JP4914766B2 - 同軸型半導体レーザモジュール - Google Patents

同軸型半導体レーザモジュール Download PDF

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本発明は、パッケージを内部に備えた同軸型半導体レーザモジュールに関する。
半導体レーザモジュールには、半導体レーザの温度調整素子を有さない同軸型半導体レーザモジュールとして、内部に半導体レーザを有するCANパッケージ、レンズ、光ファイバ等を備えたものが知られている。
(第1の従来技術)
図5に、同軸型半導体レーザモジュールの一例の断面正面図を示す。同軸型半導体レーザモジュール101は、被対象物に取り付けるための取り付け穴103を有する板状の底板102の上部に、サブマウント(不図示)上に配置された半導体レーザ3およびフォトダイオード(不図示)、それらを覆うキャップ5、キャップ5内に配置されたレンズ6等から構成されるCANパッケージ9が配置されている。そして、CANパッケージ9から出射された光が入射する光ファイバ10、CANパッケージ9のキャップ5と光ファイバ10とを結ぶホルダ11、ホルダ11に光ファイバ10のフェルール10aを固定するスリーブ12がそれぞれ溶接にて連結固定されている。そして、これらを覆ってカバー13が底板102と溶接にて連結固定されている。
このような構成の同軸型半導体レーザモジュール101の組立て手順は、次の通りである。まずCANパッケージ9のキャップ5、ホルダ11、スリーブ12、光ファイバ10のフェルール10aを光軸調整および出力調整を行いつつ溶接にて固定し、次いでCANパッケージ9のステム8と底板102とを複数箇所の点溶接にて固定する。そして最後にカバー13を底板102に溶接で固定する。なお、ステム横面8bと底板102との間には、組立て性の確保のために間隙104が設けられている。
底板102、CANパッケージ9のキャップ5、ホルダ11、スリーブ12、光ファイバ10のフェルール、およびカバー13は溶接で連結するため、それぞれの材質は主にステンレスで構成されている。なお、この実施形態においてはステムを鉄材料(SPC)とし、それ以外をステンレスで構成している。
このような組立手順において、CANパッケージ9のステム8と底板102とを点溶接で固定するため、組立てに時間を要していた。
さらに、この第1の従来技術の同軸型半導体レーザモジュール101は放熱性の問題も有していた。通常、TEC等の温度調整素子を有しない同軸型半導体レーザモジュールにおいては、CANパッケージ内の半導体レーザから発生する熱を効率的にモジュール外に放熱する必要がある。
この第1の従来技術の同軸型半導体レーザモジュール101においては、底板102がCANパッケージ9のステム下面8aに接しており、主にこの底板102から放熱を行うことになる。半導体レーザ3から発生した熱はサブマウントを介してステム8に伝わり、ステム下面8aと接している底板102を介して、底板102が取り付けられる被対象物に放熱される。この放熱を効率よく行うことができれば、放熱性の向上に結びつく。
しかしながらこの実施形態においては、底板102は熱伝導率が低いステンレスで構成されているので材料面で熱伝導率が悪く、さらにステムと底板との固定が点溶接であり、両者の接触が完全な面接触とはなっていないため構造面でも熱伝導率が悪く、結果、効率的に放熱することができなかった。
(第2の従来技術)
上記した放熱性の問題を改善した同軸型半導体レーザモジュールが特許文献1に提案されている。これを図6に示す断面正面図に基づいて説明する。
同軸型半導体レーザモジュール111は、CANパッケージ113、CANパッケージ113から出射された光が入射する光ファイバ122、CANパッケージ113のキャップ115と光ファイバ122とを結ぶ、内部にレンズ120が内蔵されたレンズホルダ119、レンズホルダ119に光ファイバ122を固定するスリーブ121がそれぞれ連結固定されている。ここまでの基本構成は、レンズの配置位置を除いて第1の従来技術と同一である。
第1と第2の従来技術とでは、カバーの構成が異なっている。この第2の従来技術では、カバー123を第1カバー124および第2カバー125で構成し、そして第1カバー124の光ファイバ側の端をブーツ126で覆っている。材質は第1カバー124をステンレスとし、第2カバー125をステンレス又は銅合金やアルミニウム合金等の熱伝導率が高い材料としている。なお、ブーツはゴムで構成している。
