JP6721054B2 - 車両はみ出し判断方法及び車両はみ出し判断装置 - Google Patents

車両はみ出し判断方法及び車両はみ出し判断装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両のはみ出しを判断する車両はみ出し判断方法及び車両はみ出し判断装置に関する。
特許文献1は、自車両が交差点を右左折する場面において、後続車両の走行の阻害を低減するために、自車両及び他車両の平均車速が最大となるタイミングで右左折するように自車両を案内する装置を開示する。
特開2009−230701号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、自車両が右折を開始した後、流入先の道路に完全に進入しきれず、自車両が交差する道路にはみ出す可能性を事前に判断することができない。
本発明は、上記問題点を鑑み、車両が右折又は左折する際、曲がった先の道路(流入道路)に対して交差する道路(交差道路)に、当該車両がはみ出す可能性を判断できる車両はみ出し判断方法及び車両はみ出し判断装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両はみ出し判断方法は、車両が交差点を右折又は左折して流入道路に進入する際、交差点から所定の距離範囲の流入道路に存在する物体の位置情報と、流入道路の道路構造とに基づいて流入道路の余裕空間を算出し、余裕空間と車両の大きさとに基づいて、車両が流入道路と交わる交差道路にはみ出す可能性を判断する。
本発明の一態様によれば、車両が右折又は左折する際、交差道路に当該車両がはみ出す可能性を判断できる車両はみ出し判断方法及び車両はみ出し判断装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置の基本的な構成を主に説明する模式的なブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置を搭載した車両が交差点で左折する場面を説明する図である。 図3は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置が備える制御必要性判断部による処理の一例を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置が備える領域算出部による処理の一例を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置が備える姿勢算出部による処理の一例を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置における車両の占有長を説明する図である。 図7は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置が備える警報生成部による処理の一例を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態の変形例に係る車両はみ出し判断装置の基本的な構成を主に説明する模式的なブロック図である。 図9は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置を搭載した車両が交差点で右折する場面を説明する図である。 図10は、本発明の実施形態に係る車両はみ出し判断装置を搭載した車両が横断歩道のない交差点で左折する場面を説明する図である。
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。
(車両はみ出し判断装置)
図1は、本実施形態に係る車両はみ出し判断装置1の構成を主に示すブロック図である。車両はみ出し判断装置1は、車両(自車両)2に搭載される。車両はみ出し判断装置1は、図2に示すように、車両2が交差点A(十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における当該二以上の道路(歩道と車道の区別のある道路においては、車道)の交わる部分をいう)を右左折(右折又は左折)する際に進路を閉塞され、右左折先の流入道路Q1と交わる交差道路P1にはみ出す可能性を判断する。車両2は、例えば、予め設定された走行経路を周囲の情報を検出しながら自動的に走行する自動運転車両である。
車両はみ出し判断装置1は、図1に示すように、検出器10と、車両センサ11と、駆動部12と、地図データベース(DB)13と、周囲環境記憶部20と、走行状態記憶部21と、処理回路22と、車両制御部23と、車々間通信機24と、提示部25とを備える。
検出器10は、路車間通信機101と、カメラ102と、レーダ103とを備える。検出器10は、例えば、車両2が右左折する交差点A周辺に存在する物体の位置情報を検出する。検出器10は、少なくとも、交差点Aから所定の距離範囲の流入道路Q1に存在する物体の位置情報を検出する。物体は、例えば、先行車、対向車、駐車車両等の他車両や、歩行者、道路工事現場等を含む。その他、検出器10は、交差点A周辺に設置された信号機の状態を検出する。
