JP6725287B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器や光学器械等の防護対象を振動エネルギや衝撃エネルギから防護するための防振装置に関する。
従来、例えば電子機器や光学器械等の防護対象を振動エネルギや衝撃エネルギから防護するために、ヘリカルアイソレータと呼ばれるものが特許文献1に記載されている。
このヘリカルアイソレータは、ヘリカルアイソレータと対象物で構成される系に対して、共振点以上の振動数を持つ入力は伝達されにくくなるという物理的特性を利用し、対象物を保護するものである。
このヘリカルアイソレータは、支持穴が複数連設された一対の固定部材と、前記各支持穴の間を縫うように貫通しながら螺旋状に巻き回されたワイヤーロープとを備える。塑性変形前の固定部材は、中空断面を有している。ワイヤーロープは、固定部材の中空断面の塑性変形により支持穴の内壁部分に密着して挟圧結合されている。
かかる従来のヘリカルアイソレータによれば、動的な変位が入力されると屈曲又は伸展を繰り返すワイヤーロープが有する螺旋状ループの弾性作用によって応答加速度を低減させ、共振時にはロープ内部の摩擦力により応答加速度の増加を低減させることで、防護対象を防護することができる。
しかしながら、一対の挟持部材のうち支持穴の部分にワイヤーロープを挟み込んだ状態で締結手段により締め付ける構造が複雑になり、大型化するという問題があった。
これに対し、特許文献2に記載のヘリカルアイソレータもある。
このヘリカルアイソレータは、支持穴が複数連設された一対の固定部材と、各支持穴の間を縫うように貫通しながら螺旋状に巻き回されたワイヤーロープとを備えている。
かかるヘリカルアイソレータは、例えば固定部材を防振対象の装置と固定側とに取付けると、ワイヤーロープの撓みにより防護対象を振動エネルギや衝撃エネルギから防護することができ、構造もある程度簡単にすることができる利点がある。
しかし、ワイヤーロープを用いるため、固定部材への螺旋状の巻き回しが必要であり、かかる点において特許文献1と同様に構造が複雑になり大型化するという問題があった。
米国特許第5522585号公報 特開2011−099551号公報
解決しようとする問題点は、ワイヤーロープを用いるため、構造が複雑になり、大型化する点である。
本発明に係る防振装置は、構造を簡単にして小型化を可能にするため、周回形状に形成されたワイヤーメッシュと、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に取り付けられ所要箇所に取り付けるための取付具とを備え、前記ワイヤーメッシュの前記取付具に対する弾性変形及び摩擦力により振動や衝撃に対する応答を低減する防振装置であって、前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部を内外周のプレート相互又は外周のプレート及び外周のプレートに支持された内周のピンで挟持させ、又はワイヤーメッシュの周方向の一部を外周のプレートに対し外周のプレートに支持された爪でカシメ、前記外周のプレートは、前記ワイヤーメッシュの弾性変形前の外周の湾曲から離間するように両側へ直線的に伸び前記ワイヤーメッシュの圧縮変形時に前記外周の湾曲を平坦とするように受け止める平面を有する挟圧部を備えたことを特徴とする。
本発明は、上記構成であり、ワイヤーメッシュの弾性により保護対象が特定の固有振動数を有し、より高い振動数の振動に対して、応答を低減する。その上、入力振動が共振点付近を通過する時、ワイヤーメッシュの内部摩擦により、共振時の応答の増加を抑制できる。また、ワイヤーロープのように巻き回しが無く、構造を簡単にし、小型化も可能となる。
メッシュ防振装置の正面図である。(実施例1) 図1のII−II線矢視断面図である。(実施例1) 実施例1の変形例1に係り、メッシュ防振装置の正面図である。(実施例1) 実施例1の変形例1に係り、図3のIV−IV線矢視断面図である。(実施例1) 実施例1の変形例2に係り、メッシュ防振装置の正面図である。(実施例1) 実施例1の変形例2に係り、図5のVI−VI線矢視断面図である。(実施例1) 実施例1の変形例3に係り、図2に対応する断面図である。(実施例1) 実施例1の変形例4に係り、図2に対応する断面図である。(実施例1) 実施例1の変形例5に係り、図2に対応する断面図である。(実施例1) メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) 実施例2の変形例1に係り、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) 実施例2の変形例1に係り、メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) 実施例2の変形例2に係り、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) 実施例2の変形例2に係り、メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) 実施例2の変形例3に係り、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) 実施例2の変形例3に係り、メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) 実施例2の変形例4に係り、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) 実施例2の変形例4に係り、メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) 実施例2の変形例4に係り、分離防止ワイヤーの展開図である。