JP2001030078A - 熱切断機の倣い装置 - Google Patents

熱切断機の倣い装置

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JP2001030078A
JP2001030078A JP11206221A JP20622199A JP2001030078A JP 2001030078 A JP2001030078 A JP 2001030078A JP 11206221 A JP11206221 A JP 11206221A JP 20622199 A JP20622199 A JP 20622199A JP 2001030078 A JP2001030078 A JP 2001030078A
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thermal cutting
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Hisanobu Morita
久信 森田
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由曲線を有するワークの開先加工等の斜め
切断を可能とし、操作が簡単で、かつ安価な熱切断機の
倣い装置を提供する。 【解決手段】 テンプレートの外周面を接触転動するス
タイラスローラにより熱切断トーチの移動軌跡を倣う熱
切断機の倣い装置において、同一のテンプレート(50)の
外周面に同時に転動自在に接触し、互いに平行で、かつ
所定間隔離間した回転軸(26,26)を有する1対のスタイ
ラスローラ(27,27)と、1対のスタイラスローラ(27,2
7)の両回転軸(26,26)を含む面に垂直で、かつ両回転軸
(26,26)間の略中央に位置するトーチ面上に軸心を有す
る熱切断トーチ(40)とを備える。開先角度に応じて、前
記トーチ面上に熱切断トーチ(40)を傾斜させて支持する
支持部を備えてもよい。オフセット規制手段の規制ロー
ラでテンプレートの外周面を倣う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トーチを移動させ
て鋼板等を切断する熱切断機の倣い装置に関し、特には
開先切断に好適な熱切断機の倣い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板等を切断するときに、テンプレート
を使用した倣い方式によるガス切断、プラズマ切断及び
レーザ切断による熱切断加工が行われている。図9は、
従来のテンプレートを使用した倣い熱切断機を示す。こ
の倣い熱切断機は、テンプレート60の外周面を倣い運
動する1個のスタイラスローラ61の回転軸と熱切断ト
ーチ40の軸心とを同一直線上に設定し、スタイラスロ
ーラ61及び熱切断トーチ40が同一本体部材63に取
着されている。切断作業時には、スタイラスローラ61
がテンプレート60の外形形状に倣って移動すると、こ
の移動に伴って熱切断トーチ40が同じ経路で移動して
テンプレート60と同形のワークを製作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下のような問題がある。鋼板等に
溶接接合のための開先を形成する場合、図9に示す倣い
熱切断機では、1個のスタイラスローラ61による倣い
方式のためテンプレート60の外形のみしか倣うことが
できず、外形の法線方向、つまり開先方向を倣うことは
できない。したがって、熱切断トーチ40を傾けて開先
を形成するための斜め切断加工を行うことができない。
さらに、近年は、自由曲線を持った切り板部材に開先加
工を必要とするものも多くある。自由曲線の開先加工
は、従来、刃物をもった開先専用機械による加工、多関
節型ロボットによる加工、又は手作業による加工等が行
われている。しかしながら、これらの加工に使用する開
先専用機械や多関節型ロボット等の装置はいずれも簡便
な装置ではないので、その操作や取り扱いが複雑で、煩
雑であり、また、機械と装置が高価であるという問題が
ある。
【0004】本発明は上記の問題点に着目してなされた
ものであり、自由曲線を有するワークの開先加工等の斜
め切断を可能とし、操作が簡単で、かつ安価な熱切断機
の倣い装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するために、本発明に係る熱切断機の倣い装置の
第1発明は、テンプレートの外周面を接触転動するスタ
イラスローラにより熱切断トーチの移動軌跡を倣う熱切
断機の倣い装置において、同一のテンプレートの外周面
に同時に転動自在に接触し、互いに平行で、かつ所定間
隔離間した回転軸を有する1対のスタイラスローラと、
1対のスタイラスローラの両回転軸を含む面に垂直で、
かつ両回転軸間の略中央に位置するトーチ面上に軸心を
有する熱切断トーチとを備えた構成としている。
【0006】第1発明によると、互いに平行で、かつ所
