JP6715279B2 - 光デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、被覆除去区間が設けられた光ファイバと該被覆除去区間を補強する補強構造とを備えた光デバイスに関する。
光ファイバには、しばしば、被覆除去区間が設けられる。被覆除去区間とは、光ファイバにおいて、樹脂製の被覆が除去され、ガラス製のクラッドが露出した区間のことを指す。例えば、2本の光ファイバを融着接続する場合、融着点近傍に被覆除去区間が設けられる。また、光ファイバからクラッドモード光を除去するためのクラッドモードストリッパにおいても、被覆除去区間が設けられる。
被覆除去区間は、それ以外の区間と比べて機械的強度に劣る。このため、被覆除去区間を補強する各種補強構造が採用される。被覆除去区間の補強構造を開示した文献としては、例えば、特許文献1〜2などがある。
特開2008−187100号公報(2008年8月14日公開) 特開2011−211220号公報(2011年10月20日公開)
被覆除去区間が設けられた光ファイバと該被覆除去区間を補強する補強構造とを備えた典型的な光デバイス4を図4に示す。図4において、(a)は、光デバイス4の平面図であり、(b)は、光デバイス4の断面図である。なお、図4の(b)に示す断面図は、図4の(a)に示すAA’断面を矢視したものである。
光デバイス4において、光ファイバOFは、ヒートシンク41の上面に貼り付けられた補強板42に固定される。具体的には、被覆除去区間Iaに隣接する一方の被覆区間Ib1が接着剤45によって補強板42に固定され、被覆除去区間Iaに隣接する他方の被覆区間Ib2が接着剤46によって補強板42に固定される。これにより、光ファイバOFの機械的信頼性が担保される。
また、光ファイバOFの被覆除去区間Iaは、熱伝導性を有する樹脂体44に覆われる。光ファイバOFの被覆除去区間Iaにて生じた熱は、この樹脂体44を介して補強板42に伝導し、さらに、補強板42を介してヒートシンク41に伝導する。これにより、光ファイバOFの温度上昇が抑えられる。
しかしながら、光デバイス4には、以下の問題がある。すなわち、光ファイバOFの被覆除去区間Iaにて生じた熱が上記のように伝導すると、補強板42の温度が上昇する。そうすると、補強板42が熱膨張し、その結果、接着剤45〜46を介して光ファイバOFに張力が働く。これにより、光ファイバOFの機械的信頼性が損なわれる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、光ファイバの機械的信頼性を担保しつつ光ファイバの温度上昇を抑えた光デバイスを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る光デバイスは、熱伝導体と、上記熱伝導体とは別体の支持体であって、熱膨張率が上記熱伝導体よりも小さい支持体と、被覆除去区間を覆う樹脂体を介して上記熱伝導体に熱接触すると共に、該被覆除去区間に隣接する2つの被覆区間の各々において上記支持体に固定された光ファイバと、を備えている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、従来の光デバイスにおける補強構造の放熱機能が熱伝導体によって代替され、従来の光デバイスにおける補強構造の補強機能が支持体によって代替される。しかも、上記の構成によれば、相対的に熱膨張率が小さい支持体の熱膨張量は、相対的に熱膨張率が大きい熱伝導体の熱膨張量よりも小さくなる。このため、上記の構成によれば、支持体から光ファイバに作用する張力を、従来の光デバイスにおいて補強板から光ファイバに作用する張力よりも小さくすることができる。これにより、上記の構成によれば、光ファイバの機械的信頼性を、従来の光デバイスよりも高めることができる。
本発明に係る光デバイスにおいて、上記支持体の熱伝導率は、上記熱伝導体の熱伝導率よりも小さい、ことが好ましい。
上記の構成によれば、支持体の温度上昇を、更に生じ難くすることができる。したがって、上記の構成によれば、光ファイバの機械的信頼性を、更に高めることができる。
本発明に係る光デバイスにおいて、上記光ファイバは、上記2つの被覆区間の各々において接着剤により上記支持体に固定されており、上記樹脂体のヤング率は、上記接着剤のヤング率よりも小さい、ことが好ましい。
上記の構成によれば、熱伝導体の熱膨張に伴い熱伝導体から樹脂体を介して光ファイバに作用する張力は、支持体の熱膨張に伴い接着剤を介して支持体から光ファイバに作用する張力よりも小さくなる。したがって、本発明に係る光デバイスにおいて光ファイバに作用する張力は、熱伝導体の熱膨張に伴い樹脂体を介して熱伝導体から光ファイバに作用する張力を考慮に入れたとしても、従来の光デバイスにおいて光ファイバに作用する張力よりも小さくなる。
