JP2009023071A - 工作機械におけるワーク位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベッドに旋回可能に装着されたワークテーブル14の上面に、第1ワークW1を位置決めするための第1及び第2ロケートピン21,22及び第1〜第4シートパッド31〜34を装着する。又、ワークテーブル14の上面に第2ワークを位置決めするための第3及び第4ロケートピン23,24及び第5〜第8シートパッド35〜38を装着する。前記ワークテーブル14を180°旋回させて、仕様の異なる第1ワークW1又は第2ワークを一つのワークテーブル14上に選択して装着する。
【選択図】図1
Description
上記の問題を解消することが可能なワーク位置決め装置が特許文献1に開示されている。このワーク位置決め装置は、リフタテーブルと、そのテーブル上に設けられた一対のロケートピンを備えるとともに、複数の穴を有するワークについていずれかの二つの穴に上記ロケートピンを係合させることによりそのワークを位置決めするようになっている。前記一対のロケートピンは、位置調整用アクチュエータの作動によって相互に接近又は離間するように個別に位置調整できるようになっている。そして、各ロケートピンをワーク側の穴にそれぞれ係合させて位置決めを行うようになっている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記ワークテーブル上へのワークの搬入及びワークの搬出は、リンクフィーダによって行われるように構成されていることを要旨とする。
(作用)
この発明は、複数対のロケートピンのうち一対のロケートピン及びシートパッドを用いてワークテーブルに対するワークの位置決めが行われる。又、ワークテーブルを旋回させることにより複数対のロケートピンのうち他の一対のロケートピン及びシートパッドにより前記ワークと仕様の異なるワークの位置決めが行われる。
図3に示すようにベッド11の上面には、旋回装置12が装着され、この旋回装置12の上部には、旋回テーブル13が装着され、該旋回テーブル13は垂直軸線の周りで水平方向に360°の範囲で往復旋回されるようになっている。この旋回テーブル13の上面には、ワークを支持するワークテーブル14が取り付けられ、ワークを装着することができるようになっている。前記ベッド11と旋回装置12との間には図示しないが旋回装置12を水平(X軸:図3の左右)方向及び水平(Y軸:図3の紙面直交)方向にそれぞれ往復動させるX軸駆動機構及びY軸駆動機構が設けられている。
最初に、第1ワークW1の加工を行う場合について説明する。図1は、ワークテーブル14の第1及び第2ロケートピン21,22がY軸方向の後側に、第3及び第4ロケートピン23,24がY軸方向の前側にある状態を示す。この状態において、図示しないリンクフィーダにより第1ワークW1がX軸方向右方からワークテーブル14の上方に搬入される。その後、第1ワークW1が下方に移動されて、第1ワークW1に形成された二つの貫通孔Whに、前記第1及び第2ロケートピン21,22が挿入係止されるとともに、第1ワークW1の下面が図1に示す四つの第1〜第4シートパッド31〜34によって支持され、第1ワークW1がワークテーブル14の所定位置に位置決めされる。この状態で図示しないクランプ機構によって、第1ワークW1の上面が下方に押圧されて第1ワークW1が前記ワークテーブル14の上面に締め付け固定される。なお、この状態では、第3及び第4ロケートピン23,24は第1ワークW1に接触しないように配置されているので使用されない。
(1)上記実施形態では、前記旋回装置12によって旋回可能に装着されたワークテーブル14の上面に第1ワークW1を位置決めする第1及び第2ロケートピン21,22及び第1〜第4シートパッド31〜34設けるとともに、第2ワークW2を位置決めする第3及び第4ロケートピン23,24及び第5〜第8シートパッド35〜38を設けた。そして、前記ワークテーブル14を旋回装置12によって180°旋回することにより、仕様の異なる第1ワークW1又は第2ワークW2をワークテーブル14の上面に装着することができるようにした。このため、1台の工作機械によって仕様の異なる第1及び第2ワークW1,W2を選択して加工することができる。
・前記実施形態では、ワークテーブル14を180°旋回させて、第1及び第2ワークW1,W2を装着するようにしたが、ロケートピンを三対以上配設し、ワークテーブル14を例えば90〜360°の範囲で任意の角度だけ旋回させて、仕様の異なる三種類以上のワークを選択して位置決めするように構成してもよい。
Claims (5)
- ベッドに対しワークを支持するワークテーブルを旋回装置により旋回可能に装着するとともに、ワークを加工する加工ユニットを装着した工作機械において、
前記ワークテーブルの上面に対し、仕様の異なる複数のワークの位置決めをそれぞれ行う複数対のロケートピンを配設するとともに、前記各ワークのうちいずれか一つのワークの下面をそれぞれ着座する複数のシートパッドを設け、前記ワークテーブルを旋回させることにより各ワークのいずれか一つのワークを選択的に位置決めするように構成したことを特徴とする工作機械におけるワーク位置決め装置。 - 請求項1において、前記ロケートピンはワークテーブルの上面に対し第1ワーク用の第1及び第2ロケートピンとして二箇所に設けられるとともに、第2ワーク用の第3及び第4ロケートピンとして二箇所に設けられ、シートパッドは第1ワーク用に複数箇所に設けられるとともに、第2ワーク用に複数箇所に設けられていることを特徴とする工作機械におけるワーク位置決め装置。
- 請求項2において、前記ワークテーブルは180°旋回されるように構成されていることを特徴とする工作機械におけるワーク位置決め装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、前記ワークテーブル上へのワークの搬入及びワークの搬出は、リンクフィーダによって行われるように構成されていることを特徴とする工作機械におけるワーク位置決め装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、前記各シートパッドの高さは、全て同じ高さに設定されていることを特徴とする工作機械におけるワーク位置決め装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104162797A (zh) * | 2014-07-25 | 2014-11-26 | 朱晓亮 | 旋转固定夹具 |
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2007
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