JP6717635B2 - 通電ユニット及び該通電ユニットの結線方法 - Google Patents

通電ユニット及び該通電ユニットの結線方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6717635B2
JP6717635B2 JP2016069916A JP2016069916A JP6717635B2 JP 6717635 B2 JP6717635 B2 JP 6717635B2 JP 2016069916 A JP2016069916 A JP 2016069916A JP 2016069916 A JP2016069916 A JP 2016069916A JP 6717635 B2 JP6717635 B2 JP 6717635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
connector
frame
side case
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016069916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017179938A (ja
Inventor
林 弘和
弘和 林
熊本 貴一
貴一 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2016069916A priority Critical patent/JP6717635B2/ja
Publication of JP2017179938A publication Critical patent/JP2017179938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6717635B2 publication Critical patent/JP6717635B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、扉に取り付けて使用する電気錠等の電気機器へ枠側にある制御盤等の電源装置から作動電力を供給するための配線用器具、いわゆる建具用の通電ユニット及び建具用の通電ユニットの結線方法に関する。
特許文献1は、扉用通電ユニットと枠用通電ユニットとを全く同一の構造にし、施工現場に於いて、扉側のコネクター手段と扉枠側のコネクター手段を、別個独立に結線した後、前記扉側のコネクター手段を一方のカバー体(4)内に入れ、また前記扉枠側のコネクター手段を他方のカバー体(4)内に入れ、然る後に、前記各カバー体の一面に形成した開口部を、扉(8)の吊元端部と、該吊元端部とチリを介して対向する扉枠(12)の壁面に、いわゆる面付状態に固定するものである。
この特許文献1は、一側面が開口する長箱状のカバー体(4)が簡単な構造なので、安価に製作することができる、各カバー体(4、4)をドライバーでビス止めするたけで良い等の利点があるものの、扉の製作工場で、予め扉用通電ユニットを扉の吊元端部の開口部に嵌装することができない。したがって、前記扉の製作工場で予め扉内の給電コードと扉用通電ユニットの接続コード(通電コード)との結線をすることができないという問題点があった。また施工現場で結線した場合、各カバー体(4、4)と、各カバー体の下端部からU字形状に垂れ下がる接続コード(5)がそれぞれ室内側から見えるので、美観上、防犯上等の観点から問題点があった(特許文献1の第4図を参照。符号は特許文献1のもの。)。
特許文献2は、上記の問題点を解決するものである。すなわち、特許文献2は、「扉の吊り元側の枠の一部に取り付けられる枠側ケースと、同枠側ケースに対向する位置に取り付けられる扉側ケース及び同扉側ケース内に挿通され、且つ、一端に電気機器に接続するための機器用コネクターと、他端に電源装置からの電源ケーブルに接続するための電源用コネクターを設けた通電ケーブルとから構成され、扉側ケースを扉に取り付けるときに通電ケーブルの機器用コネクター側の扉側配線部を扉内に配線すると共に、電源用コネクター側の枠側配線部を扉側ケース内或いは扉内に収納させておき、扉を枠に取り付けるときに、前記通電ケーブルの枠側配線部を扉側ケース或いは扉から引き出し、枠に取り付けられた枠側ケース内を挿通させて枠側に配線するようにした通電用金具」である。
したがって、特許文献2の通電金具は、扉の製作工場に於いて、予め扉(D)の開口に扉側ケース(2)を嵌め込み、かつ、扉内の給電コードと扉用通電ユニットの通電コードとの結線をすることができるという利点がある。また扉(D)を枠(W)に取り付ける前であっても、枠(W)に枠側ケース(1)を取り付けておくことができるとう利点がある。
しかしながら、特許文献2の図3の(a)及び段落0011には、「電源用コネクターを設けた枠側配線部を扉側ケース内或いは扉内に収納しておくことができる」という記載があるものの、前記枠側配線部が、例えばコイルバネ状の保護部材に被覆されている場合には、該保護部材が弾性変位する部材であることから、実質上図3の(b)に示すように扉側ケース(2)から解放状態に食み出るという問題点があった。また施工現場に於いて、電源用コネクター(42)を枠側ケース(1)側の給電コードとコネクター手段を介して結線をする場合、図6及び図7で示すように保護部材を貫通している枠側配線部(通電ケーブルの同軸の被覆チューブ)を保護部材(33)から所要量枠側ケース(1)側に引き抜き、その後、前記引き抜きいた通電ケーブルの同軸の被覆チューブを枠側ケース(1)の上端部に形成した挿通孔に挿通させ、然る後に前記被覆チューブから出ている複数本(例えば4本)の信号線の先端部に設けた電源用コネクター(42)と枠側の給電コードのコネクターを結線する必要があるので、結線が容易でないという問題点があった(符号は特許文献2のもの)。
