本発明の一実施例に係る制御装置は、バンドの第1方向への移動は自由であるが前記第1方向と反対方向の第2方向への移動は選択的に具現されるようにする装置であって、前記バンドの一側端が挿入される挿入空間と前記挿入空間に挿入された前記バンドの一側端が流出する流出空間を具備するボディー部;および前記ボディー部の外側に突出しないように前記ボディー部の内部空間に位置し、回転軸を基準として第1位置と第2位置との間で位置変化が可能であり、前記第1位置である場合、前記バンドと接触したまま前記バンドの前記第1方向への移動を自由にするものの、前記第2位置である場合、前記バンドと非接触したまま前記バンドの前記第2方向への移動を自由にするバンド制御部;第3位置に位置して前記バンド制御部が前記第1位置に位置するようにし、前記バンド制御部を前記第1位置から前記第2位置に位置変化させるように、前記バンド制御部と接触した状態で前記第3位置から第4位置に位置変化される外力伝達部;を含むことができる。
以下では図面を参照して本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の思想は提示される実施例に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同一思想の範囲内で他の構成要素を追加、変更、削除等を通して、退歩的な他の発明や本発明思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができ、これも本願の発明思想の範囲内に含まれるべきである。
また、各実施例の図面に示される同一思想の範囲内の機能が同じである構成要素は、同一の参照符号を使用して説明する。
以下で説明する本発明に係る制御装置は、カバン、靴、衣類、ベルトおよび時計バンドなどの多様な製品に活用され得、さらに、サスベンダーなどに使用されて長さの微細調節が可能であるように使用されてもよい。
図1は本発明の第1実施例に係る制御装置を含むバンド調節装置を説明するための概略斜視図であり、図2は本発明の第1実施例に係る制御装置を含むバンド調節装置を説明するための概略正面図である。
また、図3は図1のAA線に沿った概略断面図であり、図4は本発明の第1実施例に係る制御装置を説明するための概略分解斜視図である。
図1〜図4を参照すると、本発明に係るバンド調節装置10は、バンドBと制御装置100を含むことができる。
制御装置100は、バンドBの第1方向D1への移動を自由にする反面、前記第1方向D1と反対の第2方向D2への前記バンドBの移動は選択的に具現されるようにする一種のバックルであり得る。
前記制御装置100は、ボディー部110、バンド制御部120および外力伝達部140を含むことができ、概略的に前記ボディー部110は前記制御装置100の外観を提供することができる。
前記ボディー部110は、前記バンドBの一側端が挿入される挿入空間S1と前記挿入空間S1に挿入された前記バンドBの一側端が流出する流出空間S2を具備する構成要素であり得る。
前記バンド制御部120は、前記ボディー部110の外側に突出しないように前記ボディー部110の内部空間S3に位置し、回転軸を基準として第1位置と第2位置との間で位置変化が可能であり得、前記第1位置である場合、前記バンドBと接触したまま前記バンドBの前記第1方向D1への移動を自由にするものの、前記第2位置である場合、前記バンドBと非接触したまま前記バンドBの前記第2方向D2への移動を自由にする構成要素であり得る。
そして、前記外力伝達部140は、第3位置に位置して前記バンド制御部120が前記第1位置に位置するようにし、前記バンド制御部120を前記第1位置から前記第2位置に位置変化させるように、前記バンド制御部120と接触した状態で前記第3位置から第4位置に位置変化する構成要素であり得る。
ここで、位置に対する用語を定義すると、前記第1位置および前記第3位置は図3に図示された位置であり得、前記第2位置および前記第4位置は図6に図示された位置であり得る。
前記外力伝達部140は、前記バンドBの第2方向D2への移動を実現するための一種のスイッチであり得、ユーザーの外力をバンド制御部120に伝達する機能を遂行することができる。
前記外力伝達部140は、前記バンド制御部120を前記第1位置から前記第2位置に位置変化させるために、前記第3位置から前記第4位置に直線運動することができる。
この時、前記バンド制御部120は前記外力伝達部140の直線運動によって回転することができ、このような回転運動によって前記第1位置から前記第2位置に位置変化することができる。
ここで、前記第1位置および前記第2位置は、前記バンド制御部120の回転運動によって規定される位置であり得、前記第3位置および前記第4位置は、前記外力伝達部140の直線運動によって規定される位置であり得る。
具体的には、前記第3位置および前記第4位置は、前記外力伝達部140の水平方向への直線運動によって規定される位置であり得る。
一方、前記外力伝達部140は前記バンド制御部120とバンドBの間に位置することができ、前記外力伝達部140の第3位置および前記第4位置の相互間の位置移動を実現するために、前記ボディー部110は貫通して形成される貫通部111を具備することができる。
前記貫通部111は、前記ボディー部110の内部空間S3を規定する前方側壁112、後方側壁114、上方側壁116および下方側壁118のうち前記上方側壁116と前記下方側壁118に形成され得る。
前記貫通部111は、前記バンドBの移動方向、すなわち、水平方向に沿って所定の長さで長く貫通して形成され得、前記外力伝達部140は前記貫通部111に挿入されて前記貫通部111内での位置移動が可能に配置され得る。
前記外力伝達部140は、前記内部空間S3に位置して前記バンド制御部120との接触によって前記バンド制御部120を前記第1位置から前記第2位置に変化させる接触部142および前記内部空間S3の外側に位置して前記接触部142の位置移動に必要な外力が印加されるようにする外力印加部144を具備することができる。
ここで、前記外力印加部144のうち少なくとも一つは組立容易性のために前記接触部142と着脱可能であり得る。
