JP6715986B1 - ベルト研磨工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】被研磨面に形状変化を生じさせることのない、機械装着が可能なベルト研磨工具を提供する。【解決手段】本体部と、本体部に結合されたシャンク部と、動力発生部と、無端の研磨ベルトと、研磨ベルトを回転可能に支持するとともに、動力発生部より受けた回転動力を研磨ベルトに伝達する駆動ローラと、研磨ベルトを回転可能に支持する第1の従動ローラと、研磨ベルトを回転可能に支持するとともに、研磨時にワークに接触する研磨ベルトの部分を支持する第2の従動ローラである加工ローラと、加工ローラの回転軸線に直交する回動軸線まわりに加工ローラを回動可能に支持する加工ローラ支持部と、を備えるベルト研磨工具。【選択図】図3

Description

本発明は、複数のローラに巻き掛けられて循環回転する無端の研磨ベルトによってワークを研磨するベルト研磨工具に関する。
例えばプラスチック射出成形に用いられる金型の表面、又は真空チャンバ等に設けられる精密なシール面には、機能上あるいは美観の向上のため、通常は、切削加工後に研磨加工が実施される。研磨加工は、殆どの場合、作業者が手持ちの工具を使って手磨きで行われている。この手磨きは、熟練を要するだけでなく作業時間も長時間に及ぶことも多く、そのため、生産リードタイム短縮のネックになっている。
そのような手磨きの問題を解消するため、特許文献1では、マシニングセンタの主軸頭に装着され、かつ自動工具交換も適用されることが可能なベルト研磨工具(磨き加工用工具)が提案されている。
特開2002−18662号公報
通常、研磨加工は、被研磨面の形状を変えることなく面粗度のみを向上させるために行われる。つまり、被研磨面が例えばシール面であればシール面同士が密着できる形状を維持したまま、前工程で用いられたフライスにより生じた刃物マーク等を除去するために利用される。しかしながら、特許文献1のような従来型のベルト研磨工具を工作機械に装着して用いると、被研磨面の面粗度は向上するものの、熟練作業者の手磨きとは異なり、ベルト研磨工具の研磨ベルトと被研磨面との平行度の誤差を逐次検出できず、研磨ベルトの姿勢を被研磨面に倣わすことが困難である。そのため、被研磨面に対して研磨ベルトが平行度の誤差をもった状態で研磨されることとなり、その結果、被研磨面がベルト研磨工具に倣うように削られ、形状変化が生じることがあった。これにより、フライス加工により達成されていた形状が損なわれ、被研磨面がなすシール面同士の密着ができずシール性が損なわれることがあった。金型の場合も、フライス加工で得られた金型の形状が、従来型のベルト研磨工具によって形状変化し、金型に形成されていた意匠形状が損なわれることがあった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、被研磨面に形状変化を生じさせることのない、機械装着が可能なベルト研磨工具を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本発明によれば、ワークに対して相対的に移動及び位置決めが可能なヘッド部を有する機械の前記ヘッド部に装着されるベルト研磨工具であって、本体部と、前記機械の前記ヘッド部に装着されるシャンク部であって、前記本体部に結合されたシャンク部と、動力発生部と、無端の研磨ベルトと、前記研磨ベルトを回転可能に支持するとともに、前記動力発生部より受けた回転動力を前記研磨ベルトに伝達する駆動ローラと、前記研磨ベルトを回転可能に支持する第1の従動ローラと、前記研磨ベルトを回転可能に支持するとともに、研磨時に前記ワークに接触する前記研磨ベルトの部分を支持する第2の従動ローラである加工ローラと、前記加工ローラの回転軸線に直交する回動軸線まわりに前記加工ローラを回動可能に支持する加工ローラ支持部と、を備えるベルト研磨工具が提供される。
本発明では、加工ローラの部分における研磨ベルトが、加工ローラの回転軸線に直交する回動軸線まわりに回動可能であるように構成される。この構成により、被研磨面の形状変化の抑止という効果が得られる。これは、被研磨面に対する研磨ベルトの追随性が高められて研磨圧力の均一性が高められる結果であると考えられる。