第2カバー125はCANパッケージ113のステム下面114aとステム外周面114bとで接している。そして第2カバー125は、その下面で底板112に接している。
この構成により、図6中の矢印に示すように、CANパッケージ113内の半導体レーザ117から発生した熱をステム下面114aとステム外周面114bとを経由して底板112に伝達することで、半導体レーザ117から発生した熱を放熱することができるというものである。
特開2004−165304号公報(図1参照)
しかしながら、現実には、この第2の従来技術の同軸型半導体レーザモジュール111では、図6中の矢印のように放熱を行うことはできないと推察される。
特許文献1においては、上述したように「CANパッケージ113内の半導体レーザ117から発生した熱をステム下面114aとステム外周面114bとを経由して底板112に伝達し、そして底板112から放熱される」と記載されている。
しかしながら、通常、ステムや底板のような半導体レーザモジュールの組立部品は、モジュールとしての組立て性を確保するために、部品間にある程度の間隙を持たせている。特許文献1の構造においても、ステム114と第2カバー125とは図6のように完全に密着しておらず、実際にはステム外周部114bと第2カバーの内周部125aとの間に間隙を有していると思われる(尚、図6に示した図面自体は特許文献1の図1を変更無く引用している)。
間隙を有しているとすれば、ステム114と第2カバー125とはステム下面114aでしか接していないこととなり、結局放熱はステム下面114aからしか行われず、効率的な放熱を実現できておらず、また、機械的衝撃や振動等に対して構造的に弱いと推察される。
さらに、CANパッケージ113のステム114と第2カバー125との固定方法についても問題がある。両者の固定方法については、特許文献1中では述べられていない。一般的手法である溶接による固定と考えた場合、上述したようにステム114が鉄合金、第2カバー125がアルミであるため、溶接性が悪く、組み立てに時間を要すると考えられる。
請求項1に記載の同軸型半導体レーザモジュールにおいては、ステム上に半導体発光素子が配置されたパッケージと、内部に前記パッケージが配置され、被対象物へ取り付けるための取付け穴(22)を有するベース部と、前記パッケージから出射された光が入射する光ファイバと、前記パッケージから出射された光を前記光ファイバに結合させるレンズと、少なくとも前記レンズと前記光ファイバとを覆うカバーとを有する同軸型半導体レーザモジュールであって、前記ベース部は、上部が小径部、下部が大径部となる縦断面形状が変化している貫通穴(24、37)を有し、前記パッケージは、前記ステムが前記大径部内に位置しているとともに、当該ステムの上面(8c)が前記縦断面形状が変化する境界部(24d、37c)に熱伝導可能に接触しており、また、前記ステムを前記ベース部に対して固定するための固定手段(27、38、47)を有し、当該固定手段は、前記ステムの下面(8a)を該固定手段を介して前記ベース部に対して熱伝導可能に連結させており、さらに、前記ベース部は所定厚さを有し、当該所定厚さは前記ステムの径部の厚さと前記固定手段の厚さの和よりも厚く形成され、当該厚く形成されることにより前記ベース部の下部側の端が前記被対象物への取付け面を成すようになっており、前記パッケージで発生した熱を前記ステムの上面および下面から前記ベース部を介して前記被対象物に放熱することを特徴としている。
請求項2に記載の同軸型半導体レーザモジュールにおいては、請求項1に記載の同軸型半導体レーザモジュールにおいて、前記固定手段が、その外周にネジ部(28)が形成された円筒部材からなり、前記ベース部の前記貫通穴の前記大径部内に形成されたメスネジ部(23)とネジ結合されることを特徴としている。
請求項3に記載の同軸型半導体レーザモジュールにおいては、請求項1または2のいずれか1項に記載の同軸型半導体レーザモジュールにおいて、前記ベース部と前記固定手段の少なくとも一方の材質が、アルミニウム合金または銅合金からなることを特徴としている。
請求項4に記載の同軸型半導体レーザモジュールにおいては、請求項1から3のいずれか1項に記載の同軸型半導体レーザモジュールにおいて、前記ステムの横面と前記ベース部との間に放熱グリス(26)が充填されていることを特徴としている。