つまり、前記外力印加部144はユーザーの指による外力が提供される構成要素であり得、前記接触部142は前記外力印加部144と連結されて前記接触部142と連動して移動する構成要素であり得る。
前記バンド制御部120は、前記前方側壁112の内側面に位置する基準部122および前記基準部122から前記内部空間S3に位置した前記バンドBを傾斜して形成するか丸みを有して形成される変化部124を具備することができる。
ここで、前記基準部122は、前記バンド制御部120が前記第1位置から前記第2位置に変化するための回転軸を提供することができる。
前記基準部122は図面に図示された通り、所定の大きさの空間を形成する円弧状に形成され得るが、必ずしもこれに限定されず、内部が中実の構造でもよい。
前記基準部122と前記ボディー部110の前方側壁112の内側面の接触面は、丸みを有して形成されて前記バンド制御部120の回転運動を容易にさせることができる。
そして、前記バンド制御部120は前記前方側壁112の内側面から突出して形成される第1突出部119により第1方向D1への移動が制限され得る。
一方、前記バンド制御部120が外力による外力伝達部140の位置移動によって第1位置から第2位置に変化した後、前記外力が除去されると、前記バンド制御部120は前記内部空間S3に位置する弾性部130により前記第2位置から前記第1位置に自動で復帰され得る。
ここで、前記バンド制御部120は前記弾性部130により挿入空間S1側に加圧、すなわち、前記第2方向D2に加圧されるが、前記弾性部130による加圧力にもかかわらず、前記ボディー部110の挿入空間S1側に形成される第1固定部117により前記ボディー部110の挿入空間S1側に安定的に位置することができる。
つまり、前記バンド制御部120は前記基準部122と前記ボディー部110の前方側壁112の内側面との接触および前記基準部122と前記第1固定部117との接触により、前記バンド制御部120にかかる荷重に対して支持荷重が最大化されるようになる。
前記第1固定部117は前記ボディー部110が折り曲げられて形成されるが、必ずしもこれに限定されず、多様な方法によって形成され得る。
前記弾性部130は、前記バンド制御部120が前記外力伝達部140により前記第1位置から前記第2位置に位置変化する場合に弾性変形され得、前記外力伝達部140に加えられた外力が除去されると、弾性変形による復元力によって前記バンド制御部120を前記第2位置から前記第1位置に復帰させることができる。
一方、前記ボディー部110は流出空間S2側に弾性部130の位置を固定する第2固定部115を具備することができる。
前記第2固定部115は、前記外力伝達部140により前記バンド制御部120が前記第1位置から前記第2位置に移動する場合、前記弾性部130が前記第1方向D1に移動することを防止するように前記流出空間S2側に提供されて前記弾性部130と接触する構成要素であり得る。
前記弾性部130は、前記ボディー部110の流出空間S2側の内側面に接触する支持部132、前記支持部132から前記バンドBに向かって傾斜して延びる弾性力提供部134、前記支持部132から切開された後に第1角度で折り曲げられる翼部136および前記翼部136の間に位置し、前記第1角度よりも大きい第2角度で折り曲げられる押され防止部138を含むことができる。
ここで、前記第2角度は前記支持部132を基準として概略90度であり得る。
前記第2固定部115は前記ボディー部110が複数回折り曲げられて形成され得、両側には前記弾性部130の翼部136が挿入され得るようにする空間S4が形成され得る。
前記空間S4に前記翼部136が挿入される場合、前記空間S4が形成された前記第2固定部115の一面には押され防止部138が接触することができる。
前記押され防止部138は、前記第2固定部115の一面との接触によって前記弾性力提供部134が弾性変形されて発生する流出空間S2側への押され現象を防止することができる。
前記弾性部130は前記ボディー部110の前方側壁112の内側面に突出して形成される第2突出部113により安定的に位置固定され得る。
図5および図6は、本発明の第1実施例に係る制御装置によってバンドが移動する原理を説明するための図面である。
図5および図6を参照すると、本発明の第1実施例に係る制御装置100にバンドBが挿入空間S1に流入すると、前記バンドBは前記バンド制御部120と接触したまま第1方向D1への移動は自由であり得る。
ただし、第1方向D1の反対方向である第2方向D2への移動は前記バンド制御部120がバンドBの係止部B1に係止されるため不可能となり得る。
ここで、前記第2方向D2への移動を自由にするために、外力を外力伝達部140に印加して前記外力伝達部140を前記第1方向D1に移動させることができる。
前記外力伝達部140が前記第1方向D1に移動すると、前記バンド制御部120が回転軸を基準として回転して前記バンドBの係止部B1から分離されるようになり、前記バンドBは第2方向D2に自由に移動することができる。
この時、弾性部130は弾性変形され得、前記外力を除去すると、前記バンド制御部120および外力伝達部140は前記弾性部130の弾性変形による復元力によって元の位置に復帰され得る。
前記内部空間S3は、ボディー部110の前方側壁112と後方側壁114の間に前記バンドBが位置する場合、前記バンド制御部120の位置が前記第1位置であるか前記第2位置であるかに関わらず、一定の大きさを有することができる。
すなわち、前記内部空間S3は前記外力伝達部140の位置および前記バンド制御部120の位置に関わらず、一定の大きさを有することができるのである。
一方、前記バンドBが前記第1方向D1に移動する場合および前記バンド制御部120が前記バンドBの係止部B1に係止される場合、前記バンドBの係止部B1が形成される一面の反対面は前記後方側壁114と接触するようになって前記後方側壁114が前記バンドBを支持する構造となる。
これによって、前記バンド制御部120が前記バンドBに加えられる荷重にもかかわらず、支持荷重が向上して前記バンドBの破損を防止することができ、全体としてスリム化が可能であるという利点がある。