定間隔離間した回転軸を有する1対のスタイラスローラ
の両回転軸間の略中央に位置するトーチ面上に軸心を有
する熱切断トーチを設ける。これにより、1対のスタイ
ラスローラが自由曲線を有するテンプレートの外周面を
接触転動するときに、熱切断トーチの軸心が常にテンプ
レートの自由曲線の法線方向を向くようになる。したが
って、熱切断トーチの軸心をこの自由曲線の法線方向に
向けて切断できるので、テンプレートの倣いにより自由
曲線の外周を有するワークを切断できる。また、簡単な
構造で倣い装置が構成されるので、操作が簡単であり、
安いコストで製作できる。
【0007】また第2発明は、テンプレートの外周面を
接触転動するスタイラスローラにより熱切断トーチの移
動軌跡を倣う熱切断機の倣い装置において、同一のテン
プレートの外周面に同時に転動自在に接触し、互いに平
行で、かつ所定間隔離間した回転軸を有する1対のスタ
イラスローラと、1対のスタイラスローラの両回転軸を
含む面に垂直で、かつ両回転軸間の略中央に位置するト
ーチ面上に軸心を有する熱切断トーチと、開先角度に応
じて、前記トーチ面上に熱切断トーチを傾斜させて支持
する支持部とを備えた構成としている。
【0008】第2発明によると、互いに平行で、かつ所
定間隔離間した回転軸を有する1対のスタイラスローラ
の両回転軸間の略中央に位置するトーチ面上に、軸心を
有する熱切断トーチを設ける。これにより、1対のスタ
イラスローラが自由曲線を有するテンプレートの外周面
を接触転動するときに熱切断トーチの軸心が常にテンプ
レートの外周面の自由曲線の法線方向を向くようにな
る。しかも、熱切断トーチは、開先角度に応じて熱切断
トーチの軸心をトーチ面内で傾斜させて支持されてい
る。したがって、ワークの自由曲線の外周に沿って1対
のスタイラスローラを接触転動させることにより、容易
にワークの開先加工等の斜め切断ができる。これによ
り、開先形状及び開先寸法精度の優れた開先切断加工
を、簡単な構成で、安いコストの倣い装置で行うことが
できる。
【0009】第3発明は、第1又は第2発明において、
スタイラスローラは、テンプレートの外周面を磁気によ
り接触転動する磁石式である。
【0010】第3発明によると、1対のスタイラスロー
ラがテンプレートの外周面に磁力により引きつけられて
接触しながら転動する。したがって、スタイラスローラ
はテンプレートの外周面に確実に接触しながら自由曲線
に沿って回転し移動するので、第1又は2発明の作用及
び効果に加えて、熱切断トーチの移動軌跡は正確にテン
プレートと同一の形状となり、所望する形状の切断又は
開先切断加工を精度良く行うことができる。
【0011】第4発明は、第1、2又は3発明におい
て、1対のスタイラスローラをそれぞれ同一の回転方向
へ回転させる回転駆動手段を、少なくとも一方のスタイ
ラスローラに備えた構成としている。
【0012】第4発明によると、回転駆動手段により1
対のスタイラスローラをそれぞれ同一の回転方向へ回転
させるので、各スタイラスローラはテンプレートの外周
面に確実に接触しながら、かつ移動速度がばらつくこと
なく一定に自由曲線に沿って回転し移動できる。したが
って、第1、2又は3発明の効果に加えて、安定した切
断速度で熱切断トーチが移動するので、所望する形状の
切断又は開先切断加工を切断面品質が良く、かつ精度良
く行うことができる。
【0013】第5発明は、第2発明において、開先角度
に応じて、前記トーチ面上に熱切断トーチを傾斜自在と
した構成としている。
【0014】第5発明によると、第2発明の作用及び効
果に加えて、所望の開先角度に応じて熱切断トーチの軸
心を自在に傾斜させて開先切断加工できる。したがっ
て、自由曲線の外周を有するワークを開先加工等の斜め
切断を行うとき、熱切断トーチの軸心をこの自由曲線の
法線方向に向けるようにし、かつ開先角度を自由に設定
して切断できるので、ワークの板厚や必要な溶接強度に
適合した開先形状に切断加工できる。この結果、自由曲
線の外周を有するワークの、外周のみの加工は勿論のこ
と、種々な種類の開先加工をも精度良く行うことができ
る。
【0015】さらに第6発明は、テンプレートの外周面
を接触転動するスタイラスローラにより熱切断トーチの
移動軌跡を倣う熱切断機の倣い装置において、同一のテ
ンプレートの外周面に同時に転動自在に接触し、互いに
平行で、かつ所定間隔離間した回転軸を有する1対のス
タイラスローラと、1対のスタイラスローラの両回転軸
を含む面に垂直で、かつ両回転軸間の略中央に位置する
トーチ面上に軸心を有する熱切断トーチと、前記トーチ
面上に軸心を有し、かつ前記両回転軸と平行なローラ軸
に回転自在に取着された規制ローラと、規制ローラのロ
ーラ軸を装着し、両回転軸間を結ぶ線の垂直方向に1対
のスタイラスローラに対して接離自在とされ、かつテン
プレートの方向に所定の付勢力にて押し付けられたオフ
セット規制手段とを備えた構成としている。
【0016】第6発明によると、互いに平行で、かつ所
定間隔離間した回転軸を有する1対のスタイラスローラ
