JP2000220614A - スナップフィッティング - Google Patents

スナップフィッティング

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JP2000220614A
JP2000220614A JP11026777A JP2677799A JP2000220614A JP 2000220614 A JP2000220614 A JP 2000220614A JP 11026777 A JP11026777 A JP 11026777A JP 2677799 A JP2677799 A JP 2677799A JP 2000220614 A JP2000220614 A JP 2000220614A
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JP
Japan
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projection
hole
engaged
snap fitting
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11026777A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Soneta
一典 曽根田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Polyplastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動等によりいろいろな角度からの力や、大
きな曲げ力、捻り力等が加わる場合においても、破壊し
難い樹脂製のスナップフィッティングを提供する。 【解決手段】 突起を有する係合部及び該突起に嵌合す
る孔を有する被係合部からなり、少なくとも被係合部が
樹脂製であるスナップフィッティングにおいて、上記突
起が円柱又は楕円柱を斜めに切った形状であり、上記孔
が上記円柱又は楕円柱の水平断面に相当する形状を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は延性破壊の起こりに
くい樹脂製スナップフィッティングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、2つのユニット、部品等をス
ナップフィット構造(一方に設けた穴等に他方に設けた
突起またはフックを係合させる構造)により係合させて
組み付けるためのスナップフィッティングが多用されて
いる。スナップフィッティングを構成する被係合部材
が、あるいは係合部材と被係合部材の両者が樹脂製の場
合には、両者の弾力性を利用して係合や取り外しが容易
であること、振動に対して疲労しにくいこと等から、車
載用コネクターやスパイラルハンガー用クイックジョイ
ント等に使用されている。図1はパイプに取り付けられ
た従来のスナップフィッティングの平面図であり、図2
はスナップフィッティング部分の縦断面図である(な
お、図2以降はスナップフィッティング部分のみを示
す)。図1及び図2に示すように、パイプ10の先端近
傍に設けられた係合部1には四角い突起部分3が設けら
れて爪の役目をする。他のパイプ20の先端近傍にある
被係合部2には対応する四角い孔4があけられている。
パイプ20をパイプ10(先端近傍はパイプ20の直径
より細い)に押し込んで、孔4に突起部分3が嵌着する
ことにより、係合部1と被係合部2がスナップフィット
的に係合する。しかしながら、車載用コネクター等に使
用した場合に振動等によりいろいろな角度からの力や、
大きな曲げ力、捻り力等が加わるので、被係合部材の四
角い孔のコーナーに亀裂が入り、長時間使用すると延性
破壊して係合がはずれるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、振動
等によりいろいろな角度からの力や、大きな曲げ力、捻
り力等が加わる場合においても、破壊し難い樹脂製のス
ナップフィッティングを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の構
造のスナップフィッティングについて検討した結果、係
合部突起部分を円柱等を斜めに切った形状にして、被係
合部をそれにぴったりと嵌合する円形等の形状にするこ
とにより応力集中が緩和され、かかる問題を解決しうる
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明の第1は、突起を有する係
合部及び該突起に嵌合する孔を有する被係合部からな
り、少なくとも被係合部が樹脂製であるスナップフィッ
ティングにおいて、上記突起が円柱又は楕円柱を斜めに
切った形状であり、上記孔が上記円柱又は楕円柱の水平
断面に相当する形状であることを特徴とするスナップフ
ィッティングを提供する。本発明の第2は、突起の大き
さが、円柱又は楕円柱の直径又は平均直径と立ち上がり
部の最大高さの比が1対0.2〜0.5であることを特
徴とする本発明の第1に記載のスナップフィッティング
を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面により詳細に
