JP6710112B2 - エスカレーター - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレーターに関するものである。
特許文献1には、走行前側に隣接する踏段クリートの前端部を先高に傾斜させて形成したことを特徴としたエスカレーターの踏段が開示されている。
また、特許文献2には、走行前側のステップのライザー部に突出部を設けておき、中間傾斜部に差し掛かった時に走行前側のライザー部に、突出部が突き出すように構成されたエスカレーターの踏段装置が開示されている。
実開平2−64575号公報 特開平5−155573号公報
まず、特許文献1では、踏段ステップ部先端のクリート部分を先高に傾斜して形成していることにより、乗客のつま先がその部分に接していることで違和感を覚え、ステップ中央に、乗客の足を移動することを期待したものであるが、クリート部分を先高に傾斜して形成する高さにおいては、高くすればするほど、違和感を覚えるが、傾斜角度を大きくし過ぎたり、高さを高くし過ぎたりしたときには、前後に並ぶ踏段が水平状態のときには逆に、乗客のつまづきの原因等になることを考慮する必要がある。よって、最終的には先高の傾斜は控えなければならず、また、つま先が持ち上がっている履物や、乗客の感じ方に個体差がある場合には効果が無い。
一方、特許文献2においては、水平部から中間傾斜部に差し掛かるときには乗客のつま先が走行前側のステップのライザー部の突出部に乗ることで、走行前側のステップのライザー部に挟み込まれるのを防止できる。しかし突出部の形状は踏段の中間傾斜部と水平部の駆動姿勢に合わせた形状(R形状)となり、実際に実施しようとした場合、突出部と走行後ろ側の踏段ステップ部の間に隙間が発生しないように何らかの対策が必要となってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、乗客のつま先がクリートとライザーとの間に挟み込まれにくくすることができる、エスカレーターを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明は、多数の踏段が連なって階段状に移動するとともに乗降口付近では前記踏段の踏板が平面状になるエスカレーターにおいて、前記踏段の踏板の走行方向前部に設けられた凹み部と、前記凹み部に回転可能に取り付けられる可動板と、前記踏段の走行方向後部に設けられ、エスカレーターの中間傾斜部にて前記可動板を持ち上げる支持板とを備える。
本発明によれば、乗客のつま先がクリートとライザーとの間に挟み込まれにくくすることができる。
本発明のエスカレーターの概略を示す図である。 本発明の実施の形態1の踏段の縦断面図である。 踏段の凹み部と可動板との拡大詳細図である。 可動板の拡大詳細図である。 可動板の動作範囲を示す図である。 可動板の持ちあげの流れを示す図である。 可動板の持ちあげの流れを示す図である。 可動板の持ちあげの流れを示す図である。 可動板の回転軸受部の拡大図である。 可動板のヒンジの回転支持部の詳細図である。 踏板と可動板との突き合わせ部を示す図である。 踏板と可動体との突き合わせ部の重ね合わせ態様が左右対称であることを示す図である。 踏板と可動板との突き合わせ部の重ね合わせ態様が左右同一形状(一様)であることを示す図である。 図13のA−A線に沿って示された図である。 踏段の斜視図である。 可動板と踏段との固定方式を説明する図である。 可動板と踏段とを固定するねじの平面図である。 可動板と踏段とを固定するねじの側面図である。 本発明の実施の形態2に関する軸受部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に関する軸受部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に関する軸受部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に関する軸受部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に関する軸受部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に関する軸受部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に関する軸受部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に関する可動板の回転制限(回転角度位置決め)態様を説明する図である。 本発明の実施の形態3に関する可動板の回転制限(回転角度位置決め)態様を説明する図である。 