JP2013257362A - レーザモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことができる高出力の光ファイバモジュールを提供する。
【解決手段】光ファイバモジュール1は、パッケージ筐体10と、パッケージ筐体10内のパッケージ内部空間Sに配置されたレーザ素子20と、レーザ素子20からのレーザ光を外部に伝搬する光ファイバ30とを備えている。光ファイバ30は、パッケージ筐体10の内壁面からパッケージ内部空間Sに向かって突出する突出端部を有し、パッケージ筐体10の内壁面からパッケージ内部空間Sに向かって光ファイバの突出端部の周囲を長さLにわたって被覆する光散乱体40を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザモジュールに係り、特にレーザ素子から発されたレーザ光を外部に出力するレーザモジュールに関するものである。
レーザモジュールのレーザ素子から光ファイバに入射されるレーザ光のうち、光ファイバの最大受光角よりも大きな入射角で入射したレーザ光はコアとクラッドの界面で全反射せずに光ファイバ内を伝搬しない漏れ光となる。レーザの出力が高くなるにつれ、このような漏れ光の強度も高くなり、漏れ光による発熱で光ファイバの被覆や光ファイバを筐体に固定するための接着剤などが損傷を受ける危険性が生じる。
したがって、このような漏れ光を外部に逃がしてやる必要があるが、光のままレーザモジュールの外部に逃がすのは危険であるため、漏れ光を熱に変換して外部に放出する必要がある。このため、従来のレーザモジュールにおいては、例えば光ファイバを保持するフェルールをパッケージ筐体に半田付け固定して放熱性を向上させることが行われている(例えば特許文献1参照)。
このような従来のレーザモジュールは、フェルールで漏れ光をすべて吸収させて熱に変換することを前提としている。しかしながら、近年のレーザダイオードの高出力化に伴い、漏れ光の強度も高くなっており、フェルールで漏れ光をすべて吸収させると、フェルールで十分に熱を逃がすことが難しく、光ファイバを固定している固定部の信頼性の低下を招くことになってしまう。
特開2004−252425号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、光ファイバの信頼性の低下を招くことなく、漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことができる高出力の光ファイバモジュールを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、光ファイバの信頼性の低下を招くことなく、漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことができる高出力の光ファイバモジュールが提供される。光ファイバモジュールは、内部にパッケージ内部空間が形成されたパッケージ筐体と、上記パッケージ内部空間に配置されたレーザ素子と、上記レーザ素子から発せられたレーザ光を上記パッケージ筐体の外部に伝搬する光ファイバと、上記レーザ光の波長の光を散乱する光散乱体とを備えている。上記光ファイバは、上記パッケージ筐体の内壁面から上記パッケージ内部空間に向かって突出する突出端部を有する。上記光散乱体は、上記パッケージ筐体の内壁面から上記パッケージ内部空間に向かって上記光ファイバの突出端部の周囲を長さLにわたって被覆する。この光散乱体の上記パッケージ筐体の内壁面からの長さLは、上記光ファイバのコアの屈折率をn1、直径をφ1、該コアを取り囲むクラッドの屈折率をn2、厚さをφ2、上記光ファイバの最大受光角をθmaxとすると、下記式を満足するように構成されている。
Figure 2013257362
また、上記光ファイバモジュールは、上記パッケージ筐体の外部に取り付けられたヒートシンクと、上記パッケージ筐体の内壁面のうち、上記ヒートシンクと上記パッケージ内部空間との間に位置する第1の領域を被覆する第1のめっき膜と、上記パッケージ筐体の内壁面のうち、上記第1の領域以外の第2の領域を被覆する第2のめっき膜であって、上記第1のめっき膜の反射率よりも高い反射率を有する第2のめっき膜とをさらに備えていてもよい。
また、上記光ファイバの突出端部の端面が該光ファイバの軸と垂直な面に対して角度αだけ傾斜して形成されていてもよい。この場合において、上記光散乱体の上記パッケージ筐体の内壁面からの長さLは下記式を満足するように構成されていることが好ましい。
Figure 2013257362