路車間通信機101は、道路側に設置された路側機(RSU)3と無線通信する通信機である。路車間通信機101は、車両2の進行方向(前方)において直近の交差点A周辺に存在する物体の位置情報と、交差点Aに設置された信号機の状態とをRSU3から取得する。路車間通信機101は、交差点A周辺の道路の交通情報を取得するようにしてもよい。路車間通信機101は、少なくとも、交差点Aから所定の距離範囲の流入道路Q1に存在する物体の位置情報を検出する。
カメラ102は、車両2の周囲の所定の範囲を撮像し、周囲の画像を取得する。カメラ102は、取得した画像から、周囲に存在する物体の情報を検出する。車両2の周囲に存在する物体は、例えば、先行車、後続車、歩行者等である。カメラ102は、車両2の周囲の車両の速度、加減速度、大きさ、ブレーキランプの状態、ウインカーランプの状態や、周囲の車両との車間距離を検出する。カメラ102は、ステレオカメラや全方位カメラであってもよく、カメラ102の数は複数であっても構わない。
レーダ103は、車両2の周囲の所定の範囲を走査し、周囲の三次元距離データを取得する。三次元距離データは、レーダ103からの相対的な三次元上の位置を示す点群データである。レーダ103は、取得した三次元距離データから車両2の周囲に存在する物体の情報を検出する。レーダ103は、例えば、車両2の周囲の車両の速度、加減速度、大きさ、周囲の車両との車間距離を検出する。レーダ103は、例えば、レーザレンジファインダ(LRF)や、ミリ波や超音波を用いた測距レーダを採用可能である。
車両センサ11は、車両2の速度、加速度及びヨーレートを含む運動情報と車両2の位置情報とを検出する。車両センサ11は、速度センサ、加速度センサ、角速度センサ、測位装置等から構成される。車両センサ11は、全地球測位システム(GPS)受信機等の測位装置を用いて車両2の位置情報を取得する。
駆動部12は、ブレーキ121と、アクセル122と、ステアリング123とを備える。駆動部12は、ドライバによる操作又は車両制御部23による制御に応じて、車両2の駆動を制御する。ブレーキ121は、ブレーキペダルの踏み込み量を制御するブレーキアクチュエータと、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキセンサとを備える。アクセル122は、アクセルの開度を制御するアクセルアクチュエータと、アクセルの開度を検出するアクセルセンサとを備える。ステアリング123は、操舵角を制御するステアリングアクチュエータと、操舵角を検出するステアリングセンサとを備える。
地図DB13は、高精細な地図データを格納する記憶装置である。地図データには、道路や交差点、橋、トンネル等の一般的な地図情報に加えて、各車線の位置、幅及び通行区分等の道路構造に関する情報や、信号機等の道路周辺に設置された地物の位置に関する情報が記録される。
周囲環境記憶部20は、検出器10により検出された情報を記憶する。即ち、周囲環境記憶部20は、車両2の進行方向において直近の交差点A周辺に存在する物体の位置情報と、交差点Aに設置された信号機の状態とを記憶する。周囲環境記憶部20は、例えば、検出器10から取得した情報を循環的に記憶する。周囲環境記憶部20は、交差点A周辺の道路の交通情報を記憶するようにしてもよい。
走行状態記憶部21は、検出器10、車両センサ11又は駆動部12により検出された情報を記憶する。即ち、走行状態記憶部21は、車両2の位置、速度、加減速度及び角速度を含む運動情報と、アクセルの開度、ブレーキペダルの踏み込み量及び操舵角を含む駆動制御情報と、車両2の位置情報とを、車両2の走行状態として記憶する。また、走行状態記憶部21は、車両2の周囲に存在する先行車及び後続車を含む周囲車両に関する周囲車両情報を記憶する。周囲車両情報は、車両2から周囲車両までの車間距離、周囲車両の速度、加減速度、大きさ、ブレーキランプの状態、ウインカーランプの状態等を含む。
処理回路22は、制御必要性判断部221と、領域算出部222と、姿勢算出部223と、警報生成部224とを有する。処理回路22は、例えば、中央処理装置(CPU)、メモリ及び入出力I/F等を備えるマイクロコンピュータにより構成可能である。この場合、マイクロコンピュータは、車両はみ出し判断装置1による演算処理に必要なコンピュータプログラム(はみ出し判断プログラム)を実行することにより、処理回路22として機能する。処理回路22を構成する各部は、一体のハードウェアから構成されてもよく、別個の専用ハードウェアから構成されてもよい。処理回路22は、車両2に関わる他の制御に用いる電子制御ユニット(ECU)と兼用されてもよい。
制御必要性判断部221は、車両2が曲がる先の流入道路Q1の、交差点Aから所定の距離範囲に存在する物体の位置情報と、流入道路Q1の道路構造とに基づいて、車両2が進入可能な流入道路Q1の余裕空間Mを算出する。所定の距離範囲は、例えば、流入道路Q1と交差点Aとの境界から流入道路Q1側に車両2の長さの範囲である。流入道路Q1の道路構造は、少なくとも、流入道路Q1の、車両2が進入し得る車線の総幅を含む。即ち、流入道路Q1が有する全ての車線に車両2が進入可能な場合、流入道路Q1の道路構造は、少なくとも、流入道路Q1の幅を含む。或いは、流入道路Q1の道路構造として、流入道路Q1に連続する、交差点Aを越えた地点の道路の幅又は複数の車線の総幅を採用してもよい。
