JP6711693B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録上のトナー像を定着する定着装置に関する。さらに詳しくは、ベルト定着方式の定着装置に関する。この定着装置は、複写機、プリンタ、ファックス、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置において用いられ得る。
電子写真装置・静電記録装置などの画像形成装置においては、シート状の記録材に未定着のトナー画像を形成する。そして、その記録材を定着装置における回転可能な定着部材と加圧部材とで形成される定着ニップにて挟持搬送することで加熱・加圧してトナー画像を記録材上に定着している。
画像の高光沢化や画像形成の高速化を図るためには、定着ニップの記録材搬送方向に関する定着ニップ幅を長くすることによりトナーを充分に溶融することが好ましい。そこで近年では従来のローラ定着方式に比して、装置の小型化を図りつつ定着ニップ幅を長くすることができるベルト定着方式の定着装置が実用化されている。この定着装置は定着ニップを形成する定着部材と加圧部材の少なくとも一方を無端ベルトで構成するものである。
一方、定着装置では溶解したトナーにより定着部材に付着した記録材を定着部材から剥離させる必要があるため、定着部材の表層に離型層を有するものが広く用いられる。離型層は一般にフッ素樹脂等の離型性に優れた材料から成るチューブやコーティングにより形成される。
しかしながら、記録材が定着ニップを通過する際、定着部材と記録材端部(幅側の端部)との摺擦により離型層の表面性状が部分的に劣化してしまうことが知られている。記録材上に定着されたトナー画像の表面性は定着部材表層の表面性状の影響を受けるため、定着部材の劣化した表面性状により、定着したトナー画像面の均一な光沢状態が得られなくなるという問題がある。
この問題を解決するために、ベルト定着方式の定着装置においては無端ベルトを記録材搬送方向と直交する幅方向(長手方向)に往復移動させて、記録材端部の通過位置を分散させることで記録材端部による無端ベルト表面性の劣化を低減することが知られる。
特許文献1では、無端ベルトが幅方向の一方に片寄ったらベルトを懸架するローラの1つを傾斜させ、ベルトが他方へ片寄るような制御を繰り返すことで、ベルトをある範囲内で往復移動させる方式が提案されている。
特開2015−59964号公報
無端ベルトが幅方向の一方側或いは他方側に移動したことを検出する手段は様々な方式が提案されている。その1例として、無端ベルトの端部近傍に回転自在なセンサフラグを配置し、軽圧なバネでセンサフラグをベルト端部に常時当接する方向に押圧し、ベルト端部位置に応じてセンサフラグを回転させることで位置を検出する方法がある。この方式は、加熱されるベルト近傍にセンサを配置することなく、ベルト端部位置を直接検出できるという利点があり、様々な定着装置で採用されている。
しかしながら、トナーを定着する際に発生するワックス成分がセンサフラグに付着し、定着装置が冷えて付着したワックスが固着ことでセンサフラグの回転を阻害することがある。ワックスの固着は非常に軽微な力ではあるが、軽圧なセンサフラグのバネ圧では定着装置の熱によって固着が解消されるまでその状態を解消することができない場合がある。その状態で定着装置の動作開始時にベルトがセンサフラグから離れる方向に移動すると、センサフラグがベルト端部に追従できず当接していない状態が発生し、ベルト位置を正しく検出できずにベルトが寄り切ってしまう恐れがある。
そこで、本発明の目的は、ワックス付着によるセンサフラグの揺動不良を解消し、ベルトの寄り切りを防止することができるようにしたベルト定着方式の定着装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る定着装置の代表的な構成は、記録材上のトナー像をその間のニップ部にて定着する少なくとも一方が無端ベルトとされる第1と第2の回転体と、前記無端ベルトの幅方向における位置を検知する位置検知手段と、前記無端ベルトを前記幅方向の一端部側に移動させることができる、及び他端部側に移動させることができるステアリング手段と、前記位置検知手段の検知結果に応じて前記無端ベルトが前記幅方向における所定のゾーン内で往復移動するように前記ステアリング手段を制御する制御手段と、を有する定着装置であって、前記位置検知手段は、前記無端ベルトの幅方向の一方端に当接する揺動可能なセンサアームと、前記センサアームを前記無端ベルトの幅方向の他端部側へ付勢する付勢手段と、前記センサアームに係合し、前記無端ベルトの往復移動に連動して前記センサアームと共に揺動するセンサフラグと、前記センサフラグの近傍に設けられ、前記センサフラグの揺動位置を検出することで、前記無端ベルトが前記ゾーン内の一方側もしくは他方側の位置にあることを検出する複数のセンサと、を有し、前記無端ベルトが所定温度以下から回転動作を開始する際は、前記制御手段は前記ステアリング手段を前記位置検知手段が配置されている側に前記無端ベルトが移動する方向に制御することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明に係る定着装置の他の代表的な構成は、記録材上のトナー像をその間のニップ部にて定着する少なくとも一方が無端ベルトとされる第1と第2の回転体と、前記無端ベルトの幅方向における位置を検知する位置検知手段と、前記無端ベルトを前記幅方向の一端部側に移動させることができる、及び他端部側に移動させることができるステアリング手段と、前記位置検知手段の検知結果に応じて前記無端ベルトが前記幅方向における所定のゾーン内で往復移動するように前記ステアリング手段を制御する制御手段と、を有する定着装置であって前記位置検知手段は、前記無端ベルトの一方端に当接する揺動可能なセンサアームと、前記センサアームを前記無端ベルトの他端部側へ付勢する付勢手段と、前記センサアームに係合し、前記無端ベルトの往復移動に連動して前記センサアームと共に揺動するセンサフラグと、前記センサフラグの近傍に設けられ、前記センサフラグの揺動位置を検出することで、前記無端ベルトが前記ゾーン内の一方側もしくは他方側の位置にあることを検出する複数のセンサと、を有し、前記無端ベルトが所定温度以下から回転動作を開始する際に、前記無端ベルトが前記ゾーン内の一方側もしくは他方側の往復移動位置にないと判断された場合と、前記無端ベルトが前記位置検知手段の設けられている側とは反対側に位置すると検出された場合は、前記制御手段は前記ステアリング手段を前記位置検知手段が配置されている側に前記無端ベルトが移動する方向に制御し、前記無端ベルトが前記位置検知手段の設けられている側に位置すると検出された場合は、前記制御手段は、所定の時間、前記ステアリング手段を前記位置検知手段が配置されている側とは反対側に前記無端ベルトが移動する方向に制御した後、前記位置検知手段が配置されている側に前記無端ベルトが移動する方向に制御することを特徴とする。
