JP6710869B2 - 石敷きの施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、庭園や路面等に多数の小石を敷き詰めて成る石敷きを施工する技術に関する。
石敷きを施工する工法には各種のものが存在する。例えば、形状が同一ではない多数の石を敷き詰めて石敷きを作製する工法は「あられこぼし」とも呼ばれ、日本庭園の造園等に用いられる伝統的な工法の一つである。この工法で作製された石敷きは、同一形状の石を敷き詰めた幾何学的模様を呈する石敷きでは醸すことができない趣のある美観を呈するものとして、人気が高い。
一般に、石敷きの施工には職人の熟練した技術が必要となる。特に、上述したあられこぼしは、1個の石を、先に敷いた石の形に合わせて選択し、はめこみ、必要があれば最小限の面積を削って、石と石の間の目地の美観を保ちつつ当該石の隣に配置してモルタル等で固定する、という作業を、多数の石に対して所定の範囲内で一つずつ行っていくものであり、熟練した職人の高い技術を必要とし、また、その施工範囲が広い場合には非常に長い施工期間が必要となる。
このような石敷きの施工を簡易化するための技術が、従来から各種提案されている。
例えば、特許文献1には、矩形の型枠上に種石を敷き並べ、その上からモルタルを流し込んで打設し、さらに当該モルタル層の上にコンクリートを打設して養生した後脱型し反転して、種石の表面に付着したモルタルを洗い流すことにより表面に種石が露出したブロック材を得ることが記載されている。
多くの場合、施工場所で実際に作業を行うことができる期間には限りがあるところ、このようなブロック材を施工場所とは別のところで予め複数個作製しておき、これを施工場所に運び込んで敷き並べれば、施工場所では短時間で石敷きを形成することが可能となる。
特開平7−292841号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、予め作製されるブロック材の形状が一律に矩形である。したがって、この技術は、石敷きを施工するべき領域が該矩形の倍数形状である場合にしか功を奏さない。すなわち、外縁の一部に曲線が含まれるような領域に対して石敷きを施工する場合は、当該曲線に沿うように矩形のブロック材を切断する作業を施工場所で行わなければならず、施工場所での作業時間が短くなるというこの技術本来のメリットを損なうこととなってしまう。また、矩形のブロックの一部分を切断して敷設すると、当該ブロック材に配設されている種石の一部が不自然に切断された格好となり、見栄えも悪くなってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、石敷きを施工するべき領域がどのような形状の領域であっても、そこに見栄えのよい石敷きを短時間で(すなわち、施工場所での作業時間を短時間に抑えつつ)施工することができる技術を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る石敷きの施工方法は、
石敷きを施工するべき対象領域を複数の区画に区分する区画規定工程と、
基台上に、各区画の外縁と一致するような外枠を配設する外枠配設工程と、
前記基台上に配設された前記外枠内に複数の石を敷き詰めてこれらを一体化させた枠付石敷きパーツを作製する枠付石敷きパーツ作製工程と、
前記枠付石敷きパーツから、前記外枠および前記基台を取り外して石敷きパーツを得る脱型工程と、
前記石敷きパーツを前記対象領域の対応する区画に設置する設置工程と、
を備える。
この構成においては、石敷きを施工するべき対象領域を複数の区画に区分して、各区画の形状と一致する形状の石敷きパーツを作製し、各石敷きパーツを対応する区画に設置することによって対象領域の全体に石敷きを施工する。したがって、対象領域がどのような形状の領域であったとしても、見栄えのよい石敷きを施工することができる。また、各区画の石敷きパーツを施工場所(対象領域)とは別の場所で予め作製しておけば、施工場所では、これらを運び込んで敷き並べる作業だけで済むので、施工場所での作業時間を短時間に抑えることができる。
好ましくは、前記石敷きの施工方法において、
前記複数の石を敷き詰める前に、前記基台上に配設された前記外枠内に金網を敷設する金網敷設工程、
をさらに備える。
この構成によると、石敷きパーツの内部に、金網が石敷きパーツに平行に固定されることになる。これによって、一般に面積に対して厚さが小さい石敷きパーツの強度を高めることができる。