そして、前記バンドBを前記第2方向D2に移動させようとする場合、ユーザーは一方の手で前記外力伝達部140のみを把持し、他方の手で前記バンドBを把持した後、前記バンドBを前記第2方向D2に移動させる外力さえ印加すれば、前記バンドBの係止部B1に係止されていたバンド制御部120が自然に解除されるため、便宜性が増大する効果がある。
一方、本発明の第1実施例に係る制御装置100は、前記外力伝達部140の直線運動の有無を調節できる構成要素を具備することができ、例えば、楔の形態のスイッチがボディー部100に位置移動可能に装着され、前記スイッチによって前記外力伝達部140の直線運動を不可能にすることができる。
もちろん、前記外力伝達部140の直線運動を可能にするためには、前記スイッチを移動させて前記外力伝達部140の干渉を解除すればよい。
図7は本発明の第1実施例に係る制御装置に提供されるバンド制御部がボディー部に装着される方法に対する多様な実施例を図示した図面であり、図8は本発明の第1実施例に係る制御装置に提供されるバンド制御部の変形例を説明するための図面である。
図7(a)を参照すると、バンド制御部120はボディー部110にピンP1により固定され得る。この時、基準部122により提供される空間に前記ピンP1が挿入される。
一方、バンド制御部120は、ボディー部110の上方側壁116および下方側壁118の内面のうち一部が内部空間S3に突出し、突出した部分が基準部122により提供される空間に挿入されて前記ボディー部110に固定され得る。
例えば、図7(b)に図示された通り、バンド制御部120はボディー部110の所定領域Rが切開された後に折り曲げられて前記ボディー部110に固定され得る。この時、基準部122により提供される空間に前記所定領域Rが挿入される。
図7(c)を参照すると、バンド制御部120はボディー部110にスプリングによって長さ調節が可能なピンP2により固定され得る。この時、基準部122により提供される空間に前記ピンP2が挿入される。
バンド制御部120’の基準部122’は図8(a)に図示された通り、変化部124’から前方側壁112に向かって折り曲げられて形成され得、図8(b)に図示された通り、前記バンド制御部120”の基準部122”は変化部122”から後方側壁114に向かって折り曲げられて形成され得る。
ここで、図7を参照して説明した方法により、前記バンド制御部120’、120”はボディー部110上に回転可能に固定され得る。
例えば、前記バンド制御部120’はピンP1等によって前記ボディー部110上に安定的に回転可能に固定され得る。
一方、前記バンド制御部120’、120”は、前記ボディー部110上での安定した位置固定を最大化するために、第1固定部117と接触する補助部126’、126”を具備することができる。
前記補助部126’、126”は、前記基準部122’、122”の間で変化部124’、124”から丸みを帯びるか傾斜して折り曲げられて形成され得、前記バンド制御部120’、120”は前記補助部126’、126”によって弾性部130による加圧力にもかかわらず、安定的に前記ボディー部110上に位置固定され得る。
前方側壁112または後方側壁114に向かって折り曲げられて形成され得、図7を参照して説明した方法によりボディー部110上に回転可能に固定され得る。
図9は、本発明の第2実施例に係る制御装置の内部構成図である。図9を参照すると、本発明の第2実施例に係る制御装置200は図1〜図8を参照して説明した本発明の第1実施例に係る制御装置100と比較する時、弾性部130が省略された構造であり得る。
本発明の第2実施例に係る制御装置200はバンド制御部220を含むことができ、前記バンド制御部220はボディー部210と一体に形成され得る。
前記バンド制御部220は前記ボディー部210の挿入空間S1側の一部が折り曲げられて内部空間S3に位置することができる。
具体的には、前記バンド制御部220は前記ボディー部210から折り曲げられた後、前記内部空間S3に位置できるバンドBに向かって傾斜して形成されるか丸みを有して形成される変化部224を具備することができる。
この時、外力伝達部240は外力による前記変化部224との接触によって前記バンド制御部220を前記第1位置から前記第2位置に変化させることができる。
一方、前記バンド制御部220は前記外力伝達部240に加えられる外力が除去されると、自ら保有している弾性によって前記第2位置から前記第1位置に復帰され得る。
図10は本発明の第3実施例に係る制御装置を含むバンド調節装置を説明するための概略斜視図であり、図11および図12は本発明の第3実施例に係る制御装置によってバンドが移動する原理を説明するための図面である。
図10〜図12を参照すると、本発明の第3実施例に係る制御装置300は前記各実施例と比較する時、外力提供部350がさらに含まれた構造であり得る。
前記外力提供部350は、外力伝達部340を貫通部311内で位置移動可能にする構成要素であり得、ユーザーによる外力によって前記外力提供部350が移動すると、外力伝達部340が位置移動され得る。
前記外力提供部350は図11および図12に図示された通り、前記外力伝達部340に回転可能に連結され得、前記回転によって前記ボディー部310との干渉が解除されて前記外力伝達部340の位置移動が具現されるようにすることができる。
ボディー部310の上方側壁316および下方側壁318のうち少なくとも一つは、前記外力提供部350との接触によって前記外力提供部350の回転を拘束するように突出して形成される回転拘束部359を具備することができる。
したがって、前記外力提供部250を回転させて前記ボディー部310との干渉を解除するためには、前記回転拘束部359を通ることができるようにする外力が必要となる。
一方、図10〜図12では前記外力提供部350が後方側壁314側に位置したものを図示したが、必ずしもこれに限定されず、前方側壁側に位置してもよい。
図13は、本発明の第4実施例に係る制御装置を含むバンド調節装置を説明するための概略斜視図である。図13を参照すると、本発明の第4実施例に係る制御装置400は、バンドBが連結されたベルトVと連結されるようにするためのベルト連結部416a、418aを含むことができる。
