JP6708371B2 - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、油中水型乳化化粧料に関する。
化粧料の使用感や仕上がりなどを改善するため、架橋型ポリエーテル変性シリコーンが用いられている。特許文献1には、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、デキストリン脂肪酸エステルおよび/またはイヌリン脂肪酸エステル、アクリルアミド系増粘剤、粉末を含有する油中水型乳化化粧料が、のびが軽く、みずみずしい使用感を有し、粉末分散性、経時安定性に優れることが記載されている。また、特許文献2には、架橋型ポリエーテル変性シリコーンと、フッ素変性シリコーン及びフッ素化合物処理粉体を含有する油中水型乳化化粧料が、肌の皮溝、皮丘に均一に付着し、肌全体へのつきが良く、肌が荒れて見えることを防止し、粉感の目立たない仕上がりが得られ、肌を明るく見せることができることが記載されている。
特開2010−116354号公報 特開2014−101311号公報
本発明者らは、油中水型乳化化粧料を肌に塗布し、仕上がった化粧肌を手や布、ティッシュペーパーで擦ると、塗布した化粧塗膜が剥がれ、仕上がりが著しく低下するという課題を見出した。
本発明者らは、特定の架橋型ポリエーテル変性シリコーンでできた化粧塗膜に、球状シリコーン弾性粉体と板状の合成雲母を併用することにより、揮発性油が揮散した後の化粧塗膜中の球状粉体が、化粧塗膜への過度の負荷を低減し、化粧料の落ちやすさを抑止し、手や布等で擦っても落ちにくいことを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)次の一般式(1)
Figure 0006708371
(式中、各Rは、メチル基又はフェニル基を示し、各R'は水素原子、炭素数1〜30のアルキル基又はアシル基を示し、各R"は炭素数1〜30のアルキル基若しくはアシル基、又はケイ素原子1〜30のシロキサン基を示す。dは1〜20の数を示し、e及びfは0〜200の数を示し、e及びfが同時に0となることはない。gは0〜30の数を示し、hは1〜100の数を示し、iは10〜2000の数を示し、jは1〜1000の数を示し、kは1〜1000の数を示す)
で表される架橋型ポリエーテル変性シリコーン 0.1〜15質量%、
(B)平均粒子径10〜50μmの球状シリコーン弾性粉体 0.1〜10質量%、
(C)合成金雲母及び鉄含有合成金雲母から選ばれる合成雲母 0.1〜10質量%、
(D)揮発性油
を含有し、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.2〜10である油中水型乳化化粧料に関する。
本発明の油中水型乳化化粧料は、肌の皮溝及び皮丘にしっかりと均一な皮膜を形成するので、シミ・そばかすのカバー力に優れ、毛穴の凹凸が目立ちにくく、手や布、ティッシュペーパー等で擦っても落ちにくく、さらに、パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、均一な皮膜を形成し、落ちにくいものである。また、これらの効果が長時間持続する。
本発明で用いる成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンは、前記一般式(1)で表されるものである。
式中、R"は、炭素数1〜15のアルキル基が好ましい。また、gは0〜15の数、hは1〜40の数、iは10〜200の数、jは1〜50の数、kは1〜50の数が好ましい。
成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンは、例えば、特開平4-272932号公報に記載の方法により製造することができる。
また、成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンは、揮発性炭化水素油又はシリコーン油に希釈又は分散されたものが好ましい。揮発性炭化水素油としては、イソドデカン、ポリイソブテンがより好ましい。
成分(A)としては、例えば、KSG−210、KSG−240(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー);KSG−310、KSG−320、KSG−330((PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー);KSG−340((PEG−10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー及び(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー)(以上、信越化学工業社)等の市販品を用いることができる。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、油中水型乳化化粧料の肌への密着性に優れ、パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、均一な皮膜を形成する点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、1.5質量%以上がさらに好ましく、15質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、5質量%がより好ましく、3.5質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.1〜15質量%であり、0.5〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましく、1.5〜3.5質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる成分(B)の球状シリコーン弾性粉体は、シリコーンゴム球状微粒子にポリオルガノシルセスキオキサン樹脂を被覆してなる複合ポリマー粉体である。