(実施例2) 実施例2の変形例5に係り、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) 実施例2の変形例5に係り、メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) 実施例2の変形例6に係り、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) 実施例2の変形例6に係り、メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) 実施例2の変形例7に係り、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。(実施例2) 実施例2の変形例7に係り、メッシュ防振装置の平面図である。(実施例2) メッシュ防振装置の正面図である。(実施例3) 図27のXXVIII−XXVIII線矢視断面図である。(実施例3) メッシュ防振装置の斜視図である。(実施例3) 一部を分解したメッシュ防振装置の斜視図である。(実施例3)
構造を簡単にして小型化を可能にするという目的を、周回形状に形成されたワイヤーメッシュと、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に取り付けられ所要箇所に取り付けるための取付具とを備え、前記ワイヤーメッシュの前記取付具に対して比較的大きな弾性変形及び摩擦力を有しながら実現した。
前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部をプレート相互又はプレート及びピンで挟持させ、又はワイヤーメッシュの周方向の一部をプレートの爪でカシメてもよい。
前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部を樹脂製のプレート相互で挟持させ、前記プレート相互は、スナップフィットで合わせ結合されてもよい。
前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの両側に対向して備えられ、前記対向する取付具は、相互に連結する可撓の分離防止ワイヤーを備えてもよい。
前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に対向して備えられ、前記対向する取付具の一方側に支持され前記取付具間でのワイヤーメッシュの圧縮変形時に前記対向する取付具の他方側に当接するストッパーを備えてもよい。
前記ワイヤーメッシュは、前記対向する取付具の一方側から突出するように形成され前記ワイヤーメッシュの圧縮変形時に前記対向する取付具の他方側に当接する屈曲部を備えてもよい。
前記ワイヤーメッシュは、内周側に周回サイズの小さな補助のワイヤーメッシュを備えてもよい。
図1、図2は、実施例1を示す。図1は、防振装置の正面図である。図2は、図1のII−II線矢視断面図である。
図1、図2のように、防振装置1は、ワイヤーメッシュ3と取付具5とからなっている。
ワイヤーメッシュ3は、例えば特開昭61-78525号公報、特許第3481890号公報等に記載されたような形態である。例えば、金属線材を複雑に絡めて周回形状、例えば断面円形の円筒状に圧縮形成したものであり、金属線材が緊密に絡み合った均一密度の連続多孔体を形成している。
ワイヤーメッシュ3は、弾性が付与されており、ワイヤーメッシュ3の周回形状が内周側へ弾性変形可能となっている。ここで、周回形状が内周側へ弾性変形可能であるとは、本実施例1においてワイヤーメッシュ3が断面円形であることから、径方向に断面円形を撓めるように弾性変形可能であることを意味する。
ワイヤーメッシュ3は、弾性変形による振動吸収と共に、円筒状の変形による金属線材が擦れ合うダンピング作用により、共振点付近での振幅増大を防止できる。
ワイヤーメッシュ3の断面形状は、円形に限らず、楕円形、多角形などの断面形状を、必要に応じて種々採用することができる。この場合、周回形状が弾性変形可能とは、一般には、楕円の長径方向或いは短径方向へ収縮する弾性変形、多角形の辺相互間を近づける弾性変形などを意味するが、弾性変形の形態は特には限定されず、その他の方向での弾性変形も含む。
取付具5は、所要箇所、例えば電子機器や光学器械等の防護対象と固定面とに取付けるためのものである。この取付具5は、本実施例においてワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aに一対が対向して備えられている。但し、取付具5を単一にすることもできる。取付具5が単一でも、取付具5に対するワイヤーメッシュ3の変形により後述の振動吸収、減衰は可能である。
ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aは、断面円形のワイヤーメッシュ3の径方向の一部であり、取付具5は、径方向の両側に取り付けられている。
