JP6717700B2 - 表示装置の製造方法 - Google Patents

表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6717700B2
JP6717700B2 JP2016148487A JP2016148487A JP6717700B2 JP 6717700 B2 JP6717700 B2 JP 6717700B2 JP 2016148487 A JP2016148487 A JP 2016148487A JP 2016148487 A JP2016148487 A JP 2016148487A JP 6717700 B2 JP6717700 B2 JP 6717700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
region
display device
film
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016148487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018018702A5 (ja
JP2018018702A (ja
Inventor
松澤 興明
興明 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Japan Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Display Inc filed Critical Japan Display Inc
Priority to JP2016148487A priority Critical patent/JP6717700B2/ja
Priority to TW106115257A priority patent/TWI659527B/zh
Priority to KR1020170064616A priority patent/KR101908230B1/ko
Priority to CN201710391404.1A priority patent/CN107665957B/zh
Priority to US15/632,485 priority patent/US9941491B2/en
Publication of JP2018018702A publication Critical patent/JP2018018702A/ja
Publication of JP2018018702A5 publication Critical patent/JP2018018702A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6717700B2 publication Critical patent/JP6717700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/87Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K59/871Self-supporting sealing arrangements
    • H10K59/8722Peripheral sealing arrangements, e.g. adhesives, sealants
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/10Deposition of organic active material
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/20Changing the shape of the active layer in the devices, e.g. patterning
    • H10K71/231Changing the shape of the active layer in the devices, e.g. patterning by etching of existing layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • H10K59/131Interconnections, e.g. wiring lines or terminals
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/87Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K59/873Encapsulations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、表示装置の製造方法に関する。
表示装置は、各画素に発光素子が設けられ、個別に発光を制御することで画像を表示する。例えば発光素子として有機EL素子を用いる有機EL表示装置においては、各画素に有機EL素子が設けられ、有機EL素子は、アノード電極、およびカソード電極から成る一対の電極間に有機EL材料を含む層(以下、「有機EL層」という)を挟んだ構造を有している。有機EL表示装置は、アノード電極が画素ごとに個別画素電極として設けられ、カソード電極は複数の画素に跨って共通の電位が印加される共通画素電極として設けられている。有機EL表示装置は、この共通画素電極の電位に対し、画素電極の電圧を画素ごとに印加することで、画素の発光を制御している。
有機EL層は水分に極めて弱く、外部からパネル内部に水分が浸入し、有機EL層に到達するとダークスポットと呼ばれる非点灯領域が発生し得る。そこで、有機EL層への水分の侵入を防止するために、有機EL素子が配列された表示領域の構造を覆うように、封止膜を形成する対策が取られている。
封止膜としては、主として有機絶縁膜と、有機絶縁膜の側面及び上下面を無機絶縁膜で積層した構造が一般的に用いられる。側面方向の水分の浸透を防止するために、有機絶縁膜を配置する領域の端部は、上下面の無機絶縁膜によって封止されている必要がある。端部の位置決定としては、例えば特許文献1に、有機絶縁膜を配置する領域を堰止部で囲み、有機絶縁膜が堰止部の内側に堰き止められて形成される方法が開示されている。
特開2008−165251号公報
しかしながら、近年の狭額縁化に伴って表示領域外周部を極力狭くする必要があり、有機絶縁膜の端部の位置制御がますます困難になってきている。本発明は、上記課題に鑑み、簡略化された成膜方法を用いた信頼性の高い表示装置の製造方法を提供する。
本発明の一実施形態によると、複数の表示素子が配列された表示領域を有する基板の、表示領域を含む面に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の基板とは反対側の第1面の略全面に有機分子を吸着させ、第1の絶縁膜の第1面において、表示領域を含み、第1の絶縁膜の端部に至らない内側の領域として画定される第1の領域に吸着する有機分子を除去し、第1の絶縁膜において有機分子が除去された第1の領域に第2の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の第1の領域外に吸着された有機分子を除去し、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜上に、第2の絶縁膜の外側で第1の絶縁膜と接する第3の絶縁膜を形成すること、とを含む表示装置の製造方法が提供される。
本発明の一実施形態によると、複数の表示素子が配列された表示領域を有する基板の、表示領域を含む面に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の基板とは反対側の第1面において、表示領域を含み、第1の絶縁膜の端部に至らない内側の領域として画定される第1の領域をマスクした第1の絶縁膜に有機分子を吸着させ、第1の絶縁膜において有機分子が吸着されない第1の領域に第2の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の第1の領域外に吸着された有機分子を除去し、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜上に、第2の絶縁膜の外側で第1の絶縁膜と接する第3の絶縁膜を形成すること、とを含む表示装置の製造方法が提供される。