本発明によれば、ワックス付着によるセンサフラグの揺動不良を解消し、ベルトの寄り切りを防止することができるベルト定着方式の定着装置を提供することができる。
(a)は実施例1におけるベルト寄り制御のフローチャート、(b)は制御系統のブロック図 実施例1における画像形成装置を説明するための断面図 実施例1における定着装置の外観斜視図 同装置の断面図(加圧状態時) 同装置の断面図(離間状態時) 同装置の左側面図 ステアリングロール傾き制御機構を説明する図 (a)は下側ベルトアセンブリの上下動制御のフローチャート、(b)は制御系統のブロック図 (a)は定着動作制御フローチャート、(b)は制御系統のブロック図 (a)は定着ベルト温度制御フローチャート、(b)は制御系統のブロック図 (a)は定着ベルト端部位置を検知するセンサ部の説明図、(b)は第1と第2のセンサのON/OFF信号の組合せとその時の位置関係を示す図 ステアリングロールの傾き制御の説明図 ベルト端部位置とフラグ論理を説明する図 (a)は実施例2におけるベルト寄り制御のフローチャート、(b)は制御系統のブロック図
《実施例1》
(1)画像形成装置
図2は本実施例における画像形成装置1の概略構成図であり、記録材(用紙:以下、シートと記す)Sの搬送方向Vに沿った断面模式図である。この画像形成装置1は、中間転写インライン方式の4色フルカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタと記す)である。
プリンタ1内には、図面上、左側から右側に第1から第4の4つの画像形成部U(UY、UM、UC、UK)が並設されている。各画像形成部Uはそれぞれの現像器5に収容した現像剤であるトナーの色がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)と異なるだけで、構成は互いに同じ電子写真画像形成機構である。トナーは離型剤としてのワックス成分を含有している。
即ち、各画像形成部Uは、それぞれ、第1の像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)2と、このドラム2に作用するプロセス手段としての帯電ローラ3、レーザスキャナ4、現像器5、一次転写ローラ6などを有する。
各画像形成部Uのドラム2はそれぞれ矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。そして、第1の画像形成部UYのドラム2には形成するフルカラー画像のY色成分像に対応するY色トナー画像が形成される。第2の画像形成部UMのドラム2にはM色成分像に対応するM色トナー画像が形成される。また、第3の画像形成部UCのドラム2にはC色成分像に対応するC色トナー画像が形成される。第4の画像形成部UKのドラム2にはK色成分像に対応するK色トナー画像が形成される。各画像形成部Uのドラム2に対するトナー画像の形成プロセス・原理は公知に属するからその説明は省略する。
各画像形成部Uの下側には中間転写ベルトユニット7が配設されている。このユニット7は、第2の像担持体としての可撓性を有する無端状の中間転写ベルト8を有する。ベルト8は、駆動ローラ11と、テンションローラ12と、二次転写対向ローラ13の3本のローラ間に懸回張設されている。ベルト8は駆動ローラ11が駆動されることで矢印の時計方向にドラム2の回転速度に対応した速度で循環移動される。二次転写対向ローラ13にはベルト8を介して二次転写ローラ14が所定の押圧力で当接している。ベルト8と二次転写ローラ14との当接部が二次転写ニップ部である。
各画像形成部Uの一次転写ローラ6はベルト8の内側に配設されていて、それぞれ、ベルト8を介してドラム2の下面に当接している。各画像形成部Uにおいてドラム2とベルト8との当接部が一次転写ニップ部である。一次転写ローラ6には所定の制御タイミングで所定の一次転写バイアスが印加される。
各画像形成部Uのドラム2にそれぞれ形成されたY色トナー、M色トナー、C色トナー、K色トナーが循環移動するベルト8の表面に各一次転写ニップ部において順次に重畳されて一次転写される。これにより、ベルト8上に4色重ね合わせも未定着のフルカラートナー画像が合成形成されて、二次転写ニップ部に搬送される。
一方、第1または第2のシートカセット15または16に収容されているシートSが給送機構の動作により1枚分離給送され、搬送路17を通ってレジストローラ対18に送られる。レジストローラ対18は、シートSを一旦受け止めて、シートが斜行している場合、真っ直ぐに直す。そして、レジストローラ対18は、ベルト8上のトナー画像と同期を取って、シートSを二次転写ニップ部に搬送する。
シートSが二次転写ニップ部で挟持搬送される間、二次転写ローラ14には所定の二次転写バイアスが印加される。これにより、シートSに対してベルト8側のフルカラートナー画像が一括して順次に二次転写される。そして、二次転写ニップ部を出たシートSはベルト8の面から分離され、搬送路19を通って、定着装置100に導入される。シートSは定着装置100で加熱・加圧されて未定着トナー画像が固着画像として定着される。定着装置100を出たシートSはフルカラー画像形成物として排出ローラ対20によって排出トレイ21へ搬送されて排出される。
(2)定着装置100
図3は本実施例における定着装置100の外観斜視図である。図4は同装置100の要部の横断右側面図であり、下側ベルトアセンブリBの加圧状態時を示している。図5は同装置100の要部の横断右側面図であり、下側ベルトアセンブリBの加圧解除状態時を示している。図6は同装置100の要部の左側面図であり、下側ベルトアセンブリBの加圧状態時を示している。図7はベルト寄り制御機構部分の斜視図である。
ここで、定着装置100又はこれを構成している部材に関して、長手方向(長手)または幅方向(幅)とはシート搬送路面内において、シートSの搬送方向Vに直交する方向に平行な方向(もしくはその方向の寸法)である。短手方向(短手)とはシート搬送路面内において、シートSの搬送方向Vに平行な方向(もしくはその方向の寸法)である。
また、定着装置100について正面とはシート入口側の面、背面とはシート出口側の面、左右とは装置を正面から見て左又は右である。本実施例においては左側を手前側、右側を奥側とする。上下とは重力方向において上又は下である。上流または下流とはシートSの搬送方向Vに関して上流又は下流である。ベルトまたはシートの幅とはシート搬送方向に直交する方向の寸法である。
