JP2017066092A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛穴の目立ちが気になる女性が、ファンデーションを塗布した際に、肌の毛穴の開きや黒ずみをきれいに隠すことができ、しかも、長時間、毛穴をカバーできる油中水型乳化化粧料を提供する。【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):(A)シリコーン樹脂球状弾性粉体 0.1〜30質量%、(B)有機シリコーン樹脂 0.01〜10質量%、(C)平均粒子径が10〜100nmの酸化亜鉛 0.1〜20質量%、(D)25℃で固体のグリセリン脂肪酸エステル 0.1〜20質量%を含有する油中水型乳化化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、油中水型乳化化粧料に関する。
化粧持ちや感触に優れた化粧料を得るため、種々のシリコーン樹脂を含有する化粧料が検討されている。
例えば、特許文献1には、不揮発油剤、シリコーンエラストマー、油溶性シリコーン樹脂、揮発性溶媒を含有する化粧料が、滑水性を有し、耐久性、感触に優れることが記載されている。特許文献2には、フッ素変性シリコーン、微粒子酸化亜鉛、疎水化処理粉体、トリメチルシロキシケイ酸を含有する化粧料が、つっぱり感がなく、ムラづきせず、化粧のりが良く、化粧くずれが起きにくいことが記載されている。また、特許文献3には、トリメチルシロキシケイ酸、微粒子酸化亜鉛、ヒアルロン酸を含有する化粧料が、乾燥感やつっぱり感が抑制され、化粧持ちに優れることが記載されている。特許文献4には、トリメチルシロキシケイ酸、フッ素処理粉体、微粒子酸化亜鉛、球状シリカを含有する油中水型乳化化粧料が、ムラづきせず、肌に早くなじみ、化粧崩れ、べたつきが抑制され、サラサラの使用感が持続することが記載されている。
特開2002−205914号公報 特開2013−181007号公報 特開2013−181009号公報 特開2015−120663号公報
本発明者は、毛穴の目立ちが気になる女性が、ファンデーションを塗布した際に、肌の毛穴の開きや黒ずみをきれいに隠すことができないという課題、さらに、朝塗って夕方になると、毛穴カバーがしっかりできていないという課題を見出した。
本発明者らは、シリコーン樹脂球状弾性粉体、有機シリコーン樹脂及び酸化亜鉛に、25℃で固体のグリセリン脂肪酸エステルを特定量組み合わせて用いることにより、前記課題を解決した油中水型乳化化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)シリコーン樹脂球状弾性粉体 0.1〜30質量%、
(B)有機シリコーン樹脂 0.01〜10質量%、
(C)平均粒子径が10〜100nmの酸化亜鉛 0.1〜20質量%、
(D)25℃で固体のグリセリン脂肪酸エステル 0.1〜20質量%
を含有する油中水型乳化化粧料に関する。
本発明の油中水型乳化化粧料は、毛穴の目立ちが気になる女性が、毛穴の開きを目立ちにくくし、毛穴黒ずみをカバーすることができ、しかも、長時間経過しても、毛穴の開きを目立ちにくくし、毛穴黒ずみをカバーすることができる。また、毛穴にファンデーションが溜まらない。さらに、高温安定性にも優れたものである。
本発明で用いる成分(A)のシリコーン樹脂球状弾性粉体は、形状が球状であり、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
シリコーン樹脂球状弾性粉体は、ゴム弾性が5〜80の範囲であるのが好ましく、10〜50がより好ましい。ゴム弾性は、JIS K 7215に従い、デュロメータAにより測定される。
また、シリコーン樹脂球状弾性粉体は、肌上での滑り性に優れるとともに、肌への密着性に優れ、均一な皮膜を形成する点から、平均粒子径1〜50μmであるのが好ましく、2〜15μmがより好ましい。
粉体の粒子径は、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA−920)で測定する。
シリコーン樹脂球状弾性粉体としては、シリコーンゴム粉体、又はシリコーンゴム粉体を母粉体とする複合球状粉体であっても良く、シリコーン樹脂被覆シリコーンゴム粉体などが挙げられる。
シリコーンゴム粉体は、直鎖状のジメチルシリコーンを架橋した構造を有するシリコーンゴムを粉末化したものであり、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーが好ましい。市販品としては、トレフィルE506S(平均粒子径4μm、ゴム弾性30)、トレフィルE508(平均粒子径4μm、ゴム弾性17)(以上、東レ・ダウニーニング社製)などが挙げられる。
シリコーン樹脂被覆シリコーンゴム粉体は、シリコーンゴム粉体の表面をシルセスキオキサン樹脂で被覆したものであり、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーが好ましい。市販品としては、KSP−100(平均粒子径5μm、ゴム弾性30)、KSP−101(平均粒子径12μm、ゴム弾性30)、KSP−102(平均粒子径30μm、ゴム弾性30)、KSP−105(平均粒子径2μm、ゴム弾性75)、KSP−300(平均粒子径5μm、ゴム弾性40)(以上、信越化学工業社製)などが挙げられる。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、塗布時ののびが良く、滑らかな使用感触、肌への付着性に優れる点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.3質量%以上が好ましく、0.7質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、30質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、4質量%がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.1〜30質量%であり、0.3〜10質量%が好ましく、0.7〜4質量%がより好ましく、1〜3質量%がさらに好ましい。