の両回転軸間の略中央に位置するトーチ面上に、軸心を
有する熱切断トーチを設ける。これにより、1対のスタ
イラスローラが自由曲線を有するテンプレートの外周面
を接触しながら転動するときに、熱切断トーチの軸心が
常にテンプレートの外周面の法線方向を向くようにな
る。しかも、テンプレートの外周面を形成する自由曲線
の曲率半径により、テンプレートの自由曲線と所定間隔
離間した1対のスタイラスローラとが接触する二つの点
を結んだ線と,この自由曲線の両スタイラスローラの中
間位置、即ち規制ローラの位置との間にオフセットが生
ずるが、1対のスタイラスローラの回転軸を結ぶ直線に
垂直方向に1対のスタイラスローラに対して接離自在と
された規制ローラを設けたので、前記オフセットをこの
規制ローラで倣い取って補正することができる。したが
って、熱切断トーチは、その軸心をテンプレートの外周
面の法線方向に常に正確に向けて、かつ外周面に確実に
沿って回転し移動して倣うことができる。この結果、ワ
ークを高精度に倣って切断でき、しかも構造が簡単で、
製作コストを低減できる。
【0017】また第7発明は、テンプレートの外周面を
接触転動するスタイラスローラにより熱切断トーチの移
動軌跡を倣う熱切断機の倣い装置において、同一のテン
プレートの外周面に同時に転動自在に接触し、互いに平
行で、かつ所定間隔離間した回転軸を有する1対のスタ
イラスローラと、1対のスタイラスローラの両回転軸を
含む面に垂直で、かつ両回転軸間の略中央に位置するト
ーチ面上に軸心を有する熱切断トーチと、開先角度に応
じて、前記トーチ面上に熱切断トーチを傾斜させて支持
する支持部と、前記トーチ面上に軸心を有し、かつ前記
両回転軸と平行なローラ軸に回転自在に取着された規制
ローラと、規制ローラのローラ軸を装着し、両回転軸間
を結ぶ線の垂直方向に1対のスタイラスローラに対して
接離自在とされ、かつテンプレートの方向に所定の付勢
力にて押し付けられたオフセット規制手段とを備えた構
成としている。
【0018】第7発明によると、互いに平行で、かつ所
定間隔離間した回転軸を有する1対のスタイラスローラ
の両回転軸間の略中央に位置するトーチ面上に、軸心を
有する熱切断トーチを設ける。これにより、1対のスタ
イラスローラが自由曲線を有するテンプレートの外周面
を接触しながら転動するときに、熱切断トーチの軸心が
常にテンプレートの外周面の法線方向を向くようにな
る。このとき熱切断トーチの軸心をトーチ面内に傾斜さ
せて熱切断トーチは支持されているので、開先切断加工
を容易に、精度よく行うことができる。さらに、テンプ
レートの自由曲線と所定間隔離間した1対のスタイラス
ローラとが接触する二つの点を結んだ線と、この自由曲
線の両スタイラスローラの中間位置、即ち規制ローラの
位置との間に生ずるオフセットを、1対のスタイラスロ
ーラの回転軸を結ぶ直線に垂直方向に1対のスタイラス
ローラに対して接離自在とされた規制ローラにより倣い
取って補正することができる。したがって、熱切断トー
チは、その軸心をテンプレートの外周面の法線方向に向
けて、開先角度に対応させて傾けて、かつ外周面に確実
に沿って回転し移動して倣うことができる。この結果、
自由曲線の外周を有するワークの開先加工等の斜め切断
が高精度に行え、しかも構造が簡単で、製作コストを低
減できる。
【0019】第8発明は、第6又は7発明において、ス
タイラスローラは、テンプレートの外周面を磁気により
接触転動する磁石式である。
【0020】第8発明によると、1対のスタイラスロー
ラがテンプレートの外周面に磁力により引きつけられて
接触転動する。したがって、スタイラスローラはテンプ
レートの外周面に確実に接触しながら自由曲線に沿って
回転し移動するので、第6又は7発明の作用及び効果に
加えて、熱切断トーチの移動軌跡は正確にテンプレート
と同一の形状となり、所望する形状の切断又は開先切断
加工を精度良く行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して実施形態
を詳細に説明する。図1は、本発明に係わる倣い装置を
備えた熱切断機の全体図を示している。熱切断機1の下
部にはベース2が配設されており、ベース2の端部は複
数の調整ボルト3により設置台上に水平に設置されるよ
うに調整自在に取り付けられている。このベース2の上
部には、ポスト4がベース2に略垂直に立設されてい
る。ポスト4の外形は丸形又は角形をなしており、ホル
ダ5はポスト4の外形と略同一形状の嵌挿孔を有してポ
スト4を嵌挿している。ポスト4の側面には軸方向にラ
ック4aが取着されている。また、ホルダ5の内部には
図示しないピニオンが配設され、このピニオンがポスト
4のラック4aと係合している。
【0022】ホルダ5の外側面には前記ピニオンと連結
されたハンドル6aが回動自在に配設されていて、この
ハンドル6aを正逆方向に回転させてピニオンを回転す
ることにより、ホルダ5を上昇又は下降させるようにな
っている。ホルダ5の側面のハンドル6a近傍には、ハ
