JP6717472B2 - 車両ルーフ用カバーを備えた装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ルーフ用カバーを備えた装置に関し、特にスポイラルーフと称されるもの用の装置に関する。
車両ルーフ用カバーを備えたこの種類の装置は、開放の目的で、例えば、始めにカバーをその後方領域においてルーフ開口の閉鎖の閉鎖位置から上昇機構により上昇させ、その後、前記カバーを後方に向かって開放位置へと変位させるように働く。
独国特許第102014109698号公報
車両ルーフ用カバーを備えた装置を特定することが望ましく、車両ルーフ用カバーは単純かつ安全な設計を可能にする。
本発明の1実施形態によれば、装置は車両ルーフ用カバーを有する。装置はガイドレールを有する。ガイドレールは車両長手方向に沿って延びる。装置は上昇ロッドを有する。上昇ロッドはガイドレールに対して、車両長手方向に沿って変位可能である。装置は、車両長手方向に対する後方上昇レバーを有する。後方上昇レバーはカバーに枢動可能に連結される。上昇レバーは、ガイドレールに対して適所に固定されている第1溝付きリンク内を、第1ガイド要素でもって案内される。上昇レバーは、ガイドレールに対して適所に固定されている第2溝付きリンク内を、第2ガイド要素でもって案内される。上昇レバーは、ガイドレールに対して適所に固定されている第3溝付きリンク内を、第3ガイド要素でもって案内される。上昇レバーは上昇ロッドに連結される。上昇ロッドと上昇レバーとは、回転軸受によって互いに連結される。
ガイド要素とそれぞれの溝付きリンクとによって上昇レバーと上昇ロッドとの間を接続することで、例えばカバー上のシールによって存在する圧力により誘発される、又は外的影響、例えば風荷重により誘発される、カバーへの荷重の急激な変化を回避することが可能になる。荷重の変化は、例えばカバー上の予備応力によっても引き起こされる。Z方向(垂直)におけるカバーの予備応力は、カバーが開放される際、制御されたやり方で散逸する。従って、荷重の変化により引き起こされる衝撃音を低減することができる。従って騒音放射が低減される。
Z方向における予備応力は、通例、上昇レバーの突然の降下につながることがあり、その結果として上昇ロッドに振動が伝達される。上昇ロッドは作動レバーと称されることもある。この振動が可聴雑音を引き起こすことがある。
特に本願によれば、上昇ロッドが、上昇レバーと第1ガイド要素とに回転軸受により接続されるため、荷重の急激な変化が非常に大幅に防止され、第1ガイド要素は、第1溝付きリンク内を案内される。従って、通例設けられるゴム製のブレーキ等の付加的な要素を無しで済ますことも可能である。カバー後縁でのZ許容値をまず補償し、第1溝付きリンクの勾配を同じケーブル長でもって充分に平坦であるよう構成できるようにするために、上昇レバーは、第3溝付きリンク内を、第3ガイド要素でもって案内されるのであり、従って、ガイドレールに対して変位可能である。
特にカバーの開閉中、第1ガイド要素は、第1溝付きリンク内を一時的に案内され、そして溝付きリンクの外側に一時的に配置される。第1ガイド要素は、カバーの閉鎖位置から出発して始めに第1溝付きリンク内を案内され、上昇レバーが少なくとも部分的に枢動された後、第1溝付きリンクを離れる。
上昇レバーがガイドレールに対して、第3ガイド要素により規定される回転軸の周りを枢動する間、上昇レバーはガイドレールに対して、車両長手方向に沿って更に変位する。上昇レバーがガイドレールに対して枢動する間、上昇レバーの第3ガイド要素により規定される回転軸が、ガイドレールに対して変位する。
複数の実施形態によれば、第1溝付きリンクは、第1溝付きリンクとガイドレールの基部との間の距離が、或る区域において、車両長手方向において後方に向かって増加するプロフィルを有する。従って、穏やかに上昇する溝付きリンクが形成され、この溝付きリンクにより、例えばシール圧力に起因したZ方向の予備応力に抗する、信頼できる対向力が可能になる。従って、荷重の急激な変化を防止することができる。従って更に、カバーをシールと反対の閉鎖位置へも確実に移動できるように、カバーの閉鎖中は第1溝付きリンクによってZ方向と反対の力をレバーに及ぼすことが可能である。
複数の実施形態によれば、第2溝付きリンクは、始めに車両長手方向において後方に向かって車両長手方向と同じ方向に延び、その後、車両長手方向に対して斜めに延びるプロフィルを有する。第2溝付きリンクと第2ガイド要素とにより、カバーが開放されている際に、上昇レバーを車両長手方向に沿ってロックすることが可能になる。