好ましくは、前記石敷きの施工方法において、
前記複数の石を敷き詰める前に、前記基台上に配設された前記外枠内に、フック部材が着脱自在であるフック取付部とこれが突設されたベース板とを備えるフック受け部材を配設するフック受け部材配設工程、
をさらに備える。
この構成においては、例えば、石敷きパーツ作製工程で外枠内に複数の石を敷き詰める際に、フック取付部がある場所には石を敷くが固定せずに取り外しておく。そして当該フック取付部が石の間から露出した状態としておき、それらを一体化する。そして、必要なとき(例えば、石敷きパーツをトラックへ積み卸しする際、また、石敷きパーツを対象領域へ設置する際)に、当該フック取付部にフック部材を取り付ける。こうすると、石敷きパーツからフック部材が突出した状態が形成され、これをクレーン等で引っ掛けて、石敷きパーツを吊り上げることができる。したがって、石敷きパーツを傷つけることなく、簡易かつ安全にこれを持ち上げて、例えばトラックあるいは運搬用の棚への積み卸し、対象領域への設置等を行うことができる。
また、フック部材が不要なときはこれをフック基台から取り外しておけば、フック部材が邪魔になることがない。例えば、石敷きパーツをトラックあるいは運搬用の棚に積載した後、フック部材をフック取付部から取り外しておくことで、荷台に複数の石敷きパーツを重ねて積むことが可能となり、搬送効率を高めることができる。
なお、石敷きパーツを対象領域に設置した後は、フック取付部が露出している場所に石をはめこんで、フック取付部を隠せばよい。
金網配設工程とフック受け部材配設工程の両方が行われる場合、フック受け部材のベース板を、その少なくとも一辺が金網の格子間隔よりも大きい寸法のものとして、ベース板を金網の下側に配設する。
この構成によると、ベース板が金網の下に引っ掛かる格好でフック受け部材が石敷きパーツに固定されるので、石敷きパーツを吊り上げたときにフック受け部材が石敷きパーツから外れてしまうといった事態を確実に回避できる。
また、本発明は、石敷きの施工に用いられる石敷きパーツの製造方法も対象としている。当該石敷きパーツの製造方法は、
石敷きを施工するべき対象領域を複数の区画に区分する区画規定工程と、
基台上に、各区画の外縁と一致するような外枠を配設する外枠配設工程と、
前記基台上に配設された前記外枠内に複数の石を敷き詰めてこれらを一体化させた枠付石敷きパーツを作製する枠付石敷きパーツ作製工程と、
前記枠付石敷きパーツから、前記外枠および前記基台を取り外す脱型工程と、
を備える。
また、本発明は、石敷きの施工に用いられる石敷きパーツも対象としている。当該石敷きパーツは、
外縁の一部に非直線部分が含まれるような対象領域への石敷きの施工に用いられる、複数の石を敷き詰めてこれらを一体化させた石敷きパーツであって、
その形状が、前記対象領域が複数の区画に区分された当該複数の区画のいずれかの形状と一致する。
この発明によると、石敷きを施工するべき対象領域を複数の区画に区分して、各区画の形状と一致する石敷きパーツを別の場所で作製し、その後、各石敷きパーツを対応する区画に設置することによって対象領域の全体に石敷きを施工する。したがって、対象領域がどのような形状の領域であったとしても、見栄えのよい石敷きを施工することができる。また、各区画の石敷きパーツを別の場所で予め製造しておけば、施工場所(対象領域)では、これらを運び込んで敷き並べる作業だけで済むので、施工場所での作業時間を短時間に抑えることができる。
実施形態に係る石敷きの施工方法の流れを示す図。 第1工程を説明するための図。 外枠を配設する態様を説明するための図。 金網を配設する態様を説明するための図。 フック受け部を配設する態様を説明するための図。 外枠内に複数の石が敷き詰められた状態を示す図。 脱型された石敷きパーツを示す図。 第3工程を説明するための図。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<全体の流れ>
実施形態に係る石敷きの施工方法の全体の流れについて、図1を参照しながら説明する。図1は、当該施工方法の流れを示す図である。
当該施工方法は、石敷きを施工するべき対象領域1(図8参照)を複数の区画11に区分する工程(第1工程S1)と、第1工程S1で規定された複数の区画11の各々に対応する石敷きパーツ6を作製する工程(第2工程S2)と、第2工程S2で作製された各石敷きパーツ6を対象領域1の対応する区画11に設置する工程(第3工程S3)と、を備える。