但し、取付具5は、ワイヤーメッシュ3の左右(ワイヤーメッシュ3の断面円形の軸心方向)の幅方向にオフセットして備えられ、この位置から周方向の一部3aを支持する形態にすることも可能である。
つまり、取付具5の形状設定により、取付具5がワイヤーメッシュ3に結合される部分と電子機器等に結合される部分とがワイヤーメッシュ3の軸方向、或いは周方向へオフセットされてもよい。
この取り付けにより、ワイヤーメッシュ3の取付具5に対する径方向の変形で振動を吸収することができる。
本実施例の一対の取付具5は、同一構成であり、ワイヤーメッシュ3を挟むように上下で相互に向き合ってワイヤーメッシュ3に取り付けられている。なお、この場合の上下は、取付具5の上下取付け方向での上下を意味する。従って、取付具5が水平方向に取り付けられれば、一対の取付具5は、左右に向き合うことになる。
以下、取付具5の上下取付け状態で説明する。
両取付具5は同一構造であり、上側の取付具5の構造を説明し、下側の取付具5の構造の説明は省略する。
取付具5は、ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aをプレートである第1、第2プレート7、9で挟持させている。第1プレート7は、ワイヤーメッシュ3の外周面に配置され、第2プレート9は、ワイヤーメッシュ3の内周面に配置されている。この第1、第2プレート7、9は、ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aに対し接線方向に延設されている。
第1プレート7は、ワイヤーメッシュ3の外周直径と同寸法の幅の板材により形成され、ワイヤーメッシュ3の中心線に対し平行に配置されている。
図2のように、第1プレート7には、平板状の挟圧部7aの左右両端に孔を有した段付きの取付部7bが設けられている。取付部7bの段付きは、ワイヤーメッシュ3から離れる方向の段となっている。
取付部7bに隣接して孔を有した締結部7cが設けられている。
取付部7bには、電子機器や光学器械等の防護対象、或いは固定側等に締結結合するためのビス11が圧入などにより取り付けられている。このビス11は、取り付け時に用意することでもよい。
第2プレート9は、図1の正面から見て第1プレート7よりも幅狭の板材により形成されている。本実施例1では、ワイヤーメッシュ3の幅よりも狭く形成されている。第2プレート9の幅が広いと、ワイヤーメッシュ3の内周面に当接したときワイヤーメッシュ3を大きく変形させることになるため、実施例1のように幅狭にしている。
但し、第2プレート9をワイヤーメッシュ3の内周面と同曲率にすれば、幅の拡大も可能である。また、ワイヤーメッシュ3が平行部を持った長円形状であり、平行部の長さが第1プレート7と同じかそれよりも長いときは、第2プレート9の幅を第1プレート7と同様に拡大することもできる。
図2のように、第2プレート9には、挟圧部9aに対しワイヤーメッシュ3の左右両端外で孔を有した段付きの締結部9bが設けられている。挟圧部9aは、ワイヤーメッシュ3の左右幅に対応して略同寸法に形成されている。締結部9bの段付きは、ワイヤーメッシュ3の厚みに対応して形成されている。
第2プレート9の締結部9bは、第1プレート7の締結部7cに突き合せられ、ボルトナット13により締結結合されている。この締結状態で、第1、第2プレート7、9の挟圧部7a、9a間をワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aが挟圧保持される。但し、第2プレート9の締結部9bの段付きの程度を調整し、第1、第2プレート7、9の挟圧部7a、9a間をワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aの厚みと同等として挟圧しない形態にすることもできる。
防振装置1は、一方の取付具5の第1プレート7を、電子機器や光学器械等の防護対象にビス11で締結固定する。他方の取付具5は、作業台、その他の固定面等にビス11で締結固定する。
防護対象から防振装置1に振動入力があったときは、両取付具5間でワイヤーメッシュ3が弾性変形して振動を吸収する。
また、振動吸収に際し、ワイヤーメッシュ3を構成する金属線材が擦れあってダンピング作用を奏する。
[実施例1の効果]
本発明の実施例1に係る防振装置1は、円筒状に形成されたワイヤーメッシュ3と、ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aに取り付けられ電子機器や光学器械等の防護対象及び床等の所要箇所に取り付けるための一対の取付具5とを備え、ワイヤーメッシュ3の取付具5に対する円筒状の径方向である内周側への弾性変形により振動を吸収する。
この場合、ワイヤーメッシュ3は、内部に密集するワイヤーにより摩擦が発生するため、スプリングのようなばね性に加え、減衰性能も持ち合わせている。
このため、ワイヤーメッシュ3を利用して振動を吸収し、振動をダンピングすることができ、ワイヤーロープのように巻き回しが無く、構造を簡単にし、小型化も可能となる。
ワイヤーメッシュ3は、円筒状であり、両取付具5間で捻じれ、倒れ等の少ない安定した動作により確実に振動吸収、ダンピングを行わせることができる。
ワイヤーメッシュ3が捻じれ、倒れるような振動が入力されたときは、ワイヤーメッシュ3の捻じれ、倒れに対し抗する弾性により確実に振動吸収、ダンピングを行わせることができる。