1実施形態によれば、第3溝付きリンクは、車両長手方向と同じ方向に延びるプロフィルを有する。第3溝付きリンクにより、枢動中に上昇レバーがガイドレールに沿って移動することが可能になる。特に第3溝付きリンクは、車両長手方向における後方止めを有する。後方止めは、第3ガイド要素が車両長手方向に移動するのを限定する。従って、第3ガイド要素が並進変位するための限定された経路が規定される。
上昇レバーは、開放位置へカバーと共に移動するのではない。カバーは、上昇レバーが外方へ枢動した後に上昇レバーに対して変位可能である。上昇レバーは、特に、カバー後縁が換気位置になるように又は換気位置から閉鎖位置へと枢動する間にのみ、ガイドレールに沿って移動する。換気位置から開放位置に、又は開放位置から換気位置に移動する間、上昇レバーはガイドレールに対する固定位置において保持され、カバーが上昇レバー及びガイドレールに対して移動する。
特に開放位置と換気位置との間の移動中、上昇レバーは、ガイドレール上の固定位置において、第2及び第3ガイド要素により保持される。カバーは、特に、スポイラルーフと称されるやり方で移動する。
複数の実施形態によれば、上昇レバーは連結要素によってカバーに枢動可能に連結される。上昇レバーは、第1端部と、対向する第2端部とを有する。第1端部に連結要素が配置される。第2端部に第2及び第3ガイド要素が配置される。
複数の実施形態によれば、回転軸受の回転軸と第1ガイド要素の長手方向軸とは同一である。上昇レバーは、第1ガイド要素が形成されてもいる地点にて上昇ロッドに連結される。従って、上昇ロッドも第1溝付きリンク内を案内される。更に、特に上昇ロッドに溝付きトラックを設ける必要はない。
複数の実施形態によれば、上昇ロッドはガイドレールに対して枢動可能である。上昇レバーの枢動中、上昇ロッドは、上昇レバーにそれでもって連結される一端にて、Z方向への移動に追従する。
更なる実施形態によれば、装置は中間レバーを有する。中間レバーは、一端にて、上昇ロッドに回転可能に連結される。中間レバーは、反対端により、回転軸受上で上昇レバーに連結される。従って、ガイドレールに沿った移動中には上昇ロッドを枢動せずに、この上昇ロッドを、スライダを用いてガイドレールに沿って案内することが可能である。上昇レバーの枢動中、中間レバーはZ移動に追従する。
本発明によれば、車両ルーフ用カバーは単純かつ安全な設計を可能にする。
以下で図と合わせて説明する例から、更なる利点、特徴、及び発展態様が現われる。ここに、同じ参照符号を付した、同一な、同様の、及び等しく作用する要素を提供することができる。
例示的な実施形態による車両の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。 例示的な実施形態による装置の略図を示す。
図1は、モータ車両100の略図を示す。モータ車両は車両ルーフ103を有する。車両ルーフ103内に、ルーフ開口126が形成される。ルーフ開口126は、変位可能なカバー102によって、任意で閉鎖可能であり、あるいは、少なくとも部分的に開くことができる。カバー102は、スポイラルーフと称されるものの一部である。カバー102は、車両長手方向Xの方向において後縁127を有する。ルーフ開口を開くために、後縁127が、カバー102の閉鎖位置から出発して、始めにZ方向(垂直方向Z)に上昇する。続いて、カバー102はX方向(車両長手方向X)に沿って変位する。ここで、カバー102は、以下でより詳細に説明するように、後方上昇レバー(単に上昇レバーともいう。)106に対して変位する。従って後縁127は、カバー102が完全に開放している際、スポイラルーフのやり方で、車両ルーフ103上で直接にではなく支持される。スポイラルーフというものが、例えば独国特許第102014109698号に記載されている。
ルーフ開口126の両側に、X軸に沿ってガイドレール104(例えば図2)が配置される。以下で、ルーフ開口126の片側を参照して、本願による装置を説明する。反対側は、これに対応するやり方で構成されている。
図2及び図3は、カバー102の後縁127を昇降させるための装置101を示す。ガイドレール104はX方向に沿って延びる。X方向の後端に、後方上昇レバー106が配置される。車両100における動作準備完了状態のとき、ガイドレール104の後端は、車両リアウインドウの方を向き、フロントガラスから離れる方を向く。
上昇レバー106は上昇ロッド105に接続される。上昇ロッド105は駆動装置(はっきりとは図示しない)に連結される。駆動装置は、例えば、ガイドレール104内を案内されてガイドレール104に対してX方向に沿って変位可能であるキャリッジを含む。キャリッジは、例えば、駆動ケーブルによって電気モータに又は別の駆動装置に接続される。