ただし、対象領域1は、外縁の一部に非直線部分が含まれるような領域であり、図示の例では、外縁の全体が非直線(曲線状)の領域である。
以下に明らかになるように、この施工方法によると、第1工程S1および第2工程S2を施工場所とは別の場所で行うことが可能であり、施工場所では第3工程S3を行うだけで済む。多くの場合、施工場所で実際に作業を行うことができる期間には限りがあるところ、この施工方法によると、施工場所での作業時間を短時間に抑えることが可能となる。
以下において、工程S1〜工程S3のそれぞれについて具体的に説明する。
<第1工程S1>
石敷きを施工するべき対象領域1を複数の区画11に区分する工程(第1工程S1)について、図2を参照しながら説明する。図2は、第1工程S1を説明するための図である。
まず、対象領域1が所定の縮尺で表された設計図面9を準備する。そして、この設計図面9上に、後述する基台2に相当する領域(すなわち、基台2を設計図面9の縮尺で表した領域であり、以下「単位領域」とも呼ぶ)92を規定し、当該単位領域92を、設計図面9上の対象領域91に重なるように並べていき、当該対象領域91の全体が、当該並べられた一群の単位領域92によってカバーされるような状態を形成する(図2に示される状態)。なお、各単位領域92は、隣の単位領域92との間に僅かな隙間(例えば、数個分の石のサイズに相当する隙間)を設けつつ並べられてもよいし、このような隙間が設けられずに隣の単位領域92と接するように並べられてもよい。
そして、各単位領域92と対象領域91が重なる領域を、1個の区画911とする。図2の例では、対象領域91の全体が4個の単位領域92によってカバーされているので、対象領域91は4個の区画911に区分されることになる。
このように設計図面9上で、対象領域91を、単位領域92を用いて複数の区画911に区分することで、実際の対象領域1を、基台2の寸法に応じた複数の区画11に区分したことになる(図8参照)。
なお、単位領域92を設計図面9上に並べる際には、実際の対象領域1における勾配の変化点が、単位領域92間の境界にくるように考慮しておくことが好ましい。後に明らかになるように、対象領域1における単位領域92間の境界に相当する部分は、第3工程S3において施工場所で石61が敷き詰められることになるところ、対象領域1における勾配の変化点が単位領域92間の境界に相当していれば、そこに施工場所で実際の勾配の変化に応じる形で石敷きを形成することができるからである。
また、対象領域1内に、樹木や外灯等の設置物が設置される予定の領域12が規定されている場合(図8参照)、設計図面9上で当該領域12に対応する領域912が、複数の単位領域92で挟み込まれるように考慮しておくことも好ましい。こうしておけば、石敷きパーツ6を設置するより先に当該領域12に設置物(例えば背の高い設置物)が設置されたとしても、当該設置物を傷つけることなく石敷きパーツ6を比較的容易に設置することができる。
また、第1工程S1で規定される単位領域92のサイズ(すなわち、基台2のサイズであり、ひいては、石敷きパーツ6のサイズ)が大きいほど、第3工程S3に要する作業時間(すなわち、施工場所での作業時間)を短くすることができる。ただし、石敷きパーツ6のサイズが大きくなると、その搬送にかかる労力も大きくなる。したがって、搬送にかかる労力と施工場所での作業時間のバランスを考慮して、基台2のサイズを決定することが好ましい。例えば、石敷きパーツ6を大型トラックに積載して搬送する場合、基台2の短辺の幅が約100cm以下であればトラックの荷台に石敷きパーツ6を2列並べて積載することが可能となり、搬送効率が高まる。したがって、基台2は、その短辺の幅が100cm程度のものであることが好ましい。具体的には例えば、一般に流通している180cm×90cmのコンパネ(コンクリートパネル)を基台2として用いることが好ましい。一般に流通しているコンパネを基台2として用いればコストを低く抑えられるという利点も得られる。
<第2工程S2>
第1工程S1で規定された複数の区画11の各々に対応する石敷きパーツ6を作製する工程(第2工程S2)について、再び図1を参照しながら説明する。