成分(B)の有機シリコーン樹脂は、成分(A)以外のもので、通常化粧料に用いられるものであればいずれのものでも使用することができる。例えば、(B−1)アルキルシルセスキオキサン樹脂、(B−2)トリメチルシロキシケイ酸、(B−3)フッ素変性シリコーン樹脂が挙げられ、1種又は2種以上用いることができる。
(B−1)アルキルシルセスキオキサン樹脂は、常温(25℃)でペースト状又は固体状を呈するものであり、また、揮発性油と相溶性を示すことから、揮発性油が皮膚上で揮発することにより、皮膜を形成する性質を有する。(B−1)アルキルシルセスキオキサン樹脂として、具体的には、R1SiO1.5単位より成るシラノール基含有オルガノポリシルセスキオキサン(式中、R1は置換又は非置換の1価炭化水素基を表す)100質量部に対して、(R2 3Si)aZ(式中、R2は置換又は非置換の1価炭化水素基を表し、aは1又は2を表し、Zはaが1のときは水素原子、水酸基、加水分解性基を表し、aが2のときは−O−、−N(X)−、−S−を表す。ここでXは水素原子、炭素数1〜4の1価炭化水素基又はR2 3Si−を表す)で表されるシリコーン化合物5〜100質量部を反応させて得られるものであり、R1SiO1.5単位50〜99モル%、R2 3SiO0.5単位1〜50モル%より成るシリコーン樹脂等を挙げることができる。
肌への密着性や毛穴にファンデーションが溜まらない点から、ポリプロピルシルセスキオキサンが好ましい。
また、アルキルシルセスキオキサン樹脂は、25℃でペースト状又は固体状のものであるため、環状シリコーン、ジメチルポリシロキサン等で溶解して使用するのが好ましい。環状シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)から選ばれる1以上に溶解して用いるのが好ましい。
アルキルシルセスキオキサン樹脂の市販品としては、プロピルシルセスキオキサン樹脂が挙げられ、670FLUID(東レ・ダウコーニング社製)等を好適に用いることができる。当該670FLUIDは、ポリプロピルシルセスキオキサン約50質量部とデカメチルシクロペンタシロキサン約50質量部との混合物である。
(B−2)トリメチルシロキシケイ酸としては、通常化粧料に用いられるものであれば限定されず、何れのものも使用でき、シロキサン構造を主骨格とした架橋構造を持つ化合物で、[(CH33SiO1/2x[SiO2y(xは1〜3、yは0.5〜8)で表されるものが好ましい。
また、トリメチルシロキシケイ酸は、使用感と化粧持ちの点から、重量平均分子量が1000〜10000のものが好ましく、2000〜9000のものがより好ましく、3000〜6000のものがさらに好ましい。また、その性状は、25℃で液状、ガム状、ペースト状、固体状などのいずれでも良いが、得られる化粧持ちの観点から、固体状のものが好ましい。また、配合性の観点から、溶剤によって希釈された溶液や分散液であること、または、事前に混合して得られる溶液や分散液であることが好ましい。希釈又は分散させる溶剤としては、ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、揮発性のジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンがより好ましい。なお、揮発性とは、35〜90℃の引火点を有するものである。
市販品としては、予め溶剤に溶解させたもので、KF−7312J(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、KF−9021(50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、X21−5249(50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)(以上、信越化学工業社製)、SS4267(35%ジメチルポリシロキサン溶液)、SR1000(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)、BY11−018(30%シクロペンタシロキサン溶液)(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、BELSIL TMS 803(Wacker Chemie AG社製)等を使用することができる。
(B−3)フッ素変性シリコーン樹脂としては、通常化粧料に用いられるものであれば限定されず、何れのものも使用でき、一般式(1)で表される構造を有するものが挙げられる。
3 bSiO(4-b)/2 (1)
(式中、R3は炭素数1〜8の炭化水素基、フェニル基、水酸基又は一般式−R4−Rf(R4は炭素数2〜6の2価のアルキレン基を示し、Rfは炭素数1〜8のパーフルオロアルキル基を示す)であって、水酸基及び式−R4−Rfを必須とする官能基から任意に選ばれ、bは平均数で1.0≦b≦1.8である)
フッ素変性シリコーン樹脂は、皮膚や粉体に対する付着性の点から、分子内にシラノール基を有し、シラノール基中のOH基の割合が、樹脂質量に対して0.1〜5質量%であるのが好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。
成分(B−3)は、25℃で固体であるのが好ましく、環状シリコーン、ジメチルポリシロキサン等に溶解して使用するのが好ましい。環状シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)及びデカメチルシクロペンタシロキサン(D5)から選ばれる1種以上に溶解して用いるのが好ましい。
