装置と、記憶媒体の画像を読み取り可能な読取手段と、前記読取手段で読み取られた画像データを印刷媒体に印刷出力可能な印刷機構とを備えたことを要旨とする。
本発明では、各請求項のいずれか一項に記載の画像選択情報表示装置と、画像をスキャン可能なスキャン手段と、記憶媒体の画像を読み取り可能な読取手段と、前記スキャン手段でスキャンされた画像データ、及び前記読取手段で読み取られた画像データを印刷媒体に印刷出力可能な印刷機構とを備えたことを要旨とする。
本発明では、画面を有する表示手段と、装置の処理モードを設定するモード設定手段と、前記表示手段の画面表示を制御する表示制御手段とを備えた画像選択情報表示装置の画像選択情報表示方法であって、前記モード設定手段で設定された各処理モードの実行時、そのモードでの処理対象となる画像を指定する際、前記表示制御手段は、取り込んだ画像データに基づき少なくとも1以上の画像を前記表示手段に表示させるとともに、画像を指定するための選択情報を各モードに応じた表示形態で前記表示手段に表示させることを要旨とする。
以下、本発明を具体化した画像選択情報表示装置、印刷装置及び画像選択情報表示方法の一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1は、複合機(通称、SPCという)1の斜視図である。複合機1は、1台でスキャナ機能、プリント機能及びコピー機能を満たす機種である。スキャナ機能は、原稿台2にセットされた原稿をスキャンし、その読み取った画像データをデジタルデータ化する機能である。このスキャンデータは、複合機1からホストコンピュータへ送信可能である。プリント機能は、外部から取り込んだ画像データ(例えばホストコンピュータから受信した印刷データ)を印刷出力する機能である。また、コピー機能は、原稿台2にセットされた原稿をスキャンし、そのスキャンデータを印刷出力する機能である。複合機1は、外部記憶メディア3(例えばメモリカード等)が接続可能である。
図2は、複合機1の操作パネル4の平面図である。複合機1の前面部には、各種操作ボタン、ランプ、プレビューモニタ等を有する操作パネル4が配設されている。操作パネル4には、メニュー、設定項目、写真等を表示するプレビューモニタ(液晶表示器)5が配設されている。操作パネル4には、電源をオン/オフする電源ボタン6、ヘッドクリーニング、ノズルチェック、インク残量、ギャップ調整等を設定する各種設定ボタン7、実行中の動作を中止するストップボタン8、印刷/スキャンを開始するときに押すカラーとモノクロの2種類のスタートボタン9a,9bが配設されている。なお、外部記憶メディア3が記憶媒体を構成し、プレビューモニタ5が表示手段に相当する。
操作パネル4には、複合機1の動作モードを選択する動作モード選択ボタン10が配設され、この動作モード選択ボタン10には外部記憶メディアボタン10aと読取ボタン10bとがある。外部記憶メディアボタン10aは、外部記憶メディア3内の画像の印刷出力や、外部記憶メディア3内の画像を他のメモリ(他の外部記憶メディア等)への保存を行う際に操作される。読取ボタン10bは、スキャン画像の印刷出力や、スキャン画像のメモリ(外部記憶メディア3等)への保存を行う際に操作される。
また、複合機1が行うスキャン処理には少なくとも2種類あり、そのうち一種類のスキャン処理は、写真フィルムストリップの原稿から複数の画像を連続的に読み込み、それを印刷出力したり外部記憶メディア3に保存したりする処理(以下、透過原稿処理と言う)である。また、もう一種類のスキャン処理は、カットシートの原稿から画像を読み込み、それを印刷出力(通常のコピー処理)したり外部記憶メディア3に保存したりする処理(以下、反射原稿処理と言う)である。なお、透過原稿処理及び反射原稿処理の各々で、専用のボタン(フィルムボタン及びスキャンボタン)を設けてもよい。
操作パネル4には、プレビューモニタ5に表示されたメニュー内でカーソル操作を行う際に使用されるボタン群11が配設されている。このボタン群11には、項目や設定値を選択する際に使用される選択ボタン12、選択/変更した設定を有効にするOKボタン13、操作中の設定をキャンセルする戻るボタン14、印刷枚数/部数を設定する印刷枚数ボタン15がある。印刷枚数ボタン15は、印刷枚数をインクリメントする際に押されるプラスボタン15aと、印刷枚数をデクリメントする際に押されるマイナスボタン15bとからなる。なお、選択ボタン12が選択手段に相当し、印刷枚数ボタン15が入力手段に相当する。
図3は、複合機1の電気構成を示すブロック図である。複合機1は、同複合機1の全体を制御するためのコントローラ16、原稿の画像を読み取るためのイメージスキャナ17、及び画像のハードコピーを出力するためのプリンタ18を備える。この複合機1は、外部記憶メディア3(典型的には、例えばデジタルスチルカメラで用いられているメモリカード或いはデジタルスチルカメラ等)を接続することが可能である。また、外部記憶メディア3としては、これら以外に例えばCD−R、DVD、MO、USBフラッシュメモリ等がある。なお、コントローラ16が指定手段、モード設定手段、表示制御手段、総印刷枚数算出手段、残り記憶容量算出手段及び印刷保存実行手段を構成し、イメージスキャナ17がスキャン手段に相当し、プリンタ18が印刷機構に相当する。
コントローラ16は、外部記憶メディア3から画像データを読み込み、選択指定された画像をプリンタ18で印刷出力(即ち、ダイレクト印刷)することや、外部記憶メディア3から画像データを読み込み、選択指定された画像を他の外部記憶メディア3等に保存(即ち、バックアップ)することが可能である。さらに、コントローラ16は、外部記憶メディア3から画像データを読み込み、選択指定された画像をプリンタ18で所定枚数印刷出力するとともに、その印刷対象となった画像の画像データを各々1枚分だけ外部記憶メディア3に保存(即ち、ダイレクト印刷及び保存)することも可能である。
また、コントローラ16は、イメージスキャナ17で読み取った画像データのうち、選択指定された画像をプリンタ18で印刷出力(即ち、スキャントゥ印刷)することや、その読み取った画像データのうち、選択指定された画像を外部記憶メディア3等に格納(即ち、スキャントゥメモリ)することが可能である。さらに、コントローラ16は、イメージスキャナ17で読み取ったスキャン画像のうち、選択指定された画像を所定枚数印刷出力するとともに、その印刷対象となった画像の画像データを各々1枚分だけ外部記憶メディア3に保存(即ち、スキャントゥ印刷及び保存)することも可能である。
イメージスキャナ17は、原稿シートの画像を読み取るときの動作モードとして、原稿シート上の指定された領域の画像を所定の高解像度で読み取る本スキャンと、本スキャンで読み取るべき原稿の領域を指定するために本スキャンの実行前に原稿シート全体の領域の画像を所定の低い解像度で読み取るプレスキャンとを有する。プレスキャンでは、本スキャンで得られる画像データより遙かに小さいサイズの画像データは、例えばA4サイズの原稿の画像が160ドット×120ドットのような小サイズの画像データとして読み取られる。
プリンタ18は、例えばインクジェットプリンタが用いられ、キャリッジモータによるキャリッジの主走査方向への往復動と、紙送りモータによる用紙(印刷媒体)の紙送りとが可能である。プリンタ18は、キャリッジモータを駆動することでキャリッジを1パス往動させ、その移動途中に所定タイミングで印刷ヘッドからインクを吐出して用紙にインクを付着させる。プリンタ18は、1パス往動完了後に用紙を紙送りし、続いてキャリッジを1パス復動させるとともにその移動途中でインク吐出を行い、以上の動作を繰り返すことで印刷処理を行う。