ここで、ボディー部410は内部空間を規定する前方側壁412、上方側壁416および下方側壁418を具備することができ、前記ベルト連結部416a、418aは前記上方側壁416および前記下方側壁418の端部からそれぞれ前記第1方向D1に延びた後、相互に向かって折り曲げられて前記バンドBが連結されたベルトVが連結されるようにすることができる。
前記ベルト連結部416a、418aは前記ベルトVが折り畳まれることを防止するように、屈曲して形成され得る。
また、前記ベルト連結部416a、418aは互いに連結されて一体に形成されてもよい。
図14は本発明の第5実施例に係る制御装置を含むバンド調節装置を説明するための概略斜視図であり、図15は本発明の第5実施例に係る制御装置を図示した概略分解斜視図であり、図16は図14のBB線に沿った概略断面図である。
図14〜図16を参照すると、本発明の第5実施例に係る制御装置500は前述した各実施例と比較する時、外力提供部550がさらに含まれた構造であり得る。
前記外力提供部550は外力伝達部540を貫通部511内で位置移動可能にする構成要素であり得、ユーザーによる外力によって前記外力提供部550が移動すると、外力伝達部540が位置移動され得る。
言い換えれば、前記外力提供部550が直線運動をするようになると、前記外力伝達部540は第3位置から第4位置に移動することができる。
一方、前記外力提供部550は本発明の第5実施例に係る制御装置500の前方側の外観を形成することができ、このため、前述した各実施例とは異なって以下ではボディー部510の側壁に対する定義を改める。
すなわち、ボディー部510は、内部空間S3を規定する前方側壁512、後方側壁514、上方側壁516および下方側壁518を具備することができ、貫通部511は前記上方側壁516および前記下方側壁518にバンドBの移動方向に沿って所定の長さで長く貫通して形成され得る。
ここで、外力提供部550はねじ締結方式等を通して前記外力伝達部540と連結され得、前記外力伝達部540の位置移動に必要な外力を提供するように、前記後方側壁514と対向する側に配置されるか、後方側壁514側に配置され得る。
前記外力提供部550は前記上方側壁516および前記下方側壁518の少なくとも一部を包囲することができ、具体的には、前記後方側壁514と対向する側に配置される前方側カバー部552、前記前方側カバー部552から前記上方側壁516および前記下方側壁518にそれぞれ延びる上方側カバー部554および下方側カバー部556を具備することができる。
前記外力伝達部540は前記上方側カバー部554および前記下方側カバー部556と連結され得、前記前方側カバー部552は前方側壁512の前方側に位置することができる。
つまり、前記外力提供部550は前記ボディー部510の外側に配置されて前記ボディー部510の前方側壁512および前記ボディー部510の後方側壁514のうち少なくとも一つをカバーすることができ、前記ボディー部510の上方側壁516および前記ボディー部の下方側壁518のうち少なくとも一つをカバーすることもできる。
これはユーザーの便宜性により外力提供部550がカバーする対象を自由に調節できるということを意味する。
図17および図18は、本発明の第5実施例に係る制御装置によってバンドが移動する原理を説明するための図面である。
図17および図18を参照すると、本発明の第5実施例に係る制御装置500にバンドBが挿入空間S1に流入すると、前記バンドBは前記バンド制御部520と接触したまま第1方向D1への移動は自由であり得る。
ただし、第1方向D1の反対方向である第2方向D2への移動は前記バンド制御部520がバンドBの係止部B1に係止されるため不可能となり得る。
ここで、前記第2方向D2への移動を自由にするために、外力を外力提供部550に印加して前記外力伝達部540を前記第1方向D1に移動させることができる。
前記外力提供部550および前記外力伝達部540が前記第1方向D1に移動すると、前記バンド制御部520が回転軸を基準として回転して前記バンドBの係止部B1から分離されるようになり、前記バンドBは第2方向D2に自由に移動することができる。
この時、弾性部530は弾性変形され得、前記外力を除去すると、前記バンド制御部520、前記外力伝達部540および前記外力提供部550は前記弾性部530の弾性変形による復元力によって元の位置に復帰され得る。
一方、前記内部空間S3はボディー部510の前方側壁512と後方側壁514の間に前記バンドBが位置する場合、前記バンド制御部520の位置が前記第1位置であるか前記第2位置であるかに関わらず、一定の大きさを有することができる。
すなわち、前記内部空間S3は前記外力伝達部540の位置および前記バンド制御部520の位置に関わらず、一定の大きさを有することができるのである。
図19は本発明の第5実施例に係る制御装置の第1変形例を図示した図面であり、図14〜図18を参照して説明した実施例でボディー部510の前方側壁512が除去された構造であり得る。
図20は本発明の第5実施例に係る制御装置の第2変形例を図示した図面であり、図14〜図18を参照して説明した実施例で外力提供部550の後方側カバー部558が追加された構造であり得る。
前記外力提供部550は前方側カバー部552と対向する後方側カバー部558をさらに具備することができ、これによって前記ボディー部510の少なくとも一部を包囲することができる。
図21および図22は、本発明の実施例に係る制御装置の使用例を図示した図面である。
本発明の実施例に係る制御装置は、カバン、靴、衣類、ベルトおよび時計バンドなどの多様な製品に活用され得る。
図21に図示された通り、本発明の実施例に係る制御装置はベルトのバックルとして活用され得る。
このために、バンドBが連結されたベルトVを制御装置のボディー部に連結できる構成要素が必要であり、具体的には、連結環360およびベルト連結部370が必要となり得る。
前記連結環360は概略C字状に形成され得、前記ベルト連結部370は連結ボディー372および加圧部374を含むことができる。
前記連結ボディー372はバンドBが挿入され得る挿入ホールH1を具備することができ、後方側は一部が開放され得る。
前記加圧部374は前記挿入ホールH1にベルトVが挿入されると、前記連結ボディー372に挿入され得、前記連結ボディー372の後方側に形成される側壁373により後方側への離脱が防止され得る。