また、上記光ファイバの突出端部の端面が半径rの球状に形成されていてもよい。この場合において、上記光散乱体の上記パッケージ筐体の内壁面からの長さLは下記式を満足するように構成されていることが好ましい。
Figure 2013257362
また、上記光ファイバは、該光ファイバのクラッドの屈折率以上の屈折率を有する接着剤により上記光散乱体に固定されていることが好ましい。
上記光散乱体としては、ジルコニアフェルールや結晶化ガラスフェルールを用いることができる。
本発明によれば、最大受光角よりも大きな入射角で光ファイバのコアに入射したレーザ光を光散乱体により効率的にパッケージ内部空間に散乱させることができる。これにより、漏れ光のパワー密度を下げ、パッケージ筐体の内部の全面で漏れ光を吸収させて、変換される熱の密度を下げることができる。したがって、光ファイバの固定部や光ファイバの被覆が発熱により損傷することを防止しつつ、漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことができる。
本発明の第1の実施形態におけるレーザモジュールを示す模式図である。 図1に示すレーザモジュールの一部を拡大して示す図である。 図1に示すレーザモジュールにおける光散乱体の長さを説明するための模式図である。 本発明の第2の実施形態におけるレーザモジュールの一部を拡大して示す図である。 本発明の第3の実施形態におけるレーザモジュールの一部を拡大して示す図である。 本発明の第4の実施形態におけるレーザモジュールの光ファイバの突出端部を拡大して示す図である。 本発明の第5の実施形態におけるレーザモジュールの光ファイバの突出端部を拡大して示す図である。 本発明の第6の実施形態におけるレーザモジュールの光ファイバの突出端部を拡大して示す図である。
以下、本発明に係るレーザモジュールの実施形態について図1から図8を参照して詳細に説明する。なお、図1から図8において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるレーザモジュール1を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態におけるレーザモジュール1は、側壁11,12と、下部壁13と、上部壁14とからなるパッケージ筐体10を備えている。パッケージ筐体10内には、壁11,12,13,14によりパッケージ内部空間Sが形成されている。このパッケージ内部空間Sには高出力の半導体レーザ素子20が配置されている。この半導体レーザ素子20としては、例えば10W〜100Wの高出力のレーザダイオードが使用される。
また、半導体レーザ素子20に電力を供給するためのリード22が、パッケージ筐体10の側壁12を貫通して設けられている。このリード22はボンディングワイヤ24により半導体レーザ素子20に接続されている。
また、レーザモジュール1は、半導体レーザ素子20から発せられるレーザ光を外部に伝搬する光ファイバ30と、光ファイバ30の端部の周囲を被覆する光散乱体40とを備えている。これら光ファイバ30と光散乱体40は、パッケージ筐体10の側壁11に固定された保持部50に保持され、側壁11に形成された貫通孔11Aを通ってパッケージ内部空間Sに導入されている。
光散乱体40は、半導体レーザ素子20から発せられるレーザ光の波長の光を散乱する材質からなるものである。また、光散乱体40は、半導体レーザ素子20から発せられるレーザ光の波長における吸収ができる限り少ないような材質からなることが好ましい。このような光散乱体40の例としては、ジルコニアフェルールや結晶化ガラスフェルールなどが挙げられる。
パッケージ筐体10のパッケージ内部空間Sにはレンズ26A,26Bが配置されており、これらのレンズ26A,26Bにより半導体レーザ素子20から発せられたレーザ光は光ファイバ30に集光される。
図2は、光ファイバ30の端部とその周囲を被覆する光散乱体40とを拡大して示す図である。図2に示すように、光ファイバ30は、側壁11の内壁面11Bからパッケージ内部空間Sに向かって突出している。この突出した部分(突出端部30A)の周囲は光散乱体40Aによって被覆されている。側壁11の内壁面11Bからパッケージ内部空間Sに向かって延びる光散乱体40Aの長さLは、以下に述べるように、漏れ光を効果的にパッケージ内部空間Sに散乱させることができるような長さになっている。