本実施例の定着装置100は、ベルトニップ方式、電磁誘導加熱(IH)方式、オイルレス定着方式の画像加熱装置である。この定着装置100は、加熱ユニットとしての上側ベルトアセンブリAと、加圧ユニットとしての下側ベルトアセンブリBを有する。また、上側ベルトアセンブリAに対する下側ベルトアセンブリBの加圧−離間機構(接離手段)を有する。また、上側ベルトアセンブリAにおける定着ベルト105を加熱する加熱手段であるIHヒータ(磁束発生手段)170、定着ベルト105の寄り制御機構等を有する。以下、これらについて順次に説明する。
(2−1)上側ベルトアセンブリAとIHヒータ170
上側ベルトアセンブリAは装置筐体の左右の上側板140間に配設されている。このアセンブリAは、表面に離型層を有し、シートSの画像担持面に対向する第1の回転体(加熱回転体)としての可撓性を有するエンドレスの定着ベルト(無端ベルト状の定着部材:エンドレスベルト)105を有する。また、この定着ベルト105を張架(懸架)する複数の張架部材としての、駆動ロール(駆動回転体:定着ローラ)131、テンションロールを兼ねるステアリングロール(ステアリング回転体)132、パッドステー137を有する。
駆動ロール131は左右の上側板140間においてシート出口側に配設されており、左右の軸部131aが、それぞれ、左右の上側板140間にベアリング(不図示)を介して回転可能に支持されている。
左右の上側板140の外側には、それぞれ、駆動ロール131側からシート入口側に延びているステアリングロール支持アーム154が配設されている。右側の支持アーム154(不図示)は右側の上側板140(不図示)に対して固定されている。図7を参照して、左側の支持アーム154は駆動ロール131の左側の軸131aに対してベアリング154aを介して支持させてあり、軸131aを中心に上下方向に揺動可能である。左側の支持アーム154の自由端部にはピン151が植設されている。また、左側の上側板140の外面にはシート入口側に軸160が植設されている。
この軸160に対してU字型の溝部161aを有するフォーク板161が一体に設けられたウォームホィール(はす歯歯車)152が回転可能に支持されている。そして、左側の支持アーム154のピン151はフォーク板161の溝部161aに係合している。上側板140にはステッピングモータ155が配設されている。このモータ155の回転軸に固着されたウォーム157がウォームホィール152に噛合している。
ステッピングモータ155が正転駆動または逆転駆動されることでウォーム157、ウォームホィール152を介してフォーク板161が上方向または下方向に回動する。これに連動して左側の支持アーム154が軸131aを中心に上方向または下方向に回動する。
ステアリングロール132は左右の上側板140間においてシート入口側に配設されており、左右の軸部132aが、それぞれ、上記の左右の支持アーム154に対して軸受153を介して回転可能に支持されている。軸受153は支持アーム154に対してベルトテンション方向にスライド移動可能に支持されていると共にテンションバネ156により駆動ロール131から遠のく方向に移動付勢されている。
パッドステー137は例えばステンレス鋼(SUS材)で形成された部材である。パッドステー137は、定着ベルト105の内側において駆動ロール131とステアリングロール132との間の駆動ロール131寄りにパッド受け面を下向きにして、左右両端部が左右の上側板140間に固定されて支持されている。
駆動ロール131、ステアリングロール132、パッドステー137に掛け渡されている定着ベルト105はテンションバネ156の付勢力によるステアリングロール132のベルトテンション方向への移動により所定のテンション(張力)が掛けられている。本実施例においては200Nのテンションを掛けている。パッドステー137の下向きのパッド受け面に対して定着ベルト105の下行側のベルト部分の内面が接している。
定着ベルト105としては、IHヒータ170により発熱させられるとともに耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えない。例えば厚さ75μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層もしくはステンレス層などの磁性金属層に、例えば厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングし、表層(離型層)にPFAチューブを被覆したものが用いられる。
駆動ロール131は例えば中実ステンレスによって外径がφ18に形成された芯金表層に耐熱シリコンゴム弾性層を一体成型により形成したロールである。駆動ロール131は、定着ベルト105と後述する第2の回転体としての加圧ベルト120とで形成される定着ニップ部Nのニップ域のシート出口側に配設され、後述する加圧ロール121の圧接により弾性層が所定量弾性的に歪ませられるものである。
本実施例では駆動ロール131と加圧ロール121とが定着ベルト及び加圧ベルト120を挟んで形成するニップ形状を略ストレートに形成している。しかし、シートSの定着ニップ部N内での速度差によるシートSの座屈を制御するために駆動ロール131と加圧ロール121のクラウン形状を意図的に逆クラウン形状とするなど、様々なロールのクラウン形状を取ることも可能である。
ステアリングロール132は例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ロールである。ステアリングロール132は定着ベルト105を張架して張りを与えるテンションローラとして機能するとともに、後述する寄り制御機構により傾きが制御されて定着ベルト105の移動方向に直交する幅方向への蛇行を調整するステアリングロールとして働く。
駆動ロール131にはロール軸131aの左端側に駆動入力ギアGが同軸に固定して配設されている。このギアGに対して駆動モータ301(図3)から駆動伝達手段(不図示)を介して駆動入力がなされ、駆動ロール131が図4の矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。
この駆動ロール131の回転によって定着ベルト105が矢印の時計方向に駆動ロール131の速度に対応した速度で循環搬送される。ステアリングロール132はベルト105の循環搬送に従動して回転する。定着ベルト105の下行側ベルト部分の内面はパッドステー137の下向きのパッド受け面に対して摺動して移動する。シートSを後述する定着ニップ部Nで安定的に搬送するために、定着ベルト105と駆動ロール131間では確実に駆動を伝達している。
定着ベルト105を加熱する加熱手段としてのIHヒータ170は、励磁コイルと磁性体コアとそれらを保持するホルダーなどから構成されている誘導加熱コイルユニットである。上側ベルトアセンブリAの上側に配置されており、定着ベルト105の上面部分とステアリングロール132の部分にかけて定着ベルト105に非接触に所定の間隔を存して対向させて、左右の上側板140間に固定して配設されている。