前記加圧部374はねじK等が締結され得るねじホールH2を少なくとも一つ以上具備することができ、前記挿入ホールH1にベルトVが挿入され、前記加圧部374が前記連結ボディー372に挿入されると、前記ねじK等によって前記ベルトVは所定の位置に固定されて離脱が防止され得る。
言い換えれば、前記挿入ホールH2に前記ベルトVが挿入され、前記加圧部374が前記連結ボディー372に挿入されると、前記加圧部374の段差を有するように形成される側壁375は前記連結ボディー372の側壁373と接触され、このような接触による接触力によって前記ベルトVの離脱は防止され得る。
また、前記ねじKが前記ねじホールH2内で回転して前記ベルトVを加圧すればするほど、前記加圧部374は前記ベルトVと遠くなり、側壁375と前記連結ボディー372の側壁373の接触力は増加するため、前記ベルトVの離脱が発生しない。
図23は本発明の第6実施例に係る制御装置を図示した概略斜視図であり、図24は図23のCC線に沿った概略断面図、図25は本発明の第4実施例に係る制御装置のロック部のロック解除原理を説明するための図面である。
図23〜図25を参照すると、本発明の第6実施例に係る制御装置600は前述した各実施例と比較する時、ロック部670がさらに含まれた構造であり得る。
前記ロック部670は外力提供部650および外力伝達部640の非理想的な位置移動を遮断するための構成要素であって、一種のロック装置であり得る。
前記ロック部670は、ボディー部610の上方側壁616および下方側壁618のうち少なくとも一つとの接触によって前記外力伝達部640の位置移動の有無を制御することができる。
前記ロック部670は外力伝達部640の一側に連結され得、外力伝達部640が位置移動する経路、すなわち、貫通部611を規定する内面に接触して前記外力伝達部640が前記貫通部611内で位置移動が不可能なロック状態(図24に図示された状態)を実現することができる。
そして、前記ロック部670は、前記外力伝達部640の位置移動によって前記貫通部611を規定する内面に非接触して前記外力伝達部640が前記貫通部611内で位置移動が可能な解除状態(図25に図示された状態)を実現することができる。
ここで、前記解除状態を実現する前記外力伝達部640の位置移動方向は上方側壁616から下方側壁618に向かう方向またはその反対方向であり得る。
一方、前記外力伝達部640の一側と対応する外力提供部650の上方側カバー部654または下方側カバー部656は、前記ロック部670が前記ロック状態から前記解除状態に状態変化できるように前記ロック部670を収容できる収容空間である逃げ部657を具備することができる。
前記外力提供部650の上方側カバー部654から突出した前記外力伝達部640の他方を押すと、前記外力伝達部640は上方側壁616から下方側壁618に向かう方向に位置移動され、これによって、ロック部670は貫通部611を規定する内面から前記下方側カバー部656の逃げ部657に移動する。
つまり、この状態で外力提供部650および外力伝達部640はバンドBの第2方向への移動が可能であるように位置移動することができるのである。
ここで、前記外力伝達部640の他方を押していた外力を除去すると、前記外力伝達部640は下方側壁618から上方側壁616に向かう方向に移動することができ、言い換えれば元の位置に復帰され得る。
これは弾性スプリングの一種である復帰部Eにより具現され得、前記復帰部Eは前記外力伝達部640の他方と前記外力伝達部640の他方と対応する上方側カバー部654または下方側カバー部656の間に配置されて、前記解除状態の前記ロック部670を前記ロック状態に復帰させることができる。
図26は図23のCC線に沿った他の概略断面図であり、図27は図26に係る制御装置のロック部のロック解除原理を説明するための図面である。
図26および図27に図示されたロック部670’は図24および図25とは異なり、一部が切開された環状であり得、これによって、貫通部611も前記ロック部670’と対応する円形状を含むことができる。ここで、前記貫通部611は円形状と共に外力伝達部640’の直線運動を実現するために、円形状である部分より小さいが多少長く形成される部分を含むことができる。
前記ロック部670’は一部が切開された環状に形成されて外力伝達部640’の下側から差し込まれて前記外力伝達部640’に固定され得る。
図28は本発明の第7実施例に係る制御装置を図示した概略斜視図であり、図29および図30は図28のDD線に沿った概略断面図である。
図28〜図30を参照すると、本発明の第7実施例に係る制御装置700は前述した各実施例と比較する時、ロック部770がさらに含まれた構造であり得る。
前記ロック部770は外力提供部750および外力伝達部740の非理想的な位置移動を遮断するための構成要素であって、一種のロック装置であり得る。
前記ロック部770はボディー部710の上方側壁716および下方側壁718のうち少なくとも一つとの接触によって前記外力伝達部740の位置移動の有無を制御することができる。
ここで、前記ボディー部710の上方側壁716および下方側壁718のうち少なくとも一つは、前記ロック部770の少なくとも一部を収容ように貫通または陥入して形成される収容部713を具備することができる。
前記ロック部770は前記収容部713に収容されて前記外力伝達部740が前記貫通部711内で位置移動が不可能なロック状態を実現し、位置移動による前記収容部713からの分離によって前記貫通部711内で前記外力伝達部740が位置移動が可能な解除状態を実現することができる。
前記ロック部770は回転運動によって前記ロック状態と前記解除状態を実現することができ、図29に図示された通り、一つの部材で形成されるか、図30に図示された通り、複数の部材で形成されてもよい。
前記ロック状態から前記解除状態に状態変化するための外力が前記ロック部770に提供されると、外力提供部750および外力伝達部740はバンドBの第2方向D2への移動が可能であるように位置移動することができ、前記外力が除去されると、前記ロック部770は弾性スプリングの一種である復帰部Eにより元の位置に復帰して再びロック状態に変化され得る。