球状シリコーン弾性粉体は、ゴム弾性が5〜80の範囲であることが好ましく、20〜50がより好ましい。ゴム弾性は、JIS K 7215に従い、デュロメータAにより測定される。
このような球状シリコーン弾性粉体は、例えば、(a)ビニル基含有オルガノポリシロキサンと(b)オルガノハイドロジェンポリシロキサンとを含む、油系の水中油型乳化物に触媒を加えて硬化反応させ、球状シリコーンゴム硬化物微粒子分散液とした後、その水分散液にアルカリ性物質又はアルカリ性水溶液と、オルガノトリアルコキシシランを添加し、オルガノトリアルコキシシランを加水分解、縮合硬化反応させた後、乾燥させて得ることができる。この複合粉体の製造方法の詳細は、特開平7−196815号公報に記載されている。
成分(B)の球状シリコーン弾性粉体は、平均粒子径10〜50μmであり、肌上での滑り性に優れるとともに、肌への密着性に優れ、均一な皮膜を形成する点から、10〜40μmが好ましい。その形状は、球状で、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
粉体の粒子径は、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA−920)で測定する。
このような球状シリコーン弾性粉体は、上述した製法により製造して用いることができ、また、市販品を用いることもできる。市販品としては、例えば、信越化学工業社製、KSP−101(平均粒子径12μm、ゴム弾性30)、KSP−102(平均粒子径30μm、ゴム弾性30)等を用いることができる。
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、油中水型乳化化粧料の肌への密着性に優れ、パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、均一な皮膜を形成する点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.2質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下であり、7質量%以下が好ましく、5質量%がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.1〜10質量%であり、0.2〜7質量%が好ましく、0.3〜5質量%がより好ましく、0.5〜3質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、肌への密着性に優れ、肌の皮溝及び皮丘にしっかりと均一な皮膜を形成しやすく、シミ・そばかすのカバー力に優れ、効果が長時間持続する点から、0.2以上が好ましく、0.4以上がより好ましく、0.6以上がさらに好ましく、20以下が好ましく、12以下がより好ましく、6以下がさらに好ましい。また、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、0.2〜20が好ましく、0.4〜12がより好ましく、0.6〜6がさらに好ましい。
成分(C)の合成雲母は、合成金雲母及び鉄含有合成金雲母から選ばれるものである。
合成金雲母としては、例えば、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、ケイフッ化カリウムを混合・溶融後、結晶を晶出させ、粉砕、熱処理して得られるものが挙げられる。
鉄含有合成金雲母としては、例えば、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、ケイフッ化カリウム、酸化鉄を混合・溶融後、結晶を晶出させ、粉砕、熱処理して得られるものが挙げられる。鉄含有合成金雲母は、透明感の高い仕上がりを与える点から、鉄の含有量が酸化鉄換算で0.5〜10質量%であるのが好ましい。
これらの合成雲母の形状は薄片状であるのが好ましく、平均粒子径は、肌への密着性に優れ、肌の皮溝及び皮丘にしっかりと均一な皮膜を形成しやすく、シミ・そばかすのカバー力に優れ、効果が長時間持続する点から、5〜100μmが好ましく、5〜40μmがより好ましい。また、アスペクト比は、15〜100のものが好ましく、20〜80がより好ましい。
本発明において、平均粒子径は、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、レーザー回折/散乱法の場合、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA−920)で測定し、50%メジアン径を平均粒子径とする。厚さは、原子間力顕微鏡により基準面との差を測定し、相加平均したものを平均厚さとする。
また、アスペクト比は、平均粒子径と平均厚さとの比により計算されるものであり、アスペクト比=(平均粒子径/平均厚さ)で定義される。
このような合成雲母は、上述した製法により製造して用いることができ、また、市販品を用いることもできる。市販品としては、例えば、トピー工業社製、PDM−1000(平均粒子径12μm、アスペクト比20)、PDM−10L(平均粒子径12μm、アスペクト比60)、PDM−20L(平均粒子径20μm、アスペクト比70)、PDM−40L(平均粒子径40μm、アスペクト比80)、PDM−NFES(平均粒子径5μm、アスペクト比40)等を用いることができる。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、肌への密着性に優れ、肌の皮溝及び皮丘にしっかりと均一な皮膜を形成しやすく、シミ・そばかすのカバー力に優れ、効果が長時間持続する点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.2質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下であり、8質量%以下が好ましく、6質量%がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.1〜10質量%であり、0.2〜8質量%が好ましく、0.5〜6質量%がより好ましく、1〜4質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)は、肌への密着性に優れ、肌の皮溝及び皮丘にしっかりと均一な皮膜を形成しやすく、シミ・そばかすのカバー力に優れ、毛穴の凹凸が目立ちにくく、手や布、ティッシュペーパー等で擦っても落ちにくく、さらに、パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、均一な皮膜を形成し、落ちにくく、効果が長時間持続する点から、0.2以上であり、0.3以上が好ましく、0.4以上がより好ましく、10以下であり、6以下が好ましく、3以下がより好ましい。また、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)は、0.2〜10であり、0.3〜6が好ましく、0.4〜3がより好ましい。