制御必要性判断部221は、余裕空間Mと車両2の大きさとに基づいて、車両2が、右左折先の流入道路Q1と交わる交差道路P1にはみ出す可能性を判断する。余裕空間Mは、少なくとも、流入道路Q1から交差点Aに車両2がはみ出すか否かを判断できるエリアに設定されるものである。余裕空間Mは、例えば、流入道路Q1と交差点Aとの境界から流入道路Q1側に車両2の長さと、流入道路Q1における進行方向の車線幅で囲まれたエリアとする。
領域算出部222は、車両2が走行する車線から余裕空間Mに進入する軌跡のうち、曲率半径が最小となる最小走行軌跡Rminと、曲率半径が最大となる最大走行軌跡Rmaxとを算出する。領域算出部222は、余裕空間Mと、最小走行軌跡Rmin及び最大走行軌跡Rmaxとに基づいて、車両2が現在の車線から右左折して余裕空間Mに進入するまでに走行可能な領域である走行可能領域Rを算出する。走行可能領域Rは、余裕空間Mの終端、最小走行軌跡Rmin及び最大走行軌跡Rmaxに囲まれる領域である。
姿勢算出部223は、走行可能領域R内の、車両2の現在位置から走行可能領域Rの終端までの走行軌跡を算出し、算出した走行軌跡から、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡を探索する。
警報生成部224は、車両2の右左折先の流入道路Q1と交わる交差道路P1にはみ出すことを示す警報情報を生成し、生成した警報情報を、車々間通信機24を介して、交差道路P1を走行する後続車(他車両)4に送信する。これにより、警報生成部224は後続車4に警報を出す。
車両制御部23は、姿勢算出部223により算出された走行軌跡に沿って車両2が走行するのに必要な制御信号を生成し、制御信号を駆動部12に出力することにより、車両2の駆動を制御する。
車々間通信機24は、後続車(他車両)4に搭載された車々間通信機44と無線通信する通信機である。車々間通信機24は、警報生成部224が生成した警報情報を車々間通信機44に送信する。
提示部25は、処理回路22の制御に応じて、種々の情報をユーザに提示する。提示部25は、例えば、音声を再生するスピーカや画像を表示するディスプレイから構成される。処理回路22は、車両2の右左折先の流入道路Q1と交わる交差道路P1にはみ出す可能性があることを示す通知情報を、提示部25を介してユーザに提示することにより、ユーザに通知を出す。
なお、本実施形態において、「はみ出す」とは、車両2が流入道路Q1に向けて右左折する際に進路を閉塞されることにより、停止又は所定の閾値以下の速度に減速した状態で、車両2の一部が交差道路P1上に残ることを意味する。
(制御必要性判断部の処理)
以下、図3のフローチャートを用いて、制御必要性判断部221の具体的な処理の一例を説明する。図3のフローチャートに示す一連の処理は、例えば、車両2が前方に存在する交差点に到達するまでの時間が所定値以下の場合に開始される。以下において、図2に示すように、車両2が交差点Aを左折する場面を適宜例として用いて説明する。
先ず、ステップS101において、制御必要性判断部221は、車両2の進行方向(車両2の走路の下流)において直近の交差点Aで右左折するか否か判断する。制御必要性判断部221は、例えば、予め設定された車両2の走行経路、車両2のウインカーの状態、車両2の走路の通行区分等に基づいて、交差点Aで右左折するか否かを判断する。右左折すると判断する場合、ステップS102に処理を進め、右左折しないと判断する場合、処理を終了する。
ステップS102において、制御必要性判断部221は、走行状態記憶部21に記憶された周囲車両情報を読み込み、車両2の後方に後続車4が存在するか否かを判断する。制御必要性判断部221は、例えば、後続車4が車両2から所定の距離範囲内に存在する場合、後続車4が車両2に接近する場合、車両2と後続車4の車頭時間が所定値以下の場合の少なくとも何れかの場合に、後続車4が存在すると判断する。後続車4が存在すると判断する場合、ステップS103に処理を進め、後続車4が存在しないと判断する場合、処理を終了する。
ステップS103において、制御必要性判断部221は、地図DB13から交差点A周辺の道路構造を読み込む。
ステップS104において、制御必要性判断部221は、ステップS103で取得した道路構造から、右左折により流入する道路、即ち、右左折先の流入道路Q1の余裕長L1及び道路幅L2と、車両2の特性を示す自車両情報とを取得する。余裕長L1は、例えば、流入道路Q1の始端(交差点Aの終端又は交差道路P1の境界)から横断歩道までの距離である。制御必要性判断部221は、余裕長L1及び道路幅L2から、車両2が進入可能な流入道路Q1の余裕空間Mを算出する。自車両情報は、走行状態記憶部21等の記憶装置に予め記憶されてもよく、処理回路22が予め保持してもよい。自車両情報は、車両2の車幅及び車長等の大きさや、ホイールベース、最大舵角等を含む。
ステップS105において、制御必要性判断部221は、周囲環境記憶部20に記憶された情報を読み込み、少なくとも、交差点Aから所定の距離範囲に存在する物体の位置情報を取得する。