図3は、光散乱体40Aの長さLを説明するための模式図である。図3は、最大受光角θmaxよりも大きな入射角θで光ファイバ30Aのコア32に入射したレーザ光の光路を示している。このような入射角θにてコア32に入射したレーザ光は、コア32とクラッド34の界面で全反射せずにクラッド34に入射する。そして、クラッド34に入射した光(漏れ光)は、光散乱体40Aに至り、光散乱体40Aによりパッケージ内部空間Sに散乱される。このように、漏れ光をパッケージ内部空間Sに散乱させて光パワー密度を下げ、パッケージ筐体10の内部の全面で漏れ光を吸収させて、変換される熱の密度を下げることができる。これにより、光ファイバ30の固定部(光ファイバ30の側壁11や保持部50への固定部分)や光ファイバ30の被覆が発熱により損傷することを防ぐことができる。
図3において、上記光散乱体40Aの内壁面11Bからの長さLを以下に述べるxよりも大きくすれば、漏れ光が光散乱体40Aによってパッケージ内部空間Sに散乱されることになり、上述した効果が得られる。
まず、コア32の直径をφ1、クラッド34の厚さをφ2とし、コア32におけるレーザ光の光路と光ファイバ30の軸線とのなす角をθ1、クラッド34におけるレーザ光の光路と光ファイバ30の軸線とのなす角をθ2、レーザ光がコア32に入射する位置A1からコア32とクラッド34との界面に至る位置A2までの光ファイバ30の軸方向に沿った距離をx1、レーザ光がクラッド34に入射する位置A2からクラッド34と光散乱体40Aとの界面に至る位置A3までの光ファイバ30の軸方向に沿った距離をx2とする。θ1,θ2がともに微小であるとすると、xは以下の式(1)のように書くことができる。
Figure 2013257362
ここで、コア32の屈折率をn1、クラッド34の屈折率をn2とすると、スネルの法則より以下の式(2)および式(3)が成り立つ。
Figure 2013257362
上記式(1)は、式(2)を用いると以下の式(4)のように表せる。
Figure 2013257362
ここで、sinθ2は、以下の式(5)のように表すことができ、さらに上記式(3)を用いると以下の式(6)のように表すことができる。
Figure 2013257362
式(6)より、上記式(4)は以下の式(7)のように表すことができる。
Figure 2013257362
ここで、xが最大となるのはθ→θmaxのときであり、θ→θmaxのときのxをxmax、θ→θmaxのときのθ1をθ1mで表すと、xmaxは以下の式(8)のように表すことができる。
Figure 2013257362
ところで、光ファイバ30の開口数Nは以下の式(9)のように定義される。
Figure 2013257362
また、スネルの法則より以下の式(10)が成り立つ。
Figure 2013257362
したがって、上記式(8)は、上記式(9)および式(10)を用いると以下の式(11)のように表すことができる。
Figure 2013257362
ここで、上述した開口数Nは、以下式(12)のように表すこともできる。
Figure 2013257362
この式(12)を用いると、上記式(11)は以下の式(13)のように表すことができる。
Figure 2013257362
したがって、上記光散乱体40Aの長さLがxmaxより大きければ、クラッド34を通過した漏れ光が光散乱体40Aに入射されることになり、光散乱体40によってパッケージ内部空間Sに漏れ光が散乱される。すなわち、以下の式(14)を満足するように光散乱体40Aの内壁面11Bからの長さLを設定することにより、漏れ光をパッケージ内部空間Sに散乱させて、光ファイバ30の固定部や光ファイバ30の被覆が発熱により損傷することを防止しつつ、漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことが可能となる。
Figure 2013257362
例えば、コア32の屈折率をn1=1.44、クラッド34の屈折率をn2=1.43、コア32の直径φ1=105μm、クラッド34の厚さφ2=7.5μm、光ファイバ30の開口数N=0.18とすると、L>約1.8mmとなる。
ここで、光ファイバ30は接着剤を使って光散乱体40に固定されるが、このときの接着剤の屈折率が光ファイバ30のクラッド34の屈折率n2よりも低い場合には、クラッド34と接着剤との界面においてレーザ光が全反射する可能性がある。したがって、光ファイバ30を光散乱体40に固定する接着剤の屈折率は、光ファイバ30のクラッド34の屈折率n2以上であることが好ましい。このようにすることで、クラッド34に入射した漏れ光がクラッド34と接着剤との界面で全反射することなく光散乱体40Aに入射するので、漏れ光を効率的にパッケージ内部空間Sに散乱させることができる。例えば、このような接着剤としてエポキシ樹脂を用いることができる。