実公平3−17417号公報 特許第4013008号公報
本願発明の主たる目的は、運搬時、扉側ケースに通電ケーブルを包む保護部材を収納することができるという特許文献2の利点を生かしつつ、該特許文献2の問題点を解消することである。すなわち、扉の製作工場から扉を施工現場へと運搬するとき、或いは扉とは別体に扉側ケースを運搬するとき、通電ケーブルを包む保護部材を略完全に扉側ケースの収納部に収納し、かつ、該保護部材が可撓性チューブ或いはコイルバネ状の弾性体であっても、その自由端部(可動端部)を扉側ケース内に確実に固定することができることである。本願発明の第2の目的は、施工現場に於いて、扉側ケース内に固定されている保護部材の自由端部を簡単に取り外し、かつ、枠側ケース内に位置付けられている電源側給電コードのコネクターとの接続(結線)を極めて容易に行うことができることである。さらに、付随的な目的として、保護部材の自由端部が扉側ケースに取外し可能に固定される脱着部材から外れないこと、扉側ケースに一体的に取付けられた保護部材の固定端が上下方向にずれないこと等である。さらに、付随的な目的として、施工現場で結線した後、扉側ケース内に位置するコネクター手段が脱着部材にカバーされることである。
本発明の通電ユニットは、扉用通電ユニットの扉側ケースと枠用通電ユニットの枠側ケースとの間でコネクター手段を介して結線される通電ケーブルを包む保護部材が、前記扉側ケースと前記枠側ケースの間で略U字形状を形成するように懸垂される通電ユニットであって、前記扉用通電ユニットは、前記扉側ケースと、前記通電ケーブルを包む保護部材と、該保護部材の自由端部に一体的に設けられた脱着部材及び前記通電ケーブルの他端部に一体的に取付けられた一方のコネクターとで構成され、前記保護部材は、その固定端が前記扉側ケースの一側開口の反対側の他側壁の外壁面側で少なくとも一つの第1固定手段を介して固定され、一方、前記自由端部は前記他側壁の内壁面側で第2固定手段を介して取外し可能に固定されていることを特徴とする。
上記構成に於いて、保護部材は、所定長のコイルバネ状の弾性体であることを特徴とする。また脱着部材は、嵌合板と、該嵌合板に略直交するように所定間隔を有して突設された左右一対の対向保持板とを有し、前記保護部材の自由端部は、前記所定間隔に入り込み、かつ、前記対向保持板の突起部分に保持されていることを特徴とする。さらに、脱着部材の嵌合板には、左右一対の対向保持板よりも上位に位置し、かつ、コネクター手段を構成する一方のコネクターを保持する左右一対の弾性保持片が設けられていることを特徴とする。加えて、枠用通電ユニットは、枠側ケースと、前記枠側ケースの挿通孔を介して該枠側ケース内に導入された枠側給電コード側の他方のコネクターとから成り、前記枠側ケースの収納部内には、脱着部材と係脱する左右の弾性片が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の通電ユニットの結線方法は、扉用通電ユニットを構成する扉側ケースの上端部に、その一端部を、第1固定手段を介して固定し、一方、その他端部と一体の脱着部材を扉側ケースの上部側収納部内に設けられた第2固定手段に取外し可能に固定して通電ケーブルを包む保護部材の略全てを前記扉側ケースに収納する保護部材収納工程と、前記扉側ケースの一側開口から脱着部材を引き出す脱着部材引出工程と、前記脱着部材に設けられた一方のコネクターと枠用通電ユニットを構成する枠側ケースの電源側給電コードの他方のコネクターとを結線するコネクター手段接続工程と、然る後に、前記脱着部材を前記枠側ケースの収納部内に設けた枠側固定手段に固定する脱着部材固定工程を備え、前記脱着部材固定工程により、前記保護部材18は扉側ケース11と枠側ケース41に略U字形状に懸垂された状態となることを特徴とする。
上記構成に於いて、前記脱着部材の一側面に取付けられた保護部材の自由端部、前記一側面に取付けられた通電ケーブル側の引出しコネクター及び該引出しコネクターに接続する前記枠側給電コード側の他方のコネクターが、前記枠側ケースの収納部内に収まった状態で、該脱着部材が前記左右の弾性片に係合することを特徴とする。また、コネクター手段接続工程の際、少なくとも一方のコネクターの上端部側を脱着部材の一側から離した状態にして該一方のコネ。クターに枠側ケースの他方のコネクターを接続することを特徴とする。
(a)独立請求項(請求項1、請求項7)に記載の発明は、運搬時、扉側ケースに通電ケーブルを包む保護部材を収納することができるという特許文献2の利点を生かしつつ、該特許文献2の問題点を解消することができる。すなわち、扉の製作工場から扉を施工現場へと運搬するとき、或いは扉とは別体に扉側ケースを運搬するとき、通電ケーブルを包む保護部材が扉側ケースから食み出ないように確実に該扉側ケースに固定し、例えば該保護部材がコイルバネ状の弾性体であっても、問題がないことである。また施工現場に於いて、扉側ケース内に固定されている保護部材の自由端部を、脱着部材を介して簡単に取り外し、かつ、枠側ケース側の電源側給電コードのコネクターとの接続を容易に行うことができる
(b)請求項2に記載の発明は、保護部材の固定端と他端部(自由端部)を確実かつ容易に連結することができる。付言すると、保護部材の自由端部が扉側ケースに取外し可能に固定される脱着部材から外れない。
(c)請求項3に記載の発明は、脱着部材は、縦長状嵌合板と、該縦長状嵌合板に略直交するように所定間隔を有して突設された左右一対の対向保持板とを有し、前記保護部材の自由端部は、前記所定間隔に入り込み、かつ、前記対向保持板の突起部分に挟持された状態で保持されているので、結線の際、脱着部材を握って引っ張っても、脱着部材から外れない。