ステップS106において、制御必要性判断部221は、ステップS105で取得した物体の位置情報から、物体の速度及び進行方向を算出する。これにより、制御必要性判断部221は、流入道路Q1の横断歩道を歩行する歩行者の挙動と、交差点A周辺に存在する車両及び車両2の挙動とを予測する。
ステップS107において、制御必要性判断部221は、ステップS106で予測した車両の挙動から、流入道路Q1に向けて右左折する、即ち、車両2が右左折する方向と同じ方向に右左折する先行車が存在するか否かを判断する。右左折する先行車が存在すると判断する場合、ステップS108に処理を進め、右左折する先行車が存在しないと判断する場合、ステップS111に処理を進める。
ステップS108において、制御必要性判断部221は、ステップS106で予測した歩行者及び車両の挙動から、右左折する先行車が、横断等により流入道路Q1に存在する歩行者と交錯する可能性があるか否かを判断する。交錯する可能性があると判断する場合、ステップS109に処理を進め、交錯する可能性がないと判断する場合、ステップS112に処理を進める。
ステップS109において、制御必要性判断部221は、周囲環境記憶部20又は走行状態記憶部21に記憶された先行車の情報から、流入道路Q1に存在する歩行者により進路を閉塞された先行車が占有する流入道路Q1における占有空間を予測する。
ステップS110において、制御必要性判断部221は、ステップS109で予測した先行車の占有空間を用いて、ステップS104で算出した余裕空間Mの余裕長L1を補正する。即ち、制御必要性判断部221は、余裕空間Mから占有空間を除外した空間を新たな余裕空間Mとして算出する。余裕長L1は、流入道路Q1の車線数が複数の場合、車線毎に算出され得る。
ステップS111において、制御必要性判断部221は、ステップS106で予測した歩行者の挙動から、車両2が流入道路Q1に存在する歩行者と交錯する可能性があるか否かを判断する。交錯する可能性があると判断する場合、ステップS112に処理を進め、交錯する可能性がないと判断する場合、処理を終了する。
ステップS112において、制御必要性判断部221は、ステップS104で算出された余裕空間M又はステップS111で補正された余裕空間Mの余裕長L1が、車両2の車長より短いか否かを判断する。言い換えれば、制御必要性判断部221は、余裕空間Mと車両2の大きさとに基づいて、車両2が流入道路Q1と交わる交差道路P1にはみ出す可能性があるか否かを判断する。余裕長L1が車両2の車長より短いと判断する場合、ステップS113に処理を進め、余裕長L1が車両2の車長以上と判断する場合、処理を終了する。
ステップS113において、制御必要性判断部221は、制御必要性フラグをオン(1)に設定し、処理を終了する。制御必要性フラグは、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性があることを示し、後に続く領域算出部222、姿勢算出部223及び警報生成部224による制御処理の必要性があることを示すフラグである。
(領域算出部の処理)
以下、図4のフローチャートを用いて、領域算出部222の具体的な処理の一例を説明する。図4のフローチャートに示す一連の処理は、図3のフローチャートに示す一連の処理が終了した場合に開始される。
先ず、ステップS201において、領域算出部222は、制御必要性フラグがオン(1)か否かを判断する。制御必要性フラグがオンと判断する場合、ステップS202に処理を進め、制御必要性フラグがオフ(0)と判断する場合、処理を終了する。
ステップS202において、領域算出部222は、流入道路Q1の道路構造と、車両2の特性を示す自車両情報とに基づいて、車両2が走行する車線から右左折して流入道路Q1に進入する軌跡のうち、曲率半径が最小となる最小走行軌跡Rminを算出する。
ステップS203において、領域算出部222は、流入道路Q1の道路構造と、車両2の特性を示す自車両情報とに基づいて、車両2が走行する車線から右左折して流入道路Q1に進入する軌跡のうち、曲率半径が最大となる最大走行軌跡Rmaxを算出する。
ステップS204において、領域算出部222は、制御必要性判断部221により最終的に算出された余裕空間Mと、最小走行軌跡Rmin及び最大走行軌跡Rmaxとに基づいて、走行可能領域Rを算出する。
ステップS205において、領域算出部222は、制御必要性判断部221が予測した交差点A周辺の物体(歩行者及び先行車)の挙動に基づいて、横断等により流入道路Q1に存在する歩行者と交錯する可能性がある先行車が存在するか否かを判断する。先行車が存在すると判断する場合、ステップS206に処理を進め、先行車が存在しないと判断する場合、処理を終了する。なお、ステップS205における判断結果は、図3のステップS108における判断結果と同一であるため、ステップS205における判断を省略し、判断結果としてステップS108の判断結果を採用してもよい。
ステップS206において、領域算出部222は、制御必要性判断部221により予測された、流入道路Q1に存在する歩行者により進路を閉塞された先行車が占有する流入道路Q1における占有空間を読み込む。