本発明の同軸型半導体レーザモジュールは、当該モジュールを被対象物に取り付けるためのベース部を有し、そのベース部にCANパッケージがステムの上面にて接し、さらにステムの下面にて固定手段を介してベース部に接している。そして、CANパッケージは固定手段によりベース部に固定されている。これにより、CANパッケージ内の半導体レーザから発生した熱を、ステムの上面および下面からベース部を介して被対象物に放熱することができ、効果的な放熱を実現することができる。そして、ベース部および固定手段の材質をより放熱性の高い材質であるアルミニウム合金または銅合金で構成すれば、より放熱効果を高めることができる。
さらに、CANパッケージをベース部に固定手段を用いて容易に固定させることができ、組み立て性を向上させることもできる。
(第1実施形態)
図1に、本願発明の同軸型半導体レーザモジュールの第1実施形態を示す。図1(a)に同軸型半導体レーザモジュール1の断面正面図、図1(b)に底面図を示す。なお、従来技術の項で説明した部品と同一の部品には同一番号を付し、その説明は省略する。
CANパッケージ9、ホルダ11、スリーブ12、光ファイバ10までの構造は、第1の従来技術と同一である。第1の従来技術とこの第1の実施形態とは、底板(ベース部)の形状およびCANパッケージの固定方法が異なっている。
底板(ベース部)21は放熱性の高い材質であるアルミニウム合金または銅合金で構成されている。所定の厚みを有しており、その両側部には同軸型半導体レーザモジュール1を被対象物に取り付けるための取り付け穴22を有している。具体的には、同軸型半導体レーザモジュールは放熱グリスを介して金属ブロック等の放熱板(被対象物)に取付けられ、そしてこの放熱板が例えば測定装置の内部部品であるプリント基板に固定される(不図示)。このように、同軸型半導体レーザモジュールは放熱部材(被対象物)に固定される。
また底板21は、底面21a側から上面21b側に向かって段階的に径が狭まる貫通穴24を有している。底面21a側から大径部である第1の丸穴24aと第2の丸穴24b、小径部である第3の丸穴24cでなり、第1の丸穴24aにはメスネジ23が形成されている。第2の丸穴24bと第3の丸穴24cとの間では径が狭まっており、その縦断面形状が変化する部分に境界部24dが形成されている。
この貫通穴24の内部にCANパッケージ9が配置されている。CANパッケージ9のステム8の上面8cが第2の丸穴24bと第3の丸穴24cとの境界の境界部24dに接している。ステム横面8bと第2の丸穴24bとは組立性を考慮し、所定の間隙25を有して配置されている。そしてこの間隙25には、放熱グリス26(材質:シリコン)が充填されている。
第1の丸穴24aには、固定手段としてのストッパネジ27が配置されている。ストッパネジ27は底板21と同様、放熱性の高い材質であるアルミニウム合金または銅合金で構成されている。ストッパネジ27は中空の円筒形状でなり、その外周部にはオスネジ28が形成されている。中空部はCANパッケージのリード7を通すために設けている。ストッパネジ27の下面には、ストッパネジを回転させて固定する際に用いる溝29が形成されている。このストッパネジ27の上面とステム下面8aとが接している。
底板の上面21b側には、突出部30が形成されている。突出部30の外周とカバー13の内周とが嵌合する構造となっている。
組み立て手順は、次の通りである。まず第1の従来技術と同様に、CANパッケージ9、ホルダ11、スリーブ12、光ファイバ10を溶接固定にて組み立てる。そして、ステム上面8cと底板21の貫通穴24内の境界部24dとを接しさせる。その際、ステム横面8bと第2の丸穴との間隙25に放熱グリス26を充填させる。そして底板の底面21a側からストッパネジ27がステム下面8aに接した状態で第1の丸穴24aに固定される。最後に、底板の突出部30とカバー13とを固定する。
このように、CANパッケージ9は、ステム上面8cおよびステム下面8aにて熱導電性の高い材質からなる底板21およびストッパネジ27に接しているので、CANパッケージ9内の半導体レーザ3から発生した熱を、ステム上面およびステム下面から図1(a)中の矢印で示したルートで効率的に放熱することができる。また、ステム横面8bと第2の丸穴24bとの間隙25には放熱グリス26を充填させているので、間隙による放熱性の悪化を防ぐことができる。
(第1の従来技術と第1実施形態との対比)
ここで、有限要素法によるシミュレーション結果を示す。半導体レーザが載置されたサブマウントから底板(ベース部)までのルートにおける熱抵抗を、第1の従来技術と第1実施形態とで対比した。なお、第1の従来技術の構成としては、CANパッケージのサブマウント(不図示)およびステム8の材質を鉄、底板102の材質をステンレスとし、両者はステム下面のみで接し、そして点溶接で固定されているものとした。