IHヒータ170の励磁コイルは交流電流が供給されることによって交流磁束を発生し、交流磁束は磁性体コアに導かれて誘導発熱体である定着ベルト105の磁性金属層に渦電流を発生させる。その渦電流は誘導発熱体の固有抵抗によってジュール熱を発生させる。励磁コイルに供給される交流電流は、定着ベルト105の表層温度を検知するためのサーミスタ220からの温度情報をもとに定着ベルト105の表面温度が140〜200℃程度(目標温度)に温調制御される。
(2−2)下側ベルトアセンブリBと加圧−離間機構
下側ベルトアセンブリBは上側ベルトアセンブリAの下側に配置されている。このアセンブリBは定着装置100のシート出口側において左右の下側板303に固定して設けられたヒンジ軸304を中心に上下方向に回動可能に支持されている下フレーム(加圧
フレーム)306に対して組みつけられている。
このアセンブリBは、上側ベルトアセンブリA側の定着ベルト105とニップ部Nを形成する第2の回転体(加圧回転体)としての可撓性を有する無端状の加圧ベルト120を有する。また、この加圧ベルト120を張りを持たせて懸架する複数のベルト懸架部材としての、加圧ロール(加圧ローラ)121、テンションロール122、加圧パッド125を有する。
加圧ロール121は左右の軸部121aが、それぞれ、下フレーム306の左右の側板間にベアリング159を介して回転可能に支持されている。テンションロール122は左右の軸部122aが、それぞれ、下フレーム306の左右の側板に軸受158を介して回転可能に支持されている。軸受158は下フレーム306に対してベルトテンション方向にスライド移動可能に支持されていると共にテンションバネ127により加圧ロール121から遠のく方向に移動付勢されている。
加圧パッド125は例えばシリコンゴムで形成された部材であり、下フレーム306の左右の側板間に左右両端部が固定されて支持されている。加圧ロール121は下フレーム306の左右の側板間においてシート出口側に位置している。テンションロール122は下フレーム306の左右の側板間においてシート入口側に位置している。加圧パッド125は加圧ベルト120の内側において加圧ロール121とテンションロール122との間の加圧ロール121寄りにパッド面を上向きにして非回転に支持されて配置されている。
加圧ロール121、テンションロール122、加圧パッド125に掛け渡されている加圧ベルト120はテンションバネ127の付勢力によるテンションロール122のベルトテンション方向への移動により所定のテンション(張力)が掛けられている。本実施例においては200Nのテンションを掛けている。加圧パッド125の上向きのパッド面に対して加圧ベルト120の上行側のベルト部分の内面が接している。
加圧ベルト120としては耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えない。例えば、厚さ50μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層に例えば厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングし、表層(離型層)にPFAチューブを被覆したものが用いられる。加圧ロール121は例えば中実ステンレスによって外径がφ20に形成されたロールである。また、テンションロール122は例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ロールである。
下側ベルトアセンブリBは接離手段としての加圧−離間機構によりヒンジ軸304を中心に上下方向に回動制御される。即ち、下側ベルトアセンブリBは加圧−離間機構により持ち上げ回動されることで図4のように加圧位置に移動される。また、持ち下げ回動されることで図5のように離間位置に移動される。
アセンブリBは加圧位置に移動されることで、加圧ロール121と加圧パッド125とがそれぞれ上側ベルトアセンブリAの駆動ロール131とパッドステー137とに対して加圧ベルト120および定着ベルト105を挟んで所定の加圧力で圧接する。これにより、上側ベルトアセンブリAの定着ベルト105と下側ベルトアセンブリBの加圧ベルト120との間にシートSの搬送方向Vにおいて所定幅の定着ニップ部Nが形成される。また、下側ベルトアセンブリBは離間位置に移動されることで、上側ベルトアセンブリAに対して加圧が解除されて非接触に離間する。
本実施例における上記の加圧−離間機構について説明する。下フレーム306には、ヒンジ軸304側とは反対側に、下側ベルトアセンブリBを上側ベルトアセンブリAに対して弾性的に圧接するための加圧バネ305を有する加圧バネユニットが配設されている。
左右の下側板303間の下部には加圧カム軸307が回転可能に軸受けされて配設されている。この加圧カム軸307の左右側にそれぞれ下フレーム306の下面を支持する同形状・同位相の一対の偏心加圧カム308が固定して配設されている。加圧カム軸307の右端側には加圧ギア309(図3)が同軸に固定して配設されている。このギア309に対して加圧モータ302から駆動伝達手段(不図示)を介して駆動入力がなされ、加圧カム軸307が回転駆動される。
加圧カム軸307は、偏心加圧カム308について図4、図6のように大隆起部を上向きにした第1の回転角位置と、図5のように大隆起部を下向きにした第2の回転角位置とに回転制御される。
加圧カム軸307が第1の回転角位置に回転されて停止されることで、下側ベルトアセンブリBを搭載している下フレーム306が偏心加圧カム308の大隆起部により持ち上げられる。そして、下側ベルトアセンブリBが上側ベルトアセンブリAに対して加圧バネユニットの加圧バネ305を押し縮めながら当接する。これにより、下側ベルトアセンブリBが上側ベルトアセンブリAに対して加圧バネ305の圧縮反力で弾性的に所定の圧力(例えば400N)で押圧付勢され、図4の加圧位置に保持される。
ここで、駆動ロール131に対する加圧ロール121の圧接により駆動ロール131には加圧ロール121と接する方向と逆側に数百ミクロン程度の反り変形が生じる。この定着ロール131の反り変形は、定着ニップ部Nの長手方向の中央部での圧抜けの要因となる。この圧抜けをなくすために駆動ロール131または駆動ロール131および加圧ロール121はクラウン形状を取ることで、駆動ロール131と加圧ロール121によるニップ形状を略ストレートに形成している。本実施例では駆動ロール131に300μmの正クラウン形状を設けている。