工程S21:まず、所定の基台2を準備する。この基台2は、その上面に枠付石敷きパーツ60が形成される板部材である。基台2の形状および寸法はどのようなものであってもよいが、上述したとおり、一般に流通している180cm×90cmのコンパネを基台2として用いることが好ましい。
工程S22:続いて、基台2上に、区画11の外縁と一致するような外枠3を配設する。外枠3を配設する方法について、図3を参照しながら説明する。図3は、外枠3を配設する態様を説明するための図である。
工程S221:まず、第1工程S1で設計図面9上に規定された各単位領域92の部分を設計図面9から切り出し、これを例えばコピー機の拡大機能を用いて原寸大(すなわち、基台2の原寸サイズ)まで拡大する。そして、当該原寸大に拡大した単位領域(以下「原寸単位領域」とも呼ぶ)8を、基台2上に重ねて置く。なお、図の例では、1枚の紙で1個の原寸単位領域8が形成されているが、複数の紙が並べられることにより1個の原寸単位領域8が形成されてもよい。
工程S222:原寸単位領域8には、対象領域1の外縁の一部分が原寸大で示されており、当該外縁の一部分(以下「対象領域外縁部分」とも呼ぶ)81と、基台2の周縁の一部分82で囲まれる領域によって、基台2上に原寸大の区画80が規定される。なお、基台2上に規定される原寸大の区画80の外縁のうち、基台2の周縁により形成される部分82は、隣の区画11との境界に相当する部分であり、以下当該部分を「境界部分82」とも呼ぶ。つまり、基台2上に規定される原寸大の区画80の外縁は、対象領域外縁部分81と境界部分82が連なることによって形成されている。
なお、ここでは、単位領域92の全体を原寸大に拡大した原寸単位領域8を基台2上に重ね置くことで基台2上に対象領域外縁部分81を規定しているが、単位領域92のうち対象領域1の外縁が現れている部分のみを切り出してこれを原寸大に拡大したものを基台2上に重ねて置くことで基台2上に対象領域外縁部分81を規定してもよい。
工程S223:次に、境界部分82に沿って第1枠部材31を立設する。境界部分82は基台2の周辺に沿う直線状の部分であるので、真っ直ぐな板状部材を第1枠部材31として用いることができる。この第1枠部材31を、境界部分82(すなわち、境界部分82に相当する基台2の周縁の一部分)に沿って配置して、これを基台2の裏面側からネジなどで固定することで、基台2上に第1枠部材31を立設することができる。
上述したとおり、対象領域1は外縁の一部に非直線部分が含まれるような領域であるので、対象領域外縁部分81は曲線状となる場合がある。曲線状の対象領域外縁部分81に沿う枠部材(第2枠部材32)は、例えば次のように立設することができる。
工程S224:まず、対象領域外縁部分81と境界部分82の交点において、第1枠部材31を切断する。このとき、切断面を、当該交点における対象領域外縁部分81の曲率に一致するようなものとしておくことが好ましい。
工程S225:次に、対象領域外縁部分81に沿って第2枠部材32を立設する。上述したとおり、対象領域外縁部分81は曲線状であることが多いので、任意の形状に曲げることができるような薄肉の板状部材を第2枠部材32として用いることが好ましい。この第2枠部材32を、対象領域外縁部分81に沿うように配置し、その各端部において第1枠部材31の切断面にネジなどで固定するとともに、延在途中の複数個所において、固定部材321を介して、基台2に対してネジなどで固定する。
以上の工程S221〜工程S225によって、基台2上に、原寸大の区画80の外縁に沿うような(すなわち、区画11の外縁と一致するような)外枠3が配設される。
なお、出来上がった石敷きパーツ6が対象領域1に設置されたときに、石敷きパーツ6の端部同士、もしくは現場の設置場所と石敷きパーツ6が、山型の稜線において接触することが予想される場合には、あらかじめ当該接触する部分に対応する外枠3の部分に、クッション材(例えば、細長い発泡スチロール)を配設しておくことが好ましい。なお、このクッション材は、後述する脱型(工程S27)の後に石敷きパーツ6から外しておく。こうしておくと、出来上がった石敷きパーツ6において、このようなクッション材が設けられていた部分は側面が内側に入り込んだ形状となるので、出来上がった石敷きパーツ6が対象領域1に設置されたときに、当該接触する部分を上から見た際に隙間ができることが回避される。
再び図1を参照する。