ワイヤーメッシュ3は、同形状であってもワイヤーの線形や密度を要求性能によって設定することでばね定数及び減衰性能を広範囲に調節することができる。
[変形例1]
図3、図4は 実施例1の変形例1を示す。図3は、メッシュ防振装置の正面図である。図4は、図3のIV−IV線矢視断面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例1の変形例1は、第2プレート9をフラットな長板で形成している。第1プレート7の締結部7cに第2プレート9の締結部9bを、スペーサー15を介してボルトナット13により締結結合した。
スペーサー15の厚みは、ワイヤーメッシュ3の厚みよりも若干薄く形成し、第2プレート9を第1プレート7に締結結合したとき、第1、第2プレート7、9の挟圧部7a、9a間でワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aが挟圧支持されるようにするのがよい。
但し、スペーサー15の交換によりスペーサー15の厚みを変更し、第1、第2プレート7、9の挟圧部7a、9a間でワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aを挟圧しない形態にすることもできる。
本変形例1では、スペーサー15を交換することで第1、第2プレート7、9の挟圧部7a、9a間の間隔を変更し、ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aの挟圧状態を変えることができる。
第2プレート9がフラットな長板の単純形状であり、製造が容易である。
その他、図1、図2の例と同様の作用効果を得ることができる。
[変形例2]
図5、図6は 実施例1の変形例2を示す。図5は、メッシュ防振装置の正面図である。図6は、図5のVI−VI線矢視断面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例1の変形例2は、図3、図4の変形例1に対し、第1、第2プレート7、9の左右幅を縮小した。この縮小により、ボルトナット13による締結位置を、ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aの左右両側に近接配置した。スペーサー15は、ワイヤーメッシュ3の左右両側部に当接するか、僅かな隙間で左右側縁部に対向している。
従って、フラットな第2プレート9でもワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aがスペーサー15により位置決めされ、第1、第2プレート7、9間での左右移動を規制することができる。全体をコンパクトに形成することができる。
その他、変形例1と同様の作用効果を得ることができる。
[変形例3〜5]
図7〜図9は、実施例1の変形例3〜5を示す。図7〜図9は、図2に対応する断面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例1の変形例3〜5は、図1、図2の例を前提としている。
図7の実施例1の変形例3は、図1、図2の実施例1の構造を左右一対備えて一体に結合したものに相当する。
第1プレート7は、一対のワイヤーメッシュ3に応じて一対の挟圧部7aがフラットに連続形成されている。一対の挟圧部7aの左右中央に孔を有した締結部7cがフラットに連続して追加形成されている。
第2プレート9には、一対のワイヤーメッシュ3に応じて一対の挟圧部9aが段付により形成されている。一対の挟圧部9a間の左右中央で孔を有した締結部9bが一体に形成されている。
第2プレート9の締結部9bは、第1プレート7の締結部7cに突き合せられ、ボルトナット13により締結結合されている。この締結状態で、第1、第2プレート7、9の各挟圧部7a、9a間で各ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aが挟圧保持される。これにより一対のワイヤーメッシュ3は、左右に併設保持された構造となる。
この実施例1の変形例3は、実施例1の変形例1に対し、衝撃が一対のワイヤーメッシュ3に対して偏って入力されても安定して衝撃吸収、緩和を行わせることができる。
ワイヤーメッシュ3が一対であるため、より大きな衝撃にも対応することができる。
図8の実施例1の変形例4は、図3、図4の実施例1の変形例1の構造を左右一対備えて一体に結合したものに相当する。
第1プレート7は、一対のワイヤーメッシュ3に応じて左右の挟圧部7aがフラットに連続形成され、挟圧部7aの左右中央に孔を有したフラットに連続する締結部7cが形成されている。
第2プレート9は、全体がフラットに形成され、一対のワイヤーメッシュ3に応じて左右の挟圧部9aがフラットに連続形成されている。挟圧部9の左右中央に孔を有した締結部9bがフラットに連続し一体に形成されている。
第2プレート9の締結部9bは、第1プレート7の締結部7cにスペーサー15を介して締結結合されている。
この締結状態で、第1、第2プレート7、9の挟圧部7a、9a間でワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aが挟圧保持される。ワイヤーメッシュ3は、左右一対併設保持された構造となる。
この実施例1の変形例4は、実施例1の変形例1に対し、衝撃が一対のワイヤーメッシュ3に対して偏って入力されても安定して衝撃吸収、緩和を行わせることができる。