工作機械と、その主軸頭に装着された本発明の実施形態によるベルト研磨工具の正面図である。 本発明の実施形態によるベルト研磨工具の斜視図である。 本発明の実施形態によるベルト研磨工具の側面図である。 図3のベルト研磨工具の後面図である。 図3のベルト研磨工具の加工ローラ部分の模式的部分拡大図である。 図3のベルト研磨工具の加工ローラとそれが支持する研磨ベルトの部分をY軸方向で見た図であり、(a)は加工ローラが時計回りに回動した状態を示し、(b)は反時計回りに回動した状態を示している。 工作機械の主軸頭に装着された本発明の実施形態によるベルト研磨工具の側面図であって、クーラントの流れを模式的に示す図である。
図1は、一般的な立形マシニングセンタである工作機械100と、それに装着された本発明の実施形態によるベルト研磨工具10を示す図である。図1の工作機械100は、工場の床面に固定された基台としてのベッド102、ベッド102の上面でY軸方向に移動可能に設けられたY軸スライダ104であってワーク8がクランプ固定されるY軸スライダ104、ベッド102の図1の右側の上面から立設されたコラム108、コラム108の前面でX軸方向(図1では紙面に垂直な方向)に移動可能に設けられたX軸スライダ110、X軸スライダ110に対してZ軸方向に移動可能に設けられたZ軸スライダ112、及びZ軸スライダ112に固定され、主軸114を鉛直な回転軸線Rsを中心として回転可能に支持する主軸頭116を具備する。工作機械100がこのように構成されているので、主軸頭116は、ワーク8に対して相対的に移動及び位置決めが可能である。また、工作機械100は、図示しない制御盤及び自動工具交換装置も具備する。
図1に示される工作機械100の主軸頭116は、二面拘束の一タイプであるHSK型のシャンクを把持するように構成されている。
本発明の実施形態によるベルト研磨工具10は、図2、3及び4に示されるように、本体部20と、工作機械100の主軸頭116によって把持されるシャンク部12であって本体部20に結合されたシャンク部12と、動力発生部28と、無端の研磨ベルト40と、研磨ベルト40を回転可能に支持する3つのローラ、即ち、駆動ローラ34、第1の従動ローラである張力調整ローラ42、及び第2の従動ローラである加工ローラ54とを具備する。また、ベルト研磨工具10は、張力調整部44と、加工ローラ支持部56と、駆動ローラ34を回転可能に支持するとともに、張力調整部44及び加工ローラ支持部56を支持するローラ支持基板36とを具備する。さらに、ベルト研磨工具10は、クーラントを流通させる導管62も具備する。ただし、導管62は、図7にのみ示され、図1、2、3、4では作図が省略される。研磨ベルト40は、環状に形成された無端の一般的なタイプのものであり、その外面に結合された研磨材を有する。
ベルト研磨工具10のシャンク部12は、工作機械100の主軸頭116によって把持される先端側のテーパ部14と、本体部20に結合される円筒状の延長部16と、延長部16とシャンク部12との間のフランジ部18とを具備する。本実施形態では、ベルト研磨工具10は、主軸頭116から動力発生部28にトルクが伝達されるものではないが、自動工具交換装置による工具交換の自動化を行うために、及び主軸によってベルト研磨工具10を把持して主軸モータを用いて主軸の回転軸周りにベルト研磨工具10の向きを割り出すために、そのテーパ部14とフランジ部18とによってHSK型のシャンクが形成されている。シャンク部12の内部及び本体部20の後述する水平部分22には、図示しないが、主軸頭116から供給されるクーラントを動力発生部28に供給するためのクーラントの流路が形成されている。
本実施形態では、シャンク部12は、二面拘束のHSK型のシャンクとして機能するものであるが、本発明においては、ベルト研磨工具10が装着される機械は工作機械に限定されない。したがって本発明におけるベルト研磨工具は、それが装着される機械のヘッド部に応じて様々なタイプのシャンク部を備えてよい。たとえば、シャンク部の先端側にフランジを設けてボルトで接続するタイプ、あるいはシャンク部外周に雄ねじを形成しそれを相手の機械のヘッド部にねじ込むタイプ等であってもよい。