複合機1は、エンコーダ19、デコーダ20、ラインバッファ21、プレスキャン用ページバッファ22、サムネイル用一時バッファ23、外部メディアI/F(外部メディアインタフェース)24、符号データバッファ25等を備えている。エンコーダ19は、ビットマップ形式の画像データを所定形式の符号データ、例えばJPEG形式の画像データに圧縮変換する回路である。デコーダ20は、所定形式の符号データ、例えばJPEG形式の画像データを元のビットマップ形式の画像データに伸長変換する回路である。
なお、本例の外部メディアI/F24は、複合機1が備えるメモリカードスロットであるが、この外部メディアI/F24は、USBやIEEE1394等の所定の通信規格をサポートする(図示略)I/Fであって、外部機器に接続可能なI/Fであってもよい。この場合、外部記憶メディアがCD−Rディスクであれば、CD−Rドライブが外部機器に相当する。外部記憶メディアとしてメモリカードのように外部メディアI/Fに直接接続される場合であっても、外部記憶メディアを装着した外部機器が外部メディアI/Fに接続される場合であっても、それら外部記憶メディアの読み書きのアクセスは、結局、外部メディアI/F24の指示に基づき行われる。従って、外部メディアI/F24が読取手段に相当する。
ラインバッファ21は、イメージスキャナ17が原稿画像を読み取るときに、イメージスキャナ17から出力される1ライン分又は所定複数ライン分の画像データを一時的に記憶するメモリである。プレスキャン用ページバッファ22は、イメージスキャナ17のプレスキャンにより読み取られた小サイズ(例えば、160ドット×120ドット)の画像データを一時的に記憶するメモリである。サムネイル用一時バッファ23は、ダイレクト印刷、バックアップ、スキャントゥメモリ又はスキャントゥ印刷を行う際に、対象となる画像のサムネイル画像データを一時的に記憶するメモリである。符号データバッファ25は、スキャントゥメモリ等を行う際にエンコーダ19から出力される符号データ(例えば、JPEG形式のデータ)や、ダイレクト印刷又はバックアップ等を行う際に外部記憶メディア3から読み込まれた符号データ(例えば、JPEG形式のデータ)を、所定の単位転送量分だけ一時的に記憶するメモリである。
外部メディアインタフェース24は、複合機1に接続された外部記憶メディア3とデータを通信する回路である。プレビューモニタ5は、ダイレクト印刷、バックアップ、ダイレクト印刷及び保存、スキャントゥメモリ、スキャントゥ印刷、スキャントゥ印刷及び保存等を行う際に、各種選択画面、処理対象となる画像/サムネイル画像を表示する。各種ボタン群6〜11は、ユーザからの指令を複合機1に入力するボタンである。各種ボタン群6〜11で入力できる指令には、例えばダイレクト印刷、バックアップ、ダイレクト印刷及び保存の対象となる画像を指定する指令、スキャントゥメモリ、スキャントゥ印刷又はスキャントゥ印刷及び保存の対象となる画像を指定する指令、プレスキャンで読み取られた原稿画像中から本スキャンすべき領域を指定する指令などがある。
コントローラ16は、各種ボタン群6〜11の操作時に出力される操作信号に基づき、その操作に応じた画面が表示されるようにプレビューモニタ5を表示制御する。例えば、コントローラ16は、外部記憶メディアボタン10aが押されると図4に示す第1選択画面26をプレビューモニタ5に表示させる。コントローラ16は、読取ボタン10bが押されるとまず最初に図5に示す原稿処理選択画面27を表示させ、その下位層で図6に示す第2選択画面28をプレビューモニタ5に表示させる。
次に、ダイレクト印刷の動作を説明する。
ダイレクト印刷を行うときには、ユーザは外部記憶メディア3を外部メディアI/F24に接続し、複合機1の動作モードを設定すべく、操作パネル4上の外部記憶メディアボタン10aを押下する。なお、外部記憶メディア3の外部メディアI/F24への接続は、例えば外部記憶メディア3がメモリカードの場合には、複合機1のスロットに差し込むことにより行い、CD−Rドライブ等の場合には、接続ケーブルで複合機1とドライブとを接続することにより行う。
外部記憶メディアボタン10aが押下されると、コントローラ16は、使用対象画像が外部記憶メディア3の画像である外部記憶メディア内画像処理に複合機1の動作モードを設定し、図4に示す第1選択画面26をプレビューモニタ5に表示させる。第1選択画面26は、メモリーカード内画像処理の下位モードを設定する選択画面である。第1選択画面26には、複合機1の処理モードを印刷モード(即ち、ダイレクト印刷)に設定する項目と、複合機1の処理モードを保存モード(即ち、バックアップ)に設定する項目と、複合機1の処理モードを印刷保存モード(即ち、ダイレクト印刷及び保存)に設定する項目とがある。
印刷モードは、外部記憶メディア3に記憶された画像のうち、選択指定された画像を設定枚数分印刷出力するモードである。保存モードは、外部記憶メディア3に記憶された画像のうち、選択指定された画像を他のメモリ(例えば、外部記憶メディア3以外の他の外部記憶メディア)に書き込むモードである。印刷保存モードは、上記した印刷モードと保存モードとが1つになったモードであり、外部記憶メディア3に記憶された画像のうち、選択指定された画像を設定枚数分印刷出力するとともに、その印刷対象の画像を他のメモリに書き込むモードである。
ここで、印刷モードの項目が選択指定されたとすると、コントローラ16は複合機1の処理モードをダイレクト印刷に設定し、プレビュー及び画像選択の処理を実行する。この処理において、まず外部メディアI/F24は、外部記憶メディア3に格納されている画像複数のEXIFファイル29A、29B、29C、…から順次にJPEGサムネイル画像データ30A、…を所定の転送単位量分ずつ逐次に読み込む。外部メディアI/F24は、逐次に読み込んだJPEGサムネイル画像データ30A、…の転送単位量分をデコーダ20に送る。デコーダ20は、入力されたJPEGサムネイル画像データ30A、…を入力順に逐次にデコードしていくことで、元のビットマップ形式の複数のサムネイル画像を順次に復元していきつつ、復元された画像データをプレビューモニタ5に送る。
その結果、コントローラ16は、外部記憶メディア3内の画像のサムネイル画像が一覧表示された図7に示す印刷用画像一覧画面31をプレビューモニタ5に表示させる。この印刷用画像一覧画面31には、一覧表示されたサムネイル画像のうち所定の1枚を印刷条件(印刷枚数)入力状態にする四角状の選択枠32と、各サムネイル画像毎に入力された印刷枚数33とが表示されている。選択枠32は、操作パネル4の選択ボタン12の操作により、プレビューモニタ5上を上下左右に移動することが可能である。なお、印刷枚数33が選択情報を構成し、ここで言う印刷条件(例えば、印刷枚数の他に、画像処理内容、印刷モード、用紙サイズ、印刷画質の詳細(コントラスト、シャープ等)など)が処理条件に相当する。
印刷用画像一覧画面31上のサムネイル画像は、選択枠32で選択指定された状態になると、印刷枚数33が入力可能な状態となる。印刷枚数33は、印刷枚数ボタン15のプラスボタン15aを1回ずつ押すことにより1枚単位で枚数が増えていき、一方でマイナスボタン15bを1回ずつ押すことにより1枚単位で枚数が減っていき、サムネイル画像に重なった状態で表示される。ユーザは、印刷用画像一覧画面31の複数のサムネイル画像の中から、印刷対象となる1以上の画像を選択するとともに、その印刷枚数を入力する。