ステップS207において、領域算出部222は、ステップS206で読み込んだ占有空間を用いて、ステップS204で算出した走行可能領域Rを補正し、処理を終了する。即ち、領域算出部222は、走行可能領域Rから占有空間を除外した領域を新たな走行可能領域Rとして算出し、処理を終了する。
(姿勢算出部の処理)
以下、図5のフローチャートを用いて、姿勢算出部223の具体的な処理の一例を説明する。図5のフローチャートに示す一連の処理は、図4のフローチャートに示す一連の処理が終了した場合に開始される。
先ず、ステップS301において、姿勢算出部223は、制御必要性フラグがオン(1)か否かを判断する。制御必要性フラグがオンと判断する場合、ステップS302に処理を進め、制御必要性フラグがオフ(0)と判断する場合、処理を終了する。
ステップS302において、姿勢算出部223は、領域算出部222により算出された走行可能領域Rが存在するか否か判断する。走行可能領域Rが存在すると判断する場合、ステップS303に処理を進め、走行可能領域Rが存在しないと判断する場合、処理を終了する。
ステップS303において、姿勢算出部223は、走行可能領域R及び自車両情報に基づいて、走行可能領域R内の、車両2が現在走行する車線から走行可能領域Rの終端に到達するまでの走行軌跡の候補を算出する。
ステップS304において、姿勢算出部223は、ステップS303で算出した走行軌跡の候補から、車両2の占有長L3が余裕長L1以下となる走行軌跡が存在するか否かを判断する。占有長L3は、図6に示すように、車両2が走行可能領域Rの終端に到達するときの姿勢で、流入道路Q1の長さ方向Dにおいて車両2が占有する長さである。即ち、ステップS304において、姿勢算出部223は、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡を探索する。言い換えれば、姿勢算出部223は、車両2が右左折時の進路を閉塞され、流入道路Q1と交わる交差道路P1にはみ出すか否かを判断する。占有長L3が余裕長L1以下となる走行軌跡が存在すると判断する場合、ステップS305に処理を進め、占有長L3が余裕長L1以下となる走行軌跡が存在しないと判断する場合、処理を終了する。
ステップS305において、姿勢算出部223は、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡を対象走行軌跡に設定し、対象走行軌跡フラグをオン(1)に設定する。対象走行軌跡フラグは、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡が存在することを示し、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性がないことを示すフラグである。
ステップS306において、姿勢算出部223は、ステップS305で設定した対象走行軌跡により進入する車線が複数存在するか否かを判断する。即ち、姿勢算出部223は、複数の対象走行軌跡の各終端において連結する流入道路Q1の車線数の合計が複数か否かを判断する。進入する車線が複数存在すると判断する場合、ステップS307に処理を進め、進入する車線が複数存在しないと判断する場合、ステップS310に処理を進める。
ステップS307において、姿勢算出部223は、流入道路Q1の通行区分に基づいて、対象走行軌跡により進入する複数の車線から、車両2が進入する候補車線を決定する。例えば、姿勢算出部223は、交差点Aにおいて左折した後に次の交差点で右折する走行経路が予め設定されており、対象走行軌跡により進入する車線に右折専用レーンが含まれる場合、右折専用レーンを候補車線として決定する。
ステップS308において、姿勢算出部223は、ステップS307で決定された候補車線が複数存在するか否かを判断する。候補車線が複数存在すると判断する場合、ステップS309に処理を進め、候補車線が複数存在しないと判断する場合、ステップS310に処理を進める。
ステップS309において、姿勢算出部223は、複数の候補車線のうち、余裕長L1が最も長い車線をターゲット車線として決定する。余裕長L1が最も長い車線は、例えば、左折する先行車の数が最も少ない車線である。
ステップS310において、姿勢算出部223は、ステップS306で進入する車線が複数存在しないと判断する場合、対象走行軌跡により進入する1つの車線をターゲット車線として決定する。又は、姿勢算出部223は、ステップS308で候補車線が複数存在しないと判断する場合、1つの候補車線をターゲット車線として決定する。
ステップS311において、姿勢算出部223は、ターゲット車線に進入する対象走行軌跡のうち、車両2が、走行軌跡の終端において最もターゲット車線のセンターに向かう姿勢となる走行軌跡を抽出する。姿勢算出部223は、抽出した走行軌跡の終端における姿勢を停止姿勢として設定する。
ステップS312において、姿勢算出部223は、ステップS311で設定した停止姿勢を実現する走行軌跡を算出し、処理を終了する。
(警報生成部の処理)