図31および図32は本発明の第8実施例に係るバンド調節装置を図示した概略斜視図であり、図33および図34は本発明の第8実施例に係るバンド調節装置に提供される制御装置とバンドを分離して図示した図面である。
そして、図35は図31のEE線に沿った概略断面図であり、図36は本発明の第8実施例に係るバンド調節装置を説明するための概略分解斜視図である。
図31〜図36を参照すると、本発明に係るバンド調節装置80はバンド900と制御装置800を含むことができる。
制御装置800はバンド900の第1方向D1への移動を自由にする反面、前記第1方向D1と反対の第2方向D2への前記バンド900の移動は選択的に具現されるようにする一種のバックルであり得る。
前記制御装置800は、ボディー部810、バンド制御部820および外力伝達部840を含むことができ、概略的に前記ボディー部810は前記制御装置800の外観を提供することができる。
前記ボディー部810は、前記バンド900の一側端が挿入される挿入空間S1と前記挿入空間S1に挿入された前記バンド900の一側端が流出する流出空間S2を具備する構成要素であり得る。
前記バンド制御部820は、前記ボディー部810の外側に突出しないように前記ボディー部810の内部空間S3に位置し、回転軸を基準として第1位置と第2位置との間で位置変化が可能であり得、前記第1位置である場合、前記バンド900と接触したまま前記バンド900の前記第1方向D1への移動を自由にするものの、前記第2位置である場合、前記バンド900と非接触したまま前記バンド900の前記第2方向D2への移動を自由にする構成要素であり得る。
そして、前記外力伝達部840は、第3位置に位置して前記バンド制御部820が前記第1位置に位置するようにし、前記バンド制御部820を前記第1位置から前記第2位置に位置変化させるように、前記バンド制御部820と接触した状態で前記第3位置から第4位置に位置変化する構成要素であり得る。
ここで、位置に対する用語を定義すると、前記第1位置および前記第3位置は図35に図示された位置であり得、前記第2位置および前記第4位置は図42および図43に図示された位置であり得る。
前記外力伝達部840は前記バンド900の第2方向D2への移動を実現するための一種のスイッチであり得、ユーザーの外力をバンド制御部820に伝達する機能を遂行することができる。
前記外力伝達部840は、前記バンド制御部820を前記第1位置から前記第2位置に位置変化させるために、前記第3位置から前記第4位置に直線運動することができる。
この時、前記バンド制御部820は前記外力伝達部840の直線運動によって回転することができ、このような回転運動によって前記第1位置から前記第2位置に位置変化することができる。
ここで、前記第1位置および前記第2位置は、前記バンド制御部820の回転運動によって規定される位置であり得、前記第3位置および前記第4位置は、前記外力伝達部840の直線運動によって規定される位置であり得る。
具体的には、前記第3位置および前記第4位置は、前記外力伝達部840の水平方向(第1方向または第2方向)への直線運動によって規定される位置であり得る。
一方、前記外力伝達部840は、前記バンド制御部820とバンド900の間に位置することができ、前記外力伝達部840の第3位置および前記第4位置の相互間の位置移動を実現するために、前記ボディー部810は貫通して形成される貫通部811を具備することができる。
前記貫通部811は、前記ボディー部810の内部空間S3を規定する前方側壁812、後方側壁814、上方側壁816および下方側壁818のうち前記上方側壁816と前記下方側壁818に形成され得る。
前記貫通部811は前記バンド900の移動方向、すなわち、水平方向に沿って所定の長さで長く貫通して形成され得、前記外力伝達部840は前記貫通部811に挿入されて前記貫通部811内での位置移動が可能に配置され得る。
ここで、前記貫通部811は、水平方向に沿って所定の長さで長く貫通して形成されるものに限定されず、水平方向に形成される区間と後方側壁814に向かって傾斜または丸みを有して形成される区間で形成されてもよい。この時、前記外力伝達部840の第3位置は傾斜または丸みを有して形成される区間の終端位置であり得、この場合、意図しない外力によって前記外力伝達部840が前記第4位置に移動することを未然に防止することができる。
前記外力伝達部840は、前記内部空間S3に位置して前記バンド制御部820との接触によって前記バンド制御部820を前記第1位置から前記第2位置に変化させる接触部842および前記内部空間S3の外側に位置して前記接触部842の位置移動に必要な外力が印加されるようにする外力印加部844を具備することができる。
ここで、前記外力印加部844のうち少なくとも一つは組立容易性のために前記接触部842と着脱可能であり得る。
つまり、前記外力印加部844はユーザーの指による外力が提供される構成要素であり得、前記接触部842は前記外力印加部844と連結されて前記接触部842と連動して移動する構成要素であり得る。
前記バンド制御部820は、前記前方側壁812の内側面に位置する基準部822および前記基準部822から前記内部空間S3に位置した前記バンド900を傾斜して形成するか丸みを有して形成される変化部824を具備することができる。
ここで、前記基準部822は前記バンド制御部820が前記第1位置から前記第2位置に変化するための回転軸を提供することができる。
前記基準部822は図面に図示された通り、所定の大きさの空間を形成する円弧状に形成され得るが、必ずしもこれに限定されず、内部が中実の構造でもよい。
前記基準部822と前記ボディー部810の前方側壁812の内側面の接触面は丸みを有して形成されて前記バンド制御部820の回転運動を容易にさせることができる。
そして、前記バンド制御部820は、前記前方側壁812の内側面から突出して形成される第1突出部819により第1方向D1への移動が制限され得る。
一方、前記バンド制御部820が外力による外力伝達部840の位置移動によって第1位置から第2位置に変化した後、前記外力が除去されると、前記バンド制御部820は前記内部空間S3に位置する弾性部830により前記第2位置から前記第1位置に自動で復帰され得る。