なお、第1選択画面26で印刷モードの項目が選択指定された後に、プレビューモニタ5に全画像印刷と選択画像印刷とを選ぶ画面を表示させてもよい。この画面で選択画像印刷が選択されれば、上述した手順で印刷したい画像の選択指定が行われる。一方で、全画像印刷が選択された場合、全ての画像が印刷対象として設定され、各画像に印刷枚数が「1」と表示された印刷用画像一覧画面31がプレビューモニタ5に表示される。このとき、その印刷用画像一覧画面31が表示された状態で、印刷枚数ボタン15のプラスボタン15aが押される度に全画像の印刷枚数が2、3、…と増えていき、マイナスボタン15bが押される度に全画像の印刷枚数が減っていくようにしてもよい。なお、これは、後述する各処理についても同様に言えることである。
また、コントローラ16は、内部のカウンタを用いて画像の総印刷枚数をカウントし、総印刷枚数を印刷用画像一覧画面31に数値表示する。総印刷枚数のカウント方法としては、印刷用画像一覧画面31が表示された後に、例えば印刷枚数ボタン15のプラスボタン15aが押される度にカウンタをインクリメントし、一方でマイナスボタン15bが押される度にカウンタをデクリメントすることで行う方法がある。従って、印刷用画像一覧画面31には、一覧画像の下側に総印刷枚数31aが数値表示された状態となる。コントローラ16は、この算出処理を印刷枚数が入力される度に行うことから、総印刷枚数31aは、印刷枚数が入力される度に数値がリアルタイムに変化する。
さらに、印刷用画像一覧画面31の一覧画像は、例えば選択ボタン12の左右を押すことでスクロールすることが可能である。本例は、プレビューモニタ5の一画面に9枚の画像のみを表示可能であることから、例えば30枚の画像を取り込んだ場合には、まず最初に9枚の画像がプレビューモニタ5に表示される。そして、例えば選択ボタン12の右側が押されると、次の9枚の画像がプレビューモニタ5に表示され、取り込んだ画像枚数に応じてこの操作が繰り返される。
プレビュー及び画像選択の処理が終わると、コントローラ16はメイン画像読込及び印刷の処理を実行する。この処理において、まず外部メディアI/F24は、外部記憶メディア3から、ユーザ選択された印刷対象の画像のEXIFファイル(一例として、EXIFファイル29Aであるとする)のJPEGメイン画像データ34Aを転送単位量分ずつ逐次に読み込む。外部メディアI/F24は、逐次に読み込んだJPEGメイン画像データ34Aの転送単位量分をデコーダ20に送る。デコーダ20は、入力されたJPEGメイン画像データ34Aを入力順に逐次にデコードしていくことで、元のビットマップ形式のメイン画像データへ徐々に復元していきつつ、復元されたメイン画像データをプリンタ18に転送する。プリンタ18は、転送されてきた元のビットマップ形式のメイン画像データが、その印刷処理を開始するのに必要な所定量分だけ貯まると、そのメイン画像の印刷処理を開始する。
なお、メイン画像の印刷を行う前に、ユーザがメイン画像のトリミングをプレビューモニタ5で行って印刷したい範囲を指定できる機種もある。この機種の場合、デコーダ20から出力される元のビットマップ形式のメイン画像データを、プリンタ18に転送する前に、プレビューモニタ5に送って表示するようにしてもよい。
次に、バックアップの動作を説明する。
この場合、バックアップの一例として、例えば所定の外部記憶メディア3から他の外部記憶メディア3に画像を保存(例えば、メモリカードからCD−Rドライブへ保存)する場合を例にとる。なお、所定の外部記憶メディア3から他の外部記憶メディア3に画像を保存する場合、2つの外部記憶メディア3のうち保存元と保存先は適宜選択して設定することが可能である。
まず、バックアップを行うときには、ユーザは2つの外部記憶メディア3を外部メディアI/F24に接続し、複合機1の動作モードを設定すべく、操作パネル4の外部記憶メディアボタン10aを押下する。すると、コントローラ16は、使用対象画像が外部記憶メディア3の画像である外部記憶メディア内画像処理に複合機1の動作モードを設定し、図4に示す第1選択画面26をプレビューモニタ5に表示させる。この第1選択画面26は、ダイレクト印刷時のものと同様の画面である。
第1選択画面26で保存モードの項目が選択指定されると、コントローラ16は複合機1の動作モードをバックアップモードに設定し、プレビュー及び画像選択の処理を実行する。この処理において、まず外部メディアI/F24は、外部記憶メディア3に格納されている画像複数のEXIFファイル29A、29B、29C、…から順次にJPEGサムネイル画像データ30A、…を所定の転送単位量分ずつ逐次に読み込む。そして、外部メディアI/F24は、逐次に読み込んだJPEGサムネイル画像データ30A、…の転送単位量分をデコーダ20に送る。デコーダ20は、入力されたJPEGサムネイル画像データ30A、…を入力順に逐次にデコードしていくことで、元のビットマップ形式の複数のサムネイル画像を順次に復元していきつつ、復元された画像データをプレビューモニタ5に送る。
その結果、コントローラ16は、外部記憶メディア3内の画像のサムネイル画像が一覧表示された図8に示す保存用画像一覧画面35をプレビューモニタ5に表示させる。この保存用画像一覧画面35には、一覧表示されたサムネイル画像のうち所定の1枚を保存チェック入力状態にする四角状の選択枠36と、各サムネイル画像毎に保存チェックボックス37とが表示されている。選択枠36は、操作パネル4の選択ボタン12の操作により、プレビューモニタ5上を上下左右に移動することが可能である。
保存用画像一覧画面35上のサムネイル画像は、選択枠36で選択された状態になると、保存チェックボックス37に保存チェック(レ点)37aが入力可能な状態となる。保存チェック37aは、印刷枚数ボタン15のプラスボタン15aを押すことでボックス37内に付与された状態となり、マイナスボタン15bを押すことでボックス37内から消去された状態となる。なお、保存チェック37aの付与は、プラスボタン15a(又はマイナスボタン15b)が奇数回押されるとチェック付与状態となり、奇数回押されるとチェックが解除状態となるようにしてもよい。ユーザは、保存用画像一覧画面35の複数のサムネイル画像の中から、保存対象となる1以上の画像を選択する。なお、保存チェック37aが選択情報(保存対象指定表示、処理条件)を構成する。
また、コントローラ16は、保存対象として指定された画像のメモリ量と、保存先である外部記憶メディア3の総記憶容量とを基に、外部記憶メディア3の残り記憶容量を算出し、それを保存用画像一覧画面35に数値表示する。この処理として、まずコントローラ16は、保存対象の画像が指定された時点でそのメモリ量を算出して内部カウンタに書き込み、保存対象の画像が決まる度に新たな画像メモリ量をカウンタ値に加算していく。コントローラ16は、予め外部記憶メディア3の総記憶容量を把握しており、カウンタ加算と同時に加算値と外部記憶メディア3の総記憶容量との差を算出し、この差分値を残り記憶容量として算出する。
そして、コントローラ16は、上記の手順で算出した残り記憶容量を保存用画像一覧画面35に数値表示する。従って、保存用画像一覧画面35には、一覧画像の下側に外部記憶メディア3の残り記憶容量35aが数値表示された状態となる。コントローラ16は、この算出処理を保存対象画像が指定される度に行うことから、残り記憶容量35aは、保存対象画像が指定される度に数値がリアルタイムに変化する。なお、保存用画像一覧画面35の表示画像も、取り込んだ全画像が一度に画面表示できない場合には、印刷用画像一覧画面31と同様にスクロールが可能である。
