JP2000230212A - 舗装用ブロックおよびその製造法並びに舗装工法 - Google Patents

舗装用ブロックおよびその製造法並びに舗装工法

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JP2000230212A
JP2000230212A JP11032728A JP3272899A JP2000230212A JP 2000230212 A JP2000230212 A JP 2000230212A JP 11032728 A JP11032728 A JP 11032728A JP 3272899 A JP3272899 A JP 3272899A JP 2000230212 A JP2000230212 A JP 2000230212A
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Japan
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pavement
concrete
pavement block
base
stone
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JP11032728A
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English (en)
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Hisayoshi Teramura
久義 寺村
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NICHIRYOKU CO Ltd
Original Assignee
NICHIRYOKU CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然石の外観を得ることができる舗道を熟練
を要することなく、簡単に、かつ迅速に、しかも、確実
に作ることができ、施工費の低下を図ることができる。 【解決手段】 舗装用ブロック1は、鉄筋3を埋設した
コンクリート製基盤2の上面のほぼ全面に複数の石片4
を敷いた状態で基盤2と一体的に設ける。舗装ブロック
1を均した路面上に敷設することにより、自然石の外観
を有する舗道を作ることができる。石片4として、原石
を建築用資材、墓石等に利用するために切削した後にお
ける、通常では廃棄処分する端材を有効利用することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩道等として利用
する石貼りの舗道を作るための舗装用ブロックおよびび
その製造法並びに舗装工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石貼の舗道を作るには、例えば、
路盤上にセメントモルタルを敷き、このセメントモルタ
ル上に自然石を組み合わせて並べ、自然石の隙間をセメ
ントモルタルで目詰めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に現場において自然石を組み合わせて並べる作業には熟
練を要するため、専門の石工、または庭師でなければ施
工することができず、施工費も高価となる。また、専門
石工の数が不足しているために確保するのも難しい。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、自然石の外観を得ることができる舗道
を比較的安価な材料を用いて熟練を要することなく、簡
単に、かつ迅速に、しかも、確実に作ることができ、し
たがって、施工費の低下を図ることができるようにした
舗装用ブロックおよびその製造法並びに舗装工法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の舗装用ブロックは、コンクリート製の基盤
と、この基盤の上面のほぼ全面に敷かれた状態で上記基
盤と一体的に設けられた複数の石片とを備えたものであ
る。
【0006】上記課題を解決するために本発明の他の舗
装用ブロックは、上記構成において、コンクリート製の
基盤に鉄筋が埋設されたものである。
【0007】上記課題を解決するために本発明の更に他
の舗装用ブロックは、上記各構成において、コンクリー
ト製の基盤の複数箇所に運搬用ロープを挿通するための
パイプが埋設されたものである。
【0008】上記課題を解決するために本発明の舗装用
ブロックの製造法は、ほぼ水平な台の上に型枠を載せ、
この型枠内で複数の石片を上記台上のほぼ全面に敷き、
これら石片上からコンクリートを打設するようにしたも
のである。
【0009】上記課題を解決するために本発明の他の舗
装用ブロックの製造法は、上記製造法において、型枠内
で台上にコンクリート付着防止剤を介して複数の石片を
敷くようにしたものである。
【0010】上記課題を解決するために本発明の更に他
の舗装用ブロック製造法は、上記各製造法において、コ
ンクリートの打設時に鉄筋を埋設するようにしたもので
ある。
【0011】上記課題を解決するために本発明の舗装工
法は、上記いずれかの舗装用ブロックを均した路面上に