また、加圧カム軸307が第2の回転角位置に回転されて停止されることで、偏心加圧カム308の大隆起部が下向きとなり小隆起部が下フレーム306の下面に対応して下側ベルトアセンブリBが持ち下げられる。即ち、下側ベルトアセンブリBは上側ベルトアセンブリAに対して加圧が解除されて非接触に所定に離間した図5の離間位置に保持される。
図8の(a)の制御フローチャートと(b)の制御系統のブロック図により下側ベルトアセンブリBの上下動制御を説明する。
下側ベルトアセンブリBは常時は図5の離間位置に保持されている。CPU10による加圧命令により<S13−001>、モータドライバ302Dを介して加圧モータ302がCW方向に所定の回転数であるN回転し<S13−002>、加圧カム軸307が半回転駆動される。これにより、偏心加圧カム308が図5の第2の回転角位置から図4、図6の第1の回転角位置に転換されて、下側ベルトアセンブリBが持ち上げ回動され加圧ロール121と加圧パッド125が加圧位置に移動する<S13−003>。
即ち、加圧ロール121と加圧パッド125が上側ベルトアセンブリAの駆動ロール131とパッドステー137に加圧ベルト120と定着ベルト105を挟んで所定の当接圧で圧接する。これにより、定着ベルト105と加圧ベルト120との間にシート搬送方向Vにおいて所定幅の定着ニップ部Nが形成される<S13−004>。
また、下側ベルトアセンブリBが図4の加圧位置に保持されている状態において、CPU10による加圧命令により<S13−005>、モータドライバ302Dを介して加圧モータ302がCCW方向に所定の回転数であるN回転される<S13−006>。これにより、加圧カム軸307が半回転駆動され、偏心加圧カム308が図4、図6の第1の回転角位置から図5の第2の回転角位置に転換される。即ち、下側ベルトアセンブリBが持ち下げ回動されて加圧ロール121と加圧パッド125が離間位置に移動する<S13−008)。これにより、定着ニップ部Nの形成が解除される<S13−009>。
(2−3)定着動作と温調制御
次に、図9の(a)の制御フローチャートと(b)の制御系統のブロック図により定着装置100の定着動作について説明する。定着装置100の待機状態(スタンバイ状態)<S09−001>において、下側ベルトアセンブリBは図5の離間位置に保持され、駆動モータ301は所定のスタンバイ速度で駆動している。IHヒータ170への給電も所定のスタンバイ温度になるように制御している。
CPU10はプリントジョブ開始信号の入力<S09−002>に基づいて所定の作像シーケンス制御を開始する。定着装置100については、CPU100からヒータコントローラ170C(図10の(b))、ヒータドライバ170Dを介してIHヒータ170に電力を供給する。そして回転する定着ベルト105を電磁誘導加熱して所定の目標温度に立ち上げる温調制御を開始する。即ち、給送されるシートSの坪量や種類(紙種)に応じて定着ベルト105をスタンバイ温度から目標温度(本実施例では160℃程度)に立ち上げて維持する温調制御を行う<S9−003>。
定着ベルト105の温度が目標温度に達すると、CPU100はモータドライバ301Dを介して駆動モータ301を駆動して駆動入力ギアGに駆動を入力する。これにより、上側ベルトアセンブリAの駆動ロール131が前記のように駆動されて定着ベルト105が所定速度まで加速される。
また、駆動入力ギアGの回転力が駆動ギア列(不図示)を介して下側ベルトアセンブリBの加圧ロール121にも伝達され、加圧ロール120も加速を開始する<S09−004>。
次に、モータドライバ302Dを介して加圧モータ302を駆動して加圧カム軸307を半回転駆動させることで下側ベルトアセンブリBを図5の離間位置から図4の加圧位置に移動させる。これにより、定着ベルト105と加圧ベルト120との間に定着ニップ部Nを形成する<S09−005>。
そして、定着ベルト105の温調、定着ベルト105及び加圧ベルト120の加速、定着ニップ部Nの形成がなされた状態において、画像形成部より、表面に未定着トナー画像t(図4)が形成されているシートSが定着装置100に導入される。シートSは定着装置100のシート入口部に配設されている入口ガイド184に案内されて定着ベルト105と加圧ベルト120との圧接部である定着ニップ部Nへ進入する。
シートSは画像担持面が定着ベルト105に対向し、その反対面が加圧ベルト120に対向して定着ニップ部Nで挟持搬送されていく。そして、未定着トナー画像tが定着ベルト105の熱とニップ圧によりシート面に固着画像として定着される。定着ニップ部Nを通過したシートSは定着ベルト105に表面から分離して定着装置100のシート出口側から出て排出ローラ対20(図2)によって排出トレイ21へと搬送排出される。
そして、所定の1枚または連続複数枚のプリントジョブにおけるシートSの搬送が終了したら<S09−006>、CPU10はモータドライバ302Dを介して加圧モータ302を駆動する。そして加圧カム軸307を半回転駆動させることで下側ベルトアセンブリBを図4の加圧位置から図5の離間位置に移動させる。これにより、定着ベルト105と加圧ベルト120と定着ニップ部Nが解除される<S09−007>。
次に、駆動モータ301を減速して定着ベルト105及び加圧ベルト120の回転をスタンバイ速度まで減速させる<S09−008>。そしてCPU10は定着ベルト105の加熱、温調制御を終了して、定着ベルト105の温度がスタンバイ温度となるようにIHヒータ170への電力制御を行う<S09−009>。この状態において、CPU10は次のプリントジョブ開始信号の入力待ちを行う<S09−010>。
図10の(a)の制御フローチャートと(b)の制御系統のブロック図により定着ベルト105の温度制御を説明する。上側ベルトアセンブリAには定着ベルト105の表面温度を検知する温度検知部材としてのサーミスタ220が配設されている。CPU10はプリンタ1の状態に基づいてヒータコントローラ170C・ヒータドライバ170Dを介してIHヒータ170に電力を印加する<S10−001>。定着ベルト105はIHヒータ170による電磁誘導加熱により昇温する。
その定着ベルト105の温度がサーミスタ220により検知されて検知温度情報(温度に関する電気的情報)がCPU10に入力される。CPU10はサーミスタ220による検知温度が所定の規定値(スタンバイ温度・目標温度)以上となったら<S10−002>IHヒータ170に対する電力を停止する<S10−003>。その後、CPU10はサーミスタ220による検知温度が所定の規定値よりも低くなったら<S10−004>、IHヒータ170に対する電力の印加<S17−001>を再開する。
上記のステップS10−001〜S10−004の繰り返しにより定着ベルト105が所定の目標温度に温調維持される。そして、上記の定着ベルト温調制御はプリンタ1の電源がOFFされるまで継続される。