本発明に係る光デバイスにおいて、上記熱伝導体と上記支持体との間には、隙間が存在する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記熱伝導体が熱膨張したときに、上記熱伝導体が上記支持体に接触し難くなる。
本発明に係る光デバイスにおいて、上記支持体は、上記熱伝導体の三方を囲う弧状の支持体である、ことが好ましい。
上記の構成によれば、光デバイスのサイズを小型化することが容易になる。
本発明に係る光デバイスにおいて、上記支持体は、上記熱伝導体の四方を囲う環状の支持体である、ことが好ましい。
上記の構成によれば、光ファイバが張力以外の応力を受け難くなる。
本発明に係る光デバイスにおいて、上記光ファイバは、上記被覆除去区間内に融着点を含んでいる、ことが好ましい。
光ファイバにおける融着点は熱源となる。上記構成によれば、被覆区間において光ファイバに固定された支持体は、熱源である融着点を含む被覆除去区間において樹脂体を介して光ファイバと熱接触する熱伝導体と比べて、温度が上昇し難い。したがって、上記の構成によれば、光ファイバの機械的信頼性を高めるという上記の効果がより顕著に現れる。
本発明によれば、光ファイバの機械的信頼性を担保しつつ光ファイバの温度上昇を抑えた光デバイスを実現することができる。
本発明の一実施形態に係る光デバイスを示す図である。(a)は、その光デバイスの平面図であり、(b)は、その光デバイスの断面図である。 図1に示す光デバイスの第1の変形例を示す平面図である。 図1に示す光デバイスの第2の変形例を示す断面図である。 従来の光デバイスを示す図である。(a)は、その光デバイスの平面図であり、(b)は、その光デバイスの断面図である。
〔光デバイスの構成〕
本発明の一実施形態に係る光デバイス1の構成について、図1を参照して説明する。図1において、(a)は、光デバイス1の平面図であり、(b)は、光デバイス1の断面図である。なお、図1の(b)に示す断面図は、図1の(a)に示すAA’断面を矢視したものである。
光デバイス1は、図1に示すように、光ファイバOF、ヒートシンク11、熱伝導体12、支持体13、樹脂体14、接着剤15〜16を備えている。なお、熱伝導体12及び支持体13は、どちらもヒートシンク11の上面に設けられる部材であるが、互いに別体の部材である。
光ファイバOFは、2本の光ファイバを融着接続したものであり、融着点を含む。光ファイバOFの融着点近傍は、被覆が除去された被覆除去区間Iaを構成している。以下、被覆除去区間Iaに隣接する、被覆が残っている区間のうち、一方を第1被覆区間Ib1と呼び、他方を第2被覆区間Ib2と呼ぶ。
ヒートシンク11は、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱のうち、後述する熱伝導体12を介して自身に伝導した熱を外界に拡散させるための構成である。本実施形態においては、直方体状の銅塊をヒートシンク11として用いる。なお、ヒートシンク11の材料は、熱伝導率の高い材料であればよく、銅に限定されない。銅以外のヒートシンク11の好適材料としては、例えば、アルミニウム合金が挙げられる。また、ヒートシンク11の下面には、図示しないフィンなどが設けられていてもよい。ヒートシンク11の代わりに、水冷板を用いてもよい。
熱伝導体12は、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱のうち、後述する樹脂体14を介して自身に伝導した熱を前述したヒートシンク11に伝導させるための構成である。本実施形態においては、ヒートシンク11の上面に貼り付けられた長方形状のアルミ板(アルミニウム又はアルミニウム合金により構成された板状部材)を熱伝導体12として用いる。なお、本実施形態においては、熱伝導体12の材料として、後述する支持体13の材料と比べて、熱伝導率が大きく、かつ、熱膨張率が大きい材料を用いている。アルミニウム又はアルミニウム合金は、このような条件を満たす材料の一例であり、他の材料、例えば、銅を用いてもよい。
