JP2001323959A - 緩衝装置 - Google Patents
緩衝装置Info
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- JP2001323959A JP2001323959A JP2000144579A JP2000144579A JP2001323959A JP 2001323959 A JP2001323959 A JP 2001323959A JP 2000144579 A JP2000144579 A JP 2000144579A JP 2000144579 A JP2000144579 A JP 2000144579A JP 2001323959 A JP2001323959 A JP 2001323959A
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Abstract
とができる。 【解決手段】左右2枚のアルミ合金製の支持部材間に細
線を編んだワイヤロープを螺旋状に通した緩衝装置にお
いて、ワイヤロープに減衰率が高い繊維部材を用いるこ
とで低周波から高周波までの振動や衝撃力の緩衝効果を
高めることができる。また、ワイヤロープにテープを巻
くことで、繊維間の摩擦減衰効率を高めることができ
る。さらに、ワイヤロープにゲルもしくはゴムを充填す
ることで、緩衝装置の剛性向上による重い精密装置の取
り付けと緩衝効果を上げることができる。
Description
る緩衝装置に関する。
振動や衝撃力から守る装置として各種緩衝部材が考案さ
れている。この中で、特に大きな衝撃力に対する緩衝装
置として、例えばエアロスペシャルティ株式会社製のヘ
リカルアイソレータがある。本装置は上下2枚のアルミ
合金製の支持部材間にステンレス製のワイヤロープを相
互に螺旋状に通した金属製の緩衝装置である。この装置
の支持部材の一方を耐衝撃性や耐振性が要求される精密
機器に、他方の支持部材を精密機器が設置される筐体や
床や壁等に取り付けることで、床や壁からの衝撃力や振
動をワイヤロープ部が撓むことで吸収することができ
る。このワイヤロープの撓み量が大であるため、大きな
衝撃力や振動を吸収することが可能である。また、装置
全体が金属製であるため、例えばロケットに使用される
精密製品において、打ち上げ時に受ける大きな衝撃力や
振動の緩衝対策や、宇宙空間における過酷な環境下にお
ける使用等に特に適している。
来技術には、以下の課題が存在する。
故に、高い周波数の振動や衝撃力はワイワロープを伝搬
してしまう。このため、例えば大きな衝撃力を吸収でき
ても、高い周波数の振動がワイヤロープを経由して精密
機器に伝搬するという問題があった。本装置はワイヤロ
ープのワイヤ同士が擦れることによる高周波の振動の摩
擦減衰を狙っているが、ワイヤ同士の圧接力が弱いため
にその効果は少ない。この結果、装置に進入した高い周
波数の振動に対しては振動緩衝対策を別途講じることが
必要であり、緩衝装置として大がかりなものとなること
が多かった。
から精密機器を保護するための小型緩衝装置を提供する
ことにある。
に、本発明は、細線を編んだワイヤロープを複数の支持
部材に相互に螺旋状に通した緩衝装置において、細線に
非金属繊維を用いることで高調波の伝達を減少する。さ
らに、ワイヤロープにテープを巻き付けて繊維同士の摩
擦減衰力を大きくすることで緩衝効果を高める。なお、
ワイヤロープにテープを巻き付ける場合、繊維間の摩擦
減衰力を大きくできるため、細線に金属繊維を使用する
ことも可能である。さらに、繊維間にゴムや樹脂やゲル
を充填することで、ワイヤロープの緩衝効果の向上を図
る。
支持部材に螺旋状に通した緩衝装置において、ワイヤを
構成する細線を非金属繊維とすることや、金属繊維であ
ってもワイヤロープにテープを巻くことで摩擦減衰効果
を助長すること、さらに、細線間にゴムやゲルを充填す
ること等により、外部から作用する衝撃力や振動をワイ
ヤロープの大きな変形で吸収するとともに高周波振動も
吸収できるため、緩衝装置をコンパクトに構成すること
が可能となる。
図3により説明する。
面図を図1に、正面図を図2に示す。本緩衝装置はアル
ミ合金製の左側支持部材1と右側支持部材2の間にワイ
ヤロープ3を相互に螺旋状に通した緩衝装置である。本
実施例ではワイヤロープ3にガラス繊維を編んだ細線4
を使用した。このワイヤロープ3の断面を図3に示す。
この場合、左側支持部材1もしくは右側支持部材2が精
密装置に、右側支持部材2もしくは左側支持部材1が床
等の固定部に取り付けられる。床等の固定部からの振動
や衝撃力はワイヤロープ3の大変形によって減衰する
が、この際、高調波成分も減衰率が高い繊維材料を用い
ることで減衰することができた。
アルミ合金製の左側支持部材1と右側支持部材2の間に
細線を編んだワイヤロープ3を相互に螺旋状に通した緩
衝装置において、ワイヤロープ3の外周にテープ5を巻
いた緩衝装置である。この実施例では、テープ5にゴム
等の弾性部材を用いた。本実施例ではテープ5の締め付
