JP2016198827A - 記憶装置の組立装置及び記憶装置の製造方法 - Google Patents

記憶装置の組立装置及び記憶装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】垂直方向上方に取り出されるネジによる記憶装置本体の側壁と記憶装置キャリアの側腕部とのネジ止めを簡易な構造により実現することを課題とする。【解決手段】記憶装置の組立装置は、平行に設けられた一対の側壁を備えた記憶装置本体の前記側壁のそれぞれに、記憶装置キャリアが備える側腕部をそれぞれネジ止めする記憶装置の組立装置であって、前記ネジ止めに用いられるネジを該ネジの軸部が延びる方向を鉛直方向に一致させて供給するネジ供給部と、前記記憶装置本体の前記側壁の側方に前記記憶装置キャリアの前記側腕部をそれぞれ沿わせた状態で前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを保持するとともに、前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転させるホルダを備える記憶装置設置部と、前記ネジ止めを行うドライバ部を備え、該ドライバ部を鉛直面内で回転させるドライバロボット部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、記憶装置の組立装置及び記憶装置の製造方法に関する。
昨今、各種工業製品、部品の組み立ての自動化が図られており、例えば、ネジやナットの姿勢を変更したり、ドライバやソケットといった工具の向きを変更したりすることが行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
特公昭62−22734号公報 特開昭63−83229号公報
ところで、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置を情報処理装置の一部として組み込む場合、HDD本体にHDDキャリアを取り付けることがある。HDD本体にHDDキャリアを取り付ける場合、HDD本体に平行に設けられた一対の側壁のそれぞれに、HDDキャリアが備える側腕部をそれぞれネジ止めする。このようなネジ止め工程を自動化しようとする場合、ドライバ部によって保持されるネジを自動的に供給するネジ供給部が設けられる。このようなネジ供給部として、ネジの軸部が延びる方向を鉛直方向と一致させるとともに、その頭部を搬送レールに係合させ、搬送レールの振動によりネジをネジ取出部まで搬送する形態の装置を用いることがある。このようなネジ供給部を採用した場合、ドライバ部に保持されるネジは、垂直方向上方に取り出される。垂直方向上方に取り出されたネジによりHDD本体の側壁とHDDキャリアの側腕部とをネジ止めするためには、HDD本体の側壁が上面となるようにHDD本体とHDDキャリアとを回転させることが求められる。また、HDD本体の反対側の側壁に側腕部をネジ止めするときには、HDD本体の反対側の側壁が上面となるようにHDD本体とHDDキャリアとを回転させなければならない。このようなHDD本体及びHDDキャリアの回転は、水平方向に延びる軸を回転軸とし、HDD本体の長手方向をこの回転軸と一致させて行う。このような回転を実現するためにはHDD本体とHDDキャリアとを把持する把持機構とその回転機構とが必要となる。これらの機構を備える組立装置の構成は複雑になる。また、HDD本体を水平方向に延びる回転軸回りに回転させると、HDD本体内部のディスクへの衝撃を緩和する機構の追加も考慮しなければならず、組立装置は、さらに複雑なものとなる。
1つの側面では、本明細書開示の記憶装置の組立装置及び記憶装置の製造方法は、垂直方向上方に取り出されるネジによる記憶装置本体の側壁と記憶装置キャリアの側腕部とのネジ止めを簡易な構造により実現することを課題とする。
