JPH01136908A - 金属粉末の製造方法 - Google Patents

金属粉末の製造方法

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JPH01136908A
JPH01136908A JP29436287A JP29436287A JPH01136908A JP H01136908 A JPH01136908 A JP H01136908A JP 29436287 A JP29436287 A JP 29436287A JP 29436287 A JP29436287 A JP 29436287A JP H01136908 A JPH01136908 A JP H01136908A
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JP
Japan
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molten metal
nozzle
powder
chamber
particle size
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Pending
Application number
JP29436287A
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English (en)
Inventor
Shigenori Kusumoto
栄典 楠本
Katsuyuki Yoshikawa
吉川 克之
Hidetoshi Inoue
秀敏 井上
Tsukasa Shiomi
塩見 司
Toshihisa Suemitsu
末光 利久
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、超音速・超音波振動を有するアトマイズガス
を使用する、いわゆる超音波ガスアトマイズ法による金
属粉末の製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、金属微粉末の好適な製造方法として超音波ガスア
トマイズ法(以下、UGA法という。)が注目されてい
る。この方法は、第3図および第4図に示すように、タ
ンディツシュ21に貯えられた金属溶湯27を溶湯ノズ
ル22からチャンバー24内に流下させ、溶湯ノズル2
2の先端部に近接した位置で溶湯流にUGAノズル23
から超音速、超音波振動を有する高圧のアトマイズガス
を対向状にかつ斜め下向きに噴射して、溶湯流を分裂粉
化させると共に急冷を行って金属粉末を製造する方法で
ある。同図において、25は製造された金属粉末28を
集積し回収する回収容器である。
UGA法にお・いても、−aのガスアトマイズ法と同様
、Powder Metallurgy Intern
ational vol。
1B (1986) P 338〜340 、P 42
2〜424において明らかにされた通り、得られた金属
粉末の粒度は、単位時間の溶湯流の流量とアトマイズガ
ス流量の比に依存することが知られている。勿論、粉末
粒度は、装置構成、アトマイズガスの種類、ガス圧。
アトマイズノズル等の他の因子によっても変化するが、
これらは操業に当って一定であるため、−定粒度の粉末
を得るには、上記溶湯とアトマイズガスの流量比を一定
とする方策が採られる。
(発明が解決しようとする問題点) −iに、ガスアトマイズ法においては、溶湯流の粉化が
行われる、アトマイズガス流の交点近傍では、 ■ ガス流の衝突による上方向へのガスの流れ■ ガス
流の流速や流れの形態による圧力変動が生じることが知
られている。
前記■項は、溶湯流出口からの距離に太き(依存し、あ
る程度以上離れると無視することができる。従って、従
来、ガスアトマイズ法で使用されている自由落下型アト
マイズノズル33では、第5図に示すように、タンディ
ツシュ31底部に開設された溶湯流下口32とガス流交
点とが離れているので、■項によるノズル閉塞の問題は
あるものの、■項による影響はほとんどなく無視するこ
とができた。これに対して、UGA法では、第4図に示
すように、溶湯ノズル22の先端部とUGAノズル(所
謂、拘束型ノズルと呼ばれている。)23から噴射され
たガス流交点とが近接しているため、■項による圧力変
動が溶湯ノズルから流下する溶湯流量ひいては粉末粒度
に大きな影響を及ぼす。
前記圧力変動は、ガス流の交点と溶湯ノズルの先端との
位置関係や溶湯ノズルの先端部形状によって定まる。先
端部形状は設備仕様により一定であるから、現実には、
圧力変動ΔPは溶湯ノズルの位置によって定まると考え
てよく、先端位置が上下方向にわずか数量変化すると、
溶湯ノズル先端部のAPは数十k P、の正圧(吹き上
げ)から数+k Paの負圧(吸引)まで変化すること
が先の技術文献によって明らかにされている。
この圧力変動は、単位時間の溶湯流量を変化させ、ガス
