JP2009175506A - 光ファイバ部品およびレーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】テーパファイバ周囲の温度上昇を防止する。
【解決手段】光ファイバ部品100は、主ファイバ110と、該主ファイバの先端に接続され、コア径が光軸に沿って縮小するテーパファイバ120と、細径ファイバ130とを有する光ファイバ140を備え、テーパファイバ120の全外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部には、熱伝導率4W/m・Kの高熱伝導物質である放熱シリコーン接着剤150が塗布されている。光ファイバ140の入射端には、不図示の出力10Wの半導体レーザが接続され、この半導体レーザから射出された光は、光ファイバ140内を伝播して出射端141から射出される。主ファイバ110を伝播し、テーパファイバ120へ入射した光の一部は、テーパファイバ120のクラッドから放射される。このクラッドから放射された光により発生した熱は、放熱シリコーン接着剤150を伝導して放熱される。
【選択図】図1

Description

本発明は、テーパファイバを含む光ファイバを備える光ファイバ部品および該光ファイバ部品を備えたレーザ加工機に関するものである。
従来、印刷あるいは加工分野等の種々の分野でレーザ加工機が使用されている。また近年、半導体レーザの高出力化が実現され、高出力半導体レーザから出力される高出力レーザ光を、光ファイバを介して伝送して出力する光ファイバ部品が知られている。光ファイバ部品は、特許文献1に示すように、光ファイバの先端をV溝などに接着固定して使用されることが多い。レーザ加工機においても、このような光ファイバ部品の使用が検討されている。
特開2003−248141号公報
また、ビーム径の細い光を出力可能とするために、光ファイバの先端にコア径が光軸に沿って縮小するテーパファイバ部を備えた光ファイバが知られている。例えば、コア径105μm、ファイバ外形125μmの主ファイバの先端を加熱・延伸した後、切断することにより、コア径が105μmから60μmへ縮小するコアと外径が125μmから80μmまで縮小するクラッドからなるテーパファイバを、主ファイバの先端へ形成することができる。
通常、テーパファイバのNA(広がり角)をNA(T)とし、母材となる主ファイバのNAをNA(主)、入射側のコア系をDin、出射側のコア径をDoutとすると、
NA(T)=NA(主)÷(Din/Dout)
となる。上記の場合であれば、
NA(T)=NA(主)÷(105/60)=0.57NA(主)
となる。このため、主ファイバを伝播し、テーパファイバに入射した光のうち、0.57NA(主)より大きい角度で入射した光は、テーパファイバ内を伝播できず、クラッドから外部へ放射される。
例えば、上記特許文献1に示されるようなV溝にテーパファイバが接着固定されている場合、特に熱伝導率が小さいエポシキ系接着剤等で接着固定されている場合には、テーパファイバのクラッドから放射された光がエポシキ系接着剤に吸収され、接着剤の温度が上昇して変質劣化する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、テーパファイバを含む光ファイバを備える光ファイバ部品において、テーパファイバのクラッドから放射される光によりテーパファイバ周囲の温度が上昇することを抑制可能な光ファイバ部品を提供すること、また該光ファイバ部品を用いたレーザ加工機を提供することを目的とするものである。
本発明の光ファイバ部品は、第1のコア径のコアを有する主ファイバと、該主ファイバの先端に接続され、コア径が光軸に沿って前記第1のコア径から該第1のコア径よりも小さい第2のコア径に縮小するコアを有するテーパファイバと、該テーパファイバの先端に接続され、前記第2のコア径のコアを有する細径ファイバとを有する光ファイバと、
前記テーパファイバの外周に設けられた放熱構造とを備えることを特徴とするものである。
なお、テーパファイバが「主ファイバの先端に接続される」とは、テーパファイバが主ファイバと一体的に形成されて接続されているものであってもよいし、テーパファイバが主ファイバの先端に融着されて接続されたものであってもよい。同様に、細径ファイバが「テーパファイバの先端に接続される」とは細径ファイバが主ファイバと一体的に形成されて接続されているものであってもよいし、細径ファイバがテーパファイバの先端に融着されて接続されたものであってもよい。