(d)請求項4に記載の発明は、脱着部材の縦長状嵌合板には、左右一対の対向保持板よりも上位に位置し、かつ、コネクター手段を構成する一方のコネクターを保持する左右一対の弾性保持片が設けられているので、該弾性保持片の弾性変位を利用して前記一方のコネクターの上端部を指で手前側に若干起こすことができる。したがって、他のコネクターとの接続が容易となる。
(e)請求項5に記載の発明は、枠用通電ユニットは、枠側ケースと、前記枠側ケースの上端部の挿通孔を介して該枠側ケース内に導入された枠側給電コード側の他方のコネクターとから成り、前記枠側ケースの収納部内には、脱着部材と係脱する左右の弾性片が設けられているので、扉側ケース内に固定されている保護部材の自由端部を簡単に取り外し、かつ、枠側ケース内に位置付けられている電源側給電コードのコネクターとの接続を容易に行うことができる。この場合に於いて、枠側ケース内の前記コネクターを該枠側ケースの一側開口から引き出すことができる実施形態の場合には、より一層、電源側給電コードのコネクターとの接続を容易に行うことができる。
(f)請求項6及び請求項8に記載の発明は、枠側ケースの収納部内にコネクター手段が隠れた状態で収まるように、裏返し状態の脱着部材が枠側固定手段に固定される(例えば左右の弾性片に係合する)ので、コネクター手段を保護することができる。
(g)請求項に記載の発明は、コネクター手段接続工程の際、少なくとも一方のコネクターの上端部側を脱着部材の一側表面から離した状態にして該一方のコネクターに枠側ケースの他方のコネクターを接続するので、極めて結線が容易である。
図1は本実施形態の使用状態における全体の環境を示す概略説明図で、図2乃至図16は、本発明の主要部である扉用通電ユニットAの構成を示す各説明図である。図17乃至図24は、本発明の扉用通電ユニットAと組み合わせる枠用通電ユニットBの構成を示す各説明図である(枠用通電ユニットBは加味的要件である)。
本実施形態の使用状態における全体の環境を示す概略説明図。 施工現場に於いて、第1コネクター手段8(引出しコネクター13と枠側の給電コネクター14)の結線態様の概略説明図。 扉用通電ユニットAの正面視側からの斜視図。 扉用通電ユニットAの背面視側からの斜視図。 本実施形態の主要部を示す一部概略断面説明図。 脱着部材12が内側支持部22に固定的に支持され、通電ケーブルaを被覆した保護部材18が扉側ケース11に略収納された状態の正面図。 図6に於いて、脱着部材12と、保護部材18の一部を省略し、要部(内側支持部22)を示す正面図。 保護部材18の他端部18aが外側支持部21に固定的に支持されている状態の背面図。 外側支持部21を示す説明図。 内側支持部22を示す説明図。 脱着部材12に保護部材18の他端部18bを固定的に取付けると共に引出しコネクター13を支持した状態の正面視からの斜視図。 図11に於いて、背面視からの斜視図。 脱着部材12の正面図。 扉側ケース11の外側支持部21に保護部材18の一端部(固定端部)18aを固定すると共に、その内側支持部22に脱着部材12を固定的にセットした概略横断面説明図。 扉側ケース11の内側支持部22に脱着部材12を固定的に係着した正面図。 図15に於いて、左側面視からの一部概略断面説明図。 枠用通電ユニットBの正面視側からの斜視図。 枠用通電ユニットBの正面図。 枠用通電ユニットBの背面図。 図18の20−20線拡大端面図。 第1コネクター手段8の結線の一例を示す説明図。 第1コネクター手段8を支持した状態で脱着部材12を枠側ケース41の収納部に入れる状態の説明図。 図22に於いて、脱着部材12を裏返しにした状態で枠側ケース41の固定手段に固定的に取付けた状態の説明図。 枠側ケース41の固定手段に脱着部材12を係着した拡大の概略横断面説明図。 使用状態の扉用通電ユニットAと枠用通電ユニットBの概略断面説明図。 本願の結線方法の発明を示す工程図。 コネクター手段接続工程の際、例えば指で少なくとも一方のコネクターの上端部側を脱着部材の一側表面から離した状態にして該一方のコネクターに枠側ケースの他方のコネクターを接続する概略説明図。
図1は本実施形態の使用状態における全体の環境を示す概略説明図である。図2は本実施形態の主要部を概略的に示し、扉用通電ユニットAの通電ケーブaを枠用通電ユニットBの電源側給電コードbに第1コネクター手段8を介して接続する場合の説明図である。
本発明の建具用通電ユニットは、施工現場に於いて、扉用通電ユニットAを構成する扉側ケース11と、この扉側ケースと対向すると共に、枠用通電ユニットBを構成する枠側ケース41との間でコネクター手段8(13、14)を介して結線される通電ケーブルaを包む保護部材18が、前記扉側ケース11の収納部と前記枠側ケース41の収納部の間で略U字形状を形成するように懸垂される。
そして、前記扉用通電ユニットAは、扉側ケース11と、通電ケーブルaを包む保護部材18と、該保護部材の自由端部18bに一体的に設けられた脱着部材12及び前記通電ケーブルの他端部に一体的に取付けられた一方のコネクター13とで構成され、前記保護部材18は、その固定端18aが前記扉側ケース11の一側開口の反対側の他側壁の外壁面側で少なくとも一つの第1固定手段21を介して固定され、一方、前記自由端部は前記他側壁の内壁面側で第2固定手段22を介して取外し可能に固定されている。