ここで、前記バンド制御部820は前記弾性部830により挿入空間S1側に加圧され得るが、前記弾性部830による加圧力にもかかわらず、前記ボディー部810の挿入空間S1側に形成される第1固定部817により前記ボディー部810の挿入空間S1側に安定的に位置することができる。
前記第1固定部817は前記ボディー部810が折り曲げられて形成され得るが、必ずしもこれに限定されず、多様な方法によって形成され得る。
前記弾性部830は、前記バンド制御部820が前記外力伝達部840により前記第1位置から前記第2位置に位置変化する場合に弾性変形され得、前記外力伝達部840に加えられた外力が除去されると、弾性変形による復元力によって前記バンド制御部820を前記第2位置から前記第1位置に復帰させることができる。
一方、前記ボディー部810は流出空間S2側に弾性部830の位置を固定する第2固定部815を具備することができる。
前記弾性部830は、前記ボディー部810の流出空間S2側の内側面に接触する支持部832、前記支持部832から前記バンド900に向かって傾斜して延びる弾性力提供部834、前記支持部832から切開された後に第1角度で折り曲げられる折り曲げ部836および前記折り曲げ部836の間に位置して前記第1角度よりも大きい第2角度で折り曲げられる押され防止部838を含むことができる。
ここで、前記第2角度は前記支持部832を基準として概略90度であり得る。
前記第2固定部815は前記ボディー部810が複数回折り曲げられて形成され得、両側には前記弾性部830の折り曲げ部836が挿入され得るようにする空間S4が形成され得る。
前記空間S4に前記折り曲げ部836が挿入される場合、前記空間S4が形成された前記第2固定部815の一面には押され防止部838が接触することができる。
前記押され防止部838は、前記第2固定部815の一面との接触によって前記弾性力提供部834が弾性変形されて発生する流出空間S2側への押され現象を防止することができる。
前記弾性部830は前記ボディー部810の前方側壁812の内側面に突出して形成される第2突出部813により安定的に位置固定され得る。
図37〜図40は本発明の第8実施例に係るバンド調節装置に提供されるバンドを説明するための図面であり、図41はバンドが制御装置に挿入される初期状態を図示した図面である。
図37〜図41を参照すると、バンド900は前方面916および後方面918を具備して所定の長さに形成される本体部910および前記本体部910の第1方向D1側に連結されて前記本体部910の少なくとも一部が制御装置800のボディー部810により提供される内部空間S3に挿入されることを案内するガイド部920を含むことができる。
ここで、前記本体部910は前記ボディー部810により提供される内部空間S3に挿入される一対の翼部912および前記一対の翼部912を互いに連結して前記一対の翼部912を支持するものの、長さ方向(第1方向または第2方向)に沿って後方面側に突出して前記ボディー部810の後方側壁814の間でスライディングする支持部914を具備することができる。
前記本体部910は、制御装置800のバンド制御部820が第1位置に位置した状態でバンド900を第2方向に移動しようとする場合、前記バンド制御部820が係止されるようにして前記第2方向D2への移動を遮断するように、前方面916に上下方向に形成される被係止部940を具備することができる。
前記被係止部940は、一対の翼部912のそれぞれに前記支持部914を基準として対称に形成され得、前記前方面916から陥入して形成される凹部942と前記凹部942と隣接して突出して形成される凸部944を具備することができる。
ただし、前記被係止部940は必ずしも前記凹部942と前記凸部944で具現される必要はなく、両方中のいずれか一つのみで具現されてもよい。
ここで、前記凸部944は、前記バンド900がボディー部810の内部空間S3内で第1方向D1に移動する場合、バンド制御部820との接触にもかかわらず、前記第1方向D1への移動が具現されるように、傾斜して形成される一面944aを具備することができる。
したがって、前記バンド900は、前記第1方向D1に移動する場合、バンド制御部820の位置移動(回転)を繰り返すようにしつつ、移動できるようになる。
一方、ガイド部920は本体部910から所定の高さ差をゆうして形成され得、具体的には、前記本体部910の前方面と所定の高さ差を形成する前方面を具備することができる。
前記ガイド部920は、前記一対の翼部912が前記内部空間S3に挿入されて前記バンド900が前記第1方向D1に移動しようとする場合、ボディー部810の後方側壁814の外側に位置し、前記本体部910の少なくとも一部である前記一対の翼部912が前記内部空間S3に挿入されるのを案内することができる。
前記ガイド部920は、前記一対の翼部912が前記内部空間S3に挿入されて前記本体部910または前記バンド900が前記第1方向D1に移動しようとする場合、前記後方側壁814の外側面と接触することができる。
この時、前記ガイド部920は、前記後方側壁814の外側に進入して前記後方側壁814の外側面と対向する一面が形成され得、前記後方側壁814の外側面と対向する一面は傾斜するか丸みを有して形成される進入面922を具備することができる。
したがって、ユーザーは前記本体部910を前記第1方向D1に移動させようとする場合、前記ガイド部920がボディー部810の後方側壁814と接触しても前記進入面922により前記後方側壁814の外側に自然に進入され得るため、バンド900の移動を円滑に遂行できる。前記後方側壁814の外側面と対向する一面は、前記進入面922、前記進入面922と連結される水平面924および前記水平面924と連結されて傾斜するか丸みを有して形成される進出面926を具備することができる。
一方、前記バンド900は前記本体部910と前記ガイド部920を連結する連結部930をさらに含むことができる。
前記連結部930は、前記ガイド部920が前記本体部910を基準として高さ差をゆうして位置するようにする構成要素であって、前記本体部910と前記ガイド部920の間に前記後方側壁814が挿入される空間S5が提供されるようにすることができる。