前記放熱構造は、前記テーパファイバの外周に接触している、3W/m・K以上の熱伝導率を有する高熱伝導物質からなるものであってもよい。
なお、「前記テーパファイバの外周に接触している」高熱伝導物質とは、この高熱伝導物質が少なくともテーパファイバの外周の一部へ接触していることを意味している。
なお、前記高熱伝導物質は、テーパファイバの全外周に接触しているものであってもよいし、あるいはライン状または網目状の高熱伝導物質がテーパファイバの外周に均一に接触しているものであってもよい。
また、前記高熱伝導物質は、前記テーパファイバの外周に塗布されているものであってもよい。
さらに、前記細径ファイバ部が曲げ部を有するものであれば、
該曲げ部の外周に放熱構造を備えてもよい。
前記放熱構造は、前記曲げ部の外周に接触している、3W/m・K以上の熱伝導率を有する高熱伝導物質であってもよい。
なお、「前記曲げ部の外周に接触している」高熱伝導物質とは、この高熱伝導物質が少なくとも細径ファイバの曲げ部の外周の一部へ接触していることを意味している。
なお、前記高熱伝導物質は、曲げ部の全外周に接触しているものであってもよいし、あるいはライン状または網目状の高熱伝導物質が曲げ部の外周に均一に接触しているものであってもよい。
また、前記高熱伝導物質は、前記曲げ部の外周に塗布されているものであってもよい。
本発明の光ファイバ部品は、その出射端面に端面保護用透明部材がオプティカルコンタクトにより接合されているものであってもよい。この端面保護用透明部材の出力側には反射防止膜が設けられていてもよい。また、光ファイバから射出される光の出力は1W以上であってもよい。
本発明のレーザ加工機は、請求項1〜9のいずれかに記載の光ファイバ部品と、該光ファイバ部品により伝送されるレーザ光を射出するレーザとを備えたことを特徴とするものである。
本発明の光ファイバ部品は、第1のコア径のコアを有する主ファイバと、該主ファイバの先端に接続され、コア径が光軸に沿って前記第1のコア径から該第1のコア径よりも小さい第2のコア径に縮小するコアを有するテーパファイバと、該テーパファイバの先端に接続され、前記第2のコア径のコアを有する細径ファイバとを有する光ファイバと、前記テーパファイバの外周に設けられた放熱構造とを備えているため、テーパファイバのクラッドから放射される光によりテーパファイバの周囲に発生した熱は、放熱されるので、テーパファイバ周囲の温度が上昇することが抑制される。
前記放熱構造が、前記テーパファイバの外周に接触している、3W/m・K以上の熱伝導率を有する高熱伝導物質からなるものであれば、テーパファイバの周囲に発生した熱は効率良く伝導され、テーパファイバ外周の近傍に熱が留まることはなく、テーパファイバ周囲の温度の上昇が抑制される。
また、前記高熱伝導物質が、前記テーパファイバの外周に塗布されているものであれば、高熱伝導物質がテーパファイバから外れる虞が少なく、光ファイバ部品の信頼性が向上する。
前記細径ファイバ部が曲げ部を有するものであり、該曲げ部の外周に放熱構造を備える場合であれば、クラッド内を伝播している光がこの曲げ部において、クラッドから放射されるため、クラッドを伝播している光が光ファイバの出射端からノイズ光として射出されることを防止でき、またこの曲げ部においてクラッドから射出される光により、曲げ部の周囲の温度が上昇することも抑制することができる。
前記放熱構造が、前記曲げ部の外周に接触している、3W/m・K以上の熱伝導率を有する高熱伝導物質からなるものであれば、曲げ部の周囲に発生した熱は効率良く伝導され、曲げ部外周の近傍に熱が留まることはなく、曲げ部周囲の温度の上昇が抑制される。また、前記高熱伝導物質が、前記曲げ部の外周に塗布されているものであれば、高熱伝導物質が曲げ部から外れる虞が少なく、光ファイバ部品の信頼性が向上する。
本発明のレーザ加工機は、上記の光ファイバ部品と、該光ファイバ部品により伝送されるレーザ光を射出するレーザとを備えているため、光ファイバ部品のテーパファイバ周囲の温度が上昇することが抑制され、信頼度が向上する。
図面を参照して、本発明に係る第1の実施形態である光ファイバ部品について説明する。図1は光ファイバ部品100の概略構成図である。
