JP6709676B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本明細書は、給湯装置に関する。
特許文献1には、給湯装置が開示されている。その給湯装置は、バーナ群と、バーナ群への燃料供給量を調整することでバーナ群の燃焼量を調整する燃焼量調整手段と、バーナ群のうち燃料が供給されるバーナの個数を切り換えることによってバーナ群の燃焼量範囲を切り換える燃焼量範囲切換手段と、制御手段を備えている。その給湯装置では、制御手段が、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が低い燃焼量範囲に切り換える。
特開2013−245892号公報
バーナ群の燃焼量範囲を多段階で切り換え可能な給湯装置では、燃焼量が低い燃焼量範囲で動作させると、燃焼量が高い燃焼量範囲で動作させる場合に比べて、熱効率が低下してしまう。高い熱効率で給湯装置を動作させることが可能な技術が期待されている。
本明細書では、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書では、バーナ群の燃焼量範囲を多段階で切り換え可能な給湯装置において、高い熱効率で給湯装置を動作させることが可能な技術を提供する。
本願が開示する給湯装置は、バーナ群と、バーナ群への燃料供給量を調整することでバーナ群の燃焼量を調整する燃焼量調整手段と、バーナ群のうち燃料が供給されるバーナの個数を切り換えることによってバーナ群の燃焼量範囲を切り換える燃焼量範囲切換手段と、出湯温度を検出する出湯温度検出手段と、制御手段を備えている。その給湯装置では、制御手段が、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が給湯設定温度に応じて設定された切換温度より高い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が低い燃焼量範囲に切り換え、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が切換温度より低い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲のまま維持する。
上記の給湯装置では、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低くなった場合でも、出湯温度が切換温度より高くなるまでは、バーナ群の燃焼量範囲を切り換えることなく、現在の燃焼量範囲での動作を維持する。この場合、バーナ群は要求加熱量よりも高い燃焼量で動作するため、出湯温度は上昇していく。そして、上記の給湯装置では、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が切換温度よりも高い状態となると、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が低い燃焼量範囲に切り換える。このような構成とすることによって、バーナ群の燃焼量範囲が、より燃焼量の低い燃焼量範囲に切り換わることを抑制することができる。高い熱効率で給湯装置を動作させることができる。
なお、上記の切換温度は、例えば給湯設定温度に所定温度幅を加算した温度であってもよいし、給湯設定温度に所定乗数を乗算した温度であってもよいし、給湯設定温度と同一の温度であってもよい。
上記の給湯装置は、制御手段が、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が切換温度より高い状態が第1所定時間にわたって継続した場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が低い燃焼量範囲に切り換えるように構成することができる。
上記の給湯装置では、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が切換温度よりも高い状態となっても、その状態が第1所定時間にわたって継続するまでは、バーナ群の燃焼量範囲を切り換えることなく、現在の燃焼量範囲での動作を維持する。このような構成とすることによって、バーナ群の燃焼量範囲が、より燃焼量の低い燃焼量範囲に切り換わることを、さらに抑制することができる。高い熱効率で給湯装置を動作させることができる。
上記の給湯装置は、制御手段が、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最大燃焼量よりも低い切換燃焼量より高い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換えるように構成することができる。