(第1実施形態(その1))この構成としては、ステム上面8cにて底板21に接し、ステム下面8aにてストッパネジ27に接するものとした。構成部品の材質は第1の従来技術と同様のものとし、ステム8を鉄、底板21をステンレス、ストッパネジ27をステンレスとした。この構造によれば、サブマウントから底板までのルートにおける熱抵抗は、第1の従来技術の構成における熱抵抗に比し30%改善された。つまり、ステムの上下面から放熱するという構造によって放熱性が大幅に改善されたことが分かる。
(第1実施形態(その2))この構成は、第1実施形態(その1)の構成において、底板21をアルミニウム、ストッパネジ27をアルミニウムに変更したものである。この構成によれば、サブマウントから底板21までのルートにおける熱抵抗は、第1の従来技術の構成における熱抵抗に比し45%改善された。つまり、構成部品をアルミニウムとすることによって放熱性がさらに改善されたことが分かる。
このシミュレーション結果から、本発明のステム上面およびステム下面から放熱させる構造は、従来の構造に比してより効率的に放熱できることが明らかであり、さらに材質をアルミニウムとすることでより効率的に放熱できることが明らかとなっている。
(第2実施形態)
図2に、本願発明の同軸型半導体レーザモジュールの第2実施形態を示す。図2(a)に同軸型半導体レーザモジュール35の断面正面図、図2(b)に底面図を示す。この第2実施形態は、第1実施形態とは固定手段の構成が異なっている。第1実施形態にて固定手段を底板にネジ固定していたのに対し、この第2実施形態においては熱伝導性を有する接着剤で固定手段(ストッパリング)を固定している。
底板36には、貫通穴37が形成されており、底面側から大径部である第1の丸穴37a、小径部である第2の丸穴37bを構成している。第1の丸穴37aと第2の丸穴37bとの間では径が狭まっており、その縦断面形状が変化する部分に境界部37cが形成されている。CANパッケージ9のステム上面8cと境界部37cとが接している。そして、第1の丸穴37a内にストッパリング38が配置されている。ストッパリング38は第1実施形態のストッパネジ27と同様に、放熱性の高い材質であるアルミニウム合金または銅合金からなる。そして、ストッパリング38の上面とステム下面8aとが接して構成している。なお、第1の丸穴37aとストッパリング38とは、組立性を考慮して所定の間隙を有して構成されている。この間隙に熱伝導接着剤39が充填され、ストッパリング38は底板36と連結されている。
これにより、ステム上面およびステム下面から図2(a)中の矢印で示したルートでCANパッケージ9内の半導体レーザ3から底板36までの放熱ルートを確保することができ、第1実施形態と同様に効率的に放熱することができる。
なお、ここではステム横面8bと第1の丸穴37aとの間隙25には放熱グリス26が充填されているとしたが、この間隙25に熱伝導接着剤39を充填してもよい。これによっても同様の効果を得ることができる。
また、ストッパリングを熱伝導性樹脂で構成することで、熱伝導性接着剤なしの構成とすることも可能である。ストッパリング38の外径と第1の丸穴37aとを「しまりばめ」の関係となるように構成し、ストッパリング38を第1の丸穴37aにかしめてCANパッケージ9を底板36に固定する。ストッパリング38は樹脂であるので、かしめ作業は比較的容易である。そして、ストッパリング38は熱伝導性を有しているので放熱効果に関しても、上記と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図3に、本願発明の同軸型半導体レーザモジュールの第3実施形態を示す。図3(a)に同軸型半導体レーザモジュール45の断面正面図、図3(b)に底面図を示す。この第3実施形態においては、固定手段(ストッパリング)47を4つの固定用ネジ48で底板46に固定する形態としている。ストッパリング47には数箇所にサラ穴47aと貫通穴47bが形成されており、当該サラ穴47aと貫通穴47bを用いて底板46に形成されたネジ穴46aにストッパリング47を底板46に固定する。
なお、底板46とストッパリング47との間には組み立ての容易化のために間隙が設けられているが、その間隙に放熱グリスを充填することで、より放熱効果を増すことも可能である。
このような構成においても、サイズが大きくなるものの、図3(a)中の矢印で示したように、ステム上面およびステム下面から効率的に放熱することができる。
(第4実施形態;参考実施形態