本明細書開示の記憶装置の組立装置は、平行に設けられた一対の側壁を備えた記憶装置本体の前記側壁のそれぞれに、記憶装置キャリアが備える側腕部をそれぞれネジ止めする記憶装置の組立装置であって、前記ネジ止めに用いられるネジを該ネジの軸部が延びる方向を鉛直方向に一致させて供給するネジ供給部と、前記記憶装置本体の前記側壁の側方に前記記憶装置キャリアの前記側腕部をそれぞれ沿わせた状態で前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを保持するとともに、前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転させるホルダを備える記憶装置設置部と、前記ネジ止めを行うドライバ部を備え、該ドライバ部を鉛直面内で回転させるドライバロボット部と、を備える。
また、本明細書開示の記憶装置の製造方法は、平行に設けられた一対の側壁を備えた記憶装置本体の前記側壁のそれぞれに、記憶装置キャリアが備える側腕部をそれぞれネジ止めする記憶装置の製造方法であって、前記記憶装置本体の一方の前記側壁に設けられた側壁取付穴と、一方の前記側腕部に設けられた取付穴とにネジを挿通させてネジ止めする第1のネジ止め工程と、前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを保持したホルダを鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転させるホルダ回転工程と、前記記憶装置本体の他方の前記側壁に設けられた側壁取付穴と、他方の前記側腕部に設けられた取付穴とにネジを挿通させてネジ止めする第2のネジ止め工程と、を含み、前記第1のネジ止め工程と、前記第2のネジ止め工程とは、軸部が延びる方向を鉛直方向に一致させて前記ネジを供給するネジ供給工程と、前記ネジをドライバ部により保持し、鉛直方向上方へ引き上げるネジ引き上げ工程と、前記ネジを保持した前記ドライバ部を鉛直面内で回転させるドライバ部回転工程と、前記ドライバ部回転工程により軸部の延びる方向が水平方向に一致した前記ネジを回転させるネジ締め工程と、を含む。
本明細書開示の記憶装置の組立装置及び記憶装置の製造方法は、垂直方向上方に取り出されるネジによる記憶装置本体の側壁と記憶装置キャリアの側腕部とのネジ止めを簡易な構造により実現することができる。
図1は実施形態の組立装置の概略構成を示す図面である。 図2はHDD本体を底面側から観た斜視図である。 図3はHDD本体の側壁とHDDキャリアの側腕部とのネジ止め位置を示す説明図である。 図4(A)はHDD設置部の斜視図であり、図4(B)はHDD設置部にHDD本体及びHDDキャリアを保持させた状態を示す斜視図である。 図5はHDD設置部からブラケットとホルダとを取り去った状態を示す斜視図である。 図6はHDD設置部のブラケットとホルダとに分解した状態を示す斜視図である。 図7(A)はHDD本体をホルダに設置する様子を示す説明図であり、図7(B)はHDD本体をホルダに設置した様子を示す説明図である。 図8(A)はドライバ部を鉛直方向に沿わせた状態を示す斜視図であり、図8(B)はドライバ部を水平方向に沿わせた状態を示す斜視図である。 図9はドライバ部を回転させる回転テーブル部を示す説明図である。 図10は位置決めニードルによりHDD本体の位置とHDDキャリアの位置とを調整する様子を示す説明図である。 図11は位置決めニードルの構成を模式的に示す説明図である。 図12(A)は位置決めニードルの先端部がHDDキャリアの側腕部の取付穴及びHDD本体の側壁の側面取付穴に挿入される様子を示す説明図であり、図12(B)は位置決めニードルの先端部がHDDキャリアの側腕部の取付穴及びHDD本体の側壁の側面取付穴に挿入された状態を示す説明図である。 図13はネジ供給部の斜視図である。 図14は搬送レール上を移動するネジを示す説明図である。 図15はネジ供給部に対するドライバ部の姿勢を示す説明図である。 図16は記憶装置の組立装置の動作を示すフローチャートの一例である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(実施形態)
まず、図1を参照しつつ、実施形態の組立装置1について説明する。組立装置1は、記憶装置4の組み立てを行う。本実施形態の説明では、HDDキャリア6を取り付けた状態のHDD本体5を記憶装置4と称することとする。組立装置1は、HDD設置部10、ドライバロボット部30及びネジ供給部50を備える。HDD設置部10とドライバロボット部30とは、対向させて配置されている。なお、本実施形態の組立装置1には、二基のネジ供給部50が装備されている。各ネジ供給部50には、寸法の異なるネジ7がストックされている。