このようなフッ素変性シリコーン樹脂としては、INCI名「トリフルオロプロピルジメチル/トリメチルシロキシシリケート(Trifluoropropyldimethyl/Trimethylsiloxysilicate)」である、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製のXS66−B8226、XS66−C1191、XS66−B8636の市販品を用いることができる。
成分(B)の有機シリコーン樹脂の中でも、(B−1)アルキルシルセスキオキサン樹脂が好ましく、ポリプロピルシルセスキオキサンがより好ましい。
成分(B)の有機シリコーン樹脂は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、化粧料を肌の皮溝・皮丘に対し均一に付着させ、密着性を向上させる点から、含有量は、全組成中に0.01質量%以上であり、0.1質量%以上が好ましく、0.4質量%以上がより好ましく、0.6質量%がさらに好ましく、10質量%以下であり、7質量%以下が好ましく、4質量%以下がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は0.01〜10質量%であり、0.1〜7質量%が好ましく、0.4〜4質量%が好ましく、0.6〜3質量%がより好ましい。
成分(C)の酸化亜鉛は、化粧持ちに優れ、良好な使用感を得ることができる点から、平均粒子径が10〜100nmであり、20〜80nmが好ましい。
本発明において、平均粒子径は、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、レーザー回折/散乱法の場合、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA−920)で測定し、50%メジアン径を平均粒子径とする。
また、酸化亜鉛は、化粧持ちに優れ、良好な使用感を得ることができる点から、比表面積が10〜100m2/gであるのが好ましく、15〜95m2/gがより好ましい。
成分(C)の酸化亜鉛は、そのまま使用することができるが、必要に応じて、例えば、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、アミノ酸系化合物、レシチン、アルキルシラン、油剤、有機チタネート等の表面処理剤の疎水化処理したものを用いることもできる。酸化亜鉛の分散性を向上させる点から、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状シリコーン、片末端又は両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン、架橋型シリコーン、シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン等のシリコーン系化合物で表面処理したものが好ましく、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンで表面処理したものがより好ましく、メチルハイドロジェンポリシロキサンで表面処理したものがさらに好ましい。
なお、酸化亜鉛を疎水化処理した場合、成分(C)の含有量や平均粒子径、比表面積は、疎水化処理した剤を含めての質量や平均粒子径、比表面積を意味する。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、化粧持ちに優れ、良好な使用感を得ることができる点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.4質量%以上が好ましく、0.7質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、7質量%がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.1〜20質量%であり、0.4〜10質量%が好ましく、0.7〜7質量%がより好ましく、1〜5質量%がさらに好ましい。
成分(D)のグリセリン脂肪酸エステルは、25℃で固体のものである。25℃で固体とは、25℃において半固体〜固体の性状を示すことをいう。
グリセリン脂肪酸エステルは、トリエステルが好ましく、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーし、しかも、長時間経過後においても、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーするという持続性に優れ、高温での保存安定性に優れる点から、炭素数20〜28の脂肪酸のトリグリセライドがより好ましく、炭素数20〜24の脂肪酸のトリグリセライドがさらに好ましく、トリベヘニンがよりさらに好ましい。
成分(D)は、1種又は2種以上を用いることができ、その含有量は、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーし、しかも、長時間経過後においても、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーするという持続性に優れ、高温での保存安定性に優れる点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.2質量%以上が好ましく、0.4質量%以上がより好ましく、0.6質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、4質量%がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に0.1〜20質量%であり、0.2〜10質量%が好ましく、0.4〜4質量%がより好ましく、0.6〜3質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(A)に対する成分(D)の質量割合(D)/(A)は、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーし、しかも、長時間経過後においても、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーするという持続性に優れ、高温での保存安定性に優れる点から、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.2以上がさらに好ましく、0.5以上がよりさらに好ましく、8以下が好ましく、6以下がより好ましく、4以下がさらに好ましく、2.5以下がよりさらに好ましい。また、成分(A)に対する成分(D)の質量割合(D)/(A)は、0.05〜8が好ましく、0.1〜6がより好ましく、0.2〜4がさらに好ましく、0.5〜2.5がよりさらに好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(D)の質量割合(D)/(B)は、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーし、しかも、長時間経過後においても、毛穴の開きの目立ちを抑制し、毛穴黒ずみをカバーするという持続性に優れ、高温での保存安定性に優れる点から、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.2以上がさらに好ましく、0.3以上がよりさらに好ましく、10以下が好ましく、7以下がより好ましく、5以下がさらに好ましく、3以下がよりさらに好ましい。また、成分(B)に対する成分(D)の質量割合(D)/(B)は、0.05〜10が好ましく、0.1〜7がより好ましく、0.2〜5がさらに好ましく、0.3〜3がよりさらに好ましい。
本発明において、水の含有量は、油中水型乳化化粧料として、調製可能な量であれば特に制限されないが、使用感や保存安定性に優れる点から、全組成中に10〜85質量%であるのが好ましく、20〜75質量%がより好ましく、30〜65質量%がさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、前記成分(C)以外の粉体を含有することができる。前記以外の粉体としては、化粧料に通常用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず用いることができる。具体的には、ベンガラ、水酸化鉄、チタン酸鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、カーボンブラック、紺青、群青、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の有色顔料類;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化セリウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、スメクタイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、シリカ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、合成セリサイト等の白色又は体質顔料類;魚鱗箔、酸化チタン被覆雲母(雲母チタン)、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、酸化チタン被覆着色雲母、酸化チタン酸化鉄被覆雲母、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、低次酸化チタン被覆雲母、雲母、酸化チタン被覆合成雲母、酸化チタン被覆板状シリカ、中空板状酸化チタン、酸化鉄被覆雲母、板状酸化鉄(MIO)、アルミニウムフレーク、ステンレスフレーク、酸化チタン被覆板状アルミナ、真珠殻、金箔、金蒸着樹脂フィルム、金属蒸着樹脂フィルム等のパール顔料(光輝性粉体)類;オルガノポリシロキサンエラストマー、ポリメチルシルセスキオキサン、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、セルロースパウダー等の有機粉体類;赤色104号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、赤色202号、黄色4号、黒色401号等の有機タール系顔料、有機色素及びそのレーキ化物類が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
本発明で用いる粉体は、いずれも、そのまま使用することができ、これらの1種又は2種以上が疎水化処理されたものを用いることもできる。疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、アミノ酸系化合物、レシチン、アルキルシラン、油剤、有機チタネート等の表面処理剤を用い、乾式処理、湿式処理等を行えばよい。