ベルト研磨工具10の本体部20は、図4に示されるように、Y軸方向で見ると逆L字形に形成されており、その水平部分22の上面にはシャンク部12の延長部16が結合されている。また、水平部分22の上面には後述する第1スプリング38の上端を引っ掛けるためのスプリング取付板26も固定されている。本体部20の鉛直部24には動力発生部28が取り付けられている。また、鉛直部24には、ローラ支持基板36が本体部20に対して揺動可能に取り付けられている。
動力発生部28は、流体モータ30と動力伝達部32とを具備する。流体モータ30は、公知の一般的なものであるので詳しくは説明しないが、工作機械100の主軸頭116からシャンク部12及び本体部20の水平部分22を介して供給されたクーラントによって回転駆動されるように構成されている。動力伝達部32は、流体モータ30から受けた回転動力を駆動ローラ34に伝達するように、図示しない歯付ベルトと、図示しない二つの歯付プーリである入力プーリと出力プーリとを具備する。本実施形態では、流体モータ30はクーラントによって回転駆動されるものであるが、クーラント以外を用いて駆動されるモータでもよい。例えば、圧縮空気によって駆動される流体モータでも可能である。
ローラ支持基板36は、駆動ローラ34を回転可能に支持する主部36aと、主部36aから図3の紙面に垂直な方向に突出した突出部36bとを有しており、突出部36bによって、張力調整部44及び加工ローラ支持部56が支持されている。ローラ支持基板36の、図3の右上端部には引張コイルスプリングである第1スプリング38の下端が引っ掛けられている。第1スプリング38の上端は、本体部20の水平部分22の上面に固定されたスプリング取付板26に引っ掛けられている。ローラ支持基板36は、駆動ローラ34の回転軸線Rdと同軸の揺動軸線Asまわりに揺動するように、本体部20の鉛直部24に設けられた図示しない軸受部によって軸支されている。第1スプリング38と揺動軸線Asの位置から、図3で見ると反時計回りの回転付勢力がローラ支持基板36に作用することがわかる。
駆動ローラ34、張力調整ローラ42、及び加工ローラ54は、X軸方向に延びる回転軸線Rd、R、Rをそれぞれ有している。それら3種のローラに対して、環状の研磨ベルト40が巻き掛けられて循環回転される。3種のローラのうち、加工ローラ54が最も下側に配置されている。これは、加工ローラ54によって支持される研磨ベルト40の部分がワーク8の被研磨面8sに接触して研磨を行うからである。
加工ローラ54と研磨ベルト40との間の接触角θ、即ち、加工ローラ54と研磨ベルト40とが接触している円弧の中心角θが60度未満となるように3種のローラが配置されている。接触角θは、加工ローラ54の拡大模式図である図5において図示される。このように、加工ローラ54と研磨ベルト40との間の接触角θを60度未満にすることによって、ベルト外れが起こり難くなるとともに、後述する加工ローラ54の回動運動(ローリング)が阻害されない。なお図5において、直線Adは接触角θの二等分線である。
加工ローラ54に支持された研磨ベルト40の部分は、研磨時に、ワーク8の被研磨面8sに押し付けられる。一方、ローラ支持基板36は第1スプリング38によって回転付勢力を与えられているので、研磨の際に加工ローラ54に支持された研磨ベルト40の部分が被研磨面8sに接触してからの主軸頭116のZ軸方向の移動量(以下、「押付け移動量」と呼ぶ)に応じた押付力が得られる。つまり、押付け移動量が一定になるように主軸頭116の位置を設定すれば、第1スプリング38のたわみ量に応じたほぼ一定の押付力を得ることができる。また、第1スプリング38を異なるばね定数のものに交換することによって押付力を調節できることも理解されよう。
駆動ローラ34は、比較的大きな外径を有しており、そのシャフト37が、動力伝達部32の図示しない出力プーリに連結されるとともに、ローラ支持基板36によって回転可能に支持されている。本実施形態では、駆動ローラ34は、図3で見たとき時計回りに回転する。
