JP6719048B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
から湯気や煙などが浸入するのを抑制するための遮蔽板に関するものである。
入孔から入った空気が上壁の吐出孔から出る過程で電気回路を構成する発熱性部品の冷却
を成すように構成した電力変換装置が知られている。
このような電力変換装置では、吸入孔から筐体内に湯気や煙等が入った場合、例えば湯
気が筐体内を通過する過程で発熱性部品やその他の電気部品に結露するとこれら部品に絶
縁不良が生じることがあった。煙が筐体内に入った場合にも同様にこれらの部品が絶縁不
良に至る場合があった。
った。例えば、発熱部品(発熱性部品)をカバーで覆って密閉し、湯気が部品で結露しな
いようにしたものが記載されていた。
に、またはまとめてカバーで覆い夫々の部品の結露を防止するものであった。このような
構成では、構造上小型化が難しくなると共に、これら部品を充分に冷却するためには冷却
ファンなどの構成を必要とする問題点があった。
壁面へ取り付ける際には設置スペースが充分に確保できず、電力変換装置の取付に支障を
きたす場合があった。また、空気の自然循環のみでは発熱性部品の冷却が充分に行えない
場合があった。
ると共に、筐体の下壁の吸入孔から入った空気が上壁の吐出孔から出る過程で電気回路を
構成する発熱性部品の冷却を成すように構成した電力変換装置において、筐体を家屋の壁
面に取り付ける取付板を備えると共に、取付板は吸入孔から所定距離下方に離れた位置に
少なくとも一部が吸入孔と相対向する遮蔽板を備えることを特徴とするものである。
遮蔽板を吸入孔から所定距離下方に離れた位置に備えることにより吸入孔から筐体内に入
る自然循環の空気の量の確保を可能にしているものである。
孔から湯気や煙が入ることを抑制するものである。
壁2とこの背壁2を囲むように立ち上げられた状態の下壁3、上壁4、右壁5、左壁6お
よび、前面側から着脱自在に取り付けられる前面パネル7から構成されている。
背壁2、下壁3、上壁4、右壁5、左壁6は金属板を折曲・接合加工して塗装を施して
成したもの、カラー鋼板を絞り加工して成したもの、合成樹脂で一体に構成したものなど
を用いることができるので材料、製法等は限定されるものではない。筐体1は後記する電
装回路、発熱性部品などを収容できる構成であればよい。前面パネル7も同様に材料、加
工方法は限定されるものではないが、本発明では合成樹脂の一体成型品を一例として説明
する。
吸入孔8、吸入孔9から入った空気が上壁4の吐出孔10、吐出孔11(図1では図示せ
ず)から出る過程で電気回路を構成する発熱性部品の冷却を成すように構成している。電
気回路は、太陽電池、燃料電池、蓄電池などの直流電源から供給される直流電力を例えば
系統と同期する周波数の交流電力に変換するものである。
状に結線し、これらスイッチング素子をPWM(パルス幅変調)方式に基づいてON/O
FF制御して疑似正弦波を得るものを用いることができる。この電気回路はこれに限るも
のではなく中性点クランプ方式、階調方式、出力クランプ方式などを用いても良い。また
、いずれの方式による疑似正弦波でも系統と連系する前にこの疑似正弦波の高周波成分を
減衰または実質的に除去するローパスフィルターが備えられる。
含むものであり、リアクタ12、13はその鉄損、銅損等により発熱する。従って本発明
の電気回路を構成する発熱部品にはこのリアクタ12、13が含まれる。図1においてヒ
ートシンク14には交流電力への変換のための電気回路を構成するスイッチング素子が取
り付けられ、その発熱を放熱する。スイッチング素子は複数個を単一のパッケージに収納
したモジュール15であっても良い。従って本発明の電気回路を構成する発熱部品にはこ
れらスイッチング素子やモジュール15も含まれる。
と、ヒートシンク14に平行に配置された複数の放熱フィンで構成された複数の風路が筐
体1の中の下壁3の吸入孔9と上壁4の吐出孔11との間に構成されている。従って、筐
体の下壁3の吸入孔9から入った空気が上壁4の吐出孔10から出る過程で電気回路を構
成する発熱性部品(ヒートシンク14に取り付けられたモジュール15)の冷却を成す。
ヒートシンク14が加熱されることにより風路内の温度が上がり、吸入孔9から入った空
気は上昇気流により吐出孔11へ自然循環する。吸入孔9、吐出孔11は複数のスリット
状の孔から構成され、このスリットはヒートシンク14の放熱フィン間の風路に対応して
いる。
品であるリアクトル12、13が配置されている。従って、筐体の下壁3の吸入孔8から
入った空気が上壁4の吐出孔11から出る過程で電気回路を構成する発熱性部品(リアク
トル12、13)の冷却を成す。吸入孔8、吐出孔10はメッシュ(網)で構成されてい
る。また、吸入孔8から入った空気の一部は電装基板(図示せず)等の他の電気部品を冷
却して吐出孔10から排気される。
吸入孔8から入った空気が自然循環でこれらの電気部品を冷却するように風路を構成して
も良い。
嵌った状態である。背壁2には開口19a、19bが設けられており、この開口19a、
19bはヒートシンク14の放熱フィン18の間に構成される風路へ臨んでいる。背壁2
が取付板16を介して家屋の壁面に取り付けられることにより風路が略筒状になりトンネ
ル効果が生じやすくなる。同時に開口19a、19bから風路への空気の供給も可能にな
り、吸入孔9の空気吸入量を補填することが可能になる。尚20は直流電源から供給され
る直流電力の配線や系統へ出力する交流電力の配線を筐体1内へ引き込む引込口である。
この引込口20は信号線を引き込んでも良いものである。
16を壁面に取り付ける際に用いるネジ穴22a、22bを用いて壁面に取付板16と共
に共締めされる。遮蔽板21は脚部21aと遮蔽板部21bとが板金の折り曲げ加工によ
って成されたものである。この遮蔽板部21bは筐体1の下壁3の吸入孔8と少なくとも
一部が相対向する大きさを有していれば良いものである。遮蔽板21は合成樹脂で一体成
形して構成しても良いものである。また、折りたたみ可能に構成して利便性を向上させて
も良いものである。
よい。この面積は下壁3の投影面積より多少大きくても問題は無いが大きすぎると意匠効
果が悪くなり、また吸入孔8、9の空気の吸い込み効果が阻害される。脚部21aは、そ
の長さで遮蔽板部21bを吸入孔8から所定距離L下方に離れた位置に配置させる。この