プレビュー及び画像選択の処理が終わると、コントローラ16は保存処理を実行する。この処理において、まず外部メディアI/F24は、保存チェックボックス37のチェックが付与された保存対象の画像について、外部記憶メディア3からEXIFファイル29A,29B,29CのJPEGサムネイル画像データ30A、…及びJPEGメイン画像データ34、…を転送単位量分ずつ逐次に読み込む。
例えば、メモリカード内の3つのEXIFファイル29A〜29Cのうち29A,29Cが保存対象として選択された場合、まずEXIFファイル29AのJPEGサムネイル画像データ30A及びJPEGメイン画像データ34Aが転送単位量分ずつ読み込まれる。続いて、EXIFファイル29CのJPEGサムネイル画像データ30C及びJPEGメイン画像データ34Cが転送単位量分ずつ読み込まれる。外部メディアI/F24は、逐次に読み込んだEXIFファイル29A、…の画像データをCD−Rドライブに順次書き込んで保存を行う。なお、ここでは説明の便宜上、2つの外部記憶メディア3を1つの外部メディアI/F24に接続するものとしていたが、複合機1が複数の外部メディアI/F24を備え、それぞれのI/Fごとに保存元と保存先の外部記憶メディア3をそれぞれ接続してもよい。
次に、ダイレクト印刷及び保存を説明する。
ダイレクト印刷及び保存は、印刷出力の時点まではダイレクト印刷で行われる処理内容とほぼ同じであり、異なる点としては、ユーザにより選択指定された画像を印刷出力すると同時に、その印刷指定された画像を他の外部記憶メディア3に保存するという点である。例えば、「A」という画像を3枚、「B」という画像を2枚、「C」という画像を1枚印刷出力するように指定した場合、印刷処理ではこれらA〜Cが印刷枚数分だけ印刷出力されるとともに、A〜Cの画像データがそれぞれ1枚分ずつ他の外部記憶メディア3に保存される。
次に、スキャントゥ印刷の動作を説明する。
ここで、スキャン処理には、フィルムをスキャン原稿とする透過原稿処理と、カットシートをスキャン原稿とする反射原稿処理との2種類があるが、まず透過原稿処理について説明する。なお、反射原稿処理は、透過原稿処理と比べ原稿自体が違うだけで基本的な処理は同じであるので、反射原稿処理の説明は省略する。スキャントゥ印刷を行うときには、ユーザは、写真フィルムストリップのように複数の原稿画像38A〜38Cを有する原稿シート38をイメージスキャナ17にセットする。そして、複合機1の動作モードを設定すべく、ユーザは操作パネル4上の読取ボタン10bを押下する。
ここで、読取ボタン10bが押下されると、コントローラ16は、使用対象画像がスキャン画像である原稿画像処理に複合機1の動作モードを設定し、図5に示す原稿処理選択画面27をプレビューモニタ5に表示させる。この原稿処理選択画面27は、原稿画像処理の下位モードを設定する選択画面である。原稿処理選択画面27には、複合機1の処理モードを反射原稿処理に設定する透過原稿処理の項目と、複合機1の処理モードを透過原稿処理に設定する反射処理の項目とがある。
ここでは、スキャン処理が透過原稿処理の場合を説明していることから、原稿処理選択画面27では透過原稿処理の項目が選択指定される。透過処理の項目が選択指定されると、コントローラ16は、使用対象画像が写真フィルムの画像である透過原稿処理に複合機1の動作モードを設定し、図6に示す第2選択画面28をプレビューモニタ5に表示させる。第2選択画面28は、透過原稿処理の下位モードを設定する選択画面である。第2選択画面28には、複合機1の処理モードをスキャン印刷モード(即ち、スキャントゥ印刷)に設定する項目と、複合機1の処理モードをスキャン保存モード(即ち、スキャントゥメモリ)に設定する項目と、複合機1の処理モードをスキャン印刷保存モード(即ち、スキャントゥ印刷及び保存)に設定する項目とがある。
スキャン印刷モードは、原稿シート38上の複数の画像のうち、選択指定された画像を設定枚数分、スキャン印刷するモードである。スキャン保存モードは、原稿シート38乗の複数の画像のうち、選択指定された画像をスキャンしてメモリに書き込むモードである。スキャン印刷保存モードは、上記したスキャン印刷モードとスキャン保存モードとが1つになったモードであり、選択指定された画像を設定枚数分、スキャン印刷するとともに、その印刷対象のスキャン画像をメモリに書き込むモードである。
第2選択画面28でスキャン印刷モードの項目が選択指定されたとすると、コントローラ16は複合機1の処理モードをスキャントゥ印刷に設定し、イメージスキャナ17により原稿シート38のプレスキャンを行う。この処理において、まずイメージスキャナ17は、原稿シート38の全体領域を所定の低い解像度で1ラインずつ逐次に読み取って出力し、逐次に出力される1ライン分の画像データをラインバッファ21に書き込む。ラインバッファ21に書き込まれた1ライン分の画像データは、直ちにプレスキャン用ページバッファ22に転送されて蓄積される。プレスキャンが終わったとき、プレスキャン用ページバッファ22には、プレスキャンで読み取られた原稿シート38の領域のビットマップ形式のプレスキャン画像データ39が記憶されている。前述したように、このプレスキャン画像データ39のデータサイズは、本スキャンで読み取られるメイン画像データより小さい。
プレスキャンが終わると、コントローラ16は、プレスキャンで読み取られた原稿画像の中から本スキャンすべき領域を判定する処理を行う。なお、この領域判定処理は自動的に行われる。即ち、プレスキャン用ページバッファ22内のプレスキャン画像データ39をコントローラ16が調べて、中から複数の原稿画像38A〜38Cの領域をそれぞれ検出して、それらを本スキャンすべき領域として選ぶ。なお、この領域判定処理は、ユーザがマニュアル操作で行うようにしてもよい。
領域判定処理が終わると、コントローラ16は表示用のサムネイル画像をJPEG形式に符号化する処理を行う。この処理において、まずエンコーダ19は、プレスキャン用ページバッファ22からプレスキャン画像データ39を読み込む。このとき、エンコーダ19は、プレスキャン画像データ39の中から、前述した領域判定で指定された複数の原稿画像38A〜38Cに相当する画像データ部分を選択して順次に読み込む。エンコーダ19は、読み込んだ各原稿画像38A〜38Cに対応する画像データ部分を所定サイズの小領域に細分し、それらの小領域を順次にJPEG形式に符号化していきながら、逐次に得られる各小領域の符号データを所定の単位転送量ずつ符号データバッファ25に書き込む。
符号データバッファ25に書き込まれた単位転送量の符号データは、書き込まれると直ちにサムネイル用一時バッファ23に転送されて蓄積される。この表示用サムネイル符号化処理が終わった段階で、サムネイル用一時バッファ25には、複数の原稿画像38A、38B、38Cのプレスキャンデータからそれぞれ変換された複数のJPEGサムネイル画像データ40A、40B、40Cが格納されている。
表示用サムネイル符号化処理が終わると、コントローラ16はプレビュー及び画像選択の処理を行う。この処理において、まずデコーダ20は、サムネイル用一時バッファ25から、複数のJPEGサムネイル画像データ40A、40B、40Cを順次に読み込んで、元のビットマップ形式のサムネイル画像データへ順次に復元していきつつ、復元されたサムネイル画像データをプレビューモニタ5に送る。