本発明の一実施形態によると、複数の表示素子が配列された表示領域を有する基板の、表示領域を含む面に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の基板とは反対側の第1面において、表示領域を含み、第1の絶縁膜の端部に至らない内側の領域として画定される第1の領域以外をマスクした第1の絶縁膜に密着膜を形成し、第1の絶縁膜において密着が形成された第1の領域に第2の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜上に、第2の絶縁膜の外側で第1の絶縁膜と接する第3の絶縁膜を形成すること、とを含む表示装置の製造方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る製造方法を用いて作製された表示装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る製造方法を用いて作製された表示装置の概略構造を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る製造方法を用いて作製された表示装置の概略構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る製造方法を用いて作製された表示装置の概略構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明のいくつかの実施形態に係る表示装置について詳細に説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の実施形態では、特に有機EL表示装置を好適な応用例として例示するが、これに限定されるものではない。
図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、図面の寸法比率は、説明の都合上、実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略する。
本明細書において、ある部材又は領域が、他の部材又は領域の「上(又は下)」にあるとする場合、特段の限定がない限り、これは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく、他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含み、すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合も含む。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る表示装置100の斜視図である。本実施形態に係る表示装置100の構成を、図1を参照して説明する。表示装置100は、第1基板102に表示領域106が設けられている。表示領域106は複数の画素108が配列することによって構成されている。表示領域106の上面には封止材としての第2基板104が設けられている。第2基板104は、例えば、表示領域106を囲むシール材110によって第1基板102に固定されている。第1基板102に形成された表示領域106は、封止材である第2基板104とシール材110によって大気に晒されないように封止されている。このような封止構造により画素に設けられる発光素子の劣化を抑制している。尚、第2基板104の設置に際して、表示領域106を囲むシール材110を用いず他の手段で固定しても良い。
図2及び図3を参照し、本実施形態に係る表示装置100の概略構成について説明する。図2は、本実施形態に係る製造方法を用いて作製された表示装置100の概略構造を示す平面図である。図3は、本実施形態に係る製造方法を用いて作製された表示装置100の概略構造を示す断面図である。図3は、図2のA−Bに沿った断面図を示している。
本実施形態に係る表示装置100は、第1基板102上に表示画面を形成する表示領域106が設けられている。第1基板102には、一端部に端子領域114が設けられている。端子領域114は第2基板104の外側に配置されている。端子領域114は、複数の接続端子116によって構成されている。接続端子116は、映像信号を出力する機器や電源などと表示パネルを接続する配線基板との接点を形成する。接続端子116におけるこの接点は、外部に露出している。第1基板102には端子領域114から入力された映像信号を表示領域106に出力する第1駆動回路111および第2駆動回路112が設けられている。
表示領域106と、第1駆動回路111及び第2駆動回路112とは、それぞれ配線によって接続される。表示領域106は、画素108以外に走査信号線、映像信号線と呼ばれる配線が設けられている。表示領域106の各画素108は、これらの配線により第1駆動回路111、第2駆動回路112と接続されている。例えば、第1駆動回路111は、表示領域106に走査信号を出力する駆動回路であり、第2駆動回路112は表示領域106に映像信号を出力する駆動回路である。図3は、表示領域106と第1駆動回路111との間に封止領域113を有する態様を示す。
図3に示すように、表示装置100の複数の画素の各々は、トランジスタ118及び発光素子120を有する。発光素子120は、個別画素電極122とこれに対向して配置される共通画素電極124とで発光層126を挟んだ構造を有している。個別画素電極122は画素ごとに独立しており、それぞれトランジスタ118と接続される。共通画素電極124は複数の画素に跨って共通の電位が印加される。しかしながらこれに限定されず、共通画素電極124への電位印加は全て、または一部の画素に対して他と独立して個別に行われても構わない。
隣接する2つの画素の間には、バンク128が設けられている。バンク128は、端部が個別画素電極122の周縁部を覆うように設けられている。なお、バンク128は、個別画素電極122の端部において共通画素電極124と短絡することを防ぎ、かつ隣接する画素間を絶縁するものであるので、絶縁材料で形成されることが好ましい。例えば、バンク128を形成するには、ポリイミドやアクリル等の有機材料、若しくは酸化シリコン等の無機材料を用いることが好ましい。
本実施形態で示す表示装置100は、発光素子120が発光した光を共通画素電極124側に出射する、いわゆるトップエミッション型の構造を有している。本実施形態においてはトップエミッション型を例示するが、これに限らず個別画素電極122側に出射する、いわゆるボトムエミッション型に適用することも可能である。個別画素電極122は、発光層126で発光した光を、共通画素電極124側に反射させるため、反射率の高い金属膜で形成されていることが好ましい。或いは、個別画素電極122を金属膜と透明導電膜との積層構造とし、光反射面が含まれる構造としてもよい。一方、共通画素電極124は、発光層126で発生した光を透過させるため、透光性を有しかつ導電性を有するITO(酸化スズ添加酸化インジウム)やIZO(酸化インジウム・酸化亜鉛)等の透明導電膜で形成されていることが好ましい。または、共通画素電極124として、出射光が透過できる程度の膜厚で金属層を形成しても良い。