上記の給湯装置では、要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最大燃焼量よりも低い場合であっても、要求加熱量が切換燃焼量より高ければ、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換える。このような構成とすることによって、バーナ群の燃焼量範囲が、より燃焼量の高い燃焼量範囲に切り換わることを促進することができる。高い熱効率で給湯装置を動作させることができる。
なお、上記の切換燃焼量は、現在の燃焼量範囲における最大燃焼量と、現在の燃焼量範囲より一段階燃焼量が高い燃焼量範囲における最小燃焼量の間の任意の燃焼量であってもよい。例えば、現在の燃焼量範囲における最大燃焼量から所定燃焼量幅を減算した燃焼量であってもよいし、現在の燃焼量範囲における最大燃焼量に所定乗数を乗算した燃焼量であってもよい。あるいは、現在の燃焼量範囲より一段階燃焼量が高い燃焼量範囲における最小燃焼量に所定燃焼量幅を加算した燃焼量であってもよいし、現在の燃焼量範囲より一段階燃焼量が高い燃焼量範囲における最小燃焼量に所定乗数を乗算した燃焼量であってもよい。
上記の給湯装置は、制御手段が、要求加熱量が切換燃焼量より高い状態が第2所定時間にわたって継続した場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換えるように構成することができる。
要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最大燃焼量よりも低い切換燃焼量より高い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換える構成とすると、ハンチングを生じやすく成る。上記の給湯装置によれば、要求加熱量が切換燃焼量より高い状態となっても、その状態が第2所定時間にわたって継続するまでは、バーナ群の燃焼量範囲を切り換えることなく、現在の燃焼量範囲での動作を維持する。このような構成とすることによって、ハンチングの発生を防止することができる。
上記の給湯装置は、制御手段が、バーナ群の燃焼開始からの経過時間が第3所定時間に満たない場合には、要求加熱量が切換燃焼量より高い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換え、バーナ群の燃焼開始からの経過時間が第3所定時間を超える場合には、要求加熱量が切換燃焼量より高い状態が第2所定時間にわたって継続した場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換えるように構成することができる。
バーナ群が燃焼を開始した直後においては、バーナ群の燃焼量範囲を、要求加熱量に応じた燃焼量範囲まで可能な限り速やかに切り換えることが好ましい。上記の給湯装置では、バーナ群の燃焼開始からの経過時間が第3所定時間に満たない場合には、要求加熱量が切換燃焼量より高い状態となると、その状態が第2所定時間にわたって継続していなくても、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換える。これによって、バーナ群が燃焼を開始した直後において、バーナ群の燃焼量範囲を、要求加熱量に応じた燃焼量範囲まで可能な限り速やかに切り換えることができる。また、上記の給湯装置では、バーナ群の燃焼開始からの経過時間が第3所定時間を超えると、要求加熱量が切換燃焼量より高い状態となっても、その状態が第2所定時間にわたって継続するまでは、バーナ群の燃焼量範囲を切り換えることなく、現在の燃焼量範囲での動作を維持する。このような構成とすることによって、ハンチングの発生を防止することができる。
実施例に係る給湯装置1の概略の構成を示す図である。 実施例に係る給湯装置1における給湯運転のフローチャートである。 実施例に係る給湯装置1における燃焼量範囲上側切換制御のフローチャートである。 実施例に係る給湯装置1における燃焼量範囲下側切換制御のフローチャートである。 実施例に係る給湯装置1におけるバーナ群3の燃焼量とファン4の回転数の関係を示す図である。
(実施例)
図1に示すように、本実施例の給湯装置1は、給湯装置本体2と、給湯装置本体2を遠隔操作するためのリモコン50とにより構成されている。