そこで、図1乃至図16を参照にして、扉用通電ユニットAの具体的な構成を説明する。まず、図1及び図2に於いて、1は扉用枠(以下、「枠」という)、2は吊り元端部(支持される側の側端部)2aが上下1対の吊金具(例えば蝶番)3を介して前記枠1に水平回転可能に取付けられる扉、4は扉2の自由端部2bに固定的に配設された電気錠、Aは扉の吊り元端部2aの上端部寄りの部位に形成した開口にその扉側ケース11が略嵌め込まれた扉用通電ユニット、一方、Bは前記扉用通電ユニットAの扉側ケース11と対応するようにその枠側ケース41が枠1の横向き凹に略嵌め込まれる枠用通電ユニット、そして、7は扉以外の場所に配設された電源装置(電源、操作盤、制御盤など)である。
前記電源装置7は、例えば電源側給電コードb、この電源側給電コードと第1コネクター手段8を介して接離可能に接続すると共に前記扉用通電ユニットAの扉側ケース11及び前記枠用通電ケースBの枠側ケース41の各収納部に略U字形の状態で吊り下げられる通電ケーブル(仲介ケーブル)a、この通電ケーブルaと第2コネクター手段9、扉側給電コードc、第3コネクター手段10をそれぞれ介して前述した電気錠4に接続されている。
図2で示すように、実施形態では、第1コネクター手段8は、扉側ケース11の引出しコネクター13と枠側の給電コネクター14とで構成され、扉用通電ユニットAの扉側ケース11の中から脱着部材12を介して通電ケーブルaの枠側の一部a1を引出し、かつ、前記脱着部材12に外れないように支持された前記引出しコネクター(例えばソケット)13に対して、例えば枠用通電ユニットBの枠側ケース41を構成するフロントケース42から電源側給電コードbの端部に設けられた前記給電コネクター(プラグ)14を若干引き出し、該給電コネクター14を前記引出しコネクター13に差し込むことにより、通電コードaと電源側給電コードbは互いに接続状態となる。
また第2コネクター9は、通電ケーブルaの略全体を被覆する可撓性の保護チューブ或いはコイルバネ状の保護部材18の一端部から扉側ケース11の外に出た通電ケーブルaの上端部に設けられた飛び出しコネクター19と、この飛び出しコネクター19と相互に接続される扉側給電コネクター20とで構成されている。なお、電気錠側の第3コネクター手段10も第2コネクター手段と同様にソケット・プラグ同志が互いに接続されている。
上記枠側の電源側給電コードbと通電ケーブルaを接続する際或いは又飛び出しコネクター19と扉側給電コネクター20を接続する際、例えば図示しない中間ケーブ(複数個のコネクター手段)を用いるか否かは、任意に設計変更する事項であるが、本発明は、例えば上記使用状態の環境に考慮し、建物の建設現場(扉を取付ける施工場所)に於いて、電源側給電コードbと通電ケーブルaの接続(結線)の容易化を図るために、少なくとも扉用通電ユニットAの構成に特徴を持たせ、さらに、扉用通電ユニットAの通電ケーブルaと枠用通電ユニットBの電源側給電コードbを互いに接続する場合における枠用通電ユニットBの構成にも特徴を持たせている。
以下、本発明の第1実施形態の具体的構成を説明する。図2乃至図16は、本発明の主要部である扉用通電ユニットAの構成を示す各説明図である。まず図3は扉用通電ユニットAの正面視側からの斜視図で、この斜視図では扉の開口部に扉用通電ユニットAが嵌装されたとき、通電ケーブルaは、保護部材18及び脱着部材12を介して扉側ケース11の縦長状収納部に略収まっている状態が見える。また図4は扉用通電ユニットAの背面視側からの斜視図で、この斜視図では通電ケーブルaの一部が保護部材18の一端部(固定端部)18aから出た状態と、前記保護部材18の一端部18aが第1固定手段(例えば外側支持部)21に固定的に支持されている状態が見える。
次に図5は本実施形態の主要部を示す一部概略断面説明図である。この図5は、図2の仮想線で示した通電ケーブルaが保護部材18及び脱着部材12を介して固定的に扉側ケース11の縦長状収納部24に収まっていることを示す。また実線で示したように通電ケーブルaを被覆する保護部材18を扉側ケース11から手で引き出すことができることを示している。例えば図3乃至図5で示すように、実施形態の扉用通電ユニットAは、一側面としての前面が開口した縦長状箱体の「扉側ケース11」と、この扉側ケース11にコイルバネ状の保護部材18及び脱着部材12を介して設けられた「通電ケーブルa」とから成る。
この扉用通電ユニットAは、扉の製作工場で予め扉2の吊り元端部2aの開口に略全体が嵌着され、例えば前記扉の製作工場から扉を建物の扉枠に取付ける施工現場へ運搬するとき、前記通電ケーブルaは、扉側ケース11の開口から食み出ない様に前記保護部材18の一端部(固定端部)18aは扉側ケース11の上端部側(上端部寄りの部位も含まれる)の第1固定手段21に固定され、一方、該保護部材18の他端部(可動端部)18bは前記扉側ケース11の上端部側の第2固定手段(例えば内側支持部22)に取外し可能に係脱する脱着部材12を介して支持されている。
実施形態では、前記脱着部材12の一側面(正面)側に引出しコネクター13が一体的に設けられ、該引出しコネクター13は前記脱着部材12を介して扉側ケース11の上端部側の上方収納部23に略収納され、またややU字形状に弾性変位した該保護部材18の略全体が、扉側ケース11の上端部側から下端部(実施形態では底面)にかけて設けられ、かつ上端部側の上方収納部23に連通する下方側収納部24に収納されている。なお、前記引出しコネクター13は「一方のコネクター」であり、これと接続する枠ケース41内に位置付けられた給電コネクター14は「他方のコネクター」である。
しかして、扉側ケース11は通電ケーブルa用の収納体或いは運送体でもあることから、その形態は、通電ケーブルaのややU字形ループ状の変位部分、脱着部材12及び引出しコネクター13の全てを縦長状収納部(上方乃至下方側収納部)23、24に収納することができる大きであり、保護部材18の一端部18aを前述した外側支持部21で支持できる縦長略直方体状の箱体である。