前記空間S5により、前記バンド900を第1方向D1に移動させる場合、前記後方側壁814がバンド900が付着した被着物と接触することが防止され、前記被着物の破損を防止することができる。ここで、前記連結部930は前記本体部910および前記ガイド部920より小さい幅を具備することができる。
前記連結部930は、前記本体部910が前記第1方向D1に移動する場合、前記ボディー部810の後方側壁814と接触しても、前記ボディー部810の後方側壁814のうちいずれか一つと他の一つの間に誘導されてスライディングされるように傾斜するか丸みを有して形成される一面932を具備することができる。
前記本体部910の前記一対の翼部912は、前記一対の翼部912が前記内部空間S3に挿入されて前記バンド900が前記第1方向D1に移動する場合、前記後方側壁814の内側に進入して前記後方側壁814の内側と対向する一面が形成され得る。
前記後方側壁814の内側と対向する一面は、傾斜するか丸みを有して形成される安内面919を具備することができ、前記安内面919により前記一対の翼部912は前記後方側壁814の内側に円滑にスライディングなることになる。
一方、本発明に係るバンド900は前記本体部910の第2方向側に連結されて前記本体部910の第1方向D1への移動に対する限界を提供するストッパー部950を含むことができる。
前記ストッパー部950は前記本体部910が前記第1方向D1に移動する場合、前記一対の翼912の後方面と高さ差を有する後方面を具備し、前記ボディー部810の後方側壁814が係止するようにすることができる。
前記ストッパー部950はバンド900が被着物に固定される部分であり得る。
前記ストッパー部950は前記本体部910が第1方向D1に最大に移動した場合、意図しない外力によって発生し得る被着物からのバンド900の浮きを防止し、耐久性を最大化することができる。
一方、前記ストッパー部950の前方面は傾斜して形成され得、このため、裁縫によって被着物と連結させる場合、裁縫の効率を向上させることができる。
図42および図43は、本発明の第8実施例に係るバンド調節装置に提供される制御装置からバンドが第2方向に移動する原理を説明するための図面である。
図42および図43を参照すると、本発明に係るバンド調節装置80に提供される制御装置800にバンド900が挿入空間S1に流入すると、前記バンド900は前記バンド制御部820と接触したまま第1方向D1への移動は自由であり得る。
ただし、第1方向D1の反対方向である第2方向D2への移動は、前記バンド制御部820がバンド900の被係止部940に係止されるため不可能となり得る。
ここで、前記第2方向D2への移動を自由にするために、外力を外力伝達部840に印加して前記外力伝達部840を前記第1方向D1に移動させることができる。
前記外力伝達部840が前記第1方向D1に移動すると、前記バンド制御部820は回転軸を基準として回転して前記バンド900の係止部B1から分離されるようになり、前記バンド900は第2方向D2に自由に移動することができる。
この時、弾性部830は弾性変形され得、前記外力を除去すると、前記バンド制御部820および外力伝達部840は前記弾性部830の弾性変形による復元力によって元の位置に復帰され得る。
一方、前記内部空間S3はボディー部810の前方側壁812と後方側壁814の間に前記バンド900が位置する場合、前記バンド制御部820の位置が前記第1位置であるか前記第2位置であるかに関わらず、一定の大きさを有することができる。
すなわち、前記内部空間S3は前記外力伝達部840の位置および前記バンド制御部820の位置に関わらず、一定の大きさを有することができるのである。
図44および図45はそれぞれ本発明に係るバンド調節装置の使用例を説明するための図面である。
本発明に係るバンド調節装置80は、カバン、靴、衣類、ベルトおよび時計バンドなどの多様な製品に活用され得、また、サスベンダーなどに使われて長さの微細調節が可能であるように使用されてもよい。
例えば、図44および図45に図示された通り、本発明に係るバンド調節装置80は時計の時計バンドに適用され得る。
時計バンドの一側端には制御装置800が連結され得、他側端にはバンド900が連結され得る。
ここで、図44の場合は、時計バンドの他側端がバンド900の一側と接着剤による接着方式または糸などによる縫製方式などによって連結される場合であり、図45の場合は、バンド900の支持部914の一面およびガイド部920の一面と接着剤による接着方式または糸などによる縫製方式などによって連結される場合である。
図44を参照すると、バンド900の支持部914と連結された時計バンドの一部の間には前記支持部914の厚さだけの離隔空間S6が形成され得、前記離隔空間S6は前記バンド900がボディー部810の内部空間S3に挿入される場合、ボディー部810の後方側壁814が挿入される空間であり得る。
図46は、本発明の第8実施例に係るバンド調節装置に提供されるバンドの変形例を図示した図面である。図46を参照すると、ガイド部920’が一対の翼部912の後方側にも形成されるように支持部914と連結されたことが分かる。
これによって、バンド900’を第1方向D1または第2方向D2に移動させる場合、ボディー部810の後方側壁814は一対の翼部912と前記後方側壁814の間に挿入され得る。
ここで、前記バンド900’と前記バンド900’が使用される被着物との連結は、ストッパー部950’による連結によって具現され得、その結果、後方側壁814は被着物との接触が完全に遮断されるため、後方側壁814による被着物の破損が防止され得る。
前記では本発明に係る実施例を基準として本発明の構成と特徴を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の思想と範囲内で多様な変更または変形ができることは本発明が属する技術分野の当業者に明白なものであり、したがって、このような変更または変形は添付された特許請求の範囲に属するものであることを明らかにしておく。
例えば、前記で説明したバンドが適用され得る制御装置は、前記で説明した制御装置に限定されるものではなく、ボディー部が後方側壁を具備し、後方側壁の間にバンドの支持部がスライディングされ得る制御装置であれば、いずれも適用可能であり得る。