図1に示すように、光ファイバ部品100は、コア径105μmのコア112と外形125μmのクラッド114とからなる主ファイバ110と、コア径が105μmから60μmへ縮小するコア122と外径が125μmから80μmまで縮小するクラッド124とからなるテーパファイバ120と、コア径60μmのコア132と外形80μmのクラッド134とからなる細径ファイバ130とからなる光ファイバ140と、テーパファイバ120の外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部へ塗布された放熱シリコーン接着剤150とから構成されている。各ファイバは全てマルチモードファイバである。
テーパファイバ120は、コア径105μm、外形125μmのファイバの先端を加熱・延伸した後、切断することにより、主ファイバ110の先端に形成される。なお、テーパファイバ120を形成する際には、できるかぎり低温で、短時間に処理することが好ましい。これは過熱の際に、ファイバのクラッドのドーパントが熱拡散により広がり、クラディングが弱くなり、放射損失が増加するためである。例えば、フッ素ドープクラッドのマルチモードファイバの先端にテーパファイバを形成する場合であれば、1400℃以下で、60S以内に形成することが好ましい。また、細径ファイバ130は、テーパファイバ120の先端に融着されている。
放熱シリコーン接着剤150は、熱伝導率4W/m・Kの高熱伝導物質であり、テーパファイバ120の全外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部に塗布されている。放熱シリコーン接着剤は、エポシキ系接着剤に比べ、接着強度が弱く、粘性も高いため、精密な位置決めが要求されるような場合には不適であるが、本実施形態のように精密な位置決めが不要な場合には、支障なく使用することができる。また、テーパファイバ120の全外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部に、熱伝導率4W/m・Kの高熱伝導物質である放熱シリコーン接着剤150が塗布されているため、外気と接触する表面積が増加し、放熱効果が増大する。
光ファイバ部品100は、光ファイバ140の出射端141と逆側の端部(不図示)には、不図示の出力10Wの半導体レーザが接続されている。この半導体レーザおよび光ファイバ部品100とは、本発明のレーザ加工機として機能している。半導体レーザから射出されたレーザ光は、光ファイバ140内を伝播して出射端141から射出される。
本実施の形態においては、テーパファイバ120の全外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部に、熱伝導率4W/m・Kの熱の良導体である放熱シリコーン接着剤150が塗布されているため、外気と接触する表面積が増加し、放熱効果が増大するので、テーパファイバ120のクラッドから放射される光によりテーパファイバ120の周囲の温度が上昇することが抑制される。なお、テーパファイバ120内を伝播できず、クラッドへ漏れた光の一部は、テーパファイバ120へ融着されている細径ファイバ130のクラッド内へも伝播し、この部分から外部へ放射される。このためテーパファイバ120の近傍の細径ファイバ130の周囲にも放熱シリコーン接着剤150を塗布し、放熱効果を増大することが好ましい。
また、放熱シリコーン接着剤150がテーパファイバ120の外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部に塗布されているため、放熱シリコーン接着剤150がテーパファイバ120の外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部から剥がれる虞が少なく、光ファイバ部品100の信頼性が向上する。
次に、本発明に係る第2の実施形態である光ファイバ部品について説明する。図2は光ファイバ部品200の概略構成図である。なお、図1に示す光ファイバ部品100と同一部分には同番号を付し、説明を省略する。
光ファイバ部品200は、4本の光ファイバ140と、各光ファイバ140の先端部141が固定されている先端固定部210と、各光ファイバ140の各テーパファイバ120が固定されているテーパ固定部220とから構成されている。