給湯装置本体2は、バーナ群3と、バーナ群3に燃焼用空気を供給するファン4と、熱交換器6と、入水管7と、出湯管8と、制御手段30とを備えている。バーナ群3は、その上方に配置された熱交換器6を加熱する。熱交換器6は、入水管7と、出湯管8との間に接続されている。入水管7の上流側の端部は水道管等に接続されている。出湯管8の下流側の端部は、給湯装置1の外側の給湯管82に連結されている。給湯管82は、さらに、出湯カラン80に接続されている。水道水は、入水管7から給湯装置1に給水され、熱交換器6を通過して加熱されて湯となり、出湯管8から出湯カラン80に給湯される。制御手段30は、給湯装置1の全体的な作動を制御し、リモコン50に接続されている。
バーナ群3は、第1バーナ群10a、第2バーナ群10bおよび第3バーナ群10cを備えている。バーナ群3には、ガス供給管11により燃料ガスが供給される。ガス供給管11には、上流側から順に、元ガス電磁弁12、ガス比例弁13、切換ガス電磁弁14a,14b,14cが設けられている。元ガス電磁弁12が開弁すると、バーナ群3に燃料ガスが供給され、元ガス電磁弁12が閉弁すると、バーナ群3への燃料ガスの供給が遮断される。ガス比例弁13は、バーナ群3への燃料ガスの供給量を調整する。切換ガス電磁弁14a、14b、14cは、それぞれ第1バーナ群10a、第2バーナ群10b、第3バーナ群10cに対応して設けられている。切換ガス電磁弁14a、14b、14cが開弁すると、対応する第1バーナ群10a、第2バーナ群10b、第3バーナ群10cに燃料ガスが供給され、切換ガス電磁弁14a、14b、14cが閉弁すると、対応する第1バーナ群10a、第2バーナ群10b、第3バーナ群10cへの燃料ガスの供給が遮断される。切換ガス電磁弁14a、14b、14cのそれぞれの開弁または閉弁を切り換えることで、バーナ群3の燃焼量範囲を切り換えることができる。
図5に示すように、本実施例の給湯装置1では、バーナ群3での燃焼量範囲を、3段階で切換可能である。最も燃焼量が低い第1燃焼量範囲L1は、第1バーナ群10aを燃焼させ、第2バーナ群10b、第3バーナ群10cを燃焼させない状態に対応している。第1燃焼量範囲L1よりも燃焼量が高い第2燃焼量範囲L2は、第1バーナ群10aと第2バーナ群10bを燃焼させ、第3バーナ群10cを燃焼させない状態に対応している。第2燃焼量範囲L2よりも燃焼量が高い第3燃焼量範囲L3は、最も燃焼量が高く、第1バーナ群10a、第2バーナ群10b、第3バーナ群10cを全て燃焼させる状態に対応している。図5に示すように、本実施例の給湯装置1では、第1燃焼量範囲L1における最大燃焼量Q1maxは、第2燃焼量範囲L2における最小燃焼量Q2minより高く、第2燃焼量範囲L2における最大燃焼量Q2maxは、第3燃焼量範囲L3における最小燃焼量Q3minより高い。なお、図5に示すように、現在のバーナ群3の燃焼量範囲と、その燃焼量範囲内での燃焼量に応じて、ファン4の回転数が予め規定されており、ファン4は規定された回転数で回転する。
図1に示すように、バーナ群3の近傍には、バーナ群3に点火するための点火プラグ16と、バーナ群3の燃焼炎を検知するフレームロッド17が設けられている。また、点火プラグ16に高電圧を印加して火花放電を生じさせるイグナイタ15が設けられている。
入水管7には、入水管7に供給される水の流量(=出湯管8からの出湯流量)を検知する流量センサ18と、入水管7に供給される水の流量を調節する水量調整弁19と、入水管7に供給される水の温度を検出する給水温度センサ25が設けられている。また、熱交換器6をバイパスして、熱交換器6の下流側と上流側を連通するバイパス管9と、バイパス管9の開度を調節してバイパス比(熱交換器側に供給される水の流量に対するバイパス管9側に供給される水の流量の比率)を変更するバイパスサーボ24が設けられている。
熱交換器6には、2個の過熱防止素子(バイメタルスイッチ20及び温度ヒューズ21)が設けられている。出湯管8には、熱交換器6の出口付近の湯の温度を検知する缶体温度センサ22と、出湯管8から供給される湯の温度を検知する出湯温度センサ23が設けられている。
制御手段30は、マイクロコンピュータやメモリ等により構成された電子ユニットである。このマイクロコンピュータに給湯装置1の制御用プログラムを実行させることによって、給湯制御等を行う。制御手段30は、給湯運転を実行可能にプログラミングされている。