ここで、図2、3を参照しつつ、組立装置1によって組み立てられる記憶装置4について説明する。図2を参照すると、HDD本体5は、平行に設けられた一対の側壁51を備える。図2は、HDD本体5を底面52側から観た斜視図であるため、一方の側壁51のみが表れている。側壁51には、2個の側壁取付穴5aが設けられている。図2には表れていない他方の側壁51にも同様に2個の側壁取付穴5aが設けられている。HDD本体5の底面52には、4個の底面取付穴5bが設けられている。HDD本体5は、その外形寸法が規格化されており、これらの側面取付穴5a及び底面取付穴5bも規格によりその寸法、位置が決められている。側壁取付穴5aは、HDDキャリア6とのネジ止めに用いられる。一方、本実施形態における底面取付穴5bは、後に説明するように、HDD設置部10が備えるホルダ15に対し、HDD本体5を位置決めするために用いられる。
図3を参照すると、HDDキャリア6は、HDD本体5が備える側壁51にそれぞれ沿うように伸びる側腕部6aを備える。それぞれの側腕部6aには、側壁51に設けられた側壁取付穴5aの位置に対応させて取付穴6a1が設けられている。HDD本体5とHDDキャリア6とは、図3中、参照符号(a)〜(d)により示された箇所をネジ止めされることによって組み立てられ、記憶装置4となる。ネジ止めの順番は、種々設定することができるが、本実施形態では、位置(a)、位置(b)、位置(c)そして位置(d)の順に行う。なお、HDD本体5は、記憶装置本体の一例であり、HDDキャリア6は、記憶装置キャリアの一例である。
つぎに、図4(A)乃至図7を参照しつつ、HDD設置部10について説明する。図4(A)はHDD設置部10の斜視図であり、図4(B)はHDD設置部10にHDD本体5及びHDDキャリア6を保持させた状態を示す斜視図である。図5はHDD設置部10からブラケット14とホルダ15とを取り去った状態を示す斜視図である。図6はHDD設置部10のブラケット14とホルダ15とに分解した状態を示す斜視図である。図7(A)はHDD本体5をホルダ15に設置する様子を示す説明図であり、図7(B)はHDD本体5をホルダ15に設置した様子を示す説明図である。
HDD設置部10は、記憶装置設置部の一例である。本実施形態の組立装置1は、HDD本体5の底面52を接地させた状態で図3に示す位置(a)〜(d)のネジ締めを行う。そのため、組立装置1は、ホルダ15を備える。ホルダ15は、HDD本体5の側壁51の側方にHDDキャリア6の側腕部6aをそれぞれ沿わせた状態でHDD本体5及びHDDキャリア6を保持する。HDD設置部10は、図4(B)に示すように鉛直方向に延びる軸Ax1を回転軸として回転することができる。すなわち、ホルダ15は水平面内で回転可能に設けられている。このような水平面内での回転であれば、HDD本体5が内蔵するディスクへの衝撃を抑制することができる。
HDD設置部10は、台座部11上に設けられたHDD回転テーブル部12を備える。HDD回転テーブル部12は、軸Ax1を回転軸とする回転テーブル13を備える。回転テーブル13は、HDD回転テーブル部12内に設置されたアクチュエータによって両方向に回転することができる。回転テーブル13上には、ブラケット14を介してホルダ15が設置される。図5を参照すると、円形の回転テーブル13の外周壁には、半径方向に突出した突起部13aが設けられている。HDD回転テーブル部12には、第1ストッパ16aと第2ストッパ16bとが並列させて設けられている。第1ストッパ16a及び第2ストッパ16bは、ホルダ15の回転範囲を規定する。第1ストッパ16a及び第2ストッパ16bには、回転テーブル13が備える突起部13aが接触する。これにより、回転テーブル13に設置されるホルダ15の回転範囲が180°に設定されている。ホルダ15の回転範囲が180°に設定されることにより、ホルダ15に保持されるHDD本体5及びHDDキャリア6が180°回転することができるようになる。この結果、HDD本体5の両側壁51をそれぞれドライバロボット部30と対向させることができる。このように、ホルダ15は、水平面内でHDD本体5を回転させるため、HDD設置部10は、HDD本体5を把持するための格別の機構を備えなくてもよい。なお、回転テーブル13にはネジ穴13bが設けられている。