以下、図7のフローチャートを用いて、警報生成部224の具体的な処理の一例を説明する。図7のフローチャートに示す一連の処理は、図5のフローチャートに示す一連の処理が終了した場合に開始される。
先ず、ステップS401において、警報生成部224は、制御必要性フラグがオン(1)か否かを判断する。制御必要性フラグがオンと判断する場合、ステップS402に処理を進め、制御必要性フラグがオフ(0)と判断する場合、処理を終了する。
ステップS402において、警報生成部224は、領域算出部222により算出された走行可能領域Rが存在するか否か判断する。走行可能領域Rが存在すると判断する場合、ステップS403に処理を進め、走行可能領域Rが存在しないと判断する場合、処理を終了する。
ステップS403において、警報生成部224は、対象走行軌跡フラグがオン(1)か否かを判断する。対象走行軌跡フラグがオフ(0)と判断する場合、ステップS404に処理を進め、対象走行軌跡フラグがオンと判断する場合、処理を終了する。
ステップS404において、警報生成部224は、周囲環境記憶部20及び走行状態記憶部21に記憶された情報から予測された交差点A周辺の物体の挙動に基づいて、走行可能領域Rの終端における車両2の停止位置及び姿勢を算出する。
ステップS405において、警報生成部224は、ステップS404で算出した車両2の停止位置及び姿勢と余裕空間Mとに基づいて、車両2が後続車4の走行を妨害する領域を算出する。即ち、警報生成部224は、停止位置における車両2が占有する領域のうち、交差道路P1にはみ出す領域を算出する。
ステップS406において、警報生成部224は、車両2が後続車4の走行を妨害する領域を含む警報情報を、後続車4に出す警報として設定する。
ステップS407において、警報生成部224は、ステップS406で設定した警報情報を、車々間通信機24を介して、後続車4に送信し、処理を終了する。以上のように、車両はみ出し判断装置1による車両はみ出し判断方法が実行される。
本実施形態に係る車両はみ出し判断装置1によれば、車両2が侵入可能な流入道路Q1の余裕空間Mと車両2の大きさとに基づいて、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性を判断することができる。よって、車両はみ出し判断装置1は、車両2の新たな走行軌跡を算出する、後続車4に警報を出すなど、他車両の走路の妨害に先立って対策を取ることができる。これにより、車両はみ出し判断装置1は、車両2が交差道路P1にはみ出して後続車4の走路を妨害する可能性がある場面において、後続車4と接触する可能性を低減できる。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性があると判断する場合、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡を探索することができる。よって、車両はみ出し判断装置1は、車両2が交差道路P1にはみ出して後続車4と接触する可能性を低減できる。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性があると判断する場合、交差道路P1を走行する後続車4に警報を出すことができる。よって、車両はみ出し判断装置1は、後続車4が車両2との接触を回避するための操舵や減速等の行動をとる可能性を増加できるため、後続車4と接触する可能性が低減される。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、後続車4が車両2に接近する場合に、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性を判断することができる。これにより、車両はみ出し判断装置1は、はみ出しへの対策が不要な場面においてはみ出す可能性を判断することを省略することができ、処理負荷を低減することができる。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、右左折先の流入道路Q1が複数の車線を有する場合、複数の車線を含む余裕空間Mを算出することができる。よって、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡を探索する場合において、条件を満たす走行軌跡が抽出される可能性が増加するため、後続車4と接触する可能性が低減される。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性があると判断する場合、車両2のユーザに通知を出す。これにより、例えば、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡が、はみ出す可能性がないと判断する場合の走行軌跡(通常の走行軌跡)と異なる場合であっても、自動運転に対するユーザの違和感を低減することができる。或いは、姿勢算出部223が、ターゲット車線に向かう停止位置を、提示部25を介して車両2の運転者に通知すれば、運転者は自発的に停止位置に向けて車両2を運転することができるため、後続車4と接触する可能性が低減される。