ところで、図1に示すように、本実施形態では、パッケージ筐体10の下方にはヒートシンク60が取り付けられており、パッケージ筐体10の熱をヒートシンク60により放熱するようになっている。ここで、パッケージ筐体10の内壁面のうち、下部壁13の上面には比較的反射率の低い第1のめっき膜61が形成されている。パッケージ筐体10のその他の内壁面、すなわち側壁11,12の内面および上部壁14の下面には第1のめっき膜61よりも反射率の高い第2のめっき膜62が形成されている。
このように、パッケージ筐体の内壁面のうち、ヒートシンク60とパッケージ内部空間Sとの間に位置する領域(図1の例では下部壁13の上面)を比較的反射率の低い第1のめっき膜61で被覆し、その他の領域(図1の例では側壁11,12の内面および上部壁14の下面)を第1のめっき膜61よりも反射率の高い第2のめっき膜62で被覆している。例えば第1のめっき膜61を反射率70%程度のニッケルめっき膜で構成し、第2のめっき膜を反射率98%程度の金めっき膜で構成する。
このような構成により、パッケージ内部空間S内に散乱された漏れ光は、第2のめっき膜62ではそのほとんどが反射し、第1のめっき膜61で吸収されることになる。この第1のめっき膜61の近傍にはヒートシンク60があるため、漏れ光による熱をヒートシンク60に効果的に伝達して、漏れ光による熱を外部へより効果的に放出することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態における光ファイバ130の端部とその周囲を被覆する光散乱体40とを拡大して示す図である。本実施形態においては、側壁11の内壁面11Bからパッケージ内部空間Sに向かって延びる光ファイバ130の長さLFが、光散乱体40の内壁面11Bからの長さLよりも長くなっている。このような場合においても、光散乱体40の長さLが上記式(14)を満足するように設定されていれば上述した効果を得ることができる。
図5は、本発明の第3の実施形態における光ファイバ230の端部とその周囲を被覆する光散乱体40とを拡大して示す図である。本実施形態では、第2の実施形態とは逆に、側壁11の内壁面11Bからパッケージ内部空間Sに向かって延びる光ファイバ230の長さLFが、光散乱体40の内壁面11Bからの長さLよりも短くなっている。このような場合には、光散乱体40の長さLおよび光ファイバ230の長さLFが下記式(15)を満足するように設定されていれば上述した効果を得ることができる。
Figure 2013257362
図6は、本発明の第4の実施形態における光ファイバの突出端部330Aを拡大して示す模式図である。図6に示すように、本実施形態においては、光ファイバの突出端部330Aの端面が、光ファイバの軸と垂直な面に対して角度αだけ傾斜して形成されている。
このように端面が傾斜していることによって、図6に示すように、本実施形態における最大受光角はθmax−αまたはθmax+αとなるが、光散乱体に必要とされる最小限の長さは、コア332の端面において内壁面11Bに最も近い点Pにおいて入射角θmax−αよりも大きな角度で入射したレーザ光の光路を考えることにより求めることができる。この光路は、上述した第1の実施形態においてθmaxをθmax−αに置き換えた場合に相当する。したがって、Nα=sin(θmax−α)と定義したときに、以下の式(15)を満足するように光散乱体の内壁面からの長さLを設定すれば、漏れ光をパッケージ内部空間に散乱させて、光ファイバの固定部や光ファイバの被覆が発熱により損傷することを防止しつつ、漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことができる。
Figure 2013257362
図7は、本発明の第5の実施形態における光ファイバの突出端部430Aを拡大して示す模式図である。図7に示すように、本実施形態においては、光ファイバの突出端部430Aの端面が半径rの球状(レンズ状)に形成されている。
このとき、突出端部430Aのコア432の端面における接線と光ファイバの軸に垂直な面とがなす角が最大となるのは図7に示すQ点であり、その角度をβとすると、以下の式(16)および式(17)が成り立つ。
Figure 2013257362
上記Q点では、光ファイバのコア432の端面が光ファイバの軸と垂直な面に対して角度βだけ傾斜して形成されている場合と同様に考えることができるので、上述の第3の実施形態と同様の手法を用いることができる。すなわち、Nβ=sin(θmax−β)と定義したときに、以下の式(18)を満足するように光散乱体の内壁面からの長さLを設定すれば、漏れ光をパッケージ内部空間に散乱させて、光ファイバの固定部や光ファイバの被覆が発熱により損傷することを防止しつつ、漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことができる。