その結果、コントローラ16は、スキャン画像のサムネイル画像が一覧表示された図7に示す印刷用画像一覧画面31をプレビューモニタ5に表示させる。なお、図7に示す印刷用画像一覧画面31は、ダイレクト印刷とスキャン印刷とで共用しているが、通常は取り込む画像が違えば、各々異なる画像を載せた画面が表示されることになる。ユーザは、選択ボタン12及び印刷枚数ボタン15を操作することにより、印刷用画像一覧画面31の複数のサムネイル画像の中から、印刷対象となる1以上の画像を選択するとともにその印刷枚数を入力する。
プレビュー及び画像選択の処理が終わると、コントローラ16は、ユーザが選択指定した画像についてイメージスキャナ17で本スキャンを行い、本スキャンで取り込んだ画像データを印刷出力する処理を行う。この処理において、まずイメージスキャナ17は本スキャンを開始して、原稿シート38のうち領域判定で指定された領域の画像を、所定の高解像度で1ラインずつ逐次に読み取って出力する、この逐次に出力される1ライン分の画像データは、ラインバッファ21を経由してプリンタ18に送られる。プリンタ18は、転送されてきたビットマップ形式のメイン画像データが、その印刷処理を開始するのに必要な所定量分だけ貯まると、そのメイン画像の印刷処理を開始する。
この本スキャンで読み取られる画像データ(即ち、図3に示す本スキャンデータ41)がメイン画像データであり、これは例えば300dpiのような高解像度で読み取られるデータである。本スキャン画像データ41は、その画像全体のデータサイズが通常はメガバイトオーダ以上であり、プレスキャン画像データ39よりも遙かにデータ量が多いデータである。
なお、操作パネル4の読取ボタン10bを押し、プレスキャンによる表示動作を伴う処理を選択した場合、外部記憶メディアボタン10a等のモード設定ボタンをマスク、つまり操作を許可しない状態としてもよい。これは、プレスキャンでサムネイル画像を表示した後、本スキャンを実行して印刷や保存等を行うモードが実行されている最中に、ユーザが他のモード設定用のボタンを誤って押下したにも拘らず、その押下されたモードに変更すると、再びサムネイル画像を表示するまでに時間がかかるためである。
なお、プレスキャンによる表示動作を伴う処理を選択すると、プレビューモニタ5に原稿処理選択画面27や第2選択画面28を表示した状態や、第2選択画面28で選択指定した項目を実行している状態となる。マスクを開始するタイミングは、モードの実行が指示されたときでも、プレスキャンを開始したときのどちらでもよい。また、マスク状態の解除は上記理由からユーザのキャンセル意志が明確な場合にのみ行うのが好ましく、例えばストップボタン8が押された場合マスクを解除する。もちろん、選択指定した項目の処理が終了した場合にもマスクは解除される。
次に、スキャントゥメモリの動作を説明する。
この動作についても透過原稿処理の場合で説明する。第2選択画面28でスキャン保存モードの項目が選択指定されると、コントローラ16は複合機1の処理モードをスキャントゥメモリに設定し、前述したプレスキャン、領域選択処理及びサムネイル符号化処理の各処理を実行する。これら処理は、スキャントゥ印刷の場合と同様の処理内容であるので、詳細については省略する。サムネイル符号化処理が終わると、コントローラ16はスキャントゥ印刷の場合と同様の処理内容でプレビュー及び画像選択の処理を行う。
その結果、コントローラ16は、スキャン画像のサムネイル画像が一覧表示された図8に示す保存用画像一覧画面35をプレビューモニタ5に表示させる。なお、図8に示す保存用画像一覧画面35は、スキャントゥ印刷とスキャントゥメモリとで共用しているが、通常はスキャン画像が違えば、各々異なる画像を載せた画面が表示されることになる。ユーザは、選択ボタン12及び印刷枚数ボタン15を操作し、保存チェックボックス37に保存チェック37aを付与することで、保存用画像一覧画面35の複数のサムネイル画像の中から保存対象となる1以上の画像を選択する。
プレビュー及び画像選択の処理が終わると、コントローラ16は、サムネイル用一時バッファ23内のJPEGサムネイル画像データ40A〜40Cのうち、ユーザ選択されたJPEGサムネイル画像を外部記憶メディア3に格納する処理を行う。まず、サムネイル用一時バッファ23は、自身が保存している複数のJPEGサムネイル画像データ40A〜40Cのうち、前述したプレビュー及び画像選択の処理でユーザにより選択された1枚目の画像データを、符号データバッファ25を経由して外部メディアI/F24に送る。外部メディアI/F24は、サムネイル用一時バッファ23から送られてきた画像データを外部記憶メディア3に書き込む。外部メディアI/F24は、受け取ったJPEGサムネイル画像データ(例えば、40Aとする)を外部記憶メディア3に書き込む際、EXIF形式のファイル42Aを新たに作成し、受け取ったJPEGサムネイル画像データ40AをそのEXIFファイル42Aに書き込む。
サムネイル格納処理が終わると、コントローラ16は、本スキャンと、その本スキャンで読み取られたメイン画像の符号化処理を行う。この処理においては、画像選択で指定された原稿シート38上の原稿画像の各々(例えば38Aとする)が、スキャントゥ印刷で説明した本スキャン及び符号化処理と実質的に同様の方法で、イメージスキャナ17により高解像度で読み取られるとともにJPEG形式に符号化される。そして、本スキャンにより得られたJPEGメイン画像データ41Aが、外部記憶メディア3内の対応するEXIFファイル42Aに書き込まれる。
ユーザ選択された一つの原稿画像について本スキャン及び符号化処理が終わると、他のユーザ選択された一つの原稿画像について、前述したサムネイル格納処理と本スキャン及び符号化処理が実行される。そして、これが繰り返されて、結果として、選択された全ての原稿画像が外部記憶メディア3にEXIFファイル42A、42B,…の形式で格納され、以後、デジタルスチルカメラで撮影された画像と同様に取り扱うこと(例えば、ダイレクト印刷を行うことなど)が可能になる。
次に、スキャントゥ印刷及び保存の動作を説明する。
スキャントゥ印刷及び保存は、印刷出力の時点まではスキャントゥ印刷で行われる処理内容とほぼ同じであり、異なる点としては、ユーザにより選択指定されたスキャン画像を印刷出力すると同時に、その印刷指定されたスキャン画像を外部記憶メディア3に保存するという点である。例えば、「A」、「B」、「C」という画像をスキャン処理した場合、印刷対象として「A」と「C」が選択指定されたとすると、「A」と「C」のスキャン画像が印刷出力されるとともに、これらのスキャン画像のサムネイル画像データ及びメイン画像データが外部記憶メディア3に保存される。
次に、コントローラ16が外部記憶メディア内画像処理を実行する際の手順を図9に示すフローチャートに従って説明する。
ステップ100では、外部記憶メディアボタン10aが押下されたか否かを判断する。外部記憶メディアボタン10aが押下されていればステップ101に移行し、押下されていなければ待機する。
ステップ101では、プレビューモニタ5に第1選択画面26(図4参照)を表示させる。このとき、ユーザは、操作パネル4上の選択ボタン12及びOKボタン13を用い、第1選択画面26の各項目(印刷モード、保存モード、印刷保存モード)の中から所望の項目を選択指定する。
ステップ102では、第1選択画面26で印刷モードが選択されたか否かを判断する。ここで、印刷モードが選択されていればステップ103に移行し、印刷モードが選択されていなければステップ106に移行する。