第1の従動ローラである張力調整ローラ42は、本実施形態では、研磨ベルト40の外れを防止するためのフランジ42aを両端面に備えており、また、張力調整部44を介してローラ支持基板36によって回転可能に支持されている。張力調整部44は、張力調整ローラ42を軸支する略H字形の張力調整部軸受金具46と、張力調整部軸受金具46に結合されたスタッド48と、スタッド48に外挿される圧縮コイルスプリングである第2スプリング50と、スタッド48の位置をローラ支持基板36の突出部36bに対して固定するための図示しないロックネジを具備している。
図3で見たとき、スタッド48と張力調整部軸受金具46は、矢印Bで示される斜め下方向に延びている。スタッド48は、ローラ支持基板36の突出部36bに矢印Bの方向であけられた穴(図示せず)により滑動可能に支持されていて、張力調整ローラ42を軸支する張力調整部軸受金具46は、第2スプリング50によって矢印Bの方向に付勢されている。そのため、張力調整ローラ42も矢印B方向に付勢され、その結果、3種のローラに巻き掛けられた研磨ベルト40にも第2スプリング50の付勢力に基づく張力が生じる。研磨ベルトを交換する際には、張力調整部軸受金具46及び張力調整ローラ42をB方向と反対方向に押し込んだ状態でスタッド48に図示しないロックねじ又は差し込みピンを差し入れてローラ支持基板36に対して固定し、かつ第2スプリングが圧縮された状態にする。
ただし本発明においては、張力調整部44を有しない、したがって、第1の従動ローラ42がローラ支持基板36によって直接的に軸支されるベルト研磨工具の実施形態も可能である。
加工ローラ54は、前述したとおり、加工ローラ支持部56を介してローラ支持基板36の突出部36bによって支持されている。加工ローラ支持部56は、被研磨面8sに対する加工ローラ54及びそれが支持する研磨ベルト40の追随性を高めるように、加工ローラ54の回転軸線Rに直交する回動軸線Arまわりに回動可能に加工ローラ54を支持する。このため、加工ローラ支持部56は、加工ローラ54を軸支する略コの字状の加工ローラ軸受金具58と、ローラ支持基板36の突出部36bに回動軸線Ar方向にあけられた穴によって回動可能に軸支されたピン60であって、加工ローラ軸受金具58に連結されたピン60とを具備する。本明細書では、加工ローラ54の回動軸線Arまわりの回動を加工ローラ54のローリングということもある。
回動軸線Arは、加工ローラ54の回転軸線Rに直交しており、さらに本実施形態では、図3に示されるように、加工ローラ54の下流側で張力調整ローラ42へ至る研磨ベルト40に平行に延びている。ただし、本発明においては、回動軸線Arは、加工ローラ54の下流側の研磨ベルト40に非平行であってもよい。例えば、回動軸線Arが水平(Y軸)方向に延びる実施形態も可能である。回動軸線Arは、ローリングの効果、即ち研磨ベルト40の被研磨面8sに対する追随性が高まる方向に延びるように、加工ローラ54の下流側で延びる研磨ベルト40の方向や、接触が想定される被研磨面8sの向きを考慮して定められる。
図6は、加工ローラ54とそれが支持する研磨ベルト40の部分をY軸方向で見た図であり、そこでは研磨ベルト40の横断面が示されている。図6の(a)は加工ローラ54が回動軸線Arを中心にして時計回りに中立位置から+α度回動した状態を示し、図6の(b)は反時計回りに−α度回動した状態を示している。
図6に示されるように研磨ベルト40が回動軸線Arを中心にして回動可能であるように構成することによって、従来タイプのベルト研磨工具で発生していた被研磨面8sの形状変化が抑止される。これは、被研磨面8sに対する研磨ベルト40の追随性が高められて、研磨圧力の均一性も高められる結果と考えられる。