制御手段30には、フレームロッド17の燃焼炎検知信号、流量センサ18の流量検知信号、缶体温度センサ22の温度検知信号、バイメタルスイッチ20及び温度ヒューズ21の過熱検知信号、給水温度センサ25の温度検知信号及び出湯温度センサ23の温度検知信号が入力される。また、制御手段30から出力される制御信号によって、ファン4、元ガス電磁弁12、ガス比例弁13、切換ガス電磁弁14a,14b,14c、イグナイタ15、水量調整弁19、及びバイパスサーボ24の作動が制御される。
給湯装置1に電源が投入されると、制御手段30は、図2に示す給湯運転制御を実行する。
ステップS2では、制御手段30は、流量センサ18で検出される水量が点火水量以上であるか否かを判定する。流量センサ18で検出される水量が点火水量未満である場合(NOの場合)には、制御手段30は、ステップS2の判定を繰り返す。流量センサ18で検出される水量が点火水量以上である場合(YESの場合)には、制御手段30は、バーナ群3を点火して燃焼を開始する(ステップS4)。この際に、制御手段30は、バーナ群3の燃焼量範囲を、燃焼量が最も低い第1燃焼量範囲L1で燃焼させる。続いて、ステップS6では、制御手段30は、出湯温度センサ23で検出される出湯温度が、リモコン50で設定された給湯設定温度となるように、ファン4の回転数、ガス比例弁13の開度、バイパスサーボ24の開度を調整する。また、ステップS8、S10において、制御手段30は、図3に示す燃焼量範囲上側切換制御、図4に示す燃焼量範囲下側切換制御をそれぞれ行なう。
その後、図2に示すステップS12では、制御手段30は、流量センサ18で検出される水量が消火水量(バーナ群3を消火すべき水量)未満であるか否かの判定を行う。流量センサ18で検出される水量が消火水量以上である場合(NOの場合)には、処理はステップS6へ戻る。流量センサ18で検出される水量が消火水量未満である場合(YESの場合)には、制御手段30は、元ガス電磁弁12を閉じて、バーナ群3の燃焼を停止し(ステップS14)、給湯運転を終了する。
以下では図2のステップS8の燃焼量範囲上側切換制御について、図3を参照しながら説明する。
ステップS22では、制御手段30は、バーナ群3の現在の燃焼量範囲が、燃焼量が最も高い第3燃焼量範囲L3であるか否かを判断する。現在のバーナ群3の燃焼量範囲が第3燃焼量範囲L3である場合(ステップS22でYESの場合)、制御手段30は、図3の燃焼量範囲上側切換制御を終了する。現在のバーナ群3の燃焼量範囲が第3燃焼量範囲L3ではない場合(NOの場合)、処理はステップS24へ進む。
ステップS24では、制御手段30は、バーナ群3の燃焼を開始してからの経過時間(燃焼時間ともいう)が、所定時間(例えば10秒間)以上であるか否かを判断する。燃焼時間が所定時間未満の場合(NOの場合)、処理はステップS26へ進む。
ステップS26では、制御手段30は、要求加熱量が上側切換燃焼量以上であるか否かを判断する。要求加熱量は、給湯設定温度での給湯を行なうためにバーナ群3で必要とされる加熱量であって、流量センサ18で検出される水量と、リモコン50で設定された給湯設定温度と、給水温度センサ25で検出される給水温度から算出することができる。上側切換燃燃焼量は、バーナ群3の現在の燃焼量範囲に応じて、予め定められている。図5に示す例では、バーナ群3の現在の燃焼量範囲が第1燃焼量範囲L1である場合には、上側切換燃焼量Q1uは、第1燃焼量範囲L1における最大燃焼量Q1maxから所定の燃焼量幅(例えば1000kcal/h)を減算した燃焼量である。同様に、バーナ群3の現在の燃焼量範囲が第2燃焼量範囲L2である場合には、上側切換燃焼量Q2uは、第2燃焼量範囲L2における最大燃焼量Q2maxから所定の燃焼量幅(例えば2000kcal/h)を減算した燃焼量である。図3のステップS26で、要求加熱量が上側切換燃焼量に満たない場合(NOの場合)、制御手段30は、図3の燃焼量範囲上側切換制御を終了する。要求加熱量が上側切換燃焼量以上の場合(YESの場合)、処理はステップS28へ進む。
ステップS28では、制御手段30は、バーナ群3の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量の高い燃焼量範囲に、一段階切り換える。ステップS28の後、制御手段30は、図3の燃焼量範囲上側切換制御を終了する。
ステップS24で燃焼時間が所定時間以上の場合(YESの場合)、処理はステップS30へ進む。
ステップS30では、制御手段30は、要求加熱量が上側切換燃焼量以上であるか否かを判断する。要求加熱量が上側切換燃焼量に満たない場合(NOの場合)、制御手段30は、図3の燃焼量範囲上側切換制御を終了する。要求加熱量が上側切換燃焼量以上の場合(YESの場合)、処理はステップS32へ進む。