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、車両2と後続車4の車頭時間に基づいて、後続車4の存在を判断することができる。よって、処理回路22は、後続車4が車両2に接近するまでの時間を高精度に算出することができるため、後続車4が車両2に交錯するまでの時間を予測することができる。処理回路22は、後続車4が車両2に交錯するまでの時間を提示部25によりユーザに通知してもよく、車々間通信機24により後続車4に通知するようにしてもよい。これにより、後続車4と接触する可能性が更に低減される。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、交差点A周辺の物体の挙動を予測し、予測した挙動に基づいて、車両2が交差道路P1にはみ出す可能性を判断することができる。よって、車両はみ出し判断装置1は、実環境における歩行者や先行車の挙動を考慮するため、はみ出す可能性の判断の精度を向上することができる。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、車両2の進行方向に流入道路Q1に向けて右左折する先行車が存在する場合、先行車の占有空間を予測し、占有空間を用いて流入道路Q1の余裕空間Mを算出することができる。よって、車両はみ出し判断装置1は、実環境における歩行者や先行車の挙動を考慮するため、はみ出す可能性の判断の精度を向上することができる。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、流入道路Q1が複数の車線を有する場合、複数の車線の通行区分に基づいて、余裕空間Mを算出することができる。例えば、予め設定された走行経路に対して適した車線に進入する走行軌跡を算出することにより、右左折後の車線変更を省略することができ、ユーザの利便性を向上することができる。
また、車両はみ出し判断装置1によれば、車両2が余裕空間Mに収まる姿勢となる走行軌跡のうち、車両2が歩行者と交錯する可能性が最も低い走行軌跡を選択することができる。即ち、処理回路22は、対象走行軌跡により進入する車線のうち、歩行者が存在する可能性が最も低い車線を候補車線又はターゲット車線として設定し得る。これにより、車両2が歩行者と交錯する可能性が更に低減される。
(変形例)
上述の実施形態において、交差点A周辺に存在する車両の位置情報と、交差点Aに設置された信号機の状態とを含む情報が、RSU3から取得される例を説明したが、データセンター等に設備されたサーバから取得されるようにしてもよい。
図8に示すように、本実施形態の変形例に係る車両はみ出し判断装置1は、路車間通信機101の代わりに、例えばインターネットや専用回線等の通信回線を介してサーバ8と無線通信する通信機14を備える。本実施形態の変形例に係る車両はみ出し判断装置1の他の構成、作用及び効果は、上述の実施形態と実質的に同様であり、重複するため省略する。
サーバ8は、例えば、交差点A周辺に存在する複数の一般車両5の運転履歴情報を記憶する運転履歴DB81と、交差点A周辺に存在する歩行者の位置情報を記憶する歩行者DBと、交差点A周辺の交通状況を記憶する交通状況DBとを備える。
一般車両5は、それぞれに搭載されたカメラ、レーダ、車両センサ及び駆動部等により検出された情報を記憶する走行状態記憶部51と、走行状態記憶部21に記憶された情報を含む運転履歴情報をサーバ8に送信する通信機54とを備える。運転履歴情報は、各一般車両5の車両識別子(ID)、走行状態、周囲車両情報を含む。
運転履歴DB81は、各一般車両5の通信機54から送信された運転履歴情報を地図データに関連付けて記憶する。歩行者DB82は、RSU3から送信された歩行者の位置情報を地図データに関連付けて記憶する。交通状況DB83は、信号機の状態を含む交通状況を地図データに関連付けて記憶する。交通状況は、渋滞情報等、交差点A周辺の交通情報を含む。サーバ8は、車両2の要求に応じて、運転履歴DB81、歩行者DB82及び交通状況DB83にそれぞれ記憶される情報を車両2に送信する。
通信機14は、サーバ8から送信された情報を受信することにより、少なくとも、車両2が右左折する交差点Aから所定の距離範囲の流入道路Q1に存在する物体の位置情報を検出する検出器として機能する。これにより、周囲環境記憶部20は、車両2の進行方向において直近の交差点A周辺に存在する物体の位置情報と、交差点Aに設置された信号機の状態とを記憶する。
なお、運転履歴DB81、歩行者DB82及び交通状況DB83は、それぞれ別個のサーバから構成され、互いに協働することにより単一のサーバ8として機能するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明を上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、既に述べた実施形態において、車両2が交差点Aで左折する場面を、図2を用いて説明したが、車両はみ出し判断装置1は、図9に示すように、車両2が交差点Aで右折する場面であっても同様に適用可能である。