共通画素電極124の上部には封止膜が設けられている。例えば発光素子120として有機EL素子を用いる有機EL表示装置においては、有機EL層は、水分に極めて弱いため、外部からパネル内部に水分が浸入し、有機EL層に到達するとダークスポットと呼ばれる発光欠陥点が発生し得る。そのため、表示領域106を覆うように封止膜が設けられている。封止膜においては水分の浸入を遮断できる絶縁膜を用いることが好ましく、無機絶縁材料と有機絶縁材料の複層の膜を用いることができる。例えば、無機絶縁材料を使用する場合、酸化シリコン(SiOx)、窒化シリコン(Sixy)、酸化窒化シリコン(SiOxy)、窒化酸化シリコン(SiNxy)、酸化アルミニウム(Alxy)、窒化アルミニウム(Alxy)、酸化窒化アルミニウム(Alxyz))、窒化酸化アルミニウム (Alxyz)等の膜などを使用することができる(x、y、zは任意)。成膜方法としては、プラズマCVD法やスパッタリング法を用いることができる。また、上述の無機絶縁膜を覆う有機絶縁材料は、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、シロキサン樹脂などを使用することができる。成膜方法としては、例えばインクジェット法を用いることができる。
更に、上記の有機絶縁層の上に無機絶縁層を積層した構造を用いることができる。有機絶縁層および無機絶縁層を積層構造にすることによって、水分の侵入の更なる防止が期待できる。積層構造とした場合、有機絶縁層の端部は無機絶縁層によって覆われていることが望ましい。
本実施形態においては、封止膜を三層構造とし、下層側より、第1の絶縁膜130、第2の絶縁膜132、そして第3の絶縁膜134を設ける。第1の絶縁膜130、第2の絶縁膜132、および第3の絶縁膜134の三層は、いずれも表示領域106を覆うように配置されている。すなわち第1の絶縁膜130、第2の絶縁膜132、および第3の絶縁膜134の端部は表示領域106の端部の外側に位置する。
第1の絶縁膜130としては、無機絶縁材料又は有機絶縁材料の絶縁材料を用いることができる。第1の絶縁膜130としては水分の遮断性の高い膜が好ましく、特に無機絶縁層を用いるのが好ましい。例えば窒化シリコン膜を用いることができる。このとき、表示領域106内の発光素子120等による凹凸のために、第1の絶縁膜130のみの単層では十分に被覆することができず、水分の伝搬経路が発生する場合がある。
そこで、第二層として高い平坦性を確保するための第2の絶縁膜132を設ける。第2の絶縁膜132としては、アクリル等の有機絶縁層等を用いることができる。図3に示すように、第2の絶縁膜132の領域は、表示領域106を含むが、第1駆動回路111は含まない。すなわち第2の絶縁膜132の端部は、表示領域106と第1駆動回路111の間の封止領域113内に位置する。
平坦性の向上した第2の絶縁膜132上に、第3の絶縁膜134を設ける。第2の絶縁膜132による平坦化のため、第3の絶縁膜134は高い被覆性を有し、水分の伝搬経路の発生を抑制することができる。第3の絶縁膜134としては、無機絶縁材料又は有機絶縁材料の絶縁材料を用いることができる。第3の絶縁膜134は、特に水分の遮断性が高い膜が好ましく、例えば窒化シリコン膜等の無機絶縁材料を用いることが好ましい。
更に、本実施形態においては、三層に積層された絶縁膜の端部において、第1の絶縁膜130および第3の絶縁膜134が、第2の絶縁膜132を被覆する構造となっている。図2および図3に示すように、第1の絶縁膜130および第3の絶縁膜134は、第2の絶縁膜132より大きく、第2の絶縁膜132の端部の外側で第1の絶縁膜130と第3の絶縁膜134とが接している。このような構造を採用することによって、特に第2の絶縁膜132の端部が露出することを防いでいる。第2の絶縁膜132として有機絶縁層が用いられた場合、その端部が露出していると、外部から侵入した水分の侵入経路となり得る。第2の絶縁膜132の端部から侵入した水分は発光素子120へ伝搬し、表示装置100の寿命を低下させることが懸念される。
本実施形態のように、三層に積層された絶縁膜の端部において、第1の絶縁膜130および第3の絶縁膜134が、第2の絶縁膜132を被覆する構造とすることで、絶縁膜の端部からの水分の侵入を抑制することができ、信頼性の高い表示装置を提供することができる。第2の絶縁膜132の端部は、封止領域113内に位置し、このような領域を「水分遮断領域」ともいう。更に、従来のシール材110による封止構造と組み合わせて用いることによって更なる水分への耐性向上が期待でき、更に信頼性の高い表示装置を提供することができる。また、本実施形態による三層に積層された絶縁膜の構造によって、封止領域113を狭く設計することができ、表示領域外周部をより狭くすることが可能となる。
<製造方法>
図4を参照して、本実施形態における表示装置100の製造方法について説明する。尚、本実施形態においては、封止膜の形成以外は既存の方法を用いることが可能であるため、その説明を省略し、図面においては表示領域106および封止領域113における、共通画素電極124以上の層を成膜する方法として説明する。
先ず、第1の絶縁膜130を形成する。図4(A)に示すように、回路を形成した第1基板102の被成膜面に第1の絶縁膜130を成膜する。本実施形態では、窒化シリコン膜をプラズマCVD法を用いて成膜する。図2および3に示すように、本実施形態において第1の絶縁膜130は、回路を形成した第1基板102の略全面に形成したがこれに限定されない。第1の絶縁膜130は、少なくとも表示領域106および封止領域113の一部を含むように形成する。
次に、第1の絶縁膜130上の略全面に有機分子138を吸着させる。図4(B)に示すように、第1の絶縁膜130表面を有機蒸気に曝露し、有機分子138を吸着させる。有機分子の材料としては、フタル酸エステル類、低分子シロキサン、リン酸エステル類、またはジブチルヒドロキシトルエン等の有機分子を用いることができる。しかしながらこれに限定されず、有機分子138は、第1の絶縁膜130に対して吸着性が高く、容易に除去でき、かつ第2の絶縁膜132材料に対して撥液性が高い材料が好ましい。第1の絶縁膜130表面に有機分子138を吸着させることで、第1の絶縁膜130において第2の絶縁膜132材料の濡れ性が悪化し、撥液性が高くなる。
次に、第1の絶縁膜130上の一部の有機分子138を除去する。図4(C)に示すように、第1の絶縁膜130にマスク136を配置し、マスク136の開口部を通して有機分子138を除去する前処理を行う。マスク136の開口端部は封止領域113に位置するように配置する。すなわち、マスク136の開口部は、少なくとも表示領域106を露出する。前処理は例えば、酸素を含む気体のグロー放電プラズマ処理を行うことで、マスク136の開口部において第1の絶縁膜130上の有機分子が除去される。前処理の方法としてはプラズマ処理、UV/O3、レーザー等を用いることができる。プラズマ処理に用いるガスとしては酸素、アルゴン、窒素、四フッ化炭素、亜酸化窒素等を用いることができる。また、プラズマ処理は常圧で行っても、減圧で行っても良い。第1の絶縁膜130上の有機分子138を除去する前処理を行うことで、第1の絶縁膜130において第2の絶縁膜132材料の濡れ性が向上し親液性が高くなる。
次に、第1の絶縁膜130の上に、第2の絶縁膜132を成膜する。本実施形態では、アクリル樹脂をインクジェット法を用いて成膜する。図4(C)においてマスク136の開口部である有機分子が除去された領域は、濡れ性が向上し親液性が高くなる。一方で、マスク136が保護した有機分子が残る領域は、濡れ性が悪化したままで撥液性が高くなる。この結果図4(D)に示すように、第2の絶縁膜132は、有機分子が残る領域では撥かれ、有機分子が除去された領域に選択的に成膜される。このように有機分子の特性を利用することで、第2の絶縁膜132の成膜位置を制御することができる。図2に示すように、第2の絶縁膜132を成膜する領域は、第1の絶縁膜130を成膜する領域より小さく、且つ表示領域106を含む。図3に示すように、第2の絶縁膜132を成膜する領域の端部は、第1の絶縁膜130を成膜する領域内であり、且つ封止領域113内に位置する。