ステップS32では、制御手段30は、要求加熱量が上側切換燃焼量以上となってからの経過時間(判定時間ともいう)が、所定時間(例えば2分間)以上であるか否かを判断する。判定時間が所定時間に満たない場合(NOの場合)、処理はステップS30に戻る。判定時間が所定時間以上の場合(YESの場合)、処理はステップS34へ進む。
ステップS34では、制御手段30は、バーナ群3の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量の高い燃焼量範囲に、一段階切り換える。ステップS34の後、制御手段30は、図3の燃焼量範囲上側切換制御を終了する。
バーナ群3が燃焼を開始した直後においては、バーナ群3の燃焼量範囲を、要求加熱量に応じた燃焼量範囲まで可能な限り速やかに切り換えることが好ましい。本実施例の給湯装置1では、バーナ群3の燃焼開始からの経過時間が所定時間(例えば10秒間)に満たない場合には、要求加熱量が上側切換燃焼量より大きい状態となると、その状態が所定時間(例えば2分間)にわたって継続していなくても、バーナ群3の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換える。これによって、バーナ群3が燃焼を開始した直後において、バーナ群3の燃焼量範囲を、要求加熱量に応じた燃焼量範囲まで可能な限り速やかに切り換えることができる。また、本実施例の給湯装置1では、バーナ群3の燃焼開始からの経過時間が所定時間(例えば10秒間)を超えると、要求加熱量が上側切換燃焼量より高い状態となっても、その状態が所定時間(例えば2分間)にわたって継続するまでは、バーナ群3の燃焼量範囲を切り換えることなく、現在の燃焼量範囲での動作を維持する。このような構成とすることによって、ハンチングの発生を防止することができる。
以下では図2のステップS10の燃焼量範囲下側切換制御について、図4を参照しながら説明する。
ステップS42では、制御手段30は、現在のバーナ群3の燃焼量範囲が、燃焼量が最も低い第1燃焼量範囲L1であるか否かを判断する。現在のバーナ群3の燃焼量範囲が第1燃焼量範囲L1である場合(ステップS42でYESの場合)、制御手段30は、図4の燃焼量範囲下側切換制御を終了する。現在のバーナ群3の燃焼量範囲が第1燃焼量範囲L1ではない場合(NOの場合)、処理はステップS44へ進む。
ステップS44では、制御手段30は、要求加熱量が下側切換燃焼量以下であるか否かを判断する。下側切換燃焼量は、バーナ群3の現在の燃焼量範囲に応じて、予め定められている。図5に示す例では、バーナ群3の現在の燃焼量範囲が第2燃焼量範囲L2である場合には、下側切換燃焼量Q2dは、第2燃焼量範囲L2における最小燃焼量Q2minと同一の燃焼量である。同様に、バーナ群3の現在の燃焼量範囲が第3燃焼量範囲L3である場合には、下側切換燃焼量Q3dは、第3燃焼量範囲L3における最小燃焼量Q3minと同一の燃焼量である。図4のステップS44で、要求加熱量が下側切換燃焼量を超えている場合(NOの場合)、制御手段30は、図4の燃焼量範囲下側切換制御を終了する。要求加熱量が下側切換燃焼量以下の場合(YESの場合)、処理はステップS46へ進む。
ステップS46では、制御手段30は、出湯温度センサ23で検出される出湯温度が下側切換温度以上であるか否かを判断する。本実施例の給湯装置1では、下側切換温度は、リモコン50で設定された給湯設定温度に、所定温度幅(例えば2℃)を加算した温度である。出湯温度が下側切換温度に満たない場合(NOの場合)、制御手段30は、図4の燃焼量範囲下側切換制御を終了する。出湯温度が下側切換温度以上である場合(YESの場合)、処理はステップS48へ進む。
ステップS48では、制御手段30は、要求加熱量が下側切換熱量以下となり、かつ出湯温度が下側切換温度以上となってからの経過時間(判定時間ともいう)が、所定時間(例えば10秒間)以上であるか否かを判断する。判定時間が所定時間に満たない場合(NOの場合)、処理はステップS44に戻る。判定時間が所定時間以上の場合(YESの場合)、処理はステップS50に進む。
ステップS50では、制御手段30は、バーナ群3の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量の低い燃焼量範囲に、一段階切り換える。ステップS50の後、制御手段30は、図4の燃焼量範囲下側切換制御を終了する。