即ち、車両はみ出し判断装置1は、交差点Aで右折すると判断した場合において、右折先の流入道路Q2に交差する交差道路P2に対向車(他車両)6が存在するか否かを判断する。車両はみ出し判断装置1は、流入道路Q2における余裕空間Mを算出し、交差点Aを右折する先行車が存在すれば先行車の占有空間を用いて余裕空間Mを補正する。よって、車両はみ出し判断装置1は、余裕空間Mと車両2とに基づいて、車両2が交差道路P2にはみ出す可能性を判断することができる。
上記のように、既に述べた実施形態では、右折時における対向車線を走行する車両との接触の可能性が低減できる効果や、左折時における自車両の後ろを走行する車両との接触の可能性が低減できる効果を挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、対向車線がない道路において右折する場合においては、後続車両との接触の可能性が低減できる効果がある。また、左折時に対向車線を跨いで走行する道路環境(右側通行の道路)においては、対向車両との接触の可能性が低減できる。
また、既に述べた実施形態において、道路構造に基づいて始めに取得される余裕空間Mの余裕長L1を、流入道路Q1の始端から横断歩道までの距離として説明したが、例示である。例えば、図10に示すように、余裕長L1は、流入道路Q1の始端から流入道路Q1に存在する先行車7までの距離であってもよい。これにより、流入道路Q1に横断歩道が存在しない場合や、渋滞、駐車車両又は道路工事等により車両2が進入可能な流入道路Q1の余裕が制限される場合であっても、余裕空間Mの算出精度を向上することができる。
また、既に述べた実施の形態において、車々間通信機24は、周囲車両の情報を取得するようにしてもよく、これにより検出器10の一部として機能するようにしてもよい。
上述の実施形態に記載される各機能は、1または複数の処理回路により実装され得る。処理回路は、電気回路を含む処理装置等のプログラムされた処理装置を含む。処理回路は、また、記載された機能を実行するようにアレンジされた特定用途向け集積回路(ASIC)や回路部品等の装置を含むようにしてもよい。
その他、上記の各構成を相互に応用した構成等、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 車両はみ出し判断装置
2 車両
4 後続車(他車両)
6 対向車(他車両)
10 検出器
22 処理回路
A 交差点
M 余裕空間
P1,P2 交差道路
Q1,Q2 流入道路

Claims (6)

  1. 車両が交差点を右折又は左折する際、前記車両が曲がる先の流入道路と交わる交差道路にはみ出す可能性を判断する車両はみ出し判断方法であって、
    前記交差点から所定の距離範囲の前記流入道路に存在する物体の位置情報と、前記流入道路の道路構造とに基づいて、前記流入道路の始端から横断歩道までの空間を、前記車両が進入可能な前記流入道路の余裕空間として算出し、
    前記余裕空間と前記車両の大きさとに基づいて、前記車両が前記交差道路にはみ出す可能性を判断し、
    前記車両がはみ出す可能性があると判断する場合、前記流入道路の長さ方向において前記車両が占有する長さが異なる複数の姿勢についてそれぞれ走行軌跡の候補を算出し、前記走行軌跡の候補から前記車両が前記余裕空間に収まる姿勢となる走行軌跡を探索することを特徴とする車両はみ出し判断方法。
  2. 前記車両がはみ出す可能性があると判断する場合、前記交差道路を走行する他車両に警報を出すことを特徴とする請求項1に記載の車両はみ出し判断方法。
  3. 前記車両の後続車が前記車両に接近する場合、前記車両がはみ出す可能性を判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両はみ出し判断方法。
  4. 前記流入道路が複数の車線を有する場合、前記複数の車線を含む前記余裕空間を算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両はみ出し判断方法。
  5. 前記車両がはみ出す可能性があると判断する場合、前記車両のユーザに通知を出すことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両はみ出し判断方法。
  6. 車両が交差点を右折又は左折する際、前記車両が曲がる先の流入道路と交わる交差道路にはみ出す可能性を判断する処理回路と、前記交差点から所定の距離範囲の前記流入道路に存在する物体の位置情報を検出する検出器とを備える車両はみ出し判断装置であって、
    前記処理回路は、前記位置情報と前記流入道路の道路構造とに基づいて、前記流入道路の始端から横断歩道までの空間を、前記車両が進入可能な前記流入道路の余裕空間として算出し、前記余裕空間と前記車両の大きさとに基づいて、前記車両が前記交差道路にはみ出す可能性を判断し、
    前記車両がはみ出す可能性があると判断する場合、前記流入道路の長さ方向において前記車両が占有する長さが異なる複数の姿勢についてそれぞれ走行軌跡の候補を算出し、前記走行軌跡の候補から前記車両が前記余裕空間に収まる姿勢となる走行軌跡を探索することを特徴とする車両はみ出し判断装置。
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