先端固定部210では、4本のV溝を有するV溝基板211の各V溝と、押え板212との間に、各光ファイバ140の先端部がエポシキ系接着剤213により固定されている。エポシキ系接着剤213は、熱伝導率が小さく、200℃程度で変質劣化するという欠点があるが、接着強度が強く、粘性が低いという長所もある。本実施形態では、各光ファイバ140の先端部141は、細径ファイバ130から構成されているため、先端部141のクラッドからは光が射出することはほとんどなく、そのためエポシキ系接着剤213の温度が上昇し、劣化することもない。一方、各光ファイバ140の先端部141は、V溝基板211に対して、精密に位置決めされる必要があるため、接着強度が強く、粘性が低いエポシキ系接着剤の使用が好適である。
テーパ固定部220では、押え板221と押え板222との間に、各光ファイバ140のテーパファイバ120およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部が放熱シリコーン接着剤223により固定されている。押え板221および押え板222は、アルミから形成されている。また、アルミの熱伝導率は203W/m・Kであり、押え板221および押え板222は放熱板としても機能している。なお、テーパ固定部220は、本発明の放熱構造として機能するものである。
本実施の形態においては、各テーパファイバ120の外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部の周囲に熱伝導率4W/m・Kの熱の良導体である放熱シリコーン接着剤223が充填され、またこの放熱シリコーン接着剤223の外側にはアルミからなる押え板221および押え板222が接触しているため、放熱効果が増大するので、テーパファイバ120のクラッドおよびテーパファイバ120へ融着されている細径ファイバ130のクラッドの一部から放射される光によりテーパファイバ120の周囲およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部の周囲の温度が上昇することがより抑制される。
なお、押え板221と押え板222は、空冷あるいは水冷により冷却されていてもよい。
次に、本発明に係る第3の実施形態である光ファイバ部品について説明する。図3は光ファイバ部品300の概略構成図である。なお、光ファイバ部品300は、端面保護用の透明部材310が出射端面に配置されている点を除けば、図1に示す光ファイバ部品100と同様の構成であるため、同一部分には同番号を付し、説明を省略する。
図3に示すように、光ファイバ部品300は、光ファイバ140と、光ファイバ140のテーパファイバ120およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ130の一部の外周に塗布された放熱シリコーン接着剤150と、光ファイバ140の出射端141とオプティカルコンタクトにより接合されている端面保護用の透明部材310とから構成されているから構成されている
透明部材310は、石英からなる円柱状の板であり、光ファイバ140の出射端141と接する面311bと逆側の面311aには、反射防止膜312がコーティングされている。
このように、端面保護用の透明部材310を光ファイバ140の出射端141へオプティカルコンタクトさせることにより、光ファイバ140の出射端141から射出された光は、透明部材310を透過して、該透明部材310の面311aから外部へ射出される。光ファイバ140の出射端141は透明部材310で覆われているため、ごみ等による光ファイバの出射端の焼け付きを防止することができる。
また、光ビームが透明部材310を透過する際にビーム径が広がるため、透明部材310を配置していない場合にくらべ、大気中に光ビームが射出される箇所、本実施形態では面311b、における光密度が低下する。このため、透明部材310の面311bにおける焼け付きも防止され、さらに、透明部材310の面311bにコーティングされた反射防止膜312が損傷することも防止される。透明部材310を用いることにより、光ビームの出射面からの戻り光も減少するため、光ファイバ140の入射端に接続されているレーザの損傷も防止することができる。
次に、本発明に係る第4の実施形態である光ファイバ部品について説明する。図4は光ファイバ部品400の概略構成図である。なお、図1に示す光ファイバ部品100と同同一部分には同番号を付し、説明を省略する。