図2は、閉鎖位置にあるカバー102を示す。図3は、閉鎖位置と比較すると後縁127がZ方向に上昇した換気位置にあるカバー102を示す。
以下に後縁127の上昇を、図4〜図8と合わせて記載することにする。カバー102を閉鎖するための後縁127の下降は、これに対応して、逆のシーケンスで行われる。
上昇レバー106は、第1ガイド要素107、第2ガイド要素109、及び第3ガイド要素111を有する。ガイド要素は各々、例えば溝付きリンク内、及び/又はガイドトラック内を案内できるようなボルト形の設計である。
第1ガイド要素107は第1溝付きリンク108内を案内される。第1溝付きリンク108は、ガイドレール104に対する固定位置において形成される。第1溝付きリンクは、最初はX方向に略一様のやり方で延び、その後、僅かに上昇するやり方で延びるプロフィルを有する。それ故に、第1溝付きリンクのガイドレール104の基部115からの距離114は、X方向において増加する。第3ガイド要素111は第3溝付きリンク112内を案内される。第3溝付きリンク112も同じように、ガイドレール104上の固定位置において形成される。第3溝付きリンク112は、ほぼX方向に沿って延びる。従って、第3溝付きリンク112により、第3ガイド要素111が第3溝付きリンク112内部で並進することが可能になる。第2溝付きリンク110は、第2ガイド要素109を案内するのに役立ち、第2溝付きリンク110もまたガイドトラックとして設計される。第2溝付きリンク110も、ガイドレール104上の固定位置において形成される。上昇ロッド105は、回転軸受113によって上昇レバー106に接続される。図示する例示的な実施形態において、回転軸受113は第1ガイド要素107上に形成される。それ故に、回転軸受113の回転軸120(図8)と第1ガイド要素107の長手方向軸121(図8)とはほぼ一致する。上昇ロッド105も同じように、その後端にて第1溝付きリンク108内を案内される、
上昇ロッド105がX方向に変位する間、上昇レバー106も、同じように、始めにX方向に変位する。このことは、第2溝付きリンク110及び第3溝付きリンク112により可能になる。第1溝付きリンクも、前記移動シーケンスに割り当てられている或る区域では、ほぼX方向に沿って、非常に僅かにのみ上昇するやり方において配向される(図4から図5への並進)。
第1溝付きリンク108は、特に区域116において比較的平坦な設計なのであり、従って、Z方向の力があることで、第1溝付きリンク108内に第1ガイド要素107の閉塞が生じることは一切なく、Z方向の力はシールからカバー102に伝えられる。上昇ロッド105と上昇レバー106との間に回転可能な接続があり、第1ガイド要素107が、位置的に固定された穏やかな第1溝付きリンク108内で案内されることにより、シール圧力によりトリガされる、荷重の急激な変化は低減する。カバー後縁でのZ許容値を補償するために、上昇レバー106は、第3ガイド要素111及び第3溝付きリンク112によって、X方向に沿って変位可能に装着される。Z許容値は、例えば駆動キャリッジでのX許容値により引き起こされる。別法として又は追加として、第1溝付きリンク108をより平坦にすれば、X方向に沿ってより多く進行させることが可能になる。
第1溝付きリンク108は、特に区域116において比較的平坦な設計なのであり、従って、Z方向の力があることで、第1溝付きリンク108内に第1ガイド要素107の閉塞が生じることは一切なく、Z方向の力はシールからカバー102に伝えられる。上昇ロッド105と上昇レバー106との間に回転可能な接続があり、第1ガイド要素107が、位置的に固定された穏やかな溝付きトラック108内で案内されることにより、シール圧力によりトリガされる、荷重の急激な変化は低減する。カバー後縁でのZ許容値を補償するために、上昇レバー106は、第3ガイド要素111及び第3溝付きリンク112によって、X方向に沿って変位可能に装着される。Z許容値は、例えば駆動キャリッジでのX許容値により引き起こされる。別法として又は追加として、溝付きリンク108をより平坦にすれば、X方向に沿ってより多く進行させることが可能になる。
更なる移動シーケンスの間に(図7)、第3ガイド要素は、第3溝付きリンク112の後方止め125に到達する。従って、第3ガイド要素111のX方向におけるX移動が限定される。上昇ロッド105がX方向に移動するおかげで、上昇レバー106が回転軸128の周りで更に枢動され、カバーの後縁127はZ方向へと移動してしまう。第2ガイド要素109は、第2溝付きリンク110の、垂直なトラック区域へと転移されてしまう。従って、図示する枢動位置において、上昇レバー106はX方向に沿ってロックされる。