Figure 2013257362
図8は、本発明の第6の実施形態における光ファイバの突出端部530Aを拡大して示す模式図である。図8に示すように、本実施形態における光ファイバは、球状(半径r)の先端部を有するコア532を含むレンズドファイバにより構成されている。この場合において、光散乱体に必要な長さを決定するのはコア532のテーパ部の端部R点に入射したレーザ光である。このとき、テーパ部の面と光ファイバの軸と垂直な面とのなす角度がαであれば、上述した第3の実施形態と同様に考えることができる。すなわち、Nα=sin(θmax−α)と定義したときに、上記式(15)を満足するように光散乱体の内壁面からの長さLを設定すれば、漏れ光をパッケージ内部空間に散乱させて、光ファイバの固定部や光ファイバの被覆が発熱により損傷することを防止しつつ、漏れ光を熱に変換して外部に逃がすことができる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 レーザモジュール
10 パッケージ筐体
11,12 側壁
13 下部壁
14 上部壁
20 半導体レーザ素子
22 リード
24 ボンディングワイヤ
26A,26B レンズ
30,130,230 光ファイバ
30A,330A,430A,530A 突出端部
32,332,432,532 コア
34 クラッド
40,40A 光散乱体
50 保持部
60 ヒートシンク
61 第1のめっき膜
62 第2のめっき膜
S パッケージ内部空間

Claims (7)

  1. 内部にパッケージ内部空間が形成されたパッケージ筐体と、
    前記パッケージ内部空間に配置されたレーザ素子と、
    前記レーザ素子から発せられたレーザ光を前記パッケージ筐体の外部に伝搬する光ファイバであって、前記パッケージ筐体の内壁面から前記パッケージ内部空間に向かって突出する突出端部を有する光ファイバと、
    前記レーザ光の波長の光を散乱する光散乱体であって、前記パッケージ筐体の内壁面から前記パッケージ内部空間に向かって前記光ファイバの突出端部の周囲を長さLにわたって被覆する光散乱体と、
    を備え、
    前記光散乱体の前記パッケージ筐体の内壁面からの長さLは、前記光ファイバのコアの屈折率をn1、直径をφ1、該コアを取り囲むクラッドの屈折率をn2、厚さをφ2、前記光ファイバの最大受光角をθmaxとすると、下記式を満足するように構成されている、
    ことを特徴とする光ファイバモジュール。
    Figure 2013257362
  2. 前記パッケージ筐体の外部に取り付けられたヒートシンクと、
    前記パッケージ筐体の内壁面のうち、前記ヒートシンクと前記パッケージ内部空間との間に位置する第1の領域を被覆する第1のめっき膜と、
    前記パッケージ筐体の内壁面のうち、前記第1の領域以外の第2の領域を被覆する第2のめっき膜であって、前記第1のめっき膜の反射率よりも高い反射率を有する第2のめっき膜と、
    をさらに備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバモジュール。
  3. 前記光ファイバの突出端部の端面が該光ファイバの軸と垂直な面に対して角度αだけ傾斜して形成されており、
    前記光散乱体の前記パッケージ筐体の内壁面からの長さLは下記式を満足するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバモジュール。
    Figure 2013257362
  4. 前記光ファイバの突出端部の端面が半径rの球状に形成されており、
    前記光散乱体の前記パッケージ筐体の内壁面からの長さLは下記式を満足するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバモジュール。
    Figure 2013257362
  5. 前記光ファイバは、該光ファイバのクラッドの屈折率以上の屈折率を有する接着剤により前記光散乱体に固定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光ファイバモジュール。
  6. 前記光散乱体は、ジルコニアフェルールであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光ファイバモジュール。
  7. 前記光散乱体は、結晶化ガラスフェルールであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光ファイバモジュール。
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