ステップ103では、ダイレクト印刷を実行すべく、外部記憶メディア3に記憶された画像のサムネイル画像を、画像ごとに印刷条件(印刷枚数)が入力可能な状態でプレビューモニタ5に一覧表示する。即ち、図7に示す印刷用画像一覧画面31がプレビューモニタ5に表示される。
ステップ104では、画像及び印刷条件指定処理を行う。即ち、ユーザは、操作パネル4の選択ボタン12を操作して印刷用画像一覧画面31の画像のうち印刷したい画像に選択枠32を合わせ、そこで印刷枚数ボタン15を操作することで印刷枚数を入力する操作を実行する。
ステップ105では、画像及び印刷条件指定処理が完了した後、スタートボタン9a(9b)が押されたことを条件に印刷処理を実行する。従って、外部記憶メディア3内の画像のうち、ステップ104で選択指定された画像が印刷出力される。
ステップ106では、第1選択画面26で印刷保存モードが選択されたか否かを判断する。ここで、印刷保存モードが選択されていなければステップ107に移行し、印刷保存モードが選択されていればステップ112に移行する。
ステップ107では、第1選択画面26で保存モードが選択されたか否かを判断する。ここで、保存モードが選択されていればステップ108に移行し、保存モードが選択されていなければステップ102に戻り、どのモードが選択されたかの判断を再度行う。
ステップ108では、バックアップを実行すべく、外部記憶メディア3に記憶された画像のサムネイル画像を、保存指定可能な状態でプレビューモニタ5に一覧表示する。即ち、図8に示す保存用画像一覧画面35がプレビューモニタ5に表示される。
ステップ109では、保存対象とすべき画像を選択指定する保存画像指定処理を行う。即ち、ユーザは、操作パネル4の選択ボタン12を操作して保存用画像一覧画面35の画像のうち保存したい画像に選択枠36を合わせ、そこで印刷枚数ボタン15のプラスボタン15aを押すことで保存チェックを実行する。
ステップ110では、選択指定した画像の保存先を指定する保存先メモリ指定処理を実行する。即ち、ユーザは、操作パネル4を操作することで保存先のメモリ(例えば、CD−Rドライブ)を指定する。
ステップ111では、保存画像指定処理及び保存先メモリ指定処理が完了した後、OKボタン13が押されたことを条件に保存処理を実行する。従って、外部記憶メディア3内の画像のうち、ステップ109で選択指定された画像が他の外部記憶メディア3(例えば、メモリカード→CD−Rドライブ)に保存される。
ステップ112では、ダイレクト印刷及び保存を実行すべく、外部記憶メディア3に記憶された画像のサムネイル画像を、画像ごとに印刷条件(印刷枚数)が入力可能な状態でプレビューモニタ5に一覧表示する。即ち、ダイレクト印刷の場合と同様に、図7に示す印刷用画像一覧画面31がプレビューモニタ5に表示される。
ステップ113では、ステップ104の場合と同様に画像及び印刷条件指定処理を行う。
ステップ114では、ステップ110と同様に保存先メモリ指定処理を実行する。ここでは、操作パネル4がユーザにより操作されることで、例えばCD−Rドライブ等が保存先メモリとして指定される。
ステップ115では、画像及び印刷条件指定処理が完了した後、スタートボタン9a(9b)が押されたことを条件に印刷処理及び保存処理を実行する。即ち、印刷用画像一覧画面31で選択指定された画像が指定枚数分印刷出力されるとともに、その印刷対象画像が1枚ずつ保存先の外部記憶メディア3に保存される。
次に、コントローラ16が原稿画像処理を実行する際の手順を図10に示すフローチャートに従って説明する。
ステップ200では、読取ボタン10bが押下されたか否かを判断する。読取ボタン10bが押下されていればステップ201に移行し、押下されていなければ待機する。
ステップ201では、プレビューモニタ5に原稿処理選択画面27(図5参照)を表示させる。このとき、ユーザは、選択ボタン12で項目選択を行うとともにOKボタン13で項目指定することで、原稿処理選択画面27の各項目(透過原稿処理、反射原稿処理)の中から所望の項目を選択指定する。
ステップ202では、プレビューモニタ5に第2選択画面28(図6参照)を表示させる。このとき、ユーザは、操作パネル4上の選択ボタン12及びOKボタン13を用い、第2選択画面28の各項目(スキャン印刷モード、スキャン保存モード、スキャン印刷保存モード)の中から所望の項目を選択指定する。
ステップ203では、第2選択画面28で印刷モードが選択されたか否かを判断する。ここで、スキャン印刷モードが選択されていればステップ204に移行し、スキャン印刷モードが選択されていなければステップ208に移行する。
ステップ204では、スキャントゥ印刷を実行すべく、プレスキャンを実行する。即ち、写真フィルムストリップ等の原稿シート38をプレスキャンし、原稿シート38の各原稿画像38A〜38Cについてサムネイル画像データを取得する。
ステップ205では、プレスキャンにより得られた画像のサムネイル画像を、画像ごとに印刷条件(印刷枚数)が入力可能な状態でプレビューモニタ5に一覧表示する。即ち、図7に示す印刷用画像一覧画面31がプレビューモニタ5に表示される。
ステップ206では、ステップ104と同様に画像及び印刷条件指定処理を行う。
ステップ207では、画像及び印刷条件指定処理が完了した後、スタートボタン9a(9b)が押されたことを条件にスキャン印刷を実行する。従って、プレスキャンで取り込んだスキャン画像のうち、ステップ206で選択指定された画像が順に本スキャン及び印刷出力される。
ステップ208では、第2選択画面28でスキャン印刷保存モードが選択されたか否かを判断する。ここでスキャン印刷保存モードが選択されていなければステップ209に移行し、スキャン印刷保存モードが選択されていればステップ215に移行する。
ステップ209では、第2選択画面28でスキャン保存モードが選択されたか否かを判断する。ここで、スキャン保存モードが選択されていればステップ210に移行し、スキャン保存モードが選択されていなければステップ203に戻り、どのモードが選択されたかの判断を再度行う。
ステップ210では、スキャントゥメモリを実行すべく、ステップ204と同様にプレスキャンを実行する。
ステップ211では、プレスキャンにより得られた画像のサムネイル画像を、保存指定可能な状態でプレビューモニタ5に一覧表示する。即ち、図8に示す保存用画像一覧画面35がプレビューモニタ5に表示される。
ステップ212では、ステップ109と同様に、保存対象とすべき画像を選択指定する保存画像指定処理を行う。
ステップ213では、ステップ111と同様に、選択指定した画像の保存先を指定する保存先メモリ指定処理を実行する。ここでは、操作パネル4がユーザにより操作されることで、例えばメモリカード等が保存先メモリとして指定される。
ステップ214では、保存画像指定処理及び保存先メモリ指定処理が完了した後、OKボタン13が押されたことを条件にスキャン保存を実行する。即ち、プレスキャンで取り込んだスキャン画像のうち、ステップ212で選択指定された画像が順に本スキャンされ、そのメイン画像データが同画像のサムネイル画像データに対応付けられて外部記憶メディア3に保存される。
ステップ215では、スキャントゥ印刷及び保存を実行すべく、ステップ204やステップ210と同様にプレスキャンを実行する。
ステップ216では、プレスキャンにより得られた画像のサムネイル画像を、画像ごとに印刷条件(印刷枚数)が入力可能な状態でプレビューモニタ5に一覧表示する。即ち、スキャントゥ印刷の場合と同様に、図7に示す印刷用画像一覧画面31がプレビューモニタ5に表示される。
ステップ217では、ステップ206の場合と同様に画像及び印刷条件指定処理を行う。
