JP4479523B2 - 加工装置及び加工方法 - Google Patents

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本発明は、加工装置及び加工方法に係り、より特別には、放電加工装置又は放電加工方法等に組み込んで使用される加工装置及び加工方法であって、冷凍サイクル用エジェクタノズル等の直線状の小径深孔を加工するために加工物を回転する加工装置及び方法に関する。
冷凍サイクル用のエジェクタノズルには、例えば、数ミリメータの直径で長さが数十センチメータの小径深孔が開けられるものがある。この様な小径深孔の加工が、放電加工により行われる場合がある。小径深孔の加工は難しい加工であり、例えば丸棒に真っ直ぐに小径深孔を加工することは難しく、この様な加工を精度良く実施できる装置が望まれている。
放電加工装置において、電極を回転する機能を有するものが実在しており、この様な従来例の放電加工装置20及びそれによる小径深孔の加工方法の概要について図8に示す。図8(A)において、丸棒の加工物17に小径深孔を放電加工により加工している状態を示す。この場合、電極56はパイプ状であり、電極56を回転しながら加工する。電極56は、上部を電極把持部51により、下部を電極ガイド52により案内されながら、電極送り機構53により加工物17に向かって送り出される。同時に加工液がパイプ状の電極56の内を通り、加工物17の加工箇所に供給される。この様にして、従来例の放電加工装置20により小径深孔が加工される。
図8(B)に、加工が進み電極56が送り出された状態を示す。電極56が細い(即ち、加工孔が細いと)と電極56の剛性が低下するため、電極56の電極ガイド52からの突き出し量が長くなって芯ズレが発生する。図8(B)に示すように、点線で示す直線の方向の孔位置から実線で示す芯ズレした方向に孔の位置がずれてしまう。
この様に、従来例の放電加工装置20では、加工される小径孔が深孔になると孔が曲がる(入口と出口の芯ズレ)という問題がある。
また、自在テーブルを保有した特殊な放電加工機が実在するが、丸棒の中央にワンチャックで裏表に、径の異なる小径孔(テーパ形状を含む)を加工する装置は無い。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、特には、丸棒の加工物に小径深孔を放電加工等により加工する場合に、芯ズレを生じないで精度良く直線状の孔を加工することの出来る加工装置を提供することを目的とする。本発明は、テーブル(加工物)を回転させながら放電加工すると言う点に着目して上記問題を解決するものである。
また本発明はこれとは別に、加工物に斜めの直線状の孔及びテーパ状の孔を精度良く加工することの出来る加工装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1の形態では、上述した目的を達成するために、加工装置(1)は、加工物(17)を把持する把持部(10)と、前記把持部(10)が取り付けられていて回転可能な回転部(9)と、前記回転部(9)を回転するための駆動部(11)と、該加工装置(1)の基本構造をなす主構造(23)とを具備する。前記回転部(9)は、前記主構造(23)において回転可能に支持されており、前記駆動部(11)は前記主構造(23)に取り付けられており、容易に汎用放電加工機に脱着出来ることを特徴とする。主構造(23)は台部(2)に搭載される。主構造(23)は、その上面と下面の少なくともいずれか一方に設置される支柱(3,3a,3b)をその周辺部に具備しており、支柱(3,3a,3b)と台部(2)とを固定するように連結する支持固定部材(4,5,24)を更に具備する。
この様に構成することにより、丸棒等の加工物に小径深孔等を加工する場合に、芯ズレを生じないで精度良く、直線状の孔を加工することを可能にする。更に、主構造を台部から取りはずし可能にする。
本発明の請求項2の形態では、加工装置(1)は、加工物(17)を把持する把持部(10)と、把持部(10)が取り付けられていて回転可能な回転部(9)と、回転部(9)を回転するための駆動部(11)と、加工装置(1)の基本構造をなす主構造(23)と、を具備する。回転部(9)は、主構造(23)において回転可能に支持されており、駆動部(11)は主構造(23)に取り付けられている。加工装置(1)は、加工物(17)を把持部(10)に把持した状態で反転されて、加工物(17)の裏面を加工するように使用可能であることを特徴とする。
本形態によれば、加工物を把持した状態を維持したまま両面から加工することを可能とすることにより、例えばより深い小径深孔を精度良く加工することができる。