ワイヤーメッシュ3が一対であるため、より大きな衝撃にも対応することができる。
図9の実施例1の変形例5は、図5、図6の実施例1の変形例2の構造を左右一対備えて一体に結合したものに相当する。
つまり、図8の実施例1の変形例4の第1、第2プレート7、9の左右幅を縮小したものである。
従って、実施例1の変形例5は、実施例1の変形例4と同等の効果に加え、コンパクト化が可能である。
図10、図11は、実施例2を示す。図10は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図11は、メッシュ防振装置の平面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
図10、図11のように、本実施例2の取付具5は、ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aをプレート7の爪7dでカシメたものである。従って、プレート7が実施例1の第1プレート7に対応し、実施例1の第2プレート9に相当するプレートは省いている。
プレート7は、平面から見て矩形に形成され、ワイヤーメッシュ3の軸方向でプレート7の両側中央に爪7dが切り起こされ、ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3a内周に折り曲げられて周方向の一部3aをプレート7の挟圧部7aに対してカシメ結合している。
ワイヤーメッシュ3の軸方向でプレート7の両側には、プレート7の縁部に沿って壁部7eが折り曲げ形成され、爪7dの両側に位置している。この壁部7eによりプレート7の剛性を確保することができ、プレート7の薄板化も可能である。
従って、本実施例2では、第2プレート9や第1、第2プレート7、9を締結結合するボルトナット13を省略して部品点数を少なくし、構造が簡単で、部品管理を容易にすることができる。
[変形例1]
図12、図13は、実施例2の変形例1を示す。図12は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図13は、メッシュ防振装置の平面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例2の変形例1に係る取付具5は、図10、図11に示す例の爪7dの両側の壁部7eを無くした構造に相当する。
従って、本実施例2の変形例1では、壁部7eの加工がなく、製造を容易にすることができる。
その他、図10、図11に示す例と同様の作用効果を奏することができる。
[変形例2]
図14、図15は、実施例2の変形例2を示す。図14は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図15は、メッシュ防振装置の平面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例2の変形例2に係る取付具5は、取付具5相互の対向側にストッパー17を取り付けた。
ストッパー17の材質は、樹脂、金属、セラミック等、特には限定されない。本実施例では、ストッパー17の材質をゴムとした。
ストッパー17の形状は、細長い截頭錐体であり、対向する取付具5の一方に固定されて他方に向けて突設されている。突出高さは、その端部17aがワイヤーメッシュ3の中心を僅かに超える程度に設定されている。但し、ストッパー17の高さの設定は、必要に応じて変更することができる。
ストッパー17は、ワイヤーメッシュ3の径方向両側に配置され、プレート7の両端部においてワイヤーメッシュ3の軸心方向でのプレート7の幅方向中央に固定されている。
ストッパー17の固定は、プレート7から切り起こした固定片部7fで行われている。但し、ストッパー17の固定は、その他プレート7への接着、溶着等を用いることができ、これらを固定片部7fと共に用いることもできる。
プレート7は、平面から見ると中央部7gの幅が両側部7hに比較して小さく形成され、中央部7gの両縁部に、図10、図11の例と同様の爪7d及び壁部7eが形成されている。但し、壁部7eは、図10、図11の例よりプレート7の中央部7gの両縁部に沿った長さが短く設定されている。
プレート7を固定するためのビス11は、プレート7の両側部7hに各2個配置されている。一方のビス11が貫通するプレート7の孔7iは、長穴であり、取付相手のねじ穴の配置誤差に応ずることができる。
従って、本実施例2の変形例2では、取付具5間が一定以上に近接変位し、ワイヤーメッシュ3が大きく潰れ変形しようとするときは、ストッパー17が対向する取付具5の他方側のプレート7に当接する。この当接によりワイヤーメッシュ3の一定以上の潰れ変形を阻止又は抑制することができる。
プレート7の両側部7hの幅が、ワイヤーメッシュ3の軸心方向の幅よりも大きく、ビス11での固定を安定して行わせることができる。
その他、図10、図11に示す例と同様の作用効果を奏することができる。
[変形例3]
図16、図17は、実施例2の変形例3を示す。図16は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図17は、メッシュ防振装置の平面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例2の変形例3に係る取付具5は、実施例2の変形例2に対し、ワイヤーメッシュ3の挟持構造を変更し、爪7dに代えてピン19とした。