本発明の実施の形態3に関する可動板の回転制限(回転角度位置決め)態様を説明する図である。 本発明の実施の形態3に関する可動板の回転制限(回転角度位置決め)態様を説明する図である。 本発明の実施の形態4に関する回転支持方式を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1に示されるように、エスカレーター10は、金属製のトラス12と、トラス12の上に設けられている手摺部14と、トラス内部には多数の踏段31とを備え、踏段31の幅方向両端部には無端状のチェーン18が取り付けられている。エスカレーター上部にはチェーン18を駆動するためのスプロケット16が配置され、駆動モーターによりスプロケット16が回転し、チェーンはこのスプロケット16が回転駆動されることによって、上下に送られ各踏段31は中間傾斜部では階段状をなしながら上り移動、下り移動を繰り返し行い、乗客を下の階から上の階、上の階から下の階へと搬送している。各踏段31は上階および下階の乗降口へ近づくにつれて中間の傾斜部での階段状の形状から前後の踏段31が同じ高さとなる平面状へと移行して段差が解消されるようになっている。
図2に示されるように、踏段31は、乗客が立って乗る踏板33と、踏板33の左端(図中)から下部に連結されるライザー21とを有しており、ライザー21は一般に、緩やかに湾曲した曲面状に形成されている。これは、乗降口の前後の踏段31が平面状態から、中間の傾斜部における階段状に移行していく際に後ろ側の踏段31の先端の可動軌跡が湾曲した軌跡となることから、ライザー21はそれに合わせた湾曲形状となっている。
踏板33とライザー21はその内側にある金属性のフレーム35にて固定されている。そしてフレーム35にはガイドレール(図示なし)に支持され踏段31をスムースに移動させるためのガイドローラー22が回転可能に支持されている。このガイドローラー22がガイドレール(図示なし)に沿って駆動用のチェーン18にて上下に送られることでエスカレーターの踏段31はその乗り場、降り場では隣り合った踏段31は平面状に、中間の傾斜部では階段状となり周回移動することになる。
踏板33の奥行き方向に関する、ライザー21の反対側(上り移動時の走行方向前部)には凹み部32が形成されている。主に、図2〜図4を参照して説明すると、凹み部32は、走行する前側の踏段31のライザー21までいくらかの隙間を与えた状態まで延びており、踏板33の上面から可動板23の厚みと同等の凹みを有し、凹み部32の底面は、踏板33の表面と平行な状態で形成されている。
また、踏板33と凹み部32の段差の繋がりは、ある一定の段差をもたせた形状となって繋がれている。凹み部32の上には一端が回転自在となるための軸受部25を複数個所設けた可動板23が凹み部32の上に乗せられる形で取り付けられ、可動板23の軸受部25とピン、またはネジ等の軸受可能部品にて固定された状態で凹み部32の上に踏板33の上面と同一平面となるように設置される。
図5〜図9を参照して説明する。走行する前側の踏段31のライザー21の最下段換言すれば各踏段31の上り移動時の走行方向後部には、可動板23を傾斜させ位置決めするための複数の支持板24が設けられている。可動板23が階段状となる中間傾斜部では、この支持板24にて可動板23が持ちあげられ、可動板23はある一定の傾斜角度まで持ち上がり、支持板24に支持されて停止する。この持ち上げる角度については支持板24の高さを変更することで、可動板23の傾斜角度を変更することができる。
可動板23を持ち上げるとき、可動板23の位置を支持する支持板24の停止位置よりも可動板23が持ちあがることを防止する対策として、可動板23の回転支持部側の端部23aを踏板33の上向き面33aに接触させることで支持板24の停止位置よりも持ちあがることを防止できる。このため前後に並ぶ踏段31が水平部から中間傾斜部に移行した際、前後に並ぶ踏段31の進行方向前側の踏段31のライザー21の最下段に設けられた複数の支持板24にて持ちあげられた可動板23は所定の角度まで回転支持部を起点として回転移動したあと、チェーン18による上り移動、下り移動時の振動等で、支持板24の支持位置よりも持ちあがろうとしても可動板23の回転支持部側の端部23aを踏板33の上向き面33aに接触させることでそれ以上持ちあがることは出来ない。支持板24の高さを変更し、可動板の傾斜角度を変更する場合は、可動板23の回転支持部側の端部23aを踏板33の上向き面33aに接触させる傾斜角度を変更すれば可能となる。