(2−4)ベルト寄り制御機構
定着ベルト105はその回転過程においてシート搬送方向Vと直交する幅方向W(図11の(a)、図12)の一方側(一端部側)又は他方側(他端部側)へ片寄るように移動する現象(ベルトの寄り移動)が発生する。定着ベルト105に圧接して定着ニップ部Nを形成する加圧ベルト120も定着ベルト105と同様に寄り移動する。
本実施例においてはこの定着ベルト105の寄り移動をスイング型寄り制御で所定の寄り範囲内(所定のゾーン内)に安定させるようにしている。スイング型寄り制御はベルト位置が幅方向中央部から所定量以上移動したことを検知した場合にステアリングロール132を定着ベルト132の寄り移動方向と反対向きに傾動させる方法である。
このスイング型寄り制御を繰り返すことにより、定着ベルト105が周期的に幅方向の片側(幅方向の一方方向)からもう一方(幅方向の他方方向)の側まで移動するため、ベルトの寄り移動を安定して制御することができる。即ち、定着ベルト105はシートSの搬送方向Vと直交する方向Wに往復移動可能に構成されている。
上側ベルトアセンブリAにおいて、定着ベルト105の左側(手前)にステアリングロール132寄りの位置に定着ベルト端部位置を検知するための位置検知手段であるセンサ部150(図11の(a))が設けられている。CPU10はこのセンサ部150によって定着ベルト105の端部位置(ベルト寄り移動位置)を検出し、それに応じて、ステアリングロール132の傾きを変化させることで、ベルト回転時におけるベルト寄り制御を行っている。
CPU10はセンサ部150によって定着ベルト105の端部位置を検出し、それに応じて、ステッピングモータ155を正転方向(CW)または逆転方向(CCW)に所定の回転数、回転させる。これにより、前述した図6・図7の機構157、152、161、151を介して、左側のステアリングロール支持アーム154が軸131aを中心に上方または下方に所定の制御量だけ回動する。これに連動して、ステアリングロール132の傾きが変化(図12)して定着ベルト105の寄り制御がなされる。
即ち、ステアリングロール132は定着ベルト105を幅方向の一端部側に移動させることができる、及び他端部側に移動させることができるステアリング手段である。CPU10はセンサ部150の検知結果に応じて、定着ベルトが幅方向における所定のゾーン内で往復移動するようにステアリングロール132を制御する。
センサ部150は、複数のセンサ、本実施例では第1と第2の二つのセンサ150a、150b、及び軸150fを中心に正転方向または逆転方向に回動可能(揺動可能)なセンサフラグ150cを有する。このセンサフラグ150cの正転方向または逆転方向の回動により第1と第2のセンサ150a、150bがそれぞれ所定の関係をもってON、OFFされる。また、センサ部150は軸150hを中心に正転方向または逆転方向に回動可能(揺動可能)なセンサアーム150dを有する。
センサアーム150dは付勢手段としてのセンサバネ150eにより定着ベルト105の右側端面に当接する方向に軸150hを中心に回動付勢されている。本実施例においては、センサアーム150dをセンサバネ150eにより定着ベルト105の右側端面に対して3gfの力で常時押圧当接させている。
即ち、センサアーム150dは定着ベルト150の幅方向の一方端に当接する揺動可能な部材であり、センサバネ150eにより定着ベルト105の幅方向の他端部側へ付勢されている。従って、センサアーム150dは定着ベルト105の寄り移動に追従して軸150hを中心に正転方向または逆転方向に回動動作する。
センサフラグ150cとセンサアーム150dはピンと長穴による連結機構150iにより連結されている。従って、定着ベルト105の寄り移動に追従してセンサアーム150dは正転方向または逆転方向の回動し、このセンサアーム150dの回動に連動してセンサフラグ150cが正転方向または逆転方向に回動する。これにより、第1と第2のセンサ150a、150bがそれぞれ所定の関係をもってON、OFFされる。CPU10は第1と第2のセンサ150a、150bそれぞれのON/OFF信号の組合せにより、定着ベルト105の寄り位置検出を行う。
即ち、各センサ150a、150bはセンサフラグ150cの近傍に設けられ、センサフラグ150cの回転位置(揺動位置)を検出することで、定着ベルト105が所定のゾーン内の一方側もしくは他方側の位置(往復移動位置)にあることを検出する。
第1と第2のセンサ150a、150bのON/OFF信号の組合せとその時の位置関係を図11の(b)に、その時の定着ベルト105の端面位置の関係を図13に示す。また、寄り制御フローチャートを図1に示す。なお、各センサ150a、150bをセンサフラグ150cが遮光した時に信号はOFFとなり、投光したときにON信号となる。定着ベルト105の左側が手前側、右側が奥側である。
まず、プリンタ1の電源がONされると<S11−001>、CPU10は、モータドライバ302Dを介して駆動モータ301の回転を開始させる<S11−002>。これにより定着ベルト105及び加圧ベルト120が回転する。
次にCPU10は定着装置100の温度を確認する<S11−003>。ここで定着装置100の温度が所定温度よりも高ければ、CPU10はベルト寄り制御を開始する<S11−007>。
定着装置100の温度が所定温度以下であれば、CPU10は第1のセンサ150aと第2のセンサ150bの論理を確認する<S11−004>。なお本実施例における所定温度は100℃としている。
ここで、第1のセンサ150aがON、第2のセンサ150bがON(図13の状態S3)であった場合、CPU10はモータドライバ155Dを介してステッピングモータ155のCW方向に所定の駆動パルスを出力する<S11−005>。ステアリングロール132はステッピングモータ155に駆動され駆動ロール131に対して‐2°傾き<S11−006>、定着ベルト105は奥側から手前側への移動を開始する。
即ち、定着ベルト105が所定温度以下から回転動作を開始する際は、ベルト寄り制御手段は、位置検知手段であるセンサ部150が配置されている方向に定着ベルト105を移動させる。それによってセンサフラグ150cもしくはセンサアーム150dにトナーを定着する際に発生するワックスが固着してセンサ部105が回転し難い状態であったとしても、定着ベルト105は確実にセンサ部150に当接してベルト位置を検出することができる。その後は、ベルト寄り制御<S11−007>へと移行して寄り制御を行う。
ベルト寄り制御では、定着ベルト105は第1のセンサ150aがON、第2のセンサ150bがOFFの位置<S11−011>と、第1のセンサ150aがOFF、第2のセンサ150bがONとなる位置<S11−014>の間を往復する。その区間内(所定のゾーン内)で定着ベルト105が存在する様にスイング型寄り制御を行っている。加圧ベルト120はこの定着ベルト105の寄り制御に伴って定着ベルト105と一緒に寄り移動する。