支持体13は、光ファイバOFを支持するための構成である。本実施形態においては、3つの直方体部131〜133をU字形に組み合わせたセラミックス塊を支持体13として用いている。支持体13は、第1直方体部131が光ファイバOFに沿うように、かつ、第2直方体部132及び第3直方体部133が光ファイバOFと重なるように配置され、熱伝導体12を三方から取り囲む。ただし、支持体13の各直方体部131〜133は、熱伝導体12の各辺から離間しており、支持体13と熱伝導体12との間には、隙間が形成されている。これは、熱伝導体12が熱膨張したときに生じ得る、熱伝導体12と支持体13との接触、及び、熱伝導体12から支持体13への熱伝導を抑制するためである。なお、本実施形態においては、支持体13の材料として、前述した熱伝導体12の材料と比べて、熱伝導率が小さく、かつ、熱膨張率が小さい材料を用いている。セラミックスは、このような条件を満たす材料の一例であり、他の材料、例えば、ガラスを用いてもよい。また、支持体13は、ヒートシンク11の上面に載置されていればよく、ヒートシンク11の上面に固定されていなくてもよい。
光ファイバOFの被覆除去区間Iaは、樹脂体14により覆われており、樹脂体14を介して熱伝導体12と熱接触している。このため、光ファイバOFにて生じた熱は、樹脂体14を介して熱伝導体12に伝導する。本実施形態においては、軟質シリコーン樹脂体を樹脂体14として用いる。なお、樹脂体14の材料は、熱伝導性を有する樹脂であって、後述する接着剤15〜16の材料と比べて、ヤング率が低く、かつ、限界伸び率が大きい樹脂であることが好ましい。軟質シリコーン樹脂は、このような条件を満たす樹脂の一例であり、他の樹脂、例えば、ゴムを用いてもよい。被覆除去区間Iaにおいて光ファイバOFから光を漏出させる場合には、被覆除去区間Iaにおける光ファイバOFの最外殻構造(例えば、クラッド)よりも屈折率が高い透明樹脂を用いることが好ましい。逆に、被覆除去区間Iaにおいて光ファイバOFから光を漏出させない場合には、被覆除去区間Iaにおける光ファイバOFの最外殻構造よりも屈折率が低い透明又は不透明樹脂を用いても構わない。
なお、本実施形態においては、樹脂体14により光ファイバOFを覆う範囲を、被覆除去区間Iaに隣接する被覆区間Ib1〜Ib2にまで広げ、樹脂体14と光ファイバOFとの接触面積、及び、樹脂体14と熱伝導体12との接触面積を大きくする構成を採用している。これにより、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱を、より効率的に熱伝導体12に伝導することが可能になっている。
光ファイバOFにおいて、被覆除去区間Iaに隣接する第1被覆区間Ib1は、接着剤15を用いて支持体13の第2直方体部132の上面に固定されている。また、光ファイバOFにおいて、被覆除去区間Iaに隣接する第2被覆区間Ib2は、接着剤16を用いて支持体13の第3直方体部133の上面に固定されている。本実施形態においては、硬質シリコーン樹脂体を接着剤15〜16として用いる。なお、接着剤15〜16の材料は、前述した樹脂体14の材料と比べて、ヤング率が高く、かつ、限界伸び率が小さい樹脂であることが好ましい。硬質シリコーン樹脂は、このような条件を満たす樹脂の一例であり、他の樹脂を用いてもよい。
以上のように構成された光デバイス1において、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱は、(1)樹脂体14を介して熱伝導体12に伝導し、(2)熱伝導体12を介してヒートシンク11に伝導し、(3)ヒートシンク11を介して外界に散逸するか、又は、(1)光ファイバOFの被覆を介して接着剤15〜16に伝導し、(2)接着剤15〜16を介して支持体13に伝導し、(3)支持体13を介してヒートシンク11に伝導し、(4)ヒートシンク11を介して外界に散逸する。このように、光ファイバOFの融着点近傍において生じた熱は、熱伝導体12及び支持体13の双方に伝導し得る。ただし、支持体13の熱膨張率は、熱伝導体12の熱膨張率よりも小さい。このため、光デバイス1において、支持体13から光ファイバOFに作用する張力は、従来の光デバイス4において、補強板42(光デバイス1の熱伝導体12に相当)から光ファイバOFに作用する張力よりも小さくなる。
しかも、本実施形態に係る光デバイス1においては、熱伝導体12の熱伝導率を支持体13の熱伝導率よりも大きくする構成を採用している。このため、光ファイバOFの融着点近傍にて発生した熱の大部分は、熱伝導体12を含む前者の伝導経路を介して外界に散逸する。このため、熱伝導体12は、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱による温度上昇が生じ易いのに対して、支持体13は、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱による温度上昇が生じ難い。したがって、熱伝導体12は、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱による熱膨張が生じ易いのに対して、支持体13は、光ファイバOFの融着点近傍にて生じた熱による熱膨張が生じ難い。これにより、上記の効果がより顕著に現れる。なお、熱伝導体12の熱伝導率を支持体13の熱伝導率よりも大きくする構成は、上記の効果を顕著にする好ましい構成であるが、上記の効果を得るうえで必須の構成ではない。すなわち、効果の程度を問わなければ、熱伝導体12の熱伝導率を支持体13の熱伝導率よりも大きくする構成を必ずしも採用する必要はない。