工程S23:基台2上に外枠3が配設されると、続いて、当該外枠3内に金網4を敷設する。具体的には、図4に示すように、まず、外枠3で囲まれる領域よりも十分に大きな金網40を準備し、これを当該領域に重なるように基台2上に配置する。そして、外枠3の外側にはみ出している金網40の部分を切り落とす。これによって、外枠3に囲まれた領域に収まるような金網4が得られる。得られた金網4を、基台2上であって外枠3で囲まれた領域内に敷設する。
なお、後に明らかになるように、第1枠部材31に対しては、これとの間に僅かな隙間が残るように石敷きが形成されることになるので、第1枠部材31に沿う部分は金網40を深めに切り落としておくことが好ましい。
この金網4として、具体的には例えば、金属の線材を格子状に配置して交点を溶接したもの(所謂、溶接金網)を使用することができる。線材の径および格子間隔は、例えば、石敷きに使用する石61のサイズ、あるいは、基台2のサイズに応じて選択することが好ましい。例えば、比較的大きな石61、あるいは、比較的大きな基台2を使用する場合、石61自体の底部が金網4に干渉しないように、金網4は、線材の径が比較的大きく(例えば、直径6mm程度)、格子間隔も比較的大きい(例えば、150mm程度)ものを使用する。また、比較的小さな石61、あるいは、比較的小さな基台2を使用する場合、金網4は、線材の径が比較的小さく(例えば、直径3.2mm程度)、格子間隔も比較的小さい(例えば、50mm程度)ものであることが好ましい。
工程S24:金網4が敷設されると、続いて、基台2上に配設されている外枠3内(具体的には、基台2と金網4の間)に、フック受け部材5を配設する。具体的には、基台2上に配設されている金網4を一旦持ち上げて、これと基台2上の所定位置に1個以上のフック受け部材5を配設してから、再び金網4を元の位置に戻す。これによって、図5(a)に示されるように、基台2と金網4の間に1個以上のフック受け部材5が挟み込まれた状態となる。
ただし、フック受け部材5は、フック部材50を着脱自在に取り付けることができる部材であり、具体的には例えば、図5(b)に示されるように、薄い板状の部材であるベース板51と、その上面の中央に突設された、フック部材50が着脱自在であるフック取付部52とから構成される。フック部材50は、具体的には例えば、一端がリング状(あるいは、弧状)であるとともに他端がネジ状に形成されたものであり、この場合、フック取付部52は、当該ネジ状の部分と螺合するボルトにより形成される。この構成においては、フック部材50のネジ状の部分をフック取付部52に螺合させることによって、フック受け部材5にフック部材50を取り付けることができる。また、フック部材50が必要ないときはこれをフック受け部材5から取り外しておくことができる。
なお、ベース板51は、少なくとも一辺が金網4の格子間隔よりも大きいものであればよく、厚みは薄い方が好ましい。また、フック取付部52は、その高さ寸法が十分小さい(好ましくは、1cm〜3cm程度)であることが好ましい。
工程S25:フック受け部材5が配設されると、続いて、基台2上に配設された外枠3内にモルタルを配設してその上に複数の石61を敷き詰めていく。複数の石61を敷き詰める態様はどのようなものであってもよい。例えば、あられこぼしで石敷きを作製する場合、1個の石61を、先にモルタル上に敷いた石61の形に合わせて選択し、はめこみ、必要があれば最小限の面積を削って、石61と石61の間の目地の美観を保ちつつ当該先に敷いた石61の隣に配置し、モルタル等で固定する、という作業を、形状が同一ではない多数の石61に対して一つずつ行って、図6に示すように、外枠3内の全体に複数の石61が敷き詰められた状態とする。もっとも、複数の石61は、あられこぼし以外の態様で敷き詰められてもよい。
ただしここで、第2枠部材32(すなわち、対象領域外縁部分81)に対しては、これとの間に隙間ができないように石敷きを形成する。一方、第1枠部材31(すなわち、境界部分82)に対しては、これとの間に僅かな隙間(例えば、幅が石1個分程度の隙間)が残るように石敷きを形成する。
また、フック受け部材5におけるフック取付部52が配置されている位置に配置されるべき石61は、当該石61を敷いた後、これを固定せずに取り外して別で保管しておき、この段階ではフック取付部52が石61で塞がれずに露出するようにしておく。後に明らかになるように、当該別で保管されていた石61は、フック部材50をフック受け部材5に取り付ける必要がなくなってから、当該位置に固定されることになる。