その区間(ゾーン)の距離(幅)は、定着ベルト105がその回転軸方向に、中心位置から±1.5mm(往復移動位置)としている(状態S2、S4)。CPU10はセンサ部150で検知した定着ベルト105の位置よりモータドライバ155Dを介してステッピングモータ155に所定の駆動パルスを出力する<S11−012><S11−015>。ステアリングロール132はステッピングモータ159に駆動され駆動ロール131に対して±2°傾けることで制御を行う<S11−013><S11−016>。
また、寄り制御が不能となる状態では、定着ベルト105の端面が中心位置から±3mmの位置(状態S1、S5)にくると、第1と第2のセンサ150a、150bが共にOFFとなる<S11−008>。この時、CPU10は異常発生と判断し<S11−009>、プリンタ1のプリント動作(画像形成動作)を緊急停止させる。定着装置100については、IHヒータ170への電力供給をOFFにして定着ベルト105の加熱を停止すると共に駆動モータ301をOFFにして定着ベルト105と加圧ベルト120の回転を停止させる<S11−010>。
また、CPU10はプリンタ操作部24(図2)の表示部に定着装置100の異常発生を表示して使用者にサービスマンへの連絡を促す。遠隔監視システムである場合にはCPU10はサービス会社に異常発生を通報する。
定着装置100は駆動モータ301が回転している間は、待機状態(スタンバイ状態)や定着動作時に関わらず、上述した一連の寄り制御<S11−007>〜<S11−014>を実行する。
《実施例2》
次に、実施例2について説明する。図14は本実施例2の定着装置100の寄り制御を説明するフローチャートである。実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一符号を付し、必要の無い限り重複する説明を省略する。
まず、プリンタ1の電源がONされると<S14−001>CPU10は、モータドライバ302Dを介して駆動モータ301の回転を開始させる<S14−002>。これにより定着ベルト105及び加圧ベルト120が回転する。
次にCPU10は定着装置100の温度を確認する<S14−003>。ここで定着装置100の温度が所定温度よりも高ければ、CPU10はベルト寄り制御を開始する<S14−013>。
定着装置100の温度が所定温度以下であれば、CPU10は第1のセンサ150aと第2のセンサ150bの論理を確認する<S14−004>。なお本実施例における所定温度は100℃としている。
ここで、第1のセンサ150aがON、第2のセンサ150bがON(図13の状態S3)であった場合、CPU10はモータドライバ155Dを介してステッピングモータ155のCW方向に所定の駆動パルスを出力する<S14−005>。ステアリングロール132はステッピングモータ155に駆動され駆動ロール131に対して‐2°傾く<S14−006>。これにより、定着ベルト105は奥側から手前側への移動を開始し、手前側に設けられたセンサ部150側へと移動する。
第1のセンサ150aがOFF、第2のセンサ150bがON<S14−007>(図13の状態S4)であった場合、CPU10はモータドライバ155Dを介してステッピングモータ155のCCW方向に所定の駆動パルスを出力する<S14−008>。ステアリングロール132はステッピングモータ155に駆動され駆動ロール131に対して+2°傾き<S14−009>、定着ベルト105は手前側から奥側への移動を開始する。
所定時間が経過<S14−010>したところで、CPU10はモータドライバ155Dを介してステッピングモータ155のCW方向に所定の駆動パルスを出力する<S14−011>。ステアリングロール132はステッピングモータ155に駆動され駆動ロール131に対して‐2°傾き<S14−012>、定着ベルト105は奥側から手前側への移動を開始する。
この一連の動作によって、センサフラグ150cもしくはセンサアーム150dにワックスが固着してセンサ部105が回転し難い状態であったとしても、定着ベルト105は確実にセンサ部150に当接してベルト位置を検出することができる。その後は、ベルト寄り制御<S11−013>へと移行して寄り制御を行う。
ベルト寄り制御では、定着ベルト105は第1のセンサ150aがON、第2のセンサ150bがOFFの位置<S14−017>と、第1のセンサ150aがOFF、第2のセンサ150bがONとなる位置<S14−020>の間を往復する。その区間内で定着ベルト105が存在する様にスイング型寄り制御を行っている。加圧ベルト120はこの定着ベルト105の寄り制御に伴って定着ベルト105と一緒に寄り移動する。
その区間の距離は、定着ベルト105がその回転軸方向に、中心位置から±1.5mmとしている(状態S2、S4)。CPU10はセンサ部150で検知した定着ベルト105の位置よりモータドライバ155Dを介してステッピングモータ155に所定の駆動パルスを出力する<S14−018><S14−021>。ステアリングロール132はステッピングモータ159に駆動され駆動ロール131に対して±2°傾けることで制御を行う<S14−019><S14−022>。
本実施例における上記図14の制御をまとめると、定着ベルト105が所定温度以下から回転動作を開始する際には、ベルト寄り制御手段は次のような制御を実行する。これにより、センサフラグ150cもしくはセンサアーム150dにワックスが固着してセンサ部105が回転し難い状態であったとしても、定着ベルト105は確実にセンサ部150に当接してベルト位置を検出することができる。
1)定着ベルト105が所定のゾーン内の一方側もしくは他方側の往復移動位置にないと判断された場合と、定着ベルトがセンサ部150の設けられている側とは反対側に位置すると検出された場合は、センサ部が配置されている方向にベルトを移動させる。即ち、CPU10は、ステアリングロール132をセンサ部150が配置されている側に定着ベルト105が移動する方向に傾け制御する。
2)定着ベルト105がセンサ部150の設けられている側に位置すると検出された場合は、所定の時間、定着ベルトをセンサ部の設けられている側とは反対側に移動させた後、センサ部が配置されている方向に定着ベルトを移動させる。即ち、CPU10は、所定の時間、ステアリングロール132をセンサ部150が配置されている側とは反対側に定着ベルト105が移動する方向に傾け制御する。その後、センサ部150が配置されている側に定着ベルト105が移動する方向にステアリングロール132を傾け制御する。