次に、第1の絶縁膜130上の残りの有機分子138を除去する。図4(E)に示すように、第1の絶縁膜130の有機分子138を除去する処理を行う。例えば、被成膜面を酸素を含む気体のグロー放電プラズマ処理を行うことで、第1の絶縁膜130上の残りの有機分子が除去される。しかしながらこれに限定されず、第1の絶縁膜130の有機分子138を除去する処理は様々な方法を用いることができる。第1の絶縁膜130上の有機分子138を除去する処理を行うことで、第1の絶縁膜130において第3の絶縁膜134材料の密着性が高くなるとともに、第1の絶縁膜と第3の絶縁膜の界面に有機物が存在することによる水分伝搬を防ぐことができる効果がある。また被成膜面全面を処理するのではなく、有機分子が残っている第1の絶縁膜130上のみを処理してもよく、また第1の絶縁膜130上の一部のみを処理してもよい。第1の絶縁膜130上の一部のみを処理する場合、少なくとも第2の絶縁膜132の端部を囲う領域を処理する。
次に、第1の絶縁膜130、および第2の絶縁膜132の上に、第3の絶縁膜134を成膜する。本実施形態では、窒化シリコン膜をプラズマCVD法を用いて成膜する。図4(E)において、有機分子が除去された領域は、第3の絶縁膜134の密着力が高くなる。この結果図4(F)に示すように、第3の絶縁膜134は、第1の絶縁膜130、および第2の絶縁膜132の上に成膜される。さらに第3の絶縁膜134は、第2の絶縁膜132の端部を覆う構造となる。このように有機分子の特性を利用することで、第2の絶縁膜132を意図した位置に選択的に形成することができる。図2および図3に示すように、第3の絶縁膜134は、第1の絶縁膜130と同じく、回路を形成した第1基板102の略全面に形成したが、これに限定されない。第3の絶縁膜134を成膜する領域は、第2の絶縁膜132を成膜する領域より大きく、第3の絶縁膜134を成膜する領域の端部は、第2の絶縁膜132を成膜する領域の端部より外側に位置すればよい。
本発明に係る成膜方法によれば、第2の絶縁膜132の端部の位置決定のために、図4(B)および(C)に示すように、まず第1の絶縁膜130に有機分子を吸着し、次に成膜領域の有機分子を除去する。言い換えると、第1の絶縁膜130の非成膜領域に選択的に有機分子を吸着する。第1の絶縁膜130に有機分子を吸着することで、その領域は第2の絶縁膜材料に対する濡れ性が悪化し撥液性が高くなる。有機分子を除去した領域は、第2の絶縁膜材料に対する濡れ性が向上し親液性が高くなる。この結果図4(D)に示すように、第2の絶縁膜132は、有機分子が残る領域では撥かれ、有機分子が除去された領域に選択的に成膜される。このように有機分子の特性を利用することで、第2の絶縁膜132の成膜範囲を制御することができる。
本実施形態に係る成膜方法を用いた表示装置の製造方法によって、第2の絶縁膜132の端部が封止膜から露出することを防ぐことができる。これによって、絶縁膜の端部からの水分の侵入を抑制することができ、信頼性の高い表示装置を提供することができる。また、三層に積層された封止膜の位置を制御することができるため、封止領域113を狭く設計することができ、表示領域外周部をより狭くすることが可能となる。
<第2実施形態>
本実施形態と第1実施形態において、表示装置100の構造や、一部の製造工程については共通するため、重複する説明は省略する。
<製造方法>
第1実施形態に係る成膜方法では、第1の絶縁膜130の略全面に有機分子を吸着し、次に第1の絶縁膜130上の第2の絶縁膜132の成膜領域における有機分子を除去して、第2の絶縁膜132を成膜した。第2実施形態に係る成膜方法では、第1の絶縁膜130上の第2の絶縁膜132の非成膜領域に有機分子を吸着し、第2の絶縁膜132を成膜する。なお第1実施形態と同様である部分は、その詳しい説明を省略する。
図5を参照して、本実施形態における表示装置100の製造方法について説明する。尚、本実施形態においては、絶縁膜の形成以外は既存の方法を用いることが可能であるため、その説明は省略し、図面においては表示領域106および封止領域113における、共通画素電極124以上の層を成膜する方法として説明する。
先ず、第1の絶縁膜130を形成する。図5(A)に示すように、回路を形成した第1基板102の被成膜面に第1の絶縁膜130を成膜する。本実施形態では、窒化シリコン膜をプラズマCVD法を用いて成膜する。図2および3に示すように、本実施形態において第1の絶縁膜130は、回路を形成した第1基板102の略全面に形成したがこれに限定されない。第1の絶縁膜130は、少なくとも表示領域106および封止領域113の一部を含むように形成する。
次に、第1の絶縁膜130の一部に、有機分子138を吸着させる。図5(B)に示すように、第1の絶縁膜130にマスク136を配置し、マスク136の開口部を通して有機蒸気に曝露し、有機分子138を吸着させる。マスク136の端部は封止領域113に位置するように配置する。すなわち、マスク136は、少なくとも表示領域106をマスクする。マスクの開口部が表示領域106を囲う形状となることから、マスクの保持が困難であれば、複数のマスクを用いて、複数回に分けて有機分子138を吸着させてもよい。例えば、表示領域106を囲う開口部を2つに分けて、2度別々に有機分子138を吸着させてもよい。この時2つのマスクはいずれも少なくとも表示領域106をマスクする。それぞれの開口部は、一部重なり合ってもよい。有機分子の材料としては、フタル酸エステル類、低分子シロキサン、リン酸エステル類、またはジブチルヒドロキシトルエン等の有機分子を用いることができる。しかしながらこれに限定されず、有機分子138は、第1の絶縁膜130に対して吸着性が高く、第2の絶縁膜132材料に対して撥液性が高く、かつ容易に除去できる材料が好ましい。第1の絶縁膜130表面に有機分子138を吸着させることで、第1の絶縁膜130において第2の絶縁膜132材料の濡れ性が悪化し、撥液性が高くなる。
次に、第1の絶縁膜130の上に、第2の絶縁膜132を成膜する。本実施形態では、アクリル樹脂をインクジェット法を用いて成膜する。図5(B)において、マスク136の開口部で有機分子が吸着する領域は、濡れ性が悪化し、撥液性が高くなる。一方で、マスク136が配置された有機分子が吸着しない領域は、濡れ性が変わらず、親液性がある。この結果図5(C)に示すように、第2の絶縁膜132は、有機分子が吸着した領域では撥かれ、有機分子が吸着しない領域に選択的に成膜される。このように有機分子の特性を利用することで、第2の絶縁膜132の成膜位置を制御することができる。図2に示すように、第2の絶縁膜132を成膜する領域は、第1の絶縁膜130を成膜する領域より小さく、且つ表示領域106を含む。図3に示すように、第2の絶縁膜132を成膜する領域の端部は、第1の絶縁膜130を成膜する領域内であり、且つ封止領域113内に位置する。
次に、第1の絶縁膜130上の残りの有機分子138を除去する。図5(D)に示すように、第1の絶縁膜130の有機分子138を除去する処理を行う。例えば、被成膜面を酸素を含む気体のグロー放電プラズマ処理を行うことで、第1の絶縁膜130上の有機分子が除去される。しかしながらこれに限定されず、前処理の方法としてはプラズマ処理、UV/O3、レーザー等を用いることができる。プラズマ処理に用いるガスとしては酸素、アルゴン、窒素、四フッ化炭素、亜酸化窒素等を用いることができる。また、プラズマ処理は常圧で行っても、減圧で行っても良い。第1の絶縁膜130上の有機分子138を除去する処理を行うことで、第1の絶縁膜130において第3の絶縁膜134材料の密着性が高くなるとともに、第1の絶縁膜と第3の絶縁膜の界面に有機物が存在することによる水分伝搬を防ぐことができる効果がある。また被成膜面全面を処理するのではなく、有機分子が吸着する第1の絶縁膜130上のみを処理してもよく、また第1の絶縁膜130上の一部のみを処理してもよい。第1の絶縁膜130上の一部のみを処理する場合、少なくとも第2の絶縁膜132の端部を囲う領域を処理する。