図8に、カバー102の、最終的な換気位置を示す。上昇レバー106は上方へ完全に枢動されている。ここで、上昇ロッド105もZ方向に、ガイドレール104に対して枢動されている。上昇ロッド105と上昇レバー106とは、互いに対して、回転軸受113の回転軸120の周りで枢動されている。完全に展開した上昇レバー106は第2ガイド要素109及び第3ガイド要素111によって、X方向に沿ってロックされる。続いて、ルーフ開口126を開くために、カバー102がX方向に、上昇レバー106に対して更に変位する。この目的で、上昇レバー106はカバー102に、特にカバーキャリア又はカバーホルダに、連結要素117によって連結される。連結要素117により、カバー102と上昇レバー106との間の相対移動が可能になる。
連結要素117は上昇レバー106の第1端部118に配置される。上昇レバー106の対向する第2端部119には、第2ガイド要素109と第3ガイド要素111とが配置される。連結要素117と、第2ガイド要素109及び第3ガイド要素111との間に、回転軸受113及び第1ガイド要素107が配置される。第1ガイド要素107は、第1端部118と第2端部119との間で、上昇レバー106の中央領域において配置される。
図8に示す換気位置から図4に示す閉鎖位置へとカバーが閉鎖される間に、第1溝付きリンク108と第1ガイド要素107とにより、Z方向と反対の力がカバー102に作用することが可能になる。従ってカバー102は、シールの圧力と反対に、確実に完全に閉鎖することもできる。
図9及び図10は、更なる例示的な実施形態による装置101を示す。この装置は、先に記載した例示的な実施形態にほぼ対応する。先に記載した例示的な実施形態とは対照的に、上昇レバー106は上昇ロッド105に、直接ではなく、むしろ中間レバー122によって接続される。
中間レバー122は第1端部123にて上昇ロッド105に枢動可能に連結される。中間レバー122の、対向する第2端部124は、回転軸受113及び第1ガイド要素107にて上昇レバー106に接続される。従って、X方向に沿った移動中にはガイドレール104に対して上昇ロッド105を枢動しないことが可能である。上昇レバー106の上昇中、中間レバー122のみが枢動される。その他の点において、上昇レバー106が、位置的に固定された溝付きリンク108、110、及び112内を案内されることは、先に記載したものに対応する。
概して、上昇レバー106が3つの溝付きリンク108、110、及び112内を案内されることにより、回転軸受113上で上昇レバー106を上昇ロッド105に、図2〜図8と合わせて記載したように直接、あるいは、図9及び図10と合わせて記載したように間接的に、のいずれかで、回転可能に連結することが可能になる。従って、上昇レバー106に連結するための上昇ロッド105での溝付きトラックは、無しで済ますことができる。ガイドレール104に対する枢動中に上昇レバー106をX方向に沿って変位させることにより、許容値の補償、及び、溝付きリンクの区域116における平坦な勾配が可能になる。
更に、上昇レバー106が上昇ロッド105に、回転軸受113によって連結されるため、ガイドレールを後方領域においてフライス加工することなく製造することが可能である。例えば図8及び図10に示すような上昇レバー106の外方枢動位置のとき、上昇ロッド105はX方向において比較的にほとんど突き出ない。従って後縁127では、上昇ロッド105の、突出する長さ部分のための必要となる構成空間が少なめである。このことにより、構成空間を、例えば、10mmまで増大することが可能になる。それ故にカバー102が完全に開放している状態で、ルーフ開口126を比較的大きく放することが可能である。
上昇ロッド105が上昇レバー106に固定的に接続されて第1溝付きリンク108内を案内されることによって、上昇レバー106の外方枢動中に、荷重が急激に変化することが回避される。更に、上昇ロッド105をZ方向に案内することが可能である。荷重の変化を回避するためのゴム製のブレーキ等の付加的なブレーキ要素を、無しで済ますことができる。更に、上昇ロッドの個別の上昇溝付きリンク、及びこの目的でのレールのフライス加工を無しで済ますことができる。従って、装置101のより単純で信頼できる動作が可能である。

Claims (13)

  1. 車両ルーフ(103)用カバー(102)を備えた装置であって、
    車両長手方向(X)に沿って延びるガイドレール(104)と、