可動板23は上階および下階の乗降口へ近づくにつれ、前後の踏段31が平面状となり、これに伴い、前側の踏段31のライザー21最下段に設けられた支持板24が後ろ側の踏段31の可動板23から離れていくことで、支持板24による支持が無くなるため、踏板33と同じ高さ、同じ平面状態となり、踏板33と同一高さ、平面となった状態で収納される。これは、可動板23に一定以上の重量を持たせておくことで、その重量によって自然と回転支持部を起点として回転軸の反対側端部が、凹み部32の上面まで降下し停止するものである。
可動板23を回転自在とするために踏段31の踏板33と凹み部32の突き合わせ部直下に回転を支持する軸受部25を形成している。可動板23の踏板側の端面で凹み部32の可動板23の乗せられる平面よりも少し距離をおいた位置に軸受部25を形成している。この軸受部25の位置を平面よりも少し距離(図9中に参照符号aで示す)をおくことと、踏板33と凹み部32に一定の段差をもたせることで、チェーン18による上り移動時に前側の踏段31のライザー21の最下段に設けられた複数の支持板24によって可動板23が持ち上げられ支持される過程において、可動板23の回転軌道をその背後にある踏板33の傾斜部に接触しない回転軌道とすることができる。この踏段31には踏板33の踏面直下に設けられた回転支持部26に可動板23の軸受部25を通すための穴を形成し、この通し穴に可動板23の軸受部25を通し、踏段31の回転支持部26と回転自在にピン、またはネジ等の軸受可能部品にて固定することで可動板23は自在に回転することができる。
可動板23の材質は、一般的なエスカレーターのクリートと同じような樹脂製のものが好ましく、また、その色も注意喚起色、例えば黄色の樹脂または着色を施した樹脂とすることで乗客に注意喚起を効果的に示すことが可能となり、その結果、この部分に立たない、乗らないように促すことも可能となる。また、注意喚起色とした可動板23が可動することで、より乗客へのアピールが増し、さらなる注意喚起となる。
図10において、この可動板23は、従来のクリート面と同じように、その上面は櫛歯状の凹凸の形状で形成されており、踏板33上面の櫛歯の凹凸と凹凸面の位置を合わせた構成となっている。踏板33の表面には、クリートと呼ばれる多数の溝44aが幅方向に並んで且つ奥行き方向に繋がった形で形成されている。そのため、各クリートの間は突条44bとなっており、同じように奥行き方向に繋がった形で形成されている。この櫛歯状の凹凸は、その上に立つ乗客が滑らないでエスカレーターに乗り降りできるようにするためのものである。
図11には、踏板33と可動板23との突き合わせ面が示されている。可動板23においては、その上面に踏板33の上面に形成されたクリートに対応する櫛歯状の溝45a、突条45bを形成しているが、可動板23の溝45aは踏板33の溝44aと幅を同じとし、可動板23の溝45aと踏板33の溝44aが幅方向において位置を合わせた形で取り付くよう、つまり同一幅となるように配置させる。このため、突き合わせ部における踏板33に設けている突条44bと、可動板23に設けた同じ幅の突条45bは、その厚み方向の幅を半分(突き合わせ部以外の主要な突条の幅の半分)に、つまり1/2ずつ振り分け、重ね合わせることで可動板23が支持板24に支持されていない平面状態において、踏板33の突条44b,可動板23の突条45bの奥行き方向における隙間は発生せず、またその幅が、踏板33の通常の突条44bの幅と同じとすることができる。また、これにより上階、下階の乗降口において踏段31のクリート形状に合わせて取り付けられている、櫛歯を踏段31が通過していく際にも櫛歯に接触することなく通過することができる。また、踏板33と可動板23の突条部を重ね奥行き方向に隙間、凹みをなくすことで乗客の足がその隙間に、引っかかる、沈むことがなく、違和感も発生しないため、安心して乗ることができるのと、可動板23が可動する際にも、踏板の突条44bと可動板23の突き合わせ部の奥行き方向に隙間、凹みが無いため、可動板23が中間傾斜部にて走行する前側の踏段31のライザー21の支持板24に支持され持ち上げられるときも、可動板23と踏板33の間で乗客の衣服や、靴ひも等の挟まれを防止することができる。また、幅方向にも重ね合わせていることで隙間が無く、踏板33と可動板23の突き合わせ面への異物の挟み込みも抑制できる。
図12に示されるように、踏板33の突条44bと可動板23に形成する突条45bの重なり合った部分は、その重なり方向を、踏段幅方向の中心Cに対して左右で対称とすることで、可動板23の幅方向の位置決めが可能となり、使用時の横ずれを抑制することができる。これにより、踏段31と可動板23を組み立てる際にも位置決め調整の必要が無く組立も簡易となる。