図6を参照すると、ブラケット14は、底板部14aとその両側に広がるフランジ部14bを備える。底板部14aには、取付穴14a1が設けられており、ブラケット14は、この取付穴14a1を介して回転テーブル13に設けられたネジ穴13bにネジ止めされる。ブラケット14の一方のフランジ部14bの端部には、ガイド片14cが設けられている。ガイド片14cは、HDDキャリア6の端面の位置決めに用いられる。
図6、図7(A)、(B)を参照すると、ホルダ15は、平板状の本体部15aの周縁にガイド片15b〜15fを備える。これらのガイド片15b〜15fは、HDDキャリア6の位置決めに用いられる。HDD本体5がホルダ15に設置される際、本体部15aには、HDD本体5の底面52が接地する。このような本体部15aの上面には、2個の位置決めピン15gが設けられている。この位置決めピン15gは、図7(A)に示すようにHDD本体5の底面52に設けられた底面取付穴5bに挿し込まれ、図7(B)に示すようにホルダ15に対するHDD本体5の位置決めを行う。底面52を本体部15aに接地させた状態でホルダ15に位置決めされたHDD本体5は、この状態で軸Ax周りに回転する。すなわち、HDD本体5の通常の使用状態と同様に、底面を下側に向けた状態で回転するため、HDD本体5が内蔵するディスクへの衝撃が抑制される。
つぎに、ドライバロボット部30について図8(A)乃至図12を参照しつつ説明する。図8(A)はドライバ部38を鉛直方向に沿わせた状態を示す斜視図であり、図8(B)はドライバ部38を水平方向に沿わせた状態を示す斜視図である。図9はドライバ部38を回転させる回転テーブル部35を示す説明図である。図10は位置決めニードル40によりHDD本体5の位置とHDDキャリア6の位置とを調整する様子を示す説明図である。図11は位置決めニードル40の構成を模式的に示す説明図である。図12(A)は位置決めニードル40の先端部40b1がHDDキャリア6の側腕部6aの取付穴6a1及びHDD本体5の側壁51の側面取付穴5aに挿入される様子を示す説明図であり、図12(B)は位置決めニードル40の先端部40b1がHDDキャリア6の側腕部6aの取付穴6a1及びHDD本体5の側壁51の側面取付穴5aに挿入された状態を示す説明図である。
ドライバロボット部30は、ドライバ部38をX軸方向に移動させるX軸レール31、Y方向に移動させるY軸レール32及びZ軸方向に移動させるZ軸レール33を備える。具体的に、ドライバ部38の取付ブラケット34がZ軸レール33に摺動可能に取り付けられており、Z軸レール33がY軸レール32に摺動可能に取り付けられている。そして、Y軸レール32が台座2に固定されたX軸レール31に摺動自在に取り付けられている。ドライバロボット部30は、これらの各レールに沿って、各方向にドライバ部38を移動させることができる。
取付ブラケット34とドライバ部38との間には、回転テーブル部35が設けられている。図9を参照すると、回転テーブル部35は、HDD回転テーブル部12と類似の構造を有する。具体的に、回転テーブル部35は、円形の回転テーブル36を備える。回転テーブル36の外周壁には、半径方向に突出した第1の突起部36aと第2の突起部36bが設けられている。この第1の突起部36aと第2の突起部36bとは、90°隔てた位置に設けられている。回転テーブル部35には、第1ストッパ37aと第2ストッパ37bとが並列させて設けられている。第1ストッパ37a及び第2ストッパ37bは、ドライバ部38の回転範囲を規定する。第1ストッパ37a及び第2ストッパ37bには、回転テーブル36が備える第1の突起部36a、第2の突起部36bがそれぞれ接触する。これにより、回転テーブル36に設置されるドライバ部38の回転範囲が90°に設定されている。ただし、HDD回転テーブル部12が、ホルダ15を水平面内で回転させるように設置されるのに対し、回転テーブル部35は、ドライバ部38を鉛直面内で回転させるように設置される。鉛直面とは、水平面に直交する面である。これにより、ドライバ部38は、鉛直方向と水平方向との間で回転することができる。すなわち、ドライバ部38は、ネジ供給部50に供給されたネジ7を保持し、鉛直方向上方へ引き上げる第1の状態と、保持したネジ7の軸部7bが延びる方向が水平方向と一致する第2の状態となることができる。ドライバ部38は、第2の状態となることによりHDD本体5の底面52を下側に向けた状態で側壁51に対してネジ締めすることができる。なお、ドライバ部38は、ネジ7を保持するためのネジ吸着機構を備える。