次に、第1の絶縁膜130、および第2の絶縁膜132の上に、第3の絶縁膜134を成膜する。本実施形態では、窒化シリコン膜をプラズマCVD法を用いて成膜する。図5(D)において、有機分子が除去された領域は、第3の絶縁膜134の密着力が高くなる。この結果図5(E)に示すように、第3の絶縁膜134は、第1の絶縁膜130、および第2の絶縁膜132の上に成膜される。さらに第3の絶縁膜134は、第2の絶縁膜132の端部を覆う構造となる。このように有機分子の特性を利用することで、第2の絶縁膜132を意図した位置に選択的に形成することができる。図2および図3に示すように、第3の絶縁膜134は、第1の絶縁膜130と同じく、回路を形成した第1基板102の略全面に形成したが、これに限定されない。第3の絶縁膜134を成膜する領域は、第2の絶縁膜132を成膜する領域より大きく、第3の絶縁膜134を成膜する領域の端部は、第2の絶縁膜132を成膜する領域の端部より外側に位置すればよい。
本発明による成膜方法によれば、第2の絶縁膜132の端部の位置決定のために、図5(B)に示すように、第1の絶縁膜130の非成膜領域に選択的に有機分子を吸着する。第1の絶縁膜130に有機分子を吸着することで、その領域は濡れ性が悪化し撥液性が高くなる。有機分子を吸着しない領域は、濡れ性が変わらず親液性がある。この結果図5(C)に示すように、第2の絶縁膜132は、有機分子が吸着した領域では撥かれ、有機分子が吸着しない領域に選択的に成膜される。このように有機分子の特性を利用することで、第2の絶縁膜132の成膜位置を制御することができる。
本実施形態に係る成膜方法を用いた表示装置の製造方法によって、第2の絶縁膜132の端部が封止膜から露出することを防ぐことができる。これによって、絶縁膜の端部からの水分の侵入を抑制することができ、信頼性の高い表示装置を提供することができる。また、三層に積層された封止膜の位置を制御することができるため、封止領域113を狭く設計することができ、表示領域外周部をより狭くすることが可能となる。
<第3実施形態>
本実施形態と第1実施形態において、一部の表示装置100の構造や、一部の製造工程については共通するため、重複する説明は省略する。
図6を参照し、本実施形態に係る表示装置100の概略構成について説明する。図6は、本実施形態に係る製造方法を用いて作製された表示装置100の概略構造を示す断面図である。図6は、図2のA−Bに沿った断面図を示している。第3実施形態に係る表示装置100の構造は、封止膜の構成以外は第1実施形態と同様であるので、重複する構造および構成に関しては説明を省略し、主に相違点について説明する。
共通画素電極124の上部には封止膜が設けられている。例えば発光素子120として有機EL素子を用いる有機EL表示装置においては、有機EL層は、水分に極めて弱いため、外部からパネル内部に水分が浸入し、有機EL層に到達するとダークスポットと呼ばれる発光欠陥点が発生し得る。そのため、表示領域106を覆うように封止膜が設けられている。封止膜においては水分の浸入を遮断できる絶縁膜を用いることが好ましく、無機絶縁材料と有機絶縁材料の複層の膜を用いることができる。例えば、無機絶縁材料を使用する場合、酸化シリコン(SiOx)、窒化シリコン(Sixy)、酸化窒化シリコン(SiOxy)、窒化酸化シリコン(SiNxy)、酸化アルミニウム(Alxy)、窒化アルミニウム(Alxy)、酸化窒化アルミニウム(Alxyz))、窒化酸化アルミニウム (Alxyz)等の膜などを使用することができる(x、y、zは任意)。成膜方法としては、プラズマCVD法やスパッタリング法を用いることができる。
また、上述の無機絶縁膜を覆う有機絶縁材料は、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、シロキサン樹脂などを使用することができる。成膜方法としては、例えばインクジェット法を用いることができる。有機絶縁膜の成膜位置を制御するため、本実施形態においては有機絶縁膜を成膜する位置に密着膜131を成膜する。密着膜131の材料としては、酸化シリコンやアモルファスシリコンなどの無機分子を用いることができる。上述の無機絶縁膜上に密着膜131を形成することで、有機絶縁材料の濡れ性が向上し、有機絶縁膜が形成される領域と形成されない領域を形成することができる。
更に、上記の有機絶縁層の上に無機絶縁層を積層した構造を用いることができる。有機絶縁層および無機絶縁層を積層構造にすることによって、水分の侵入の更なる防止が期待できる。積層構造とした場合、有機絶縁層の端部は無機絶縁層によって覆われていることが望ましい。
本実施形態においては、封止膜を三層構造とし、下層側より、第1の絶縁膜130、第2の絶縁膜132、そして第3の絶縁膜134を設ける。第1の絶縁膜130と第2の絶縁膜132との間には、密着膜131を設ける。第1の絶縁膜130、密着膜131、第2の絶縁膜132、および第3の絶縁膜134の四層は、いずれも表示領域106を覆うように配置されている。すなわち第1の絶縁膜130、密着膜131、第2の絶縁膜132、および第3の絶縁膜134の端部は表示領域106の端部の外側に位置する。
第1の絶縁膜130としては、無機絶縁材料又は有機絶縁材料の絶縁材料を用いることができる。第1の絶縁膜130としては水分の遮断性の高い膜が好ましく、特に無機絶縁層を用いるのが好ましい。例えば窒化シリコン膜を用いることができる。このとき、表示領域106内の発光素子120等による凹凸のために、第1の絶縁膜130のみの単層では十分に被覆することができず、水分の伝搬経路が発生する場合がある。
そこで、第二層として高い平坦性を確保するための第2の絶縁膜132を設ける。第2の絶縁膜132としては、アクリル等の有機絶縁層等を用いることができる。図6に示すように、第2の絶縁膜132の領域は、表示領域106を含むが、第1駆動回路111は含まない。すなわち第2の絶縁膜132の端部は、表示領域106と第1駆動回路111の間の封止領域113内に位置する。本実施形態においては、第2の絶縁膜132を成膜する位置にあらかじめ密着膜131を成膜する。すなわち密着膜131の端部は、表示領域106と第1駆動回路111の間の封止領域113内に位置する。密着膜131の材料としては、酸化シリコンやアモルファスシリコンなどの無機分子を用いることができる。第1の絶縁膜130上に密着膜131を形成することで、密着膜131を形成した領域において有機絶縁材料の濡れ性が向上し、第2の絶縁膜132が形成される領域と形成されない領域を形成することができる。
平坦性の向上した第2の絶縁膜132上に、第3の絶縁膜134を設ける。第2の絶縁膜132による平坦化のため、第3の絶縁膜134は高い被覆性を有し、水分の伝搬経路の発生を抑制することができる。第3の絶縁膜134としては、無機絶縁材料又は有機絶縁材料の絶縁材料を用いることができる。第3の絶縁膜134は、特に水分の遮断性が高い膜が好ましく、例えば窒化シリコン膜等の無機絶縁材料を用いることが好ましい。
更に、本実施形態においては、積層された絶縁膜の端部において、第1の絶縁膜130および第3の絶縁膜134が、密着膜131および第2の絶縁膜132を被覆する構造となっている。図6に示すように、第1の絶縁膜130および第3の絶縁膜134は、密着膜131および第2の絶縁膜132より大きく、密着膜131および第2の絶縁膜132の端部の外側で第1の絶縁膜130と第3の絶縁膜134とが接している。このような構造を採用することによって、特に第2の絶縁膜132の端部が露出することを防いでいる。第2の絶縁膜132として有機絶縁層が用いられた場合、その端部が露出していると、外部から侵入した水分の侵入経路となり得る。第2の絶縁膜132の端部から侵入した水分は発光素子120へ伝搬し、表示装置100の寿命を低下させることが懸念される。
本実施形態のように、積層された絶縁膜の端部において、第1の絶縁膜130および第3の絶縁膜134が、密着膜131および第2の絶縁膜132を被覆する構造とすることで、絶縁膜の端部からの水分の侵入を抑制することができ、信頼性の高い表示装置を提供することができる。更に、従来のシール材110による封止構造と組み合わせて用いることによって更なる水分への耐性向上が期待でき、更に信頼性の高い表示装置を提供することができる。また、本実施形態による積層された絶縁膜の構造によって、封止領域113を狭く設計することができ、表示領域外周部をより狭くすることが可能となる。
<製造方法>