ステップ218では、ステップ213と同様に保存先メモリ指定処理を実行する。
ステップ219では、画像及び印刷条件指定処理が完了した後、スタートボタン9a(9b)が押されたことを条件にスキャン印刷及びスキャン保存を実行する。即ち、印刷用画像一覧画面31で選択していされた画像がスキャン印刷されるとともに、その印刷対象画像のサムネイル画像データ及びメイン画像データが保存先の外部記憶メディア3に保存される。
上記実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)複合機1が印刷モード(印刷保存モード)の場合には、印刷対象画像を選択指定する画面として印刷用画像一覧画面31をプレビューモニタ5に表示し、複合機1が保存モードの場合には、保存対象画像を選択指定する画面として保存用画像一覧画面35をプレビューモニタ5に表示する。従って、複数の画像の中から処理対象画像を選択指定する画面を、各モードに応じた表示形態で表示することができ、しかもプレビューモニタ5に一覧画像を表示させてそこから処理対象画像を選択指定するという操作を、印刷モードのときだけでなく保存モードの際にも行うことができる。また、プレビューモニタ5に一覧画像を表示させて、そこから対象画像を選ばせるという操作は、視覚的な面から非常に選択操作が行い易いが、本例はこの選択指定形式を印刷モード及び保存モードの両者で採用していることから、両モードとも画像の選択指定が行い易くなる。
(2)印刷モード(印刷保存モード)では、印刷用画像一覧画面31の一覧画像のうち、印刷対象とすべき画像に印刷枚数を表示することで、印刷対象として指定されたことを表している。従って、外部記憶メディア3やイメージスキャナ17から取り込んだ複数の画像のうち、どれが印刷対象として指定され、しかもその画像が何枚印刷されるのかが直ぐに分かる。
(3)保存モードでは、保存用画像一覧画面35の一覧画像のうち、保存対象として指定された画像に保存チェック37aが各々付与される。従って、保存対象である画像については画像ごとに保存チェック37aが付与されることから、保存対象画像とそうでない画像との見分けが容易に付き、一覧画像のうちどれが保存対象画像かが直ぐに分かる。
(4)外部記憶メディア内画像処理(即ち、外部記憶メディアボタン10aが押された際の動作モード)と、原稿画像処理(即ち、読取ボタン10bが押された際の動作モード)とのどちらにおいても、処理モード(印刷モード、保存モード、印刷保存モード)の選択操作が行われる。従って、外部記憶メディア内画像処理及び原稿画像処理の両方の動作モードで、処理モード選択操作を行うことができる。
(5)印刷枚数ボタン15は、印刷モード時の印刷枚数入力時に使用されるとともに、保存モード時の保存チェック37aの付与にも使用される。従って、印刷モード及び保存モードの両方のモードで印刷枚数ボタン15が共用でき、例えば別々にボタンを設ける場合に比べ、部品点数、コスト、装置サイズの低減化を図ることができる。
(6)印刷用画像一覧画面31には、総印刷枚数が表示されるので、ユーザは総印刷枚数を逐次認識することができる。また、保存用画像一覧画面35には、画像の保存先である外部記憶メディア3の残り記憶容量が表示されるので、ユーザはあとどれくらいの画像が外部記憶メディア3に保存できるかを容易に確認することができる。
(7)印刷対象として設定された画像を印刷出力するとともに、その印刷対象画像を外部記憶メディア3に保存する印刷保存モードを、複合機1の処理モードに設けた。従って、印刷操作を行えば、印刷のみならず印刷対象画像の保存も実施されることになるので、保存操作の手間を省くことができ、装置の利便性が向上する。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
(変形例1)外部記憶メディア3のデータ保存形式は、EXIFファイル形式に限定されず、例えば本画像のみを記憶する保存形式でもよい。この場合、プレビューモニタ5にサムネイル画像を表示する際には、本画像を間引くことで行われることになる。
(変形例2)プレビューモニタ5は、タッチパネル式でもよい。この場合、各種ボタン群6〜11を省略することができる。
(変形例3)複合機1の動作モードを設定するボタンは、外部記憶メディアボタン10a及び読取ボタン10bだけに限らず、これら以外に例えばコピー処理用のボタンを設けてもよい。
(変形例4)複合機1は、印刷モードの際に必ずしも印刷枚数が設定できることに限らず、例えば印刷枚数入力機能を省略し、印刷対象となる画像を選択するだけの機能のみを備える機種でもよい。
(変形例5)バックアップ、ダイレクト印刷及び保存、スキャントゥメモリ、スキャントゥ印刷及び保存を行う際の画像保存先(記憶手段)は、外部記憶メディア3に限らず、例えば複合機1内のメモリ、ホストコンピュータのメモリでもよい。また、印刷モード(印刷保存モード)時のバックアップは、ある所定のメモリから他のメモリへ保存することに限定されず、例えば1つのメモリ内において、所定のフォルダから他のフォルダへ保存するものでもよい。また、バックアップ、ダイレクト印刷及び保存時の画像読取対象(記憶媒体)は、外部記憶メディア3に限らず、例えば複合機1内のメモリや、ホストコンピュータのメモリでもよい。
(変形例6)印刷モードでは、印刷対象画像の一括選択が可能としたが、これと同様に保存モードでも一括選択が可能としてもよい。
(変形例7)印刷装置は、複合機1に限らず、スキャン機能のない機種(即ち、スタンドアロン式)でもよい。また、印刷装置は、外部記憶メディア3の画像を読み取って印刷出力する機能を必ず備える必要はなく、この機能を省略した機種でもよい。
(変形例8)印刷装置は、インクジェット式プリンタに限らず、例えばドットインパクト式、サーマル式、熱転写式、レーザ式等でもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)表示手段に表示された画像に対して各モードに応じた所定の処理を施すとき、そのモードでの処理対象となる画像を指定する際にコンピュータにより実行される画像選択情報表示用プログラムであって、ユーザにより選択された装置の処理モードを取得する手順と、選択された前記処理モードでの処理対象となる画像を指定させるべく、取り込んだ画像データに基づき少なくとも1以上の画像を前記表示手段に表示させるとともに、画像を指定するための選択情報を各モードに応じた表示形式で前記表示手段に表示させる手順と、前記表示手段に表示された画像の中から、前記選択情報に基づきユーザ指定の画像を取り込む手順と、取り込んだ前記画像データに対し、設定された処理モードに応じた処理を施す手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする画像選択情報表示用プログラム。
(2)請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の表示装置と、画像をスキャン可能なスキャン手段と、前記スキャン手段でスキャンされた画像データを印刷媒体に印刷出力可能な印刷機構とを備えた印刷装置。
(3)請求項1〜9のいずれかにおいて、前記記憶手段は、装置に対し着脱可能な外部記憶装置である。
一実施形態における複合機の斜視図。 複合機の操作パネルの平面図。 複合機の電気構成を示すブロック図。 プレビューモニタに表示された外部記憶メディア内処理の画面図。 プレビューモニタに表示された原稿画像処理の画面図。 プレビューモニタに表示された原稿画面処理の下位層の画面図。 プレビューモニタに表示された印刷用画像一覧画面の画面図。 プレビューモニタに表示された保存用画像一覧画面の画面図。 外部記憶メディア内画像処理ルーチンを示すフローチャート。 原稿画像処理ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