流量と溶湯流量との比を変え、粉末の粒度を変化させる
。このため、UGA法は、溶湯ノズル22をUGAノズ
ル23に対して上下方向に位置調整することによって、
溶湯ノズル23の先端部に作用するAPを調整すること
ができ、これによって粉末粒度を容易に変更できるとい
う、従来のガスアトマイズ法にない特長を有している。
その反面、UGA法は、所定の粉末粒度(目標値±10
%の粉末粒径を意味する。)を得るためには、溶湯ノズ
ルとアトマイズガスノズルとの上下方向位置関係を厳密
に調整する必要があった。−般に、ガス噴射口の内径は
1薗程度であり、ガス流速の変化は1/100+na+
程度の位置の違いでも生じるため、溶湯ノズルには1/
100m単位の加工、位置決め精度が必要とされる。こ
のため、所定粒度の粉末の製造が非常に困難な状況にあ
った。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、UGA法
において、溶湯ノズルの加工暗度や位置決め精度に高精
度を要せず、容易に所定粒度の金属粉末を製造すること
ができる方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために採られた本発明の金属粉末の
製造方法は、タンディツシュに貯えられた金属溶湯を溶
湯ノズルからチャンバー内に流下させ、溶湯ノズルの先
端部に近接した位置で溶湯流にアトマイズノズルから超
音速・超音波振動を有するアトマイズガスを噴射して、
溶湯流を粉化すると共に急冷する金属粉末の製造方法に
おいて、チャンバーの内圧を調整して所定粒度の金属粉
末が得られるように溶湯流の流量を調整することを発明
の構成とするものである。
(作  用) 溶湯流の流量Qは、装置構成、金属溶湯成分、金属溶解
温度が決まれば、溶湯ノズルからの溶湯流出速度■で代
表することができ、このVについでは、下記式の関係が
成り立つ。
Voc ((P−+ 9gh  Pc  AP ) /
 ρ)  −−(1)ここで、 Ps :タンディッシュ内溶湯自由表面の背圧ρ :溶
湯の密度、 g:動力加速度 h :溶湯ノズル先端部と溶湯自由表面との高度差 P、:チャンバー内圧 ΔP:アトマイズガスによって生じる溶湯ノズル先端部
の圧力変動 従って、(1)式の右辺を一定の値に保てば、溶湯流量
は一定となり、所定の粉末粒度が得られる。
(1)式において、ρは金属成分によって定まり一定と
考えてよいから、結局、粉末粒度は下記式で表されるH
によって決まるものと考えられる。
H=P、+ρghPc−ΔP  ・・・・−・・−(2
)今、所定粒度の粉末製造条件をHoとすると、Hoは
下記式で表される。
H,=P、。 +ρgho  Pea−ΔP、  −・
−・(3)一方、前記所定粒度を目標として製造した場
合の製造条件をnlとすると、Hlは下記式で表される
H,=P□十ρgh、  Pc+  −ΔP1・・・・
・・(4)従来、P=+=P−o 、hl =hO、P
eo=PC+とじて操業されており、結局、製造条件に
おいて、dlH=HI −HO=−(ΔP、−ΔP、 
) ・(5)が顕著に溶湯流量に影響したわけである。
即ち、dHは溶湯ノズルの加工誤差や位置誤差によって
生じたものであり、このdHを0にするために、厳しい
加工精度や位置決め精度が求められていたのである。
本発明においては、PCを調整することにより、(ΔP
、−ΔPo)をそのまま存在させた状態で、dtr=−
(pc、−pco )−(ΔP、−Δp0)=0・・・
・・・・・・(6) とするものである。
ここで、P c+ =P co+ΔPeとおくと、(6
)式%式% となる。即ち、本発明は、PcOにΔPCを与えること
によって、溶湯ノズルの加工誤差や位置誤差によって生
じたΔPの変動(ΔP1−ΔP、)を解消し、HI=H
6として所定の溶湯流量を確保し、ひいては所定の粉末
粒度を得るものである。
例えば、ΔP0−ΔPI =10k P、とすると、Δ
Pcは+10k P、となり、チャンバーの内圧を10
k P、増圧すれば、所定の粉末粒度が得られる。
また、ΔP0−ΔP+ =  10k P、であれば、
ΔPc=−10k P、となり、内圧を10k P、減
圧すればよい。
尚、ΔPo、ΔP1の値は、溶湯ノズルをセットした後
、溶湯流を流下させることなく、所定のアトマイズガス
を噴出させることにより、容易に測定される。
(実施例) まず、本発明を実施するためのUGA装置の概略を第1
図に基づいて説明する。
第1回に示したUGA装置は、金属溶湯13を貯えるた
めのタンディツシュ1と、該タンディツシュ1の底部よ
り下方へ延設された溶湯ノズル2の先端部下方近傍位置
でノズルから噴射した超音波アトマイズガスを交叉させ
るようにしたUGAノズル3と、該UGAノズル3の下
部に連設されたチャンバー4とで構成されており、チャ
ンバー4にはサイクロン6が接続され、該サイクロン6
に製造された金属粉末14を集積し回収するための回収
容器5が備えられている。11は内圧測定用の圧力計で