また、図13および図14に示されるように、踏板33の突条44bと可動板23に形成する突条45bとの重なり方向をすべて同じ方向としても、横ずれ、横位置合わせは踏板直下に形成した可動板の軸受部25と踏段の回転支持部26の隙間の調整にて位置を合わせる。その際にはシム27を軸受部25と回転支持部26の間の隙間に挿入して位置調整を行う。なお、踏板33の突条44bと可動板23に形成する突条45bとの重なり合った部分を踏段幅方向の中心に対して左右で対称とした場合も、可動板の軸受部25と踏段の回転支持部26との隙間へのシム調整は、有益であり、あるいは適宜、必要である。
図15に示されるように、可動板23が取り付けられる凹み部32の上面には、先ほども述べたように可動板23の軸受部25を踏板33直下の回転支持部26に通すための通し穴46が設けられている。また、階段状となる中間傾斜部で後ろを走行する踏段31の可動板23を持ち上げるための踏段31のライザー21の最下段に設けられた支持板24が凹み部32を通過するためのスリット48も踏段31の凹み部32先端に設けている。
図16に示されるように、可動板23と踏段31とは回転自在に固定される。可動板23の軸受部25には、きり穴を施し、踏段31の軸受部にはネジ加工を施す。上記可動板23の軸受部25を踏板33直下の回転支持部26に通すための通し穴に可動板23の軸受部25を挿入し、軸受部25先端に設けた穴を踏段31に設けた回転支持部26のネジ穴に位置を合わせ、ねじ28にて固定する。固定するネジは一般的なネジではなく図17に示すようなネジ部28aと軸受部28bを持った段付きねじ28を使用することでネジだけで、ネジ固定後も軸受部25の厚みとネジ軸受部の長さの差分により隙間を与えることができ可動板23は回転自在に可動することが可能となる。可動板23の軸受部25に施す通し穴、踏段31の回転支持部26に施すネジ加工は逆の加工、つまり可動板23の軸受部25にネジ穴加工、踏段31の回転支持部26に、きり穴を施すことでも同じ効果は得られる。
上述したエスカレーターによれば、下段でエスカレーターの踏段に乗った乗客のつま先が走行前側の隣接するステップのライザー面のクリート部に接する位置にあっても、踏段が中間傾斜部から乗客が降りる水平部に移る過程で、乗客のつま先がクリートとライザーの間に挟み込まれにくくすることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態2は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
実施の形態1では、可動板23の軸受部25は、樹脂製としている。常に上り移動、下り移動を繰り返すエスカレーターの運転では可動板23の軸受部25は常に開閉を繰り返すこととなる。このため、金属性(アルミ等)の踏段31と樹脂製のヒンジ部では、樹脂製のヒンジ部が耐摩耗性や耐久性が劣ることが考えられる。
図19に示す第1例としての可動板123は、可動板の本体は従来通りの樹脂製品とし、軸受部25、つまり本体(板状の部分)から踏段31に延びる部分を金属製とすることで軸受部25の耐摩耗性や耐久性を向上させ、寿命を延ばすことができる。この第1例では、金属の軸受部25と樹脂の本体とが一体型に構成されている。すなわち、樹脂製の可動板123を成型品として樹脂成型する際に、同時に金属性の軸受部25を成型し、樹脂製の可動板123と一体化とする。
また、図20〜図24には、第2例を示す。樹脂一体型の第1例に対して分離型の第2例では、樹脂製の可動板123に金属製の軸受部25が結合される。図20および図21には、複数のネジにより固定方式が示される。樹脂製の可動板123裏面に軸受部取付部42を形成し、軸受部25をネジにて固定する。
他の分離型の態様としては、図22および図23に示されるように、固定位置は、可動板123の軸受部取付部42に突起を形成し、軸受部側には突起に合わせた位置合わせ用の穴を形成することで位置決めができる。回転支持部取付方式として図22および図23に記載している態様では、突起の個数を2個以上とするか、突起1か所と側面にガイドを設けることで、回り止めと位置決めができ、ネジ固定本数を1本として固定することができる。
さらに他の分離型の態様としては、図24および図25に示されるように、スリット方式がある。図24では、樹脂製の可動板123に、金属板(回転支持部)34からなる金属製の軸受部25をセットするスリットを形成し、スリット幅と同形状の金属製の軸受部25を形成する。スリットに軸受部25を挿入することで傾きを規制し、スリットにて回転防止をおこなうことで、1本のねじにて位置決め、固定する。図25では、ネジを使用しない位置固定方式として、樹脂製の可動板123と金属製の軸受部25を固定するとき、樹脂製の可動板123にスリットと位置決め用のフック状の突起37を設け、金属製の軸受部25に凹み部を設けることで、可動板123の樹脂製スリットに金属製の軸受部25を差し込むだけでフック状の突起37により金属製の軸受部25がロックされ位置固定と外れ防止となる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。なお、本実施の形態3は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