図7は、前述の実施形態においてクーラントCが工作機械100及びベルト研磨工具10をどのように流れるかを模式的に示す図である。図7において破線で示されるクーラントCは、工作機械100の主軸頭116から、ベルト研磨工具10のシャンク部12の中心及び本体部20を貫通するクーラント流路(図示せず)を通って、流体モータ30に供給されて流体モータ30を作動させる。流体モータ30を作動させた後のクーラントCは、本体部20の水平部分22を横に通って本体部20の外側で延びる横U字状の導管62内に導かれる。そしてクーラントCは、ワーク8の被研磨部、即ち、研磨ベルト40が接触している被研削面8sの部分の近くに配置された導管62の下端から被研磨部へ吹きかけられる。このように、本実施形態では、流体モータ30を作動させた後のクーラントCが、ワークの被研磨部の冷却、潤滑、及び清掃を行う加工液として利用される。図7では、クーラントCの経路が主軸の中心を通るスルースピンドル方式として描かれているが、クーラントCの経路が主軸の中心を通らず、主軸頭のハウジング側を通るサイドスルー方式でもよい。
その他の実施形態
ローラ支持基板36を具備しないベルト研磨工具の実施形態も本発明において可能である。その場合、駆動ローラ34、張力調整ローラ42を軸支する張力調整部44、及び加工ローラ54を軸支する加工ローラ支持部56は、本体部20によって支持される。
前述の実施形態では、ベルト研磨工具10が装着される機械はマシニングセンタ等の工作機械100であったが、本発明によるベルト研磨工具は、ワーク8に対して相対的に移動及び位置決めが可能などんな機械のヘッド部にも装着され得る。例えば、ロボットのヘッド部に装着されるベルト研磨工具も本発明において可能である。その場合のベルト研磨工具の動力発生部は、好適には、流体モータ30に代えて電動モータを備えるであろう。
10 ベルト研磨工具
12 シャンク部
20 本体部
28 動力発生部
34 駆動ローラ
36 ローラ支持基板
42 張力調整ローラ(第1の従動ローラ)
54 加工ローラ(第2の従動ローラ)
56 加工ローラ支持部
100 工作機械
116 主軸頭
Ar 回動軸線

Claims (7)

  1. ワークに対して相対的に移動及び位置決めが可能なヘッド部を有する機械の前記ヘッド部に装着されるベルト研磨工具であって、
    本体部と、
    前記機械の前記ヘッド部に装着されるシャンク部であって、前記本体部に結合されたシャンク部と、
    スルースピンドル方式で前記機械の前記ヘッド部から前記シャンク部を介して供給される流体を駆動流体として利用する流体モータである動力発生部と、
    無端の研磨ベルトと、
    前記研磨ベルトを回転可能に支持するとともに、前記動力発生部より受けた回転動力を前記研磨ベルトに伝達する駆動ローラと、
    前記研磨ベルトを回転可能に支持する第1の従動ローラと、
    前記研磨ベルトを回転可能に支持するとともに、研磨時に前記ワークに接触する前記研磨ベルトの部分を支持する第2の従動ローラである加工ローラと、
    前記加工ローラの回転軸線に直交する回動軸線まわりに前記加工ローラを回動可能に支持する加工ローラ支持部と、
    を備えることを特徴としたベルト研磨工具。
  2. 前記駆動ローラ、前記第1の従動ローラ、及び前記加工ローラ支持部を支持するローラ支持基板であって、前記加工ローラによって支持された前記研磨ベルトの部分が前記ワークに対して接離するように、前記本体部によって揺動可能に支持されるローラ支持基板と、
    前記ローラ支持基板を揺動の一方向に付勢する付勢手段と、
    をさらに具備する請求項1に記載のベルト研磨工具。
  3. 前記第1の従動ローラが、ベルト脱落防止のためのフランジを備える、請求項1に記載のベルト研磨工具。
  4. 前記研磨ベルトの張力を調整する張力調整部をさらに具備しており、前記第1の従動ローラが、前記張力調整部を介して前記ローラ支持基板によって支持されている、請求項2に記載のベルト研磨工具。
  5. 前記加工ローラと前記研磨ベルトとの接触角が60度未満である、請求項1に記載のベルト研磨工具。
  6. 前記機械がマシニングセンタであり、前記ヘッド部が前記マシニングセンタの主軸頭であり、前記シャンク部が前記マシニングセンタの前記主軸頭に把持されるように形成されたテーパ部を具備する、請求項1に記載のベルト研磨工具。
  7. 前記流体がクーラントであり、該クーラントが、研磨加工中にワークの被研磨部に吹きかけられるように構成されている、請求項に記載のベルト研磨工具。
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