本発明の請求項の形態では、上記請求項1又は2の形態において、前記駆動部(1)の回転を前記回転部(9)に伝達する伝達機構(12,13)を更に具備することを特徴とする。
本形態によれば、本発明の加工装置の構成をより具体化する。
本発明の請求項の形態では、上記請求項1から3のいずれか一つの形態において、前記回転部(9)は、軸受け(21)を介して前記主構造(23)に回転可能に支持されることを特徴とする。
本形態によれば、本発明の加工装置の回転部付近の構成をより具体化する。
本発明の請求項の形態では、上記請求項1からの形態のいずれか一項において、前記把持部(10)はコレットチャックであることを特徴とする。
本形態によれば、加工物を方向精度良く把持可能である。
本発明の請求項の形態では、上記請求項1から5の形態のいずれか一つにおいて、前記主構造(23)の上下面の少なくともいずれか一方に設置される前記支柱(3,3a,3b)の数は3本であって、前記支柱(3,3a,3b)は全て円柱形状であり、前記3本の支柱(3,3a,3b)は実質的に三角形状で配置される。ここで、3本の内の1本の前記支柱を固定するための対応する1つの前記支持固定部材(5)は、V形状溝を有する面を具備して、それにより円形形状の支柱(3b)に前記V形状溝が接触して前記支柱(3b)をその動きを抑えるように固定しており、残りの支柱の内1本の前記支柱(3)には押さえ溝(27)が形成されており、前記残りの1本の支柱(3)を固定するための前記支持固定部材(24)は凹形状の面を有しているため、前記支持固定部材(24)の凹形状を形成する2つの腕部(24a,24b)を前記支柱(3)の前記押さえ溝(27)に嵌合して前記支柱(3)を挟んで抑えるように固定しており、それにより前記支持固定部材(24)は前記主構造(23)を抑えて固定するように作用することを特徴とする。
本形態によれば、支柱による3点支持の構成により、主構造のある程度の上下及び左右方向の寸法誤差及び位置調整等を許容すると共に、上下及び左右方向に動くことのないように確実に、主構造を台部に固定する形態をより具体化する。
本発明の請求項の形態では、上記請求項1から6の形態のいずれか一項において、ブロックゲージ(18)等を、前記台部(2)と前記台部(2)が設置される据付台(22)との間に挿入設置することにより、前記台部を所定角度に傾斜して使用することを特徴とする。
本形態によれば、丸棒等の加工物に斜めの小径深孔を、放電加工により正確な傾斜角度で加工可能である。
本発明の請求項の形態では、上記請求項1からの形態のいずれか一項において、放電加工装置(20)に組み込まれて使用されることを特徴とする。
本形態によれば、本発明の用途をより具体化する。
以下、図面に基づいて本発明の回転加工装置が放電加工装置に組み込まれた実施例を詳細に説明する。図1から図6は、放電加工装置に組み込まれた本発明に係る回転加工装置の第1の実施の形態を図解的に示しており、図1は本発明の好適な第1の実施の形態の回転加工装置の概略的な構成を示す図解的な部分側断面図である。図2は図1の回転加工装置1の頂面図(図3の線X2−X2から見た図)であり、分かり易くするために、装置下部にあるサインバー2等は省略されている。図3は図2の線X3−X3に沿う断面図であり、図4は本発明の第1の実施の形態の回転加工装置1の駆動空気回路系統図である。更に、図5は第1の実施の形態の回転加工装置1を分かり易く説明する立体図であり、図6は図5の分解立体図である。
まず図1を参照すると、電極56を備える放電加工装置20に組み込まれた回転加工装置1の概要が示される。回転加工装置1は、本実施の形態では丸棒である加工物17を保持するためであってマシニングセンター等の工具把持に用いるコレットチャック等のチャック(把持部)10と、チャック10が取り付けられる回転テーブル(回転部)9と、回転加工装置1の基礎構造である主構造23と、主構造23に設置されていて且つ回転テーブル9を回転可能に支持する2つの軸受け21とを具備する。回転加工装置1は、主構造23に回転テーブル9等の回転部が設置され、主構造23はサインバー(台部)2に搭載される構成である。主構造23には3本の支柱3,3a,3bが図5及び6で良く分かるように、主構造の上面と下面に2等辺を三角形形状の配置で設けられており、支柱3a,3bは、サインバー2にそれぞれボルト止めされた支持固定部材4,5にそれぞれ押し当てられて更にボルト25で締め付けられる。ボルト25は後部(前後方向については図1又は2を参照)の支柱3a,3bにそれぞれ設けられたネジ穴26にねじ込まれる。固定に当たっては、支柱3bの外周部に支持固定部材5のV溝部を押し当てて固定する。更に図5及び6に示すように、主構造23の上下面に取り付けられた前部の支柱3の押え溝部27に支持固定部材24の凹部の腕24a,24bを嵌め込み、更にボルトにてサインバー2に固定する。この様な支柱3,3a,3bによる3点支持の構成は、主構造23のある程度の上下及び左右方向の寸法誤差、位置調整等を許容すると共に、最終的には主構造23が上下及び左右方向に動くことのないように確実にサインバー2に固定する。本実施の形態において、支柱3,3a,3bの長さは、3本の支柱の頂点を結んだ仮想平面と回転テーブル9の軸芯が垂直に交わる長さとなっている。更に3本の支柱外径は同一寸法となっている。