さらに、本実施形態に係る光デバイス1においては、熱源(融着点近傍)を被覆除去区間Iaに含める構成を採用している。すなわち、熱伝導体12を、熱源を含む被覆除去区間Iaにおいて樹脂体14を介して光ファイバOFに熱接触させると共に、支持体13を、熱源を含まない被覆区間Ib1〜Ib2において接着剤15〜16を介して光ファイバOFに固定する構成を採用している。また、本実施形態に係る光デバイス1においては、支持体13を熱伝導体12から離間させる構成を採用している。このため、支持体13の温度上昇は、更に生じ難くなり、その結果、支持体13の熱膨張は、更に生じ難くなる。これにより、上記の効果がより顕著に現れる。なお、熱源となる融着点(近傍)を被覆除去区間Iaに含める構成、及び、支持体13を熱伝導体12から離間させる構成は、上記の効果を顕著にする好ましい構成であるが、上記の効果を得るうえで必須の構成ではない。すなわち、効果の程度を問わなければ、熱源を被覆除去区間Iaに含める構成、及び、支持体13を熱伝導体12から離間させる構成を必ずしも採用する必要はない。
なお、熱伝導体12の熱膨張に伴い樹脂体14を介して光ファイバOFに作用する張力は、支持体13の熱膨張に伴い接着剤15〜16を介して光ファイバOFに作用する張力よりも格段に小さくなる。なぜなら、樹脂体14は、接着剤15〜16の材料よりもヤング率の小さい樹脂より構成されているからである。したがって、光デバイス1において光ファイバOFに作用する張力は、熱伝導体12の熱膨張に伴い樹脂体14を介して光ファイバOFに作用する張力を考慮に入れたとしても、従来の光デバイス4において光ファイバOFに作用する張力よりも小さくなる。
なお、光デバイス1は、図1の(a)に示すように、樹脂体14に埋設された熱電対17を更に備えていてもよい。光デバイス1を、例えば、ファイバレーザの一部として使用する場合、この熱電対17にて測定された温度を、ファイバレーザの制御部にフィードバックする。これにより、ファイバレーザの制御部は、例えば、樹脂体14の温度が上がりすぎないように、ファイバレーザの出力を調整することが可能になる。
〔光デバイスの第1の変形例〕
次に、光デバイス1の第1の変形例(以下、光デバイス1Aと記載)について、図2を参照して説明する。図2は、光デバイス1Aの平面図である。
光デバイス1と光デバイス1Aとの相違点は、以下のとおりである。すなわち、光デバイス1においては、図1の(a)に示すように、3つの直方体部131〜133を組み合わせた、平面視形状が弧状の支持体13を用い、この支持体13により熱伝導体12を三方から取り囲む構成が採用されている。これに対して、光デバイス1Aにおいては、図2に示すように、4つの直方体部131〜134を組み合わせた、平面視形状が環状の支持体13Aを用い、この支持体13Aにより熱伝導体12を四方から取り囲む構成が採用されている。なお、図2には、支持体13Aが光ファイバOFの融着点を中心とする長方形の周上を通る構成を示しているが、当該構成に代えて、支持体13Aが光ファイバOFの融着点を中心とする円の周上を通る構成を採用してもよい。
光デバイス1の支持体13は、光デバイス1Aの支持体13Aと比べて、サイズが小さい。したがって、光デバイス1には、光デバイス1Aと比べて、水平方向の装置サイズを小型化し易いというメリットがある。一方、光デバイス1Aの支持体13Aは、光デバイス1の支持体13と比べて、形状の対称性が高いため、熱膨張しても歪みが生じ難い。したがって、光デバイス1Aには、光デバイス1と比べて、光ファイバOFが張力以外の応力を支持体13Aから受け難いというメリットがある。また、光デバイス1Aの支持体13Aは、光デバイス1の支持体13と比べて、サイズが大きいため、温度が上昇し難い。したがって、光デバイス1Aには、支持体13がより熱膨張し難いというメリットがある。
〔光デバイスの第2の変形例〕
次に、光デバイス1の第2の変形例(以下、光デバイス1Bと記載)について、図3を参照して説明する。図3は、光デバイス1Bの断面図である。