第1実施形態に係る成膜方法では、第1の絶縁膜130の略全面に有機分子を吸着し、次に第1の絶縁膜130上の第2の絶縁膜132の成膜領域における有機分子を除去して、第2の絶縁膜132を成膜した。第2実施形態に係る成膜方法では、第1の絶縁膜130上の第2の絶縁膜132の非成膜領域に有機分子を吸着し、第2の絶縁膜132を成膜した。第3実施形態では、第1の絶縁膜130上の第2の絶縁膜132の成膜領域に酸化シリコンやアモルファスシリコン等の密着膜131を形成し、密着膜131上に第2の絶縁膜132を成膜する。このとき表示領域を取り囲む外部領域の基板端側すなわち外側には密着膜131が形成されない。このことにより基板端付近の前記外部領域の一部には第2の絶縁膜132も形成されない。
図7を参照して、本実施形態における表示装置100の製造方法について説明する。尚、本実施形態においては、絶縁膜の形成以外は既存の方法を用いることが可能であるため、その説明は省略し、図面においては表示領域106および封止領域113における、共通画素電極124以上の層を成膜する方法として説明する。
先ず、第1の絶縁膜130を形成する。図7(A)に示すように、回路を形成した第1基板102の被成膜面に第1の絶縁膜130を成膜する。本実施形態では、窒化シリコン膜をプラズマCVD法を用いて成膜する。図7および7に示すように、本実施形態において第1の絶縁膜130は、回路を形成した第1基板102の略全面に形成したがこれに限定されない。第1の絶縁膜130は、少なくとも表示領域106および封止領域113の一部を含むように形成する。
次に、第1の絶縁膜130の一部に、密着膜131を形成する。図7(B)に示すように、第1の絶縁膜130にマスク136を配置し、マスク136の開口部を通してプラズマを用いたCVD法、またはターゲットを用いたスパッタ法やその他の方法により、密着膜131を形成する。マスク136の開口端部は封止領域113に位置するように配置する。すなわち、マスク136の開口部は、少なくとも表示領域106を露出する。密着膜131の材料としては、酸化シリコンやアモルファスシリコンなどの無機分子を用いることができる。しかしながらこれに限定されず、密着膜131は第1の絶縁膜130に対して吸着性が高く、第2の絶縁膜132材料に対しても密着性が高い材料が好ましい。第1の絶縁膜130表面に密着膜131を形成することで、密着膜131を形成した領域において第2の絶縁膜132材料の濡れ性が向上し、第2の絶縁膜132が形成される領域と形成されない領域を形成することができる。
次に、密着膜131の上に、第2の絶縁膜132を成膜する。本実施形態では、アクリル樹脂をインクジェット法を用いて成膜する。図7(B)においてマスク136の開口部である密着膜131が形成された領域は、濡れ性が向上し親液性が高くなる。一方で、マスク136によって覆われる領域は、濡れ性が変化せず、相対的に撥液性が高くなる。この結果図7(C)に示すように、第2の絶縁膜132は、密着膜131が形成された領域に選択的に成膜される。このように密着膜の特性を利用することで、第2の絶縁膜132の成膜位置を制御することができる。図6に示すように、密着膜131および第2の絶縁膜132を成膜する領域は、第1の絶縁膜130を成膜する領域より小さく、且つ表示領域106を含む。図6に示すように、密着膜131および第2の絶縁膜132を成膜する領域の端部は、第1の絶縁膜130を成膜する領域内であり、且つ封止領域113内に位置する。
次に、第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜132上を、亜酸化窒素を含む気体のグロー放電プラズマ処理を行ってもよい。グロー放電プラズマ処理を行うことで、第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜132上の有機分子などの撥水性物質が除去される。しかしながらこれに限定されず、第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜132上の有機分子などを除去する処理は様々な方法を用いることができる。第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜132上の有機分子などを除去する処理を行うことで、第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜132において、第3の絶縁膜134材料の密着性が高くなる。また被成膜面全面を処理するのではなく、第1の絶縁膜130上のみを処理してもよく、また第1の絶縁膜130上の一部のみを処理してもよい。第1の絶縁膜130上の一部のみを処理する場合、少なくとも第2の絶縁膜132の端部を囲う領域を処理する。
次に、第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜132の上に、第3の絶縁膜134を成膜する。本実施形態では、窒化シリコン膜をプラズマCVD法を用いて成膜する。図7(D)において、有機分子などが除去された領域は、第3の絶縁膜134の密着力が高くなる。この結果、図7(E)に示すように、第3の絶縁膜134は、第1の絶縁膜130、および第2の絶縁膜132の上に成膜される。さらに第3の絶縁膜134は、密着膜131および第2の絶縁膜132の端部を覆う構造となる。このように密着膜131の特性を利用することで、第2の絶縁膜132を意図した位置に選択的に形成することができる。図6に示すように、第3の絶縁膜134は、第1の絶縁膜130と同じく、回路を形成した第1基板102の略全面に形成したが、これに限定されない。第3の絶縁膜134を成膜する領域は、密着膜131および第2の絶縁膜132を成膜する領域より大きく、第3の絶縁膜134を成膜する領域の端部は、密着膜131および第2の絶縁膜132を成膜する領域の端部より外側に位置すればよい。
本発明に係る成膜方法によれば、第2の絶縁膜132の端部の位置決定のために、図7(B)に示すように、第1の絶縁膜130上の第2の絶縁膜132の成膜領域に選択的に密着膜131を形成する。第1の絶縁膜130上に密着膜131を形成することで、密着膜131を形成した領域は第2の絶縁膜材料に対する濡れ性が向上し親液性が高くなる。この結果図7(C)に示すように、第2の絶縁膜132は、密着膜131が形成された領域に選択的に成膜される。このように密着膜131の特性を利用することで、第2の絶縁膜132の成膜範囲を制御することができる。
本実施形態に係る成膜方法を用いた表示装置の製造方法によって、密着膜131および第2の絶縁膜132の端部が封止膜から露出することを防ぐことができる。これによって、絶縁膜の端部からの水分の侵入を抑制することができ、信頼性の高い表示装置を提供することができる。また、三層に積層された封止膜の位置を制御することができるため、封止領域113を狭く設計することができ、表示領域外周部をより狭くすることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態による表示装置100及びその製造方法について説明した。しかし、これらは単なる例示に過ぎず、本発明の技術的範囲はそれらには限定されない。実際、当業者であれば、特許請求の範囲において請求されている本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変更が可能であろう。よって、それらの変更も当然に、本発明の技術的範囲に属すると解されるべきである。
表示装置:100、基板:102、104、表示領域:106、画素:108、シール材:110、第1駆動回路:111、第2駆動回路:112、封止領域:113、端子領域:114、接続端子:116、トランジスタ:118、発光素子:120、個別画素電極:122、共通画素電極:124、発光層:126、バンク:128、第1の絶縁膜:130、密着膜:131、第2の絶縁膜:132、第3の絶縁膜:134、マスク:136、有機分子:138

Claims (18)