また、寄り制御が不能となる状態では、定着ベルト105の端面が中心位置から±3mmの位置(状態S1、S5)にくると、第1と第2のセンサ150a、150bが共にOFFとなる<S14−014>。この時、CPU10は異常発生と判断し<S14−015>、プリンタ1のプリント動作(画像形成動作)を緊急停止させる。定着装置100については、IHヒータ170への電力供給をOFFにして定着ベルト105の加熱を停止すると共に駆動モータ301をOFFにして定着ベルト105と加圧ベルト120の回転を停止させる<S11−016>。
また、CPU10はプリンタ操作部24(図2)の表示部に定着装置100の異常発生を表示して使用者にサービスマンへの連絡を促す。遠隔監視システムである場合にはCPU10はサービス会社に異常発生を通報する。
定着装置100は駆動モータ301が回転している間は、待機状態(スタンバイ状態)や定着動作時に関わらず、上述した一連の寄り制御<S14−013>〜<S14−022>を実行する。
《その他の事項》
1)実施例の定着装置においては、定着ベルト105を代表して、位置検知手段150、往復制御手段による往復制御を説明した。加圧ベルト120についても定着ベルトと同様の位置検知手段、往復制御手段による往復制御を行うことができる。
2)実施例の定着装置は第1と第2の定着回転体の何れも無端ベルトにしている装置であるが、1と第2の定着回転体の何れか一方を無端ベルトにし、他方をローラ部材にした装置にすることもできる。
3)実施例は未定着トナー像tをシートSに定着する定着装置を例に説明した。しかし、本発明は、これに限られず、画像の光沢を向上させるべく、シートに定着あるいは仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
4)また、加熱機構として電磁誘導加熱方式について説明したが、本発明は、これに限られず、ハロゲンヒータなど他の方式の加熱機構を用いる場合にも同様に適用できる。具体的には、例えば、駆動ローラ131や加圧ローラ121の内部にハロゲンヒータなどの加熱機構を配設したものである。
100・・定着装置、105・・第1の回転体(定着ベルト)、120・・第2の回転体(加圧ベルト)、N・・ニップ部、150・・位置検知手段、150d・・センサアーム、150e・・付勢手段、150c・・センサフラグ、150a・150b・・センサ、S・・記録材、t・・トナー像

Claims (6)

  1. 記録材上のトナー像をその間のニップ部にて定着する少なくとも一方が無端ベルトとされる第1と第2の回転体と、
    前記無端ベルトの幅方向における位置を検知する位置検知手段と、
    前記無端ベルトを前記幅方向の一端部側に移動させることができる、及び他端部側に移動させることができるステアリング手段と、
    前記位置検知手段の検知結果に応じて前記無端ベルトが前記幅方向における所定のゾーン内で往復移動するように前記ステアリング手段を制御する制御手段と、を有する定着装置であって、
    前記位置検知手段は、
    前記無端ベルトの幅方向の一方端に当接する揺動可能なセンサアームと、
    前記センサアームを前記無端ベルトの幅方向の他端部側へ付勢する付勢手段と、
    前記センサアームに係合し、前記無端ベルトの往復移動に連動して前記センサアームと共に揺動するセンサフラグと、
    前記センサフラグの近傍に設けられ、前記センサフラグの揺動位置を検出することで、前記無端ベルトが前記ゾーン内の一方側もしくは他方側の位置にあることを検出する複数のセンサと、を有し、
    前記無端ベルトが所定温度以下から回転動作を開始する際は、前記制御手段は前記ステアリング手段を前記位置検知手段が配置されている側に前記無端ベルトが移動する方向に制御することを特徴とする定着装置。
  2. 前記複数のセンサによって、前記無端ベルトが前記ゾーン内の一方側もしくは他方側の往復移動位置にないと判断された場合において、前記無端ベルトが所定温度以下から回転動作を開始する際に、前記制御手段は前記ステアリング手段を前記位置検知手段が配置されている側に前記無端ベルトが移動する方向に制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 記録材上のトナー像をその間のニップ部にて定着する少なくとも一方が無端ベルトとされる第1と第2の回転体と、
    前記無端ベルトの幅方向における位置を検知する位置検知手段と、
    前記無端ベルトを前記幅方向の一端部側に移動させることができる、及び他端部側に移動させることができるステアリング手段と、
    前記位置検知手段の検知結果に応じて前記無端ベルトが前記幅方向における所定のゾーン内で往復移動するように前記ステアリング手段を制御する制御手段と、を有する定着装置であって
    前記位置検知手段は、
    前記無端ベルトの一方端に当接する揺動可能なセンサアームと、
    前記センサアームを前記無端ベルトの他端部側へ付勢する付勢手段と、
    前記センサアームに係合し、前記無端ベルトの往復移動に連動して前記センサアームと共に揺動するセンサフラグと、
    前記センサフラグの近傍に設けられ、前記センサフラグの揺動位置を検出することで、前記無端ベルトが前記ゾーン内の一方側もしくは他方側の位置にあることを検出する複数のセンサと、を有し、
    前記無端ベルトが所定温度以下から回転動作を開始する際に、前記無端ベルトが前記ゾーン内の一方側もしくは他方側の往復移動位置にないと判断された場合と、前記無端ベルトが前記位置検知手段の設けられている側とは反対側に位置すると検出された場合は、前記制御手段は前記ステアリング手段を前記位置検知手段が配置されている側に前記無端ベルトが移動する方向に制御し、前記無端ベルトが前記位置検知手段の設けられている側に位置すると検出された場合は、前記制御手段は、所定の時間、前記ステアリング手段を前記位置検知手段が配置されている側とは反対側に前記無端ベルトが移動する方向に制御した後、前記位置検知手段が配置されている側に前記無端ベルトが移動する方向に制御することを特徴とする定着装置。
  4. 前記第1の回転体が無端ベルトであり、記録材の画像担持面に対向することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記第2の回転体が無端ベルトであり、記録材の画像担持面とは反対側の面に対向することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 前記第1と第2の回転体が共に無端ベルトであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の定着装置。
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