成分(D)の揮発性油において、揮発性とは、35〜87℃の引火点を有するものである。
揮発性油としては、通常の化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、例えば、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)等の直鎖状ジメチルポリシロキサン;トリス(トリメチルシリル)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシリル)シラン等の分岐状シロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシロキサンなどの揮発性シリコーン油;イソドデカン、イソトリデカン、イソヘキサデカンなどの揮発性炭化水素油;エチルパーフルオロブチルエーテルなどのフッ素油などが挙げられる。
これらのうち、肌に塗布後、成分(D)が揮発した後の使用感に優れ、色落ちを抑制する点から、揮発性シリコーン油、揮発性炭化水素油が好ましく、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンがより好ましい。
成分(D)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、成分(D)が揮発した後の使用感に優れ、色落ちを抑制する点から、全組成中に10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましく、22質量%以上がさらに好ましく、60質量%以下が好ましく、50質量%がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に10〜60質量%が好ましく、15〜50質量%がより好ましく、22〜40質量%がさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、更に、(E)球状ポリウレタン粒子を含有することができる。パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、手や布、ティッシュペーパー等で擦っても落ちにくい点から、ポリウレタン粒子としては、架橋ウレタン系架橋ポリマーが好ましく、中でも、ヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールヘキシルラクトン架橋ポリマー・無水ケイ酸よりなるポリウレタン粒子がより好ましい。
成分(E)の球状ポリウレタン粒子の平均粒子径は、パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、手や布、ティッシュペーパー等で擦っても落ちにくい点から、2〜40μmであるのが好ましく、4〜30μmがより好ましく、5〜20μmがさらに好ましい。また、ポリウレタン粒子の形状は、球状であり、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
粉体の粒子径は、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA−920)で測定する。
このような球状ポリウレタン粒子としては、東色ピグメント社製のプラスチックパウダーD−400(平均粒子径15μm)、プラスチックパウダーD−800(平均粒子径7μm)、大日精化工業社製のダイミックビーズUCN−8070CMクリアー(平均粒子径7μm)、UCN−8150CMクリアー(平均粒子径15μm)等の市販品を用いることができる。なかでも、ヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールヘキシルラクトン架橋ポリマー・無水ケイ酸よりなるポリウレタン粒子である東色ピグメント社製のプラスチックパウダーD−400(平均粒子径15μm)、東色ピグメント社製のプラスチックパウダーD−800(平均粒子径7μm)が好ましい。
成分(E)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、手や布、ティッシュペーパー等で擦っても落ちにくい点から、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、6質量%がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜6質量%がより好ましく、1〜4質量%がさらに好ましい。
本発明において、水の含有量は、油中水型乳化化粧料として、調整可能な量であれば特に制限するものではないが、仕上がりの点から、5〜60質量%であるのが好ましく、13〜50質量%がより好ましく、23〜40質量%がさらに好ましい。
また、本発明の油中水型乳化化粧料は、前記成分のほか、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、前記以外の油性成分、前記以外の粉体、界面活性剤、香料、保湿剤、美容成分、薬効成分、紫外線吸収剤、増粘剤、殺菌剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、無機塩等を含有することができる。