プレート7の中央部7gの両縁部に壁部7eが設けられ、この壁部7eの孔にピン19が差し込まれて壁部7e間にピン19が橋渡され、ピン19が壁部7eに固定されている。ワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aは、プレート7の中央部7gの挟圧部7aとピン19とで挟持されている。
前記ピン19の壁部7eへの固定は、ピン19がワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aから径方向の反力を受けることで壁部7eの孔に押し付けられることにより、或いは接着、溶着、止め輪などにより行なわせることができる。
従って、本実施例2の変形例3では、ピン19によりワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aを周方向での変形なく挟持させることができる。
その他、図10、図11に示す例及び変形例2と同様の作用効果を奏することができる。
[変形例4]
図18〜図20は、実施例2の変形例4を示す。図18は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図19は、メッシュ防振装置の平面図である。図20は、分離防止ワイヤーの展開図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
図18〜図20のように、本実施例2の変形例4に係る取付具5は、取付具5相互を可撓の分離防止部材である分離防止ワイヤー21により連結した。分離防止ワイヤー21は、図20のように、可撓性のワイヤー部21aの両端に結合リング部21bを一体に備えたものである。ワイヤー部21a及び結合リング部21bの材質は、金属、樹脂等、種々選択することができる。
図18、図19のように、ワイヤー部21aが、プレート7の両側に配置され、結合リング部21bがビス11の基部に圧入され、ブッシュ23を介してプレート7の締結部7bに取り付けられている。この取り付けで一対の分離防止ワイヤー21がプレート7相互間を結合している。
本実施例2の変形例4のプレート7は、平面から見ると中央部7g及び両側部7hの幅が同一に設定されている。
従って、本実施例2の変形例4では、取付具5のプレート7間が大きく離間変位し、ワイヤーメッシュ3が大きく拡がり変形しようとするときは、分離防止ワイヤー21が対向するプレート7の結合を維持し、ワイヤーメッシュ3の分離変形を阻止することができる。
その他、図10、図11に示す例と同様の作用効果を奏することができる。
[変形例5]
図21、図22は、実施例2の変形例5を示す。図21は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図22は、メッシュ防振装置の平面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
図21、図22のように、本実施例2の変形例5に係る取付具5は、実施例2の変形例4と同様に分離防止ワイヤー21を備えている。ワイヤーメッシュ3の形状は、実施例2の変形例4とは異なっている。
プレート7は、図14、図15の実施例2の変形例2とほぼ同様である。但し、長穴の孔7iの位置は、変形例2に対して逆側である。変形例2においてストッパー17固定用に切り起こした固定片部7fは、本実施例2の変形例5では設けられていない。プレート7の締結部7b相互間は、実施例2の変形例4と同様に分離防止ワイヤー21が結合している。
ワイヤーメッシュ3は、正面から見ると概ね楕円形状であり、一部にU状に屈曲された屈曲部3bを備えている。
ワイヤーメッシュ3は、短径方向での一側が3枚の爪7dのうち、中央の相対的に幅広の爪の両側の2枚の爪によりカシメられてプレート7の挟圧部7aに結合されている。ワイヤーメッシュ3は、短径方向での他側が屈曲部3bの両側で2枚の爪7dによりカシメられてプレート7の挟圧部7aに結合されている。上下の両プレート7は、同一形状、構造に形成されている。
この取付状態で、屈曲部3bが、対向する取付具5の一方側から突出するように形成され、ワイヤーメッシュ3の短径方向のほぼ中央部まで突出している。
従って、本実施例2の変形例5では、取付具5のプレート7間が一定以上に近接変位し、ワイヤーメッシュ3が大きく潰れ変形しようとするとき、屈曲部3bが対向する取付具5の他方のプレート7側に弾性的に当接し、ワイヤーメッシュ3の一定以上の潰れ変形を阻止又は抑制することができる。
その他、図10、図11に示す例と同様の作用効果を奏することができる。分離防止ワイヤー21の機能は、実施例2の変形例4と同様である。
[変形例6]
図23、図24は、実施例2の変形例6を示す。図23は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図24は、メッシュ防振装置の平面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
図23、図24のように、本実施例2の変形例6に係る取付具5は、実施例2の変形例5と同様に分離防止ワイヤー21を備えている。ワイヤーメッシュ3は、二重構成となっている。