ンドル6aの回転をロックするロック7aが設けられて
いる。ロック7aによってハンドル6aを固定すること
によりホルダ5内のピニオンの回転は固定され、ホルダ
5はポスト4の所定の位置に保持される。また、ホルダ
5の外側面には支持部5aが設けられており、支持部5
aには上下方向に設けられたピン孔に挿入されたピン1
2によって水平方向に揺動自在に第1アーム11の基端
部が取着されている。第1アーム11の先端部には第2
アーム13の基端部がピン14により水平方向に揺動自
在に取着されている。
【0023】第2アーム13の先端部には、回動自在と
した1対のスタイラスローラ27,27を有する倣い部
Sが設けられている。第2アーム13の下部にはサーボ
モータ20が取着されており、サーボモータ20の出力
軸は、詳細は後述するギア列を介して1対のスタイラス
ローラ27,27の回転軸に連結されている。倣い部S
は1対のスタイラスローラ27,27間の中央位置を中
心に水平方向に回動自在となっている。1対のスタイラ
スローラ27,27の中央位置には詳細は図2により後
述する規制ローラ35が回転自在に設けられている。倣
い部Sの上部中央にはトーチアーム36に連結された部
材(後述)が第2アーム13の長手方向に摺動自在に支
持されており、トーチアーム36に連結された部材に前
記規制ローラ35が回転自在に取着されている。トーチ
アーム36の下端にはトーチホルダ41が取着されてい
る。サーボモータ20の回転方向及び速度を制御する操
作盤56が、前記ホルダ5の前面に配設されている。
【0024】さらに、ポスト4には、ホルダ5よりも上
方の位置に、ポスト4の外形と略同一形状の嵌挿孔を有
してポスト4に嵌挿したホルダ8が設けられている。ホ
ルダ8の内部には、ホルダ5と同様の図示しないピニオ
ンが配設されており、このピニオンがポスト4のラック
4aと係合している。また、ホルダ8の外側面には、こ
のピニオンと連結されたハンドル6bが配設されてい
て、このハンドル6bを正逆方向に回転させてピニオン
を回転することにより、ホルダ8を上昇又は下降させる
ようになっている。ホルダ8の側面のハンドル6b近傍
には、ハンドル6bの回転をロックするロック7bが設
けられている。ロック7bによりハンドル6bを固定す
ることにより、ホルダ8内のピニオンの回転は固定さ
れ、ホルダ8はポスト4の所定の位置に保持される。
【0025】ホルダ8の側面部には水平方向に延設され
た支持部8aが設けられており、支持部8aに長手方向
(つまり水平方向)に設けた孔8bには同孔8bと同一
形状の外形を有する保持軸15の基端部が挿入されてい
る。保持軸15はホルダ8の孔8bの中で水平方向に摺
動自在となっており、保持軸15は水平方向の所定位置
で位置決めねじ16によりホルダ8の支持部8aに固定
されるようにしている。保持軸15の先端部には、テン
プレート50を所定位置に固定して支持するためのテン
プレート固定具51が保持軸15の軸上に摺動自在に取
り付けられている。テンプレート固定具51はテンプレ
ート固定具51の上部に設けられたロック52により位
置決めされる。テンプレート固定具51の下面には、テ
ンプレート50を取着するためのロックハンドル53が
締着されている。なお、テンプレート50の材質は磁性
体が好ましい。
【0026】また、ポスト4の上部に、ポール9の一端
部が固着されている。ポール9はポスト4の上方に伸び
て設けられており、ポール9の他端部には保持具10が
取着され、保持具10は後述する熱切断トーチ40に接
続されたトーチケーブル55を保持している。熱切断ト
ーチ40は、前記トーチホルダに開先角度を変更自在に
取着されている。
【0027】図2は、第2アーム13の先端部に設けた
スタイラスローラの回転駆動手段の詳細を示している。
図3は図2のA−A断面図を示している。以下図2、図
3に基づいて説明する。第2アーム13の先端部の下面
に減速機付のサーボモータ20が取着されている。この
サーボモータ20の出力軸20aは、第2アーム13の
先端部に上下方向に設けられた孔13a内に突出してい
る。この孔13aの上部に軸受け21が取着されてい
て、この軸受け21に駆動歯車軸22が軸支されてい
る。そして駆動歯車軸22の下部とサーボモータ20の
出力軸20aはカップリング23により連結されてい
る。第2アーム13の先端部の上方には、ケース24が
配設されており、ケース24はケース24の上部と下部
に配設された軸受け25a、24aを介して駆動歯車軸
22により軸支されている。2つの軸受け25a、24
aの間の駆動歯車軸22には、歯車22aが装着されて
いる。
【0028】第2アームの基端部から見て駆動歯車軸2
2の左右に1対の回転軸26,26がそれぞれの軸心を
平行に並設されており、1対の回転軸26,26は、そ
れぞれケース24の上部及び下部に配設された軸受け2
5b、25c及び軸受け24b、24cを介してケース
24に取着されている。1対の回転軸26,26にそれ
ぞれ歯車28、28が装着されており、駆動歯車軸22