ここで、図5を参照にして、扉側ケース11の外観構成を説明する。扉側ケース11は、その上端部から下端部にかけて段階的に奥行を大きくし、例えば下方の垂直状取付け突片11aに直交する底壁11bの奥行方向の長さは、上方の垂直状取付け突片11cに直交する上壁11dのそれに対して略3倍である。また上端部側には上壁11dから後方に向かって突出すると共に、その上辺が上壁に対して略40度傾斜する第1突壁11eが左側壁の一部を構成し、さらに、前記第1突壁11eの下端には外方向に段部となる水平壁11fが連設し、この水平壁から前記段部に対して上辺が略70度傾斜する第2突壁11gが左側壁の一部を構成している。
したがって、扉側ケース11の左側壁は、全体として、ある種の建物(ビルディング)を彷彿させる外観形状を呈し、下端部側にややU字形ループ状に弾性変位した該保護部材18の略全体を収納することができる構造となっている。なお、扉側ケース11の下端部側の左側壁(右側壁も同様)の下端部側を後方に向かって略横倒れ台形状に形成しても良い。
次に、扉側ケース11の背面側の上端部の一部を斜視で示した図9を参照にして、第1固定手段21の構成を説明する。第1固定手段21は、保護部材18の自由端部18bを引っ張ったとき、反対側の一端部18aが扉側ケース11から外れない、望ましくは下方に「位置ズレ」しないようにする構成である。実施形態では、固定端としての一端部18aが、扉側ケース11の一側開口26の反対側の他側壁27の外壁面27a側で、少なくとも一つの第1固定手段21を介して固定されている。一つの第1固定手段21は、扉側ケース11の背面の段部11f及び左右一対の第1突壁11eに連設する垂直の前記他側壁27の下部に亘って形成された固定端用挿通孔と連通する外向き嵌合凹所を形成する対向壁部分である。この対向壁部分の上端部の対向縁が水平方向に若干爪状に突出し、この爪状突起縁部28が実質的に弾性体としてのコイルバネ状保護部材の一端部18aに入り込み、該一端部18aが確実に支持されている。
実施形態では、他側壁27の略中央部に相当する前記爪状突起縁部28の直ぐ上方の部位に左右一対の小さな窓29が形成されており、図14で示すように、これらの小さな窓29を介してリング状の締付け部材(別の第1固定手段)21でもってさらに一端部18aが固定されている。
したがって、第1固定手段21は、扉側ケース11の他側壁27の外壁面27a側に一体的に形成した外側支持部(固定部)21でも良いし、また、前記外側支持部とは別の固定手段21であっても良いし、実施形態の如く、第1固定手段21は複数であっても良い。
次に、扉側ケース11の上方収納部23を形成する該扉側ケース11の内壁を斜視で示した図10を参照にして、脱着部材12用の第2固定手段22を説明する。前記脱着部材12の自由端部18bは、扉側ケース11の他側壁27の内壁面27b側に形成された左右の弾性係合片、前記内壁面27bに形成されたビス用固定孔、前記内壁面27bと直交する対向内壁面等を任意に選択し、単数又は複数の第2固定手段22とすることができる。
実施形態では、例えば第2固定手段22としての内側支持部22は、上述した左右一対の小さな窓29付近に前記他側壁27の内壁面27bの左右部位から一側開口26に向かって略水平状態に延びると共に、先端部の内面が山形、弧状等に適宜に膨らんだ左右一対の弾性支持片である。これらの弾性支持片は、その材質自体により、剛質的機能、弾性変位機能及び弾性変位復帰機能を有しているので、脱着部材12の被係合部は着脱自在に前記弾性支持片22に係止され得る。
次に、図11乃至図13を参照にして脱着部材12の構成を説明する。図11は脱着部材12に保護部材18の他端部(可動端部)18bを固定的に取付けると共に引出しコネクター13を支持した状態の正面視からの斜視図、図12は背面視からの斜視図、図13は脱着部材12の正面図である。
例えば図11を参照にすると、脱着部材12は、縦長状嵌合板31と、該縦長状嵌合板31に略直交するように所定間隔32を有して突設された左右一対の対向保持板33とを有し、保護部材18の自由端部18bは、前記所定間隔32に入り込み、かつ、前記対向保持板33の各縁部に水平方向に若干突設された突起部分33a、33aに挟持された状態で保持されている。さらに、実施形態では、合計4本の信号線で構成されせる通電ケーブルaの自由端部が保護部材18の自由端部18bから露出しているので、その露出部分を支持するために、保護部材18の自由端部18bを固定する場合と同様に対向保持板33の間の縦長状嵌合板31の下部側に左右一対の小さな窓34が形成し、これらの小さな窓34を介してリング状或いは紐状の支持部材35でもって露出部分を固定している。
加えて、脱着部材12の縦長状嵌合板31には、左右一対の対向保持板33よりも上位に位置し、かつ、第1コネクター手段8を構成する一方のコネクター13を保持する左右一対の弾性保持片36が設けられている。これらの弾性保持片36も前述した内側支持部(弾性支持片)22と同様に縦長状嵌合板31の幅狭の略中央部の左右部位から一側開口26に向かって略水平状態に延びると共に、先端部の内面が山形、弧状等に適宜に膨らんだ左右一対の係止爪となっている。
なお、弾性保持片36も、その材質自体により、剛質的機能、弾性変位機能及び弾性変位復帰機能を有しているので、一方のコネクター13の下端部側は該弾性保持片36に着脱自在に係止される。したがって、この実施形態では、該弾性保持片36の弾性変位を利用して、前記一方のコネクター13の上端部を指で手前側に若干起こすことができる。