3…記憶媒体としての外部記憶メディア、5…表示手段としてのプレビューモニタ、12…選択手段としての選択ボタン、15…入力手段としての印刷枚数ボタン、16…指定手段、モード設定手段、表示制御手段、総印刷枚数算出手段、残り記憶容量算出手段及び印刷保存実行手段を構成するコントローラ、17…スキャン手段としてのイメージスキャナ、18…印刷機構としてのプリンタ、24…読取手段としての外部メディアI/F、31a…総印刷枚数、33…選択情報(処理条件)を構成する印刷枚数、35a…残り記憶容量、37a…選択情報(保存対象指定表示)を構成する保存チェック。

Claims (12)

  1. 画面を有する表示手段と、
    装置の処理モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段で設定された各処理モードの実行時、そのモードでの処理対象となる画像を指定する際、取り込んだ画像データに基づき少なくとも1以上の画像を前記表示手段に表示させるとともに、画像を指定するための選択情報を各モードに応じた表示形態で前記表示手段に表示させる表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像選択情報表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記選択情報を前記画面に表示される画像上に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像選択情報表示装置。
  3. 前記モード設定手段は、選択された画像に第1処理を行う第1モードと、選択された画像に第2処理を行う第2モードとの少なくとも2モードに前記処理モードを設定し、
    前記表示制御手段は、前記処理モードが前記第1モードの場合、前記選択情報として前記第1処理を施す枚数を指定する表示を画面に表示し、前記処理モードが第2モードの場合、前記選択情報として前記第2処理の対象であることを指定する表示を画面に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像選択情報表示装置。
  4. 前記第1モードは、選択された画像に対し前記第1処理として印刷処理を行う印刷モードであり、前記第2モードは、選択された画像に対し前記第2処理として保存処理を行う保存モードであることを特徴とする請求項3に記載の画像選択情報表示装置。
  5. 前記モード設定手段が複数の前記処理モードのうち特定の処理モードを設定する場合に、前記表示制御手段は、前記画面に表示された複数画像のうち、該特定の処理モードでの処理の対象となる各画像に対し、前記選択情報として当該処理のための処理条件を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像選択情報表示装置。
  6. 画像をスキャン可能なスキャン手段と、記憶媒体の画像を読み取り可能な読取手段とのうち、少なくともこれらの一方を画像の取込先として指定する指定手段を備え、
    前記モード設定手段は、前記指定手段で指定された取込先に準ずる動作モード下で、前記処理モードのモード設定を行うことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の画像選択情報表示装置。
  7. 前記画面の表示画像のうち所定の画像を選択する選択手段と、一方側が操作されると画面上の数値が増加し、他方側が操作されると画面上の数値が減少する対の入力手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記処理モードが印刷モードの場合、前記選択手段による選択状態の画像に関し、前記入力手段の一方側が操作されると前記選択情報としての印刷枚数の数値表示を増加させ、前記入力手段の他方側が操作されると前記印刷枚数の数値表示を減少させ、
    前記表示制御手段は、前記処理モードが保存モードの場合、前記選択手段による選択状態の画像に関し、前記入力手段の一方側が操作されると前記選択情報として保存対象指定表示を付与し、前記入力手段の他方側が操作されると前記保存対象指定表示を消去することを特徴とする請求項6に記載の画像選択情報表示装置。
  8. 印刷対象として選択された画像の総印刷枚数を算出する総印刷枚数算出手段と、
    保存対象として選択された画像を記憶媒体に記憶する際に、前記保存対象の画像のデータ容量及び前記記憶媒体の総記憶容量とに基づき当該記憶媒体の残り記憶容量を算出する残り記憶容量算出手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記処理モードが印刷モードの場合、前記総印刷枚数算出手段が算出した総印刷枚数を前記選択情報とともに画面に表示させ、前記処理モードが保存モードの場合、前記残り記憶容量算出手段が算出した前記記憶媒体の残り記憶容量を前記選択情報とともに画面に表示させることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像選択情報表示装置。
  9. 前記モード設定手段は、印刷モード及び保存モードの他に、印刷対象として選択された画像を印刷処理するとともに記憶媒体への保存も行う印刷保存モードを処理モードとして実行可能であり、
    前記印刷保存モードを実行した際に、印刷対象として選択された画像を、入力指定された印刷枚数分だけ印刷出力するとともに、その印刷対象の各画像を1枚分ずつ前記記憶媒体に保存する印刷保存実行手段を備えたことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の画像選択情報表示装置。
  10. 請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の画像選択情報表示装置と、
    記憶媒体の画像を読み取り可能な読取手段と、
    前記読取手段で読み取られた画像データを印刷媒体に印刷出力可能な印刷機構と
    を備えた印刷装置。
  11. 請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の画像選択情報表示装置と、
    画像をスキャン可能なスキャン手段と、
    記憶媒体の画像を読み取り可能な読取手段と、
    前記スキャン手段でスキャンされた画像データ、及び前記読取手段で読み取られた画像データを印刷媒体に印刷出力可能な印刷機構と
    を備えた印刷装置。
  12. 画面を有する表示手段と、装置の処理モードを設定するモード設定手段と、前記表示手段の画面表示を制御する表示制御手段とを備えた画像選択情報表示装置の画像選択情報表示方法であって、
    前記モード設定手段で設定された各処理モードの実行時、そのモードでの処理対象となる画像を指定する際、前記表示制御手段は、取り込んだ画像データに基づき少なくとも1以上の画像を前記表示手段に表示させるとともに、画像を指定するための選択情報を各モードに応じた表示形態で前記表示手段に表示させることを特徴とする画像選択情報表示方法。
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