の歯車22aと回転軸26,26の歯車28、28とは
噛合っている。回転軸26,26の上部は、ケース24
の上部を貫通して上方に突出しており、この突出部に1
対のスタイラスローラ27,27がそれぞれ装着されて
いる。歯車22aから歯車28,28への減速比はそれ
ぞれ等しく設定されている。したがって、サーボモータ
20の出力軸20aの回転は左右1対のスタイラスロー
ラ27,27に伝達されると共に、その回転方向及び速
度が等しくなるようにしている。また、スタイラスロー
ラ27,27の材質は磁石としている。
【0029】また、第2アームの基端側から見てケース
24の後側面にベースプレート29が固着されている。
ベースプレート29及びケース24の両側面には、第2
アーム側の上下方向中央部に凹状切り欠き部を有する1
対のブラケット30,30の下部が取着されている。こ
の1対のブラケット30,30の上部間にリニアスライ
ド32が取着されている。リニアスライド32は、ホル
ダ32a、スライド32b及びボールベアリング32c
により構成されている。ホルダ32aは、前記1対の回
転軸26,26により形成される面に垂直で、かつ下方
に開口した水平な溝を有しており、この溝の両壁に設け
たボールベアリング32cを介して摺動自在にスライド
32bを懸架している。このスライド32bの下面にプ
レート33が締着されており、プレート33の下面で、
かつ1対の回転軸26,26の中間位置に、下方に突出
するローラ軸34が1対の回転軸26,26と平行に締
着されている。ローラ軸34には、規制ローラ35が回
転自在に取り付けられている。
【0030】プレート33は第2アーム13と反対側の
端部がスライド32bより突出しており、プレート33
のこの突出部の下面には上下方向に伸びたトーチアーム
36の上部が取着されている。トーチアーム36の上部
には水平方向に貫通した孔36aが設けられており、こ
の孔36aに嵌挿した押しつけ棒31が駆動歯車軸22
と直交する方向にベースプレート29に締着されてい
る。押しつけ棒31の先端部の拡径部とトーチアーム3
6の外面36bとの間にスプリングシート37,37を
介してスプリング38が挿入されている。そして、スプ
リング38の付勢力によりトーチアーム36及びプレー
ト33を介して、規制ローラ35は1対の回転軸26,
26の軸心の中間を、1対の回転軸26,26により形
成される面に垂直な方向に押しつけられている。上記構
成により、トーチアーム36(熱切断トーチ40)は1
対のスタイラスローラ27,27の回転軸26,26を
含む面の法線方向を正確に向いた状態でテンプレート5
0を倣うことができるようになっている。(詳細は後述
の図7,8の説明を参照)
【0031】図4はトーチアーム36の下部の熱切断ト
ーチ支持部の詳細を示し、図5は図4のB−B断面図を
示している。以下図4、図5に基づいて説明する。トー
チアーム36の下部にリニアスライド32の摺動方向に
向けて突設されたプレート36cは上下方向に幅広で、
かつ鉛直面に平行な面36dを有しており、この面36
dには押さえプレート43及びネジ付固定軸44が取着
されている。押さえプレート43は断面がL形で、かつ
側面視円弧状に形成されており、このL形角部の形成す
る円弧43aの曲率半径の中心O1は所定位置に設定さ
れている。プレート36cの側面には、押さえプレート
43の円弧43aと同一中心O1を曲率半径の中心に設
定された円弧状の外側端面42aを有する調整プレート
42が、外側端面42aを押さえプレート43の円弧4
3aに摺動自在に当接させて取着されている。
【0032】調整プレート42の中央部分には、外側端
面42aの曲率半径の中心O1 と同一の中心O1 を有す
る側壁面42b1 ,42b2 により形成された円弧状の
切り欠き孔42cが設けられており、調整プレート42
はこの切り欠き孔42c内にネジ付固定軸44を挿入し
てナット45により固定される。調整プレート42の先
端部の所定位置にはトーチホルダ41がネジ41aによ
り取着されており、調整プレート42とトーチホルダ4
1との間に熱切断トーチ40が支持されている。トーチ
ホルダ41により支持された熱切断トーチ40の軸中心
は、中心O1 を通るように設定されている。さらに、中
心O1 は、熱切断トーチ40の上方に配設している前記
1対のスタイラスローラ27,27の回転中心間を結ぶ
直線に垂直で、かつ規制ローラ35の回転中心を通る線
と規制ローラ35の外周面との交点を通る鉛直線上に位
置するようにしている。
【0033】以下に、上記構成の熱切断機の倣い装置の
作用を説明する。まず、熱切断作業を開始するときの準
備作業について説明する。1対のスタイラスローラ2
7,27をポスト4の軸心より最も離れた位置に設置す
る。すなわち、作業者は第1アーム11と第2アーム1
3を揺動して、第1アーム11と第2アーム13が略一
直線状になっていることを確認する。次に、磁性体で製
作されたテンプレート50をテンプレート固定具51の
下面に取り付ける。このとき、テンプレート固定具51