本発明で用いる粉体は、いずれも、そのまま使用することができ、更に、これらの1種又は2種以上が疎水化処理されたものを用いることもできる。
疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、アミノ酸系化合物、油剤等の表面処理剤を用い、乾式処理、湿式処理等を行えばよい。表面処理剤の具体例としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルアルコキシシラン等のフッ素系化合物;メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状シリコーン、片末端又は両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン系化合物;ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸;ラウロイルリジン等のアミノ酸系化合物などが挙げられる。
なかでも、フッ素化合物処理及びシリコーン処理が好ましく、フッ素化合物処理とシリコーン処理を併用しても良い。
フッ素化合物としては、下記式で示されるトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランが好ましい。
3C−(CF2)5−(CH2)2−Si−(OCH2CH3)3
粉体を表面処理するフッ素化合物のうちでも、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランで表面処理した粉体を用いることにより、安定性に優れ、肌なじみが良く、つっぱり感やムラづきを抑制し、しっとりした使用感を得ることができる。トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランとしては、大東化成工業社より販売されているFHSが好適である。
本発明の油中水型乳化化粧料は、通常の方法により製造することができ、乳液、クリーム、ファンデーション、化粧下地、コンシーラー、リップクリーム、頬紅、アイシャドウ、マスカラ等の皮膚化粧料として好適である。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)次の一般式(1)
Figure 0006708371
(式中、各Rは、メチル基又はフェニル基を示し、各R'は水素原子、炭素数1〜30のアルキル基又はアシル基を示し、各R"は炭素数1〜30のアルキル基若しくはアシル基、又はケイ素原子1〜30のシロキサン基を示す。dは1〜20の数を示し、e及びfは0〜200の数を示し、e及びfが同時に0となることはない。gは0〜30の数を示し、hは1〜100の数を示し、iは10〜2000の数を示し、jは1〜1000の数を示し、kは1〜1000の数を示す)
で表される架橋型ポリエーテル変性シリコーン 0.1〜15質量%、
(B)平均粒子径10〜50μmの球状シリコーン弾性粉体 0.1〜10質量%、
(C)合成金雲母及び鉄含有合成金雲母から選ばれる合成雲母 0.1〜10質量%、
(D)揮発性油
を含有し、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.2〜10である油中水型乳化化粧料。
<2>成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンが、好ましくは、揮発性炭化水素油又はシリコーン油に希釈又は分散されたものであって、イソドデカン、ポリイソブテンに希釈又は分散されたものがより好ましい前記<1>記載の油中水型乳化化粧料。
<3>成分(A)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.5質量%以上であって、1質量%以上がより好ましく、1.5質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、5質量%がより好ましく、3.5質量%以下がさらに好ましい前記<1>又は<2>記載の油中水型乳化化粧料。
<4>成分(B)の球状シリコーン弾性粉体が、好ましくは、ゴム弾性が5〜80の範囲であって、20〜50がより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<5>成分(B)の球状シリコーン弾性粉体が、好ましくは、平均粒子径10〜40μmである前記<1>〜<4>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<6>成分(B)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.2質量%以上であって、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、7質量%以下が好ましく、5質量%がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<7>成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、好ましくは、0.2以上であって、0.4以上がより好ましく、0.6以上がさらに好ましく、20以下が好ましく、12以下がより好ましく、6以下がさらに好ましい前記<1>〜<6>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<8>成分(C)の合成雲母が、好ましくは、薄片状であって、平均粒子径が、好ましくは、5〜100μmであって、5〜40μmがより好ましく、アスペクト比が、好ましくは、15〜100であって、20〜80がより好ましい前記<1>〜<7>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<9>成分(C)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.2質量%以上であって、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、8質量%以下が好ましく、6質量%がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<8>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<10>成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、好ましくは、0.3以上であって、0.4以上がより好ましく、6以下が好ましく、3以下がより好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<11>成分(D)の揮発性油が、好ましくは、揮発性シリコーン油、揮発性炭化水素油であって、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンがより好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<12>成分(D)の含有量が、好ましくは、全組成中に10質量%以上であって、15質量%以上がより好ましく、22質量%以上がさらに好ましく、60質量%以下が好ましく、50質量%がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<13>更に、(E)球状ポリウレタン粒子を含有する前記<1>〜<12>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<14>成分(E)の球状ポリウレタン粒子が、好ましくは、架橋ウレタン系架橋ポリマーであって、ヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールヘキシルラクトン架橋ポリマー・無水ケイ酸よりなるポリウレタン粒子がより好ましい前記<13>記載の油中水型乳化化粧料。
<15>成分(E)の球状ポリウレタン粒子が、好ましくは、平均粒子径2〜40μmであって、4〜30μmがより好ましく、5〜20μmがさらに好ましい前記<13>又は<14>記載の油中水型乳化化粧料。
<16>成分(E)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.1質量%以上であって、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、6質量%がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい前記<13>〜<15>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<17>水の含有量が、好ましくは、5〜60質量%であって、13〜50質量%がより好ましく、23〜40質量%がさらに好ましい前記<1>〜<16>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
合成例1(フッ素変性シリコーンの製造)
Figure 0006708371
613−CH2CH2−O−CH2CH=CH2 の合成:
温度計、冷却管を備えた2Lの四つ口フラスコに、FA−6(ユニマッテク社製)800g(2.2mol)と粒状NaOH(和光純薬社製)175.78g(4.4mol)を加えた。窒素雰囲気下で、テフロン(登録商標)製12cm三日月攪拌翼にて200rpmにて攪拌しながら、加熱し、フラスコ内温度を60℃とした。そこへ臭化アリル(和光純薬社製)398.73g(3.3mol)を2時間かけて滴下した。滴下終了後70℃で1時間、80℃で1時間撹拌した。その後130℃に昇温し、過剰の臭化アリルを除去した。60℃まで冷却後、イオン交換水800gを入れ、30分間攪拌、その後静置して分層させた。上層の水層を抜き出し、さらにイオン交換水800gを入れ、再度攪拌、静置、水層除去を行った。60℃/5KPaにて脱水し、100℃/2KPaにて蒸留し、留分として、C613−CH2CH2−O−CH2CH=CH2 774.9gを得た(収率88%)。
温度計を備えた300mLの四つ口フラスコに、下式で表されるハイドロジェンポリシロキサン(信越化学社製)52.89g(111mmol)を加え、窒素雰囲気下、テフロン(登録商標)製8cm三日月翼にて200rpmで攪拌し、2質量%塩化白金酸6水和物/イソプロピルアルコール0.66gを加え、110℃に昇温した。
Figure 0006708371
613−CH2CH2−O−CH2CH=CH2 197.11g(488mmol)を2時間で滴下した。滴下終了後、110℃で2時間撹拌した。その後、70℃まで下げた。0.1%NaOH溶液25.07gを加え、2時間攪拌した。60℃/5KPaにて脱水し、脱水終了後、同温度にてカルボラフィン3(日本エンバイロケミカルズ社製)2.51gを加え、2時間攪拌した。0.1μm PTFEメンブランフィルターにてろ過し、ろ液を100℃/5KPa、水62.5gを用いて水蒸気蒸留し、目的化合物206.3gを得た(収率89%)。
合成例2(ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーンの製造)
硫酸ジエチル19.0g(0.12モル)と2−エチル−2−オキサゾリン81.0g(0.82モル)を脱水した酢酸エチル203.0gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量をGPCにより測定したところ、1100であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量32000、アミン当量2000)300gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N−プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状固体(390g、収率97%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は75質量%であり、重量平均分子量は40000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約20モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