敷設するようにしたものである。
【0012】上記のような本発明によれば、コンクリー
ト製の基盤の上面のほぼ全面に複数の石片を敷いた状態
で基盤と一体的に設けているので、これを均した路面上
に敷設することにより、自然石の外観を得ることができ
る舗道を比較的安価な材料を用いて熟練を要することな
く、簡単に、かつ迅速に、しかも、確実に作ることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。まず、本発明の一実施形
態に係る舗装用ブロックについて説明する。図1(a)
〜(c)は本発明の一実施形態に係る舗装用ブロックを
示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA―A矢視断
面図、(c)は(a)のB―B矢視断面図である。
【0014】図1(a)〜(c)に示すように、本実施
形態に係る舗装用ブロック1は、コンクリート製の基盤
2に鉄筋3が縦横に埋設され、基盤2の上面(表面)の
ほぼ全面に複数の石片4がなるべく互いの隙間を無くす
ように組合されて敷かれた状態で上記基盤2となるコン
クリートにより目詰めされて基盤2と一体的に設けられ
ている。舗装用ブロック1は全体として板状で平面にお
いて長方形状に形成され、基盤2の両側短辺縁寄り位置
で、かつ鉄筋3の下側に位置してビニール製のパイプ5
が埋設されている。パイプ5は両端、すなわち、基盤2
の長辺縁側において外部に開放され、運搬用ロープ(図
示省略)を挿通し得るようになっている。上記石片4は
自然石から成り、例えば、原石を建築資材、墓石等に利
用するために切削したときの端材を切削面側、すなわ
ち、ほぼフラットな面側が表面側に位置するようにして
用いることができ、したがって、種々の形状、大きさの
ものをランダムに組合わせて用いることができ、しか
も、白、赤、黒等を混在させることもできる。また、各
石片4の表面には、後述する加工後(乾燥後)に磨仕
上、削仕上、小叩、ジェットバーナー仕上等、種々の処
理を施すことができる。
【0015】舗装用ブロック1の一例として、短辺aを
100cm、長辺bを200cm、厚さcを15cm、
底面からの鉄筋3の埋設高さ位置dを5cm、鉄筋3の
格子状の間隔eを6cmに設定することができる。
【0016】次に、本発明の一実施形態に係る舗装用ブ
ロックの製造法について説明する。図2(a)〜(c)
は本発明の一実施形態に係る舗装用ブロックの製造法を
示し、図1(c)に相当する断面図である。
【0017】まず、図2(a)に示すように、所望の場
所において、ほぼ水平な台11上に天地を開放した金属
等から成る型枠12を載せる。上記のように100×2
00cm、厚さ15cmの舗装用ブロック1を製造する
場合には、型枠12はその内法が100×200cm、
厚さ15cmの長方形状に形成する。この場合、台11
は型枠12の外形と同じ大きさでもよく、それより大き
くてもよい。次に、型枠12の内側において、台11の
上面にコンクリート付着防止剤、例えば、糊13を所望
の厚さ、例えば、5mm程度の厚さで塗布する。
【0018】次に、図2(b)に示すように、型枠12
内において台11上に糊13を介し、上記のような自然
石から成る複数の石片4をほぼフラットな表面が下側と
なるようにして台11のほぼ全面に敷く。このとき、各
石片4はその隙間がなるべく無くなるように、好ましく
は1cm以下となるように、周縁部を削るなりしながら
組合せて敷き詰める。次に、図2(c)に示すように、
型枠12内において、石片4上からコンクリートを少し
打設し、このコンクリートで石片4の隙間を目詰めす
る。次に、型枠12内で上記打設済みのコンクリート上
に鉄筋3を縦横に入れる。次に、ビニール製のパイプ5
を両側の短辺縁寄り位置で鉄筋3上に載せる。このパイ
プ5は本実施形態においては長さ100cmに設定し、
その両端が型枠12の両内側面に接するように配置す
る。更に、型枠12内において鉄筋3、パイプ5の上方
からコンクリートを型枠12の上端に合わせて打設す
る。このとき、コンクリートの表面になるべく凹凸が生
じないようにする。
【0019】乾燥後、型枠12を外し、各石片4の表面
の固化している糊13を水洗い等で消失させることによ
り、パイプ5の両端を長辺縁側に開放した舗装用ブロッ
ク1の製造を完成することができる。このように糊13
で各石片4の表面を被覆しておくことにより、コンクリ
ートの打設時にコンクリートが各石材4の表面に付着
し、変色するのを防止することができる。なお、型外1
2をコンクリート製基盤2から容易に外すことができる
ように、型枠12の内側面に予め剥離剤を塗布しておく
ことができる。
【0020】次に、本発明の一実施形態に係る舗装工法
について説明する。図3および図4は本発明の一実施形
態に係る舗装工法を示し、図3は一部平面図、図4は図
3における図1(b)に相当する一部断面図である。
【0021】上記のように構成された舗装用ブロック1
におけるパイプ5に運搬用ロープを挿通させ、この運搬
用ロープを利用して舗装用ブロック1を所望個所に運搬
する。そして、運搬用ロープをパイプ5から外し、図
3、図4に示すように、舗装用ブロック1を石片4が上
向きになるようにして、均してある路面14上になるべ