本実施例の給湯装置1では、要求加熱量がバーナ群3の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低くなった場合でも、出湯温度が下側切換温度より高くなるまでは、バーナ群3の燃焼量範囲を切り換えることなく、現在の燃焼量範囲での動作を維持する。この場合、バーナ群3は要求加熱量よりも高い燃焼量で動作するため、出湯温度は上昇していく。そして、本実施例の給湯装置1では、要求加熱量がバーナ群3の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が切換温度よりも高い状態となって、その状態が所定時間(例えば10秒間)にわたって継続した場合に、バーナ群3の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が低い燃焼量範囲に切り換える。このような構成とすることによって、バーナ群3の燃焼量範囲が、より燃焼量の低い燃焼量範囲に切り換わることを抑制することができる。高い熱効率で給湯装置1を動作させることができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :給湯装置
2 :給湯装置本体
3 :バーナ群
4 :ファン
6 :熱交換器
7 :入水管
8 :出湯管
9 :バイパス管
10a :第1バーナ群
10b :第2バーナ群
10c :第3バーナ群
11 :ガス供給管
12 :元ガス電磁弁
13 :ガス比例弁
14a :切換ガス電磁弁
14b :切換ガス電磁弁
14c :切換ガス電磁弁
15 :イグナイタ
16 :点火プラグ
17 :フレームロッド
18 :流量センサ
19 :水量調整弁
20 :バイメタルスイッチ
21 :温度ヒューズ
22 :缶体温度センサ
23 :出湯温度センサ
24 :バイパスサーボ
25 :給水温度センサ
30 :制御手段
50 :リモコン
80 :出湯カラン
82 :給湯管

Claims (5)

  1. バーナ群と、
    バーナ群への燃料供給量を調整することでバーナ群の燃焼量を調整する燃焼量調整手段と、
    バーナ群のうち燃料が供給されるバーナの個数を切り換えることによってバーナ群の燃焼量範囲を切り換える燃焼量範囲切換手段と、
    出湯温度を検出する出湯温度検出手段と、
    制御手段を備える給湯装置であって、
    制御手段は、
    要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が給湯設定温度に応じて設定された切換温度より高い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が低い燃焼量範囲に切り換え
    要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が切換温度より低い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲のまま維持する、給湯装置。
  2. 制御手段は、
    要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最小燃焼量より低く、かつ出湯温度が切換温度より高い状態が第1所定時間にわたって継続した場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が低い燃焼量範囲に切り換える、請求項1の給湯装置。
  3. 制御手段は、
    要求加熱量がバーナ群の現在の燃焼量範囲における最大燃焼量よりも低い切換燃焼量より高い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換える、請求項1または2の給湯装置。
  4. 制御手段は、
    要求加熱量が切換燃焼量より高い状態が第2所定時間にわたって継続した場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換える、請求項3の給湯装置。
  5. 制御手段は、
    バーナ群の燃焼開始からの経過時間が第3所定時間に満たない場合には、要求加熱量が切換燃焼量より高い場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換え、
    バーナ群の燃焼開始からの経過時間が第3所定時間を超える場合には、要求加熱量が切換燃焼量より高い状態が第2所定時間にわたって継続した場合に、バーナ群の燃焼量範囲を、現在の燃焼量範囲から、より燃焼量が高い燃焼量範囲に切り換える、請求項4の給湯装置。
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