尚上記のような構成によれば回転加工装置1は、加工物17の裏面を加工するように180度反転(上下反転)して取り付けることができるので、ワンチャックで加工物17の表裏両面の加工が可能である。この際、サインバー2の中央には図6に示すように、開口36が設けられているので、加工物17を保持した状態で回転テーブル9がサインバー2と干渉することなく、回転加工装置1をサインバー2に設置できる。この反転した場合においても、上面の支柱3,3a,3bを利用した回転加工装置1の主構造23のサインバー2へ取り付け方法は上記と同様である。
上記の構成において、回転テーブル9は回転加工装置1の反転据付を考慮して、両方向からの荷重に対応して2つの軸受けにより支持されているが、1つの軸受けにより両方向の荷重に対応しながら、回転自在に支持される構成であっても良い。また本実施の形態において、支柱3,3a,3bはそれぞれ主構造23の上下面に取り付けられるが、主構造23を貫通するような構成であっても良い。
本実施の形態においては、サインバー2は更に、図2及び6に示す固定部材7,8及び補助部材6にて放電加工装置(加工設備)20のテーブル(本実施の形態では定盤)22に固定される。本実施の形態においてこれは、固定部材7,8を所定寸法にてテーブル22に固定した後に、サインバー2の丸棒部分28を固定部材7の前面部分33に押し当て締付部材30で締め付けることで実施される。締付部材30による締め付けはボルトにより締付部材30を固定部材7に締め付けることにより実施される。図3に示すように、締付部材30の押さえ面はテーパ状になっているため、サインバー2の丸棒部分28を締付部材30の押さえ面とテーブル22の間に隙間なく固定することが出来る。次に、サインバー2の丸棒部分29の固定については、図6に示すように構成された固定部材8に補助部材6の押さえ部32で、サインバー2の丸棒部分29の上面を押さえ部32にて押し付けるように補助部材6をボルト等で締め付けることにより実施される。この様な固定部材7,8等による固定の構成は、サインバー2のある程度の上下及び左右方向の寸法誤差及び位置調整等を許容すると共に、最終的にはサインバー2を上下及び左右方向に動くことのないように確実にテーブル22に固定する(図5参照)。
一方、回転加工装置1は回転テーブル9を回転駆動するための空圧式回転アクチュエータ(駆動部)11と、回転アクチュエータ11の回転をテーブル9に伝達する歯車12及び13とを具備する。歯車12は回転アクチュエータ11の駆動軸に固定するように取り付けられており、歯車13は回転テーブル9に対してその下部に固定されており、歯車12と歯車13は互いに噛合している。従って、回転加工装置1の主構造23に取り付けられた空圧式回転アクチェーター11の回転は、歯車12と歯車13を介して伝達されて回転テーブル9を回転駆動する。この際、回転テーブル9の回転数の設定は、回転アクチェーター11に取り付けられた流量制御弁14にて行う。図4はその気圧回路図である。供給された圧縮エアーは、エアフィルタ、圧力計、ルブリケータ等を具備する空気圧補助機器15を経て、マニュアルバルブ16を操作することにて回転アクチュエータ11を回転し、それにより回転加工装置1が回転を開始する。
次に、放電加工装置20に組み込まれた本実施の形態の回転加工装置1の使用方法(即ち、放電加工装置20による加工方法)を説明する。丸棒である加工物17を回転加工装置1に取り付けられた回転テーブル9のチャック10に取り付ける(チャックで把持する)。丸棒である加工物17の外径に適応したチャック10を用いることで、加工物17は回転加工装置1に正確に取り付けられる。マニュアルバルブ16を操作して加工物(丸棒)17を所定の回転数で回転させている状態で、放電加工装置20の電極56を放電状態にして加工を開始する。回転は流量制御弁14を設定することにより適正回転数に設定される。電極56を降下させて、加工物17に細穴を加工する。加工完了にて電極56を加工物(丸棒)17から離し、回転加工装置1の回転をマニュアルバルブ16を操作して停止させる。この様な簡単な手順により、加工物17には加工物の中心軸線上に真直ぐな細孔を加工することができる。