  1. 複数の表示素子が配列された表示領域を有する基板の、前記表示領域を含む面に第1の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜の前記基板とは反対側の第1面の略全面に有機分子を吸着させ、
    前記第1の絶縁膜の前記第1面において、前記表示領域を含み、前記第1の絶縁膜の端部に至らない内側の領域として画定される第1の領域に吸着する前記有機分子を除去し、
    前記第1の絶縁膜において前記有機分子が除去された前記第1の領域に第2の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜の前記第1の領域外に吸着された前記有機分子を除去し、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜上に、前記第2の絶縁膜の外側で前記第1の絶縁膜と接する第3の絶縁膜を形成すること、
    とを含む表示装置の製造方法。
  2. 前記第1の絶縁膜上に、前記第1の領域を露出させる開口部を有するマスクを配置してプラズマ処理を行い、前記有機分子を除去する、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記プラズマ処理は、酸素を含む気体のグロー放電プラズマで処理する、請求項2に記載の表示装置の製造方法。
  4. 複数の表示素子が配列された表示領域を有する基板の、前記表示領域を含む面に第1の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜の前記基板とは反対側の第1面において、前記表示領域を含み、前記第1の絶縁膜の端部に至らない内側の領域として画定される第1の領域をマスクした前記第1の絶縁膜に有機分子を吸着させ、
    前記第1の絶縁膜において前記有機分子が吸着されない前記第1の領域に第2の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜の前記第1の領域外に吸着された前記有機分子を除去し、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜上に、前記第2の絶縁膜の外側で前記第1の絶縁膜と接する第3の絶縁膜を形成すること、
    とを含む表示装置の製造方法。
  5. 前記有機分子は、フタル酸エステル類、低分子シロキサン、リン酸エステル類、またはジブチルヒドロキシトルエンから選択される一種又は複数の有機材料の分子である、請求項1乃至4の何れか1項に記載の表示装置の製造方法。
  6. 前記有機分子は、前記第1の絶縁膜の第1面の撥液性を高くする、請求項5に記載の表示装置の製造方法。
  7. 複数の表示素子が配列された表示領域を有する基板の、前記表示領域を含む面に第1の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜の前記基板とは反対側の第1面において、前記表示領域を含み、前記第1の絶縁膜の端部に至らない内側の領域として画定される第1の領域以外をマスクした前記第1の絶縁膜に密着膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜において密着が形成された前記第1の領域に第2の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜上に、前記第2の絶縁膜の外側で前記第1の絶縁膜と接する第3の絶縁膜を形成すること、
    とを含む表示装置の製造方法。
  8. 前記密着は前記第1の領域に形成され、第1の領域よりも外側の領域には形成されないことを特徴とする請求項7に記載の表示装置の製造方法。
  9. 前記密着膜は酸化シリコンまたはアモルファスシリコンである、請求項8に記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記密着膜は、前記第2の絶縁膜の密着性を高くする、請求項9に記載の表示装置の製造方法。
  11. 前記第2の絶縁膜の端部を、前記表示領域の端部より外側に形成し、前記第1の絶縁膜の端部および前記第3の絶縁膜の端部を、前記第2の絶縁膜の端部より外側に形成する、請求項1乃至10の何れか1項に記載の表示装置の製造方法。
  12. 前記基板はさらに駆動回路を含む駆動回路領域を有し、
    前記第1の領域を前記駆動回路領域の外側に形成する、請求項11に記載の表示装置の製造方法。
  13. 前記第2の絶縁膜の端部は、前記表示領域の端部と駆動回路領域の端部との間に形成する、請求項12に記載の表示装置の製造方法。
  14. 前記第2の絶縁膜を、インクジェット法で形成する、請求項13に記載の表示装置の製造方法。
  15. 前記第2の絶縁膜は、有機絶縁材料を用いて形成する、請求項14に記載の表示装置の製造方法。
  16. 前記第1の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜を、プラズマCVD法で形成する、請求項15に記載の表示装置の製造方法。
  17. 前記第1の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜は、無機絶縁材料を用いて形成する、請求項16に記載の表示装置の製造方法。
  18. 前記第1の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜は、窒化シリコン膜を用いて形成する、請求項17に記載の表示装置の製造方法。

JP2016148487A 2016-07-28 2016-07-28 表示装置の製造方法 Active JP6717700B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016148487A JP6717700B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 表示装置の製造方法
TW106115257A TWI659527B (zh) 2016-07-28 2017-05-09 顯示裝置之製造方法
KR1020170064616A KR101908230B1 (ko) 2016-07-28 2017-05-25 표시 장치의 제조 방법
CN201710391404.1A CN107665957B (zh) 2016-07-28 2017-05-27 显示装置的制造方法
US15/632,485 US9941491B2 (en) 2016-07-28 2017-06-26 Method of manufacturing display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016148487A JP6717700B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 表示装置の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018018702A JP2018018702A (ja) 2018-02-01
JP2018018702A5 JP2018018702A5 (ja) 2019-06-20
JP6717700B2 true JP6717700B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=61010625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016148487A Active JP6717700B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 表示装置の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9941491B2 (ja)
JP (1) JP6717700B2 (ja)
KR (1) KR101908230B1 (ja)