合成例3(ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーンの製造)
2−エチル−2−オキサゾリン12.9g(0.13モル)と酢酸エチル27.7gとを混合し、混合液をモレキュラーシーブ(ゼオラムA−4、東ソー社製)2.0gで、28℃15時間脱水を行った。また、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(KF−8015、信越シリコーン社製、重量平均分子量100000、アミン当量20000)100gと酢酸エチル203gとを混合し、混合液をモレキュラーシーブ15.2gで、28℃15時間脱水を行った。
上記の脱水2−エチル−2−オキサゾリンの酢酸エチル溶液に硫酸ジエチル0.77g(0.005モル)を加え、窒素雰囲気下8時間、80℃で加熱還流し、末端反応性ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)を合成した。GPCにより測定した数平均分子量は2700であった。この末端反応性ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)溶液を、上記の脱水した側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン溶液を一括して加え、10時間、80℃で加熱還流した。
反応混合物を減圧濃縮し、N−プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を白色ゴム状固体(108g)として得た。最終生成物におけるオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は87質量%であり、最終生成物の重量平均分子量は115000であった。
実施例1〜12及び比較例1〜4
表1に示す組成の油中水型乳化化粧料を製造し、肌上での化粧塗膜の均質性、シミ・そばかすのカバー力、毛穴の目立ちにくさ、指で擦ったときの落ちにくさ、並びに、パウダーファンデーション塗布後における、肌上での化粧塗膜の均質性及び指で擦ったときの落ちにくさ、並びに、パウダーファンデーション塗布4時間後における、指で擦ったときの落ちにくさを評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
成分(A)及び(D)を含む油相(活性剤含)について、ディスパー(1500r/min、5分)を用いて予備分散を行う。次に、成分(B)、(C)及び(E)を含む粉体相を油相中に分散(2000r/min、5分)させ、粉体相が均一に分散したことを確認する。粉体相が均一になった油相を用い、ディスパー(3000r/min、5分)で攪拌しながら徐々に水相を加えて乳化を行い、乳化保持をした後、ホモミキサーで粘度調整(5800r/min、5分)を行い、脱泡して、油中水型乳化化粧料を得た。
(評価方法)
(1)肌上での化粧塗膜の均質性:
5名の専門パネラーが、各化粧料を顔面に塗布したとき、肌上での化粧塗膜の均質性について、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;粉体の凝集がなく、均一にむらのない化粧塗膜である。
4;粉体の凝集が少なく、均一にむらのない化粧塗膜である。
3;粉体の凝集があり、やや不均一な化粧塗膜である。
2;粉体の凝集があり、不均一な塗化粧塗膜である。
1;明らかに粉体の凝集があり、むらが目立ち、不均一な塗化粧塗膜である。
(2)シミ・そばかすのカバー力:
5名の専門パネラーが、各化粧料を顔面に塗布したとき、シミ・そばかすのカバー力について、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;シミ・そばかすが目立たない。
4;シミ・そばかすがほとんど目立たない。
3;シミ・そばかすがあまり目立たない。
2;シミ・そばかすがやや目立つ。
1;シミ・そばかすが目立つ。
(3)毛穴の目立ちにくさ:
5名の専門パネラーが、各化粧料を顔面に塗布したとき、毛穴の目立ちにくさについて、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;毛穴が目立たない。
4;毛穴がほとんど目立たない。
3;毛穴があまり目立たない。
2;毛穴がやや目立つ。
1;毛穴が目立つ。
(4)指で擦ったときの落ちにくさ:
各化粧料について、黒色人工皮革に0.152mmのコーターにて化粧塗膜を調製し、12時間乾燥した。その後、専門パネラー5名が右手中指一本を用いて、前記化粧塗膜を軽くこすったとき、化粧塗膜が擦りとれないかどうか、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;擦っても、化粧塗膜が取れない。
4;擦っても、化粧塗膜がほとんど取れない。
3;擦ると、やや化粧塗膜が取れる。
2;擦ると、化粧塗膜が取れる。
1;擦ると、化粧塗膜が剥がれ落ちる。
(5)パウダーファンデーション塗布後における、肌上での化粧塗膜の均質性:
5名の専門パネラーが、各化粧料を顔面に塗布し、次いで、パウダーファンデーションを重ね付けした後、肌上での化粧塗膜の均質性について、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;粉体の凝集がなく、均一にむらのない化粧塗膜である。
4;粉体の凝集が少なく、均一にむらのない化粧塗膜である。
3;粉体の凝集があり、やや不均一な化粧塗膜である。
2;粉体の凝集があり、不均一な塗化粧塗膜である。
1;明らかに粉体の凝集があり、むらが目立ち、不均一な塗化粧塗膜である。
(6)パウダーファンデーション塗布後における、指で擦ったときの落ちにくさ:
5名の専門パネラーが、各化粧料を顔面に塗布し、次いで、パウダーファンデーションを重ね付けした後、右手中指一本を用いて、前記化粧塗膜を軽くこすったとき、化粧塗膜が擦りとれないかどうか、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;擦っても、化粧塗膜が取れない。