取付ブラケット34には、ニードル取付部39が設けられている。ニードル取付部39は、ブロック状の部材であり、取付穴39aに位置決めニードル40が取り付けられている。位置決めニードル40は、HDD本体5とHDDキャリア6との位置関係を調整する。位置決めニードル40は、Z軸レール33に装着された取付ブラケット34に取り付けられることにより、ドライバロボット部30とともにHDD設置部10に向かって前進することができる。すなわち、位置決めニードル40は、Y軸レール32に沿って移動することができる。図11を参照すると、位置決めニードル40は、外筒40aとニードル部40bを備える。外筒40aは、ニードル取付部39に嵌合されている。テーパー形状に成形されたニードル部40bの先端部40b1は、外筒40aから露出し、基端側に設けられた軸部40b2は外筒40aの底部40a1を貫通している。軸部40b2は、外筒40aの外側に位置する部分に鍔部40b3が設けられており、これによりニードル部40bは、外筒40aから脱落することなく、外筒40aに対して摺動することができる。ニードル部40bと外筒40aの底部40a1との間にはバネ部材40cが介装されている。これにより、ニードル部40bは、先端側に付勢されている。
このような位置決めニードル40は、例えば、図12(A)に示すように、HDD本体5に設けられた側壁取付穴5aと側腕部6aに設けられた取付穴6a1との位置がずれているときに、両者の位置を調整する。具体的に、図12(B)に示すように、ニードル部40bのテーパー形状の先端部40b1が1カ所の側壁取付穴5aと取付穴6a1とに挿入されると、HDD本体5とHDDキャリア6との相対位置が調整される。このように、HDD本体5とHDDキャリア6との相対位置が調整されると、他の位置における側壁取付穴5aと取付穴6a1との位置関係も修正され、ネジ7を挿入しやすい状態となる。なお、位置決めニードル40は、ネジ止めが行われる位置(a)〜(d)のいずれの位置の側壁取付穴5aと取付穴6a1に挿入してもよい。なお、HDD本体5は、位置決めピン15gによりホルダ15に対して位置決めされた状態となっているため、位置決めニードル40による位置決め時に実際に移動するのは、HDDキャリア6である。
つぎに、図13乃至図15を参照しつつ、ネジ供給部50について説明する。図13はネジ供給部50の斜視図である。図14は搬送レール151上を移動するネジ7を示す説明図である。図15はネジ供給部50に対するドライバ部38の姿勢を示す説明図である。ネジ供給部50は、ネジ貯留部50a内にストックしているネジ7を搬送レール151に沿ってネジ取出部152まで搬送する。図14を参照すると、ネジ7は、頭部7aを搬送レール151の上側に露出させるとともに、軸部7bの延びる方向を鉛直方向に一致させた状態で搬送レール151上を搬送される。ネジ7は、搬送レール151を所定の方向に振動させることにより、搬送レール151上を搬送され、ネジ取出部152に到達する。ネジ取出部152に到達したネジ7は、図15に示すように、鉛直方向に延びる軸Ax2に沿って昇降するドライバ部38によって保持される。ドライバ部38によって保持されたネジ7は、ドライバ部38が鉛直面内で回転することにより軸部7bが延びる方向が水平方向と一致する第2の状態となる。
つぎに、図16に示すフローチャートを参照しつつ、組立装置1の動作の一例につき、説明する。
まず、事前準備として、図7(A)に示すように、ホルダ15上にHDD本体5をセットし、さらに、HDDキャリア6をセットしておく。HDD本体5は、位置(a)がドライバロボット部30と対向するようにセットされる。なお、HDD本体5のセットとHDDキャリア6のセットの順番は問わない。HDD本体5とHDDキャリア6のセットが完了した後、ステップS1からの処理が開始される。