表面処理剤の具体例としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルアルコキシシラン、フッ素変性シリコーン等のフッ素系化合物;ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状シリコーン、片末端又は両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン、架橋型シリコーン、シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン等のシリコーン系化合物;ステアリン酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸;プロリン、ヒドロキシプロリン、アラニン、グリシン、サルコシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、リジン及びそれらの誘導体等のアミノ酸系化合物;レシチン、水添レシチン;メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン等のアルキルシラン;ポリイソブチレン、ワックス、油脂等の油剤;トリイソステアリン酸イソプロピルチタン等の有機チタネートなどが挙げられる。
また、本発明で用いる粉体は、更に、これらの1種又は2種以上が親水化処理されたものを用いることもできる。親水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されない。
例えば、アラビアゴム、トラガカント、アラビノガラクタン、ローカストビーンガム(キャロブガム)、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、デオキシリボ核酸(DNA)及びその塩等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールシラン等のポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子など、さらに、シリカなど無機ケイ酸系化合物などが挙げられる。
本発明の油中水型乳化化粧料は、25℃で液状の油成分を含有することができる。25℃で流動性を有する油成分であり、流動性を有する限りペースト状の油性成分も含まれる。
かかる25℃で液状の油成分としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ミネラルオイル、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;アボガド油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、パーム油。ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、ヒマワリ油、ツバキ油、トウモロコシ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸オレイル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール等の脂肪酸エステル;ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油;クリーム状やペースト状の油性分として、トリラノリン脂肪酸グリセリル、軟質ラノリン脂肪酸、ワセリン、分岐又はヒドロキシル化した脂肪酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット等)、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド、乳酸ミリスチル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸(フィトルテリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)等が挙げられる。
25℃で液状の油成分の含有量は、油中水型乳化化粧料としての形態を維持する点、良好な使用感、保存安定性の点から、全組成中に1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、10質量%以上がさらに好ましく、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、35質量%以下がさらに好ましい。また、25℃で液状の油成分の含有量は、全組成中に1〜60質量%が好ましく、2〜50質量%がより好ましく、10〜35質量%がさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、前記以外の油性成分、界面活性剤、水溶性高分子、香料、保湿剤、美容成分、薬効成分、紫外線吸収剤、増粘剤、殺菌剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、無機塩等を含有することができる。
本発明の油中水型乳化化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、液状、乳液液、ペースト状、クリーム状、ジェル状等の剤型にすることができ、乳液状、クリーム状が好ましい。
また、本発明の油中水型乳化化粧料は、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、ほお紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメイクアップ化粧料;日やけ止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料などとして適用することができる。なかでも、化粧下地、リキッドファンデーションがより好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、単品のみの使用においても、リキッドファンデーションやパウダーファンデーション・白粉等の粉体化粧料の重ね付けにおいても使用することができる。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)シリコーン樹脂球状弾性粉体 0.1〜30質量%、
(B)有機シリコーン樹脂 0.01〜10質量%、