ある。
前記サイクロン6の上部開口は、ダンパ付排風機8の吸
気管9に接続され、排風m8の排気管10には圧力放散
弁11が設けられている。
チャンバー4の内圧を減圧する場合は、排風機8を作動
させる。この場合、排風量をダンパで調整することによ
って減圧量を調整することができる。一方、内圧を増圧
する場合は、圧力放散弁11の放散設定圧を高めればよ
い。尚、内圧調整を排風機の回転数制御によって行って
もよいことは勿論である。
上記の装置を用いて、平均粉末粒径70μmを目標とし
た操業実施例を以下に示す。
本装置の過去の操業データでは溶湯ノズル先端部の圧力
変動ΔP0が一19k P、の時に平均粒径70 p 
mの粉末が得られていた。そこで、その際の溶湯ノズル
の取付位置を目安にして、溶湯ノズルを取り付け、圧力
変動ΔP、を測定した。(ΔP。−ΔPI)の差圧を排
風機又は圧力放散弁の設定圧変更によって発生させ、Δ
P、=ΔP0−ΔP1をチャンバーの内圧p coに付
加し、dH=−ΔPc−(ΔP、−ΔPa)==Oとな
るように調整してアトマイズを実施した。尚、アトマイ
ズガスとしては窒素ガスを用いた。ガス圧は従来と同様
60k P、とじた。タンディツシュ内の溶湯レベル、
溶湯ノズル口径、チャンバー内圧等の他の製造条件は従
来と同様とした。
その結果を第1表に示す。
第1表 注  ΔPa =  19k pH 同表より、何れも目標値70μmに対して±10%の誤
差内に収まっていることが確認された。
尚、内圧を調整しない場合、溶湯ノズルの位置誤差1/
10mmに対して、IΔP、−ΔP、1=5kP、、溶
湯流量の変化#0.3 f/min 、粒度変化L−,
10〜30μm程度であった。
ところで、実施例で使用したUC,A装置を使用して、
溶湯ノズルの上下方向位置とチャンバー内圧調整後の粉
末平均粒径との関係を調べたところ、第2図に示す結果
が得られた。同図において、aはUGAノズル上面から
溶湯ノズル先端までの距離、D8はaのときに得られた
粉末平均粒度である。
第2図より、内圧調整によって、溶湯流量を一定に保っ
ても、溶湯ノズルの位置誤差が3/10mm以上あると
所定粒度の粉末が得られないことが判明した。これは、
アトマイズガス流の状態自体がノズル等の位置関係に伴
って変化し、ガス流の有するエネルギーを溶湯流の粉化
に転化する効率が変化するためと考えられる。従って、
本発明を実施するに当っては、溶湯ノズルの加工、位置
決め精度は、共に1/10iun程度として、圧力変動
ΔPに寄与する誤差の累積を2/10mm程度とし、内
圧の最大調整範囲として±10k Pa程度とすること
が望ましいと考えられる。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明の製造方法によれば、溶湯ノ
ズルの加工精度や位置決め精度を従来のように1/10
0mm単位で調整する必要がない。従って、所定粒度の
粉末の製造に当り、溶湯ノズルの加工や操業時の設置を
極めて容易に行うことができ、所定粒度の金属粉末を容
易に、かつ再現性良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で使用したUGA装置の説明図、第2図
は溶湯ノズル上下方向位置と粉末平均粒径との関係を示
すグラフ図、第3図は従来のUGA装置の説明図、第4
図はUGAノズルの断面説明図、第5図は従来の自由落
下型アトマイズノズルの断面説明図である。 1・・・タンジイッシュ、2・・・溶湯ノズル、3・・
・UGAノズル、4・・・チャンバー、13・・・金属
溶湯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タンディッシュに貯えられた金属溶湯を溶湯ノズ
    ルからチャンバー内に流下させ、溶湯ノズルの先端部に
    近接した位置で溶湯流にアトマイズノズルから超音速・
    超音波振動を有するアトマイズガスを噴射して、溶湯流
    を粉化すると共に急冷する金属粉末の製造方法において
    、 チャンバーの内圧を調整して所定粒度の金属粉末が得ら
    れるように溶湯流の流量を調整することを特徴とする金
    属粉末の製造方法。
JP29436287A 1987-11-21 1987-11-21 金属粉末の製造方法 Pending JPH01136908A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008294259A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Anritsu Corp 同軸型半導体レーザモジュール
CN115007868A (zh) * 2022-07-15 2022-09-06 广东银纳增材制造技术有限公司 一种3d打印粉末制粉过程充氩气方法及装置

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