実施の形態1では、可動板23を持ち上げたとき、それ以上に回転させないための防止策として、可動板23の回転軸側の端部を踏板33に接触させることとしていた。これに代わる方式として、本実施の形態3では第1の例として図26および図27に示すように可動板23の裏面に先端が矢印のような形をしたストッパ38を可動板の樹脂成型時に一体成形にて成形する。これを踏段31に可動板23を取り付ける際に矢印状のストッパをそれに対応した穴に差し込む。差し込まれたストッパは穴を通り抜けた後は、引く方向に対して先端の矢印状のひれが穴の裏面に引っかかることで可動板23の立ち上がる角度を規制することができるため、このストッパと進行方向前側の踏段31のライザー21の最下段に設けられ、可動板23を傾斜させ位置決めする支持板24の立ち上がり高さを合わせることで、必要な高さでの位置決めができ、それ以上の角度に広がることを防止できる。可動板23に一体成形にて取り付ける矢印状のストッパの先端形状は片矢印(レ型)でも効果は同じであり、ストッパの形状は可動板23のヒンジによる回転半径のR形状と同じ形状が理想形状であり、動きもスムースである。
第2の例としては、図28および図29に示されるように、別部品として、バネやゴムといった伸縮可能な部品40を可動板23の裏面と踏板33の可動板23取付面に両端を固定してもよい。図28は、バネを用いた態様を示し、図29は、ゴムを用いた態様を示す。これによって、中間傾斜部において前側の踏段31のライザー21の最下段に設けられた支持板24にて持ち上げられた可動板23は、乗降口へ近づき、隣り合う踏段31が平面状に近づくと支持板24が可動板23から離れていくとき、可動板23に取り付けられたバネ、ゴムの力によって踏板33と平行な位置に戻ることができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。なお、本実施の形態4は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
実施の形態1では、可動板23に軸受部25を設けて、可動板23の回転起点としていたが、本実施の形態4では、実施の形態1の軸支構造に代えて、バネ性能を有した樹脂、ゴムまたは、金属板等のバネ部材41によって、踏板33と可動板23を繋ぐことで、軸受部25と同じような効果を得ることができる。この場合、中間傾斜部において前側の踏段31のライザー21の最下段に設けられた支持板24にて持ち上げられた可動板23が、乗降口へ近づき、隣り合う踏段31が平面状に近づくと支持板24が可動板23から離れていくが、バネ性能を有したゴムまたは、金属板のもとの位置に戻ろうとする力が働くため、支持板24が離れることで、バネ性能を有したゴムまたは、金属板の力で元に位置に戻ることができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
10 エスカレーター、21 ライザー、23 可動板、24 支持板、31 踏段、33 踏板。

Claims (4)

  1. 多数の踏段が連なって階段状に移動するとともに乗降口付近では前記踏段の踏板が平面状になるエスカレーターにおいて、
    前記踏段の踏板の走行方向前部に設けられた凹み部と、
    前記凹み部に回転可能に取り付けられる可動板と、
    前記踏段の走行方向後部に設けられ、エスカレーターの中間傾斜部にて前記可動板を持ち上げる支持板とを備え、
    前記可動板が持ち上げ上限まで持ち上げられた際に、前記可動板の端部に設けられた平面が前記踏板の上向き面に接触するエスカレーター。
  2. 前記支持板は、前記踏段のライザー最下部に取り付けられている、
    請求項1のエスカレーター。
  3. 前記可動板の上面には、前記踏板のクリートに対応する櫛歯状の溝が設けられている、
    請求項1または2のエスカレーター。
  4. 前記踏板と前記可動板との突き合わせ部において、前記踏板の突き合わせ部に設けられた突条の幅と、前記可動板の突き合わせ部に設けられた突条の幅とは、前記踏板の突き合わせ部以外の主要部に設けられた突条の幅の半分である、
    請求項3のエスカレーター。
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