のテンプレート50の取り付け位置からテンプレート5
0の外形側面までの最大長さの寸法を有する部分をスタ
イラスローラ27,27側に向けて配置し、ロックハン
ドル53により締着する。その後、テンプレート固定具
51を保持軸15の長手方向に沿って摺動させ、テンプ
レート50の外周面が1対のスタイラスローラ27,2
7の外周面に当接するようにテンプレート固定具51を
保持軸15にロック52により締着して位置決めする。
このとき、テンプレート固定具51を保持軸15の先端
側に摺動させてもテンプレート50の外周面が1対のス
タイラスローラ27,27の外周面に接触しないときに
は、ホルダ8に挿入されている保持軸15をスタイラス
ローラ側に引き出し、この引き出し長さを調整して保持
軸15を位置決めねじ16によりホルダ8に固定する。
【0034】次に、熱切断トーチ40の支持部分を調整
する。開先を形成せずに単なる切断作業を行なうときに
は、熱切断トーチ40を被切断板材Wに対して垂直にな
るように調整プレート42を押さえプレート43の円弧
43aに沿って摺動してナット45により固定する。被
切断板材Wの板厚によりトーチの高さ方向の位置を調整
するときには、トーチホルダ41のねじ41aを緩めて
トーチの高さを調整後、ねじ41aによりトーチホルダ
41を固定する。また、開先切断のときには、被切断板
材Wの板厚、開先角度、開先寸法(例えばルート厚さ)
に応じて、トーチ40が所望の開先角度になるように調
整プレート42を摺動してナット45により固定する。
また、トーチの高さ方向の位置を調整するときは、トー
チホルダ41のねじ41aによりトーチの高さを調整
後、トーチホルダ41を固定する。以上で準備作業は終
了する。
【0035】次に、倣い実行時の作用を説明する。図6
は、自由曲線を有するテンプレート50の外周面を転動
するスタイラスローラの動きの説明図である。作業者が
操作盤56の例えば図示しない運転開始押しボタンを操
作すると、操作盤56からの切断開始指令によりサーボ
モータ20が駆動され、駆動歯車軸22、歯車22a、
28、28及び回転軸26,26を介して1対のスタイ
ラスローラ27,27は共に図示の矢印Cの同一方向に
回転駆動される(図6では、矢印を一方向に示している
が正逆いずれでも回転できるようにしている)。
【0036】磁石製の1対のスタイラスローラ27,2
7が磁性体製のテンプレート50の外周面に吸着接触し
て回転することにより、1対のスタイラスローラ27,
27がテンプレート50の自由曲線を有する外周面を接
触転動する。この1対のスタイラスローラ27,27の
接触転動に伴い、スタイラスローラ27,27を装着し
ている回転軸26,26を支持しているケース24も一
緒に旋回移動する。ケース24の旋回に伴って第2アー
ム13及び第1アーム11もそれぞれ揺動し、スタイラ
スローラ27,27がテンプレート50の外周面を旋回
移動する。スタイラスローラ27,27がテンプレート
50の自由曲線の外周面に沿って旋回移動するとき、1
対のスタイラスローラ27,27の外接線に対する回転
中心距離(つまり、回転軸26,26の軸間距離)Dの
中間点からの垂線の方向は、常にその自由曲線の曲率の
半径Rの中心点Or を指向している。
【0037】スタイラスローラ27,27の接触転動に
伴い、ベースプレート29に直交して取着されている押
しつけ棒31も同様に旋回移動する。押しつけ棒31は
トーチアーム36の回転軸26,26に垂直な孔36a
に嵌挿されているので、押しつけ棒31が旋回移動する
と、トーチアーム36も同様に旋回移動する。したがっ
て、スタイラスローラ27,27の接触転動に伴い、ト
ーチアーム36の下部のプレート36cに平行で、かつ
トーチ40の軸心を通る鉛直面が1対のスタイラスロー
ラの外接線に対し直角方向を向くようにトーチアーム3
6が旋回移動する。
【0038】また、押しつけ棒31の先端部とトーチア
ーム36との間に挿入されたスプリング38の付勢力に
より規制ローラ35の外周面がテンプレート50の外周
面に当接している。規制ローラ35の外周面とテンプレ
ート50との当接点35aは、1対のスタイラスローラ
27,27の回転中心を結ぶ線に垂直で、かつ規制ロー
ラ35の回転中心を通る線が規制ローラ35の外周面と
交わる点である。したがって、この当接点35aの鉛直
線方向真下にある中心O1を、トーチ40の軸心が通
る。この結果、トーチ40によりテンプレート50の外
周面に倣って切断できる。
【0039】図7は、テンプレート50の外方に向けて
凸状の外周面の2ヶ所で接触する1対のスタイラスロー
ラ27,27の中心軸の軸間距離Dの中間部分の法線方
向に生ずるオフセット量εを示している。図8は、テン
プレート50の外方に向けて凹状の外周面の2ヶ所で接
触する1対のスタイラスローラ27,27の中心軸の軸
間距離Dの中間部分の法線方向に生ずるオフセット量ε
を示している。図7、8に示すように、1対のスタイラ
スローラ27,27の外周面とテンプレート50の外周