光デバイス1と光デバイス1Bとの相違点は、以下のとおりである。すなわち、光デバイス1においては、図1の(b)に示すように、支持体13がヒートシンク11の上面に載置されている。これに対して、光デバイス1Bにおいては、図3に示すように、支持体13がヒートシンク11の上面に載置されていない。また、光デバイス1Bにおいては、図3に示すように、光ファイバOFの第1被覆区間Ib1が樹脂体18を介して熱伝導体12と熱接触しており、光ファイバOFの第2被覆区間Ib2が樹脂体19を介して熱伝導体12と熱接触している。なお、支持体13は、支持体13の重さが側圧として光ファイバOFに作用しないよう、例えば、光デバイス1Bの蓋の下面に固定されている。
光デバイス1においては、支持体13がヒートシンク11の上面に形成されている。したがって、光デバイス1には、光デバイス1Bと比べて、垂直方向の装置サイズを小型化し易いというメリットがある。一方、光デバイス1Bにおいては、光ファイバOFの第1被覆区間Ib1及び第2被覆区間Ib2が熱伝導体12と熱接触している。したがって、光デバイス1Bには、光デバイス1と比べて、第1被覆区間Ib1及び第2被覆区間Ib2の温度が上昇し難いというメリットがある。また、光デバイス1Bにおいては、光ファイバOFから熱伝導体12への熱が下向きに伝導されるのに対して、光ファイバOFから支持体13への熱が上向きに伝導されるため、支持体13の温度が上昇し難い。したがって、光デバイス1Aには、支持体13がより熱膨張し難いというメリットがある。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 光デバイス
11 ヒートシンク
12 熱伝導体
13 支持体
14 樹脂体
15〜16 接着剤
17 熱電対

Claims (8)

  1. 熱伝導体と、
    上記熱伝導体とは別体の支持体であって、熱膨張率が上記熱伝導体よりも小さい単一の支持体と、
    被覆除去区間を覆う樹脂体を介して上記熱伝導体に熱接触すると共に、該被覆除去区間に隣接する2つの被覆区間の各々において上記支持体に固定された光ファイバと、を備え、
    上記光ファイバは、上記2つの被覆区間の各々において接着剤により上記支持体に固定されており、
    上記樹脂体のヤング率は、上記接着剤のヤング率よりも小さい、
    ことを特徴とする光デバイス。
  2. 熱伝導体と、
    上記熱伝導体とは別体の支持体であって、熱膨張率が上記熱伝導体よりも小さい単一の支持体と、
    被覆除去区間を覆う樹脂体を介して上記熱伝導体に熱接触すると共に、該被覆除去区間に隣接する2つの被覆区間の各々において上記支持体に固定された光ファイバと、を備え、
    上記支持体は、平面視形状が上記熱伝導体の三方を囲う弧状の支持体である、
    ことを特徴とする光デバイス。
  3. 熱伝導体と、
    上記熱伝導体とは別体の支持体であって、熱膨張率が上記熱伝導体よりも小さい単一の支持体と、
    被覆除去区間を覆う樹脂体を介して上記熱伝導体に熱接触すると共に、該被覆除去区間に隣接する2つの被覆区間の各々において上記支持体に固定された光ファイバと、を備え、
    上記支持体は、平面視形状が上記熱伝導体の四方を囲う環状の支持体である、
    ことを特徴とする光デバイス。
  4. 上記支持体の熱伝導率は、上記熱伝導体の熱伝導率よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光デバイス。
  5. 上記熱伝導体と上記支持体との間には、隙間が存在する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光デバイス。
  6. 上記光ファイバは、上記被覆除去区間内に融着点を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の光デバイス。
  7. 熱伝導体と、
    上記熱伝導体とは別体の支持体であって、熱膨張率が上記熱伝導体よりも小さい支持体と、
    被覆除去区間を覆う樹脂体を介して上記熱伝導体に熱接触すると共に、該被覆除去区間に隣接する2つの被覆区間の各々において上記支持体に固定された光ファイバと、を備え、
    上記支持体は、平面視形状が上記熱伝導体の三方を囲う弧状の支持体である、
    ことを特徴とする光デバイス。
  8. 熱伝導体と、
    上記熱伝導体とは別体の支持体であって、熱膨張率が上記熱伝導体よりも小さい支持体と、
    被覆除去区間を覆う樹脂体を介して上記熱伝導体に熱接触すると共に、該被覆除去区間に隣接する2つの被覆区間の各々において上記支持体に固定された光ファイバと、を備え、
    上記支持体は、平面視形状が上記熱伝導体の四方を囲う環状の支持体である、
    ことを特徴とする光デバイス。
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