次に、図17乃至図21を参照にして枠用通電ユニットBの特徴事項を簡単に説明する。この枠用通電ユニットBは、本発明の加味的要件なので、特徴事項を簡単に説明する。枠用通電ユニットBは、枠側ケース41と、この枠側ケース41の上端部又は下端部のいずれかに形成された挿通孔43aを介して該枠側ケース41に導入された枠側或いは電源側給電コードbと、この電源側給電コードbの挿入先端部に接続すると共に、第1コネクター手段8を構成する他方のコネクター(給電コネクター)14とから成る。枠側ケース41は、合成樹脂製のフロントケース42と、このフロントケース42を受け入れる金属製のトロヨケ型ベースケース43とから成る。
さて、枠側ケース41の一側開口44は縦長状であり、該一側開口44の大きさは、扉側ケース11の一側開口26と略同一である。扉側ケース11は前述したように扉2に取付けられ、一方、枠側ケース41は枠1に取付けられるが、両者の一側開口26、44は互いに対向状態と成る。実施形態では、フロントケース42の一側開口44の下端部縁から略中央部縁にかけて一対のガード部45が突設され、この一対のガード部45の対向内壁面に支持されるようにしてU字形状の保護部材18の略半分が枠側ケース41の下部側収納部46に入り込む。フロントケース42は前記下部側収納部46に連通する上部側収納部47を有し、この上部側収納部47の幅は、脱着部材12の縦長状の嵌合板の大きさを考慮し、前記下部側収納部46よりも大きい。
しかして、枠側ケース41を構成するフロントケース42の上部側収納部47内に脱着部材12の中央部に形成した単数又は複数の係合部或いは被係合部と係脱可能な左右の弾性片48が突出形成されている。これらの弾性片48は略矩形状の係合板或いは嵌合板であり、その材質自体により、剛質的機能、弾性変位機能及び弾性変位復帰機能を有し、一側開口44に延びる突出先端部の内面には係止爪48aが設けられている。
図21乃至図25は、扉用通電ユニットAの通電ケーブaを枠用通電ユニットBの電源側給電コードbに第1コネクター手段8を介して接続する場合の各説明図である。詳しくは、図21は第1コネクター手段8(扉側の引出しコネクター13と枠側の給電コネクター14)の結線の一例を示す説明図、図22は図21に於いて、第1コネクター手段8を支持した状態で脱着部材12を枠側ケース41の収納部に入れる状態の説明図、図23は図22に於いて、脱着部材12を裏返しにした状態で枠側ケース41の固定手段(固定部としての一対の弾性片48)に固定的に取付けた状態の説明図である。これらの図から明らかなように、前記結線方法に於いて、枠側ケース41の収納部内に第1コネクター手段8が隠れた状態で収まるように、裏返し状態の脱着部材12が枠側ケース41の左右一対の固定手段(弾性片48)に係合状態に支持されている。
最後に、図26を参照にして本願の建具用通電ユニットを用いた結線方法を説明する。本願の建具用通電ユニットの結線方法は、施工現場で、扉2に設けられた扉用通電ユニットAの扉側ケース11の通電ケーブルaの先端部に設けられた一方のコネクター(実施形態では引出しコネクター13)と、枠1に設けられた枠用通電ユニットの枠側ケース41の給電コード(実施形態では電源側給電コード)bの他方のコネクター(実施形態では給電コネクター)14とを結線することを前提とする。
そこで、実施形態では、好ましくは特許文献1の利点を生かすために、扉の製作工場に於いて、予め扉2の開口に前記扉側ケース11を嵌め込み、かつ、扉内の給電コードcと扉用通電ユニットAの通電ケーブルaとの結線をする。したがって、扉用通電ユニットAは予め扉2に設けられた状態で施工現場まで運ばれ、その状態で枠1の開口部(出入り口)に開閉自在に取付けられる。もちろん、扉の製作工場で予め扉用通電ユニットAを扉2に嵌め込まず、扉用通電ユニットAと枠用通電ユニットBをセットにした状態で施工現場へと運んでも良い。このような場合には、施工現場で扉用通電ユニットAを扉2の開口に嵌め込む必要がある。
そこで、S1は保護部材収納工程である。保護部材18は、その固定端部18aの固定の容易性、他端部18bの引き出しの容易性等を考慮して、所定長のコイルバネ状の弾性体を用いている。この弾性体としての保護部材18は、通電ケーブルaの略全体をU字形状に包んでいる。
しかして、この保護部材収納工程S1では、扉用通電ユニットAを構成する扉側ケース11の上端部(実施形態では扉側ケースの一側開口の反対側の他側壁の外壁面側)に、その一端部18aを第1固定手段(実施形態では扉側ケースに形成された外側支持部)21を介して固定し、一方、その他端部18bと一体の脱着部材12を扉側ケース11の上部側収納部23内(実施形態では前記他側壁の内壁面側)に設けられた第2固定手段(実施形態では扉側ケースに形成された内側支持部)22に取外し可能に固定し、前記弾性体としての保護部材18を縮まったU字形状に形成して該保護部材18の略全てを扉側ケース11に収納する。
次に、S2は脱着部材12を扉側ケース11の一側開口から引き出す脱着部材引出工程である。脱着部材12は、前述したように、嵌合板31と、該嵌合板に略直交するように所定間隔32を有して突設された左右一対の対向保持板33とを有し、保護部材18の他端部(自由端部)18bは、前記所定間隔32に入り込み、かつ、前記対向保持板33の突起部分に保持されている。
しかして、この脱着部材引出工程S2では、脱着部材12を第2固定手段(内側支持部)22から指で摘まむようにして取り外し、そのまま扉側ケース11の一側開口から引き出す。そうすると、一方のコネクター(引出しコネクター)13と共に保護部材18の他端部(自由端部)18bが外方向に出る。
次に、S3は一方のコネクター13と枠用通電ユニットBを構成する枠側ケース41の電源側給電コードbの他方のコネクター(給電コネクター)14とを結線するコネクター手段接続工程である。このコネクター手段接続工程S3では、枠側ケース41の挿通孔43aを介して該枠側ケース41に導入された前記給電コードbの挿入先端部に前記他方のコネクター14が設けられているので、該他方のコネクター14を枠側ケース41の一側開口44から所要量引き出し、両方のコネクター13、14同士を互に接続する。