面との当接点間を結ぶ線に垂直で、かつ両当接点間の中
点を通る線は、規制ローラ35の前記当接点35aと、
テンプレート50の外周面の曲率半径の中心O2とを通
る。したがって、当接点35aの真下の前記中心O1と
トーチ40の軸心とを含む平面は、常に中心O2 を通
る。この結果、トーチ40の軸芯はテンプレート50の
自由曲線の法線方向を向くことになり、調整プレート4
2が摺動することにより、設定した開先角度αにて開先
切断が可能となる。以上のようにテンプレート50の自
由曲線の外周面を1対のスタイラスローラ27,27は
接触転動し、トーチアーム36の規制ローラ35により
1対のスタイラスローラ27,27間の中点での法線方
向に生ずる自由曲線のオフセット量を修正しながら、ト
ーチ40はテンプレート50の外周面と同一の軌跡を移
動すると共に、所定の設定開先αで切断できる。
【0040】本発明の効果を以下に説明する。テンプレ
ートの外周面に沿って接触転動する1対のスタイラスロ
ーラとの接線に生ずるオフセット量を補正し、正確にテ
ンプレート形状に倣うように設けたトーチアームの規制
ローラにより、トーチの旋回中心の移動軌跡をテンプレ
ートの外周面と同一形状にできる。しかも、調整プレー
トを摺動させてトーチホルダの傾斜角度を略垂直に設定
し、トーチホルダによるトーチの取り付け位置を変える
ことによって、ワークに対してトーチの支持高さを容易
に変えることができるので、通常の切断作業のときに
は、トーチをワークに対して垂直になるように支持して
熱切断ができる。開先切断加工のときは、調整プレート
を摺動させてトーチホルダの傾斜角度を変えることによ
り、トーチの傾斜角度をワークに対して所望の開先角度
になるように支持して開先切断ができる。このように同
一のテンプレートを使用して、切断と開先加工ができ
る。
【0041】さらに、1対のスタイラスローラによりト
ーチアームの下部に支持されているトーチが常にワーク
の自由曲線の法線方向を向くようにしたので、自由曲線
の開先を精度良く加工することができる。そして、本倣
い装置は、自由曲線を有するテンプレートの外周面を転
動する1対のスタイラスローラと、オフセット量を補正
してテンプレートへの当接性を向上させた規制ローラ
と、これらを支持するいくつかのアームとを有する簡単
な装置であり、トーチの傾斜角度を変更する機構もねじ
止めと摺動部を有する簡単な構造としたので倣い装置の
製作コストを低減でき、よって操作が簡単で、安価な熱
切断機の倣い装置を得ることができる。
【0042】なお、上記実施形態では、1対のスタイラ
スローラ27,27には共に回転駆動手段、例えば駆動
歯車軸22の歯車22aに噛合うそれぞれの歯車28,
28を設けた例を示したが、本発明はこれに限定するも
のではない。すなわち、1対のスタイラスローラ27,
27の内少なくともいずれか一方が駆動されるように駆
動手段を設け、この場合他方は自由に回転自在とされて
いればよく、これによって前述と同様の作用及び効果が
得られることは勿論である。
【0043】本発明によると、特に自由曲線を有する厚
板の溶接構造物を多種少量生産するときに、磁性体であ
る鋼板を用いてテンプレートを手間をかけずに簡単に製
作し、このテンプレートを使用して容易に切断と開先切
断加工ができる。したがって厚板切断及び開先切断加工
の製作費低減と製作期間の短縮化を図ることができると
共に、自由曲線の開先形状及び開先寸法加工精度を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱切断機の倣い装置の側面図であ
る。
【図2】スタイラスローラの回転駆動手段の詳細説明図
を示す。
【図3】図2のA−A断面図を示す。
【図4】熱切断トーチ支持部の詳細図を示す。
【図5】図4のB−B断面図を示す。
【図6】スタイラスローラの動きの説明図である。
【図7】1対のスタイラスローラの作用の説明図であ
る。
【図8】1対のスタイラスローラの作用の説明図であ
る。
【図9】従来のテンプレートを使用した倣い熱切断機を
示す。
【符号の説明】
1…熱切断機、2…ベース、4…ポスト、5、8…ホル
ダ、11…第1アーム、12、14…ピン、13…第2
アーム、15…保持軸、16…位置決めねじ、20…サ
ーボモータ、22…駆動歯車軸、24…ケース、26…
回転軸、27…スタイラスローラ、31…押しつけ棒、
32…リニアスライド、33…プレート、34…ローラ
軸、35…規制ローラ、36…トーチアーム、38…ス
プリング、40…熱切断トーチ、41…トーチホルダ、
42…調整プレート、43…押さえプレート、50…テ
ンプレート、51…テンプレート固定具。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンプレートの外周面を接触転動するス
    タイラスローラにより熱切断トーチの移動軌跡を倣う熱
    切断機の倣い装置において、 同一のテンプレート(50)の外周面に同時に転動自在に接
    触し、互いに平行で、かつ所定間隔離間した回転軸(2