4;擦っても、化粧塗膜がほとんど取れない。
3;擦ると、やや化粧塗膜が取れる。
2;擦ると、化粧塗膜が取れる。
1;擦ると、化粧塗膜が剥がれ落ちる。
(7)パウダーファンデーション塗布4時間後における、指で擦ったときの落ちにくさ:
5名の専門パネラーが、各化粧料を顔面に塗布し、次いで、パウダーファンデーションを重ね付けした。4時間経過後、右手中指一本を用いて、前記化粧塗膜を軽くこすったとき、化粧塗膜が擦りとれないかどうか、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;擦っても、化粧塗膜が取れない。
4;擦っても、化粧塗膜がほとんど取れない。
3;擦ると、やや化粧塗膜が取れる。
2;擦ると、化粧塗膜が取れる。
1;擦ると、化粧塗膜が剥がれ落ちる。
Figure 0006708371
実施例13(リキッドファンデーション)
実施例1〜12と同様にして、以下に示す組成の油中水型乳化化粧料(リキッドファンデーション)を製造した。
得られたリキッドファンデーションは、肌の皮溝及び皮丘にしっかりと均一な皮膜を形成するので、シミ・そばかすのカバー力に優れ、毛穴の凹凸が目立ちにくく、手や布、ティッシュペーパー等で擦っても落ちにくく、さらに、パウダーファンデーションを重ね付けした場合においても、均一な皮膜を形成し、落ちにくいものであった。また、これらの効果が長時間持続する。
(成分)
架橋型ポリエーテル変性シリコーン
(信越化学工業社製、KSG-320;25%イソドデカン溶液) 10.0(質量%)
ジメチルポリシロキサン(信越化学工業社製、KF-96A-2CS) 20.0
シクロペンタシロキサン
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、TSF405A)
7.0
パラメトキシケイ皮酸オクチル 3.0
フッ素変性シリコーン(合成例1) 1.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(東レ・ダウコーニング社製、SH-3775M) 3.0
ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーン(合成例2)
1.5
ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーン(合成例3)
5.0
球状シリコーン弾性粉体(平均粒子径30μm;信越化学工業社製、KSP-102)
1.0
球状シリコーン弾性粉体(平均粒子径12μm;信越化学工業社製、KSP-101)
0.5
合成金雲母(平均粒子径12μm;トピー工業社製、PDM-1000) 0.7
合成金雲母(平均粒子径20μm;トピー工業社製、PDM-20L) 0.7
鉄含有合成金雲母(平均粒子径5μm;トピー工業社製、PDM-NFES)
0.6
球状ポリウレタン粒子(平均粒子径15μm)
(東色ピグメント社製、プラスチックパウダーD-400) 1.0
球状ポリウレタン粒子(平均粒子径7μm)
(東色ピグメント社製、プラスチックパウダーD-800) 1.0
ポリメチルシルセスキオキサン(平均粒子径5μm) 2.0
トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン5質量%処理酸化チタン
3.0
トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン5質量%処理ベンガラ
0.1
トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン3質量%処理黒酸化鉄
0.01
トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン5質量%処理黄色酸化鉄
0.6
シリコーン6質量%処理微粒子酸化亜鉛
(堺化学工業社製FINEX-50に6%シリコーン処理したもの、比表面積45m2/g)
5.8
エタノール 1.0
精製水 31.49
合計 100

Claims (4)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
    (A)次の一般式(1)
    Figure 0006708371
    (式中、各Rは、メチル基又はフェニル基を示し、各R'は水素原子、炭素数1〜30のアルキル基又はアシル基を示し、各R"は炭素数1〜30のアルキル基若しくはアシル基、又はケイ素原子1〜30のシロキサン基を示す。dは1〜20の数を示し、e及びfは0〜200の数を示し、e及びfが同時に0となることはない。gは0〜30の数を示し、hは1〜100の数を示し、iは10〜2000の数を示し、jは1〜1000の数を示し、kは1〜1000の数を示す)
    で表される架橋型ポリエーテル変性シリコーン 0.1〜15質量%、
    (B)平均粒子径10〜50μmの球状シリコーン弾性粉体 0.1〜10質量%、
    (C)合成金雲母及び鉄含有合成金雲母から選ばれる合成雲母 0.1〜10質量%、
    (D)揮発性油
    を含有し、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.6〜である油中水型乳化化粧料。
  2. 成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.2〜20である請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
  3. 更に、(E)球状ポリウレタン粒子を含有する請求項1又は2記載の油中水型乳化化粧料。
  4. 成分(E)の平均粒子径が、2〜40μmである請求項1〜3のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
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