    前記ガイドレール(104)に対して、車両長手方向(X)に沿って変位可能である上昇ロッド(105)と、
    前記カバー(102)の後部に枢動可能に連結され、かつ上昇ロッド(105)に回転軸受(113)を介して連結されていて、カバー(102)の後部を昇降する上昇レバー(106)とを備えており、
    前記上昇レバー(106)は、
    前記ガイドレール(104)に対して固定されている第1溝付きリンク(108)内を案内される第1ガイド要素(107)と、
    前記ガイドレール(104)に対して固定されている第2溝付きリンク(110)内を案内される第2ガイド要素(109)と、
    前記ガイドレール(104)に対して固定されている第3溝付きリンク(112)内を案内される第3ガイド要素(111)とを有することを特徴とする装置。
  2. 前記第1溝付きリンク(108)が、前記第1溝付きリンク(108)と前記ガイドレールの基部(115)との間の上下方向の距離(114)が車両長手方向(X)において後方に向かって増加するプロフィルの上昇区域(116)を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第2溝付きリンク(110)が、始めに、車両長手方向(X)において後方に向かって車両長手方向(X)と同じ方向に延び、その後、車両長手方向(X)に対して斜め下方に延びるプロフィルを有する、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記第3溝付きリンク(112)が、車両長手方向(X)と同じ方向に延びるプロフィルを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記上昇レバー(106)が連結要素(117)によって前記カバー(102)に枢動可能に連結され、
    前記上昇レバー(106)が、一端側の第1端部(118)と、反対端側の第2端部(119)とを有し、
    前記第1端部(118)に前記連結要素(117)が配置され、前記第2端部(119)に前記第2ガイド要素(109)及び前記第3ガイド要素(111)が配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 転軸受(113)の回転軸(120)と前記第1ガイド要素(107)の長手方向軸(121)とが同一である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記上昇ロッド(105)が、前記第1ガイド要素(107)によって前記第1溝付きリンク(108)内を案内される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記上昇ロッド(105)が前記ガイドレール(104)に対して枢動可能である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記第1ガイド要素(107)、前記第2ガイド要素(109)、及び前記第3ガイド要素(111)が各々、ボルト形の設計である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記上昇レバー(106)が前記ガイドレール(104)に対して枢動可能であるとともに工程中に車両長手方向(X)に沿って変位可能であるようなやり方で前記第3ガイド要素(111)及び前記第3溝付きリンク(112)が設計される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 一端(123)にて前記上昇ロッド(105)に回転可能に連結され、反対端(124)にて前記第1ガイド要素(107)の長手方向軸(121)と同一の回転軸(120)の回転軸受(113)上で前記上昇レバー(106)に連結される中間レバー(122)を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記第3ガイド要素(111)が車両長手方向(X)に移動するのを限定するために、前記第3溝付きリンク(112)が前記第3ガイド要素(111)用の後方止め(125)を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記カバー(102)が前記上昇レバー(106)に対して車両長手方向(X)に沿って変位可能である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の装置。
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