また必要に応じて、回転加工装置1をサインバー2から分離させた後180度反転し、再度サインバー2に固定して、加工物17を裏側から加工しても良い。回転加工装置1の反転方法については上記した構成において説明しているので省略する。反対方向からの加工は正方向からの加工と同様である。
本発明の第1の実施の形態の回転加工装置1を使用した場合の放電加工による小径深孔の加工結果を、従来の加工方法と比較して図7に示す。図7(A)は計測部位と計測方法を図解しており、図7(B)は計測結果を示すグラフである。この場合、電極径は1.5mmであり、加工物長さ(深孔長さ)は140mmであった。計測は、孔の入り口側(黒丸印)及び出口側(白丸印)における加工中心からの振れと、孔の入り口側(黒丸印)及び出口側(白丸印)における内径寸法(それぞれd1、d2)を計測することにより行われた。真直度X={(入口側振れ)+(出口側振れ)}/2である。真直度Xは図7(B)のグラフにおいて星印で示している。図7(B)のグラフによると、従来加工法における真直度の平均Xcを100とした場合、これに比べ本発明の回転加工装置を使用した方法では、真直度の平均Xpは28であった。本発明の方法では従来加工法に比べて真直度の平均で67%改善されたことが分かる。また図7(B)から、従来加工法に比べて本発明の加工方法では、振れ値のバラつきも少ないことが分かる。加工深孔の内径寸法については、従来(dc)を100とした場合、本発明(dp)では98.2でそれ程差がない。
本発明の第2の実施の形態において、ブロックゲージ18を用いてサインバー2の傾きを調整できるので、加工物(丸棒)17の回転を停止させて、加工物17に斜めの細孔を正確な傾斜角度で加工可能である。このため、図1に示すように、サインバー2の丸棒部分29の下に所定の厚みのブロックゲージ18を設置する。これにより、サインバー2はテーブル22に対して正確な角度で傾斜させることが可能であり、言い換えれば放電加工装置20の電極56に対して正確な角度で傾斜させることができる。この状態で、電極56を降下して加工物17を加工すれば、加工物17に斜めの細孔を正確な傾斜角度で加工可能である。上記以外の構成については上記の第1の実施の形態と同様である。
又、傾けた状態で回転テーブル9を回転させテーパ状の穴を加工することも出来る。
次に上記実施の形態の効果及び作用について説明する。
本発明の第1の実施の形態の回転加工装置により以下の効果が期待できる。
・丸棒等の加工物に小径深孔を放電加工により加工する場合に、芯ズレを生じないで精度良く、直線状の孔を加工することを可能にする。
・更に、ワンチャックで両側から加工物を加工することが出来る。
本発明の第2の実施の形態の回転加工装置により以下の効果が期待できる。
・丸棒等の加工物に斜めの小径深孔を、放電加工により正確な傾斜角度で加工可能である。
・丸棒等の加工物にテーパ状の小径孔を放電加工にて加工が可能である。
また、本実施例では本発明が放電加工装置に組み込まれて放電加工に適用された例を示したが、本発明は放電加工以外の機械加工に適用されても良く、本発明の適用対象は放電加工に限定するものではない。
また、上記において記載したあるいは添付図面に示した実施の形態において、回転加工装置1の回転駆動部には、空圧式の回転アクチュエータが使用されていたが、本発明はこれに限定されず、電動モータあるいは油圧モータ等の既知の駆動機器が使用されても良い。
本発明の台部であるサインバー2と主構造23の連結構造及び回転加工装置1(又はサインバー2)のテーブル22への取り付け構造は、上記の又は添付図面の好適な実施例に限定されず、当業者に既知の連結又は取付け構造であっても良い。
上記の実施の形態は本発明の例であり、本発明は、該実施の形態により制限されるものではなく、請求項に記載される事項によってのみ規定されており、上記以外の実施の形態も実施可能である。
図1は、放電加工装置に組み込まれた本発明に係る回転加工装置の第1の実施の形態の概略的な構成を示す図解的な部分側断面図である。 図2は、図1の回転加工装置の頂面図であり、分かり易くするために装置下部にあるサインバー等は省略されている。 図3は図2の線X3−X3に沿う断面図である。 図4は本発明の第1の実施の形態の回転加工装置の駆動空気回路系統図である。 図5は本発明の第1の実施の形態の回転加工装置を分かり易く説明する立体図である。 図6は図5の分解立体図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態の回転加工装置を使用した場合の放電加工による小径深孔の加工結果を、従来の加工方法と比較して示しており、(A)は計測部位と計測方法を図解しており、(B)は計測結果を示すグラフである。 図8は、従来例の放電加工装置50及びそれによる細孔加工方法の概要について示しており、(A)は丸棒の加工物に小径深孔を放電加工により加工している状態を示しており、(B)は加工が進み電極が送り出された状態を示す。