ステップS1では、位置決めニードル40により、側壁取付穴5aと取付穴6a1との位置決めが行われる。具体的に、ドライバロボット部30により位置決めニードル40を所定のX位置、Z位置に移動させるとともに、Y方向に前進させ、側壁取付穴5aと取付穴6a1にニードル部40bを挿入する。これにより、側壁取付穴5aと取付穴6a1との位置決め、すなわち、HDD本体5とHDDキャリア6との位置決めが行われる。
ステップS2では、ドライバロボット部30により、ドライバ部38がネジ供給部50のネジ取出部152からネジ7を取り出す。ステップS2の工程には、ネジ供給部50においてネジ7をその軸部7bが延びる方向を鉛直方向に一致させて供給するネジ供給工程と、ネジ7をドライバ部38により保持し、鉛直方向上方へ引き上げるネジ引き上げ工程とが含まれる。
ステップS3では、ドライバ部38を回転させる。具体的に、ネジ7を保持したドライバ部38を鉛直面内で回転させるドライバ部回転工程を行う。これにより、ドライバ部38の軸方向が水平方向に一致し、ネジ7の軸部7bが延びる方向が水平方向と一致する第2の状態となる。
ステップS4では、位置(a)のネジ締めを行う。具体的に、ドライバ部回転工程により軸部7bの延びる方向が水平方向に一致したネジ7を回転させるネジ締め工程を行う。
ステップS2〜ステップS4までの工程は、HDD本体5の一方の側壁51に設けられた側壁取付穴5aと、一方の側腕部6aに設けられた取付穴6a1とにネジ7を挿通させてネジ止めする第1のネジ止め工程となる。
ステップS5では、回転テーブル部35によりドライバ部38を回転させる。具体的に、ドライバ部38は、その軸方向を鉛直方向に一致させ、次回のネジ7の保持に備える。
ステップS6では、ホルダ回転工程を実施する。具体的に、HDD回転テーブル部12によりホルダ15を、軸Ax1を回転軸として180°回転させる。このときの回転方向は、時計回り(CW)である。なお、ステップS5とステップS6の工程の順番は逆であってもよいし、同時に行ってもよい。HDD本体5をこのような水平面内での回転とすることにより、HDD本体5に内蔵されたディスクの損傷を抑制することができる。
そして、ステップ7においてステップS2と同様にネジ7を取り出す。なお、ステップS7からステップS9までの工程は、HDD本体5の他方の側壁51に設けられた側壁取付穴5aと、他方の側腕部6aに設けられた取付穴6a1とにネジ7を挿通させてネジ止めする第2のネジ止め工程となる。第2のネジ止め工程が実施されることにより、位置(b)のネジ締めが完了する。なお、ステップS7からステップS9の工程は、ステップS2からステップS4までの工程と変わるところがないので、その詳細な説明を省略する。
ステップS9に引き続いて行われるステップS10では、ステップS5と同様に、回転テーブル部35によりドライバ部38を回転させる。そして、位置(c)のネジ締めを行うステップS11からステップS13の工程を行う。ステップS11からステップS13の工程は、ステップS2からステップS4までの工程と変わるところがないので、その詳細な説明は省略する。なお、ステップS11からステップS13の工程は、第2のネジ止め工程となる。
そして、ステップS14において、再び、ステップS5と同様に回転テーブル部35によりドライバ部38を回転させる。その後、ステップS15において、再び、ホルダ回転工程を実施する。具体的に、HDD回転テーブル部12によりホルダ15を、軸Ax1を回転軸として180°回転させる。ただし、このときの回転方向は、ステップS6とは異なり、反時計回り(CCW)である。なお、ステップS14とステップS15の工程の順番は逆であってもよいし、同時に行ってもよい。
ステップS15に引き続き行われるステップS16からステップS18の工程は、ステップS2からステップS4までの工程と変わるところがないので、その詳細な説明は省略する。なお、ステップS16からステップS18の工程は、第1のネジ止め工程となる。ステップS18の工程が完了することにより、位置(a)〜(d)のネジ締めが完了し、HDD本体5とHDDキャリア6とが組み立てられ、記憶装置4が完成する。ステップS18の工程が終了した後は、ステップS19においてドライバ部38を鉛直方向に復帰させ、一連の工程が終了する。
本発明実施形態の組立装置1によれば、垂直方向上方に取り出されるネジ7によるHDD本体5の側壁51とHDDキャリア6の側腕部6aとのネジ止めを簡易な構造により実現することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 組立装置