工程S26:外枠3内に複数の石61が敷き詰められると、その状態で数日間放置(養生)して、モルタルを十分に固化させる。モルタルが固化することによって、その上に敷き詰められた多数の石61が一体化し、これによって枠付石敷きパーツ60が得られる。
また、モルタルが固化することによって、枠付石敷きパーツ60の内部に、金網4およびフック受け部材5が固定される。すなわち、金網4は、枠付石敷きパーツ60(ひいては、石敷きパーツ6)と平行な姿勢で枠付石敷きパーツ60(ひいては、石敷きパーツ6)に固定される。また、フック受け部材5は、枠付石敷きパーツ60の石61の間からフック取付部52が露出するような格好で、枠付石敷きパーツ60(ひいては、石敷きパーツ6)に固定される。
石敷きパーツ6に金網4が固定されることによって、石敷きパーツ6の強度を高めることができる。具体的には例えば、石敷きパーツ6は一般に面積に対して厚さが小さいために運搬時等に壊れやすいところ、石敷きパーツ6に金網が固定されることによって、運搬時等に石敷きパーツ6が壊れにくくなる。また、石敷きパーツ6が対象領域1に設置された状態において、外部の衝撃に対する強度(耐久性)も高くなる。
工程S27:モルタルが十分に固化した後、枠付石敷きパーツ60から、基台2と外枠3を取り外して石敷きパーツ6を得る(図7)。なお、基台2および外枠3が取り外された石敷きパーツ6は、そこから石61が脱落して紛失してしまうといった事態を回避するべく、ラップフィルム等で包み込んでおくことが好ましい。
以上の工程S21〜工程S27によって、その形状が、1個の区画11の形状と一致する石敷きパーツ6が得られる。ただし、ここで言う「形状が一致する」とは、具体的には、石敷きパーツ6の外縁の少なくとも一部分が、区画11の外縁の少なくとも一部分の形状と一致することを指す。
上述したとおり、対象領域1は外縁の一部に非直線部分が含まれるような領域であるので、区画11の外縁の少なくとも一部分が非直線部分となる場合がある。この場合、石敷きパーツ6は、外縁に非直線部分を含む形状となる。
ここでは、第1工程S1で規定された複数の区画11の全てについて工程S21〜工程S27を行って、複数の石敷きパーツ6を作製する。なお、各石敷きパーツ6を製造する際に、それぞれに各区画11と対応する識別番号等を付与しておくことで、確実な品質管理を行うことができる。
<第3工程S3>
第2工程S2で作製された各石敷きパーツ6を対象領域1の対応する区画11に設置する工程(第3工程S3)について、図8を参照しながら説明する。図8は、第3工程を説明するための図である。
第2工程S2が施工場所(すなわち、対象領域1)とは別の場所で行われた場合、第2工程S2の後、第3工程S3に先だって、作製された複数の石敷きパーツ6(すなわち、区画11の個数と同数個の石敷きパーツ6)を、施工場所まで搬送する必要がある。
ここで、上述したとおり、石敷きパーツ6にはフック受け部材5が設けられており、石61の間からフック取付部52が露出した状態となっている。そこで、ここにフック部材50を取り付ける。こうすると、石敷きパーツ6からフック部材50が突出した状態が形成され、フック部材50をクレーンのフックで引っ掛けて、石敷きパーツ6を水平姿勢で吊り上げることができる。したがって、石敷きパーツ6を傷つけることなく、簡易かつ安全にこれを持ち上げて、例えばトラックあるいは運搬用の棚に対する積み卸しを行うことができる。ここで、「運搬用の棚」とは、具体的には例えば、四隅において支柱に固定された水平な棚板(好ましくは、基台2よりも一回り大きな形状、あるいは、基台2の倍数形状であるような棚板)が、垂直方向に複数個配列された多段の棚であり、好ましくは、各段に複数の石敷きパーツ6を積み重ねて(および/または、並置して)載置できるようになっている。この運搬用の棚に複数の石敷きパーツ6を収容しておいて、当該複数の石敷きパーツ6が収容された運搬用の棚をトラックに対して積み卸しすることで、トラックに対する石敷きパーツ6の積み卸しを効率的に行うことができる。もっとも、このような運搬用の棚の使用は必須ではなく、石敷きパーツ6をトラックに対して直接に積み卸ししてもよい。
石敷きパーツ6をトラックあるいは運搬用の棚に積載した後は、フック部材50をフック取付部52から取り外しておく。こうすることで、トラックの荷台、あるいは、運搬用の棚の各段に複数の石敷きパーツ6を重ねて積むことが可能となり、搬送効率を高めることができる。