説明する。図3はスナップフィット構造を利用した係合
部及び被係合部からなる本発明のスナップフィッティン
グの平面図、図4は図3の横断面図である。係合部1に
は円柱又は楕円柱を斜めに切った形状の突起部分3が設
けられて爪の役目をする。円柱を例にとると、円柱を斜
めに切った形状とは、円柱の柱部を斜めに切った形状で
も、底面を含んで斜めに切った形状でも、底面の一端の
みを含んで斜めに切った形状でも使用できる。突起部分
3は係合部の先端方向(押し込む方向)に高くなって行
く形状をしている。被係合部2には斜めに切った円柱又
は楕円柱が嵌合する円形又は楕円形の孔4があけられて
いる。なお、孔4は、上方向から見下ろすと、突起部分
3の円柱(又は楕円柱)の径よりやや大きく、突起部が
ぴったりはまる円(又は楕円)である。係合は孔の周縁
部で行われるが、特に端部6が立ち上がり部5の最大の
高さを持つ部分と最も係合している割合が大きく、力も
受けやすい。特に図3に示すように、係合部1の突起部
分3の水平断面が円形であり、被係合部2の孔4が円の
場合には、矢印方向に曲げの力がかかっても、樹脂が変
形して僅かに回転することができるので、四角の突起及
び孔に比較して孔の周縁部材料にかかる応力が著しく減
少する。
【0007】図5は本発明の他の例のスナップフィッテ
ィングの縦断面図である。係合部1には円柱又は楕円柱
を、底面を含まずに円柱の柱部を斜めに切った形状の突
起部分3が設けられている。したがって、孔周縁部全体
に立ち上がり部5が設けられて、突起部分3に係合して
いる。
【0008】図6は本発明のさらに他の例のスナップフ
ィッティングの縦断面図である。被係合部2には対応す
る円形又は楕円形の孔4があけられているが、孔4は貫
通孔ではなく、天井8を持っている。
【0009】図7は本発明のさらに他の例のスナップフ
ィッティングの縦断面図である。図6の天井8を持って
いる場合で、天井8と突起部分3の頂面7にはそれぞれ
凹凸が設けられ、それぞれの凹凸が少なくとも一部が噛
み合うようになっている。凹凸の形状は鋸歯状であって
もよい。
【0010】図8は本発明のさらに他の例のスナップフ
ィッティングの縦断面図である。図6の天井8を持って
いる場合で、天井8の一部が切り出し部9’を持ってお
り、係合部1の対応する立ち上がり部が立ち下がって切
り欠き9を持っている場合であり、切り出し9’は切り
欠き9と係合する。
【0011】本発明において、立ち上がり部5の高さに
は特に制限が無く、係合部1及び被係合部2が滑らかに
係合できて、使用時に外れにくければよい。しかしなが
ら、円柱状である場合を例にとると、円柱の直径と立ち
上がり部5の最大高さの比は1対0.1〜0.9、好ま
しくは0.2〜0.5である。最大高さの比が上記範囲
より大き過ぎると挿入して嵌着することが困難になり、
上記範囲より小さすぎると外れやすくなる。上記で、楕
円柱状である場合には直径は平均直径(長径と短径の和
の半分)を示す。
【0012】本発明のスナップフィッティングの取り付
けられる対象物は特に限定されない。係合部1及び被係
合部2が板状物、管状物、筺状物に取り付けられていて
もよく、あるいはこれらを組み合わせて使用することも
できる。係合部1及び被係合部2は嵌着、脱着が可能で
あっても、脱着できなくてもよい。これらの物体に取り
付けられるスナップフィッティングの数には特に制限は
なく1以上必要な個数である。スナップフィッティング
を複数設ける場合には、力のバランス、使用時に外れに
くいことなどを考慮して、対称の位置やパイプでは18
0度ずらした位置に等に設けることができる。
【0013】本発明のスナップフィッティングは、具体
的には、車輌のハーネス(配線)のコネクター、スパイ
ラルハンガー用クイックジョイント、配管のフィッティ
ング、平面部に対する筐体状カバー、テレビ等とアンテ
ナとの配線のジョイント、アース線の延長等に使用され
る。図9は、本発明のスナップフィッティングの係合部
及び被係合部をスパイラル管のそれぞれ端部に取り付
け、該スナップフィッティングによりスパイラル管を多
数接続して得られたスパイラルハンガーの斜視図であ
る。このようなスパイラルハンガーは上下からの力に対
してバネの働きをするが、ねじれ力が繰り返し加わって
も破壊が起こり難い。なお、スナップフィッティング
は、成形品の一部に設けられるが、成形時に一体として
設けられてもよいし、後から融着、接着、ねじ込み、ネ
ジ止め等の固定手段によって設けてもよい。また、スナ
ップフィッティングを管の端部等に設ける場合、管の内
面が細くならないように、スナップフィッティングの一
部が管の外側に出っ張るようにすることもできるし、管
の外面に出っ張りがあっては困る場合には、管の内側に
出っ張るようにすることができる。
【0014】本発明のスナップフィットの材質は樹脂で
あれば特に限定されず、熱可塑性樹脂であっても熱硬化
性樹脂樹脂であってもよい。樹脂にはガラス繊維等の充
填剤が配合されていてもよい。本発明では、少なくとも
被係合部2の材質が樹脂であればよく、係合部1の材質
は金属、セラミック等の樹脂以外の材質でもよいが、好