ワイヤーメッシュ3は、外側のワイヤーメッシュ3Aと内側の補助のワイヤーメッシュ3Bとからなっている。内側のワイヤーメッシュ3Bは、外側のワイヤーメッシュ3Aよりも周回サイズが小さく形成されている。
外内のワイヤーメッシュ3A、3Bは、屈曲部3Ab、3Bbを有している。内側のワイヤーメッシュ3Bの屈曲部3Bbは、実施例2の変形例5と同様にU状に屈曲されているのに対し、外側のワイヤーメッシュ3Aの屈曲部3Abは、W状に屈曲されて内側のワイヤーメッシュ3Bの屈曲部3Bb内に折り畳まれている。
屈曲部3Ab、3Bbは、相互に重合するように密に合わせられている。この屈曲部3Ab、3Bbの両側で2枚の爪7dによりカシメられている。このカシメによりワイヤーメッシュ3A、3Bは、短径方向の一側で一方のプレート7の挟圧部7aに結合されている。外側のワイヤーメッシュ3Aは、短径方向の他側で2枚の爪7dのカシメにより他方のプレート7の挟圧部7aに結合されている。
この取付状態で、屈曲部3Ab、3Bbが、ワイヤーメッシュ3の短径方向のほぼ中央部まで突出している。内側のワイヤーメッシュ3Bは、短径方向での他側が屈曲部3Ab、3Bbと外側のワイヤーメッシュ3Aの短径方向での他側との間のほぼ中央に位置している。
従って、本実施例2の変形例6では、取付具5のプレート7間が一定以上に近接変位し、外側のワイヤーメッシュ3Aが潰れ変形しようとするとき、他方のプレート7側が2枚の爪7dにおいて内側のワイヤーメッシュ3Bにまず弾接する。
衝撃により取付具5のプレート7間がさらに近接変位するときは、他方のプレート7側が内側のワイヤーメッシュ3Bを介し屈曲部3Ab、3Bbに当接する。この当接によりワイヤーメッシュ3A、3Bの一定以上の潰れ変形を阻止又は抑制することができる。
本実施例2の変形例6では、ワイヤーメッシュ3Aにより最初の衝撃を吸収し、衝撃が強い時にはワイヤーメッシュ3Bが次に衝撃を吸収するといった二段階の衝撃吸収を行わせることができる。
その他、図10、図11に示す例と同様の作用効果を奏することができる。分離防止ワイヤー21の機能は、実施例2の変形例4と同様である。
[変形例7]
図25、図26は、実施例2の変形例7を示す。図25は、メッシュ防振装置の正面から見た断面図である。図26は、メッシュ防振装置の平面図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
図25、図26のように、本実施例2の変形例7に係る取付具5は、実施例2の変形例4と同様に分離防止ワイヤー21を備えている。ワイヤーメッシュ3は、実施例2の変形例5と同様に屈曲部3bを備えている。
但し、本実施例2の変形例7の屈曲部3bは、W状に密に屈曲形成されている。ワイヤーメッシュ3は、短径方向での一側が屈曲部3bの両側で2枚の爪7dによりカシメられて一方のプレート7の挟圧部7aに結合されている。
衝撃により取付具5のプレート7間が近接変位するときは、他方のプレート7側が2枚の爪7dにおいて屈曲部3bに当接する。この当接によりワイヤーメッシュ3の一定以上の潰れ変形を阻止又は抑制することができる。しかも、実施例2の変形例5と比較して屈曲部3bの剛性が高く、ワイヤーメッシュ3の一定以上の潰れ変形をより確実に阻止又は抑制することができる。
その他、図10、図11に示す例と同様の作用効果を奏することができる。分離防止ワイヤー21の機能は、実施例2の変形例4と同様である。
図27〜図30は、実施例3を示す。図27は、メッシュ防振装置の正面図である。図28は、図27のXXVIII−XXVIII線矢視断面図である。図29は、メッシュ防振装置の斜視図である。図30は、一部を分解したメッシュ防振装置の斜視図である。なお、図1、図2の実施例1と対応する構造部分には、同符号を付し、重複した説明は省略する。
図27〜図30のように、本実施例3の取付具5は、樹脂で形成されている。取付具5の第1、第2プレート7,9は、矩形の長板状に形成され、合わせ構造で締結結合される形態となっている。
第1、第2プレート7,9の合わせ面には、同一の大きさで矩形の凹部7j、9jが対向するように形成されている。凹部7j、9jは、合わせられて断面矩形の貫通部79を形成する。貫通部79の寸法は、ワイヤーメッシュ3の幅、厚みに対応しており、凹部7j、9jの対向方向での貫通部79の寸法は、ワイヤーメッシュ3の厚みよりも僅かに小さく、第1、第2プレート7,9の左右中央部は、挟圧部7a、9aとなっている。
但し、貫通部79の寸法を調整し、第1、第2プレート7、9の挟圧部7a、9a間をワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aの厚みと同等として挟圧しない形態にすることもできる。
第1プレート7の凹部7jには、中央に円錐状の突起7jaが突設されている。この突起7jaは、貫通部79に貫通配置されたワイヤーメッシュ3の周方向の一部3aに喰い込み、貫通部79に対するワイヤーメッシュ3の位置決めを行なわせる。
第1プレート7の合わせ面には、凹部7jの両側にスナップフィット用の爪7iが突設されている。第2プレート9の合わせ面には、凹部9jの両側にスナップフィット用の係合部9iが穴9ia内に形成されている。
第1プレート7の爪7iが第2プレート9の穴9ia内で係合部9iにスナップフィットして両プレート7,9が合わせ結合されている。スナップフィットの離脱は、穴9iaにドライバー等の工具を差し込み、爪7iを撓ませて係合部9iから外すことで簡単に行わせることができる。