(C)平均粒子径が10〜100nmの酸化亜鉛 0.1〜20質量%、
(D)25℃で固体のグリセリン脂肪酸エステル 0.1〜20質量%
を含有する油中水型乳化化粧料。
<2>成分(A)のシリコーン樹脂球状弾性粉体が、好ましくは、ゴム弾性が5〜80であって、10〜50がより好ましい前記<1>記載の油中水型乳化化粧料。
<3>成分(A)のシリコーン樹脂球状弾性粉体が、好ましくは、平均粒子径1〜50μmであって、2〜15μmがより好ましい前記<1>又は<2>記載の油中水型乳化化粧料。
<4>成分(A)が、好ましくは、シリコーンゴム粉体、シリコーン樹脂被覆シリコーンゴム粉体であって、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーがより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<5>成分(A)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.3質量%以上であって、0.7質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、4質量%がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<4>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<6>成分(B)の有機シリコーン樹脂が、好ましくは、(B−1)アルキルシルセスキオキサン樹脂、(B−2)トリメチルシロキシケイ酸、(B−3)フッ素変性シリコーン樹脂であって、(B−1)ポリプロピルシルセスキオキサンがより好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<7>成分(B)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.1質量%以上であって、0.4質量%以上がより好ましく、0.6質量%がさらに好ましく、7質量%以下が好ましく、4質量%以下がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<6>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<8>成分(C)の酸化亜鉛が、好ましくは、平均粒子径20〜80nmである前記<1>〜<7>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<9>成分(C)の酸化亜鉛が、好ましくは、比表面積が10〜100m2/gであって、15〜95m2/gがより好ましい前記<1>〜<8>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<10>成分(C)の酸化亜鉛が、好ましくは、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、アミノ酸系化合物、レシチン、アルキルシラン、油剤、有機チタネートで疎水化処理したものであって、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状シリコーン、片末端又は両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン、架橋型シリコーン、シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン等のシリコーン系化合物で表面処理したものがより好ましく、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンで表面処理したものがさらに好ましく、メチルハイドロジェンポリシロキサンで表面処理したものがよりさらに好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<11>成分(C)の含有量は、好ましくは、全組成中に0.4質量%以上であって、0.7質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、7質量%がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<12>成分(D)のグリセリン脂肪酸エステルが、好ましくは、トリエステルであって、炭素数20〜28の脂肪酸のトリグリセライドがより好ましく、炭素数20〜24の脂肪酸のトリグリセライドがさらに好ましく、トリベヘニンがよりさらに好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<13>成分(D)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.2質量%以上であって、0.4質量%以上がより好ましく、0.6質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、4質量%がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<12>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<14>成分(A)に対する成分(D)の質量割合(D)/(A)が、好ましくは、0.05以上であって、0.1以上がより好ましく、0.2以上がさらに好ましく、0.5以上がよりさらに好ましく、8以下が好ましく、6以下がより好ましく、4以下がさらに好ましく、2.5以下がよりさらに好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<15>成分(B)に対する成分(D)の質量割合(D)/(B)が、好ましくは、0.05以上であって、0.1以上がより好ましく、0.2以上がさらに好ましく、0.3以上がよりさらに好ましく、10以下が好ましく、7以下がより好ましく、5以下がさらに好ましく、3以下がよりさらに好ましい前記<1>〜<14>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<16>水の含有量が、好ましくは、全組成中に10〜85質量%であって、20〜75質量%がより好ましく、30〜65質量%がさらに好ましい前記<1>〜<15>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