ましくは樹脂である。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 ポリアセタール樹脂ジュラコンTMM90を使用して幅2
5.4mm、肉厚2mmの係合部品を作成した。係合部
品には端から2mm、幅の中央位置に直径6.2mmの
断面円形の突起を設けた。突起の端部側立ち上がり高さ
は0mm、内部側立ち上がり高さ1.5mmである。同
じ材料で幅25.4mm、肉厚3mmの被係合部品を作
成した。被係合部品には端から2mm、幅の中央位置に
直径6.4mmの断面円形の貫通孔を設けた。突起を孔
に嵌着して係合部品と被係合部品を係合した後、被係合
部品を固定して図3に示す方向に荷重をかけたところ、
43kgfまで破壊が起こらなかった。
【0016】比較例1 ポリアセタール樹脂ジュラコンTMM90を使用して幅2
5.4mm、肉厚2mmの係合部品を作成した。係合部
品には端から2mm、幅の中央位置に幅6.2mm、長
さ5.0mm、高さ1.5mmの直方体の突起を設け
た。同じ材料で幅25.4mm、肉厚3mmの被係合部
品を作成した。被係合部品には端から2mm、幅の中央
位置に幅6.4mm、長さ5.2mmの長方形の貫通孔
を設けた。突起を孔に嵌着して係合部品と被係合部品を
係合した後、被係合部品を固定して図1に示す方向に荷
重をかけたところ、13kgfでコーナー部より破壊が
起こった。
【0017】
【発明の効果】振動等によりいろいろな角度からの力
や、大きな曲げ力、捻り力等が加わる場合においても、
破壊し難い係合部材が得られ、車輌のハーネス(配線)
のコネクター、スパイラルハンガー用クイックジョイン
ト等に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のスナップフィッティングの係合時の
平面図である。
【図2】従来技術のスナップフィッティングの係合時の
縦断面図である。
【図3】本発明のスナップフィッティングの一例の係合
時の平面図である。
【図4】本発明のスナップフィッティングの一例の係合
時の縦断面図である。
【図5】本発明のスナップフィッティングの他の例の係
合時の縦断面図である。
【図6】本発明のスナップフィッティングの他の例の係
合時の縦断面図である。
【図7】本発明のスナップフィッティングの他の例の係
合時の縦断面図である。
【図8】本発明のスナップフィッティングの他の例の係
合時の縦断面図である。
【図9】本発明のスナップフィッティングを取り付けた
スパイラル管を該スナップフィッティングにより多数接
続して得られたスパイラルハンガーの斜視図である。
【符号の説明】 1 係合部 2 被係合部 3 突起部分 4 孔 5 立ち上がり 6 端部 7 頂面 8 天井 9 切り欠き部 9’切り出し部 10 パイプ 20 パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起を有する係合部及び該突起に嵌合す
    る孔を有する被係合部からなり、少なくとも被係合部が
    樹脂製であるスナップフィッティングにおいて、上記突
    起が円柱又は楕円柱を斜めに切った形状であり、上記孔
    が上記円柱又は楕円柱の水平断面に相当する形状である
    ことを特徴とするスナップフィッティング。
  2. 【請求項2】 突起の大きさが、円柱又は楕円柱の直径
    又は平均直径と立ち上がり部の最大高さの比が1対0.
    1〜0.9であることを特徴とする請求項1に記載のス
    ナップフィッティング。
JP11026777A 1999-02-03 1999-02-03 スナップフィッティング Pending JP2000220614A (ja)

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JP11026777A JP2000220614A (ja) 1999-02-03 1999-02-03 スナップフィッティング

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017130548A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社デンソー 車両用筐体固定ユニット及び基板収容筐体
JP2017180658A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 不二ラテックス株式会社 防振装置
WO2024034526A1 (ja) * 2022-08-09 2024-02-15 株式会社セフト研究所 ファン及びファン付きウェア

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017130548A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社デンソー 車両用筐体固定ユニット及び基板収容筐体
JP2017180658A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 不二ラテックス株式会社 防振装置
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Effective date: 20050819