複数の石敷きパーツ6が施工場所(対象領域1)に到着すると、各石敷きパーツ6を対象領域1の対応する区画11に設置する(図8)。このときも、トラックあるいは運搬用の棚へ積み卸しの際と同様、石敷きパーツ6のフック取付部52にフック部材50を取り付けて、これを、例えば三又に吊り下げたレバーブロック(登録商標)のフックで引っ掛けて、石敷きパーツ6を水平姿勢で吊り上げて、これを目標とする区画11に設置すればよい。
各石敷きパーツ6が対応する区画11に設置されると、続いて、石敷きパーツ6間の隙間に石61を敷き詰めていく。すなわち、上述したとおり、石敷きパーツ6は、第1枠部材31(すなわち、境界部分82)との間に僅かな隙間(例えば、幅が石1個分程度の隙間)が残るようにして石61が敷かれているので、各石敷きパーツ6を対応する区画11に設置したときに、各区画11の境界に相当する部分に石数個分程度の隙間が形成されることになる。そこで、この段階で、当該隙間に石61を敷き詰めていく。
また、石敷きパーツ6を区画11に設置した後は、フック部材50をフック取付部52から取り外し、さらに、フック取付部52が露出している位置に、別で保管しておいた石61をはめこんで固定して、フック取付部52を隠す。
以上の作業が行われることによって、対象領域1の全体に、多数の石61が敷き詰められた状態が形成される。すなわち、対象領域1の全体に石敷き600が形成される。
上記の実施形態によると、石敷きを施工するべき対象領域1を複数の区画11に区分して、各区画11の形状と一致する石敷きパーツ6を作製し、各石敷きパーツ6を対応する区画11に設置することによって対象領域1の全体に石敷き600を施工する。したがって、対象領域1がどのような形状の領域であったとしても、見栄えのよい石敷き600を施工することができる。また、各区画11の石敷きパーツ6を施工場所(対象領域1)とは別の場所で予め製造しておけば、施工場所では、これらを運び込んで敷き並べる作業だけで済むので、施工場所での作業時間を短時間に抑えることができる。
形状が区画11と一致するような石敷きパーツ6を製造する方法は、上記の実施形態にて例示したものに限らない。例えば、区画11の形状と一致するような枠3を作成せずに、例えば、基台2上に原寸単位領域8を重ねておき、基台2上に規定される原寸大の区画80の外縁を目視で確認しながら、当該外縁の内側に石61を敷いても良い。
1…対象領域
11…区画
2…基台
3…外枠
31…第1枠部材
32…第2枠部材
321…固定部材
4…金網
5…フック受け部材
51…ベース板
52…フック取付部
50…フック部材
6…石敷きパーツ
61…石
60…枠付石敷きパーツ
600…石敷き
8…原寸単位領域
81…対象領域外縁部分
82…境界部分
9…設計図面
91…設計図面上の対象領域
911…設計図面上の区画
92…単位領域

Claims (3)

  1. 石敷きを施工するべき領域であって、その外縁の一部に非直線部分が含まれている対象領域を複数の区画に区分する区画規定工程と、
    基台上に、各区画の外縁と一致するような外枠であって、隣接する区画との境界部分である枠部材を含む外枠を配設する外枠配設工程と、
    前記基台上に配設された前記外枠内のうち前記枠部材との間に隙間ができるように、形状が同一でない複数の石を敷き詰めてこれらを一体化させた枠付石敷きパーツを作製する枠付石敷きパーツ作製工程と、
    前記枠付石敷きパーツから、前記外枠および前記基台を取り外して石敷きパーツを得る脱型工程と、
    複数の前記石敷きパーツを前記対象領域の対応する区画に設置する設置工程と、
    前記複数の区画のうち隣接する区画のそれぞれに設置された石敷きパーツの間に石を敷き詰める工程と
    を備える、石敷きの施工方法。
  2. 請求項1に記載の石敷きの施工方法であって、
    前記複数の石を敷き詰める前に、前記基台上に配設された前記外枠内に金網を敷設する金網敷設工程、
    をさらに備える、石敷きの施工方法。
  3. 請求項1または2に記載の石敷きの施工方法であって、
    前記複数の石を敷き詰める前に、前記基台上に配設された前記外枠内に、フック部材が着脱自在であるフック取付部とこれが突設されたベース板とを備えるフック受け部材を配設するフック受け部材配設工程、
    をさらに備える、石敷きの施工方法。
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