所定距離Lを維持するために取付板16と遮蔽板21は共締めされる。
に遮蔽板21は取付板16に着脱自在に取り付けられることになる。また取付板16と遮
蔽板21との着脱位置は背壁2と壁面23との間に位置するので、電力変換装置の取り付
け後に不用意な操作で遮蔽板21が外れる事を抑制している。電力変換装置(筐体1)を
湯気や煙の影響の少な所へ設置する場合は筐体1を取付板16に取り付ける前に遮蔽板2
1を共締めしない。この場合、吸入孔8、9の空気の吸い込み効果は阻害されない。
例えば浴室に隣接する脱衣所の、壁面23の上方であり、柱などの強固な構造体があると
ころに取付板16を螺子止めして取り付ける。(取付板16には複数のネジ穴があり構造
体の位置に合わせて適したネジ穴を選択することができる。)次いで遮蔽板21と取付板
16とをネジ穴22a、22bを用いて共締めする。この後、取付板16の爪部16aに
背壁2の係止部17を掛けて固定する。この時、筐体1の一部を取付板16に螺子止めし
固定しても良い。
煙は遮蔽板21にあたり上昇方向が電力変換装置の吸入孔8、9から離れる方向へ曲げら
れる。従って、湯気や煙が吸入孔8、9から筐体内に入ることを抑制することができるも
のである。また、遮蔽板21は吸入孔8、9から所定距離下方に離れた位置に備えられて
いるので、この遮蔽板21と吸入孔8、9との間の空気が筐体1内への湯気の浸入を抑制
している。尚、湯気が無い状態では、遮蔽板21と吸入孔8、9との間の空間を介して筐
体1内への空気の供給が可能になる。
性部品の冷却に要する空気の量等を考慮して適正に設定するものである。例えば、電力変
換装置を脱衣場に設置する場合は、その設置位置や浴室のドアを開けた際の湯気の立理具
合に応じて設定する。従って、遮蔽板21を取付板16に共締めする際のねじ穴を変えて
所定距離を調整することが可能である。また別途所定距離を変えることができる構成を付
加しても良いものである。
aの上部先端21cと取付板16の下部先端16bとを突き合わせた状態でネジ穴21d
、21eを用いて螺子止めした状態を示している。上部先端21cと下部先端16bとを
突き合わせることにより所定距離を維持している。また、遮蔽板21が傾くことなく維持
されれば、上部先端21cと下部先端16bとの間に隙間があっても良く、本発明の作用
効果は同様に得られるものである。尚、脚部21aは本発明において複数であってもよく
、また取付板16と同等の幅で面状に構成されたものであっても良い。図8は遮蔽板21
の遮蔽板部21bをメッシュ構造部21fとしたものである。このメッシュ構造部は湯気
を留めるサイズがあれば良い。
場合、利便性を考慮して遮蔽板部を折りたたみ構造としても良いものである。
付板に適用できるものである。
るためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱すること
なく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
2 背壁
3 下壁
4 上壁
8 吸入孔
9 吸入孔
10 吐出孔
11 吐出孔
12 リアクタ
13 リアクタ
14 ヒートシンク
15 モジュール
16 取付板
21 遮蔽板
21a 脚部
21b 遮蔽板部
Claims (2)
- 筐体の中に直流電力を交流電力に変換する電気回路を収納すると共に、前記筐体の下壁の
吸入孔から入った空気が上壁の吐出孔から出る過程で前記電気回路を構成する発熱性部品
の冷却を成すように構成した電力変換装置において、
前記筐体を家屋の壁面に取り付ける取付板を備えると共に、前記取付板は前記吸入孔から
所定距離下方に離れた位置に少なくとも一部が前記吸入孔と相対向する遮蔽板を備えるこ
とを特徴とし、
前記遮蔽板は前記取付板に着脱自在に取り付け可能であって、
前記筐体は少なくとも背壁とこの背壁を囲むように立ち上げられた状態の前記下壁、前
記上壁、右壁、左壁を備え、前記背壁を前記取付板に取り付け可能に構成すると共に、前
記取付板と前記遮蔽板との着脱位置を前記背壁と前記壁面との間に設けられる、
電力変換装置。 - 前記遮蔽板は前記取付板と一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力
変換装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016065335A JP6719048B2 (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016065335A JP6719048B2 (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 電力変換装置 |
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JP6719048B2 true JP6719048B2 (ja) | 2020-07-08 |
Family
ID=60006620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016065335A Active JP6719048B2 (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH032682U (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-11 | ||
JP3843634B2 (ja) * | 1999-02-12 | 2006-11-08 | 富士電機機器制御株式会社 | 電力変換装置 |
JP5734077B2 (ja) * | 2011-04-27 | 2015-06-10 | 三菱電機株式会社 | パワーコンディショナ |
-
2016
- 2016-03-29 JP JP2016065335A patent/JP6719048B2/ja active Active
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JP2017184357A (ja) | 2017-10-05 |
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