符号の説明
1 回転加工装置
2 サインバー
3,3a,3b 支柱
4 支持固定部材
5 支持固定部材
6 補助部材
7 固定部材
8 固定部材
9 回転テーブル
10 チャック
11 回転アクチュエータ
12 歯車
13 歯車
17 加工物
20 放電加工装置
21 軸受け
22 テーブル
23 主構造
24 支持固定部材

Claims (8)

  1. 加工装置(1)において、この加工装置は、
    加工物(17)を把持する把持部(10)と、
    前記把持部(10)が取り付けられていて回転可能な回転部(9)と、
    前記回転部(9)を回転するための駆動部(11)と、
    該加工装置(1)の基本構造をなす主構造(23)と、
    を具備しており、
    前記回転部(9)は、前記主構造(23)において回転可能に支持されており、前記駆動部(11)は前記主構造(23)に取り付けられており、
    前記主構造(23)は台部(2)に搭載されており、
    前記主構造(23)は、その上面と下面の少なくともいずれか一方に設置される支柱(3,3a,3b)をその周辺部に具備し、前記支柱(3,3a,3b)と前記台部(2)とを固定するように連結する支持固定部材(4,5,24)を更に具備することを特徴とする加工装置。
  2. 加工装置(1)であって、
    加工物(17)を把持する把持部(10)と、
    前記把持部(10)が取り付けられていて回転可能な回転部(9)と、
    前記回転部(9)を回転するための駆動部(11)と、
    該加工装置(1)の基本構造をなす主構造(23)と、
    を具備する加工装置において、
    前記回転部(9)は、前記主構造(23)において回転可能に支持されており、前記駆動部(11)は前記主構造(23)に取り付けられており、
    前記加工装置(1)は、前記加工物(17)を前記把持部(10)に把持した状態で反転されて、前記加工物(17)の裏面を加工するように使用可能であることを特徴とする加工装置。
  3. 前記駆動部(11)の回転を前記回転部(9)に伝達する伝達機構(12,13)を更に具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の加工装置。
  4. 前記回転部(9)は、軸受け(21)を介して前記主構造(23)に回転可能に支持されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の加工装置。
  5. 前記把持部(10)はコレットチャックであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の加工装置。
  6. 前記主構造(23)の上下面の少なくともいずれか一方に設置される前記支柱(3,3a,3b)の数は3本であって、前記支柱(3,3a,3b)は全て円柱形状であり、
    前記3本の支柱(3,3a,3b)は実質的に三角形状で配置されており、
    3本の内の1本の前記支柱を固定するための対応する1つの前記支持固定部材(5)は、V形状溝を有する面を具備して、それにより円形形状の支柱(3b)に前記V形状溝が接触して前記支柱(3b)をその動きを抑えるように固定しており、
    残りの支柱の内1本の前記支柱(3)には押さえ溝(27)が形成されており、前記残りの1本の支柱(3)を固定するための前記支持固定部材(24)は凹形状の面を有しているため、前記支持固定部材(24)の凹形状を形成する2つの腕部(24a,24b)を前記支柱(3)の前記押さえ溝(27)に嵌合して前記支柱(3)を挟んで抑えるように固定しており、それにより前記支持固定部材(24)は前記主構造(23)を抑えて固定するように作用することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の加工装置。
  7. ブロックゲージ(18)を、前記台部(2)と前記台部(2)が設置される据付台(22)との間に挿入設置することにより、前記台部を所定角度に傾斜して使用することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の加工装置。
  8. 放電加工装置(20)に組み込まれて使用されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の加工装置。
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