図4に示すように、光ファイバ部品400は、主ファイバ110と、テーパファイバ120と、直径10cmでファイバが巻回されている曲げ部426を有する、コア径60μmの外形80μmの細径ファイバ420とからなる光ファイバ410と、テーパファイバ120の外周およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバ420の一部に塗布された放熱シリコーン接着剤150と、曲げ部426を形成する細径ファイバの外周に塗布された放熱シリコーン接着剤430とから構成されている。
光ファイバ410のクラッド内を伝播している光は、曲げ部426において、クラッドから外部へ放射されるため、クラッドを伝播している光が光ファイバ410の出射端411からノイズ光として射出されることが防止される。また、曲げ部426の外周には3W/m・K以上の熱伝導率を有する高熱伝導物質である放熱シリコーン接着剤430が塗布されているため、曲げ部426の周囲に発生した熱は効率良く伝導され、曲げ部426外周の近傍に熱が留まることはなく、曲げ部426周囲の温度の上昇が抑制される。放熱シリコーン接着剤430は曲げ部426の外周に塗布されているので、曲げ部426から外れる虞が少なく、光ファイバ部品400の信頼性が向上する。
なお、各実施の形態においては、テーパファイバ120およびテーパファイバ120へ隣接している細径ファイバの一部あるいは曲げ部426の周囲に放熱シリコーン接着剤を塗布したが、これに限定されるものではなく、例えば放熱シリコーングリーズや放熱シート、あるいは熱伝導性フィラーを含むエポシキ系接着剤などを用いることもできる。
本発明の第1の実施形態の概略構成図 本発明の第2の実施形態の概略構成図 本発明の第3の実施形態の概略構成図 本発明の第4の実施形態の概略構成図
符号の説明
100、200、300、400 光ファイバ部品
110 主ファイバ
120 テーパファイバ
130、420 細径ファイバ
140、410 光ファイバ
141 先端部
150 放熱シリコーン接着剤
210 先端固定部
211 V溝基板
212、221、222 押え板
220 テーパ固定部
223 放熱シリコーン接着剤
310 透明部材
312 反射防止膜
411 先端部
426 曲げ部
430 放熱シリコーン接着剤

Claims (10)

  1. 第1のコア径のコアを有する主ファイバと、該主ファイバの先端に接続され、コア径が光軸に沿って前記第1のコア径から該第1のコア径よりも小さい第2のコア径に縮小するコアを有するテーパファイバと、該テーパファイバの先端に接続され、前記第2のコア径のコアを有する細径ファイバとを有する光ファイバと、
    前記テーパファイバの外周に設けられた放熱構造とを備えることを特徴とする光ファイバ部品。
  2. 前記放熱構造が、前記テーパファイバの外周に接触している、3W/m・K以上の熱伝導率を有する高熱伝導物質からなることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ部品。
  3. 前記高熱伝導物質が、前記テーパファイバの外周に塗布されていることを特徴とする請求項2記載の光ファイバ部品。
  4. 前記細径ファイバ部が曲げ部を有するものであり、
    該曲げ部の外周に放熱構造を備えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ部品
  5. 前記放熱構造が、前記曲げ部の外周に接触している、3W/m・K以上の熱伝導率を有する高熱伝導物質からなることを特徴とする請求項4記載の光ファイバ部品。
  6. 前記高熱伝導物質が、前記曲げ部の外周に塗布されていることを特徴とする請求項5記載の光ファイバ部品。
  7. 前記光ファイバの出射端面に端面保護用透明部材がオプティカルコンタクトにより接合されていることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の光ファイバ部品。
  8. 前記の端面保護用透明部材の出力側に反射防止膜が設けられていることを特徴とする請求項7記載の光ファイバ部品。
  9. 前記光ファイバから射出される光の出力が1W以上であることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の光ファイバ部品。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の光ファイバ部品と、該光ファイバ部品により伝送されるレーザ光を射出するレーザとを備えたことを特徴とするレーザ加工機。
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