4 記憶装置
5 HDD本体
51 側壁
5a 側壁取付穴
6 HDDキャリア
6a 側腕部
6a1 取付穴
7 ネジ
7a 頭部
7b 軸部
10 HDD設置部
12 HDD回転テーブル部
13 回転テーブル
13a 突起部
15 ホルダ
15a 本体部
15b〜15f ガイド片
15g 位置決めピン
16a 第1ストッパ
16b 第2ストッパ
30 ドライバロボット部
35 回転テーブル部
36 回転テーブル
36a 第1の突起部
36b 第2の突起部
37a 第1ストッパ
37b 第2ストッパ
38 ドライバ部
40 位置決めニードル
50 ネジ供給部
151 搬送レール
152 ネジ取出部

Claims (6)

  1. 平行に設けられた一対の側壁を備えた記憶装置本体の前記側壁のそれぞれに、記憶装置キャリアが備える側腕部をそれぞれネジ止めする記憶装置の組立装置であって、
    前記ネジ止めに用いられるネジを該ネジの軸部が延びる方向を鉛直方向に一致させて供給するネジ供給部と、
    前記記憶装置本体の前記側壁の側方に前記記憶装置キャリアの前記側腕部をそれぞれ沿わせた状態で前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを保持するとともに、前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転させるホルダを備える記憶装置設置部と、
    前記ネジ止めを行うドライバ部を備え、該ドライバ部を鉛直面内で回転させるドライバロボット部と、
    を備える記憶装置の組立装置。
  2. 前記記憶装置設置部は、前記ホルダの回転範囲を規定する第1ストッパ及び第2ストッパを備える請求項1に記載の記憶装置の組立装置。
  3. 前記ドライバロボット部は、前記ドライバ部の回転範囲を前記ネジ供給部に供給された前記ネジを保持し、鉛直方向上方へ引き上げる第1の状態と、保持した前記ネジの軸部が延びる方向が水平方向と一致する第2の状態との間に規定する第1ストッパ及び第2ストッパを備える請求項1又は2に記載の記憶装置の組立装置。
  4. 前記ホルダは、前記記憶装置本体の底面に設けられた取付穴に挿し込まれて前記記憶装置本体の位置決めをする位置決めピンを備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記憶装置の組立装置。
  5. 前記ドライバロボット部とともに前記記憶装置設置部に向かって前進し、前記ホルダに保持された前記記憶装置本体と前記記憶装置キャリアとの位置合わせを行う位置決めニードルを備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記憶装置の組立装置。
  6. 平行に設けられた一対の側壁を備えた記憶装置本体の前記側壁のそれぞれに、記憶装置キャリアが備える側腕部をそれぞれネジ止めする記憶装置の製造方法であって、
    前記記憶装置本体の一方の前記側壁に設けられた側壁取付穴と、一方の前記側腕部に設けられた取付穴とにネジを挿通させてネジ止めする第1のネジ止め工程と、
    前記記憶装置本体及び前記記憶装置キャリアを保持したホルダを鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転させるホルダ回転工程と、
    前記記憶装置本体の他方の前記側壁に設けられた側壁取付穴と、他方の前記側腕部に設けられた取付穴とにネジを挿通させてネジ止めする第2のネジ止め工程と、を含み、
    前記第1のネジ止め工程と、前記第2のネジ止め工程とは、軸部が延びる方向を鉛直方向に一致させて前記ネジを供給するネジ供給工程と、前記ネジをドライバ部により保持し、鉛直方向上方へ引き上げるネジ引き上げ工程と、前記ネジを保持した前記ドライバ部を鉛直面内で回転させるドライバ部回転工程と、前記ドライバ部回転工程により軸部の延びる方向が水平方向に一致した前記ネジを回転させるネジ締め工程と、を含む記憶装置の製造方法。
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