け力によりワイヤロープ3を構成する細線4同士が圧接
されることで摩擦減衰効果を高めることが可能となる。
この場合、ワイヤロープ3を構成する細線4が鉄等の金
属製であっても、テープ5の締め付け力により、金属製
の細線4同士の摩擦減衰を効率的に行うことで、高調波
の減衰を行うことができた。
に示すように細線4にゲルや樹脂もしくはゴム等の充填
剤6を充填したワイワロープ3を用いること、もしくは
図6に示すように細線4の表面に充填剤6を予め被服し
たワイヤロープ3を用いることにより、緩衝効果を高め
ることができた。本実施例においては、緩衝装置を取り
付ける精密装置の重量や共振周波数等に応じてゲルもし
くはゴムの硬さを選択することで、より効率的な緩衝効
果を得ることができると同時に、より重い精密装置の取
り付けを可能にした。なお、この実施例の場合において
も、ワイヤロープ3を構成する繊維に鉄等の金属を使用
することができる。
製の支持部材間に細線を編んだワイヤロープを相互に螺
旋状に通した緩衝装置において、ワイヤロープに減衰率
が高い部材を用いることで低周波から高周波までの振動
や衝撃力を減衰できる。また、ワイヤロープ外周に弾性
テープを巻き付け緊縛することでワイヤロープを構成す
る繊維間の摩擦減衰効果を高めることができる。さら
に、ワイヤロープにゲル,樹脂、もしくはゴムを充填す
ることで緩衝効果の向上と緩衝装置の剛性向上により、
重い精密装置の取り付けを可能にした。
を表す側面図である。
イヤロープの断面図である。
である。
面図である。
面図である。
プ、4…細線、5…テープ、6…充填剤。
Claims (1)
- 【請求項1】細線を編んだワイヤロープを複数の支持部
材に相互に螺旋状に通した緩衝装置において、細線は炭
素繊維もしくはガラス繊維もしくはプラスチック繊維か
らなることを特徴とする緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144579A JP2001323959A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144579A JP2001323959A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 緩衝装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001323959A true JP2001323959A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18651219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000144579A Withdrawn JP2001323959A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001323959A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008265724A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Korea Railroad Corp | 車両用映写装置 |
JP2010209524A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Morisen Engineering:Kk | ガードレール |
CN103016590A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-04-03 | 上海海事大学 | 一种船用复合式钢丝绳隔振器 |
JP2017180658A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 不二ラテックス株式会社 | 防振装置 |
CN109183608A (zh) * | 2018-09-12 | 2019-01-11 | 武汉东九永环工程技术有限公司 | 一种缠丝钢丝绳、缠丝钢丝绳阻尼器及复合阻尼支座 |
CN111120558A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-05-08 | 江苏大学 | 一种摩擦忆阻尼器装置 |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000144579A patent/JP2001323959A/ja not_active Withdrawn
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CN111120558B (zh) * | 2019-12-16 | 2021-12-21 | 江苏大学 | 一种摩擦忆阻尼器装置 |
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