然る後に脱着部材固定工程S4がある。この脱着部材固定工程S4では、保護部材18の他端部18bと一体の脱着部材12を枠側固定手段(実施形態では脱着部材と係脱する左右の弾性片)48に固定し、前記保護部材18を扉側ケース11と枠側ケース41の間で略U字形状を形成するように懸垂する。この脱着部材固定工程S4では、望ましくは、枠側ケース41の収納部内にコネクター手段が隠れた状態で収まるように、裏返し状態の脱着部材12が左右の弾性片48に係合する。
付言すると、実施形態の所定形状の脱着部材12は、例えば図5を参照にすると、扉側ケース11の一側開口26の反対側の他側壁27の収納部24を形成する垂直の内壁面27bと対向する他側面と、この他側面の反対側に相当する一側開口26側の一側面とを有し、前記一側面に保護部材18の自由端部18b及び第1コネクター手段8を構成する引出しコネクター13が取り付けられているが、この結線方法では、前記脱着部材の一側面に取付けられた保護部材の自由端部、前記一側面に取付けられた通電ケーブル側の引出しコネクター及び該引出しコネクターに接続する前記枠側給電コード側の他方のコネクターが、前記枠側ケースの収納部内に収まった状態で、該脱着部材が前記左右の弾性片に係合する。実施形態の脱着部材固定工程S4では、図25及び図26で示すように前記脱着部材12が左右の弾性片48に係合する。
付言すると、この脱着部材固定工程S4では、前記脱着部材12を前記枠側ケースの収納部内に設けた枠側固定手段(弾性片)48に固定すると、前記保護部材18は、扉側ケース11と枠側ケース41に略U字形状に懸垂された状態となる。
なお、図27は、コネクター手段接続工程の際、例えば指で少なくとも一方のコネクター13の上端部側を脱着部材の一側表面から離した状態にして該一方のコネクターに枠側ケースの他方のコネクター14を接続する概略説明図である。付言すると、一方のコネクター13は脱着部材12の一側表面に対して係脱自在、傾倒自在、取外し自在等の可動体であり、例えば指でコネクター13の上端部を摘まみ、或いは指をコネクター13の上端部に引っ掛け、該コネクター13を傾倒させて他方のコネクター14を接続すると、極めて容易に結線することができる。
本発明は、扉に取り付けて使用する電気錠等の電気機器へ枠側にある制御盤等の電源装置から作動電力を供給するための配線用器具、いわゆる建具用通電ユニットとして利用することができる。
A…扉用通電ユニット、
B…枠用通電ユニット、
a…通電ケーブル、
b…電源側給電コード、
1…扉用枠(枠)、
2…扉、
3…吊金具、
4…電気錠、
7…電源装置、
8…第1コネクター手段、
9…第2コネクター手段、
10…第3コネクター手段、
11…扉側ケース、
12…脱着部材、
13…引出しコネクター、
14…給電コネクター、
18…保護部材、
18a…固定端、
18b…自由端、
21…第1固定手段(外側支持部)、
22…第2固定手段(内側支持部)、
23、24、46、47…収納部、
26、44…一側開口、
27…他側壁、
31…嵌合板、
32…所定間隔、
33…対向保持板、
33a…突起部分、
36…弾性保持片、
48…左右の弾性片、
S1…保護部材収納工程、
S2…脱着部材引出工程、
S3…コネクター手段接続工程、
S4…脱着部材固定工程。

Claims (9)

  1. 扉用通電ユニットの扉側ケースと枠用通電ユニットの枠側ケースとの間でコネクター手段を介して結線される通電ケーブルを包む保護部材が、前記扉側ケースと前記枠側ケースの間で略U字形状を形成するように懸垂される通電ユニットであって、
    前記扉用通電ユニットは、前記扉側ケースと、前記通電ケーブルを包む保護部材と、該保護部材の自由端部に一体的に設けられた脱着部材及び前記通電ケーブルの他端部に一体的に取付けられた一方のコネクターとで構成され、前記保護部材は、その固定端が前記扉側ケースの一側開口の反対側の他側壁の外壁面側で少なくとも一つの第1固定手段を介して固定され、一方、前記自由端部は前記他側壁の内壁面側で第2固定手段を介して取外し可能に固定されている通電ユニット。
  2. 請求項1に於いて、保護部材は、所定長のコイルバネ状の弾性体であることを特徴とする通電ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、脱着部材は、嵌合板と、該嵌合板に略直交するように所定間隔を有して突設された左右一対の対向保持板を有し、前記保護部材の自由端部は、前記所定間隔に入り込み、かつ、前記対向保持板の突起部分に保持されていることを特徴とする通電ユニット。
  4. 請求項3に於いて、脱着部材の嵌合板には、左右一対の対向保持板よりも上位に位置し、かつ、コネクター手段を構成する一方のコネクターを保持する左右一対の弾性保持片が設けられていることを特徴とする通電ユニット。
  5. 請求項1に於いて、枠用通電ユニットは、枠側ケースと、前記枠側ケースの挿通孔を介して該枠側ケース内に導入された枠側給電コード側の他方のコネクターとから成り、前記枠側ケースの収納部内には、脱着部材と係脱する左右の弾性片が設けられていることを特徴とする通電ユニット。
  6. 請求項5に於いて、前記脱着部材の一側面に取付けられた保護部材の自由端部、前記一側面に取付けられた通電ケーブル側の引出しコネクター及び該引出しコネクターに接続する前記枠側給電コード側の他方のコネクターが、前記枠側ケースの収納部内に収まった状態で、該脱着部材が前記左右の弾性片に係合することを特徴とする通電ユニット。