く隙間が生じないようにして一列、若しくは複数列、若
しくは千鳥配置等、所望の配置で敷設することにより、
石貼りの舗道15を作ることができる。舗装用ブロック
1間に多少の隙間が生じた場合には、この隙間に砂等を
目詰めすることにより、雨水を地下に浸透させることが
できる。
【0022】なお、上記実施形態においては、コンクリ
ート製基盤2に鉄筋3を埋設しているが、コンクリート
のみにより十分な強度を得ることができる場合には鉄筋
3を用いなくてもよい。また、運搬用ロープを挿通させ
るパイプ5は用いなくともよい。また、上記実施形態の
ように石片4として、原石を建築用資材、墓石等に利用
するために切削した後における、通常では廃棄処分する
端材を利用するようにすれば、経済性を向上させること
ができるが、専用に作るようにしてもよい。更に、舗装
用ブロック1は平面において長方形状に限らず、正方形
状、湾曲形状、その他の所望の形状に形成することがで
きる。このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱
しない範囲で種々変更することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンクリート製の基盤の上面のほぼ全面に複数の石片を敷
いた状態で基盤と一体的に設けているので、これを均し
た路面上に敷設することにより、自然石の外観を得るこ
とができる舗道を比較的安価な材料を用いて熟練を要す
ることなく、簡単に、かつ迅速に、しかも、確実に作る
ことができる。したがって、施工費の低下を図ることが
できる。
【0024】また、コンクリート製の基盤に鉄筋を埋設
することにより、強度を一層、向上させることができ
る。
【0025】コンクリート製の基盤に運搬用ロープを挿
通するためのパイプを埋設することにより、運搬の便を
図ることができる。
【0026】また、舗装用ブロックを台上において型枠
を用いて製造することにより、簡単に製造することがで
きる。
【0027】また、上記舗装用ブロックの製造に際し、
型枠内で台上にコンクリート付着防止剤を介して石片を
敷くことにより、製造に際し、石片の表面にコンクリー
トが付着して変色するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施形態に係る舗
装用ブロックを示し、(a)は平面図、(b)は(a)
のA―A矢視断面図、(c)は(a)のB―B矢視断面
図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の一実施形態に係る舗
装用ブロックの製造法を示し、図1(c)に相当する断
面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る舗装工法を示す一部
平面図である。
【図4】図3における図1(b)に相当する断面図であ
る。
【符号の説明】
1 舗装用ブロック 2 コンクリート製基盤 3 鉄筋 4 石片 5 パイプ 11 台 12 型枠 13 糊 14 路面 15 舗道

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製の基盤と、この基盤の上
    面のほぼ全面に敷かれた状態で上記基盤と一体的に設け
    られた複数の石片とを備えた舗装用ブロック。
  2. 【請求項2】 コンクリート製の基盤に鉄筋が埋設され
    た請求項1記載の舗装用ブロック。
  3. 【請求項3】 コンクリート製の基盤の複数箇所に運搬
    用ロープを挿通するためのパイプが埋設された請求項1
    または2記載の舗装用ブロック。
  4. 【請求項4】 ほぼ水平な台の上に型枠を載せ、この型
    枠内で複数の石片を上記台上のほぼ全面に敷き、これら
    石片上からコンクリートを打設するようにした舗装ブロ
    ックの製造法。
  5. 【請求項5】 型枠内で台上にコンクリート付着防止剤
    を介して複数の石片を敷くようにした請求項4記載の舗
    装用ブロックの製造法。
  6. 【請求項6】 コンクリートの打設時に鉄筋を埋設する
    ようにした請求項4または5記載の舗装用ブロックの製
    造法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれかに記載の舗
    装用ブロックを均した路面上に敷設するようにした舗装
    工法。
JP11032728A 1999-02-10 1999-02-10 舗装用ブロックおよびその製造法並びに舗装工法 Pending JP2000230212A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544123A (ja) * 2005-06-21 2008-12-04 ギド・エル・ペー・ファン・カンプ 舗装敷石、舗装敷石を敷く方法ならびに舗装敷石を作製する方法
JP2018053562A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 植彌加藤造園株式会社 石敷きの施工方法、石敷きパーツの製造方法、および、石敷きパーツ

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