実施例1〜9及び比較例1〜3
表1に示す組成の油中水型乳化化粧料(ファンデーション)を製造し、毛穴の目立ちが気になる女性にファンデーションを塗布した際の毛穴の開きの目立ちにくさ、毛穴の黒ずみのカバー力、6時間後の毛穴の開きの目立ちにくさ、6時間後の毛穴の黒ずみのカバー力、毛穴にファンデーションの溜まらなさ及び高温安定性を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
油相成分、水相成分をそれぞれ加温溶解し、油相成分に粉体成分を加え分散させた。これに水相成分を添加し、ホモミキサーで撹拌して乳化させた後、室温まで冷却して、油中水型乳化化粧料(ファンデーション)を得た。
(評価方法)
(1)毛穴の開きの目立ちにくさ:
5名の専門パネラーが、油中水型乳化化粧料を肌に塗布した直後の毛穴の開きの目立ちにくさについて、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;毛穴の開きが目立たない。
4;毛穴の開きがあまり目立たない。
3;毛穴の開きがやや目立つ。
2;毛穴の開きが目立つ。
1;毛穴の開きがかなり目立つ。
(2):
5名の専門パネラーが、油中水型乳化化粧料を肌に塗布した直後の毛穴の黒ずみのカバー力について、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;毛穴の黒ずみをしっかりカバーできている。
4;毛穴の黒ずみをカバーできている。
3;毛穴の黒ずみをややカバーできている。
2;毛穴の黒ずみをあまりカバーできていない。
1;毛穴の黒ずみをカバーできていない。
(3)6時間後の毛穴の開きの目立ちにくさ:
5名の専門パネラーが、油中水型乳化化粧料を肌に塗布した後、6時間経過後の毛穴の開きの目立ちにくさについて、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;毛穴の開きが目立たない。
4;毛穴の開きがあまり目立たない。
3;毛穴の開きがやや目立つ。
2;毛穴の開きが目立つ。
1;毛穴の開きがかなり目立つ。
(4)6時間後の毛穴の黒ずみのカバー力:
5名の専門パネラーが、油中水型乳化化粧料を肌に塗布した後、6時間経過後の毛穴の黒ずみのカバー力について、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;毛穴の黒ずみをしっかりカバーできている。
4;毛穴の黒ずみをカバーできている。
3;毛穴の黒ずみをややカバーできている。
2;毛穴の黒ずみをあまりカバーできていない。
1;毛穴の黒ずみをカバーできていない。
(5)毛穴にファンデーションの溜まらなさ:
5名の専門パネラーが、油中水型乳化化粧料を肌に塗布した後の毛穴の中のファンデーションの有無について、以下の基準で官能評価した。結果を5名の積算値で示した。
5;毛穴にファンデーションが溜まっていない。
4;毛穴にファンデーションがあまり溜まっていない。
3;毛穴にファンデーションがやや溜まっている。
2;毛穴にファンデーションが溜まっている。
1;毛穴にファンデーションがかなり溜まっている。
(6)高温安定性:
各油中水型乳化化粧料を45℃で、1ヶ月保存した後の外観を、目視で観察し、以下の基準で評価した。
3;外観に分離が見られない。
2;外観に分離がわずかに見られる。
1;外観に分離が顕著に見られる。
Figure 2017066092

Claims (7)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
    (A)シリコーン樹脂球状弾性粉体 0.1〜30質量%、
    (B)有機シリコーン樹脂 0.01〜10質量%、
    (C)平均粒子径が10〜100nmの酸化亜鉛 0.1〜20質量%、
    (D)25℃で固体のグリセリン脂肪酸エステル 0.1〜20質量%
    を含有する油中水型乳化化粧料。
  2. 成分(A)の平均粒子径が、1〜50μmである請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
  3. 成分(A)に対する成分(D)の質量割合(D)/(A)が、0.05〜8である請求項1又は2記載の油中水型乳化化粧料。
  4. 成分(D)が、炭素数20〜28の脂肪酸のトリグリセライドである請求項1〜3のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
  5. 成分(D)が、トリベヘニンである請求項1〜4のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
  6. 成分(B)に対する成分(D)の質量割合(D)/(B)が、0.05〜10である請求項1〜5のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
  7. 成分(B)が、ポリプロピルシルセスキオキサンである請求項1〜6のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
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