図4に、本願発明の同軸型半導体レーザモジュールの参考実施形態である第4実施形態を示す。図4(a)に同軸型半導体レーザモジュール55の断面正面図、図4(b)に底面図を示す。この第4実施形態においては、固定手段としてストッパネジ(あるいはストッパリング)を用いずに、ステム横面に形成したステムネジ部を用いている。
底板59には、貫通穴60が形成されており、底面側から大径部である第1の丸穴60a、小径部である第2の丸穴60bを構成している。第1の丸穴60aと第2の丸穴60bとの間では径が狭まっており、その縦断面形状が変化する部分に境界部60cが形成されている。そして、第1の丸穴60a内には、メスネジ61が形成されている。一方、CANパッケージ56のステム横面57bには固定手段としてのステムネジ部58(オスネジ)が形成されている。そして、底板の第1の丸穴内に形成したメスネジ61とネジ結合し(つまりステム横面57bと底板59とが接し)、ステム上面57cと境界部60cとが接して固定される。なお、ネジ山の数を増やすため、ステム57の厚さを第1〜3実施形態と比較して若干厚く構成している。
この構成によれば、ステム上面57cとステム横面57bとで底板59に接しているので、ステム上面およびステム横面から図4(a)中の矢印で示したルートで効率的に放熱することができる。
本発明の第1実施形態の同軸型半導体レーザモジュール 本発明の第2実施形態の同軸型半導体レーザモジュール 本発明の第3実施形態の同軸型半導体レーザモジュール 本発明の参考実施形態である第4実施形態の同軸型半導体レーザモジュール 第1の従来技術の同軸型半導体レーザモジュール 第2の従来技術の同軸型半導体レーザモジュール
符号の説明
1、35、45、55:同軸型半導体レーザモジュール
3:半導体レーザ
5:キャップ
6:レンズ
7:リード
8:ステム
9:CANパッケージ
10:光ファイバ
11:ホルダ
12:スリーブ
13:カバー
21、36、46、59:底板(ベース部)
22:取り付け穴
23、61:メスネジ
24、37、60:貫通穴
25:間隙
26:放熱グリス
27:ストッパネジ(固定手段)
28:オスネジ
29:溝部
30:突出部
38、47:ストッパリング(固定手段)
39:熱導伝接着剤
48:固定用ネジ
57:ステム
58:ステムネジ部(固定手段)

Claims (4)

  1. ステム上に半導体発光素子が配置されたパッケージと、
    部に前記パッケージが配置され、被対象物へ取り付けるための取付け穴(22)を有するベース部と、
    前記パッケージから出射された光が入射する光ファイバと、
    前記パッケージから出射された光を前記光ファイバに結合させるレンズと、
    少なくとも前記レンズと前記光ファイバとを覆うカバーとを有する同軸型半導体レーザモジュールであって、
    前記ベース部は、上部が小径部、下部が大径部となる縦断面形状が変化している貫通穴(24、37)を有し、
    前記パッケージは、前記ステムが前記大径部内に位置しているとともに、当該ステムの上面(8c)が前記縦断面形状が変化する境界部(24d、37c)に熱伝導可能に接触しており、
    また、前記ステムを前記ベース部に対して固定するための固定手段(27、38、47)を有し、
    当該固定手段は、前記ステムの下面(8a)を該固定手段を介して前記ベース部に対して熱伝導可能に連結させており、さらに、
    前記ベース部は所定厚さを有し、当該所定厚さは前記ステムの径部の厚さと前記固定手段の厚さの和よりも厚く形成され、当該厚く形成されることにより前記ベース部の下部側の端が前記被対象物への取付け面を成すようになっており、
    前記パッケージで発生した熱を前記ステムの上面および下面から前記ベース部を介して前記被対象物に放熱することを特徴とする同軸型半導体レーザモジュール。
  2. 前記固定手段が、その外周にネジ部(28)が形成された円筒部材からなり、前記ベース部の前記貫通穴の前記大径部内に形成されたメスネジ部(23)とネジ結合されることを特徴とする請求項1に記載の同軸型半導体レーザモジュール。
  3. 前記ベース部と前記固定手段の少なくとも一方の材質が、アルミニウム合金または銅合金からなることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の同軸型半導体レーザモジュール。
  4. 前記ステムの横面と前記ベース部との間に放熱グリス(26)が充填されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の同軸型半導体レーザモジュール。
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