  7. 扉用通電ユニットを構成する扉側ケースの上端部に、その一端部を、第1固定手段を介して固定し、一方、その他端部と一体の脱着部材を扉側ケースの上部側収納部内に設けられた第2固定手段に取外し可能に固定して通電ケーブルを包む保護部材の略全てを前記扉側ケースに収納する保護部材収納工程と、前記扉側ケースの一側開口から脱着部材を引き出す脱着部材引出工程と、前記脱着部材に設けられた一方のコネクターと枠用通電ユニットを構成する枠側ケースの電源側給電コードの他方のコネクターとを結線するコネクター手段接続工程と、然る後に、前記脱着部材を前記枠側ケースの収納部内に設けた枠側固定手段に固定する脱着部材固定工程を備え、前記脱着部材固定工程により、前記保護部材18は扉側ケース11と枠側ケース41に略U字形状に懸垂された状態となる通電ユニットの結線方法。
  8. 請求項7に於いて、前記脱着部材の一側面に取付けられた保護部材の自由端部、前記一側面に取付けられた通電ケーブル側の引出しコネクター及び該引出しコネクターに接続する前記枠側給電コード側の他方のコネクターが、前記枠側ケースの収納部内に収まった状態で、該脱着部材が前記左右の弾性片に係合することを特徴とする通電ユニットの結線方法。
  9. 請求項7に於いて、コネクター手段接続工程の際、少なくとも一方のコネクターの上端部側を脱着部材の一側から離した状態にして該一方のコネクターに枠側ケースの他方のコネクターを接続することを特徴とする通電ユニットの結線方法。
JP2016069916A 2016-03-31 2016-03-31 通電ユニット及び該通電ユニットの結線方法 Active JP6717635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069916A JP6717635B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 通電ユニット及び該通電ユニットの結線方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069916A JP6717635B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 通電ユニット及び該通電ユニットの結線方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017179938A JP2017179938A (ja) 2017-10-05
JP6717635B2 true JP6717635B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=60005676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016069916A Active JP6717635B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 通電ユニット及び該通電ユニットの結線方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6717635B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017179938A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6457207B2 (ja) 電気接続部を有するコンシールドドアヒンジ
JP4895037B2 (ja) 誘導灯
JP5662199B2 (ja) 電子機器収容台およびそれを備えるキャビネット
KR101629896B1 (ko) 태블릿pc 충전용 수납대 및 이를 이용한 태블릿pc 충전용 수납함
US7124471B2 (en) Hidden hinge
JP5934579B2 (ja) 電気自動車充電コンセント装置
JP5914848B2 (ja) 充電ボックス
JP6717635B2 (ja) 通電ユニット及び該通電ユニットの結線方法
JP2014124457A (ja) 配線機能付きテーブル
JP6854622B2 (ja) 情報分電盤用箱体
JP6249562B2 (ja) 電気自動車用充電キャビネット
JP6745693B2 (ja) 電気自動車充放電装置
JP5699278B2 (ja) 電気車両用充電設備
JP6074718B2 (ja) 車両用電源供給装置及び充電スタンド
KR101945936B1 (ko) 공동주택용 전력케이블 트레이
JP3916962B2 (ja) 電動工具の収納ケース
JP2012100387A (ja) 電気自動車用充電キャビネットにおける漏電遮断リレー収納ボックスの保持構造
JP2012204707A (ja) 電気機器収納用箱の基台構造
JP2012238419A (ja) コンセント
JP2015208090A (ja) 充電スタンド
KR101676845B1 (ko) 라벨창 고정구가 구비되는 배선닥트
KR101165199B1 (ko) 도난 방지 구조를 갖는 책상 부착형 컴퓨터 본체 보관함
JPH0724135U (ja) 机における配線ダクトの支持構造
JP6906849B2 (ja) 分電盤
JP2018206540A (ja) 車載用の電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160614

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6717635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250