    6,26)を有する1対のスタイラスローラ(27,27)と、 1対のスタイラスローラ(27,27)の両回転軸(26,26)を
    含む面に垂直で、かつ両回転軸(26,26)間の略中央に位
    置するトーチ面上に軸心を有する熱切断トーチ(40)とを
    備えたことを特徴とする熱切断機の倣い装置。
  2. 【請求項2】 テンプレートの外周面を接触転動するス
    タイラスローラにより熱切断トーチの移動軌跡を倣う熱
    切断機の倣い装置において、 同一のテンプレート(50)の外周面に同時に転動自在に接
    触し、互いに平行で、かつ所定間隔離間した回転軸(2
    6,26)を有する1対のスタイラスローラ(27,27)と、 1対のスタイラスローラ(27,27)の両回転軸(26,26)を
    含む面に垂直で、かつ両回転軸(26,26)間の略中央に位
    置するトーチ面上に軸心を有する熱切断トーチ(40)と、 開先角度に応じて、前記トーチ面上に熱切断トーチ(40)
    を傾斜させて支持する支持部とを備えたことを特徴とす
    る熱切断機の倣い装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の熱切断機の倣い装
    置において、 スタイラスローラは、テンプレート(50)の外周面を磁気
    により接触転動する磁石式であることを特徴とする熱切
    断機の倣い装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の熱切断機の倣
    い装置において、 1対のスタイラスローラ(27,27)をそれぞれ同一の回転
    方向へ回転させる回転駆動手段を、少なくとも一方のス
    タイラスローラ(27,27)に備えたことを特徴とする熱切
    断機の倣い装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の熱切断機の倣い装置にお
    いて、 開先角度に応じて、前記トーチ面上に熱切断トーチ(40)
    を傾斜自在としたことを特徴とする熱切断機の倣い装
    置。
  6. 【請求項6】 テンプレートの外周面を接触転動するス
    タイラスローラにより熱切断トーチの移動軌跡を倣う熱
    切断機の倣い装置において、 同一のテンプレート(50)の外周面に同時に転動自在に接
    触し、互いに平行で、かつ所定間隔離間した回転軸(2
    6,26)を有する1対のスタイラスローラ(27,27)と、 1対のスタイラスローラ(27,27)の両回転軸(26,26)を
    含む面に垂直で、かつ両回転軸(26,26)間の略中央に位
    置するトーチ面上に軸心を有する熱切断トーチ(40)と、 前記トーチ面上に軸心を有し、かつ前記両回転軸(26,2
    6)と平行なローラ軸(34)に回転自在に取着された規制ロ
    ーラ(35)と、 規制ローラ(35)のローラ軸(34)を装着し、両回転軸(2
    6,26)間を結ぶ線の垂直方向に1対のスタイラスローラ
    (27,27)に対して接離自在とされ、かつテンプレート(5
    0)の方向に所定の付勢力にて押し付けられたオフセット
    規制手段とを備えたことを特徴とする熱切断機の倣い装
    置。
  7. 【請求項7】 テンプレートの外周面を接触転動するス
    タイラスローラにより熱切断トーチの移動軌跡を倣う熱
    切断機の倣い装置において、 同一のテンプレート(50)の外周面に同時に転動自在に接
    触し、互いに平行で、かつ所定間隔離間した回転軸(2
    6,26)を有する1対のスタイラスローラ(27,27)と、 1対のスタイラスローラ(27,27)の両回転軸(26,26)を
    含む面に垂直で、かつ両回転軸(26,26)間の略中央に位
    置するトーチ面上に軸心を有する熱切断トーチ(40)と、 開先角度に応じて、前記トーチ面上に熱切断トーチ(40)
    を傾斜させて支持する支持部と、 前記トーチ面上に軸心を有し、かつ前記両回転軸(26,2
    6)と平行なローラ軸(34)に回転自在に取着された規制ロ
    ーラ(35)と、 規制ローラ(35)のローラ軸(34)を装着し、両回転軸(2
    6,26)間を結ぶ線の垂直方向に1対のスタイラスローラ
    (27,27)に対して接離自在とされ、かつテンプレート(5
    0)の方向に所定の付勢力にて押し付けられたオフセット
    規制手段とを備えたことを特徴とする熱切断機の倣い装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の熱切断機の倣い装
    置において、 スタイラスローラは、テンプレート(50)の外周面を磁気
    により接触転動する磁石式であることを特徴とする熱切
    断機の倣い装置。
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