従って、ワイヤーメッシュ3に対する取付具5の取り付け、取り外しを簡単に行なわせることができる。
取付具5には、第1、第2プレート7,9を貫通する取付穴5a、5bが形成されている。取付穴5bは、長穴であり、取付相手のねじ穴の配置誤差に応ずることができる。取付具5は、取付穴5a、5bに挿通したビスにより取付相手に締結固定することができ、第1、第2プレート7,9間が共締めにより締結される。
従って、本実施例においても、取付具5を電子機器や光学器械等の防護対象及び床等の所要箇所に取り付けることでワイヤーメッシュ3により実施例1と同様な防振機能を奏することができる。
また、本実施例3の取付具5は、第1、第2プレート7,9が樹脂製の合わせ構造によりスナップフィットにより結合された形態であり、軽量且つ簡易な構造となる。
なお、本実施例においても、上記実施例同様のストッパー17、分離防止ワイヤー21、ワイヤーメッシュ3の屈曲部を設定し、さらには、ワイヤーメッシュ3を内外重ねて配置することもできる。ワイヤーメッシュ3を内外重ねて配置する場合は、取付具5の一方の貫通部79の合わせ方向の寸法を拡大し、内外のワイヤーメッシュ3を貫通部79に共に支持させることで実現できる。
1 防振装置
3、3A、3B ワイヤーメッシュ
3a 周方向の一部
3b、3Ab、3Bb 屈曲部
5 取付具
7 第1プレート(プレート)
7d 爪
9 第2プレート(プレート)
17 ストッパー
19 ピン
21 分離防止ワイヤー(分離防止部材)

Claims (6)

  1. 周回形状に形成されたワイヤーメッシュと、
    前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に取り付けられ所要箇所に取り付けるための取付具とを備え、
    前記ワイヤーメッシュの前記取付具に対する弾性変形及び摩擦力により振動や衝撃に対する応答を低減する防振装置であって、
    前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部を内外周のプレート相互又は外周のプレート及び外周のプレートに支持された内周のピンで挟持させ、又はワイヤーメッシュの周方向の一部を外周のプレートに対し外周のプレートに支持された爪でカシメ、
    前記外周のプレートは、前記ワイヤーメッシュの弾性変形前の外周の湾曲から離間するように両側へ直線的に伸び前記ワイヤーメッシュの圧縮変形時に前記外周の湾曲を平坦とするように受け止める平面を有する挟圧部を備えた、
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 周回形状に形成されたワイヤーメッシュと、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に取り付けられ所要箇所に取り付けるための取付具とを備え、前記ワイヤーメッシュの前記取付具に対する弾性変形及び摩擦力により振動や衝撃に対する応答を低減する防振装置であって、
    前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部を樹脂製のプレート相互で挟持させ、
    前記プレート相互は、スナップフィットで合わせ結合された、
    ことを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1又は2記載の防振装置であって、
    前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの両側に対向して備えられ、
    前記対向する取付具は、相互に連結する可撓の分離防止部材を備えた、
    ことを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1〜の何れか1項記載の防振装置であって、
    前記取付具は、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に対向して備えられ、
    前記対向する取付具の一方側に支持され前記取付具間でのワイヤーメッシュの圧縮変形時に前記対向する取付具の他方側に当接するストッパーを備えた、
    ことを特徴とする防振装置。
  5. 周回形状に形成されたワイヤーメッシュと、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に取り付けられ所要箇所に取り付けるための取付具とを備え、前記ワイヤーメッシュの前記取付具に対する弾性変形及び摩擦力により振動や衝撃に対する応答を低減する防振装置であって、
    前記ワイヤーメッシュは、前記対向する取付具の一方側から突出するように形成され前記ワイヤーメッシュの圧縮変形時に前記対向する取付具の他方側に当接する屈曲部を備えた、
    ことを特徴とする防振装置。
  6. 周回形状に形成されたワイヤーメッシュと、前記ワイヤーメッシュの周方向の一部に取り付けられ所要箇所に取り付けるための取付具とを備え、前記ワイヤーメッシュの前記取付具に対する弾性変形及び摩擦力により振動や衝撃に対する応答を低減する防振装置であって、
    前記ワイヤーメッシュは、内周側に周回サイズの小さな補助のワイヤーメッシュを備えた、
    ことを特徴とする防振装置。
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