CN (1) CN107665957B (ja)
TW (1) TWI659527B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11417862B2 (en) * 2018-03-02 2022-08-16 Sharp Kabushiki Kaisha Display device including lead wiring lines covered by first and second organic films, and production method therefor
WO2020194736A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 シャープ株式会社 表示装置、及び表示装置の製造方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5985740A (en) * 1996-01-19 1999-11-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device including reduction of a catalyst
US6465287B1 (en) * 1996-01-27 2002-10-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for fabricating a semiconductor device using a metal catalyst and high temperature crystallization
US6312979B1 (en) * 1998-04-28 2001-11-06 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Method of crystallizing an amorphous silicon layer
US7109653B2 (en) * 2002-01-15 2006-09-19 Seiko Epson Corporation Sealing structure with barrier membrane for electronic element, display device, electronic apparatus, and fabrication method for electronic element
JP4656916B2 (ja) * 2003-11-14 2011-03-23 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置の作製方法
US7612498B2 (en) * 2003-11-27 2009-11-03 Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. Display element, optical device, and optical device manufacturing method
JP5025107B2 (ja) * 2004-08-23 2012-09-12 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
US7732334B2 (en) * 2004-08-23 2010-06-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device
JP4865999B2 (ja) * 2004-11-19 2012-02-01 株式会社日立製作所 電界効果トランジスタの作製方法
TWI396464B (zh) * 2007-01-22 2013-05-11 Innolux Corp 有機電致發光顯示裝置及其製作方法
JP2009196318A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Fujifilm Corp 積層体とバリア性フィルム基板の製造方法、バリア材料、デバイスおよび光学部材
JP5424738B2 (ja) * 2009-06-23 2014-02-26 キヤノン株式会社 表示装置
JP2011018686A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Hitachi Displays Ltd 有機el表示装置
JP2011210544A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Canon Inc 有機発光装置及びその製造方法
TWI542727B (zh) * 2011-06-17 2016-07-21 應用材料股份有限公司 處理腔室
JP5971679B2 (ja) * 2011-11-21 2016-08-17 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置
KR101948173B1 (ko) * 2012-11-29 2019-02-14 엘지디스플레이 주식회사 유기전계발광 표시소자
CN105514298B (zh) * 2015-12-31 2018-12-18 固安翌光科技有限公司 一种薄膜封装结构及薄膜封装方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI659527B (zh) 2019-05-11
TW201816997A (zh) 2018-05-01
KR20180013698A (ko) 2018-02-07
US20180034008A1 (en) 2018-02-01
CN107665957B (zh) 2019-07-09
CN107665957A (zh) 2018-02-06
JP2018018702A (ja) 2018-02-01
US9941491B2 (en) 2018-04-10
KR101908230B1 (ko) 2018-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11844231B2 (en) Display device
CN111133836B (zh) 显示装置
JP6947536B2 (ja) 表示装置
US20190013494A1 (en) Display device
KR20200073549A (ko) 표시 장치
KR20170049146A (ko) 플렉서블 유기발광다이오드 표시장치
JP4448148B2 (ja) 有機発光装置
JP6397654B2 (ja) 有機el発光装置
JP6609495B2 (ja) 表示装置及び表示装置の製造方法
JP2018088346A (ja) 表示装置
KR20170050139A (ko) 플렉서블 유기발광다이오드 표시장치 및 그 제조 방법
JP6692194B2 (ja) 表示装置
JP2012209215A (ja) 有機el装置の製造方法、電子機器
JP2018063910A (ja) 表示装置
JP2017138354A (ja) 表示装置、および表示装置の作製方法
JP6717700B2 (ja) 表示装置の製造方法
KR20200073543A (ko) 표시 장치
JP2017174641A (ja) 表示装置の製造方法
WO2019082624A1 (ja) 表示装置
JP2009181865A (ja) 表示装置
JP6685206B2 (ja) 表示装置
WO2021053955A1 (ja) 表示装置及び表示装置の製造方法
JP4664877B2 (ja) 有機エレクトロルミネセンス表示装置
JP2018055777A (ja) 表示装置
CN113013198A (zh) 包括用于摄像头的透视区域的显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6717700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250